はじめに
「夏のボーナスをもらってから退職したい」
「人事異動のタイミングで転職したい」
このように、季節の変わり目である秋に転職活動を始める人は少なくありません。
特に9月は夏までの繁忙期がひと段落するため、転職をする時期として適しています。
企業側も秋に転職者が増えることを見越して、9月入社を目標に採用活動を始めています。
今回の記事では、9月入社を目指して転職活動を始める方に向けて、スケジュールの仕方や転職成功に向けた対策などをご紹介しています。
夏の時期から9月入社を目指す方は、タイトなスケジュールの中でやるべきことを把握して、効率的に転職活動を進めましょう。
9月の転職市場とは
9月は年間を通じて、転職希望者にとって注目すべき時期のひとつです。
特に企業側にとっては、夏季賞与後の退職者が出やすいタイミングであり、欠員補充のための求人が多く見られます。
また、秋採用や中途採用を積極的に行う企業も増えるため、転職活動を始めるには適した季節といえるでしょう。
加えて、9月は新年度に次ぐ「組織再編」や「人事異動」の節目とも重なるため、体制強化やプロジェクト始動に伴う採用ニーズが発生しやすい時期でもあります。
特に営業職・事務職・エンジニア職など幅広い職種で求人が出やすく、選択肢が豊富になる点も魅力です。
さらに、転職市場全体としては求職者の動きが比較的落ち着いており、春や年末年始に比べてライバルが少ない傾向があります。
そのため、じっくりと準備を進めてきた方にとっては、企業とのマッチング精度を高めやすい好機といえるでしょう。
9月入社を目指すのであれば、6月〜7月からの準備がカギとなります。
時期を意識した計画的な行動が成功への第一歩です。
9月に秋採用する企業が多い理由
企業の採用活動における最大のイベントが春の新卒採用です。
しかし、中途採用においては9月入社を目的として秋に採用を活発化させています。
人気の大手企業など通年採用を行っていない企業でも、秋だけは中途採用枠を増やしていることも少なくありません。
それではなぜ企業は9月という1年の中間地点で採用活動に注力するのでしょうか。
その主な理由を、2つご紹介します。
春の新卒採用で充足しなかったから
多くの企業が新卒採用のピークとして春の時期に注力していますが、近年の少子化や学生の就職活動の多様化により、予定していた採用人数を確保できないケースが増えています。
特に人気企業への応募が集中し、その他の企業が定員割れとなってしまうことも珍しくありません。
こうした背景から、春の採用活動で人材が十分に確保できなかった企業は、追加の人材確保を目的として「秋採用」を実施します。
この秋採用は、8月から本格的に求人が出始め、9月から10月にかけて採用活動のピークを迎えるのが一般的です。
対象となるのは「既卒」や「第二新卒」といった若手人材で、春には採用のタイミングを逃してしまった人や、短期間でのキャリアチェンジを希望する人にとっても大きなチャンスとなります。
企業側にとっても、将来性のある若手を採用できる貴重なタイミングとして、9月・10月入社を視野に入れた積極的な採用を行っています。
夏の賞与時期の退職者が増えるから
ある程度キャリアのある即戦力採用を目的とした企業の場合、キャリア人材の退職時期に合わせて中途採用枠を設けます。
その最適な時期が、夏の賞与前後の時期です。
働き手としては賞与をもらってから退職をした方が損はありませんし、そもそも9月は人事異動や決算月など、キリの良いタイミングでもあります。
キャリアのある人材は突然退職することはあまりせず、ちょうど良いタイミングを見計らって計画的に転職活動を行います。
そのため、賞与や決算などのタイミングが適しているのです。
このスケジュールに合わせるように、企業側も中途採用に注力し始めます。
9月に求人を出す企業の傾向
9月は転職市場において、さまざまな企業が中途採用を強化する時期でもあります。
特に、このタイミングで求人を出す企業には、ある程度共通した傾向が見られるのが特徴です。
ここでは、大手企業と中小・ベンチャー企業それぞれが9月に求人を出す理由や背景を解説します。
自分に合った企業選びの参考にしてみてください。
大手企業
近年、大手企業でも若手社員の早期離職が大きな課題となっています。
特に新卒社員が入社から半年以内に離職してしまうケースが増加しており、企業側としてはその補填や人材の再確保が急務となっています。
こうした背景から、9月という時期にあらためて「秋採用」として求人を出す大手企業が増えているのです。
秋採用の特徴として、単に人員を埋めるだけではなく、既卒者や第二新卒といった若手人材を「新卒相当」として再スタートさせることを目的とした採用が目立ちます。
大手企業は教育制度や研修体制が整っているため、ポテンシャル重視で採用し、時間をかけて育成することが可能です。
そのため、春の新卒採用で内定辞退や早期退職が発生した企業では、9月にも積極的な採用活動を行い、長期的に活躍できる人材を探しています。
安定した環境でスキルアップを目指したい方にとっては、秋の大手企業への転職は非常に良いチャンスといえるでしょう。
中小・ベンチャー企業
中小企業やベンチャー企業では、春の新卒採用で優秀な人材の多くが大手企業に流れてしまう傾向があります。
そのため、慢性的な人手不足に悩まされるケースが少なくありません。
こうした背景から、中小・ベンチャー企業では「いつでも採用したい」というニーズが強く、秋に特化して採用を強化しているというよりも、通年で募集を行っている企業が多いのが特徴です。
ただし、9月は転職希望者が増える時期であることから、求職者の動きが活発になるこのタイミングに合わせて、採用予算を集中させる企業も見られます。
特に即戦力となる人材を求めている企業では、求人を積極的に打ち出し、柔軟な採用活動を展開することが多いです。
また、ベンチャー企業では企業の成長フェーズに応じて急に人員が必要になることもあり、「いつ採用するか」の判断が流動的です。
9月はその中でも比較的狙い目の時期といえるでしょう。
自分の希望やスキルと合致するポジションが見つかりやすいため、積極的に情報収集を行うことが大切です。
9月入社のための転職活動は3ヶ月前が◎
9月入社を目指して転職をする場合、夏から始めるとかなりタイトなスケジュールになります。
なぜなら、転職活動は求人応募や書類選考、面接などにおいて段階的に様々なステップを踏むからです。
まずは転職サイトに登録をしたり転職エージェントと面談をしたり、求人探しをすることから始まります。
さらに、応募先企業が決まったら履歴書や職務経歴書を作成し提出しなければなりません。
そして無事に書類選考に通ったら面接です。
これらの工程は企業と人とのやりとりの中でスケジュールされていくものなので、工数を全て合わせるとおおよそ3ヶ月ほどになります。
もちろん、書類選考から面接まで1週間ほどで内定する企業も多くありますが、他の候補者も多い人気企業の場合はそうスムーズには進まないでしょう。
このように、本来は転職期間に3ヶ月ほど要することを考え、9月入社までに逆算して計画立てていくことが好ましいとされています。
9月入社を目指した3ヶ月のステップ
転職期間に3ヶ月必要なことを考えると、9月入社するためには6月くらいから転職活動を始めるのがベストです。
ここからは、6月・7月・8月の3ヶ月間で何をすれば良いか、具体的な活動方法をご紹介します。
6月|事前準備、求人探し
転職活動においてまずやっておくべきことが、できるだけ多くの情報を網羅的にとっておくことです。
事前準備としてやっておきたいことが、自己分析からキャリアの方向性を見つけること。
そして求人探しです。
具体的にどのように進めるのが効率的か、次より見ていきましょう。
自己分析
自己分析は、学生時代の就職活動で経験した方も多いかもしれません。
しかし、社会人として一定の経験を積んだ今だからこそ、改めて自己分析を行う意義があります。
社会に出てさまざまな人と出会い、知識やスキルを身につける中で、自分自身の価値観やキャリアに対する考え方が変化している場合が少なくありません。
過去の成功体験や失敗から学んだことを振り返ることで、自分が本当にやりたいことや、目指すべき方向性がより明確になってきます。
「漠然とした将来像」だったものが、「具体的なキャリアビジョン」へと変化していることもあるでしょう。
転職活動を成功させるためには、このタイミングで自己分析をし直し、自分の強み・弱みを明確にすることが大切です。
分析方法は学生時代と同様で構いません。
たとえば、求人サイトの無料ツールを利用する方法や、ロジックツリーを使って自分で整理する方法などがあります。
できるだけ時間をかけて、自分自身への理解を深めましょう。
的確な自己分析が、今後のキャリア選択の土台になります。
求人探し
自分にぴったり合った転職先企業を見つけるために、求人探しは早めにやっておきましょう。
応募せずともある程度目星を見つけておくだけで、応募先企業を絞り込んで効率的に求人応募をすることができます。
まずは複数の転職サイトを網羅的に見て、お気に入り登録をしておくことで優良求人を厳選しましょう。
ただし、いわゆる「一目惚れ」のような求人案件に出会った際はすぐに応募ボタンを押すことをおすすめします。
良い案件は他のライバルも多くいる可能性がありますし、吟味している最中に他の候補者に取られてしまう可能性もゼロではありません。
7月|求人への応募、書類選考対策
7月に入ったら、6月の段階でチェックしていた求人に対して一斉に応募しましょう。
応募したらすぐに書類の提出を求められる連絡が入るはずなので、1週間以内を目安に送りましょう。
なお、書類作成はかなり時間を要するものなので、この期間は日常が慌ただしくなりがちです。
プライベートの予定はできるだけ余裕を持って入れると良いでしょう。
求人応募
7月は、9月入社を目指す転職活動の本格的な応募フェーズです。
6月中に転職サイトやエージェントを通じて保存・検討していた求人に対し、一斉に応募を開始しましょう。
応募社数に制限はありませんが、できるだけ多くの企業に応募しておくことをおすすめします。
なぜなら、9月入社を目指すライバルも多く、倍率が高くなる傾向にあるためです。
目安としては、最低でも10社以上に応募しておくと安心です。
特に、既卒や第二新卒、スキルや経験に自信がないと感じている方は、30社程度応募しておくと内定のチャンスを広げられます。
ただし、業界や職種に一貫性がない場合、履歴書や職務経歴書の使い回しが難しくなるため注意が必要です。
一貫性のある応募であれば、書類の内容をある程度調整するだけで対応できますが、異なる業界へ幅広く応募する場合は、企業ごとに志望動機や自己PRをしっかり作り直す必要があります。
応募数は「多ければいい」というわけではなく、自分のスケジュールや準備状況に合わせて無理のない範囲で調整し、質と量のバランスを意識して進めましょう。
書類選考対策
求人応募をした3営業日以内くらいには、企業側から書類選考に関する連絡が届くでしょう。
この連絡が入った段階で、あなたの採用選考は始まっています。
ここからの対応の仕方やスピードは、あなたが優良人材であるかどうかが見極められる材料にもなります。
そのため、書類選考の連絡が届いたらすぐに履歴書や職務経歴書などのレジュメを送信できるように準備しておきましょう。
複数の企業への書類応募になる場合は、できるだけ効率的に作成できるように、あらかじめ履歴書や職務経歴書の原本を用意しておくことをおすすめします。
職歴や資格欄などはどの企業に対しても同じことを記載する項目なので、応募をした段階で複数枚用意しておき、書類提出を求められた企業ごとに志望動機や自己PRをまとめるようにしましょう。
8月|面接
書類選考を通過したら、いよいよ面接です。
これは転職活動の最終関門とも言える重要なステップであり、応募企業との初対面の場となります。
第一印象はもちろん、自己紹介や志望動機などの受け答え、入室・退室のマナーまで細部にわたる準備が必要です。
面接官の質問に的確に答えられるよう、事前に企業研究や模擬面接を行い、自信を持って臨みましょう。
面接対策
面接前は必ず面接対策をしましょう。
本番で面接官からの質問に流暢に受け答えができるよう、想定される質問に対して回答を用意しておくなど、徹底的に準備しておく必要があります。
基本的にやっておきたい面接対策としては以下の通りです。
- 面接に先駆けた身だしなみ対策
- 面接に必要な持ち物のチェック
- 面接官からよくある質問に対する回答の準備
面接ではあなたが面接室に入室した時の第一印象から評価されています。
まずは面接のために服装や髪型を整えてきましょう。
面接に適した服装については「【面接の服装】営業職の面接は見た目が命!面接に着ていくべき服装や身だしなみの注意点を徹底解説」の記事を参考にご覧ください。
また、面接会場で慌てないように持ち物も準備しておきましょう。
面接での必須アイテムとしては、履歴書・職務経歴書などの書類のほか、ハンカチやポケットティッシュ、名刺入れなどです。
加えて、履歴書に貼付した写真の予備や、朱肉・印鑑などもあると便利でしょう。
面接官からよくある質問への回答準備は、面接の前日までにカンペなしで言えるようにロープレもしておくのがおすすめです。
書類選考でも記載した志望動機や自己PR、長所と短所などは面接本番でも聞かれます。
専門職の場合は業界の時事ニュースに関する質問も想定されるため、業界研究も必要です。
転職活動におけるあらゆる事前準備の中で最も時間を割くべきなのが面接対策なので、スケジュールを多めに取っておきましょう。
面接本番
面接本番は事前に対策をしたことをもとに円滑に進められるよう、安定した心持ちで挑みましょう。
事前準備さえしっかりとしていれば自信が持てますし、本番でもさほど緊張せずに進められるでしょう。
また、入室から退室までの姿勢や仕草にも気を配ることであなたの印象を大きくプラスにすることができます。
新卒での就活の経験がある方はお分かりかと思いますが、面接の流れは以下が一般的です。
- 入室
- 着席
- 面接官からの質問
- 逆質問
- 退室
特に入室したときのあなたの仕草が、第一印象を大きく左右します。
最初から最後まで抜かりなく対応できるよう、「【面接の流れ】転職で覚えておきたい面接の流れとは?マナーやNG行動も解説」の記事もチェックしてみてください。
9月入社を目指した転職活動の注意点
9月入社を目指した転職活動は、他の月よりも進めやすいと言われています。
しかし、決して楽に転職ができるわけではありません。
先述した通り事前準備を徹底したり面接対策をしたりと大忙しです。
その他にも、注意しておきたいことがいくつかあるので、よくチェックしておきましょう。
ライバルとなる転職者が多い
「9月は求人案件が多いから、どこでも転職できる」と思ったら大間違いです。
9月入社を狙って転職活動をしている人は、他の月よりも比較的多くいると言われています。
先述した通り、秋は人事異動や組織変更が多くある時期です。
切り替わりのタイミングに合わせて退職をする人が増えてくるため、転職者も多くなるのです。
募集企業が増えていてもライバルの数も増加傾向にあるため、当然ながらライバルに勝つための対策は必須なのです。
即戦力採用の企業にはハイレベルなスキルが必要
特に大手企業などの比較的人員が充足している企業は、通年採用をしない代わりに秋の即戦力採用に注力している傾向があります。
若手人材や業界未経験者など、経験に乏しい人材をゼロから育成するのは新卒採用で十分のため、秋にはキャリアのあるハイレベルな人材を募集しています。
もし9月入社を目指してキャリアアップ転職をしようとしている場合、想定以上のスキルが必要であることは心得ておきましょう。
例えば営業職でキャリアアップしたいなら、全国規模での表彰実績やマネジメント経験が必須。
IT技術系の職業でキャリアアップする場合は、一般の技術者が経験したことのないようなプロジェクトへの参加経験が求められるでしょう。
退職のタイミングを誤るとボーナスがもらえない
賞与制度のあるたいていの企業は、7〜8月ごろにボーナス支給をしています。
9月入社を目指して転職するなら、8月の段階でまだ会社に在籍しているわけなので、当然ボーナスの支給対象者です。
しかし転職活動時期を設けるために早めの退職をしてしまうと、ボーナス支給はありません。
また、これは稀なケースですが、退職予定者に対してボーナス支給額が減額されることもあります。
小規模の会社の場合は社長の采配でボーナス支給額を決定していることも少なくありませんので、退職者を冷遇されてしまうリスクも想定できるでしょう。
いずれにせよ、計画性を持って円満退職することが、確実にボーナスをもらってから退職するコツと言えます。
転職前後のボーナス支給に関する知識については「転職前後のボーナスのもらい方とは?損しない方法やおすすめの職業も紹介」でもまとめているので、ぜひ参考にしてみてください。
【参考】9月入社以外におすすめの時期
「今から秋採用枠への転職準備では間に合わない」
「もう少し検討してから転職したい」
このように9月とは別の時期での転職も検討している人は、その他転職に適した時期を目指して転職活動計画を立ててみてはいかがでしょうか。
転職の絶好のタイミングと言えるのが、決算期や組織変更など会社の切り替わりのタイミングです。
この時期を狙えば、9月入社と同等の待遇で転職成功できる可能性があるので、候補に入れておきましょう。
4月入社
4月は多くの企業にとって新年度のスタートにあたる時期であり、新卒社員の入社とともに組織体制を一新するタイミングでもあります。
そのため、企業全体が人材育成に力を入れており、中途採用者にとっても非常に入りやすい時期といえるでしょう。
特にこの時期は、新人研修やOJT(オン・ザ・ジョブ・トレーニング)など、体系的な教育制度が整っている企業が多く、基礎からしっかり学ぶことができる環境が整っています。
とくに第二新卒や既卒の若手人材にとっては、社会人経験が浅いぶん、丁寧な教育を受けられるかどうかがキャリア形成の鍵となります。
また、4月入社は同期も多いため、周囲との一体感が生まれやすく、新しい職場に馴染みやすいという利点もあります。
中途採用であっても、新卒と一緒にスタートできることで、比較的ハードルが低く感じられるのも魅力のひとつです。
転職を考える際は、9月入社だけでなく、4月入社というタイミングも視野に入れてみるとよいでしょう。
1月入社
1月入社は、4月に次いで転職のタイミングとして非常におすすめできる時期です。
多くの企業では、四半期または上期・下期といった区切りで業務を進めており、1月は新しい四半期や年次が始まる節目の月になります。
そのため、社内体制の見直しやプロジェクトの再編に伴い、新たな人材を迎え入れる動きが活発になる傾向があります。
また、年明けは新しい気持ちでスタートを切りやすいタイミングでもあるため、求職者にとってもモチベーション高く新たな職場へ挑戦しやすい時期です。
特に、前年の秋採用で採用枠が埋まらなかった企業が、年末から年明けにかけて再度求人を出すことも多く、1月は良質な求人に出会える可能性も高まります。
秋採用に間に合わなかった場合でも、12月以降も継続して採用活動を行っている企業は多いため、諦めずに行動を続けることが大切です。
1月入社に向けた転職活動は、11月~12月頃から準備を始めるのが理想的でしょう。
9月入社の求人に関するQ&A
ここからは、9月入社を目標に転職活動をしている人からよくある質問にお答えします。
春の新卒採用などとは傾向の異なる秋採用ですから、細かな疑問点も払拭しておきましょう。
新卒入社ですぐ辞めて、9月に転職をするのは甘えでしょうか?
新卒入社の年に退職しても、決して甘えなんかではありません。
むしろ「早めに進むべき道が見つかってよかった」と思うようにしましょう。
また、年齢が若いとポテンシャル採用されやすくなり、未経験の業界でも転職ができるようになります。
特に営業系の職種などはスキルや経験を問わないことが多いので、転職しやすいのではないでしょうか。
なお、新卒1年目で退職をした場合、第二新卒扱いになります。
第二新卒とは学校卒業後3年未満の社会人であるため、若さゆえに多くの企業が欲している層です。
言い換えれば多くの企業があなたを欲しているというわけですので、自信を持って転職活動をしましょう。
全くの異業種に転職をしたいのですが、スキルがなければ難しい?
業種によっては難しいといえます。
例えば金融業界や建築業界など、ある程度の専門知識が必要な場合、転職したらゼロから学ばなければならないからです。
専門性の高い業界の場合、キャリアのある人材の採用を優先しているため、未経験から転職をしようとするとかなり難しいでしょう。
スキルに自信がない状態で異業種へ転職をしたい場合、未経験OKの求人案件が多い職種を選ぶと良いでしょう。
例えば営業職や販売職、工場スタッフ、事務などの求人は経験を問わないことも多くあります。
求人探しをするときは、「未経験OK」や「未経験歓迎」といったワードに着目して探してみてください。
大手企業に転職をするコツを教えてください
大手企業への転職は非常に難しいと言われています。
転職市場では安定した働き方と高収入を提示している企業が人気であるため、必然的に大手企業に募集が集中するためです。
しかし、倍率が高いからといって諦めてはいけません。
大手企業へ転職をするなら、非公開求人を多く保有している転職エージェントを活用したり、知人のつてをたどってリファラル採用にこぎつければ可能性は高まります。
9月入社を目指すなら転職エージェントの登録がおすすめ!
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まずは気軽に登録してみるのが第一歩です。
まとめ
9月入社を目指す転職活動では、スケジュール管理と戦略的な行動が重要です。
秋採用では大手企業から中小・ベンチャー企業まで幅広い求人が出るため、自分のキャリアプランに合ったチャンスを見極める力が求められます。
ライバルが多く、即戦力が求められるケースもあるため、しっかりと準備を整えて臨みましょう。
効率的に転職活動を進めたい方には、転職エージェントの活用が有効です。
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まずは一歩踏み出し、転職のプロとともに9月入社を実現しましょう。
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