データ入力の仕事が「きつい」と感じる人へ|辛くなったときの対処法
データ入力の仕事は、一日中デスクでパソコンに向かってデータを打ち込む仕事です。
単調な作業に感じますが、正確性が求められるため責任感は重大。
そのため、「きつい」と感じる方も少なくありません。
今回のコラムでご紹介するのは、データ入力の仕事が「きつい」と感じる背景や、辛くなった時の対処法についてです。
デスクでできるリフレッシュ方法から、仕事を効率よく進めるためのノウハウまでを網羅的にご紹介しているので、今データ入力の仕事をしている方もこれから転職をご検討の方も、ぜひ参考にしてください。
【データ入力の仕事はきつい?】仕事内容とは
「データ入力」とひとことで言っても、その仕事内容は滝に渡ります。
代表的な例を挙げると、マーケティング部署が集計したアンケート結果のデータ入力や、営業系部署の取引先顧客データの入力など。
既にあるデータを、社内の他の社員がわかりやすいように専用のシートやシステムに入力する作業が中心です。
・アンケート集計
・顧客名簿の登録
・Excelやスプレッドシートなどを使用した数値入力
・請求書や注文書の作成
パソコンを使ってひたすら入力をする単調な作業に思われますが、単調だからこそ「きつい」と感じる人は少なくありません。
また、データ入力スタッフの雇用形態は様々で、正社員の他にアルバイトや派遣社員など非正規雇用の方も多く活躍しています。
正社員の場合は単純なデータ入力の他に、電話対応や雑務などの一般事務と同様の業務をすることが大半ですが、基本的にパソコンひとつあれば作業ができるため、在宅勤務で働く主婦の方も多く、働き方の多様性に富んでいることも特徴です。
【データ入力の仕事はきつい?】求められるスキル
単純作業のイメージがあるデータ入力ですが、誰でも簡単にできる仕事というわけではありません。
正確性とスピードが求められるため、多少のスキルが必要です。
ここからは、データ入力の仕事をするために求められるスキルを3つほどご紹介します。
正確性
データ入力の仕事は、基本的にもとのデータがある状態でスタートします。
基本的には雑多な集計データであることが大半なので、誰もが見やすいように一覧性ある状態に仕上げることがゴールです。
パソコン入力とはいえど手作業のため、一つひとつのデータを正確に入力する必要があります。
とくに注意したいのが数値のデータ入力です。
膨大な項目の数値入力だとしても、一つ間違えるだけで全体の数値が大きく変わってしまう可能性があるためです。
人間なのでミスはつきものですが、会社の利益に関わる重要なデータなので、間違いがないように正確さと丁寧さが求められます。
タイピングスキル
データ入力の仕事はパソコンでおこなうため、タイピングスピードが速いことが求められます。
基本的に、入力するデータは膨大です。
そのため、ある程度の速度で処理しなければ一日に求められるタスクが終わらず、納期に間に合わない可能性もあります。
納期に間に合わなければ、当然そのデータを必要とする部署の仕事が滞ってしまうことになります。
もちろん、データ入力は正確性ありきですが、スピード感が伴うことで仕事の質が担保できるのです。
危機管理能力
データ入力の仕事は、一つひとつの処理を正確かつスピード感もっておこなわなければなりませんが、入力後のミスチェックも重要です。
「確認しながら入力をしたから大丈夫であろう」という状態で提出すると、思わぬミスが発覚するかもしれません。
ミスを防ぐためには「間違いがあるかもしれない」ということを常に頭に置いておく、危機管理能力を持っていることが求められます。
一つの作業が終わったら必ずダブルチェックをするなど、最悪の事態を想定して作業を終わらせる必要があります。
【データ入力の仕事はきつい?】働くメリット
正確性だけならず、スピード感や危機管理能力を持って業務にのぞむ必要があるため「きつい」と言われているデータ入力の仕事です。
しかし、楽な仕事ではない分、働くことで得られるメリットはたくさんあります。
具体的には後述しますが、入社のハードルが低かったり働きやすい環境が整っていたりなど。
誰でもできる仕事ではなく向き不向きはありますが、他の職業よりも安定して働くことができるでしょう。
コミュニケーションが苦手でも働ける
データ入力は、前述したとおりパソコンを使ってひたすら入力作業をする仕事です。
正社員の場合は一般事務同様に電話対応などがある場合もありますが、業務内容のほとんどはパソコンに向かっています。
そのため、コミュニケーションをとる機会は他の職種よりも圧倒的に少ないことが特徴です。
「人と接することが苦手」という方にも、苦手意識なく挑戦することができるでしょう。
もちろん社内の人と話す機会はありますが、取引先と直接接するわけではありませんので、接客や営業経験のない方にも入社するハードルは低いと言えます。
入社時のスキルは不要
データ入力の仕事の求人募集を網羅していると、基本的には「未経験OK」というワードが目立つことでしょう。
これは本当に募集情報どおりで、入社時に何か特別なスキルが必要なわけではありません。
前項でご紹介した正確性やタイピングスキルについては、入社後に仕事に慣れてくる段階で身に付ければ問題ない場合が大半です。
コミュニケーション能力もとくに必要とされていないので、社会人経験の浅い方やブランクのある方も挑戦しやすいと言えます。
スキルアップにつながる
データ入力の仕事は「パソコンに入力する」という単調な作業とは言えど、実は覚えられるスキルがたくさん存在します。
たとえば、前項でご説明した正確性や業務スピードなどのほか、マルチタスクをこなす力やスケジュール管理能力が身につきます。
入社したばかりだと、基本的に任せられる仕事は一つのデータの入力ですが、慣れてくれば一度に二つ三つと増えていく可能性もあります。
限られた納期までに複数のタスクをこなさなければならないため、任せられるタスクが増えるたびにスケジュール管理能力が養われるでしょう。
スケジュール管理能力は、社会人として必須なスキルであり、今後どのような職業に転職しても役立ちます。
データ入力の仕事で培ったスキルが、社会人的な価値を上げてくれることにもつながるのです。
キャリアアップにつながる
データ入力の仕事をしている方も、現在転職活動中の方も、「一般事務」「経理事務」などの事務職への転職を検討したことがある方も多いのではないでしょうか。
これらの事務職は、基本的に資格が必要なわけではありませんが、ある程度のパソコン業務の経験は求められます。
社会人経験にブランクのある方や、パソコンを触ったことがほとんどない業種からの転職者にとっては、事務職への転職はハードルが高く感じられるかもしれません。
データ入力の仕事ではパソコン入力における正確さとスピード感を身につけることができるので、事務職にキャリアアップしたい方の第一歩としてもおすすめです。
マイペースに仕事ができる
データ入力の仕事のフィールドは、基本的にオフィス内か自宅です。
そのため、誰にも邪魔されないのびのびとした空間で働くことができます。
もちろん、任せられた仕事には納期が存在するので、納期通りに正確なデータを仕上げなければなりません。
しかし、納期までにどのようにタスクを処理するかは自分次第。
自分なりのペースでスケジュールを入れて仕事にのぞめるので、精神的にも安定して働き続けることができます。
また、タスクの処理速度が速くなれば、多少の休憩時間を設けても支障がないことがほとんど。
そのため、在宅ワークで育児や家事と両立しながら無理なく働くことも可能です。
在宅ワークで働ける
データ入力の仕事をしている、またはこれから転職を考えている人のほとんどは、求人情報で「在宅ワーク可能」というワードをご覧になったことがあるのではないでしょうか。
データ入力の仕事が働きやすい背景の一つが、在宅ワーク可能ということです。
もちろん、オフィス出社を必須とする会社もありますが、最近は在宅ワークで業務効率化を高めている会社も多くなっています。
子育て中だったりパラレルワークをしている方にとって、在宅ワークで働けるデータ入力の仕はとても魅力的に感じることでしょう。
【データ入力の仕事はきつい?】向いている人の特徴
データ入力の仕事はシンプルなため「誰でもできる」というイメージを持つ人も少なくありません。
しかし、それは間違い。
立派な仕事の一つなので、向き不向きは存在します。
ここからご紹介するのは、データ入力の仕事に向いている人の性格的な特徴についてです。
とくにこれから転職を検討されている方は、入社後に「きつい」と感じて後悔しないように、ご自身の性格がデータ入力の仕事に適しているかどうかを見極めてみてください。
集中力がある人
データ入力の仕事のほとんどはパソコンでの作業や資料を読み込むことです。
そのため、じっとしていても飽きずに集中力を持って業務にのぞむ必要があります。
データ入力中に集中力が途切れてしまうと、ミスが多発したりスピードが遅くなってしまったりと、良いことはありません。
目の前のことに集中して取り組む忍耐力も非常に重要です。
効率的に考えることが好きな人
データ入力の仕事には、納期がつきものです。
そのため、いかに納期どおりに正確な仕事を仕上げられるかが求められます。
一つのタスクだとしても、業務効率を上げるパソコン技術を駆使したり、スケジュール調整をすることが重要です。
入力速度を上げるための工夫としては、キーボードのショートカットキーを使ったり、頻出単語を辞書登録することなどが挙げられます。
パソコンの便利な機能をフルに発揮することで業務効率が格段に上がるので、そうしたテクニックの向上にやりがいを感じられる方が向いていると言えるでしょう。
パソコンに慣れている人
これは当然ですが、データ入力はパソコンを使った仕事です。
そのため、パソコンでの作業に慣れている人でないと、入社後にかなり苦戦することになるでしょう。
業務で使用するツールは様々ですが、Excelやスプレッドシートなどの表はよく使われます。
四則計算ぐらいは難なく使いこなせるようなスキルを持っていた方がベターです。
なお、これから転職を検討している方でパソコンの経験がない方は、Excelの四則計算やブランドタッチの練習をしてみてはいかがでしょうか。
日々ある程度の頻度でパソコンに触れていることでブランドタッチやショートカットキーに慣れていきます。
単純作業が苦にならない人
与えられた一つのデータを集計してひたすら入力する仕事です。
同じことを繰り返す単純作業になるので、それが苦にならない方が向いています。
人によっては単純作業に飽きてしまい、思考がフルに回転しない場合もあります。
モチベーションが下がると業務効率も低下し、ミスもしやすくなります。
じっとしている作業でも負担にならない方なら、単純作業のなかにやりがいを見出せることもあるでしょう。
【データ入力の仕事はきつい?】向いていない人の特徴
ここからは、データ入力の仕事に向いていない方をご紹介します。
前述した向いている人の特徴に共通するのは、一つの作業に集中しながら業務効率を考えられる、没頭派なタイプの方です。
向いていない人はその逆と言えますが、具体的にはこれよりご紹介する4つのタイプの方が当てはまります。
飽き性な人
データ入力の仕事はひたすら同じ作業を繰り返すものです。
そのため、人によっては「つまらない」と感じてしまうこともあるでしょう。
飽き性な方の場合、単純作業に嫌気がさして「きつい」と感じることも想定されます。
なお、飽き性という性格は、言い換えれば「好奇心旺盛」になります。
決して欠点ではありませんので、好奇心旺盛な人に向いている仕事にキャリアチェンジすることもおすすめです。
たとえば、好奇心旺盛な方は毎日様々な人と接する営業職や販売職などが向いています。
転職前に一度自己分析をして自分の良さを振り返ってみてから適職を決めると良いでしょう。
じっとしていることが苦手な人
基本的に、オフィスや自宅のデスクに座ってずっとパソコンを触っている仕事です。
業務がデータ入力のみであれば、石のように一日動かないということもあるでしょう。
また、そのような日々に退屈さを感じ、やる気がどんどん失われることもあります。
じっとしていることが難しいと感じる方は、データ入力のようなデスクワークよりも、外回りの営業や常に動いている飲食店スタッフ・販売スタッフなどの仕事の方が適しているかもしれません。
孤独が苦手な人
データ入力の仕事は、基本的に一人で黙々とこなす作業です。
チームでコミュニケーションをとりながら進めるものでもなく、お取引先と直接やり取りするわけでもありません。
そのため、孤独な空間に耐えられない方は、精神的に「きつい」と感じてしまう可能性があるでしょう。
これまで経てきた職業がチーム制だったり接客だったりした場合、データ入力という孤独で黙々とした作業に大きなギャップを感じることが想定されます。
大雑把な人
前述した向いている人の特徴でも挙げたとおり、データ入力は正確性が求められる仕事です。
そのため、大雑把で「まあいいか」という楽観的なタイプの方は、仕事でミスを頻発する可能性も少なくありません。
もちろん、仕事はやっていくうちに慣れてきて正確な仕上がりに近づけるようになります。
しかし、大雑把な性格の場合は慣れて多少正確性が出てきても、慎重なタイプの方よりもミスが減らないことが想定されます。
なお、大雑把な性格というのも言い換えれば「行動派」です。
これは長所ととらえて、別の職業に転職を検討してみても良いでしょう。
【データ入力の仕事はきつい?】きついと言われる理由
データ入力の仕事は単純作業の繰り返しですが、「きつい」と感じる方が多いことも事実。
ここからは、データ入力の仕事がなぜ「きつい」と言われるのか、具体的な背景をご紹介します。
慢性的な肩こり
基本的にデスクに貼り付いて一日中パソコンに向かっている仕事です。
そのため、デスクワーカーならではの慢性的な肩こりに悩まされる人はとても多いです。
もともと肩こり体質ではなかった方も、データ入力というデスクワークの仕事についたことで体に異変を感じることもあります。
デスクワークに起因する肩こりは、デスクワークを辞めるか、毎日時間をかけてストレッチをしない限りは改善しないでしょう。
また、肩こりが原因で腰痛や背中の痛みに悩まされる方も少なくありません。
全身凝り固まって慢性化すると、仕事の効率も悪くなり、モチベーションの低下にもつながります。
眼精疲労になりやすい
パソコンの画面からは、ブルーライトという人間の目によくない光が発せられています。
ブルーライトは光が散乱して「眩しい」と感じる光と言われており、長時間ブルーライトを観ていることで眼精疲労になりやすくなります。
眼精疲労になると目がかすんだり、視力の低下にもつながります。
また、眼精疲労が原因で肩こりを誘発することも多いです。
ひどい場合は吐き気や頭痛をもよおしたりするため、眼だけでなく体調不良に悩まされることもあります。
なお、目の奥の筋肉はなかなかほぐすことが出来ない部位です。
十分に睡眠をとっても回復しない場合も多いので、「最近疲れやすいな」と感じることもあるでしょう。
集中力が途切れてしまう
単純作業を黙々とこなせるタイプの方以外は、集中力が途切れて飽きてしまうことが多いです。
いざデスクに向かって黙々とデータを入力し始めても、30分後には別のことを考えてしまったり、在宅ワークの場合はスマホをいじってしまうなどもあります。
「やらなければいけない」ということは頭でわかっていつつも、一度切れた集中力はすぐには戻りません。
継続した集中力がないと業務スピードも正確性も欠けていき、残業をする羽目にもなりかねません。
作業量が多い
パソコンを使った仕事が初めての方は、とくに「仕事が多いな」と感じるでしょう。
データ入力の仕事は、何のデータ化にもよりますが膨大な量を任せられることが大半です。
例えば、アンケートの集計結果の入力だとした場合、一人ひとりから集めたデータを一つのシートに入力します。
数百人分のデータを集めることも少なくないため、最初に任せられたデータの量を目にして圧倒されてしまうこともあるでしょう。
また、仕事に慣れて処理スピードが速くなってくると、複数のデータの処理を任せられることもあります。
一つならまだしも、二つ三つとデータが増えると、もちろん作業量の多さに嫌気が差してしまいます。
収入が少ない
データ入力の仕事は専門性がない分、賃金は高くありません。
お金に対する考え方は人それぞれですが、膨大な作業量であることから「もっともらっても良いのでは?」と不満を抱える方もいます。
自分が感じている辛さと収入が見合っていなければ、もちろん「きつい」「辞めたい」と感じるのは当然でしょう。
【データ入力の仕事はきつい?】辛いときの対処法
「仕事がきつい」と感じたときは、すぐに辞めてしまう前にまず対処法を試してみることをおすすめします。
肩こりや眼精疲労などのフィジカル面でのきつさも、集中力に関するメンタル的なきつさも、今からできる対処法はたくさんあります。
前述したきつい理由に対しての対処法なので、該当した方はぜひ参考にしてください。
肩こり|デスクでできるストレッチ
肩こりの原因の多くは、デスクに座って長時間同じ体勢でいることが考えられます。
石のようにじっと座っていると、もちろん筋肉は凝り固まってしまうので、適度に体を動かすことが必要です。
適度なストレッチはデスクに座りながらでも可能です。
たとえば、30分に1回5分間、両腕をぐるぐると回してみたり、腰をグーっと伸ばしてストレッチする時間を作ってみてください。
肩がスッと軽くなって楽になることでしょう。
また、凝り固まった筋肉がほぐされていくので、疲れがたまりにくくなり、次の作業効率も上がることも期待できます。
眼精疲労|疲労軽減グッズを活用
眼精疲労を予防するには、肩こり改善のようにストレッチをするわけにはいきません。
そのため、市販の様々なグッズを活用することをおすすめします。
たとえば、デスクワーカーによく愛用されているアイテムの一つが、蒸気で温まるアイマスクです。
休憩時間の5分間だけでも目を温めてほぐしてあげると、目の筋肉が楽になります。
また、デスクワーカーの眼精疲労の原因の大半はブルーライトによるものなので、ブルーライトカット眼鏡は必須と言っても過言ではありません。
眼に害悪なブルーライトをレンズ越しにカットしてくれるので、長時間のデータ入力作業でも目を疲れにくくしてくれます。
集中力の減退|適度な休憩
集中力が途切れてしまうという悩みには、適度な休憩をはさむことがおすすめです。
ぜひ試していただきたい方法が、25分作業+5分休憩という30分ごとのサイクル。
「ポモドーロ法」と呼ばれる勉強法を耳にしたことがある方も多いのではないでしょうか。
これはよく受験生が自宅で長時間受験勉強をするときに活用される勉強法で、集中力を持続させるための方法です。
集中力がないと感じる人の大半は、30分以上の同じ作業に苦痛を感じやすいと言われています。
そのため、このポモドーロ法にしたがったサイクルで作業と休憩を繰り返すと、一定の集中力を保ったまま作業に取り掛かることができるのです。
作業量の多さ|ToDoリストとタスク分解
作業量が多いと感じる要因の多くは、そのタスクの量に対してどのくらいの時間で処理できるかが不透明であることにあります。
「こんな量をこなすの?」と、最初から臆してしまうとモチベーションが下がってしまうので、ひたすらこなしていても納期通りに終わらないということも想定されるでしょう、
そのためにおすすめしたいことが、ToDoリストの作成とタスク分解です。
まず、一つのタスクを分解してToDoリストを作成します。
その一つひとつのToDoに対して目標時間を設けてスケジュールに落とし、こなしていきます。
膨大な量を「今日中に終わらせる」というよりも、小さなタスクを分単位でこなしていく方がストレスなく進められますし、自分の一つひとつの作業にどのくらいの時間が必要かが分かってくるので、作業スピードもどんどん上がっていくことでしょう。
収入の少なさ|副業or転職も視野に入れよう
収入が少ないことに不満をお持ちの場合、会社側に給与アップを直談判するしか方法はありません。
これは大変な労力と勇気がいる行為です。
そのため、もし今の仕事を続けたいのであれば副業を検討してみてはいかがでしょうか。
データ入力のスキルがあれば、『クラウドワークス』や『ランサーズ』などで単発のデータ入力作業の仕事を副業にすることは容易でしょう。
ただし、副業はプライベートの時間を削ることになります。
なかなか時間が取れない方は、思い切って転職をしてみてはいかがでしょうか。
データ入力の仕事で培ったスキルは、一般事務など事務系職種に転職をするときに役立ちます。
転職がうまくいけば今の会社よりも給与アップできる可能性が高いので、視野を広げてお仕事探ししてみてはいかがでしょうか。
データ入力の仕事に転職するコツ
データ入力の仕事内容は「きつい」と感じられることもありますが、在宅ワークOKなど働く環境がホワイトであることも事実。
将来的に事務職に転職を検討している場合も、スキルアップのためにデータ入力の仕事に挑戦することも良い行動です。
しかし、データ入力の仕事を募集している会社はあまり多くはありません。
いかに効率的に良い会社の求人に出会えるかはコツが必要なので、これからご紹介する3つのポイントを参考に転職活動に挑戦してみてください。
PCスキルを手に入れる
データ入力の仕事はパソコンが必須です。
「入社してから学べば良い」と他力本願で転職活動をするよりも、先にある程度のスキルを手に入れておいた方が良いでしょう。
データ入力業務を募集している求人は少ないため、一社の求人案件に対してライバルが複数人いることが想定されます。
複数人の中から選んでもらえる人は、それなりのスキルを持った人が優先されます。
全くの未経験者よりも経験者やスキル保持者の方が採用されやすいので、まずは自分でパソコンの勉強をしてみましょう。
行きたい業界を決める
仕事を楽しむためには、好きな業界であることが前提です。
データ入力という一つのタスクだとしても、自分の好きな分野のデータ入力の方がモチベーションが上がるからです。
全く興味のない業界の会社にいるよりも、好きな業界にいた方が「この仕事に携わっている」と自己肯定感の向上にもつながります。
転職エージェントへ登録する
ただでさえ数少ないデータ入力の求人情報なので、転職のプロである転職エージェントに協力を仰いだ方が効率的に優良求人に出会えます。
転職エージェントは企業と人のマッチングをする役割を担っている存在です。
いわば仲人さん的な存在ですので、お互いの相性もみながら自分に合った会社を紹介してくれます。
転職活動でよくある失敗談の「いざ入社したら合わない会社だった」というリスクも軽減できるので、長く勤めたい方にはとくにおすすめです。
また、転職エージェントに登録をすると、求人紹介だけでなく履歴書や職務経歴書の添削、面接対策などもサポートしてくれます。
求職者は無料で利用できるサービスなので、登録をして損することはありません。
まとめ
データ入力の仕事は黙々とパソコンで作業をするため、一見するとシンプルです。
しかし、今回ご紹介したとおり「きつい」と感じやすい理由はシンプルだからこそと言えるでしょう。
向き不向きもありますが、長く続けたい場合はまず今回ご紹介した対策をしてみると、改善できるかもしれません。
それでも「きつい」と感じるようであれば、思い切って転職することもおすすめです。
「きつい」と感じたのなら、適職が他にあることも考えられます。
それは決して逃げではなく、自分が活躍できる場所を探す前向きな行動です。
まずは今回ご紹介した対策をしてみて、それでもダメなら転職を検討する、という二段階でキャリアを考えてみてください。
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