公務員から転職するための履歴書の書き方を解説!面接対策も合わせて確認
公務員から民間企業へ転職する際、履歴書はどのように書けばよいのか気になる方は多いと思います。
今回は、公務員から民間企業へ転職するための履歴書の書き方を解説します。
面接の対策についても合わせて解説しているので、この記事1本で内定獲得までの正しいプロセスが分かります。
ぜひご覧ください。
公務員から転職する場合の履歴書の書き方と注意点
早速、公務員から民間企業へ転職する場合の履歴書の書き方と注意点について紹介します。
公務員経験者が転職時に作成する履歴書の基本的な書き方に加えて、公務員特有の経歴をどのように記載すべきかを詳しく解説しています。
民間企業はどのような経験やスキルを求めているのかを事前に押さえておけば、自分の経験を効率よくアピールできるので、ここでしっかりとポイントを押さえておきましょう。
履歴書の基本的な書き方
履歴書は、基本的なプロフィールを記入する書類です。
具体的な職務経歴は、後述する職務経歴書で重点的に記入することになります。
採用担当者は、職務経歴書を重視するので、履歴書はあまり見られないことが多いですが、誤字脱字や表記揺れがないよう正確に記入しましょう。
というのも、採用担当者は日々多くの履歴書に目を通しており、誤字脱字があると印象が悪くなってしまいます。
その他、履歴書の書き方は以下です。
・誤字脱字がないよう正確に書く
・西暦や和暦などの表記ルールは統一する
・記載事項がない場合は「なし」と記入する(記入漏れではないことを示すため)
・学歴や職務経歴は正式名称で記入する
・学歴や職務経歴は省略せず、すべて時系列で網羅する
※入りきらない場合は義務教育を省略する
・持っている資格はすべて記入する
・家族の状況を書く(転勤による引っ越しが可能かどうかを面接官が確認するため)
以上のルールを守り、履歴書で採用担当者が、あなたに対するイメージが湧きやすくなるようにしましょう。
履歴書の作成における注意点
履歴書には、いくつかテンプレート(ひな形)がありますが、20代の方や第二新卒の方は、志望動機や自己PRの欄が大きいものを使うことをおすすめします。
というのも、20代の方や第2新卒の方は職務欄の記入枠が多いものを選んでしまうと、どうしても空白が目立ってしまうからです。
志望動機や自己PRの記入に力を入れ、仕事への情熱や将来のキャリアプランをアピールしましょう。
面接官も会社の事業とのマッチング度合いを判断しやすくなります。
一方、30代の方は仕事の経験も豊富なことが多く、人によっては、組織の主任やリーダーを経験されている方もいます。
職務経歴が豊富な方や、人事異動が多い方は、職務経歴欄が大きいものを選ぶとよいでしょう。
過去の経歴を漏らすことなく記入できます。
30代以降になると、専門的なスキルやリーダーとしての実力値で採用が決まります。
職務経歴欄を充実させて経験値をアピールしましょう。
公務員から転職する際の職務経歴書の作成ポイント
公務員から民間企業へ転職する際、職務経歴書は採用担当者が最も重点的に確認する書類です。
自分の会社にマッチする人材なのかを知りたいため、職務経歴書が分かりにくかったり、内容が薄いと採用される確率が大幅に下がってしまいます。
公務員としての経歴だけを書いても、採用担当者が公務員の具体的な仕事内容を知らない場合はそれだけで印象が悪くなってしまいます。
ここで紹介している職務経歴書の作成におけるポイントを押さえ、書類審査で効果的にアピールできるようになりましょう。
職務経歴書の構成要素
職務経歴書に書くものは、以下の4点です。
・職務経歴(履歴書と同様、西暦か和暦どちらかで統一)
・職務内容の要約
・保有する資格(転職先で活かせるもの)
・自己PR
職務経歴は、履歴書と同様、誤字脱字や表記揺れがないように気をつけましょう。
ありがちなのは、自分にとっては小規模の仕事だったため、職務経歴書に書かないケースです。
どんなに小さい職務経験でも書きましょう。
書かないと、職務経歴書が空白になってしまい、何もしていない期間が生まれてしまいます。
勝手な自己判断で経歴を省略することはせず、丁寧に職務経歴書を埋めていきましょう。
人によりますが、経歴の変化点を見ている方もいます。
人事異動が重なり、1つの組織での活動期間が短くとも、その期間でどのような心境の変化があって転職を希望しているのかは、面接の際に聞かれることがあります。
そのような場面に遭遇した際に、空白の経歴を再度説明することになると、面接官は新しい情報をインプットしなければならず、混乱してしまいます。
職務経歴を丁寧に書いておき、その経験の中でどのような心境の変化があるのかも合わせて伝えられるよう事前に準備しておくと、面接がスムーズに進むでしょう。
公務員の経験を効果的にアピールする方法
職務経歴書でアピールする上で効果的なのは、やはり実績です。
公務員の経験を効果的にアピールするためにも、実績があれば記入することを強くおすすめします。
一連の業務経験の中で、どのような仕事に取り組み、業務の効率化やプロジェクトに取り組んだ期間などをわかりやすく記入しましょう。
記入する際に気をつけたいのは、「誰に」「何を」「どのようにして」実績を上げたのかです。
3つのポイントを漏れなく記入することで、成果を明確にイメージできるようになります。
自分自身が職務経験の中で貢献度合いを明確にイメージできていると、採用担当者にも伝わりやすくなります。
今までの仕事の内容を整理することにも役立つので、ぜひ実践してみてください。
なお、時系列で職務経歴をつらつらと書くことは避けましょう。
特徴のない人物だと判断されて次の選考に進めなくなってしまいます。
公務員転職時の自己PR欄の活用法
採用担当者は、自己PR欄で「どのようなスキルや経験があるのか」「自分たちの事業で、どのように活躍してくれるのか」を見ています。
公共性の高い仕事の公務員は、民間企業と比べて利益を出すという概念が少ないという違いがどうしてもあります。
そのため、自己PR欄では積極的に新しいことに挑戦する姿や、アピールできる内容を盛り込みましょう。
採用担当者に素晴らしい人材として評価してもらいやすくなります。
以下で自己PRの書き方とポイントを具体的に解説していますので、ぜひご覧ください。
自己PRの書き方とポイント
先ほども書きましたが、採用担当者は「どのようなスキルや経験、長所があるのか」「自分たちの事業で、どのように活躍してくれるのか」を見ています。
そのため、民間企業で役立つスキルや資格などは漏れなく記入しましょう。
公務員としての強みをアピールする方法
転職先の企業で活かせる強みを書きましょう。
例を挙げると、以下のようになります。
・市民対応で培ったコミュニケーション能力(営業職につながる)
・税務関係の仕事で培った租税に関する知識(経理につながる)
・労働基準監督署で培った労働法に関する知識(人事や労務につながる)
・教育関連の仕事で培った経験(教育関連の仕事につながる)
自分の仕事で培ったスoキルや経験、知識が転職先の企業でどのように役立つかをイメージしながら書くようにしましょう。
なお、志望動機についてはここではあまり触れず、強みを端的に書くことを心がけてください。
志望動機を自己PR欄で書きすぎると、過剰なアピールにつながってしまい、採用担当者の印象が悪くなってしまう可能性があります。
端的にわかりやすく伝えることも社会人で必要なスキルです。
公務員としての強みを分かりやすく書いて、書類審査を通過する確率を上げましょう。
書類選考を通過するための履歴書・職務経歴書のチェックリスト
続いて、書類選考を通過するための履歴書・職務経歴書のチェックリストを紹介します。
書類選考の基準と注意点
書類選考は、二段階選抜方式になっています。
履歴書で一定のボーダーラインを超えた人のみを通過させ、職務経歴書をチェックして面接したいと思ってもらえたら面接に進むという流れです。
履歴書のボーダーラインとして設定されているのは、学歴や職歴、年齢、浪人や留年などです。
職務経歴書は、履歴書の選考で基準を満たした人がチェックされます。
その後、採用担当者が面接で話を聞きたいと思ってもらえた方が面接へ進みます。
採用担当者は、すべての書類を確認できません。
そのため、二段階選抜方式になっているのです。
大事な経歴が見られなかったり、そもそも記入漏れがあると不採用になってしまい、転職活動が長引いてしまいます。
そのような事態を避けるためにも、履歴書と職務経歴書で漏れがないように十分注意しましょう。
履歴書・職務経歴書の見直し方法
ここでは、履歴書と職務経歴書の見直し方法について紹介します。
<履歴書の見直し方法>
1.PCで履歴書を作成する
大前提として、見直しと修正をやりやすくするためにPCで作成するようにしましょう(職務経歴書も同様)。
履歴書は手書きとPCどちらでも作成できますが、作成スピードや見やすさなどから、PCで作成する方がよいでしょう。
字が汚いと、手書きの履歴書は読みにくくなるため、変なところで原点されるのであれば、PCで書く方が安全です。
見直しと修正がやりやすくなるので、PCで作成しましょう。
2.志望動機を書く
履歴書に志望動機を記入する欄があれば、記入しましょう。
「なぜその企業で働きたいのか」「どのような活躍ができるのか」を重点的に書き、転職先の企業にアピールしましょう。
3.抜け漏れ、誤字脱字、表記揺れがない
情報の抜け漏れや誤字脱字、表記揺れがないようにしましょう。
履歴書を書き終わったら、2〜3回音読すると間違いを見つけやすくなります。
4.顔写真は明るいものを選ぶ
第一印象を決める顔写真は重要です。
清潔感のある明るい写真を選び、採用担当者の印象がよくなるようにしましょう。
<職務経歴書の見直し方法>
1.職務要約欄
これまでの職務経験を要約し、分かりやすく伝えるための欄です。
人事担当者がはじめに確認するところなので、職務経歴の全体感が伝わるよう、100文字程度でわかりやすく書きましょう。
2.職務経歴欄
過去の職務経歴を書くメインの欄です。
時系列で過去の職歴を漏れなく記入することを心がけましょう。
「誰に」「何をして」「どのような結果を出したのか」を合わせて書くことで、採用担当者に実際の仕事内容が伝わりやすくなります。
自分の前職の貢献度合いが伝わるよう、丁寧に書きましょう。
3.スキル・知識欄
転職先で活かせるスキルや知識を記入する欄です。
人事担当者が職務要約の次に確認する項目のため、重要なところです。
民間企業の募集要項を確認し、応募内容とかかわるスキルや知識が書けているかを改めてチェックしましょう。
4.資格記入欄
保有する資格を記入する欄です。
募集要項と関連する資格は必ず記入するようにしましょう。
5.自己PR欄
最後のアピール欄です。
20代であればチャレンジ精神が豊富であること、30代であれば実践的なスキルやマネジメント経験をアピールできているか、確認しましょう。
公務員から転職に成功する志望動機の書き方
公務員から民間企業へ転職する志望動機の書き方を紹介します。
公務員から民間企業へ転職する場合、前職での経験をいかに分かりやすく採用担当者に伝えられるかが重要です。
志望動機を書く際のポイントと記入例を紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
志望動機のポイント
志望動機のポイントは、採用担当者が、採用後の活躍をイメージしやすいかどうかです。
「なぜこの会社で働きたいのか」「仕事内容を選んだきっかけや理由」「会社にどのように貢献するのか」を150字〜200字で簡潔に説明しましょう。
公務員時代の考え方や価値観よりも、企業でどのように活躍したいのかを書くとよいでしょう。
公務員と民間企業は利益創出の点で価値観が異なります。
相手の考え方や価値観に合わせて志望動機を書くことで、採用担当者に本気度合いが伝わりやすくなるので意識しましょう。
なお、同じ業界の企業を志望しているからといって、過去の履歴書などで書いた志望動機を使い回すことは避けましょう。
企業によって抱えている問題や業界内のポジションは異なるため、使い回していると違和感を感じられてしまう場合があるからです。
採用担当者が納得する志望動機を書き、書類選考の通過率をアップさせましょう。
公務員経験を活かす志望動機の例
公務員の経験を活かす志望動機の例を紹介します。
<参考例>
市民の皆様の相談事やクレームなど、寄せられた問題を丁寧にヒアリングして課題解決に尽力し、やりがいを感じていました。
しかし、一個人での対応数には限界があり、より大規模なプロジェクトや事業に携わることで多くの方に貢献したいと考え、大規模な公共事業を手がける貴社を志望いたしました。
入社後は、これまでの市民対応で培ったコミュニケーション能力を活かし、プロジェクトチームのマネジメントで力を発揮したいと考えております。
前職では、市民対応と同時に組織内や組織間での業務の調整も担っており、チーム全体で成果を上げることにも注力していました。
そのため、貴社のプロジェクトを推進する際にお役に立てると考えております。
公務員からの転職成功のための書類選考対策
ここでは、公務員からの転職成功のための書類選考の対策について解説します。
書類選考で通過するためには、転職を希望する企業の求める人材像を徹底的に調べておくことが重要です。
企業が求める人物像を正確に把握し、それに合うように履歴書や職務経歴書を書くことで、採用担当者の目に留まりやすくなります。
書類選考のポイントとアピールすべき要素をそれぞれ詳しくお伝えするのでぜひ参考にしてください。
書類選考のポイント
書類選考のポイントは、以下になります。
・募集要項に当てはまっているか
・誤字脱字がなく、ビジネスマナーが身についているか
・箇条書きや数字などを使ってわかりやすい資料になっているか
重要なことは、「簡潔にわかりやすくアピールポイントを記述すること」です。
採用担当者は、大量の応募書類に目を通しているので、誤字脱字があるような書類や読みにくい書類を出すとストレスを感じてしまいます。
そのため、箇条書きや具体的な数字を使って、過去の実績やアピールポイントをわかりやすく記載することが重要です。
また、書き終わって終わりにするのではなく、募集要項と照らし合わせて、企業が求める人物像の内容と合っているかを確認しましょう。
採用担当者は、募集を出す前の段階で、社内でさまざまな打ち合わせや検討を重ねて募集要項を作成しています。
会社としての決定事項を採用担当者も重視して採用活動に取り組んでいるので、募集要項にかなう人材には必ず目をつけます。
自分の経歴を上手にアピールしましょう。
書類選考でアピールすべき要素
書類選考でアピールすべき要素はいくつかあります。
希望する企業によって、書くべき内容は変わりますが、参考としていくつか例を挙げておきます。
・積極性
新しいことや高い目標に積極的に挑戦する強みです。
民間企業の多くで高く評価される能力なので、何かに挑戦することが得意な方は書きましょう。
・調整力
公務員では多くの方が強みとしています。
調整力は、特に大企業で必要とされる強みです。
なぜなら、大企業は、部門間の連携や下請けとなるパートナー会社を管理しているからです。
さまざまな人や多くの部門の間に立ってプロジェクトの遂行を担ってきた方に身についていることが多いので、覚えがある方は書きましょう。
・リーダーシップ
主に、チームリーダーやマネジメントを仕事としている方の強みです。
ベンチャー企業などで重宝されます。
新しいチームや若いメンバーで構成されるチームは、経験が浅く、皆をリードする人材が求められていることがあります。
チームメンバーを鼓舞し、メンバー全員の生産性を上げて成果を出せた経験がある方が書くと、説得力が増すでしょう。
・業務改善力
業務の中では、無駄だとわかっていても前例を踏襲する文化が原因で、改善されていないことがあります。
ムリ、ムダ、ムラを省いて業務の効率化を実現した方は、ぜひ書くべき強みです。
仕事の効率化が得意な方はこの業務改善能力を存分にアピールしましょう。
その他にも、思いつく強みがあれば、実績とともに書いて説得力を上げましょう。
公務員転職のための面接対策
これまでは、書類選考の対策について解説しました。
続いて、書類選考通過後の面接対策について紹介します。
面接でも重要になるのは、「希望する転職先の企業が求める人材像とマッチしているかどうか」です。
面接で職務経歴書の情報をベースに、自分のアピールポイントを補足し、内定を獲得しましょう。
面接でのアピールポイント
面接官は、職務経歴書の情報をさらに深掘りする質問をします。
職務経歴書の内容が事実かどうか、そして、深掘りして自社にマッチする人材かどうかを見極めたいからです。
職務経歴書には書けていないこれまでの経験やスキルなどの活動実績を、より詳しく解説し、希望する転職先で活躍できる人材であることをアピールしましょう。
また、民間企業は公務員と比べて離職率が高い状況です。
そのため、人材の定着率も重視しています。
転職を何度も繰り返すジョブホッパーは、採用を見送られる可能性があるため、将来のキャリアプランを説明して、長く貢献できる人材であることも忘れずに伝えましょう。
・「あなたの将来像はどのようなものを描いていますか?」
・「5年後、10年後はどのような仕事をしていたいですか?」
などの質問が定着率を確認する質問に該当します。
公務員経験を活かす面接対策
公務員の経験を上手にアピールする面接対策についても解説します。
民間企業は、利益を出すことが最重要です。
利益の創出に貢献できることがわかれば、内定獲得に近づきます。
「なぜ、公務員から民間企業に転職しようと考えたのですか?」などのよくある質問に対する回答としては、次のように回答するとよいでしょう。
「公務員の仕事はマニュアル化されており、誰でもできることが重要ですが、私は差別化ができる仕事がしたいと考えております。そのため、数字などの実績で評価される民間企業での仕事が浮かびました」
上記のように、実績を上げることで達成感を得られる人物であり、目標達成意欲が高いという印象を面接官に与えられます。
営業職などが数字で評価される仕事ですが、それ以外にも経理や労務で社内の生産性向上や、残業削減などの貢献をアピールすることでも大丈夫です。
転職活動でのネットワーキングの重要性
公務員から民間企業へ転職する際、リクルートエージェントへの登録や、HPへの直接応募にも、ネットワーキングを使った方法があります。
ネットワーキングで転職を希望する業界のイベントに参加すると、希望する業界で働いている専門家や上級管理職の方とつながれます。
転職活動の選択肢を増やせるので、積極的にネットワーキングのイベントに参加しましょう。
ネットワーキングの方法
では、ネットワーキングの具体的な手順について紹介します。
まず行うべきは、参加する目的を明確にすることです。
>参加目的がぶれていると、イベントに参加しても欲しい情報が手に入らなかったり、つながれてもお互いがマッチしなかったりします。
「転職を希望する業界の最新情報が知りたい」や「転職を希望する業界での実際の働き方やワークライフバランスが知りたい」など、事前に目的を絞っておくことで、参加したときに知りたい情報が得られます。
事前に聞きたいことを考えておくと、質問が簡単に浮かぶので、イベントに参加した人ともスムーズに会話ができるようになります。
イベント終了後、名刺交換をした方や主催した会社の事務局の方にメールしましょう。
できれば24時間以内に連絡するとよいですが、遅くとも48時間以内には連絡をとりましょう。
公務員から転職する際の人脈作り
ネットワーキングのイベントに参加することで、人脈を作れます。
公務員から民間企業へ転職を検討する場合、自分が興味のある業界のイベントに参加するとよいでしょう。
自分が転職を希望する業界のイベントに参加することで、より深い業界の情報が得られたり、採用担当者との人脈ができたりします。
直接採用担当者とつながれなくとも、管理職や経営者とつながることができれば、そこから採用に至ることも不可能ではありません。
特に、自分が転職を考えている企業がイベントを開催していた場合は、積極的に参加しましょう。
直接いろいろな話が聞けるので、転職活動に使わない手はありません。
転職エージェント以外にも、このようなネットワーキングを使った転職活動もあるので、ぜひ活用してください。
公務員転職後のキャリアアップ
転職は、内定をもらうことがゴールではありません。
むしろ、内定獲得はスタートラインに立っただけです。
転職後にどのようなキャリアを歩むかに応じて人生が変わります。
ここでは、公務員から民間企業へ転職後、どのようにキャリアプランを立てるべきかについて解説します。
転職後のキャリアプランの立て方
キャリアプランを立てるためには、まず今までの仕事の棚卸しをしましょう。
今までの仕事を棚卸しして、それぞれの仕事に抱いた考えを整理しましょう。
好きなことや嫌いなこと、得意なことや不得意なことなどに今までの仕事を仕分けすると自分自身が見えてきます。
得意なことや好きなことに当てはまる仕事が見えてきたら、それらの仕事で得たスキルや経験に言い換え、活用できる職種を探すとよいでしょう。
目下の転職活動に使える数年分のキャリアプランはこの段階で作成が可能です。
一方、長期的なキャリアプランは探した新しい職種からもう一歩踏み込んで考える必要があります。
その職種を極めて専門家になるのか、大きいプロジェクトを統括するマネージャーとして活躍するのかなど、さまざまな可能性があります。
自分がなりたいと思う職種を長期的な目線で組み立て、人生のキャリアプランを考えるとさらによいでしょう。
公務員経験を活かすキャリアアップの方法
公務員の経験を活かすキャリアアップの方法について解説します。
公務員と一口にいっても、その経験はさまざまです。
ここでは、代表的な例をいくつか挙げますので、将来のキャリアプラン作成の参考としてください。
・市民対応の経験 →営業職やカウンセラー、コーチなど
・税務や経理の経験→企業の経理、財務関連の部署など
・労働関係の経験 →企業の労務や人事など
・教員などの仕事 →予備校講師や企業の人材育成、採用担当など
これらの情報を参考に、キャリアアップの道筋を考えてみてください。
公務員から転職する際のメンタル対策
公務員から民間企業への転職は、大きな不安を伴います。
転職活動が思うようにいかない場合、その不安はさらに大きくなるでしょう。
しかし、その不安を乗り越えていかなければ、求めるものは手に入りません。
ここでは、公務員から転職する際のメンタル対策について解説します。
転職活動中のストレス対処法
・睡眠時間を確保する
本業を継続しながら転職活動を続けるには、プライベートの時間を削る必要があります。
その状態が続くとストレスがどうしてもたまってしまいますので、睡眠時間は7時間確保することを意識しましょう。
人間にとって寝ることはストレスを解消する有効な方法でもあります。
・今までやってきたことを見直す
転職活動が思うように進まなかったり、職務経歴書が埋められなかったりすると焦りが生まれます。
しかし、あなたがこれまでたくさん努力してきたこともまた事実です。
公務員時代の経験を思い返し、努力してきたことや身につけてきたことを改めて整理しましょう。
これまで見つけられていなかったことが掘り起こせるかもしれません。
なお、この作業は、ストレスや不安を抱えているとかえって自信をなくすことにつながりかねません。
睡眠や食事を十分とれた状態のときに実施しましょう。
・失敗しても大丈夫と自分に言い聞かせる
そもそも、転職がうまくいかないとしても心配する必要はありません。
なぜなら、チャンスはたくさんあるからです。
日本国内の企業数は約367万社もあるのです。
多少うまくいかなかったとしても、日本国内にはまだまだ多くの企業があります。
業種もさまざまですので、失敗しても気を落とす必要はまったくありません。
「自分とは合わない企業が見つかった」くらいの前向きな気持ちを持ち続けましょう。
転職すると決意し、行動に移しているあなたなら、必ず目標を達成できます。
自分を信じて行動し続けてください。
転職後の適応力を高める方法
転職後、入社した会社に適応できないと、人間関係のストレスを抱えてしまい、転職を繰り返してしまう可能性があります。
転職後の適応力を高めるために、以下のことに気をつけましょう。
・多様なやり方を受け入れる
転職した当初に起こりがちですが、「前の職場ではこうでした」といって周囲に合わせない社会人が一定数います。
仮に、転職先の仕事が非効率的に見えても、それなりの理由があってそのやり方をしている可能性が高いです。
独りよがりにならず、さまざまな仕事や仕事の進め方があることを理解するようにしましょう。
職場の方と打ち解け、仕事にも慣れてきたら改善を提案するとよいでしょう。
人間関係ができていると、提案も通りやすくなります。
・周囲の人と積極的にコミュニケーションをとる
周囲の人とは積極的にコミュニケーションをとりましょう。
公務員から民間企業へ転職する方はめずらしいので、周囲の方もあなたのことをよく知りたいはずです。
あなた自身のことを積極的に伝え、周囲の人間関係を理解すれば、仕事が進めやすくなります。
・自分に自信を持つ
新しい職場に慣れるには、不安がつきものです。
内定を獲得できた自分に自信を持ち、新しいことができる人間だと信じましょう。
職場でいろいろな仕事を任されたときに臆せず立ち向かうことができます。
挑戦がなければ成功もないので、自信を原動力としましょう。
まとめ
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
公務員から民間企業への転職は、多くの不安と労力を伴います。
少しでも転職活動の負担が軽減できるよう、本記事を書きました。
履歴書や職務経歴書の書き方を参考にしつつ、将来のキャリアプランにまで目を向けた長期的な視点で転職活動に取り組んでください。
あなたの成功を応援しています。
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