【例文5選】エンジニアに転職する際の志望動機の書き方を解説|未経験でも転職可能
エンジニアの転職で志望動機を作成するときに、「エンジニアの志望動機の書き方を知りたい」「未経験でエンジニアの志望動機は何を書けばいい?」「例文があればスムーズに書けるのに」と悩む人も多いのではないでしょうか?
結論からいうと志望動機は自己分析と企業研究をおこなうとスムーズに書けます。
とはいえエンジニアが未経験の場合、どんなことをアピールしたらいいのかわからない人もいるでしょう。
そこで、この記事では志望動機で企業が判断していることやエンジニアに転職するためのアピールポイントを解説しています。
記事の後半では、志望動機を作成する事前準備と志望動機で書いてはいけないことを紹介しています。
本記事を読めば魅力的な志望動機を作成でき、未経験でも十分転職できます。
【エンジニアの転職志望動機】エンジニアの種類7つを解説!仕事内容など
まずエンジニアの種類について紹介します。
- システムエンジニア
- Webエンジニア
- アプリケーションエンジニア
- ネットワークエンジニア
- フロントエンジニア
- サーバーエンジニア
- セキュリティエンジニア
エンジニアの職種には主に7つあります。
各職種を理解しておかなければ、職種が合わなかったり、思っていた仕事と違ったりする可能性があります。
そのため今から紹介する7つのエンジニアを理解しておきましょう。
それぞれ紹介していきます。
システムエンジニア
システムエンジニアは、システム開発の設計に携わっているエンジニアです。
システムエンジニアには主に以下のような仕事があります。
- 要件定義
- 設計
- 開発
- テスト
- 運用・保守
プログラミングの仕事と混合されがちですが、システムエンジニアはプログラミングよりも上流工程の仕事です。
要件定義や設計などがメインの仕事になり、プログラマーへの設計書などを作成します。
Webエンジニア
Webエンジニアとは、Webアプリケーションやホームページなど、Webサイトに関わる開発や運用をおこなうことが仕事です。
Webエンジニアの主な仕事は主に以下になります。
- 設計
- サーバー選定
- デザイン
- コーディング
- テスト
- サイト誘導
- マーケティング
Webエンジニアはマーケティングやデザイン、コーティングなどさまざまなスキルが必要になります。
主にプログラミングは必須スキルとなり、以下の知識が必要です。
- HTML/CSS
- JavaScript
- Java
Web上のシステムをユーザーが利用しやすいように、システムを使って施策するのがWebエンジニアの仕事です。
アプリケーションエンジニア
アプリケーションエンジニアは、アプリケーションの開発に携わるエンジニアです。
アプリケーションエンジニアの主な仕事内容は以下になります。
- システム設計
- プログラム開発
- 動作テスト
またアプリケーションエンジニアは、3種類のアプリケーション開発に携わります。
- 業務系アプリケーション
- Webアプリケーション
- スマホアプリケーション
業務系アプリケーションだと、鉄道会社の自動改札機やATMなど公共機関に関わる幅広い開発が仕事になるでしょう。
ネットワークエンジニア
ネットワークエンジニアは、企業の中にあるコンピューターやネットワークの設計や開発、管理に携わっています。
ネットワークエンジニアの主な仕事内容は以下になります。
- ネットワーク設計
- ネットワーク構築
- ネットワーク運用
- ネットワーク保守
日ごろパソコンからデータを送ったり、受け取ったりしていますが、快適な通信環境で仕事ができているのはネットワークエンジニアのおかげなのです。
フロントエンジニア
フロントエンジニアは、アプリケーションやWebサイトなどのユーザーが閲覧する部分を運用構築するエンジニアです。
フロントエンジニアの主な仕事内容は以下になります。
- コーディング
- PHPの設計、実装
- CMS構築
例えば、アプリケーションのホーム画面やログイン画面などはフロントエンジニアが開発しています。
Webデザイナーとの違いは、Webデザイナーが公開したデザインを実装するのがフロントエンジニアの役割です。
そのため、Webデザイナーとフロントエンジニアは連携して仕事をする必要があります。
サーバーエンジニア
サーバーエンジニアはサーバーの設計や運用、構築、保守を担当しているエンジニアです。
ネットワークエンジニアとの違いは、ネットワーク全般を担当するのではなく、ネットワーク内のサーバーに特化したものになります。
サーバーエンジニアには、各企業で利用されているサーバーの知識が必要です。
- Webサーバー
- ファイルサーバー
- メールサーバー
ネットワークやサーバーの知識だけではなく、OSなどの知識も必要になります。
セキュリティエンジニア
セキュリティエンジニアは、各企業のサーバーやシステム、ネットワークのセキュリティを確保するためのエンジニアです。
セキュリティエンジニアの主な仕事内容は以下になります。
- 企画、提案
- 設計
- 実装
- テスト
- 運用、保守
各企業へのサイバー攻撃などを未然に防ぐための調査や対策が必要です。
主に以下のようなリスクを防いでいます。
- 情報漏洩
- サイバー攻撃
- マルウェア
- 不正アクセス
企画や運用以外にも、企業からのヒアリングで、潜在的な危険性を探し出すのもセキュリティエンジニアが担当しています。
【エンジニアの転職志望動機】志望動機で企業が判断していること
志望動機で企業が判断していることを解説します。
エンジニアが未経験か経験者で採用担当者が判断しているポイントが違います。
そのため、自分の立場から採用担当者が見ているポイントを理解しましょう。
企業が見ているポイントを理解していると志望動機で書くべきことが明確になります。
それぞれ解説します。
【未経験】エンジニアになりたい理由
未経験でエンジニアに応募する際、多くの企業は「ポテンシャル」で判断します。
未経験である以上は、実務的なスキルや能力には期待していないからです。
「エンジニアとしてどのくらいの成長見込みがあるのか」を判断しています。
例えば、「なぜエンジニアになりたいのか」という理由には、未経験でも挑戦したい熱意や学習意欲が含まれます。
エンジニアになりたい理由から伝わる熱意が企業に伝われば、未経験でも十分に転職できます。
逆に、熱意ややる気がない未経験が挑戦できる職種ではありません。
そのため、志望動機を書く際は「エンジニアになりたい理由」を明確にして、ポテンシャルがあることをアピールしましょう。
実際に未経験での志望動機の書き方を記事の後半で解説してるので、最後まで読み進めてください。
【経験者】どんなエンジニアになりたいか
エンジニア経験者の場合は、「どんなエンジニアになりたいか」などのキャリアビジョンやキャリアプランを企業は重要視しています。
企業としては長く活躍してほしいと考えているからです。
経験者として、どれだけ自分の将来を具体的に思い描いているのかが気になります。
しかし、経験者のキャリアビジョンと企業が目指している目標が異なる場合、ミスマッチにつながりかねません。
そのため、どんなエンジニアになりたいのかを聞いたうえで、企業に適している人材なのかを判断しています。
転職者としても企業とのミスマッチは避けたいものです。
企業に応募する際は、自己分析と企業研究が重要になります。
詳しくは、第4章で解説しているので参考にしてください。
【エンジニアの転職志望動機】未経験でアピールすべき6つのポイント
エンジニア未経験の志望動機でアピールすべきポイントは6つです。
- コミュニケーション能力
- ロジカルシンキング
- 忍耐力
- 学習意欲
- 文章力
未経験の場合は、実務経験のアピールができないため、エンジニアに共通するスキルや能力をアピールしましょう。
そのためには、エンジニアに求められるスキルを把握しなければいけません。
今から紹介するアピールポイントは、エンジニアを経験していなくても身につけられるものです。
しっかり理解して、自分がアピールできるポイントを見つけましょう。
1つずつ解説していきます。
コミュニケーション能力
エンジニアに未経験で転職するために、コミュニケーション能力はアピールポイントの1つといえます。
理由は、エンジニアはクライアントとのやり取りやチームで仕事をする機会が多いからです。
例えば、システム構築や設計をする際には、クライアントの要望をヒアリングする必要があります。
ヒアリングした後はチームで仕事の進め方を決めていきます。
そのため、コミュニケーションは仕事上必須といえるでしょう。
前職が営業や接客業であれば、コミュニケーション能力が備わっているため、アピールポイントとして志望動機に書けます。
ロジカルシンキング
ロジカルシンキングも、未経験でアピールできるポイントの1つです。
なぜならエンジニアには、ロジカルシンキングが必要になる場面が多いからです。
主に以下の仕事内容で使います。
- 要件定義
- スケジュール策定
- 事態悪化の対応や再発防止
そもそもロジカルシンキングとはどのような意味なのでしょうか。
ロジカルシンキングとは・・・物事を論理的に考え、体系的に整理して伝える思考法です。
日本語では「論理的思考法」と呼ばれています。
つまり、論理的に相手にわかりやすく伝える能力があるのかどうかです。
エンジニアでは、クライアントにシステムの事象についての改善や対策を説明する必要があります。
未経験の場合は、ロジカルシンキングが備わっているアピールができるエピソードを準備しておきましょう。
忍耐力
忍耐力も未経験でアピールできるポイントになります。
エンジニアの仕事は、根気強くPDCAを回していくことが大事だからです。
例えば、忍耐力が必要な仕事は以下のようなもの。
- 営業職
- 接客業
- 技術職
- 土木作業員
- 看護・医療職
目標に向かって最後まであきらめない姿勢や責任感があることをアピールできればよいでしょう。
自身のなかで忍耐力をアピールできるエピソードがあるなら、具体的にどのように取り組んだのかを志望動機で書いてください。
学習意欲
学習意欲は未経験者にとって一番重要なアピールポイントになります。
そもそも未経験の時点で、学習意欲がなければ採用されにくいです。
それに加え、IT業界は常に新しい情報を取り入れるため、学習意欲がなければエンジニアとして長続きしません。
またクライアントの信用を得るために、常に学び続ける必要があります。
そのため、未経験でエンジニアに転職したい場合、学習意欲があることをアピールする必要があるでしょう。
自己管理能力
未経験でエンジニアに転職したい場合は、自己管理能力もアピールポイントの1つです。
エンジニアでは、納期通りの進捗確認が重要だからです。
クライアントの依頼を納期通りに進めていくことで、信用を得られて仕事を継続してもらえるため、自己管理能力は必須になります。
自身の過去を振り返って自己管理能力をアピールできるエピソードがあれば、具体的に示すようにしましょう。
文章力
誰がみてもわかりやすい文章力も、未経験でアピールできるポイントです。
エンジニアは口頭だけのやり取りだけでなく、チャットやテキストでのやり取りも多いからです。
文章力があると、スムーズに仕事を進めることができコミュニケーションエラーが回避できます。
エンジニアの専門用語が分からない専門外の人に伝える場面も多く、誰でも伝わる文章力を求められるでしょう。
そのため、文章が書くことが好きで、実際にアピールできるものを用意しておきましょう。
【エンジニアの転職志望動機】志望動機の作成で準備すべきこと
志望動機を書く前に準備すべきことがあります。
- 企業研究を徹底的にする
- 「この企業じゃないとダメ」な理由を探す
- エンジニアになりたい理由を回答できるようにする
- 企業でやりたいことなどのキャリビジョンを考える
準備をしていない状態だと、魅力的な志望動機を書けません。
企業に興味を持たれるような志望動機を書く必要があります。
そのためには、今から解説することを実行したあとに志望動機を書くようにしてください。
事前準備をすると、書く内容が明確になり魅力的な志望動機になります。
それぞれ解説していきます。
企業研究を徹底的にする
まずは企業研究を徹底的におこないましょう。
企業研究をすることで、あなたに合った企業が見つかりミスマッチを避けられるからです。
企業研究は以下のことを調べましょう。
- 企業理念
- 事業内容
- 企業の強み
- 事業方針
- 社風や福利厚生
Webサイトで調べる以外にも、企業説明会やインターンに参加する方法があります。
現場の声が生で聞けるため、より企業への理解が深まるでしょう。
あなたが目標にしていることと、企業が掲げている目標が合致すれば、納得いく転職ができ長く働けます。
逆にお互いの目標が違うと、入社できたとしても目標にズレが生じて、すぐに仕事を辞めたくなります。
企業研究をおこなうときのポイントは、あなたが実際に企業で働くイメージをすることです。
「自分の強みは企業のどの部分で活かせるのか」「どのように貢献できるのか」が明確だと、説得力のある志望動機を作成できます。
「この企業じゃないとダメ」な理由を探す
志望動機を作成する前に、「この企業じゃないとダメ」という理由を見つけましょう。
なぜなら企業が必要な人材だと判断するためです。
例えば、「企業理念に共感した」「事業内容に興味がある」など、人によってさまざまな理由が浮かぶはずです。
しかし以上の理由だと、どこの企業でもいえる理由になってしまいます。
重要なのは、他の企業にはない魅力を見つけることです。
「この企業じゃないとダメ」な理由を見つけると、企業から積極的に採用したい人材になれます。
エンジニアになりたい理由を回答できるようにする
未経験からなぜエンジニアになりたいのかを回答できるようにしましょう。
なぜならエンジニアになりたい理由が明確でなければ、熱意のこもった理由にならず採用担当者は魅力的に感じないからです。
企業側は、「なんとなくで選んでいないか」「入社後も長く働いてくれるか」を判断しています。
未経験でエンジニアになりたい理由が明確だと、熱意が伝わり自己分析ができている証拠にもなるので、魅力的な志望動機を作成できます。
理由がまとまらない場合は、転職で求めることを書き出しましょう。
- エンジニアに憧れがある
- 手に職をつけたい
- 将来性のある仕事をしたい
- 人の役に立つ仕事をしたい
- プログラミングを触ったことがある
素直に思いつくまま書き出していくことがコツです。
書き出していくと、エンジニアになりたい理由となる共通点がみつかり、理由が明確になるでしょう。
企業でやりたいことなどのキャリアビジョンを考える
企業でやりたいことなどのキャリビジョンを明確することも、志望動機を作成する事前準備として大切です。
なぜなら具体性のある志望動機を作成できるからです。
例えば「〇〇の分野に特化し、△△などの企業と契約してもらうことを目標にしています」などの具体的な理由を考える必要があります。
もちろん、応募企業に適したキャリアビジョンでなければいけません。
企業研究をおこなったあとに入社して実現したいキャリアビジョンを考えていきましょう。
【エンジニアの転職志望動機】未経験エンジニアの志望動機の書き方のコツ
未経験のエンジニアで志望動機を書くためにコツを知っておきましょう。
主に以下の5つが挙げられます。
- 企業側が求める人物像を明確にする
- 強みやスキルをアピールする
- 「なぜエンジニアなのか」憧れだけではないことを証明する
- 企業に応募した理由を書く
- 企業に貢献できることを書く
1つずつ解説していきますので参考にしてください。
企業側が求める人物像を明確にする
エンジニア未経験で志望動機を書く際のコツとして、企業側が求める人物像を明確にすることがあげられます。
企業側は未経験者を採用するにあたって、企業とマッチした人を採用して長く働いてくれることを求めています。
企業が求める人物像を明確にするためには、企業研究が大切です。
企業研究をすることで、事業内容や目標などが理解できるため、企業が求める人物像が明確になります。
求人票を見れば、企業が求めているスキルや能力が文章化されていることが多いので、すぐに把握できます。
志望動機を作成する際は、企業が求める人物像に自分は当てはまっているのか判断しておきましょう。
強みやスキルをアピールする
2つ目のコツは自分の強みやスキルをアピールすることです。
未経験でエンジニアになりたい人は、実績や経験などが不足している人が多いため、エンジニアで活かせる強みやスキルを伝えることが重要になります。
そのために必要なのが「自己分析」です。
自己分析とは、自分の経験や考えから「長所や短所」「得意・不得意」「価値観」などを客観的に分析すること。
自己分析をおこなうことで自分が得意なことや長所が明確になるため、企業にアピールするべきポイントが見えてくるでしょう。
強みやスキルを整理したら、エンジニアの仕事でどう活かせるのかを考えましょう。
自己分析やアピールの仕方がわからない人は、以下の記事を参考にしてください。
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「なぜエンジニアなのか」憧れだけではないことを証明する
3つ目のコツは、憧れだけで決断したわけではないことを証明しましょう。
未経験でエンジニアになりたい理由は、企業側からするともっとも気になるポイントだからです。
憧れだけでエンジニアになりたいとなれば、企業から「現実を知ってすぐに辞めるのではないか」と早期離職を懸念されてしまうリスクがあります。
本気でエンジニアとして働きたい場合、根拠を含めた理由が必要です。
例えば趣味でプログラミングをしていれば、憧れだけではないことを証明できます。
抽象的な理由は辞めましょう。
「興味があって」「知り合いがエンジニアとして働いているので」みたいな、エンジニアになりたい熱意が伝わらない理由は、魅力的ではありません。
企業に応募した理由を書く
4つ目のコツは、企業に応募した理由を書くことです。
他の企業でもいい理由を書いてしまうと、マイナス評価につながります。
そのため、企業のどの部分に魅力を感じたのかやどの事業に興味をもったのかを見つけましょう。
企業研究をおこなっておくと、企業に応募したい理由があるはずです。
ただ、福利厚生や待遇面だけをみて判断してしまうと、高品質な志望動機は書けないため注意が必要です。
複数の企業に応募するときは、志望動機や転職理由などは使い回さないようにしてください。
企業に併せた志望動機になっていないことがあるため、採用担当者はすぐに違和感に気付きます。
企業に貢献できることを書く
5つ目のコツは、企業に貢献できることを書くことです。
入社後にどのように活躍したいかや、どう売り上げを伸ばしたいかは企業側が気になるポイントの1つです。
エンジニアとして未経験の場合は、難しいことを書いてしまうと現実的ではないため、簡単なことでもいいでしょう。
例えば、「職場を明るくして働きやすい環境にする」や「クライアントに丁寧に対応します」などは、意識さえすれば実現できることです。
また、熱意や企業研究をしたこともアピールできるため、どのように貢献するかは書いておきましょう。
【エンジニアの転職志望動機】未経験でエンジニアに転職するときのNGな志望動機
エンジニア未経験で志望動機を書く時に、ついつい書いてしまっている内容が落とされてしまう原因になる可能性があります。
未経験で書いてはいけない志望動機を紹介します。
- 社会のために貢献したい
- 成長させてくれると思った
- 待遇や福利厚生がよかった
- 御社が有名な企業だった
- 企業理念に共感した
5つ目に関しては、未経験によく見られがちな理由です。
志望動機を書く際は、今から紹介する5つに注意しましょう。
社会のために貢献したい
NGな志望動機の1つ目は「社会のために貢献したい」という理由です。
そもそもすべての仕事はどんな形でも社会に貢献しています。
社会のために仕事をしたいと書いてしまうと、すべての企業に当てはまるため、企業に応募した理由が弱くなってしまいます。
逆に、企業側からすると「貢献していない企業があると思っているのか?」とマイナス評価になるでしょう。
そのため「社会のために貢献したい」という抽象的な志望動機は避けてください。
成長させてくれると思った
NGな志望動機の2つ目は「成長させてくれると思った」という理由です。
未経験の転職においてポテンシャル採用をおこなっている企業も多いため、成長意欲の高さをアピールすることは重要です。
しかし「成長させてほしい」と企業にすべてゆだねるのはよくありません。
成長したいことをアピールしたい場合は、「成長させてほしい」ではなく「自分で成長する」ことに焦点をおきましょう。
待遇がよかった
NGな志望動機の3つ目は「待遇や福利厚生がよかった」という理由です。
待遇が良ければどこでもいいと判断され、熱意が低いとマイナス評価になります。
福利厚生が良くても、違う志望動機を用意しておきましょう。
しかし、応募するきっかけとして志望動機で書くことは問題ありません。
「はじめはユニークな待遇があることから、貴社に興味をもちました。
しかし、調べていくうちに〇〇な取り組みに非常に魅力を感じました」
以上のように結果的に企業に魅力を感じていることをアピールしましょう。
御社が有名な企業だった
NGな志望動機の4つ目は「御社が有名な企業だから」という理由です。
このような志望動機だと、知名度だけで判断して企業の取り組みなどはどうでもいいと捉えられてしまいます。
この場合は知名度には触れずに別の志望動機を考えましょう。
価値観や他社との違いをアピールして志望動機を作成すると、熱意が伝わります。
企業理念に共感した
NGな志望動機の5つ目は「企業理念に共感した」という理由です。
未経験の職種でよくある理由として用いられることが多いですが、具体性に欠ける理由であるため印象に残りません。
しかし、共感した部分を深掘りして書けば問題ないでしょう。
企業理念に共感したなどの理由はどの企業でも言えることなので注意してください。
【エンジニアの転職志望動機】未経験からエンジニアになる志望動機の例文5つ
実際に未経験からエンジニアに転職するときの志望動機の例文を5つ紹介します。
- 未経験者である
- コミュニケーション力をアピールする
- 熱意をアピールする
- インターンシップの経験がある
- プログラミングを学習している
1つずつ解説するので、魅力的な志望動機が書けるように参考にしてください。
未経験者である
エンジニアという常に新しい技術や知識を学び、問題を解決するという仕事内容に惹かれ人々の役に立ちたいと感じ志望させていただきました。
私自身は4年間、警備業で働いてきました。
その間に、様々な状況に対応する能力や、長時間の勤務に耐える忍耐力を身につけることができました。
エンジニアは難しい課題に直面することが多いですが、私は諦めずに努力し続け活躍していきたいと考え、貴社に応募させていただきました。
コミュニケーション力をアピールする
私はこれまで営業やマーケティングの仕事をしてきましたが、コミュニケーション能力が私の強みです。
実際の業務においても営業職と密にコミュニケーションをとることで成果を上げてきました。
エンジニアはチームで協力して開発することが多いので、メンバーとの円滑なコミュニケーションが重要になると考えております。
前職での経験を活かし、チームワークを大事にする貴社に貢献することを約束します。
エンジニアで熱意をアピールする
IT業界は常に変化し、新しい技術やサービスが生まれています。
そのような刺激的な環境で働きたいと思い御社を志望しました。
また、IT業界は社会に大きな影響を与えています。
人々の生活を便利にしたり、問題を解決したりすることができます。
私は、自分のスキルや知識を活かして、社会に貢献したいと思っています。
インターンシップなどの経験がある
インターンシップでの経験を通して、貴社は常に新しい技術や知識を求めて挑戦していることを知りました。
そして、私もそのような企業で活躍するエンジニアになりたいと強く思うようになりました。
私は貴社でエンジニアとして働き、自分のスキルや知識を高めていきたいと思っています。
貴社のような環境でスキルと知識を高めて、将来チームリーダーとして各企業の大きなプロジェクトを成功さたいと考えております。
プログラミングを学習している
私は高校生のときにプログラミングに興味を持ち、独学でPythonやJavaScriptなどの言語を勉強しました。
これまでの経験を活かして、貴社のビジョンや目標に沿って、積極的に提案や改善を行っていきたいと考えています。
【エンジニアの転職志望動機】よくある質問
最後に、エンジニアに転職したい人によくある質問や悩みに答えていきます。
- 転職回数が多い場合はどうやって志望動機を書く?
- エンジニアの転職面接で気を付けるポイントは?
- エンジニアの平均給与はいくら?
- エンジニアって人手不足?
転職回数が多い場合はどうやって志望動機を書く?
転職回数が多い場合は、応募する企業に合わせた経歴を書くようにしましょう。
さまざまな転職経験を書くと、企業側が魅力的に感じる部分が少なくなるため、書類通過が難しくなります。
転職回数が多い人は、応募する企業が求める人物像を把握したうえで適した経歴を書きましょう。
エンジニアの転職面接で気をつけるポイントは?
転職面接で気をつけるポイントは面接官に一緒に働きたいと思ってもらうことです。
どれだけ能力やスキルがあったとしても、職場になじめないと採用はされません。
スキルや能力以外にも謙虚さ素直さなどの人柄も大事です。
転職面接で一緒に働きたいと思われるように対策しておきましょう。
エンジニアの平均年収はいくら?
エンジニアの平均年収を年齢別で公開します。
年齢 |
平均年収 |
20代前半 |
360.3万円 |
20代後半 |
511.5万円 |
30代前半 |
648.8万円 |
30代後半 |
770.6万円 |
40代前半 |
864.6万円 |
40代後半 |
865.5万円 |
50代前半 |
909.1万円 |
50代後半 |
91.4万円 |
引用元:令和3年賃金構造基本統計調査
エンジニアって人手不足?
エンジニアに限らずどこの企業でも、少子高齢化による日本の労働力人口が減少して人手不足の企業が多いです。
逆に捉えると企業は人を採用する機会が増えているということです。
そのため、多くの企業に応募して転職できる機会を増やしていきましょう。
まとめ
エンジニアに転職するときの志望動機は企業に合った強みを意識しましょう。
今回紹介した内容を理解して、魅力的な志望動機を作成できるようにしてください。
うまく作成できない場合は、例文を自分用にアレンジするとスムーズに書けるでしょう。
志望動機がうまく書けないときは、自己分析や企業研究が不足していることが考えられるので、もう一度やり直すことをおすすめします。
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