【女性営業職の悩み】女性営業職が抱えがちな悩みを乗り越える方法を解説!
企業の利益を直接的に創出する営業職。
企業の花形とも呼ばれる営業職でバリバリ働く女性は、周囲の人から見ると、とても華やかに見えます。
しかし、1985年に男女雇用機会均等法が施行されてから30年以上経っても、総合職の男女比率は8:2に留まっており、そのなかでも営業職は男性の比率が圧倒的に高い職種です。
従って、男性の多い職種であり、身近に同性の同僚や先輩がいないということも往々にあります。
そのような環境下では、仕事の悩みを相談できずに抱え込んでしまう方も少なくありません。
今回は、女性営業職ならではの悩みと、乗り越える方法を女性ならではの視点でお話しします。
【女性営業職の悩み】仕事内容の悩み
営業職は社内外で同僚や取引先などさまざまな人と関わり多忙なスケジュールをこなすため、
一口に仕事の悩みと言っても、種類は多種多様に及びます。
まずは、仕事へ直接関わる悩みにフォーカスしていきましょう。
「営業職は高給で時間の配分も自分の裁量で自由に使えてうらやましい」という他業種からの声も多く聞きますが、実際は体力的にも、精神的にもハードな面が多い職種です。
営業職として働く女性が仕事の面で抱える悩みとは、どのようなものが多いのでしょうか。
①ノルマがきびしい
>第一に、業務上のきびしいノルマがあげられるでしょう。
営業職ではノルマを設定されているケースが大多数を占めています。
ノルマを達成できなかったからといって、解雇などの懲戒処分や、減給になることはほとんどありません。
労働基準法でそのような行為は禁じられており、過度なしっ責はパワハラとして認定されるため、
労働環境が重視される今日では、ノルマの未達によるペナルティはめったに見ないものとなりました。
しかし、実際に達成しがたいほどの数字が設定されていると
「根拠がないのではないか」
「無理を押しつけられている」
などの会社への不信感へつながり、モチベーションが低下してしまいます。
また、ペナルティはないにしても
「ノルマを達成して、上司の期待に応えなければならない」というプレッシャーを感じ、自らを追い込んで、ストレスを抱えてしまう営業職は多く見受けられます。
②仕事がハード
つぎに、業務の内容がとてもハードなこともあげられます。
営業は体力勝負な面もあることは否めません。
商品やサービスの資料が多く、取引先に出向くことが多いため、大荷物を持って移動する機会がとても多い職種です。
炎天下でも大雨でも、数件の外回りをこなすのも珍しいことではありません。
女性は身体の性質上、男性よりも筋肉量が少なく、毎日の外出や出張をきついと感じがちなのは無理のないことです。
また、取引先の都合に合わせてスケジュールが変更になることも多いため、
仕事に区切りをつけるのが難しく、長時間労働になることが多いのも特徴です。
このように、ただでさえ身体のリズムで体調不良となる日もある女性は、
営業職として勤務するなかで精神的、体力的の両面で負担を感じるという声は多く聞こえます。
肉体的な負担が減る工夫をする
体力面の負担は、実は少しの工夫で軽減できます。
まず、営業の外回りを辛いものとするのは莫大な商品やサービスの資料です。
それらを抱えてヒールのある靴とスーツを着用して移動するだけで、かなりの体力を消耗します。
そのため、移動する際にキャスター付きのバックを使用する、
可能な限り社用車を利用させてもらうなどして
肉体的な負担を軽減すると良いでしょう。
また、運動する習慣をつけ、自分の身体を鍛えて体力をつけるのも1つの手段です。
「平日は仕事で疲れているのに、運動する気になれない」と思うかもしれません。
しかし、身体を動かして汗をかくと自律神経が整い、精神面も安定します。
また、ジムやスタジオなどで職場以外の人と話すのも、良いリフレッシュになるかもしれません。
③プライベートの時間にも業務が入る
営業職における悩みの1つに、休日も仕事の電話が鳴るため、気が抜けないということがあげられます。
営業は成果が数字に反映し、顧客から直接お礼や感謝を述べられる機会があるなど、やりがいの多い仕事ですが、
トラブル対応の機会も多くあります。
そのため、責任のあるポジションになる程、顧客や業者からの電話が休日も鳴り続けるというのはよく聞く話です。
休日でも社用の携帯電話に連絡が入り、場合によっては休日を返上してトラブルの対応に出向くなど、プライベートでも気が抜けないため、心が休まらないという声が多いのです。
休日の仕事対応は、労働基準法では義務付けられていません。
しかし「顧客との関係を考えると対応しなければならない」と、社用携帯を気にしながら、休日を過ごすことにストレスを感じる女性営業職は少なくありません。
【女性営業職の悩み】人間関係の悩み
顧客や業者に合わせたスケジュールで、体力的にもきびしい外回りをこなす営業職は、業務面でも多くの悩みを抱えていることがわかりました。
そして、仕事の悩みと同じくらい良く耳にするのは人間関係の悩みです。
相手との人間関係を構築することが要ともいえる営業職には、コミュニケーション力のある人材が多いように思われます。
しかし、女性営業職ならではの悩みはあとを絶ちません。
そのなかでもよく聞く3つの悩みをピックアップし、解決法と併せて紹介します。
①部署内での関係
まず、社内の部署内における人間関係があげられます。
今まで男性社会であることが多かった営業のフィールドにいた男性の上司や同僚たちは、
女性への適切な距離感がつかめていないこともあります。
良く聞くのは2つのケースで、
1つ目は距離感が近すぎて「調子に乗り、セクハラをしてしまう人」です。
特に飲み会などの場面で、不適切な発言や行動をする年配の上司に悩む女性営業職は、残念ながら少なくないといえます。
2つ目は「セクハラ訴訟をおそれ、近寄ってこない人」です。
コンプライアンスを気にするあまり、目を合わせない、不必要な会話を避けるなど極端な対応を取られると、
十分にコミュニケーションを取れず業務が円滑に進まないという声も聞きます。
真面目に仕事がしたいのに、フェアな対応のできる同僚が少ないのはかなりストレスになるでしょう。
セクハラは許さず、程よい距離を取ろう
「社内の人間関係を乱したくない」と悩まれるかもしれませんが、セクハラは断じて、許してはなりません。
うやむやにしていると行為がエスカレートする可能性もありますし、
今後入社する女性営業職にも「こういう対応は許される」という誤った認識で対応する危険もあります。
セクハラをする人には「社内に通報します~」「○○さんに言いますよ~」と、相手の行動をカジュアルに指摘しましょう。
それでも収まらない際は、社内のコンプライアンス部門に相談するなど、き然とした態度で対応してください。
異常に距離を取る人には、焦って距離感を近づけようとするとされに警戒される危険があります。
まずは笑顔であいさつするなど、初歩的なコミュニケーションから徐々に関係を構築していくことがおすすめです。
②女性事務職との関係
次にあげられるのは、同じ部署の女性事務職との関係です。
営業は事務職に依頼する立場であるために、特に年配女性への対応に悩む女性営業職は少なくありません。
女性は人に気をつかうので、特に同性だと顕著にその傾向が見られます。
営業職が意図していなくても、事務職の人からすると「上から目線」と思われてしまうことも多いのです。
空気を必要以上に読んでしまう女性営業職は、仕事や雑務を依頼したいのに気をつかってうまく言い出せず、
自分でこなそうとして、オーバーワークになってしまうケースも見受けられます。
丁寧な言い方・態度を意識しよう
女性事務職との関係や距離感に悩んでいたら、
まずは言い方を丁寧にしたり、明るい声を意識したりと、相手が不快に感じる要素をなくすように心がけましょう。
事務職も営業職と同様に、日々の業務を抱えています。
そのうえで新たに依頼するという前提を忘れず、
相手に敬意をもって接すれば、事務職もあなたに対してマイナスの感情を抱かないはずです。
また、「いつもありがとうございます」と何気ないときにも感謝の気持ちを伝え、
日々のあいさつで少しずつ距離を縮めるのも効果的です。
明るく礼儀正しい人を悪く思う人はいません。
自分が相手の立場に立ってどのように接してもらいたいかを考え、
「お疲れ様です。今お話しして大丈夫ですか。」
など笑顔で声かけをするなどの気づかいを忘れないようにしましょう。
③取引先との関係
社内だけでなく、取引先との人間関係に悩む女性営業職の声は非常に多く耳にします。
取引先の男性から気軽に食事に誘われたり、私用の連絡先を聞かれたりという機会は少なくないのです。
また、仕事の商談があることを逆手に取り、接待の場で不必要な身体の接触や、
「彼氏はいるのか」「子どもは作らないのか」などの性的な会話を強要するなど、セクハラまがいの対応をされることもときにはあります。
不快な思いを感じても、仕事がやりづらくなることや、上司に迷惑がかかることをおそれ、
「自分さえ我慢すれば丸くなる」と笑顔で受け流すなどして、セクハラを許容してしまうケースは残念ながら多く見受けられます。
断る一言を覚えておこう
社内の男性営業職に対する対応と同様に、セクハラは決して、許容してはなりません。
相手が社外の人間だと強固な態度に出づらい、人事にも相談できないと悩むかもしれませんが、
断る際にとっておきの一言を覚えておくと良いでしょう。
たとえば、会社の規則で行けないという前提を作れば、それ以上相手は踏み込んできません。
「お誘いありがとうございます。しかし、弊社のルール上お客様とのお食事は上司の同席が必要で、勤怠上GPSで管理されているんです。」のように断れば、相手の自尊心を傷つけることなく穏便に断れます。
また、「もう1件商談があり、○時までに行かないといけないんです。」
など誰にも迷惑をかけない嘘も護身術となるでしょう。
あまりにもしつこい場合は、1人で抱え込まず会社に報告しましょう。
【女性営業職の悩み】女性特有の悩み
このように女性営業職は、体力的にも精神的にもハードな仕事だけでなく、社内外の人間関係にも悩まされています。
そして、それだけではなく、女性ならではの悩みを抱えている人も少なくはありません。
全国の営業職のなかで、女性営業職が占める割合は17%といわれています。
まだまだ男性の占める比率の多い営業畑で勤務していくには、女性特有の悩みはなかなか共感を得づらく、
抱え込んでしまう人も数多く見受けられます。
それでは、女性ならではの悩みというのは具体的に一体どのようなものでしょうか。
①ロールモデルがいない
第一に、仕事を続けていくうえで目指したいと思う、女性営業職のロールモデルになかなか出会えないという意見が多いです。
「こうなりたい」と思う、尊敬できる同じ立場の先輩が近くにいるということは、大きなモチベーションになります。
しかし、お手本となる女性の先輩営業が身近になかなかいないだけでなく、仮にいたとしても結婚を機に辞めてしまうことが多いのです。
そのため、モデルケースが少なく、将来のビジョンをうまく描けない女性営業職は少なくありません。
また同じ立場の悩みを相談できる相手がなかなか見つけられないことも、不安を駆り立てる要素となっています。
男性営業職でモデルを見つけよう
もし目指したいと思う女性営業職がいないようなら、男性営業職でロールモデルとなる人を見つけましょう。
仕事のスタイルを男性営業職とまったく同じように真似る必要はありません。
男性の上司の見本となる部分や会話のテクニックの一部分を、女性ならではの視点でうまく取り入れるのも1つの手段です。
特に年齢を重ねても、仕事中心に頑張っていきたいとバリキャリを目指す人は、
仕事ができる男性をよく観察して、取り入れられる要素を積極的に探してみましょう。
②キャリアがライフイベントに左右される
つぎに、ライフイベントと仕事の兼ね合いがあげられます。
結婚しても仕事を続けたいという女性は多いですが、出産、育児があると産休や育休で仕事を一度離れなければなりません。
さらに、復帰しても保育園の送迎のために時短保育となるケースが多く、顧客に合わせてスケジュールを組みづらくなります。
また、結婚で配偶者が県外勤務のためついて行くなど、キャリアを左右される機会が男性営業職よりも圧倒的に多いため、仕事とどちらを優先すべきか悩む声はあとを絶ちません。
家庭での分担を工夫しよう
あなただけが家事や子育てをする必要はありません。
女性だけが家庭を守るという価値観はとても古いものです。
たとえば保育園の送りは配偶者が担当する、接待が入る日は配偶者に迎えをお願いするなど、
家事や子育てを分担し、業務への支障が出にくいライフスタイルに変えましょう。
配偶者が忙しい場合は、両親や近隣の友人やシッターなどのサービスに助けを求めることも、決して悪いことではありません。
この先結婚を考える場合は、キャリアを続けたいのなら、家事や子育てを分担してくれるかという視点も、配偶者を選ぶ際の重要な要素です。
【女性営業職の人物像】楽しんでいる人はこんな人
女性営業職の人が抱える悩みについて考えてきましたが、「そもそも私は営業職に向いていないかも…」と不安に思っている人もいるでしょう。
では、どんな人が営業職を楽しんでいるのでしょうか。
営業職を楽しんでいる女性の特徴は以下の通りです。
・論理的に考え行動できる人
・上司や周囲の人を上手に活用できる人
・コミュニケーション上手な人
・メンタルのバランスが整っている人
・体力に自信がある人
・マルチタスクが苦じゃない人
それぞれの項目について、詳しくみていきましょう。
論理的に考え行動できる人
一般的に、男性は論理的に思考し、女性は情緒的、感覚的に思考すると言われています。
対人関係において共感性が高く、顧客のニーズを感覚的にキャッチできます。
その一方で、顧客の感情にも左右されやすいといえるでしょう。
そんな中、論理的な思考を優先できる人は、両方の強みを持ちあわせているといえます。
客観的な視点を重視し、目標達成に対して論理的な思考ができると、戦略的な営業の楽しさを感じられるはずです。
上司や周囲の人を上手に活用できる人
自分で考えたり、自分の意見を持ったりすることはとても大事なことですが、すべてひとりで抱え込む必要はありません。
営業職を楽しめている人は、上司や同僚、家族、ときには取引先など、周囲の人を上手に頼ることができています。
独断ではできかねるもの、よくわからない分野のことについて、適宜周囲の人への協力を仰ぐことができれば、自然と信頼関係も構築されていくでしょう。
少し言葉は悪いかもしれませんが、「人を上手に利用できる人」は営業職を楽しめている傾向があります。
コミュニケーション上手な人
営業は顧客ありきの業務だからこそ、コミュニケーション能力は必要不可欠です。
一般的に女性は、人当たりがよく、柔らかい印象をもたれやすい側面があります。
その中でも営業職を楽しめている人は、コミュニケーション能力の中でも、ヒアリング力が高いといえるでしょう。
顧客のニーズをヒアリングで汲み取り、セールストークで提案する。
一生懸命話を聞いてくれようとする姿勢は、顧客からも良い印象をもたれ、商談も進めやすくなります。
メンタルのバランスが整っている人
営業職では、業務の重責からか「ノルマがきつい」「プレッシャーが辛い」など、感情的な苦しさが伴います。
女性は、脳のつくりとして感性が豊かな分、ネガティブな感情に影響されやすいです。
そんな中でも、自分の気持ちをしっかりと切り替えて、業務に臨めている人は、営業職で得られる喜びも同時に感じられている人でしょう。
自分自身の感情をうまくコントロールできている人は、営業職を楽しんでいる傾向があります。
体力に自信がある人
営業を楽しめている女性は、体力が十分にあるといえるでしょう。
というのも、顧客との商談や案件は、自分の体調とは関係なく、進行していきます。
そのため、体調を崩しがちで休むことが多いと、案件を任せにくくなってしまうのです。
さらに言えば、自分自身も自責の念で苦しむ可能性もあるでしょう。
顧客のニーズを叶え活躍できている人は、万全な状態でいられるよう自己管理ができています。
タスク管理が得意な人
営業職の仕事は、顧客との商談だけではありません。
商談する上での準備としてリサーチしたり、資料を作ったり、そのほかにも事務作業をしなければならないことも。
さらに言えば、抱える顧客は複数に及び、新規開拓も同時にしなければならないこともあるでしょう。
さまざまなタスクを抱える状況でも、ひとつひとつ処理していくことに楽しさを感じられている人は、タスクの多い営業職も楽しくできます。
上記が全部辛い時は営業職以外の道も考えよう
どんな人が営業職を楽しめているのかを挙げてきましたが、該当する内容があれば素質は営業職としての素質が備わっているといえます。
逆に、どれも当てはまらないという人は、営業職が向いていない可能性も。
営業職が向いてなさそうであれば、営業職以外でのキャリアも一度考えてみましょう。
仕事の中で「楽しい」と感じる瞬間を深掘りすれば、よりその「楽しさ」を感じられる職種もあるはずです。
人には向き不向きがありますので、自分が感じる楽しさを大事にすることで、悩みが解消できる可能性は十分にあります。
悩みが解決しない場合の対処法3選
このように、さまざまな視点で女性営業職ならではの悩みと、その対処法、そして営業職を楽しんでいる人はどんな人なのかについて、話してきました。
しかし、これらの内容は置かれている状況や周囲の環境、そして本人の性格によっても変わってきます。
どんなに社内環境が整っていても、対人関係や業務上で抱えるトラブルやストレスがあるのは当たり前のことです。
なかには、答えのない不安や葛藤を抱えて勤務し続けている営業職もたくさんいるでしょう。
今まさに辛い状況に置かれている人は、下記3つの対処法を実践してみてください。
・信頼できる上司に相談する
・期限を決めて頑張ってみる
・転職を決める
それぞれの対処法について詳しくみていきましょう。
信頼できる上司に相談する
一人で抱え込んでいる状況は、まるで出口のない迷路にいるような感覚で、非常に苦しいはずです。
とても勇気を要することではありますが、信頼できる上司に相談してみるのもひとつの手段。
役職をもつ上司は、さまざまな経験を経て、今の地位にいるはずです。
業務、そして人生の経験者として、的確なアドバイスをもらえることも。
場合によっては、必要な部署などに掛け合い、解決まで導いてくれる可能性もあります。
「営業の仕事はつらいけれど、会社自体は好き」という状況であるならば、まずは一度上司に相談してみましょう。
期限を決めて頑張ってみる
「仕事は辛いけど、どうすべきかわからない」という状況の場合は、一旦期限を決めてみましょう。
営業職の場合、毎月ノルマを課せられるはずですので、数値面も絡めた期限でも良いでしょう。
「半年後までに目標◯%達成する」「とりあえず2、3ヶ月頑張る」など、具体的でも、抽象的でも問題ありません。
ある一定のラインを設けることで、辛い状況にぶつかっても「あと少し」と気持ちが楽になるはずです。
気持ちが楽になることで、思いのほか業務がスムーズにいくことも。
自分なりの期限を設けて、様子見の期間を作ってみましょう。
転職を決める
最終手段ではありますが、思い切って転職するのもひとつの策。
営業職では、さまざまな職につながるような基本的なスキルを身につけられます。
そのため、選択肢はたくさんあるのです。
そして、さまざまな要因によって選択肢は分岐するでしょう。
たとえば、営業職の仕事は好きだけど、周囲の環境や企業方針が一致していない場合は、営業手法や企業理念が一致している企業へ転職することもできます。
一方で、そもそも営業職が向いていないし、同じ企業で異動を希望していない場合は、他職種へのキャリアチェンジを目的とした転職も可能です。
人生を楽しく生きるために仕事をしているのですから、毎日つらいのであれば、新しい環境を探すことも決して悪いことではありません。
転職サイトに登録して、マッチングする会社を探すことから始めてみましょう。
【女性営業職の悩み】まとめ
現状、理不尽さや息苦しさを感じながら働いている女性営業職は、非常に多く見受けられます。
その根底にあるのは、女性営業職に対して、働く環境の整備や周囲の対応が追いついていないことが考えられます。
しかし、物の見方を変えれば、ひとつのチャンスでもあるのです。
男性が多い環境だからこそ、女性ならではの気配りや視点で勝負できます。
その一方で、営業でのキャリアを築き続けるのも、思い切って異業種にチャレンジするのもあなたの自由です。
悩みがあり自分のマインドだけで解決できないのであれば、上司や人事に相談する、社外のキャリアコンサルタントと話すなどして、抱え込まないようにしましょう。
その勇気があなたの環境を変えるだけでなく、これから女性営業職が働きやすい未来を創る、第一歩となるかもしれません。
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