
【大学・大学院卒向け】SJ型の適職は?文系・理系ごとの得意な学問についても詳しく解説
- はじめに
- 【SJ型からわかる大学・大学院卒向けの適職】適職がわかるMBTI(Myers-Briggs Type Indicator)性格診断について
- 【SJ型からわかる大学・大学院卒向けの適職】SJ型とはどんなパーソナルタイプ?
- 【SJ型からわかる大学・大学院卒向けの適職】文系SJ型が得意な学問領域
- 【SJ型からわかる大学・大学院卒向けの適職】文系SJ型の適職
- 【SJ型からわかる大学・大学院卒向けの適職】理系SJ型が得意な学問領域
- 【SJ型からわかる大学・大学院卒向けの適職】理系SJ型の適職
- 【SJ型からわかる大学・大学院卒向けの適職】SJ型の長所
- 【SJ型からわかる大学・大学院卒向けの適職】SJ型の短所
- まとめ
はじめに
就職活動の一環で利用されることの多いツールが、MBTI診断です。
MBTI診断を受けることで、自己理解が深まり自分の適職を探せます。
実際、就職活動をしていると就活生同士の会話でMBTI診断という言葉が出てくることも多いのではないでしょうか。
MBTIは、大きく分けて16のタイプに分類されます。
本記事では、今回「SJ型」にスポットを当てて、長所や短所について細かく見ていきたいと思います。
さらにこれから就活をする大学卒・大学院卒予定の方に向けて、SJ型の得意な学問についても、文系・理系に分けてご説明いたします。
これから就活を控えている大学卒・大学院卒予定の方は、ぜひ本記事を参考にしてみてください。
【SJ型からわかる大学・大学院卒向けの適職】適職がわかるMBTI(Myers-Briggs Type Indicator)性格診断について
MBTI(Myers-Briggs Type Indicator)は、シンプルに言えば性格診断です。
世界45カ国以上で活用されている診断で、日本でもその認知度が高くなっています。
「自分の心を知ること」を目的とするもので、パーソナルタイプは4つのアルファベット16のタイプに分類されているのが特徴です。
MBTIによって自分の長所や短所などがわかれば、仕事選びの参考となり、入社後のミスマッチを防げるようになるでしょう。
きっと自己分析や企業分析をする際の有効な情報にもなります。
診断方法は簡単で、MBTI診断サービスを提供しているWebサイトやアプリを使うだけです。
結果を参考にして、自分の中にどのような性格や心の動きがあるのか、必要な情報を集めていきましょう。
【SJ型からわかる大学・大学院卒向けの適職】SJ型とはどんなパーソナルタイプ?
今回はMBTI診断結果の一つである「SJ型」について見ていきたいと思います。
MBTI診断におけるSは感覚(ものの見方)であり、Jは判断(外界への接し方)です。
SJ型は現実的な思考を持ち、秩序を何よりも重んじるタイプだと言われています。
また責任感が強くリーダーシップがあるため、仕事においては人を束ねるポジションを任されることも多いでしょう。
SJ型は「番人(守護者)」と呼ばれており、以下4つのタイプに細分化されます。
- ISTJ(管理者):規則を守り、効率性を重視する
- ISFJ(擁護者):他者への思いやりとサポートを得意とする
- ESTJ(幹部):リーダーシップがあり、計画を立てるのが早い
- ESFJ(領事):社交的な性格で、何よりも人間関係を重視する
4タイプとも特徴が異なりますが、いずれも共通しているのは以下のポイントです。
- 秩序を重んじる
- 責任感が強い
- 安定的な思考を持つ
就活のツールとして使うときは、この3つの共通点を踏まえて、自分に向いている仕事を探すようにしましょう。
【SJ型からわかる大学・大学院卒向けの適職】文系SJ型が得意な学問領域
MBTI診断におけるSとは感覚であり、現実的な目線でより確実に物事を遂行する要素です。
そしてJは判断であり、計画性を持って最後までやり抜く力を示す要素となっています。
現実的かつ実践的な視点を持つSJ型は、ルールを守り規則を重んじるパーソナルタイプです。
そのため、一般的に以下のような学問領域が得意だと言われています。
- 法学
- 歴史学
- 教育学
- 経営学
- 福祉学
法学
まず秩序と規則を重視するSJ型が得意な学問は、法学です。
細かいルールがあるとスムーズに行動でき、法学が持つ特徴と相性が良いとされています。
SJ型は抽象的で曖昧な概念よりも、具体的な事柄や事例に基づいて物事を考えるのが得意です。
データや数字を持ち出して考えることができるので、法学においては条文・判例について論理的な思考を巡らせる能力に長けています。
歴史学
実践的なデータを活用するのが得意な点で、歴史学が得意なSJ型の人も多いでしょう。
事実をもとに物事を考えることが好きな性格であり、過去の資料に基づいて分析・研究を重ねる歴史学との親和性が高いと言えます。
歴史学は、過去の出来事を並べて、因果関係や時系列を考えなければなりません。
SJ型のパーソナルタイプなら、時代の流れを解釈して整理する力があります。
教育学
教育学は時代ごとに定められてきた教育方法を研究する学問で、SJ型が得意な領域です。
過去の事例を持ち出しながら検証する学問であり、具体的な数字とデータを判断材料とするSJ型のパーソナルタイプと相性が良いと言われています。
教育学で学ぶテーマは、学力向上やいじめ問題、家庭内教育のポイントなどさまざまです。
現実的な目線で物事を考えられるSJ型なら、これらのテーマについても上手く解決策を見出すことができるでしょう。
経営学
経営学なら、文系のSJ型ならではの強みを活かすことができるでしょう。
経営学は企業の経営にまつわる課題や事例を研究する学問です。
現実的かつ具体的な数字による分析を得意とするSJ型との親和性が高いと言われています。
例えばケーススタディで企業の財務分析をするときは、データに基づいた分析が必須です。
SJ型は細かくデータを集めて分析することが得意なので、論理的に結論を導くことができるでしょう。
規律を重視する気質から、企業の組織運営を理解する能力にも長けています。
福祉学
最後にSJ型のパーソナルタイプが得意な学問領域として、福祉学があります。
福祉学は、誰もが安心して暮らすために、どのようなサポートが必要なのかを考える学問です。
具体的なサポートや政策を探る際に、SJ型の持つ現実的な目線と課題解決力が役立ちます。
また計画することが得意なので、高齢者向けケアプランの作成・リハビリプランなどもスムーズに作成が可能です。
福祉学はさまざまな制度や政策について理解を深めなければなりませんが、秩序とルールを重んじるSJ型は知識も吸収しやすいでしょう。
ISFJのような人のサポートが好きなタイプにおすすめの学問です。
【SJ型からわかる大学・大学院卒向けの適職】文系SJ型の適職
得意な学問療育を踏まえながら考えると、文系SJ型は次のような職種で活躍できる可能性が高いと言えるでしょう。
- 公務員系
- 法律系
- 事務職
- 教育系
- 福祉・医療系
公務員系
まず向いている仕事の一つが公務員です。
現実的思考を持ち、秩序とルールを何よりも重視するSJ型は、法令に基づいて業務をこなす公務員の性質と非常にマッチしています。
主にISTJ(管理者)との親和性が抜群です。
そして誠実で責任感の強いSJ型の働きぶりは、地域の人々から愛されることもあるでしょう。
変化の波が比較的緩やかで、安定した職場環境で働きたいと考えるSJ型なら、公務員がおすすめの仕事です。
法律系
弁護士や司法書士、宅地建物取引士など法律系の職種なら、文系のSJ型が活躍できるチャンスがあります。
なぜなら法律系は文書作成や情報の整理など、常に正確さが求められる仕事だからです。
細部に気を使いながら業務を遂行できる文系SJ型なら、適正があります。
また現実的な目線を持つSJ型は、過去の判例を活用して論理的に問題解決へと導く力があります。
誠実さと責任感の強さもあって、働き続ければ社会から大きな信頼を寄せられることもあるでしょう。
事務職
文系のSJ型は、事務職のような細かい作業の多い仕事も卒なくこなせます。
事務職は書類作成やデータ入力、社内調整など一つのミスが大きな事故に繋がってしまう業務が中心です。
常に注意を払わなければならないので、細かいところまで目が行き届くSJ型は適正があります。
また事務職は日々の業務がルーティンワークになりがちです。
変化することを苦手とするSJ型とも相性が良く、繰り返しの同じ業務が好きな人にもおすすめです。
教育系
文系のSJ型は、学校の先生や保育士など教育系の仕事でも活躍できるポテンシャルを秘めています。
理論立てて物事を説明することが得意なので、生徒に対して上手なコミュニケーションが取れるでしょう。
特に思いやりの強いISFJ型との親和性が高い職種です。
また規則に忠実であるため、率先してルールを守る姿勢は、指導者の立場なら周囲に良い影響を与えることも多いでしょう。
そしてSJ型は長期的な計画を立てる力があり、再現性の高い学習目標を立てて、生徒の学習効果を高めていくことも可能です。
福祉・医療系
SJ型は、福祉・医療型の職種にも適性があります。
福祉・医療の現場は、専門的なガイドラインに従って業務を進めていかなければなりません。
秩序とルールを順守する性格を持つSJ型なら、強みを発揮しながら働けるでしょう。
高い倫理観で、人々の生活や安全をサポートする意味でも親和性が高いと言えます。
福祉は安全な介護プランの策定、医療においては手術や薬の投与など、どちらも正確性が求められる仕事です。
細部にまで注意を払って作業のできるSJ型は、福祉・医療の現場で活躍できる可能性が高いと言えるでしょう。
【SJ型からわかる大学・大学院卒向けの適職】理系SJ型が得意な学問領域
これまでの話をまとめると、SJ型は現実的思考を持ち、規律や秩序を何よりも重んじる性格だということです。
理系のSJ型に関して言えば、実践的で学ぶ手順が明確な学問を得意としています。
現実的な視点を持ち、論理的な思考で話ができる理系と相性が良いと言えるでしょう。
そのためSJ型の理系は、以下のような学問領域が得意です。
- 工学
- 医学
- 化学・科学
- 建築学
- 統計学
工学
一つ目にSJ型の得意領域だと言われている学問が、工学です。
工学は数学や化学、物理学といった学問の総称で、社会に役立つものを作り出すための学びとも言い換えられます。
理系の学生の場合、理論ありきで実用的な工学に触れるので、現実的な目線を持つ人が入り込みやすい世界です。
また設計や製造、実験を行う際は、危険を伴う作業もあるため、細心の注意を払う必要があります。
注意深く正確に仕事を進められるSJ型との親和性が高いでしょう。
また工学は主にチームで研究に当たることがあり、リーダーシップのあるSJ型はチームの中心として、現場で信頼を集められる存在にもなれます。
医学
理系SJ型は医学においても、持ち前の能力が発揮できます。
なぜなら医学が求めるスキルや特性が、SJ型の性格と共通する部分が多いからです。
医学には生物学や解剖学、衛生学などさまざまな分野がありますが、いずれも体系的な学びに基づき、手順を守りながら研究を進めていきます。
秩序とルールを順守するSJ型は適正が高く、定められたガイドラインを意識しながら学ぶことができるでしょう。
医学は日々の進歩によって、知識をアップデートさせなければいけないこともあります。
SJ型の粘り強さがあれば、継続的な学びも意欲的に実施し、長期的な成長に繋げていけるかもしれません。
化学・科学
緻密なデータ収集が要求される化学・科学の学問は、SJ型だからこそ得意としている領域でしょう。
実験などでは、ほんの少しの誤差で、結果が大きく変わってしまうことがあります。
SJ型は正確にデータを集めて検証する能力があるので、実験でもミスなく、精度の高い学びが得られるでしょう。
化学・科学分野の研究は、既存のデータから仮説を検証する能力も必要です。
SJ型特有の現実的思考があれば、論理的なフレームワークを上手く活用しながら学習ができます。
建築学
建築学は、SJ型の理系が選択する学問としてポピュラーです。
建築学では、主に建築設計や施工管理について学びます。
建築に関する法律や設計基準に従って工事・施工を進めていくので、規則やルールを順守するSJ型とは非常に相性が良いでしょう。
また設計図を考える授業では、見た目のデザインだけでなく、耐震性や機能性にも注目しなければなりません。
正確で緻密な作業を得意とするSJ型は、それらの安全性も考慮しながら再現可能な設計図を作成することができるでしょう。
統計学
統計学は、理系SJ型のパーソナルタイプが得意とする領域でしょう。
統計学とは、さまざまな経験から得られたデータを研究し、共通点や規則性を見出す学問です。
学問を進める上で必要となるデータ収集や整理、プロセスについてはある程度パターン化されています。
マニュアル通り進めていくタイプのSJ型には、うってつけの学問だと言えるでしょう。
大量のデータを効率よく集めて構築する能力が必要となるので、ミスなくコツコツと頑張れるSJ型なら知識を吸収しやすい傾向にあります。
【SJ型からわかる大学・大学院卒向けの適職】理系SJ型の適職
得意な学問領域を踏まえながら考えると、理系SJ型は次のような職種で活躍できる可能性が高いと言えるでしょう。
- エンジニア系
- 医療系
- 化学・製薬系
- 土木・建築系
- データ分析系
エンジニア系
エンジニア系の仕事は、理系SJ型のパーソナルタイプが得意とする分野です。
エンジニアには、アプリやWebに関するソフトウェアエンジニアや機械設計や生産技術に関する機械系エンジニアなどの職種があります。
いずれの職種でも、細かい部分に目が行き届くSJ型ならトラブルを解決に導くポテンシャルを持っています。
例えばシステムエラーが発生した際も、冷静かつ迅速に対処できるでしょう。
特にISTJは、機械や電気に関する設計が必要な機械系エンジニア系の仕事に向いています。
正確性の高い回路設計が得意で、安全な製品を生み出す力を持っているのが特徴です。
医療系
医療型の仕事は、緻密な作業を得意とする理系のSJ型に向いています。
医療系はちょっとしたミスが患者さんの健康や命に影響を与えてしまうリスクが高く、正確な技術が必要不可欠です。
職種によっては機械の操作が必要になったり、患者カルテの記録を管理したりしなければなりません。
人を思いやる気持ちにも長けているので、医療事務の受付をすれば、礼儀正しい対応が評価され、利用者から高い信頼も得ることもあるでしょう。
事務職を目指している人も、理系は医療系の仕事を目指してみるのがおすすめです。
化学・製薬系
化学・製薬系の仕事も医療系のような特色があり、理系のSJ型は適正があります。
理系の場合、化学・製薬系は研究開発、品質管理・品質保証、臨床試験などが主な仕事です。
特に品質管理は規則を守ることが大前提であり、秩序を守るSJ型の性質と相性が良いと言えるでしょう。
そして化学・製薬系は、実験等を除きある程度マニュアル化されており、ルーティンワークになりがちです。
単調な作業が長時間続くため、コツコツと粘り強く頑張れる理系SJ型に向いている仕事だと言えます。
土木・建築系
理系SJ型は、土木・建築系の仕事も適正があります。
インフラや建築など、公共性の高い仕事であり、秩序を重んじる人が向いている仕事です。
土木・建築の場合、例えば建築基準法や耐震基準といった覚えておかなければならない施工規則が数多くあります。
基準に基づいた設計が求められるので、ルールに厳しいSJ型は活躍できる可能性が高いと言えるでしょう。
また誠実で周囲からの信頼も得やすいタイプであることから、公共性の高い仕事を任されることがあります。
データ分析系
データ分析系もSJ型が得意とする職種の一つです。
データ分析とは、主にAIエンジニア系、データエンジニア系、コンサルタント系の3種類に分かれています。
根拠ありきの分析をするため、ロジカルシンキングやデータ整理スキルが求められる仕事です。
順序立てて物事を考える力に長けているSJ型なら、優秀な人材として重宝されることもあるでしょう。
データ分析は、企業によってビッグデータを取り扱うこともあり、収集と分析が長時間にわたることもあります。
長期的な目線でコツコツと頑張れる理系のSJ型であれば、長く働き続けることができるでしょう。
【SJ型からわかる大学・大学院卒向けの適職】SJ型の長所
得意とする学問領域や、適職について順番にご説明しました。
SJ型の長所をまとめると、以下の3つがあります。
- 責任感が強い
- 計画を立てて仕事ができる
- 人に対して思いやりがある
責任感が強い
SJ型は責任感が強いパーソナルタイプです。
他人から信頼を寄せられることが多く、約束したら最後までやり抜く力があります。
仕事面で言えば、一度計画を立てたことは、継続的に取り組んで遂行していく粘り強さがあるでしょう。
責任感が強いので仕事で成果を上げやすく、ゆくゆくは大規模なプロジェクトリーダーに任されることもあります。
責任感の高さは、さまざまな企業、職場などで重要なスキルとして評価されるため、今回ご紹介した職種以外でも活躍できるフィールドがあるでしょう。
計画を立てて仕事ができる
SJ型は計画を立てて仕事を進めるのが得意です。
業務を効率よく進められるだけでなく、企業のプロジェクト管理などにおいても、その能力を存分に発揮できるでしょう。
SJ型は、明確にスケジュール設定をして、その通りに行動することができます。
例えばプロジェクトを立ち上げる際は、具体的なタスクと、完遂までの期限を事前にきっちりと設定することが可能です。
現実的な目線で、職務を全うする力があるので、効率よく仕事を進めることができます。
SJ型は抽象的に計画を立てるよりも、具体的に行動計画を立てて実行することが得意です。
人に対して思いやりがある
人に対して思いやりが強いのも、SJ型ならではの強みだと言えるでしょう。
他者への配慮を欠かすことなく、チームプレイで仕事を進めていける強みがあります。
思いやりをもった行動が多いので、気づけば周囲に人が集まっている場面も多いでしょう。
チームの結束力を高めたり良好な人間関係を築いたりして、職場の風通しを良くさせるような力を持っています。
相手の幸福を優先させ過ぎるあまり、時には自己犠牲を払ってしまうこともあるでしょう。
それくらい思いやりがあり、相手に寄り添って協力できるパーソナルタイプです。
【SJ型からわかる大学・大学院卒向けの適職】SJ型の短所
一方で、SJ型の短所をまとめると、以下の3つがあります。
- 柔軟な対応が苦手
- 融通が効かない
- 保守的な思考がある
柔軟な対応が苦手
SJ型は既存のルールに沿って物事を進めることが得意な反面、柔軟に対応するのは苦手です。
決まったことを遂行する力に長けてはいますが、突発的な問題が発生したときの対処に戸惑ってしまうこともあります。
そのため臨機応変な対応が求められる接客業やカスタマーセンターといった仕事は、一般的に不向きです。
また自分が計画していたタスクが急な変更によって、予測できない状況になると、強いストレスを感じてしまうことが多いのもSJ型の特徴です。
融通が効かない
SJ型は、融通が効かないところがあり、適正のない職場ではやりづらさを感じてしまうことがあるかもしれません。
なぜならSJ型は、秩序と規則を何よりも重んじる傾向があるからです。
そのためマニュアルから外れるような行動を嫌う傾向があり、イレギュラーなやり方を勧められた時に混乱を感じてしまうことがあります。
既存のやり方で仕事を進めることが好きなので、度々周囲から「融通が効かない」と言われてしまうこともあるでしょう。
公務員や弁護士など、規則やルールに沿って進める仕事は得意ですが、ひらめきやアイデアが重宝されるクリエイターやアーティストといった仕事は適正がない可能性があります。
保守的な思考がある
SJ型は、他のパーソナルタイプの中でも保守的な思考が強い傾向にあります。
現実的な視野を持っているため、従来のやり方を変えることに抵抗を覚えることがよくあるでしょう。
たとえ業務効率が上がるような提案でも、大きく環境が変わるような話なら、受け入れるのが難しい頑固なところがあります。
できるだけリスクの高いことは避けたいという思考が強く、新しいものに対して常に慎重です。
SJ型は新しいアイデアを活用するよりも、従来のやり方を好んで保守的に伝統を重視します。
まとめ
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
SJ型は規則や伝統を重んじるタイプで、きっちりとルールを守りながら仕事をすることが得意です。
そのため文系の大学卒・大学院卒の場合は、公務員や弁護士、事務職といった仕事に適正があるでしょう。
理系の場合は、論理的思考が活かせるエンジニアや医療、データサイエンティストといった仕事が適しています。
ただしMBTI診断は、あくまでも個人の性格傾向や思考について理解を深めるためのツールです。
SJ型と診断されたからといって、全ての人が今回ご紹介したような長所・短所があるわけではありません。
これまでの経験やスキルによっても強みは大きく変化するので、これから就活を考えている人は、診断結果を鵜呑みせず、就活の参考として上手に活用しましょう。
これから就活を控えている大学卒・大学院卒の一助になれば幸いです。
SHARE この記事を友達におしえる!