【例文あり】転職における履歴書志望動機の文字数について徹底解説
- 【転職における履歴書志望動機の文字数】志望動機は何文字で書けばいい?
- 【転職における履歴書志望動機の文字数】文字数指定がある企業の目的
- 【転職における履歴書志望動機の文字数】適切な文字数で書くためのコツ4選
- 【転職における履歴書志望動機の文字数】志望動機をうまくまとめる5つの工夫
- 【転職における履歴書志望動機の文字数】志望動機の文字数が多いときの対処法3選
- 【転職における履歴書志望動機の文字数】志望動機の文字数が足りないときの4つの対処法
- 【転職における履歴書志望動機の文字数】文字数に合わせた書くべき志望動機の内容と例文
- 【転職における履歴書志望動機の文字数】志望動機を書く際の4つの注意点
- 転職の履歴書志望動機の文字数まとめ
「志望動機の最適な文字数を知りたい」
「文字数が少ない場合はどうしたらいいの?」
「文字数が指定してある場合は何割書けばいいの?」
このように悩んでいる人も多いのではないでしょうか?
結論、志望動機に書く文字数は300文字程度です。
しかし、企業から指定される場合もありますし、履歴書によって行数も違い300文字が少なく感じる場合もあります。
本記事では、適切な文字数で書くためのコツや文字数が多いときの対処法、文字数が足りないときの対処法を解説します。
記事後半では、注意点や例文を紹介しているので、ぜひ参考にしてください。
この記事を読むと、履歴書の志望動機に書くべき文字数が決まって、どのように書けばいいのか方向性が定まります。
【転職における履歴書志望動機の文字数】志望動機は何文字で書けばいい?
転職する際は、必ず履歴書を提出して企業で書類選考がおこなわれます。
企業が履歴書で一番見るポイントは志望動機と言ってもいいでしょう。
志望動機には、「企業が複数あるなかでなぜ自社を選んだのか」「自社に魅力を感じた理由」などが気になるところです。
また、志望動機から熱意ややる気をアピールしなければいけません。
それらの情報を志望動機にまとめるには一体何文字にまとめたらいいのでしょうか。
次で解説します。
結論:履歴書に書く志望動機の文字数の目安は300文字
履歴書の志望動機に書くべき文字数の目安は300文字程度がいいでしょう。
しかし、300文字というのは企業から文字数の指定がない場合に限ります。
では、なぜ300文字がいいのか解説していきます。
志望動機で書くべきことを書くと大体300文字程度に収まるからです。
志望動機で書くべきことは以下です。
- その業界を選んだ理由
- 複数ある企業の中からその企業に応募した理由
- 自分の軸と合っている理由
基本的に以上の3つを抑えて考えると、魅力的な志望動機になります。
そのため、履歴書の志望動機を書く際は、以上の3つを意識して300文字程度に収まるように考えてみてください。
実際には、履歴書の種類によって300文字だと空白が多くなるものや、300文字も書けないものをあります。
その場合は、枠内の9割を埋めるように意識しましょう。
また、文字数が多すぎる場合や少なすぎる場合の対処法も解説しているので、ぜひ読み進めてください。
【転職における履歴書志望動機の文字数】文字数指定がある企業の目的
履歴書の文字数を指定してある場合の企業の目的を解説します。
受ける企業によって「志望動機は300文字以内」「自己PRは200文字以上」などの文字数に指定がある場合も考えられます。
文字数指定をする企業の目的を理解しておかなければ、書類通過が厳しくなるかもしれません。
今から文字数指定をする企業の目的を解説するので、ぜひ参考にしてください。
①志望動機の指定文字数が少ない企業の目的
まずは、文字数を少なく指定する企業の目的を解説します。
具体的に「100文字~200文字まで」や「100文字以内」など、少ない文字数を指定する企業の目的は以下の2つです。
- 企業を選んだ最も大きな理由のみを知るため
- 簡潔に伝える能力を確認するため
企業を選んだ最も大きな理由のみを知るため
企業が一番知りたいことは、「企業を選んだ最も大きな理由」です。
なぜなら、他の転職者の志望動機を差別化するためと書類選考の効率化をしたいからです。
仮に志望動機の文字数に余裕があれば、複数の理由を用意して「貴社に応募した理由は3つあります」という冒頭になりかねません。
そうなると、他の転職者と理由が被る可能性が高く、判断が難しくなり選考に時間がかかります。
応募した理由が被らないためにも、企業を選んだ最も大きな理由に絞り、周りとの差別化を図っています。
そのため、文字数を少なく指定する場合は、企業が納得する一番の志望動機を用意しておきましょう。
簡潔に伝える能力を確認するため
もう一つの目的は、「簡潔に伝える能力を確認するため」です。
文字数指定がないと、伝えたいことが複数あったり文の組み立て方が苦手だったりと、どうしても文章が長くなりがちです。
文章が長かったり話が長いと、仕事にも影響がでてきます。
例えば、上司に今の業務の進捗をだらだらと長く話してしまうと、相手は聞くことが苦痛になり話を聞いてくれません。
簡潔に伝える能力は社会人として大切なスキルの1つです。
つまり、仕事や業務において簡潔に伝える能力がなければ、仕事が回らなくなり効率が悪くなるでしょう。
そのため、簡潔に伝える能力があるのかを判断するために、志望動機の文字数を指定するケースもあります。
②志望動機の指定文字数が多い企業の目的
今度は逆に文字数を多く指定された場合の企業の目的です。
例えば「400文字以上」や「400~500文字」の志望動機を求める企業の目的は以下の2つ挙げられます。
- 熱意や志望意欲を確認するため
- 入社後の具体的なビジョンまで確認するため
熱意や志望意欲を確認するため
企業は文字数を多く指定することで、企業に応募した理由を複数引き出し熱意ややる気を求めています。
先述した「最も大きな理由を知りたい」の1つの理由だけだと、文字数が足りません。
そのため、文字数を多く設定することで複数の理由を用意させ、自社のことをどのくらい研究しているのかを確かめています。
企業に応募した理由がいくつかある人にとっては、文字数を多く指定されるとアピールするチャンスです。
文字数が足りない人は、「文字数が足りない場合の対処法」を解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。
入社後の具体的なビジョンまで確認するため
入社後の具体的なビジョンを確認することも、企業が文字数を多く指定している目的です。
志望動機で大切なのは、「企業でどのように活躍するか」「どのように貢献するか」です。
具体的なビジョンを伝えるためには、企業研究や企業説明会などを徹底的におこない、企業の働き方や業界の流れを理解する必要があります。
逆に、そこまで調べていない人は具体的なビジョンがわかりません。
そのため、企業は文字数を多く指定することで、ビジョンが明確なのか判断しています。
また、早期離職を避けるために聞いているケースもあります。
入社したけど、仕事内容や働き方が合っていない場合は、長く働けません。
すぐに辞めないためにも、企業に理解がある人を厳選している目的もあるでしょう。
【転職における履歴書志望動機の文字数】適切な文字数で書くためのコツ4選
適切な文字数を書くためのコツを4つ挙げました。
- 文字サイズ
- 一文の長さ
- 余白
- 改行
志望動機を書くうえで内容を意識する人は多いと思います。
しかし、内容をいくら考えても300文字にまとまらなかったり、指定文字数に達しなかったりする人もいるでしょう。
そのような人は、今から解説する4つを意識してみてください。
意識することで、うまく志望動機がまとまり余計な内容を書かずに済みます。
文字サイズ
適切な文字数で書くためには、文字サイズを意識しましょう。
文字サイズが小さすぎると読みにくくなりますし、大きすぎると書きたいことが書けません。
伝えたいことが多いと、文字サイズを小さくして無理に書く人もいるのではないでしょうか。
志望動機を書く際は、履歴書にもともと書いてある文字サイズを目安にしてください。
しかし、大体の文字サイズは小さめに書かれているため、少し大きい文字サイズを意識しましょう。
志望動機は読みやすさが大切なので、文字サイズに気をつけてください。
一文の長さ
適切な文字数で書くためには、一文の長さは60文字程度にしましょう。
一文が長いと、少し幼稚なイメージがあり結局何を伝えたいのかわからなくなります。
例えば、以下の志望動機は悪い例です。
私が志望した理由は、貴社の経営理念でもあるお客様を第一に考えた行動というもので、実際にお客様のニーズを分析し、ニーズに合った商品をピックアップして最終的にはお客様の要望に合う商品をお客様自身で選ぶ営業スタイルが魅力的に感じて、他の企業にはない新しい仕事のやり方だと感じました。
極端な例ですが、一文が長すぎる文章は伝えたいことが不明確になりがちです。
志望動機を作成するときは、長くなりすぎないように読み手の気持を考えましょう。
一文の長さを意識すると、以下のようになります。
私が志望した理由は、貴社の新しい営業スタイルです。
貴社の経営理念でもある「お客様を第一に考えた行動」に魅力を感じました。
具体的には、ニーズに合わせて商品をピックアップし提案する営業スタイルです。
最終的にお客様に選んでもらい、満足してもらう姿勢は他の企業にはない、魅力的な方法だと感じました。
一文の長さを意識することで、読みやすさは格段と良くなります。
一文が長すぎて読みづらいと、志望動機の内容が良くても、最後まで読まれない場合もあるでしょう。
細かいことかもしれませんが、読みやすい配慮ができているかも企業は見ています。
そのため、志望動機を書く際は、一文は60文字程度に抑えることを意識しましょう。
余白
適切な文字数を書くためには、余白を均等にすることを意識しましょう。
履歴書の志望動機の枠は四角形です。
罫線もなくフリーで書くときに、右肩上がりにならないように注意している人も多いでしょう。
しかし、読みやすくするためには、余白にも気をつけるべきです。
例えば以下を志望動機の枠だと思って見比べてみてください。
貴社の経営理念でもある「お客様を第一に考えた行動」に魅力を感じました。
私が志望した理由は、貴社の新しい営業スタイルです。
具体的には、ニーズに合わせて商品をピックアップし提案する営業スタイルです。
最終的にお客様に選んでもらい、満足してもらう姿勢は他の企業にはない、魅力的な方法だと感じました。
私が志望した理由は、貴社の新しい営業スタイルです。貴社の経営理念でもある「お客様を第一に考えた行動」に魅力を感じました。具体的には、ニーズに合わせて商品をピックアップし提案する営業スタイルです。最終的にお客様に選んでもらい、満足してもらう姿勢は他の企業にはない、魅力的な方法だと感じました。
NG例の方は、右側の余白がバラバラで読みづらい印象を受けるでしょう。
志望動機を書くときに、余白を意識している人は少ないです。
だからこそ、余白を均等にして見やすさを意識することで、他の転職者との差別化になります。
改行
適切な文字数を書くためには、改行を使いましょう。
「志望動機には書くべきことが3つあります」と解説しました。
- その業界を選んだ理由
- 複数ある企業の中からその企業に応募した理由
- 自分の軸と合っている理由
以上3つの理由ごとに、改行することで無意識で話の内容が変わることを認識させます。
企業側は多くの転職者の履歴書をみるわけなので、改行して話の流れを掴みやすくすると、伝えたいことが伝わり文章にも集中できるでしょう。
以上のような細かい配慮をすると、読まれやすい志望動機になり適切な文字数で書けるので、ぜひ意識してみてください。
【転職における履歴書志望動機の文字数】志望動機をうまくまとめる5つの工夫
志望動機をうまくまとめる工夫を5つ挙げます。
- 3部構成で読みやすさをアップさせる
- 結論ファーストで欲しい情報を先出しする
- 句読点は適切な数を意識する
- 同じ表現は避けて文章をスッキリさせる
- まずは文字数関係なく書く
志望動機を作成していると、「文章がまとまらない」「企業に伝わるかな?」と悩んでいる人も多いはずです。
今から解説する5つを実行すると、読みやすい志望動機にまとめることができ、企業の印象も良くなります。
それぞれ解説していきます。
3部構成で重要な部分を伝える
志望動機をうまくまとめるには、3部構成を意識して企業が知りたい部分だけをピックアップしましょう。
先述したとおり、3部構成とは以下のことです。
- その業界を選んだ理由
- 複数ある企業の中からその企業に応募した理由
- 自分の軸と合っている理由
以上の3つは企業が最も知りたいことなので、上から順番に書けるようにしてください。
流れとして、志望した業界を選んだ理由を説明しましょう。
業界における企業を調べていくうちに、貴社に転職したいと判断した理由を説明します。
そして、最後に自分の軸と企業がマッチしていることを説明できれば、十分魅力的な志望動機になるでしょう。
大切なのは、自分の軸と企業がマッチしている理由です。
例えば、「業界のなかから企業を見つけて仕事も楽しそうだと思った」などの理由では、採用されません。
「コミュニケーション能力を活かせる企業を探しているときに、貴社をみつけました」などと、自分の軸や強みを活かせるアピールをしましょう。
企業側も、ミスマッチは避けたいし活躍してくれる人を採用したいと思っています。
そのため、自分の軸とマッチしている理由を具体的に書けるようにしましょう。
結論ファーストで欲しい情報を先出しする
志望動機をうまくまとめるには、結論ファーストを意識し相手が欲しい情報を先出ししましょう。
企業が志望動機で欲しい情報は、「志望した理由」です。
そのため、「私が志望した理由は〇〇です」から始めるようにしてください。
結論がないまま、だらだらと志望した理由や転職したい理由を書いてしまうと、話が逸れたり情報が多すぎたりして、「結局なんで応募したの?」となりかねません。
そのため、まず結論を出したうえで具体的になぜそう思ったのかなどの情報を加えると、きれいにまとまり読みやすい文章になります。
句読点は適切な数を意識する
句読点を意識すると、きれいにまとまった志望動機になります。
志望動機を書く際は、「。」(句読点)を適切な場所で入れないと、話の続きがわからなくなったり、話が終わっているのか判断できなかったりします。
志望動機の中に「。」が多くて短文ばかりだと文章は見やすいですが、熱意が伝わらず淡々と話している印象を受けるので注意しましょう。
「。」を使わずに一文にしても長くなりすぎず、伝わる文章であれば、削除してください。
文章は読むリズムも大切です。
作成した志望動機を音読してみると、変な箇所で句読点があって読みづらい文章を見つけられます。
リズム良く読み進められることも音読で解消できるでしょう。
同じ表現は避けて文章をスッキリさせる
同じ表現を避けて文章をスッキリさせると、読みやすい志望動機になります。
例えば、以下の例文を見てみましょう。
私は貴社の〇〇が魅力だと考えています。
また、〇〇の取り組みも貴社の強みだと考えています。
私の〇〇という強みを活かせると考えています。
「考えています」という単語を3回繰り返していますが、単調な感じで少し幼稚な印象があるでしょう。
同じ表現を連続させないためにも、何度も見直して読むようにしてください。
まずは文字数関係なく書く
志望動機をうまくまとめるためには、まずは文字数関係なく書きたいことを書き出しましょう。
最初から文字数を意識して書いてしまうと、書いては消しての繰り返しで何を伝えたらいいのかわからなくなるからです。
志望動機を書くときは、3部構成を意識して文字数を気にせずに書き出しましょう。
書き出したあとは、理由が重複している文章やいらない文章を削るのが大切です。
具体的に以下のようなステップで志望動機を作成していくと、スムーズに書けます。
- ステップ1:文字数関係なく書き出す
- ステップ2:不要な文章や同じ内容を消していく
- ステップ3:文章を組み立てる
補足として、「一番伝えたいこと」も決めておくと効率よく志望動機を書き進められます。
また、文章を組み立てても文字数がオーバーしたり枠外にはみ出る場合は、言葉の言い回しを変えたり、文章と文章を合わせられないかブラッシュアップしていきましょう。
【転職における履歴書志望動機の文字数】志望動機の文字数が多いときの対処法3選
志望動機の文字数が多いときの対処法は3つです。
- 重複する内容を削る
- 不要な情報を削る
- 説明部分を削る
志望動機の枠内に収まらないときや、指定文字数をオーバーしたときに、どのように文章を削ったらいいのかわからない人もいるでしょう。
今から紹介する対処法で、適切な文字数になるように調整してください。
重複する内容を削る
志望動機の文字数がオーバーした場合は、重複する部分があるのか内容をもう一度見直しましょう。
例えば「前職で培ったコミュニケーション能力を活かしたいです」「コミュニケーション能力を活かして新規顧客の獲得につなげたいです」という文章だと、「コミュニケーション能力を活かしたい」が重複しています。
重複する内容を別々で書く必要はありません。
「前職で培ったコミュニケーション能力を活かして、新規顧客の獲得につなげたいです」とすれば、簡潔にまとめることでき、読み手もスッと頭にはいるでしょう。
以上のように、作成した志望動機の内容で重複する部分がないか、チェックしてみてください。
不要な情報を削る
文字数が多い場合は、志望動機の内容で不要な情報はないか見直しましょう。
文字数が多くなてしまう人のなかには、企業に関する情報を詰め込んでいるケースもあります。
例えば、企業の商品の内容や魅力などは書かなくても、担当者はわかっています。
志望動機では、企業の情報を詰め込みすぎず自分の情報を中心に書くように意識してください。
細かい部分だと、「〇〇のための△△の取り組みに魅力を感じました」という文章があったとします。
以上の場合であれば、「〇〇のための」は不要です。
「△△の取り組みに魅力を感じました」と書けば十分理解できるでしょう。
文字数が多くなるときは、不要な情報がはいってないか見直してみてください。
説明部分を削る
志望動機の文字数が多い場合は、説明部分を削るのも1つの手段です。
結論を書いたあとの、具体的なエピソードトークを削りましょう。
例えば、志望した具体的な理由などは、面接のときに話せます。
また、企業の魅力や取り組みについては、担当者が一番よく理解しているので、削っても問題ありません。
志望動機で書くべきことは、応募した理由です。
そのため、「私が志望した理由は〇〇です」と結論を伝え、理由を簡潔にまとめられるといいでしょう。
【転職における履歴書志望動機の文字数】志望動機の文字数が足りないときの4つの対処法
志望動機における文字数が足りない場合の対処法は4つあります。
- 企業が求める人物像を再確認する
- 自己分析したものを付け足す
- フレームワークを活用する
志望動機を書いているときには、書くことが思い浮かばないやアピールすることがわからず、文字数が足りなくなることもあるでしょう。
文字数が足りない状態で提出すると、本当に入社したいのか疑われる原因になりかねません。
そのため、文字数が足りない場合は、今から紹介する対処法を試してみてください。
企業が求める人物像を再確認する
文字数が足りない場合の対処法として、企業が求める人物像を再確認する方法があります。
志望動機で大切なのは、自分が企業で活躍できる人材であることです。
そのために、企業が求める人物像をもう一度見直して、共通する部分や企業にマッチしている説明を追記することで、文字数が足りない部分を補えます。
また、入社後にどのように活躍するかや貢献するかも追記するといいでしょう。
文字数が足りない場合は、企業側に実際に働くイメージを持ってもらうことも大切なので、キャリアビジョンやキャリアプランなどを追記してもOKです。
企業が必要としている人材を見極めて、それに当てはまっていることを追記できれば文字数も増やせて魅力的な志望動機になるでしょう。
自己分析したものを付け足す
文字数が足りない場合は、自己分析をしてスキルや強みとなるものを追記するといいでしょう。
自己分析の結果、「私は〇〇なスキルがあり、このような場面で活かしたいと考えています」のように、企業のメリットとなることをピックアップできれば、文字数も増やせて企業側も活躍するイメージを持ってもらえます。
しかし、自己分析が不十分だと中身のない志望動機になり採用されません。
そのため、履歴書や企業に応募する前に、自己分析は済ませておきましょう。
フレームワークを活用する
志望動機の文字数が足りない場合は、フレームワークを活用するのも1つの手段です。
例えば4つほど挙げます。
- 業界を選んだ理由
- 企業を選んだ理由
- 入社後にどのような仕事に携わりたいか
- 入社後の目標
以上の項目がすべて志望動機に含まれていれば、志望意欲が高いと判断されやすいです。
4つすべて含めても文字数が足りないのであれば、エピソードや実体験などの深掘りした内容を書くようにしてください。
【転職における履歴書志望動機の文字数】文字数に合わせた書くべき志望動機の内容と例文
文字数に合わせた志望動機の例文を紹介します。
文字数が少ないと簡潔にまとめることが求められ、文字数が多いとアピールポイントを盛り込んだ志望動機になるでしょう。
志望動機が200文字程度の場合
200文字の場合は以下の項目を記載するようにしましょう。
- 結論
- 志望した理由
- 軸がマッチしている理由
私が貴社を応募した理由は、多くの人が便利に使える商品を使ってもらいたいと思ったからです。
以前、貴社の商品を提案していただいて利用したときに、疲れがとれ仕事のパフォーマンスを上げることができました。
私の企業選びの軸は「挑戦をし続けポジティブに変化していく企業」です。
挑戦し続ける姿勢となんでもポジティブに捉える貴社なら、私の軸と合致していると確信しました。
貴社だからこそ成し遂げられるものがあると考え、貴社を志望いたしました。
(212文字)
志望動機が300文字程度の場合
300文字の場合は以下の項目を記載するようにしましょう。
- 結論
- 業界を志望した理由
- 企業を志望した理由
- 軸とマッチしている理由
私が貴社を応募した理由は、多くの人が便利に使える商品を使ってもらいたいと思ったからです。
前職で営業として働いており、提供した商品を受け取ったお客様から”ありがとう”と感謝され、やりがいを感じて営業の道を選びました。
なかでも、貴社はお客様を第一に考えユーザーが長く使える商品を提供しています。
また、私の企業選びの軸は「挑戦し続けポジティブに変化していく企業」です。
挑戦し続ける姿勢と、なんでもポジティブに捉えて挑戦しやすい環境を作っている貴社なら、私の軸と合致していると確信しました。
持ち前のポジティブさでより職場を明るくして貢献します。
貴社だからこそ成し遂げられるものがあると考え、貴社に志望いたしました。
(303文字)
志望動機が500文字程度の場合
500文字の場合は以下の項目を記載するようにしましょう。
- 結論
- 業界を志望した理由
- 企業を志望した理由
- 軸とマッチしている理由
- 入社後のビジョン
私が貴社を応募した理由は、多くの人が便利に使える商品を使ってもらいたいと思ったからです。
前職で営業として働いており、提供した商品を受け取ったお客様から”ありがとう”と感謝され、やりがいを感じて営業の道を選びました。
なかでも、貴社はお客様を第一に考えユーザーが長く使える商品を提供しています。
また、私の企業選びの軸は「挑戦し続けポジティブに変化していく企業」です。
挑戦し続ける姿勢と、なんでもポジティブに捉えて挑戦しやすい環境を作っている貴社なら、私の軸と合致していると確信しました。
もし私が入社した際には、商品を多くの人に認知してもらうために、InstagramやXなどのSNSの運用を強化しようと考えています。
貴社ではすでにSNSを始めていますが、前職で培ったマーケティング力を活かしてさらにユーザーの認知を拡大し、商品の良さをアピールします。
特に若者世代のニーズを正確に捉えることができます。
若い人が興味をもち、実際に使ってみたいなと思ってもらうことが大事だと思います。
これまでの経験をもとに、ニーズに合わせた商品提供をして、さらに認知拡大に向けてSNS運用の強化で貢献したいと考えています。
(498文字)
【転職における履歴書志望動機の文字数】志望動機を書く際の4つの注意点
志望動機を書く際の4つの注意点を紹介します。
- 指定文字数を超えるのはNG
- 文字数稼ぎの無駄な文章は減らす
- 読みにくいレイアウトにならないように気を付ける
- 「書き出し」と「締め」を意識する
志望動機を書く際に、思わずやってしまう行動でもあります。
今から紹介する4つに気をつけつつ魅力的な志望動機を書けるようになりましょう。
それぞれ解説します。
指定文字数を超えるのはNG
企業側から文字数を指定された場合は、必ずその文字数に収めるようにしてください。
文字数を守れていない時点で、書類通過から落とされる可能性もあります。
パソコンでの入力の場合は、既定の文字数以上は書けないようになっているため、わかりやすいです。
しかし、手書きの場合は一文字ずつ数える必要があるため注意しましょう。
「文字数が多いほうが、熱意ややる気が伝わって好印象なのでは?」と考える人もいますが、先述したとおり文字数を指定している目的が企業にはあるため、企業の指示に従いましょう。
文字数稼ぎの無駄な文章は減らす
志望動機を作成する際に、文字数が足りないからといって、無駄な文章を追記するのは控えましょう。
意識してほしいのは、文字数よりも内容のほうが大事だということです。
きれいにまとまった7割の志望動機と無駄な文章が多い9割の志望動機があれば、企業は前者を選ぶでしょう。
もちろん、熱意が伝わる9割の志望動機に越したことはありません。
しかし、9割も書けていないからといって、書類選考のマイナスになるような文章を追記してしまうと、もったいないです。
そのため、無駄な文章は追記しないように心がけましょう。
文字数が指定してある場合は、無駄な文章を増やすのではなく、企業が求める人物像にマッチしている理由や入社したあとの目標などの具体的な内容を追記するようにしてください。
読みにくいレイアウトにならないように気をつける
志望動機の文章レイアウトが読みにくくならないように気をつけましょう。
企業にアピールすることがたくさんあれば、文字を詰め込んでも書きたくなる気持ちもわかります。
しかし、志望動機の読みやすさなどの細かい部分にも気を配れると、他の転職者との差別化もできます。
- 文字サイズ
- 一文の長さ
- 余白
- 改行
以上の4つを意識しつつ、魅力的な内容になるようにしましょう。
「書き出し」と「締め」を意識する
志望動機の「書き出し」と「締め」を意識するようにしましょう。
「書き出し」は結論から伝えるようにし、簡潔に理由を述べると担当者の目を引けるような文章になります。
あいまいな文章からスタートすると、言いたいことがわからず書類選考の突破も厳しくなります。
また、「締め」に関しても、応募者と会ってみたいと思わせるように、気を抜かずに作成しましょう。
志望動機の「締め」には、貢献できることで終わると担当者も一緒に働くイメージできて好印象です。
転職の履歴書志望動機の文字数まとめ
結論、志望動機の文字数は300文字程度を目安にしましょう。
今回は、志望動機に最適な文字数や文字数がオーバーした場合や足りなかった場合の対策法を解説しました。
また例文も紹介しているので、参考にして自分オリジナルの志望動機を作成しましょう。
文字数の指定がある場合は、必ず指定文字数を守るようにしてください。
文字数も大切ですが、内容が一番大事です。
あまり文字数を意識せずに、内容を充実させましょう。
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