【第二新卒必見】第二新卒の転職を絶対成功させるポイント!
第二新卒として転職成功を目指すには、第二新卒ならではの転職対策を実施することが大切です。
転職市場はやはり年齢が若ければ若いほど有利になるため、第二新卒はほかの年齢と比べて、企業からも積極的に求められる傾向が見られます。
そういった第二新卒特有の傾向を理解したうえで、転職成功のポイントやおすすめの業界などを事前にチェックしておきましょう。
そこで今回は、第二新卒の転職成功のポイントとして、事前にやっておくべき準備や転職成功のために必要な行動などを詳しく解説していきます。
「そもそも第二新卒の定義とは?」という部分も見ていくため、「自分は第二新卒にあたる?」と疑問を抱いている人は、ぜひ参考にしてみてください。
【第二新卒の転職】第二新卒とは?
第二新卒として転職成功を目指す際は、そもそも第二新卒とは何なのか理解しておくことも重要です。
20代の転職では第二新卒という言葉がよく使われますが、具体的な定義はよくわからない…という人は意外に多いのではないでしょうか。
結論からいうと、第二新卒という言葉に対する明確な定義はないのですが、一般的には「新卒で入社したものの早期離職し、転職活動を行っている若い年齢の人」のことを指す場合が多いです。
そのため年齢でいえば、おおよそ22歳~25歳の転職者が該当します。
自分に合う企業を探して入社したものの、結果として離職を選ぶことになる人は近年珍しくありません。
ただでさえ昨今は多くの人が転職を経験する傾向が見られるため、第二新卒も転職先は見つけやすくなっているといえるでしょう。
自分自身が第二新卒にあたる場合は、転職市場において価値が高いうちに、早めに転職先を見つけることが大切です。
どこまでが第二新卒?
第二新卒の定義について考える際は、新卒や既卒といった別の言葉と混同してしまうこともあります。
それぞれの定義を整理すると、以下のようになります。
定義 |
年齢の目安 |
|
新卒 |
学校を卒業したあと就職し、初めて社会に出る人 |
22歳 |
第二新卒 |
新卒で入社したあとに離職し、転職活動を行っている若い人のこと。 一般的には新卒から3年目までのことをいう。 |
22歳~25歳 |
既卒 |
卒業後に就職しない状態でいる人のこと 一般的には卒業から3年目までのことをいう。 |
22歳~25歳 |
中途 |
社会人経験を持つ人を採用すること。 一般的には社会人経験3年以上が目安とされる。 |
25歳以上 |
第二新卒と既卒は年齢の目安も同じくらいのため、間違えてしまうことも多いですが、第二新卒と既卒では社会人経験の有無で違いがあります。
第二新卒の場合は一度新卒社員として会社に入社し、一定の社会人経験を積んでいます。
一方で既卒は卒業後新卒社員として就職しておらず、フリーターとしてアルバイトをしていたりあるいは無職でいたりする状態です。
そして中途採用は、社会人としてある程度の経験を持つ年齢の人を、企業によってさまざまなタイミングで採用することを指します。
第二新卒も中途といえば中途にあたるのですが、第二新卒は第二新卒として、募集がかかることは近年珍しくありません。
どちらかといえば中途採用は豊富な経験とスキルを活かした採用にあたるため、年齢・経験的に新卒に近い第二新卒は、中途採用とは区別される傾向にあります。
とはいえ上記の定義はあくまで目安であり、企業によってとらえ方が異なることもよくあります。
第二新卒や既卒の定義を知る際は、状況によって定義やボーダーラインとなり年齢が変わることも含めたうえで、上記を理解しておきましょう。
新卒や中途との転職活動の違いは?
ここで第二新卒の、新卒や中途との転職活動の違いを整理していきましょう。
第二新卒は、短いながらも若干の社会人経験がありながら、新卒社員に近いかたちで募集がかかるのが特徴です。
そのためまず新卒と比べると、第二新卒は転職の際に、ビジネスマナーや実務に早くなじめることを期待されます。
少しとはいえ社会人経験があるため、企業は第二新卒に対して、教育コストを削減できることにメリットを感じているからです。
それでいて新卒社員のようにある程度まっさらな状態から育成していけるため、第二新卒は企業にとって期待できるメリットが多く、求められやすいのです。
一方で中途採用では、一定以上の実務経験やスキル、社会人としてのふるまいを大前提として求めます。
経験を活かした採用になるため、ほぼ未経験で今後成長していくことに期待する新卒・第二新卒の採用とは毛色が大きく異なるのが特徴です。
第二新卒として転職先を探すときは、第二新卒の特徴を理解したうえで新卒や既卒、中途との違いを整理し、自分に合う求人を見つけることが大切です。
【第二新卒の転職】第二新卒の転職活動の流れ
第二新卒の転職の転職の流れは、以下のように進んでいきます。
1.転職活動の準備
2.書類の作成
3.選考を受ける
4.内定・退職の手続き
5.転職先に入社
このように第二新卒として転職する際は、流れを意識したうえで転職活動の準備を万全にする必要があります。
事前に流れを理解しておけば、転職を有利に進めるためのポイントもつかみやすくなります。
なお、全体的にかかる期間は転職活動開始から入社まで3か月前後が目安です。
そのため第二新卒として転職成功を目指すときは、3か月以内をめどに転職先を見つけてみましょう。
では以下からは、ステップごとに重要なポイントを解説していきます。
転職活動の準備
第二新卒として再就職を目指すときは、転職活動の準備からまず始めていきましょう。
やみくもに転職先を探すのでは、再びミスマッチが起こることで同じ失敗の繰り返しになる可能性があります。
転職に失敗しないためには、まず転職活動の準備を万全にすることが大切です。
具体的に準備としてやることは、以下の2つのことが挙げられます。
・自己分析
・職歴の棚卸し
それぞれ何をすべきなのか、詳細を解説していきます。
自己分析
転職活動をはじめるときは、自己分析からスタートしましょう。
自己分析はこれから自分のキャリアを築くにあたって、どのような道を切り開くのが良いのか知るために、自分について理解を深めることです。
今後自分はどうなっていきたいのか、自分の価値観や好み的にどのような仕事が向いているのかなどは、自己理解を深めなければわからないからです。
実際に新卒として就職する際には、自己分析を進めてきたことでしょう。
その自己分析とほぼ同じプロセスを、今回転職するにあたって再び実践するということです。
第二新卒として転職を考える際は、少ないとはいえ社会人経験もしています。
そのため自分の価値観や将来の展望などにはさまざまな変化があったはずです。
自己分析をするときは、過去の自分について深掘りしつつ、現在の自分の価値観や考え方ともぜひ向き合ってみましょう。
職歴の棚おろし
転職活動の準備として始めたいことの一つには、ほかに職歴の棚卸しが挙げられます。
職歴の棚卸しは、自分に何ができてどのような能力・経験を持っているのか、わかりやすく整理するうえで役立つからです。
転職活動の準備として行う職歴の棚卸しは、自分の業務経験を整理してまとめることを指します。
これまでの経験、そして経験によって得たスキルなどが自分で把握できるため、転職の方向性を決めるうえでは非常に有益性があります。
また、職歴の棚卸し作業は、単純にどんな仕事をしてきたのか職歴をまとめるだけではありません。
具体的な担当業務や工夫したポイント、仕事への具体的な取り組み方などを細かくまとめることが望ましいです。
そこから自分にできることや能力を活かせる方向性を見いだし、有利な転職につなげていきましょう。
書類の作成
転職活動を進めるうえで自己分析と職歴の棚卸しを一通り終えたら、書類作成を進めましょう。
転職活動における書類作成とは、主に履歴書や職務経歴書を作成することです。
第二新卒の採用もはじめは書類選考を突破する必要があるため、しっかりと志望動機や自己PRなどを添えつつ、魅力的な内容に仕上げることが大切です。
しかし第二新卒の再就職は、新卒の就活とは若干毛色が異なります。
少しとはいえ社会人経験を活かして、少しでも早く会社の戦力になれることをアピールする必要があるため、第二新卒ならではの書類の作成方法に注意することが重要です。
なお、第二新卒向けの転職エージェント・その他ハローワークなどの転職支援サービスでは、書類添削のサポートを受けることも可能です。
選考を受ける
書類を作成したら、いよいよ志望先企業の選考にエントリーします。
第二新卒の転職も新卒と似たかたちの選考方法で、はじめは一次選考として書類選考から始まり、書類選考を突破したあとは面接を受ける流れになります。
書類選考の結果が届くタイミングは企業によってさまざまなパターンが見られますが、傾向としては1日〜5日程度での返答が多いです。
そのため1週間以上経っても結果が来ない場合は、メールで結果を問い合わせてみましょう。
また、企業によっては「通過者にのみ連絡する」としていることもあります。
書類選考(一次選考)通過後は面接に進みますが、面接は1回〜2回程度行われる傾向です。
新卒の選考は平均的に2回〜4回面接が実施されるため、第二新卒は新卒と比べると、やや面接の回数が少なく設定されている傾向があるのが特徴です。
内定・退職の手続き
最終面接を経て、企業から合格の通知が届けば、内定獲得となります。
内定が決まったあとは、現職の退職手続きを進めていく流れになります。
なお、途中で無職になってしまう恐れがあるため、基本的に内定が決まるまでは現職は辞めないでおくのが賢明です。
内定後は雇用契約締結・入社にあたってさまざまな交渉も可能になります。
よくある交渉ポイントとしては年収や具体的な入社日などが挙げられ、交渉がうまくいけばより良い条件で転職を決められる可能性もあります。
ただし自分自身ではなかなかうまく交渉できないことも多いため、譲りたくない条件がある場合は、第二新卒向けに支援を行っている転職エージェントをぜひ頼ってみましょう。
転職先に入社
内定先企業との調整ややり取りを済ませて入社日を決め、初出社します。
入社日は現職の退職のタイミングなども関わってくるため、しっかり交渉・調整して双方納得できる日程で入社しましょう。
【第二新卒の転職】転職の失敗ポイントとは
第二新卒の転職は、成功だけでなく失敗事例も少なくありません。
そのため第二新卒の転職を失敗しないためには、転職の失敗ポイントを事前にチェックしておく必要があります。
前もってよくある失敗を知っておけば、やってしまいがちな失敗は避けられるでしょう。
また、自分自身が失敗事例と似たような状況にあれば、より一層注意して転職活動ができるはずです。
具体的な転職の失敗ポイントには、たとえば以下のことが挙げられます。
①自己分析が足りないまま転職活動を進める
②福利厚生面のみを重視してしまう
③新卒就活と同様の進め方で転職活動を行う
では、それぞれの大事なポイントを解説していきます。
①自己分析が足りないまま転職活動を進める
転職活動を進めるとき、自己分析をほとんど行わない状態で、やみくもに転職先を探してしまう人は少なくありません。
「早く転職先を見つけなければ」「一刻も早く今に現職を辞めたい」という焦りの心理も邪魔してくるため、自然と転職に対して見切り発車してしまうことは多くなります。
しかし自分の強み・弱みを理解しない状態で転職活動をすれば、ミスマッチが非常に起こりやすくなるため十分に注意が必要です。
社風に合わない・仕事内容にやりがいを見いだせないなどのギャップが生じ、結果として同じ失敗を繰り返してしまうことが考えられます。
自己分析は、自分のキャリアや適性を見極めるために必須のものです。
早期離職を防ぐために、自己分析はしっかりと行ったうえで転職活動に臨みましょう。
②福利厚生面のみを重視してしまう
第二新卒の転職で失敗しやすいポイントは、福利厚生やその他待遇・条件ばかりを重視してしまうことです。
特に待遇への不満を理由に前職を辞めている人は、今度こそ待遇に納得できる会社を…という思いから福利厚生面にばかり目を向けてしまいがちです。
待遇が良いに越したことはありませんが、待遇だけ優れていても、満足できる働き方ができるとは限りません。
極端な例を挙げれば、待遇のみを重視すれば、まったく興味関心を持てない業界の企業に就職するという選択肢も出てくるでしょう。
結果、やりがいを感じられない職種で転職すれば、今後は仕事内容に不満を覚える可能性があります。
快適に働ける会社を…といったかたちで条件にこだわると、多くの人はやはり福利厚生の整った企業にばかり目を向けてしまいがちです。
しかし福利厚生面のみを重視すると、仕事内容や社風などでミスマッチが起こりやすくなるのが難点です。
できるだけすべての面に着目し、総合的に自身と相性の良い業界・企業を見極めることが重要となります。
③新卒就活と同様の進め方で転職活動を行う
第二新卒の転職でよくある失敗事例は、新卒の就活と同様の進め方で転職活動を行ってしまうことです。
確かに第二新卒も新卒も、基本的な選考の流れは同じですが、やはり第二新卒と新卒ではさまざまな面で異なる部分があるため注意が必要です。
たとえば大手企業に就職したいなど、会社の規模を基準として志望先企業を選ぶと、新卒のときと同じ失敗につながる可能性があります。
なぜ転職することになったのか、その根本的な原因を解決しなければ、第二新卒の転職は再び失敗し得るということです。
たとえば人間関係が原因で転職することになった場合は、同じように人間関係で悩まないことを前提に転職先を見つける必要があります。
もちろん人間関係や職場の雰囲気などの実態は、蓋を開けて見なければわからないこともあるでしょう。
しかし、社風が合っている企業を選ぶなどの対策を徹底すれば、職場の人と考え方が合わない…などの悩みは抱えずに済む可能性があります。
新卒と同様の進め方ではなく、新卒のときに失敗したことを解決しながら転職活動を進めることが大切です。
【第二新卒の転職】第二新卒からの転職を成功させるためには
第二新卒の転職を成功させるには、具体的な対策を実践することが大切です。
第二新卒からの転職は新卒の就職とは異なるため、その点を理解したうえで選考に臨む必要があります。
新卒と似た部分もあるためスタンスが同じものになりがちですが、第二新卒からの転職を成功させるには、たとえば以下のような対策が重要です。
①転職理由はポジティブに
②自分の強みを理解する
③将来のプランを言語化する
いずれの対策も第二新卒ならではの状況を理解したうえで、実践していく必要があります。
では、詳細を一つひとつ解説していきます。
①転職理由はポジティブに
第二新卒として転職を成功させるには、ポジティブな表現で転職理由を伝えられるように意識しましょう。
「人間関係が嫌だった」「仕事にやりがいを感じなかった」という正直な理由も、伝え方次第ではポジティブな印象になります。
そのまま伝えるとネガティブな印象ばかりが強くなるため、「同じことを繰り返す人かもしれない」と思われる可能性も強まります。
たとえば「社風が合わない」という理由で退職し、再就職を目指す場合は、「自己成長できる環境で主体性を持って取り組んでいきたいと考えた」などの伝え方をするのが望ましいでしょう。
「人間関係が嫌だった」という転職理由も、「よりチームでの連携を活かせる環境で、協調性を発揮しながら皆で一つのことを達成したい」などの伝え方をすれば印象が良くなります。
ネガティブな表現をするのではなくポジティブな印象が残る言い換えを学び、転職理由で不必要に悪い印象を与えないようにしましょう。
②自分の強みを理解する
自分の強みを理解することも、第二新卒として転職成功を目指すときは重要なことです。
強みは自分自身のキャリア形成に大きく関係してくるため、転職先の方向性を決めるときに役立ちます。
また、自分の強みを活かせる企業を志望すれば、マッチ度の高さから選考で有利になれる可能性もあるでしょう。
自分の強みを理解するためには、これまでの経験・仕事に対する姿勢・価値観を洗い出すことが大切です。
そこから自分の強みやアピールポイントを見つけ、転職後の活かし方を考えましょう。
そのうえで志望動機や自己PRなどでは、自分には〇〇という強みがあるからこそ志望先企業に貢献できる、という内容で積極的にアピールすることが大切です。
第二新卒は社会人経験があるため、実際に仕事に触れてきたからこそ発見できた自分の強みもあるでしょう。
③将来のプランを言語化する
将来のプランを言語化し、キャリア形成に対する意識の高さや、主体性などをアピールすることも大切です。
社会人として仕事・プライベートをどのように満たしていきたいのか、将来の展望を言葉にして述べることが重要になります。
「将来は〇〇でありたい」という意思や展望がはっきりしていれば、社会人としての軸の強さがわかるため、仕事でも主体的に行動してくれるだろうと期待してもらえるきっかけになるものです。
また、将来のプランの言語化は、自分に合う企業を選んでミスマッチを起こさないためにも必要なことです。
どのような企業でも、自分の思い描く将来のプランが実現できるとは限りません。
企業のキャリア形成に対する支援、ワークライフバランスを整えるための取り組みなどをチェックし、自分に合う企業選びを徹底しましょう。
【第二新卒の転職】第二新卒におすすめの業界
第二新卒で転職を目指すときは、そもそもどの業界なら転職しやすいのか、転職するならどの業界がおすすめなのか気になる人は多いでしょう。
業界・企業を選ぶための軸は人それぞれですが、転職しやすさや総合的な働きやすさ、将来性を鑑みると、おすすめできる業界はいくつかに絞られてきます。
ここでは、第二新卒の転職におすすめの業界をいくつか紹介していきます。
①将来性の高い業界
第二新卒の転職におすすめの業界は、将来性の高い業務がまず挙げられます。
具体的には以下の業界があります。
・IT業界
・広告業界(特にネット広告関係)
・EC業界
・エンタメ業界
・医療・介護業界
・建築業界
・農業業界
特にITや広告、EC関係の業界の需要は、今後どんどん伸びていくと考えられています。
理由には現在著しく進んでいるIT化、ネット上でのビジネスのマーケット拡大などが明らかに関係しているといえるでしょう。
エンタメ関係の業界も、オンラインで展開されるサービスは需要が高いとされるため、今後の成長に期待できます。
ほかには医療や介護関係の業界も、人の生命維持に大きくかかわることから、今後も需要が高いと考えられます。
またほかには、建築や農業もニーズが高まっていくとされています。
建築も衣食住の「住」にかかわる重要なサービスのため、そもそも需要は安定しています。
それに加えて近年は、高度経済成長や人口増加に伴う建築バブルが著しかったときに建てられた建物の、修繕や解体に関わる需要が伸びる見込みです。
農業の将来性が高いのは、ロボットやITシステムを活用した新たな農業のかたちに注目が集まっているためです。
将来的な安定を求めるのであれば、今後の業界の動向に目を向けたうえでの転職活動が欠かせないでしょう。
②働きやすい業界
次こそは離職せず快適に働きたい、と強く感じている人も多いでしょう。
そんなときはとにかく働きやすさに重点を置き、自分に合う業界を見つけることが大切です。
働きやすい業界には、次の業界が挙げられるでしょう。
・インフラ業界
・医薬品業界
・食品業界
・金融業界
・自動車業界
・航空業界
・総合商社業界
・鉱業業界
上記の業界は、残業の少なさやワークライフバランスへの取り組みなどを総合的に整理すると、いわゆるホワイト企業が多いとされています。
もちろん企業によるためケースバイケースなのは言うまでもありませんが、傾向はあるため、働きやすさやストレスの少なさなどを重視するのであれば上記の業界はおすすめです。
特にインフラ業界や医薬品業界などは、私たちの社会生活維持に欠かせない業界のため、将来的にも安定性が高いといえます。
なお、近年は働き方改革により、働きやすさを整備している企業がかなり増えてきています。
上記以外の業界でも快適に働ける企業は多く存在するため、企業の取り組みや会社の評判などに目を向け、働きやすいかどうかを冷静に見極めていきましょう。
【第二新卒の転職】第二新卒におすすめの職種
第二新卒で転職する際は、おすすめの職種も事前にチェックしておきたいところです。
第二新卒におすすめの職種はさまざまありますが、転職しやすい職種を調べておけば、転職の方向性を決めるうえで大きく役立ちます。
おすすめの職種には、具体的には次の職種が挙げられます。
①営業職
②販売職種
③施工管理
④エンジニア職
では、なぜおすすめできるのかという点も含めて、それぞれの職種の特徴を紹介していきます。
①営業職
営業職は、未経験でも挑戦しやすい職種の一つです。
特に勢いのある若手を営業職として採用したいと考える企業は多いため、需要が高く採用されやすい職種が良いという人にはおすすめです。
営業職は業界問わず多くの企業に必要とされる職種といえます。
営業職としてスキルを磨きキャリアを形成すれば、その経歴・スキルは将来的にも活かせる場面が多いでしょう。
給与的には、インセンティブ制度も充実していることが多いため、成果を出せばその分稼ぎにつながりやすいのも魅力です。
とはいえ、多くの人に商品・サービスを売り込んでいくからこそ、営業職はその分人から拒否されることも多い仕事といえます。
会社によってはノルマや目標に厳しいことも多いため、精神的に疲弊することも少なくありません。
人により向き不向きはありますが、チャレンジする価値は十分にあるといえるでしょう。
特に人とコミュニケーションを取ることが好きな人、成長意欲の高い人には向いています。
②販売職種
販売職種も、営業同様に、人と話すことが好きという人にはおすすめの職種です。
未経験でも採用してもらえるケースが多いため、第二新卒の転職にはぴったりの職種ともいえます。
商品・サービスのエンドユーザーであるお客様と直接的に関わる仕事のため、人の役に立ちたい、人を助けたいという気持ちが強い人にも向いています。
感謝される場面も多いため、やりがいを感じられる瞬間もたくさんあります。
また、営業職と同様に販売職も多くの業界で求められるため、接客・提案のスキルを磨いておけば今後役立つ場面は多くなるでしょう。
デメリットには、販売目標やノルマが厳しい職場があること、1日中立ち仕事になることが多いことなどが挙げられます。
販売職もやはり向き不向きはありますが、人と関わることが好きな人には、積極的におすすめできる職種といえるでしょう。
③施工管理
施工管理も、未経験でも携わることができる職種の一つです。
作業現場の工程や安全、作業品質などを管理する仕事で、ものづくりや建築関係の産業がさかんな国内では多くの求人があるのが特徴です。
未経験で始められる割には比較的給与水準が高い傾向にあり、条件次第では快適に働ける可能性があります。
近年は働き方改革により、ワークライフバランスの整った職場も実際に増えてきています。
特に周りとのコミュニケーションを円滑に取れる人、統率力に自信がある人は、スキルを発揮しながら活躍できるといえるでしょう。
しかしながら働き方の安定性は、ある程度大きな規模の企業でなければ実現しないことも多いため、企業選びには注意が必要です。
仕事をしていくうえではある程度体力が必要なこと、マルチタスクや丁寧な仕事が求められることにも、適性を考える際は注意したいところです。
④エンジニア職
第二新卒におすすめの職種には、エンジニアも挙げられます。
エンジニアは手に職をつけたい、将来的にもスキルを活かして確かなキャリアを形成できる仕事が良いという人に特におすすめといえます。
IT技術の需要は近年どんどん高まっており、エンジニアは慢性的に人手不足とされています。
そのためスキルを持っていれば挑戦できる求人は多く、専門職のため給与水準の高さにも期待できるでしょう。
また、最近は人手不足解消のために、未経験から挑戦できるエンジニアの求人も増えてきています。
転職を機に手に職をつけたいと考えている第二新卒の人は、今回を良い機会としてエンジニアに挑戦するのもありでしょう。
最新技術に興味がある人は、大きなやりがいを感じられる可能性があります。
ただし、エンジニアも種類によっては将来性が保証できない場合があり、安定性も会社の規模による部分があるのも事実です。
転職する際は、慎重に企業を選ぶこと、未経験OK・給与が高いからといって安易に飛びつかないことが大切です。
まとめ
第二新卒として転職成功を目指すなら、まずは第二新卒とは何か理解を深めたうえで、第二新卒ならではの転職活動を始めることが大切です。
転職先を探すときは新卒の就活と同じスタンスで求人をチェックするのではなく、前職(現職)で陥った失敗を解消するかたちでの求人探しが重要といえます。
ミスマッチにより早期離職に至った場合は、自己分析や企業・業界研究はより深く実践すべきといえるでしょう。
さまざまな業界に目を向け、自身に合う仕事は何か、何度も模索する必要があります。
また、方向性に迷ったときは、第二新卒の転職におすすめの業界・職種をチェックしておくことも大事です。
将来性や働きやすさ、自分自身の適性を加味したうえで、後悔しないかたちでの転職成功を目指しましょう。
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