既卒の事務職就職は難しい?一般事務だけじゃない選択肢と内定獲得の戦略
「既卒で事務職に就職するのって、やっぱり難しいの?」。この質問、本当にたくさんいただきます。正直に言うと、事務職は求人倍率が高く、既卒の方にとって簡単ではないのは事実です。でも、「無理」ではありません。私がこれまで支援してきた中でも、既卒から事務職の正社員に就職した方はたくさんいます。ポイントは「正しい戦略」を持つこと。一般事務だけに固執せず営業事務や経理事務にも視野を広げる、MOS資格を取得してスキルを証明する、アルバイト経験を事務職向けにアピールする。こうした工夫をするかどうかで、結果は大きく変わります。この記事では、2026年の事務職市場の実態、必要なスキル5選、受かるための対策7選、面接で聞かれる質問への回答のコツまで、既卒から事務職を目指す方に必要な情報をすべてまとめました。
既卒から事務職に就職できるのか?結論と2026年の市場実態
「そもそも既卒で事務職に就職できるの?」という疑問に、まずは正直にお答えします。
結論と、2026年の事務職市場のリアルな状況を把握しておきましょう。
結論|既卒でも事務職への就職は可能。ただし戦略が必要
結論から言うと、既卒でも事務職への就職は可能です。ただし、「何の戦略もなく応募すれば受かる」というほど甘い市場ではありません。
事務職は「未経験でも始めやすい」「残業が少ない」「ワークライフバランスが取りやすい」というイメージから、性別・年齢を問わず非常に人気の高い職種です。そのため、1つの求人に対する応募者数が多く、競争が激しいのが現実です。
しかし、だからといって諦める必要はありません。「スキルを証明する資格を取る」「一般事務以外の事務職にも視野を広げる」「エージェントを活用して自分に合った求人を見つける」。こうした正しい戦略を持っている方は、しっかりと内定を獲得しています。
「事務職は難しい」で止まるのではなく、「どうすれば受かるか」を考えることが、内定への第一歩です。
事務職の求人倍率は高い|「人気職種」ゆえの厳しい現実
事務職が難しいと言われる最大の理由は、「求人倍率の高さ」です。
求人倍率とは、「求職者1人に対して何件の求人があるか」を示す数字です。営業職やIT系職種が2倍〜4倍(求人が余っている状態)であるのに対し、一般事務の求人倍率は1倍を下回ることもあります。つまり、「事務職を希望する人の数に対して、求人が足りていない」状態です。
特に大手企業の事務職は競争が激しく、新卒や経験者と同じ土俵で戦うことになるため、既卒の方にとってはハードルが高くなります。
ただし、これはあくまで「一般事務」の話です。営業事務、経理事務、総務事務など専門性のある事務職や、中小企業の事務職は比較的競争が緩やかです。視野を広げるだけで、チャンスは大きく広がります。
2026年の事務職市場|「一般事務」は縮小、「専門事務」は需要拡大
2026年の事務職市場には、明確なトレンドがあります。それは「一般事務の縮小」と「専門事務の拡大」です。
RPAやAIの導入により、データ入力、書類整理、ファイリングなどの定型業務は自動化が進んでいます。その結果、「誰にでもできる一般事務」の求人は年々減少しています。
一方で、「経理事務(簿記の知識が必要)」「営業事務(顧客対応やデータ分析が必要)」「人事事務(労務知識が必要)」「IT事務(ITツールの管理ができる)」など、専門性を持った事務職の需要は増加しています。
つまり、2026年に事務職を目指すなら、「何かしらの専門性」を武器にすることが非常に重要です。この点を踏まえて、次のセクションで必要なスキルを解説します。
既卒が事務職に就職するために必要なスキル5選
「事務職に必要なスキルって何?」を明確にしておくことが、対策の出発点です。
ここでは、既卒から事務職を目指す方が身につけておくべきスキルを5つ紹介します。
すべてを完璧にする必要はありませんが、1つでも多く準備しておくと選考で有利になります。
Excel・Word・PowerPointの基本操作|最低限ラインを押さえる
事務職の選考で最も重視されるのが、Microsoft Officeの基本操作スキルです。
Excelは、SUM関数、IF関数、VLOOKUP関数、ピボットテーブル、グラフ作成ができれば、多くの事務職で即戦力として評価されます。Wordは、ビジネス文書の作成、差し込み印刷、書式設定。PowerPointは、基本的なスライド作成と図表の挿入ができれば十分です。
「Excelはほとんど使ったことがない」という方でも、2〜3週間集中して学べば基本操作はマスターできます。YouTubeの無料講座やUdemyのオンライン教材を活用すれば、独学でも十分に身につけられます。
Officeスキルは事務職の「入場券」のようなもの。これがないと、そもそも選考のスタートラインに立てません。
タイピングスピードとPC操作の正確性
事務職では、日常的にPCを使った入力作業が発生します。タイピングのスピードと正確性は、仕事の効率に直結するスキルです。
目安としては、1分間に200文字以上のタイピングスピードがあると「問題なし」と判断されます。タイピング練習サイト(e-typing、寿司打など)を使えば、無料でスキルを磨けます。
また、スピードだけでなく「正確性」も重要です。事務職では数字や金額を扱う場面が多いため、1桁の入力ミスが大きなトラブルにつながることがあります。
タイピングスキルは「練習すれば確実に伸びる」スキルです。毎日15分の練習を2週間続けるだけで、見違えるほどスピードアップします。
ビジネスメール・電話対応の基本マナー
事務職は社内外の人とのやり取りが多い仕事です。ビジネスメールと電話対応の基本マナーは必須スキルです。
ビジネスメールでは、「件名の付け方」「宛名の書き方」「敬語の使い方」「CCとBCCの使い分け」「添付ファイルのマナー」を押さえておきましょう。電話対応では、「会社名と自分の名前を名乗る」「用件を簡潔に伝える」「メモを取る」「復唱確認する」が基本です。
アルバイトでの電話対応経験がある方は、それを「ビジネスレベルに引き上げる」イメージで学べばOKです。ビジネスマナーの書籍やYouTube動画で、1〜2日で基本は習得できます。
メールと電話のマナーができているだけで、面接官に「社会人としての基礎がある」と安心感を与えられます。
MOS資格や日商簿記|「武器」になる資格を持っておく
既卒から事務職を目指す場合、資格はあなたのスキルを客観的に証明する最も効果的な武器です。
最もおすすめなのが「MOS(マイクロソフトオフィススペシャリスト)」です。Excel、Word、PowerPointのスキルを公式に証明できる資格で、事務職の求人で「MOS保有者歓迎」と記載されているケースが非常に多いです。勉強期間は1〜2ヶ月、受験料は約1万円程度。コスパの良さは抜群です。
経理事務を目指す方は、「日商簿記3級」もおすすめです。簿記の基礎を証明でき、経理・会計系の事務職で高く評価されます。2〜3ヶ月の勉強で取得可能です。
さらに余裕があれば、「ITパスポート」も取得しておくと、ITリテラシーの高さをアピールできます。
「資格がある」と「ない」では、書類選考の通過率がまったく違います。事務職を目指すなら、最低1つは資格を取っておきましょう。
ITツール活用力|Google Workspace・チャットツールへの対応力
2026年の事務職では、Microsoft Office以外のITツールを使いこなすスキルも求められています。
Google Workspace(Googleスプレッドシート、Googleドキュメント、Googleスライド)は、多くの企業で導入が進んでおり、Excelとの互換性を理解しておくと業務がスムーズです。
また、SlackやChatwork、Microsoft Teamsなどのビジネスチャットツール、ZoomやGoogle Meetなどのオンライン会議ツールの基本操作も、2026年の事務職ではほぼ必須と言えます。
これらのツールは無料で利用できるものが多いため、就活中に実際に触れておくことをおすすめします。「ITツールに抵抗がない」というだけで、他の応募者との差別化になります。
既卒が事務職に受かるための対策7選
必要なスキルを把握したところで、ここからは「受かるための具体的な対策」を7つご紹介します。
事務職は競争が激しい分、戦略的に動くかどうかで結果が大きく変わります。
できるものから取り組んでみてください。
対策①|「一般事務」だけに絞らず「営業事務」「経理事務」にも視野を広げる
既卒が事務職を目指す際の最も重要な対策が、「一般事務だけに固執しないこと」です。
一般事務は最も人気が高く競争が激しいため、既卒の方が内定を獲得するのは簡単ではありません。しかし、「営業事務」「経理事務」「総務事務」「人事事務」「貿易事務」など、少し専門性のある事務職に視野を広げるだけで、応募できる求人数が大幅に増えます。
たとえば、営業事務は営業チームのサポートを行う仕事で、見積書・請求書の作成、顧客データの管理、電話対応などを担当します。コミュニケーション力が求められるため、接客経験のある方には特におすすめです。
「事務職」の中にもたくさんの選択肢があることを知るだけで、就活の幅は一気に広がります。
対策②|MOS資格を取得して「即戦力」をアピールする
先ほどスキルの項目でも触れましたが、MOS資格の取得は事務職を目指す既卒の方にとって最も費用対効果の高い対策です。
「資格がなくてもスキルはあります」と面接で言っても、証明のしようがありません。しかし、「MOSのExcel スペシャリストを取得しています」と言えば、客観的なスキルの証明になります。
MOSにはスペシャリスト(一般レベル)とエキスパート(上級レベル)がありますが、まずはスペシャリストで十分です。勉強方法としては、公式テキストを1冊購入して模擬試験を繰り返すのが最も効率的。合格率は約80%と高めです。
「1〜2ヶ月の努力で、書類選考の通過率が劇的に変わる」。これがMOS資格の最大の魅力です。
対策③|アルバイト経験を「事務職で活かせるスキル」に変換する
既卒の方の多くがアルバイト経験をお持ちですが、「アルバイト経験を事務職のアピールにどう使えばいいかわからない」と悩んでいます。
実は、アルバイト経験には事務職で活かせるスキルがたくさん隠れています。たとえば、飲食店での経験なら「マルチタスク処理能力」「正確なレジ操作」「チームでの協働力」。コンビニなら「在庫管理の正確性」「接客対応力」「発注業務の経験」。小売店なら「データ入力」「品出しの効率化」「お客様対応」。
これらを「事務職の言葉」に変換して伝えましょう。「レジ操作で培った正確性を、データ入力業務に活かしたい」「在庫管理の経験を、受発注業務に応用したい」。こうした言い換えができると、面接官の評価は大きく変わります。
「アルバイト経験しかない」ではなく「アルバイト経験を活かせる」と考え方を転換しましょう。
対策④|志望動機で「なぜ事務職か」を具体的に伝える
事務職の面接で最も差がつくのが、志望動機の具体性です。
「安定しているから」「残業が少ないから」「自分に合っていると思うから」。これらは本音かもしれませんが、面接官の心には響きません。なぜなら、他の応募者も同じことを言っているからです。
差がつく志望動機は、「なぜ事務職なのか」を自分の経験と結びつけて語れるもの。「アルバイトでデータ管理を任されたとき、正確に処理することにやりがいを感じた」「誰かのサポートをして感謝されることが自分のモチベーションになると気づいた」など、自分だけのエピソードを交えましょう。
「なぜ事務職か」を「自分の体験」から語れる人は、他の応募者と明確に差がつきます。
対策⑤|中小企業・ベンチャーの事務職を積極的に狙う
大手企業の事務職は競争が激しいため、既卒の方は中小企業やベンチャー企業の事務職を積極的に狙いましょう。
中小企業の事務職には、大手にはない魅力があります。まず、「一人で幅広い業務を担当できる」こと。大手では細分化された業務の一部しか担当できませんが、中小企業では経理も総務も人事も一人で担当するケースがあり、短期間で幅広いスキルが身につきます。
次に、「裁量が大きい」こと。「この業務をもっと効率化したい」という提案が通りやすく、自分の工夫で仕事を改善できるやりがいがあります。
さらに、中小企業は大手に比べて応募者が少ないため、既卒の方でも書類選考を通過しやすいというメリットがあります。
対策⑥|紹介予定派遣を活用して「お試し」から正社員を目指す
「いきなり正社員は不安」「事務職が本当に自分に合っているか確かめたい」という方には、紹介予定派遣がおすすめです。
紹介予定派遣とは、最初は派遣社員として働き、一定期間(通常3〜6ヶ月)後に企業と本人が合意すれば正社員に切り替わる仕組みです。実際に働いてみてから「合っているかどうか」を判断できるため、ミスマッチのリスクが低いのが最大のメリットです。
派遣会社に登録すれば、あなたのスキルや希望に合った事務職の紹介を受けられます。派遣期間中もビジネスマナーやOfficeスキルの研修を受けられる会社もあるため、スキルアップと就職を同時に進められます。
「正社員のハードルが高い」と感じるなら、紹介予定派遣は最も現実的なルートの一つです。
対策⑦|既卒に強い就職エージェントを活用してプロの力を借りる
事務職は競争が激しいからこそ、プロの力を借りることが重要です。
既卒向けの就職エージェントに登録すれば、「あなたのスキルや経験で応募できる事務職の求人」を的確に紹介してもらえます。一般の求人サイトには掲載されていない非公開求人にアクセスできるのも大きなメリットです。
また、エージェントのアドバイザーは「事務職の書類選考で何が評価されるか」「面接でどう答えればいいか」を熟知しているため、対策の質が格段に上がります。
「一般事務にこだわっていたけど、エージェントに相談したら営業事務を勧められて、そちらの方が自分に合っていた」というケースも多いです。プロの視点で「自分に合った事務職」を見つけてもらうことが、内定への近道です。
既卒が事務職の面接で聞かれやすい質問と回答のポイント
事務職の面接では、定番の質問がいくつかあります。
事前に回答を準備しておくことで、本番で焦らず対応できます。
「なぜ事務職を志望するのですか?」への答え方
事務職の面接で最も聞かれる質問です。ここで「安定しているから」「残業が少ないから」と答えてしまうと、消極的な印象を与えます。
おすすめの回答の流れは、「自分の経験・特性→事務職との相性→具体的にどう貢献したいか」の3ステップです。たとえば、「アルバイトでデータ管理や在庫管理を担当した経験から、正確に業務を処理することにやりがいを感じました。この特性を活かして、御社の事務職としてバックオフィスからチームの成果に貢献したいと考えています」。
「なぜ事務職か」を「自分の強み」と紐づけて語るのが、説得力のある回答のコツです。
「空白期間は何をしていましたか?」への答え方
既卒の方が必ず聞かれるのが、空白期間についての質問です。
大切なのは、正直に伝えつつ、「今は前向きに行動している」ことを示すことです。たとえば、「卒業後、自分のキャリアについて考える期間がありました。その中で事務職に興味を持ち、MOSの資格を取得しました。現在は御社のような環境で早く貢献したいと考えています」。
「何もしていなかった」と感じていても、「自分を見つめ直す期間だった」「資格の勉強をしていた」「アルバイトをしながら就職活動をしていた」など、前向きな要素を一つでも加えましょう。
空白期間を「反省→学び→行動」のストーリーで伝えることで、面接官に好印象を与えられます。
「PCスキルはどのくらいありますか?」への答え方
事務職の面接では、PCスキルのレベルを具体的に聞かれることが多いです。
「パソコンは使えます」だけでは不十分です。「ExcelではSUM関数、IF関数、VLOOKUP関数が使えます。ピボットテーブルでのデータ集計も可能です」「WordではビジネスS文書の作成、差し込み印刷に対応できます」「MOSのExcel スペシャリストを取得しています」というように、具体的な操作内容や資格名を挙げて伝えましょう。
もしスキルが十分でない場合は、「現在Excelの関数を勉強中で、MOSの取得に向けて対策を進めています」と学習中であることを伝えるだけでも、意欲のアピールになります。
「何ができるか」を具体的に言えるかどうかが、面接官の信頼を勝ち取るポイントです。
既卒が事務職を目指す際に知っておくべき注意点
事務職を目指すうえで、事前に知っておくべき注意点が3つあります。
これを知らずに就活を進めると、入社後のギャップや就活の長期化につながるリスクがあります。
「事務職=楽」は誤解|実際の業務内容と求められるスキル
「事務職は楽そうだから」という理由で志望する方がいますが、これは大きな誤解です。
事務職は、複数の業務を同時に進める「マルチタスク力」、ミスなくデータを処理する「正確性」、社内外の人と円滑にやり取りする「コミュニケーション力」、急な依頼にも柔軟に対応する「臨機応変さ」が求められる仕事です。
「楽そう」で入社して、実際の業務量や求められるスキルの高さにギャップを感じて辞めてしまうケースは少なくありません。
事務職は「楽な仕事」ではなく「縁の下の力持ち」として組織を支える重要な仕事です。この認識を持って臨むことが大切です。
一般事務にこだわりすぎると就活が長期化するリスク
「一般事務しか受けたくない」と選択肢を絞りすぎると、就活が長期化するリスクが非常に高くなります。
先ほどお伝えした通り、一般事務は求人倍率が高く、既卒の方にとっては最も競争が激しい分野です。一般事務だけに絞って20社受けても内定が出ない、というケースは珍しくありません。
営業事務、経理事務、総務事務、人事アシスタント、データ入力、ITサポートなど、「事務系」の仕事は実はたくさんあります。これらにも視野を広げるだけで、応募先の選択肢は3倍以上に増えます。
「一般事務だけ」へのこだわりを手放すことが、内定獲得のスピードを大きく左右します。
事務職のキャリアパス|将来どう成長できるかも考えておく
事務職に就職した後のキャリアパスについても、事前に考えておくことをおすすめします。
事務職のキャリアパスとしては、「経理→財務→経営管理」「人事事務→人事企画→HRBP」「営業事務→営業→マネジメント」「IT事務→社内SE→IT企画」など、専門性を深める方向と、マネジメントに進む方向の2つがあります。
また、事務職で培ったスキル(正確性、マルチタスク力、コミュニケーション力、ITスキル)は、将来別の職種に転職する際にも活かせる「ポータブルスキル」です。
「事務職に就職して終わり」ではなく、「事務職をキャリアの第一歩として、どう成長していくか」を考えておくと、面接での説得力も増し、入社後のモチベーションにもつながります。
既卒から事務職への就職に成功した人の体験談
実際に既卒から事務職の正社員に就職した方々のリアルな声をご紹介します。
Aさん(23歳・女性・大学卒業後8ヶ月間就活→メーカーの営業事務に就職)は、最初は一般事務だけに応募していたそうです。「20社以上落ちて心が折れかけた。エージェントに相談したら”営業事務なら接客バイトの経験が活きますよ”と勧められて、視野を広げた。MOSも取得して再チャレンジしたら、3社目で内定。営業事務は顧客対応もあって毎日が充実している」と振り返ります。
Bさん(24歳・男性・大学卒業後1年間フリーター→中小企業の総務事務に就職)は、「男性で事務職は難しいかも」と不安を感じていました。「でもエージェントに”中小企業の総務は男性の採用も多いですよ”と言われて応募。面接で”簿記3級を取得して、今は2級の勉強中です”と伝えたら、”向上心がある”と評価された。今は総務として幅広い業務を担当していて、毎日が学びの連続」と話します。
Cさん(23歳・女性・大学卒業後半年間ニート→紹介予定派遣で経理事務に就職)は、「いきなり正社員は怖くて動けなかった。紹介予定派遣という仕組みを知って、”お試しなら”と思って始めた。派遣期間中に仕事の適性を確認できたし、会社の雰囲気もわかった。半年後に正社員に切り替わって、今は安定した環境で経理の仕事をしている」とのことです。
3名に共通しているのは、「視野を広げて、自分に合ったルートを見つけた」こと。一般事務だけにこだわらず、営業事務、総務事務、紹介予定派遣と、柔軟に選択肢を広げたことが成功の決め手でした。
既卒の事務職就職に関するよくある質問
男性でも事務職に就職できますか?
はい、できます。事務職は女性のイメージが強いかもしれませんが、男性の事務職社員は増えています。特に総務事務、IT事務、営業事務は男性の採用も多い分野です。面接では性別よりも「スキル」と「意欲」が評価されるため、資格取得やPCスキルのアピールをしっかり準備しましょう。
事務職に就職するのにプログラミングスキルは必要ですか?
基本的には不要です。ただし、Excelのマクロ(VBA)やGoogleスプレッドシートの関数が使えると、他の応募者との差別化になります。「IT事務」や「DX推進アシスタント」などのポジションでは、簡単なプログラミング知識が評価されるケースもあります。必須ではありませんが、余裕があれば触れておくとプラスになります。
事務職の年収はどのくらいですか?
未経験入社の場合、初年度の年収は250万〜320万円程度が一般的です。経理事務やIT事務など専門性のある事務職は、一般事務よりも年収が高い傾向があります。経験を積み、簿記2級や社会保険労務士などの上位資格を取得すれば、年収400万〜500万円以上も十分に狙えます。
MOSは何科目取ればいいですか?
まずはExcelのスペシャリスト(一般レベル)を取得するのがおすすめです。事務職で最も使用頻度が高いのがExcelだからです。余裕があれば、Word、PowerPointも取得するとアピールの幅が広がります。すべて取得する必要はなく、「Excel+もう1科目」で十分な差別化になります。
事務職の正社員求人はどこで探せばいいですか?
最もおすすめなのは、既卒向けの就職エージェントです。非公開求人を含む幅広い事務職求人を紹介してもらえます。一般の求人サイト(マイナビ転職、dodaなど)も併用すると選択肢が広がります。ハローワークの「わかものハローワーク」でも、地元企業の事務職求人を紹介してもらえます。複数の情報源を併用するのがベストです。
事務職と営業職で迷っています。どちらがおすすめですか?
「コツコツ正確に作業するのが好き」「裏方としてチームを支えたい」→事務職向き。「人と話すのが好き」「成果が数字で見えるのがモチベーションになる」→営業職向き。どちらか迷う場合は、「営業事務」がおすすめです。事務のスキルを身につけながら、営業チームとの連携を通じてコミュニケーション力も磨ける「いいとこ取り」の職種です。
まとめ|既卒から事務職に就職するには「スキル×対策×行動力」が決め手
今回は、既卒から事務職に就職する方法について、市場の実態、必要なスキル5選、受かるための対策7選、面接対策、注意点まで詳しく解説しました。
既卒から事務職への就職は、決して簡単ではありませんが、正しい戦略を持って行動すれば十分に実現可能です。最も大切なのは、「一般事務だけに固執しないこと」「スキルを資格で証明すること」「プロの力を借りること」の3つです。
MOS資格を取得する、アルバイト経験を事務職向けにアピールできるよう整理する、営業事務や経理事務にも視野を広げる、エージェントに相談する。これらの対策を一つでも実行すれば、内定の確率は確実に上がります。
事務職は「入口」であり、そこから経理のプロ、人事のプロ、IT管理のプロなど、さまざまなキャリアパスに発展させることができる可能性に満ちた職種です。
「既卒だから事務職は無理」は思い込みです。正しい準備と行動で、あなたにぴったりの事務職はきっと見つかります。応援しています。
話題沸騰中の人気診断ツール
今の仕事、本当にあなたに合っていますか?
転職活動で最も避けたい「ミスマッチ」。 失敗しないキャリア選びの第一歩は、自分自身の特性を客観的に把握することから始まります。「64タイプ性格診断」X 「適職診断」。後悔のない転職のために。まずは自分の適性を確かめてみませんか?
SHARE この記事を友達におしえる!