既卒の就活は厳しい?既卒就活を成功させて内定を得る方法
はじめに
既卒というと、「オワコン」「人生終了」と卑屈になってしまう人もいるのではないでしょうか。
大学を卒業したばかりの若い年齢にも関わらず、そのようなネガティブイメージに悩まされるのは非常にもったいないですよね。
今回既卒の皆さんに安心していただきたいのが、決して既卒の就活が難しいわけではないということです。
この記事では、既卒の就活にフォーカスして、内定確率を上げるための効果的な就活方法をご紹介します。
既卒の就活難易度やマイナスイメージがつく具体的背景についても解説しているので、就活市場を総合的に知った上で効率よく就活にのぞみましょう。
そもそも「既卒」の定義とは?
まずは既卒の定義について把握しておきましょう。
既卒とは、簡単にいうと学校(大学・大学院・高校など)を卒業して一度も就職した経験を持たない人のことです。
学校卒業後の経過年数において明確な定義はありませんが、一般的には卒業後1〜3年の人を指します。
一昔前までの就活市場においては新卒採用を優先している企業がほとんどだったため、既卒の就活は難しいと言われていました。
しかし近年では人手不足で若手人材を欲する企業が増えてきたことから、既卒採用にも力を入れている企業が増加傾向にあることも事実です。
若手人材なら既卒であろうが新卒であろうが、のびしろがあり飛躍的な成長が期待されます。
既卒だからといってあまり後ろ向きにならず、堂々とした気持ちで就活にのぞみましょう。
第二新卒・フリーターとの違い
既卒・第二新卒・フリーターは、主に次のような特徴を持ち、それぞれ違いがあります。
| 区分 | 定義 | 就労経験 |
|---|---|---|
| 既卒 | 学校を卒業後、正社員としての就労経験がない人 | なし(アルバイト経験は含まない) |
| 第二新卒 | 新卒で入社し、入社後3年以内に転職活動をする人 | あり(正社員経験あり) |
| フリーター | 主にアルバイトで生計を立てている人 | ある人もない人もいる |
既卒と第二新卒の大きな違いは、「正社員として働いた経験の有無」です。
第二新卒は社会人経験がある分、即戦力として評価されやすい一方、既卒は「育成枠」として採用されるケースが多い傾向にあります。
とはいえ、アルバイトやインターンで得た経験も、十分にアピール材料になります。
またフリーターには、学校卒業後に正社員として働いた経験があるものの、現在はアルバイトで生計を立てている人もいれば、卒業後から一貫してアルバイトで生計を立てている人もいます。
後者の場合、正社員としての経験がないため、「既卒」であり「フリーター」でもあると言えます。
フリーター経験がある人も、業務を通じて身につけた接客力や責任感、協調性などを具体的に伝えられれば、ポテンシャル採用でチャンスをつかめるでしょう。
既卒者の割合
既卒者は、卒業後すぐに正社員として就職していない若年層を指し、その数は一定の割合で存在します。
例えば、マイナビの「2024年度既卒者の就職活動に関する調査」によれば、既卒者の内定保有率は49.3%と報告されており、就職済み新卒者と比べて低水準です。
また、同調査では「在学中に内定を得られなかった」既卒者の割合が33.8%にのぼるというデータもあります。
既卒者という立場では就職までのハードルが高めと言えるでしょう。
しかしながら、企業に完全に門戸が閉ざされているわけではありません。
準備や戦略をもって活動すれば、十分に正社員就職を狙える状況であると言えます。
既卒になった主な理由
既卒になった背景は、人によってさまざまな理由があるようです。
在学中の就活を怠ってしまった人や、そもそも就活に失敗した人、留学やワーホリで海外での活動を志した人などもいます。
これらも含めて、なぜ既卒となったのか、さまざまな事例を見てみましょう。
就活を始めるのが遅かった
一般的に学生時代の就活は、大学生だとすると3年生〜4年生の初めくらいに行います。
しかし、アルバイトやサークル活動などで就活に時間をさくことができなかった人も少なくありません。
そのような人は4年生に入って慌てて就活を始めることになりますが、すでに各企業の応募期間が終わっていると選考のチャンスすらもらえません。
人気の大手企業などの場合、新卒採用は一次募集で終了するパターンが多いので、就活を始めるのが遅かった人は応募できる企業も限られてきます。
探しても探しても良い企業に出会えず、いつの間にか卒業を迎えてしまい既卒となってしまうのです。
そもそも内定をもらえなかった
残念ながら一社からも内定がもらえなかった人も、わずかながら存在します。
厚生労働省が発表した令和6年3月大学等卒業者の就職状況によると、大学生の就職率は 98.1%でした。
ほとんどの大学生が就職先を決定している状態ではありますが、逆をいえば2%ほどの大学生は内定がもらえず進路が決まっていないということになります。
一社からも内定がもらえなかった理由はさまざまですが、先述した通り就活を始める時期が遅れてしまったり、選考対策不足によって面接に落ち続けてしまったことも挙げられます。
非常に悔しく不安な気持ちで既卒となるわけですから、就職すること自体にハードルの高さを感じてしまうことでしょう。
あえて既卒になった
かなり少数派ですが、就活で内定がもらえたにも関わらず、あえて既卒の道を選んだ人もいます。
このような人は秋採用などを狙って就活に励むことが多いのですが、その理由は第一志望を諦めたくなかったという志の高さによるものです。
とくに大手企業は新卒採用の倍率が高く、就活生が内定を獲得するのは狭き門です。
残念ながら内定がもらえなかった人でどうしてもその企業を諦めきれなかった場合、覚悟を持って秋採用に向けた取り組みをします。
大学卒業後に留学・ワーホリで海外に行った
大学卒業後に留学やワーホリで海外に行く人も少なくありません。
仮に海外で働いた経験があっても、日本国内では「既卒」に該当します。
このようなケースの方は、他の既卒者よりも就活を有利に進められる可能性が高いでしょう。
なぜなら、グローバルな経験は日本のビジネス分野において重宝されるからです。
外国語ができることはもちろん、海外に行くという行動力やポテンシャルの高さを持っている若手人材は、仕事に積極性を持って取り組むことができます。
海外経験のある既卒者は、就活でその経験を武器に戦うのが良いでしょう。
既卒での就活は難しい?
既卒での就活は、確かに難しい一面があります。
理由としては、在学中のように学校推薦や就職支援を受けられないため、情報収集や選考対策を全て自分で進める必要があるからです。
また企業側から「なぜ卒業後すぐに就職しなかったのか」と理由を問われることもあり、説明に説得力が求められます。
とは言え、準備を重ねれば十分にチャンスはあるでしょう。
キャリアの整理や自己分析を行い、自分の強みと応募先のニーズを結びつけて伝えることで評価は高まります。
既卒は行動力と計画性が成果を左右するため、早めの準備が成功へのポイントです。
既卒の内定率は?
既卒者の就職活動では、内定獲得の割合が新卒者に比べて低い傾向があるようです。
マイナビが発表した「2024年度既卒者の就職活動に関する調査」では、既卒者の「内定を獲得している」割合が49.3%と報告されています。
例年の新卒者の就職内定率は90%以上であるケースがほとんどなので、「既卒は就活が厳しい」と感じる人が一定数いるのも事実でしょう。
しかし、このデータは「既卒だから終わり」という意味ではなく、準備や活動量によって成果を大きく変えられることを示しているとも言えます。
例えば、活動量を増やした既卒者は内定率が高まっている事例も多いです。
つまり既卒での就活では、データ上のハードルを理解した上で、戦略的に準備を進めることが成功への近道と言えるでしょう。
既卒の就活が難しいと言われる理由
以下のような理由から、既卒の就活が難しいと言われることがあります。
- 既卒に対して悪い先入観があるから
- 「新卒枠」で応募できないため
- 企業に早期退職を疑われるから
- 空白期間の説明が必要だから
既卒に対して悪い先入観があるから
既卒の就活が難しいといわれる理由の一つに、企業側の先入観があります。
一部の採用担当者は「なぜ卒業後すぐに就職しなかったのか」という疑問を持ち、計画性や意欲に不安を感じることがあるためです。
説明が不十分な場合、ネガティブな印象を与えやすく、評価が下がることもあるでしょう。
しかし、既卒という経歴自体が問題視される時代ではありません。
目的を持って準備していた、スキルを磨いていたなど、行動の理由を明確に伝えれば十分に評価されます。
重要なのは、ブランクよりも「その期間をどう過ごしたか」を具体的に説明する姿勢です。
「新卒枠」で応募できないため
既卒者が就活で苦戦しやすい理由の一つに、「新卒枠」での応募ができないことがあります。
多くの企業は新卒採用と中途採用を分けており、既卒者はそのどちらにも当てはまりにくい立場です。
新卒枠は在学中の学生を対象としており、既卒になると応募対象外となる企業も少なくありません。
その結果、選考の機会が限られ、就活期間が長期化しやすくなるのです。
とは言え最近では通年採用やポテンシャル採用を導入する企業が増えており、既卒にも門戸が広がりつつあります。
応募先の採用形態を見極め、既卒可の企業を中心に戦略的に動きましょう。
企業に早期退職を疑われるから
既卒者が就活で不利になりやすい理由の一つに、企業から早期退職を疑われることがあります。
「せっかく採用してもすぐ辞めてしまうのではないか」という懸念が生じやすいためです。
特に卒業後のブランク期間が長い場合や、明確な行動理由が説明できない場合は、意欲や定着性に疑問を持たれることがあるでしょう。
既卒の就活では、事前の準備が非常に大切です。
ブランクの期間に学んだことや、次の職場でどんな目標を持って働きたいのかを具体的に伝えれば、前向きな印象に変えられます。
企業は過去の状況よりも、今後どう成長するかの将来ビジョンを重視しています。
空白期間の説明が必要だから
空白期間の説明が必要だから、既卒の就活が難しいという声もあります。
なぜなら企業は空白期間をどう過ごしていたのかを通じて、応募者の意欲や計画性を判断するためです。
目的のない空白期間があると「行動力が低い」と見なされやすく、評価に影響を与える場合があるでしょう。
たとえブランクがあっても、資格取得やアルバイト、自己学習などの具体的な取り組みを説明できれば問題ありません。
何を学び、どう成長したかをしっかりと伝えましょう。
空白期間の過ごし方を前向きに示すことで、印象を大きく変えられます。
既卒の就活事情
お話してきた通り、たしかに既卒の就活は難しい一面もあります。
しかしながら、既卒歓迎の企業は増加傾向にあり、業界や企業規模によっては既卒就活も決して難しい話ではありません。
現在を取り巻く既卒の就活事情について、詳しく見ていきましょう。
既卒歓迎の企業は年々増加傾向にある
既卒の就活が難しいといえど、実は近年既卒を歓迎する企業が増えているのも事実です。
この背景には、国が既卒採用を推進していることにあります。
厚生労働省の「青少年雇用機会確保指針」によると、既卒3年以内の人を新卒枠として受付できるよう促しています。
国が企業に対して奨励金を支給したりと、国の予算を使って既卒採用に積極的になってくれているのです。
在学中の就活で内定がもらえなかった人も、次年度の新卒採用枠では希望する企業が応募受付してくれるかもしれません。
一度落ちてしまった会社でもまたチャンスがめぐってくる可能性もあるので、諦めずにポジティブな気持ちで次の機会を待つのも良いのではないでしょうか。
業界や企業規模によっては既卒就活は難しくない
既卒就活が難しいのは、業界や企業規模に左右されます。
大手企業はそもそも新卒採用で人員が充足しているため、既卒がこれから受けるチャンスにはなかなか出会えないでしょう。
しかし、地方の中小企業やベンチャー企業などではそもそも慢性的に人手不足に悩んでおり、未来ある若手人材は経験や学歴問わず積極採用したいと考えています。
大手ばかり狙って内定に落ち続けるより、小さな環境でも自分に合った場所を探した方が効率的なのではないでしょうか。
既卒の就活で企業に見られているポイント
既卒の就活は、企業が見ているポイントが新卒や中途採用の選考と異なります。
卒業後から今までの空白期間でやってきたことや、そもそも既卒となった理由を探ることから始まるでしょう。
さらに、長期的に貢献してくれる人材かどうかを見るために、内面的な部分にも着目しています。
あなたがその企業にとって採用するに値する人材であるかをアピールするために、チェックポイントも押さえておきましょう。
在学中〜現在までの経験
既卒も新卒同様に学生時代の経験について問われます。
サークル活動で貢献したことや成し遂げた実績、アルバイトやボランティア活動についてなど、充実した学生生活を送れたかどうかでその人のポテンシャルの高さを測るのです。
既卒は経験やスキルが不足しているイメージが先行してしまうため、先入観を持たずにその人を判断するためにチェックします。
また、既卒の場合は学校卒業から今までの空白期間に何をしてきたかも見られます。
アルバイトをしたならどんなアルバイトで何が身についたのか、資格勉強をしていたならどんな資格でどの程度まで学べたのかなどを詳しく述べましょう。
「卒業から今まで何もやっていない」と思われないよう、空白期間の中でも充実した活動ができたことは詳しく伝えてください。
自分の強み
既卒の就活では、特別なスキルや実務経験よりも、人としての強みが重視されるでしょう。
企業は、既卒者がどれほど仕事に前向きに取り組めるか、困難に立ち向かう粘り強さを持っているかを見ています。
また思いやりや協調性など、チームで働く上で欠かせない人間的な魅力も重要な評価基準です。採用担当者は、短期的な成果よりも「この人と一緒に長く働けるか」という視点で判断しています。
自分の強みを明確に伝えるには、まず自己分析を行い、自分が周囲からどんな評価を受けてきたかを整理することが大切です。
志望動機や自己PR欄で具体的なエピソードを交えて表現すれば、あなたの魅力がより伝わりやすくなるでしょう。
社会性や協調性
社会性や協調性は会社という一つの組織で長きにわたって活躍する上で重要なスキルです。
他者とのコミュニケーションが円滑にとれるか、誰かが困っているときに率先してフォローできるかなどをチェックしています。
既卒は周りと違った進路を歩んでいるため、孤立しているように思われます。
そのようなマイナスイメージを持たれてしまうと、チームの雰囲気を乱したり会社でも孤立してしまわないかが不安視されるでしょう。
他者との関わりをいかに大切にできるかをアピールしてマイナスイメージを払拭しましょう。
既卒就活で内定確率を上げるコツ
既卒の就活は難易度が高いものですから、少しでも効果的な就活方法を知って内定率を上げたいですよね。
ここからご紹介するのは、既卒が就活での成功率アップをするためのコツとして知っていただきたいことです。
求人検索の仕方や既卒が重点的にアピールするポイント、面接でポジティブイメージを与えるための姿勢などをご紹介しているので。
ぜひチェックしておきましょう。
既卒歓迎の企業を優先して応募する
求人媒体を網羅すると、実にさまざまな業界の求人に出会うことでしょう。
行きたい業界ややってみたい職業がざっくりとしか決まっていないと、やみくもに応募をしてその先の転職活動が迷走しがちになるでしょう。
少しでも効率よく就活を進めるなら、応募する企業選びの段階から優先順位を決めて行動しましょう。
求人媒体で検索するときは「既卒歓迎」のキーワードに着目してみてください。
大々的に既卒を歓迎しているのですから、既卒であることにネガティブイメージを持たれることはさほどありません。
また、そうした企業は若手人材を積極的に採用してゼロから育成してくれる環境を整えていることがあります。
既卒は社会経験が乏しい年齢層ですから、教育環境が整っている会社の方が入社後も楽しくスキルアップできるでしょう。
広い視野で就活をする
既卒の就活を成功させるには、最初から選択肢を狭めずに幅広い視野を持つことが大切です。
大手企業や知名度の高い会社だけにこだわると、チャンスを逃してしまう可能性があります。
中小企業や成長ベンチャーの中にも、未経験から育成してくれる企業や、自分の強みを活かせる環境は多く存在します。
そのため、企業規模ではなく、どんな環境で成長したいかという視点を持つことが、内定を得る上では非常に重要です。
また、業界や職種を限定せずに情報収集をすることで、新しい可能性や自分に合う働き方を発見できることもあります。
柔軟な姿勢で就活に臨むことで、思わぬ企業との出会いがあるかもしれません。
志望動機と自己PRを結びつける
既卒の就活で内定を得るには、志望動機と自己PRに一貫性を持たせることが大切です。
企業は「なぜこの会社を選んだのか」「どのように自分の強みを活かせるのか」をセットで確認しています。
自己PRで伝えた強みが、志望動機の中でも生かされていれば、説得力がぐっと増すでしょう。
例えば、「粘り強く目標を追える力」を自己PRとし、「長期的なプロジェクトの多い御社で活かしたい」と結びつければ自然な流れになります。
自分の経験と企業の求める人物像を照らし合わせながら、一貫したメッセージを伝えることで、採用担当者に強い印象を与えられるでしょう。
書類選考では経験&スキルをPR
就活の第一関門が、書類選考です。
ここであなたの良さを理解してもらえないと、書類で落とされる可能性が高くなります。
書類選考で重要視したいのが、自己PRと志望動機です。
これらの項目には自分が学生時代に経験して得たものや、それを糧にこれからどう成長していきたいのかをまとめます。
既卒就活の場ではライバルが既卒や第二新卒など同世代の求職者である確率が高いです。
そのため、通り一遍の書類内容では他者との違いを見せつけられず、あなたの良さを理解してもらえません。
他のライバルよりも自分を採用するメリットがどれだけ多いかをアピールするには、かなり作り込んだ自己PRや志望動機に仕上げる必要があります。
面接での自己紹介で第一印象をプラスに
無事に書類選考を突破しても、その次の面接で印象が良くなければ内定はもらえません。
とくに面接では初めて採用担当者と顔を合わせるわけですから、第一印象から良くできるように気をつけましょう。
面接会場についてから入室するまでのマナーや、面接官から質問されたことに対しての受け答え方は、その人の社会性やビジネススキルを判断する重要な指標です。
面接前には想定される質問に対する回答や、本番同様のロープレを行うなどを徹底しましょう。
また、服装や髪型などの見た目も第一印象に大きく影響するので、身だしなみにも気を配りましょう。
既卒となった理由をポジティブに述べる
既卒となった理由については、高確率で面接で質問されます。
少なからずマイナスイメージがついてくる既卒ですから、既卒になった理由を問われるのは当然のことでしょう。
このとき気をつけたいのが、ネガティブな理由はポジティブに変換するということです。
「一社からも内定をもらえなかった」「アルバイトに没頭しすぎてしまった」
こうした理由は一見すると正直で良いですが、それだけだと就活を甘くみていたり怠慢しているというマイナスイメージだけで終わってしまいます。
ネガティブな理由をできるだけポジティブに捉えてもらえるようにするには、例えば以下のような伝え方が良いでしょう。
・どうしてもいきたい業界がニッチだったため応募社数が少なく、残念ながら内定をいただくことができませんでした
・家計を助けるためにアルバイトと同時進行で就活を行っており、思うように進めることができませんでした
こうした伝え方だとさほど悪い印象は受けませんし、なぜ就活がうまくいかなかったのか具体的背景をみてもらうことができます。
また、理由を述べるときに必ず付け加えたいのが、既卒になったことの反省点を活かして志望している会社に絶対に入りたいという気持ちを述べることです。
これからどうなりたいのか、キャリアにおける展望を加えるとよりポジティブな印象になるでしょう。
就活に対する努力をしっかり伝える
既卒の就活では、努力の過程を具体的に伝えましょう。
企業は、空白期間にどのような活動をしてきたかを重視しています。
資格の勉強を続けた、アルバイトで責任ある仕事を任された、面接練習を重ねたなど、努力の積み重ねを具体的に伝えることで、前向きな姿勢を印象づけられるでしょう。
また、成果よりも努力の継続力や成長意欲を示すことが大切です。
就活への真摯な姿勢を伝えられれば、企業は伸びしろのある人材として、あなたを高く評価してくれます。
既卒の面接でよく聞かれる質問と答え方
最後に、既卒の面接でよく聞かれる質問と答え方についてまとめました。
既卒から転職を目指す人は参考にしてみてください。
なぜ既卒になったのですか?
この質問は、面接官が既卒になった経緯を通じて、あなたの考え方や行動力を確認するために行われます。
既卒という立場自体を否定的に見ているわけではなく、「なぜ新卒時に就職しなかったのか」「その期間をどのように過ごしたのか」を知りたいという意図があります。
重要なのは、過去経験をネガティブに捉えるのではなく、前向きな理由として説明することです。
例えば「在学中に将来の方向性を見極めきれず、一度立ち止まって自分に合う仕事を考え直した」といった回答なら、慎重な判断力や自己分析への真剣さが伝わります。
また、「卒業後はアルバイトをしながら社会経験を積み、改めて正社員として働く意欲が高まった」といった実行を伴う説明も効果的です。
逆に避けるべきなのは、「就活が上手くいかなかった」「なんとなく就職しなかった」といった受け身な答え方です。
ブランクの理由よりも、期間をどう活かしたかを具体的に話すことで、成長意欲と行動力をアピールできます。
誠実に経緯を説明し、「今はこのように前向きに就職を目指している」と締めくくることが、最も印象の良い答え方です。
卒業後の空白期間はどのように過ごしましたか?
この質問では、面接官は「空白期間にどんな目的を持ち、どう行動してきたのか」を確認しています。
既卒という経歴よりも、その期間をどのように活かしたかが評価のポイントです。
何もしていない印象を与えると意欲不足と見られるため、たとえ小さな経験でも学びに結びつけて話しましょう。
例えば、「自分に合う仕事を見極めるためにアルバイトをしながら社会人としての基礎を学んだ」「資格取得に向けて勉強を続け、計画的に就職活動を進めてきた」といった答え方は好印象です。
活動の内容そのものよりも、自ら考えて行動した姿勢が評価されます。
一方で、「就職活動を中断していた」といった消極的な説明は避けましょう。
たとえブランクが長くても、「今はその経験を踏まえてどんな職場で貢献したいか」を前向きに語らなければなりません。
面接官は過去を責めているのではなく、現時点での意欲と成長意識を見ています。
空白期間を自分の言葉で整理し、目的を持って動いていたことを伝えることで、信頼と期待が得られます。
なぜ今就職を考えているのですか?
この質問では、面接官は「現在の就職意欲の高さ」と「キャリアへの目的意識」を確認しています。
既卒者に対しては、「なぜ今なのか」「なぜこのタイミングで正社員を目指すのか」という明確な理由を求めていると言えるでしょう。
曖昧な回答をしてしまうと、行動力や計画性に欠ける印象を与えかねません。
効果的な答え方としては、過去の経験を踏まえた納得感のある転換点を示すことです。
例えば、以下のように今の決断に繋がる具体的な行動と共に、将来の展望を示すと説得力のある理由となります。
資格取得をきっかけに、専門性を活かして社会に貢献できる仕事をしたいと考えるようになった。
「周りが働いているから」「そろそろ就職しないといけないと思った」といった受け身な理由は避けておいた方が安全でしょう。
「これまでの経験が今の行動につながっている」「今こそ本気でキャリアを築きたい」という主体的な姿勢を示すことで、面接官に真剣さと成長意欲を伝えられます。
既卒就活を効率よく進めるための準備
就活を効率よく進めるためには事前準備も重要です。
既卒は転職活動者よりも時間に余裕があることが多いので、じっくりと丁寧に事前準備をしても良いでしょう。
自己分析や業界研究をしたり、持っていると有利な資格を取得しておいたり、今からできることは早い段階からやっておいてください。
自己分析で自己理解を高める
自己分析は学生時代の就活で経験をした人がほとんどでしょう。
改めて自己分析をする理由は、学生時代と既卒となった今では価値観に変化がある可能性が高いからです。
学生時代に憧れの企業を目指して就職活動をしていた頃と、卒業後に就職活動や就業していない期間を経験した今とでは、価値観や社会の捉え方が大きく変化している可能性があります。
自分自身の考え方が変わっている可能性も高いので、リアルな今の自分の潜在的な部分を理解するために自己分析を行いましょう。
取得できる資格は取っておく
既卒は社会経験がゼロに近い年齢層ですから、できるだけアピールできるスキルを増やすために、資格を取得しておくのがおすすめです。
とくに、行きたい業界が専門性の高い分野であれば、入社後にある程度知識を持って業務にのぞめるでしょう。
また、資格を取得するための勉強をした経験は、選考で自己PRを述べる際にも有利に働きます。
空白期間の説明が難しい既卒だからこそ、その期間に勉強をしていたという事実を述べられれば採用担当者からのイメージはプラスに変わるでしょう。
応募先の業界と企業について情報調査する
選考を制覇するには、まず相手を知ることが大切です。
そのために業界研究や企業研究は欠かせません。
これらは学生時代の就活でも経験したことのある人がほとんどだと思いますが、すでに調べたことがある業界でも忘れている知識があるかもしれません。
改めてこれから応募する業界に対する知識はつけておきましょう。
既卒に特化した就活サイト・エージェントの活用
既卒就活は自分だけで行動しても上手くいかないことが多いです。
例えば応募先企業とのミスマッチで書類で落とされ続けたり、面接対策のやり方が間違っていて本番で失敗したりも想定されます。
そこで最も効率よく就活ができる方法としておすすめしたいのが、既卒に特化した就活サイトやエージェントを活用することです。
求人案件数の多い大手媒体の中から既卒OKの案件を探すには時間がかかりますし、応募先企業とのミスマッチも発生しやすくなります。
しかし既卒に特化したサービスなら紹介している求人のほとんどが既卒をターゲットにしているため、効率的に案件を探すことができます。
既卒就活は断然「エージェント」の活用がおすすめ
効果的かつ効率的に既卒の就活を進めるには、エージェントを活用するのがおすすめです。
エージェントなら就活にまつわるほぼ全てのサポートが受けられるため、自分に合った求人探しに苦戦したり書類作成でつまずくことが防げます。
既卒や第二新卒などの若手人材に特化したアゲルキャリアでは、担当のキャリアアドバイザーとの個別面談で既卒ならではの悩みを解決できたり、応募先企業ごとの面接対策のアドバイスを提供しています。
また、内定まで最短で一週間というスピード感ある就活が叶うこともメリット。
既卒であることに焦っている方にとっては、理想的なサービスと言えるでしょう。
まとめ
既卒は企業からのマイナスイメージが先行したり、そもそも採用枠を設けている企業が少なかったりと、就活の難易度が高いことが事実です。
しかし、求人探しの段階から優先順位を決めて応募したり、既卒就活に強いサービスを利用することで、効率的な就活が叶います。
また、既卒というマイナスイメージを覆せるかが内定確率を上げるポイントです。
今回ご紹介したコツを押さえて効果的な就活を進めましょう。
話題沸騰中の人気診断ツール
今の仕事、本当にあなたに合っていますか?
転職活動で最も避けたい「ミスマッチ」。 失敗しないキャリア選びの第一歩は、自分自身の特性を客観的に把握することから始まります。「64タイプ性格診断」X 「適職診断」。後悔のない転職のために。まずは自分の適性を確かめてみませんか?
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