転職の二次面接で聞かれやすい8つの質問を紹介!対策や特徴、注意点も解説
「二次面接の面接対策をしたい」
「面接を通過する人の特徴が知りたい」
といった悩みを抱える方も多いのではないでしょうか。
転職活動における二次面接は、内定を獲得するために重要な選考です。
二次面接は、一次面接や最終選考とは異なった質問が用意されています。
また、面接官が評価するポイントも違うため、事前の対策を怠ってしまうと不採用になる可能性が高いです。
そのため、二次面接で予想される質問を事前に把握し、対策をする必要があります。
そこで本記事では、二次面接で聞かれやすい質問や対策、注意点について解説します。
二次面接を通過し内定獲得を目指す方は、ぜひ参考にしてください。
転職による二次面接と一次面接の違いスキル重視
二次面接と一次面接における評価基準の違いは「スキル」です。
一次面接では主に、コミュニケーション能力や志望動機を重視しています。
一方、二次面接では、もちろんコミュニケーション能力や志望動機も選考基準として含まれますが、特にスキルを重視しています。
また、一次面接での面接官は人事が務めるケースが多いですが、二次面接では部長や現場担当者が行う場合が多いです。
そのため、現場で活用できるスキルや能力があるのか判断しています。
そのため、二次面接を通過するためには、コミュニケーション能力や志望動機だけでなく、企業に通用するスキルをアピールしなくてはいけません。
二次面接を一次面接と同じように捉えてしまうと不採用になる可能性が高いため、別の選考だと割り切って考える必要があります。
内定を獲得するためにも「何とかなる」と思わず、対策を必ず行いましょう。
二次面接で聞かれやすい8つの質問
二次面接で聞かれやすい質問は以下のとおりです。
転職理由
志望動機
成功や失敗体験
スキルや実績
長所・短所
入社後のビジョン
逆質問
一次面接と被る質問もありますが、二次面接では上記が聞かれやすいです。
ただし、一次面接と二次面接では、評価基準の難易度が上がるため同じ回答をしても不合格になる可能性もあります。
二次面接で不合格にならないためにも、それぞれのポイントを抑えて面接に望めるように確認しましょう。
自己PR
自己PRは、二次面接だけでなく他の選考でも質問される場合が多いです。
一次面接では、ある程度の深堀をされて受け答えをすると思います。
二次面接でも同じように深堀をされますが、一次面接と同様に回答すると不合格になる可能性があります。
二次面接での自己PRは、志望する企業の事業や社風、風土などに活用できるかを重視しています。
そのため、聞かれた質問に対してそのまま回答してしまうと、企業に精通していない内容になるので、不合格になる可能性があるでしょう。
企業は、ホームページや採用情報に求めている人物像を記載しているケースが多いため、その公開されている情報をもとに自己PRを考えなければいけません。
自己PRはどの企業も質問内容に用意されている可能性が高いため、一次面接で合格したからとそのままにするのではなく、振り返りを行い二次面接で合格できる内容にしましょう。
転職理由
転職活動における面接では、転職理由は基本的に質問されます。
転職理由があいまいな回答になると、面接官側は管理能力がないと判断するため、明確にする必要があります。
たとえば以下の転職理由を見てみましょう。
「前職の職場環境が嫌で転職したいです。」
「前職で学んだスキルや能力をさらに活かし、より大きな部隊で活躍するため転職したいです。」
上記2つの理由を比較したときに採用するのはどちらでしょうか。
多くの企業はより明確な理由がある転職者を選択します。
転職理由は、一人ひとりによって異なり、中には理由があいまいな方も少なくありません。
転職理由があいまいな方はそのままにするのではなく、なぜ転職をしたいのか探してみるのが重要です。
二次面接を通過するためにも、転職理由の対策は必ず行いましょう。
志望動機
自己PRや転職理由と同様に二次面接以外でも質問されるのが志望動機です。
どの企業の選考にも用意されているケースが多く、対策が必要な質問です。
志望動機は面接において特に重要な質問であり、合否に大きく関わります。
志望動機の内容が薄いともちろん不合格になりますが、企業に必要だと思われない回答も落選する可能性が高いでしょう。
たとえば以下2つの志望動機を見てみましょう。
「御社の〇〇事業に貢献したく志望しました。」
「前職では御社が取り組んでいる事業で、〇〇に関して貢献していました。〇〇の経験を活かし、御社の売上に貢献すると同時に自身のキャリアアップを行いたいと思い志望しました。」
上記2つの志望動機を面接官が聞いたとき、採用したいと思うのはどちらでしょうか。
多くの企業は具体的で売上に貢献してくれる人材を採用します。
転職者が勘違いしやすいのは、企業を学ぶ場だと思いがちです。
そのため、志望動機が企業にとってメリットにならず不合格になります。
企業は学ぶ場ではなく、自身の能力を活用して売上に貢献する場です。
志望動機の対策を行うときは、企業ファーストで考えられると合格に近づきます。
成功や失敗体験
二次面接では、転職希望者の忍耐力やメンタル面を確認する場合があります。
そのため、挫折経験や挫折を乗り越えた成功体験を質問するケースが多いです。
成功や失敗体験は、社会人として経験した内容が好ましいですが、特にない場合は学生時代の内容でも問題ありません。
ただし、社会人での成功や失敗体験の方が評価されやすい傾向にあるのは覚えておきましょう。
成功や失敗体験を説明するときは、定量的に話せるようにしましょう。
定量的とは、物事を説明するときに数字を使い、より具体的に表すための要素です。
たとえば、「入社して半年目までは売上がありませんでしたが、商談数を2倍上げ年間目標を150%達成しました」このように数字を使って説明します。
定量的に説明すると、話に具体性が生まれるため納得感が持てます。
成功や失敗体験を説明するときは、定量的に話せるように対策しましょう。
スキルや実績
二次面接のおいてスキルや実績は特に重要です。
前述で解説したように二次面接での評価ポイントはスキルです。
そのため、企業も納得するスキルや実績が説明できると合格に近づきます。
スキルや実績を説明するときは、成功や失敗体験と同様に定量的に話せるようにしましょう。
説明方法が分からない方は以下を参考にしてください。
「スキルアップのために〇〇資格を取得しました。」
「前職では、年間2,000万円売上を作り、営業職で1位を取りました。」
上記のように定量的に説明をすると、より具体的になり面接官も納得できます。
「営業を頑張りました」だけだと、信ぴょう性に欠けるため合格となる可能性は低いでしょう。
面接官を納得させるためにも、スキルや実績を定量的に説明するのが重要です。
長所・短所
長所と短所は二次面接または一次面接で質問されやすい内容です。
長所を回答するときは、志望する企業に関する内容が含まれていると好印象を与えられます。
短所を説明するときは、どうすれば改善できるのかを話せるようにしましょう。
また、長所と短所を説明するとき、「コミュニケーション能力」や「課題解決力」のように、ありきたりな内容は好印象を与えずらいです。
面接官は年間で何百人の転職者と面接しているため、他の人と同じ回答をしていると評価は上がりません。
そのため、他の人とは異なり企業に貢献できる内容を考える必要があります。
他の質問への対策ができている中で、長所と短所でつまづかないためにも必ず準備を行いましょう。
入社後のビジョン
面接官は、入社してくれたらどのように活躍し利益をもたらすか考えて採用活動を行います。
そのため、入社後のビジョンは多くの企業が質問事項として用意しているケースが場合が多いです。
入社後のビジョンでは、大きなビジョンだけを伝えがちです。
10年以上先のビジョンだけだと、それまでの間はどのような目標があり行動をするのか、論理性に欠けてしまいます。
入社後のビジョンで論理性を持って回答するためには、短期・中期・長期の3つのビジョンに分けて説明しましょう。
10年後のビジョンを達成するには5年後どのような行動をし、3年後にはどんな目標を達成しなくてはいけないのか、逆算をして考える必要があります。
逆算をして考えると話に論理性が生まれるため、納得がいく説明ができます。
入社後のビジョンは、転職後の活動だけでなく、論理的に話せるのか試しているため、対策は怠らないようにしましょう。
逆質問
逆質問は、二次面接だけでなく他の選考時には必ず質問されます。
なぜ逆質問をするのか意図を理解していないと、不合格になる可能性があるので注意が必要です。
逆質問は、求職者の質問力やマッチ率、不明点の解消を目的として行います。
面接官は質問の仕方で求職者の能力を測ります。
企業が公開している当たり前の質問や関係ない内容を聞くと、入社をしても即戦力となる可能性が低いため評価は低くなるでしょう。
一方、より具体的で明確な質問内容を聞くと、何が必要なのか理解していると判断される可能性が高いため、評価は上がります。
また、逆質問に関するNGは、質問をしないことです。
逆質問をしないのは、面接官に興味関心がないという印象を与えるので必ず質問はしましょう。
逆質問は、二次面接だけでなく他の選考においても重要な評価対象となるため、必ず対策が必要です。
転職による二次面接の質問への対策4選
転職による二次面接は以下の対策が必要です。
企業・業界研究
自己分析
逆質問の準備
二次面接で聞かれやすい質問を理解した次は対策が必要です。
上記の内容を対策すれば、二次面接における不安を解消できます。
二次面接は一次面接と異なり、選考基準の難易度が高くなります。
内定獲得に近づけるためにも必ず対策を行いましょう。
一次面接の復習
二次面接の対策で一次面接の復習は重要です。
一次面接の復習には前述で解説した自己PRや転職理由、志望動機が含まれます。
二次面接は一次面接と違い、評価基準が高くなると解説した通り、同じ回答だと不合格になる可能性があるため、より深堀をしなくてはいけません。
ひとつの質問に対して、自身で最低4回以上は深堀を行いましょう。
また、一次面接で質問された内容も深堀が必要です。
一次面接で聞かれるのは、企業側が気になっている内容であるため、二次面接でも質問される可能性があります。
二次面接で合格を勝ち取るためには、一次面接が終わった後、どんな質問があったのか振り返りを行い対策しましょう。
企業・業界研究
二次面接では、企業・業界研究は重要です。
一次面接では、求職者の人柄や転職理由に関しての質問が多いです。
二次面接では、志望先の業界や企業について詳しく質問されます。
企業・業界研究ができていないと面接官側はすぐ気づきます。
そのため、「これくらいで大丈夫」と思わず、入念に対策は行いましょう。
また、企業・業界研究をするときは、志望会社のホームページにあるIR情報や経営理念、展開している事業を確認する必要があります。
また、企業のホームページを確認して課題だと思う部分を探し、対策まで考えられると合格に近づきます。
企業は会社の課題を解決し利益をもたらす人材を求めています。
企業・業界研究でより具体的な提案ができれば、面接官の評価は自然と上がるでしょう。
自己分析
自己分析は、転職活動において重要であり、必ず聞かれる質問です。
企業は、求職者の人柄や経験を知らないため、理解しようとさまざまな質問をします。
自己分析で自身を理解できていなければ、面接官に伝えるのは困難です。
そのため、自身を理解し、面接官に伝えられるように自己分析を行う必要があります。
自己分析ができれば、自身が今後どのようにしたいのか明確にできるため、転職活動を機に自分の情報を整理するのは将来に向けての有効手段と言えるでしょう。
逆質問の準備
前述で解説したように、面接の最後には必ず求職者に逆質問を求めます。
逆質問をしなければ、企業への興味関心がないと判断される可能性があるため、最低3つ以上の準備はしましょう。
また、逆質問の数が多すぎても、まとめる能力がないと判断され印象を下げてしまう可能性があります。
そのため、逆質問は最大で5つに留めておきましょう。
二次面接で合格しやすい人の特徴7選
二次面接で合格しやすい人の特徴は以下のとおりです。
面接内容に一貫性がある人
転職先の企業情報を網羅している人
待遇を重視しない人
バイタリティがある人
企業が求める人物像である人
企業への貢献度が高い人
上記に該当する人は、二次面接で合格する可能性が高いです。
二次面接を合格に近づけるためにも、特徴を理解して自身の活動に活用しましょう。
スキルや経験が豊富な人
企業は、会社に利益をもたらしてくれる人材を常に求めています。
そのため、スキルや経験が豊富な人は、二次面接で合格する可能性が高いです。
ただし、志望企業に関するスキルや経験である必要があります。
たとえば、IT業界の企業に転職志望だとした場合、不動産業界のスキルや経験が豊富だとしても、合格する可能性は高くないでしょう。
上記のように、企業によって価値が高い人材は異なります。
IT業界であればITのスキルや経験、不動産業界であれば、不動産に関する能力のように、企業ごとに求める人材は変化します。
スキルや経験が豊富だと二次面接で合格する可能性が高いですが、志望企業にとって価値のある人材でなくてはいけません。
そのため、志望業界に精通したスキルや経験がある人は、二次面接で合格する可能性が高いと言えるでしょう。
面接内容に一貫性がある人
選考を受けていると、面接内容に違いが生まれるケースがあります。
たとえば、一次面接では、主体性が強みだと話していたのに、二次面接になると傾聴力が強みだと答える場合です。
基本的に面接では、一次面接から最終面接まで一貫性を持って取り組む必要があります。
一貫性がないと、嘘の情報を話しているのではないかと判断されてしまう可能性があるでしょう。
面接官に信頼できる人だと印象を与えるためにも、面接の内容には一貫性が必要だと言えます。
転職先の企業情報を網羅してる人
二次面接では、企業に関する質問が多いです。
そのため、転職先の企業情報を網羅していると、受け答えがスムーズにできるため合格する可能性は高いです。
また、企業情報を網羅しているだけでなく、会社の課題や今後の取り組みについて話せるとより合格に近づくでしょう。
待遇を重視しない人
転職を通じて、年収を上げようとするのは問題ありません。
しかし、福利厚生や研修、残業などに関する待遇ばかり気にする人は、企業にとって印象は低く不合格になる対象者です。
前述で解説したように、企業は利益を重視している人材を求めています。
待遇を気にするのではなく、どうしたら会社はより成長するのか、企業ファーストで考えられる人材は二次面接で合格しやすいです。
待遇も大事ですが、まずは企業が必要とする人材になりましょう。
バイタリティがある人
バイタリティとは、精神的な活力を示す要素です。
転職先に入社するにあたって、目標が高くやる気に満ち溢れた人と、与えられた仕事をこなす人では、どちらを採用するでしょうか。
企業は、よりバイタリティが高い人材を合格にする可能性が高いです。
同じ能力でも、バイタリティの高さによって企業への貢献度は変わるため、二次面接においてやる気をアピールするのは重要です。
また、スキルがなくてもバイタリティが高く、入社後も頑張ってくれそうと印象を与えるだけでも、採用される可能性は上がるので必ずアピールしましょう。
企業が求める人物像である人
企業は、採用情報に求める人物像を記載している場合が多いです。
たとえば、ITの技術を持った人物像を求めている場合、営業職のスキルや能力に特化した人材は、不合格になる可能性があります。
一方、ITの技術が一般的な人材は、企業が求める人物像であるため、それほど能力が優れていなくても採用される可能性が高いです。
上記のように、企業が求める人物像であれば、二次面接で合格に近づきます。
企業への貢献度が高い人
企業への貢献度が高ければ高いほど合格する可能性は上がります。
貢献度は、企業が求める内容によって異なります。
貢献度は売上だけでなく、自社のシステム構築や教育担当、経営課題など、さまざま要因が挙げられます。
企業へ貢献する要素は募集内容によって変わるため、募集要項を必ず確認して面接に望めば、合格する可能性は高いでしょう。
二次面接の質問における3つの注意点
二次面接の質問における3つの注意点は以下のとおりです。
簡潔に伝える
姿勢・態度・発言を意識する
上記の注意点は、二次面接を通過するために重要な要素です。
上記の2つを抑えていないと、能力が高くても不合格になる可能性があります。
能力が高くても不合格にならないために、注意点は必ず確認しましょう。
結論から答える
二次面接において結論から答えるのは重要です。
二次面接以外の選考でも結論から答えられるように意識する必要があります。
たとえば、志望動機を質問したときの以下の回答を見てみましょう。
「前職での経験を活かし、御社の事業に貢献したいためです。」
「御社は〇〇事業に力を入れているとお聞きしました。近年では〇〇事業は加速しており重要だと思います。そのため、私は御社が展開している〇〇事業を学びたいです。」
始めの回答は質問に対して結論から答えることで分かりやすく伝えています。
一方、次の回答は説明が長くいつ結論を伝えるか分からないため、面接官にストレスを与えてしまいます。
面接官にストレスを与えてしまうと評価は下がり続けてしまうので、質問に対しての回答は常に結論ファーストを意識しましょう。
簡潔に伝える
結論ファースト同様に、質問に対して簡潔に伝えるように意識しましょう。
聞かれた質問に対して、必要ではない情報を長々と話してしまうケースがあります。
話が長いと面接官にストレスを与えるため、質問に対しては結論と補足情報だけを伝えます。
後は、面接官が深堀をするのを待ち、質問に対して素直に回答するようにしましょう。
姿勢・態度・発言を意識する
質問に答えるとき、姿勢・態度・発言は重要です。
仮に自身が面接官だと考えた場合、姿勢がよくハキハキと話す求職者と、姿勢が悪くボソボソと話す人を比較した際、どちらを採用するでしょうか。
多くの企業は、姿勢がよくハキハキと話す求職者です。
転職先に入社し、取引先の企業とやり取りをするとなった際、明るく元気がある人の方が好印象を与える可能性が高いです。
面接官は、入社後の取り組む姿勢まで考え採用活動を行っているため、面接では姿勢・態度・発言に注意して望みましょう。
転職における二次面接の質問で内定率が変わる
転職活動における二次面接は、内定に近づけるための重要な選考です。
二次面接で2人合格者がいたとしても、より好印象を与えた求職者の方が内定を獲得しやすいです。
そのため、二次面接では最終面接に向けてアピールをし続けなければいけません。
アピール方法が分からないときは、企業ファーストで考えましょう。
企業はどのような人材だったら採用したいと思うのか、自分を合格しようと思うのか、企業目線で考えれば求める人物像に近づいてアピールできます。
転職活動における二次面接は、内定獲得まであと少しです。
チャンスを掴むためにも、事前にできる対策は必ず行いましょう。
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