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不動産営業のキャリアプラン4選!不動産のキャリアに役立つ資格も紹介!
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はじめに
営業職のまま別業種への転職を検討している方は多いのではないでしょうか。
ひと言に営業職といっても、toC営業、toB営業、新規営業、ルート営業など形態はさまざまです。
そして、その中でも一定の人気がある不動産営業のキャリアプランについて説明します。
不動産営業も、扱う物件の種類によって業務内容は大きく異なります。
成果主義でやりがいが大きく感じられる不動産営業ですが、今後どのようなキャリアが歩めるのでしょうか。
【不動産営業のキャリアプラン】不動産業界とは
不動産業界は、土地や建物などにかかわる業界のことを指します。
具体的な職種でいうと、商業施設、ビル、マンション、リゾート施設などを開発するデベロッパー(開発業者)、注文住宅や建売住宅などを手がけるハウスメーカー、物件の売買・賃貸を仲介する不動産仲介業者、マンションや一戸建ての販売を手がける住宅販売会社、そして、不動産物件を管理する管理会社などがあります。
また、マンションやビルなどの建設にかかわる総合建設企業(ゼネコン)なども、不動産業界の重要な役割を担っています。
まずは、不動産業界について見ていきましょう。
不動産業界の種類
不動産業界は、「建てる」・「販売する」・「貸す」・「管理する」の四つの段階に分かれます。
「建てる」の段階では、デベロッパー(開発業者)が商業施設・リゾート開発・都市開発を行います。
具体的には、建物やマンションが建設可能な土地を調査した後で分析を行い、実際に土地所有者との話し合いを行った上で、土地を仕入れます。
デベロッパーの業務では、広大な土地や大規模な施設建設を行うため、膨大な金額が動きます。
そのため、多くの交渉や取引をしなければならず、デベロッパーの仕事は大きな責任が伴います。
「販売する」・「貸す」の段階では、不動産営業の出番です。
アパートやマンション、店舗の売り手と買い手あるいは貸し手と借り手の双方との交渉を受け持ち、よりよい取引になるようにプレゼンを行うのが、不動産営業の仕事です。
その他にも不動産の買取、再販、リフォーム提案、不動産テックなど不動産営業は不動産の流通を担う重要な役割を担っているのです。
「管理する」の段階では、不動産管理会社が役割を果たします。
オーナー開拓を行い、管理委託を受けたら、オーナーフォロー、客付け賃貸対応、集金業務などを行います。
また、マンションの管理組合の運営補助や管理費などの調整も不動産管理会社の業務です。
不動産業界の年収
不動産業界の平均年収はどのような水準にあるのでしょうか。
結論から言うと、不動産業界の平均年収は他の職業と比べても比較的高い傾向にあります。
その中でも最も高い水準にあるのが、投資系マネジメントです。
投資系マネジメントの平均年収は約500万円前後だと言われています。
投資系マネジメントは不動産業界において重要な役割をになっています。
専門知識や経験の他に、センスも問われるため、年収が高くなっているのです。
そのほかの不動産業界の職業でも平均400〜500万円と不動産業界の給与は良い傾向にあります。
不動産業界が販売するもの
不動産営業では、居住用マンション、居住用戸建て、投資用マンション、オフィスなどを販売します。
このような不動産と言われるものは、人間の生活の最低限の要素である衣・食・住のうちの住を満たすため、我々の生活に深く関わることになります。
また、人生において一番の買い物となる人も多いため、家やマンションがその人の財産となります。値段も高額であるため、そう簡単に財布を開く人はいません。
そこが営業マンの腕の見せ所です。いかに顧客に魅力を伝え、買ってもらえるようにするかが不動産営業の醍醐味なのです。
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【不動産営業のキャリアプラン】不動産営業の仕事内容
続いては不動産営業の仕事内容を見ていきましょう。
不動産営業の仕事は不動産業界の流通の中心を担うとても重要な役割です。
不動産営業の仕事内容を知っておくことは転職する上でもとても大切です。
不動産がどのように売買されるのか、あるいは貸し借りされるのかを知っておきましょう。
販売
販売は、主に自社やグループ会社で所有する戸建て住宅や分譲マンションを、個人の顧客に販売する仕事です。
主に住宅展示場やモデルルームに来場した顧客に対応します。
不動産を購入することに躊躇がない人はいません。
どんな人でも悩みや懸念点を抱えています。
購入に迷っている人が求めているのは、背中を押してくれるような根拠のある情報です。
そのような人たちに対して、事前に不動産やその周辺の情報などを調査・分析をしておき、顧客に説得力のあるプレゼンをすることで購買力を高めることが最終的な目標です。
また、インターネットやSNSを通して顧客を集めることも重要な仕事の一つです。
販売するためにさまざまな手段を使って、購入させることが不動産営業の重要な意義なのです。
賃貸仲介
賃貸仲介は、戸建てやマンションなどの住宅、店舗、オフィスなどを借りたい人に対し、賃貸契約を提案する仕事です。
賃貸仲介は、客付け仲介、管理仲介、自社物件仲介の三つに類別できます。
仕事内容は、物件掲載、問い合わせ対応、カウンターセールス、内見立ち合い、契約書作成などの反響営業が多い傾向にあるようです。
引越しの際に帯同してくれたり、相談をした後で顧客のニーズに沿った物件を紹介してくれる不動産仲介業者がこれにあたるため、そのような業者をイメージするとわかりやすいでしょう。
賃貸仲介の最終的な目標は、店舗に来店した顧客に対して、顧客の希望に沿った理想の物件を提案することです。それを達成するために事前の調査・分析が重要になります。
売買仲介
売買仲介は、物件を買いたい人と売りたい人との仲介を行い、交渉や取引をスムーズに行うのを助ける仕事です。
賃貸と同様にまずは来店した顧客に対して希望条件のヒアリングから始まり、物件の提案や内見、クロージングまで行います。
物件を売りたい人に相談して売価を定め、物件の情報をWebサイトに登録します。問い合わせや相談などがきたら、商談を取りまとめ、契約を行います。
取り扱う不動産の仕入れから提案、クロージングまでを担うため、不動産営業の中でも難易度は高いと言えるでしょう。
売買仲介の営業は、個人に売上目標を設定するのが一般的であるため、個人で活躍したい人におすすめです。
【不動産営業のキャリアプラン】不動産業界の将来性
不動産業界と聞くと不動産の仲介や売買のイメージがありますが、土地の開発や物件の管理や不動産投資のために設立した会社などの業務も不動産業務の中に含まれています。
2019年度の新型コロナウイルスの感染拡大によるパンデミックは世界に大きな影響を与え、従来の多くの常識を変えましたが、不動産業界も例外ではなく大きな影響を受けました。
2022年現在、不動産業界はどのような状況なのか、そして将来性は見込めるのかについて話していきましょう。
不動産業界の現状
不動産業界は、現在さまざまな問題を抱えています。
課題は主に以下のようなことが挙げられます。
・少子高齢化による新設住宅着工戸数の減少や、空き家問題や建物の老朽化
・2022年問題による都市農地の大量売却による地価暴落のリスク
・コロナウイルスの影響でリモートワークや在宅勤務が進み、オフィスの空き家率が上昇、平均賃料が下落しビル経営が困難化
・業界の体制が古く、IT化が進まず対面や手書きでの業務が多く非効率で生産性が低い
しかし、不動産業界は日本では有数の巨大なマーケットであり、業界全体で45兆円を超える売上を誇り、成長を続けているのも事実です。
問題やリスクはありますが、同様に大きな変化の中でチャンスに溢れている業界でもあるのです。
不動産業界の将来性
このように、不動産業界はさまざまな社会課題と密接に関連しており時代の影響を受けやすいため、その社会課題に適応していくことが重要となります。
今後は以下のような対策が必要とされています。
・国内市場だけではなく海外の新興国への市場開拓
・サービス付き高齢者住宅や住宅のバリアフリー化などシニア向けの市場の拡大
・既存の住宅をリノベーションして空き家に付加価値を付ける
・オンライン上での重要事項説明やリモートの内見など、ITテクノロジーを導入し業務を効率化する
つまり、需要は新たに生まれているのです。
営業職としても、そのような課題を踏まえたうえでのさまざまな顧客のニーズに合わせた細やかなマーケティング施策が求められるでしょう。
【不動産営業のキャリアプラン】不動産営業のキャリアプラン4つ
このように、激動の時代を迎えている不動産業界ですが、同時に多くのチャンスを抱えており、さまざまなビジネスが今後も生まれていくことが予想されます。
たとえば、パンデミックの影響でドロップインのワークスペースが生まれ、リモートワークの定着による地方移住の流れが生まれたように、時代の流れに乗れば、中小企業でも大きな成功を得られるのが不動産業界の魅力です。
では、不動産業界を支える営業職のキャリアプランにはどのようなものがあるのでしょうか。
4つご紹介します。
不動産業界内でより歩合で稼げる会社に転職
不動産営業は扱う商品が高額であるため、社員ごとの売上に個人差が出やすいのが特徴です。
そして、成果を重んじる傾向があり、「基本給+歩合給」もしくは「完全歩合制」という給与体制を採っている企業が多く見受けられます。
つまり、「売れる営業」ほどどんどん稼げ、モチベーションを維持できるのです。
そのため、ある程度自信がつくと今以上に高い歩合を求めて他社へ転職する社員は多く見受けられます。
成功するパターンもありますが、今まで大手の看板を武器に営業していたのに、後ろ盾がない中小に行くとかなり苦戦するため注意が必要です。
また中小企業には地元密着型の独自の営業スタイルがあるパターンが多いために、自分に適性があるか否かも判断しましょう。
社内で出世をし経営に関わるポジションを目指す
生涯営業職としてキャリアアップを目指すのではなく、社内で上を目指すパターンもあります。
経営や人材育成に携わりたいと考えているのであれば、転職をせず社内でキャリアパスを描きそれに向けて努力していくのも一つの選択肢です。
そのためには、トップクラスの実績が必要です。
不動産営業は誰でも挑戦できる敷居の低さが魅力ですが、それゆえに社内競争が激しく数字を出さなければどんどん年次が下のものにもポジションを抜かれていくシビアな一面もあります。
その競争を勝ち抜いてこそ、社内でトップに立てるため当然ですがそのためには営業職として一流でなければなりません。
資質としては営業力だけでなく、マネジメント能力や部下を惹きつけるような人間力も求められます。
不動産コンサルタントとして独立する
不動産コンサルタントとして新たなキャリアを歩むのも一つの方法です。
不動産コンサルタントの業務内容は、不動産の購入や売却、管理方法や活用方法などについて、専門家の立場でアドバイスすることです。
顧客にプランを提案する企画提案型とその後の業務も請け負う事業執行型に大きく分けられます。
どちらも不動産営業で養った広い知識と最新の情報をもとに、個人や法人の資産運用に深く関わっていけるでしょう。
不動産コンサルタントは難関資格ではあり、さらに試験合格後後5年以上の実務経験がないとコンサルタントとして登録できないという厳しい条件がありますが、その分社会的な信用も厚く、高収入が望めます。
そして、自分の力を存分に発揮して、クライアントの利益を追求していくことが求められるでしょう。
営業のプロフェッショナルとして独立する
営業として独立し、フリーランスで活躍するというプランもあります。
営業は企業に所属している社員が担当する者というイメージがある方が多いでしょうが、レアケースですがフリーランスの営業マンも存在します。
つまり、独立して企業と契約し、社外営業として業務を請け負っているのです。
仕事内容は通常の不動産営業と同じ、賃貸や売買の仲介となります。
完全実力主義の世界となりますので、実績を残せなければ契約不履行になり解雇されるケースもあります。
非常に厳しい環境ですが、それだけに1件の契約だけで数百万円の高い報酬を得ることも可能です。
業界に顔が利く人はツテで仕事が回ってくるケースも見られますが、クラウドソーシングサービスに登録しオファーを待つケースも多く見受けられます。
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【不動産営業のキャリアプラン】キャリアアップするために必要なこと
不動産業界でのキャリアアッププランをご紹介しましたが、人によってはどのように行動すべきか悩むかもしれません。
具体的に必要なことを行動に起こすことで、よりキャリアアップに現実味が出てくるでしょう。
いずれもすぐに行動を開始できるため、身近なことから始めてみてください。3つご紹介します。
実績を作る
まずは実績を作ることです。
不動産業界の中でも営業職は数字として自分の成果が出やすく、評価もされやすい職種といえます。
そのため、毎日通常の業務をこなすだけでも実績は積み上がっていきます。
重要なのは、実績として記録しておくことです。
ただ業務をこなしていくだけではなく、「どのような成果を出したのか」、「1ヶ月でどれくらいの成約件数を達成したのか」などを可視化してみましょう。
しっかりと見てくれている会社であれば自分でアピールせずとも昇進していきますが、大きな企業であれば上司とのコミュニケーションも大切です。
特に、昇進のための面談を上司と行う場合には、自分の実績をアピールすることでキャリアアップにつながります。
多くの業務に関わる
人によっては、「毎日同じ作業をしたい」、「覚えた業務だけしたい」ということもあるでしょう。
しかし、キャリアアップを目指すのであれば、多くの業務に関わるべきです。
不動産業界には多くの業務があり、幅広くこなせる人材のほうが重宝されるのはいうまでもありません。
例えば、事務の仕事も覚えておくと多少の作業は手伝えますし、お客様からの問い合わせにも答えられることが増えます。
反対に、事務の業務を一切把握していなければ、問い合わせがあっても「かけ直す」という手間が発生します。
事務作業ができなくても、基本的な業務としては問題ありません。
ただ、多くの業務をこなせるほうが、会社から見ても優秀な人材であり、キャリアアップにつながる可能性は高くなるでしょう。
【不動産営業のキャリアプラン】キャリアアップに役立つ資格3つ
このように不動産営業のキャリアプランはさまざまなパターンがあります。
生涯営業職として現役を貫くのも、別のポジションで企業をけん引する立場になるのも、専門家として生きることも可能です。
経験とセンスが物を言う営業ですが、資格があればより将来の選択肢が広がり、世間からの信頼が得られるために仕事もしやすくなります。
なぜ必要か、どのように役に立つのかの開設とあわせて、キャリアアップに対して役に立つ資格を一覧で紹介します。
宅地建物取引士
宅地建物取引士、通称宅建は不動産賃貸、売買の契約を結ぶ時に必ず必要な資格です。
宅建を所有するメリットは、具体的には独占業務(重要事項説明書の説明・記入・契約書面への記入)ができるようになることです。
つまり、不動産の営業から賃貸・売買契約の締結までのすべての工程が自らの手で行えるようになります。
国家資格であるために信頼が厚く、資格手当が上乗せされて給与が支給されるのも魅力です。
宅建業法という法律の下、宅建業を営む企業は、5人に1人は宅建を所有していなければならないという規定があるために、宅建は天職にも非常に有利に働きます。
また、独立を予定している方も、必ず始業の資格である宅建が必要になります。
所有していれば将来の選択肢が広がる宅建は、不動産業界に勤めているのなら押さえておきたい資格です。
ファイナンシャルプランナー
金融・保険業界に強い印象のあるファイナンシャルプランナーも、不動産業界に勤めるうえで非常に役に立つのをご存知でしょうか。
不動産には相続や住宅ローンなどお金の問題はつきものです。
ファイナンシャルプランナーの資格があれば、不動産の説明をする際に、住宅購入のための資金計画を、教育資金・老後の資金などを含めた総合的な目線でアドバイスを行うことができるようになります。
また、宅建士とダブルライセンスを取得していると大きく年収が上がる可能性もあります。
難易度は高くなりますが、実務に役立つのは2級以上と言われています。
実生活でも役に立つ知識でありながらも年々需要が高まっている資格なので、年収アップや将来的にコンサルタントとして独立を考えている方は取得しておいて損はないでしょう。
住宅ローンアドバイザー
住宅ローンアドバイザーは、相談者に対して住宅ローンの仕組みや商品ごとの特徴、金利やリスクなどをわかりやすく説明し、最適な住宅ローンが組めるようにサポートする専門家です。
民間資格でありますが、所有しておけば専門的な知識が身につくだけでなく、有資格者として他の営業担当と差別化を図れます。
住宅販売において住宅ローンの相談は欠かせない分野であり、相談者に的確なアドバイスが行えるようになるのは不動産営業にとって大きなメリットです。
また、ファイナンシャルプランナーに頼らずとも気軽に相談できるので、顧客に安心感を与えられ信頼感を得られます。
何より顧客に対してより専門的なアドバイスが行えるようになるため、営業の仕事の幅が広がるでしょう。
管理業務主任者
管理業務主任者は、マンション管理の契約に関わる重要事項説明、管理業務報告を行うための資格です。
そのため、必要とされるのはマンションの管理を行う会社といえます。
管理受託契約の重要事項説明や記名、押印は管理業務主任者にしか行えない独占業務であり、資格を所持していなければできません。
独占業務が発生することが強みではありますが、同時にマンション管理に関する知識も身につくことから、不動産の中でも管理業務でキャリアアップした場合には有利に働くでしょう。
ただし、管理業務主任者は国家資格のため、取得は容易ではありません。
他の不動産資格と比べればそこまで合格率が低いわけではないものの、取得のためにはしっかりとした勉強が必要です。
司法書士
司法書士は不動産業界と関係ないように感じますが、不動産の登記や法律事務を行うために必要です。
主な業務内容としては、「不動産登記の書類作成と申請」、「不動産の抵当権の確認」、「売買の本人確認と所有者移転登記」などがあります。
司法書士にしか行えない業務が多く、法律の専門家という部分からも、不動産業界で役立つことは間違いありません。
ただし、司法書士は難関とされる国家資格であり、合格率が非常に低いことでも知られています。
それでも、取得することによって、不動産業界でのキャリアアップできる可能性が非常に高まります。
不動産コンサルティング技能士
不動産コンサルティング技能士は、国家資格ではありません。
そのため、「取得する意味がない」といわれることも少なくはありませんが、実際には不動産業界に関わる知識が深まることにより、成約件数の増加につながると考えられます。
さらに、資格を取得することで不動産業界の分析やマーケティング、事業計画の作成など、さまざまな知識が身に付きます。
つまり、コンサルティングに特化した資格というわけではなく、業界全体についても詳しくなれるということです。
不動産コンサルティング技能士の合格率は、決して低いわけではありません。
しっかりと勉強して挑めば合格できる資格といえるでしょう。
賃貸不動産経営管理士
賃貸不動産経営管理士は、名称の通り賃貸に関する管理の専門家です。
つまり、管理会社で働いているのであれば、賃貸不動産経営管理士の資格はキャリアアップにつながるといえます。
賃貸不動産経営管理士が行う主な業務内容としては、下記のようなものがあります。
- 入居者の募集提案
- 入居審査
- 賃貸不動産の管理
- 契約や更新の案内、対応
- 法令点検の依頼と告知
- 退去立ち会いや原状回復作業
このように賃貸不動産経営管理士の業務は多岐に渡り、賃貸管理会社にとっては必須の人材といえるでしょう。
2021年から国家資格となったことにより、合格率は決して高いとはいえません。
しかし、賃貸不動産経営管理士講習を受講することにより、試験の一部を免除する制度もあります。
受験勉強はもちろん必要ですが、講習を受講して合格率を高められるのも、賃貸不動産経営管理士の魅力といえるでしょう。
インテリアコーディネーター
インテリアコーディネーターは、名称の通り室内空間をコーディネートするための資格です。
不動産業界では、売買に特化した資格といえます。
新築ではインテリアをお客様と一緒に考えたり、提案することで理想の室内空間に近づけます。
また、中古物件を購入し、リフォームしてから販売する際にも役立つでしょう。
インテリアコーディネーターが必要とされる不動産業界は非常に多く、住宅メーカーやリフォーム会社だけではなく、ショールームの制作などでも活躍できます。
国家資格ではありませんが、合格率は高くありません。
年によっては国家資格よりも低い合格率になっていることもあるものの、受験資格が定められていないことが主な要因です。
つまり、しっかりと受験勉強さえしていれば、決して難関ともいえない資格といえるかもしれません。
【不動産営業のキャリアプラン】資格を取得するために重要なこと
不動産業でのキャリアアップに重要な資格をご紹介しましたが、何も考えずに取得することはおすすめできません。
資格を取得すれば必ずキャリアアップできるということではないため、事前にしっかりと考えて無駄のない行動を取りましょう。
必要な資格を決める
まずは、自分のキャリアアップに必要な資格を決めます。
例えば、売買に関わる不動産会社に在籍しているにもかかわらず、管理業務主任者や賃貸不動産経営管理士を取得しても意味はありません。
宅地建物取引士や住宅ローンアドバイザー、ファイナンファルプランナーなどが売買には向いているでしょう。
もし、今後は不動産業界での転職を検討しているのであれば、宅地建物取引士やファイナンシャルプランナーなど、幅広い資格がおすすめです。
まずは自分のキャリアプランをしっかりと考え、どのような資格が有利に働くのかを考えてみてください。
計画を立てる
続いて、資格を取得するための計画を立てることです。
資格の取得は、不動産業界で働きながら取得することになります。
そもそも不動産業界はハードワークでも知られており、資格勉強のための時間が多いとはいえません。
つまり、計画的に勉強を進めなければ、資格の取得は難しいといえるでしょう。
まずは、勉強できる時間を考えます。
朝出勤するまで、通勤時間と休憩時間、家に帰ってからで時間を分け、1日で勉強に使える時間を割り出してみてください。
個人差はありますが、1日に1時間から2時間ほどは確保できるはずです。
次に、資格の取得に必要な勉強時間から逆算していきます。
200時間必要なのであれば、1日2時間で考えると100日間は必要ということです。
資格によって受験日時が決められているため、いつから勉強を始めるのかは重要といえるでしょう。
【不動産営業のキャリアプラン】納得できる転職をするために必要なこと
せっかく転職をするのなら、給与や職場環境など、あらゆる条件で満足いく企業を選びたいと考える人が大半でしょう。
そして、キャリアアップから逆算して転職活動をしたいと考えている方もいるはずです。
しかし、すべてを満たす企業に転職するのはなかなか難しいことです。
キャリアプランの中で、必要なスキルや経験が得られる納得できる企業に転職したいと考える人に、後悔しない転職をするために気を付けるべきポイントを3つまとめました。
企業選びに迷った際はぜひ参考にしてください。
自身で妥協しないポイントを見極めよう
まず、絶対に譲れない、妥協しないポイントを見極め書き出してください。
所属している企業の業務をこなしながら転職活動をするのは肉体的にも精神的にも負担が大きくなります。
そのため、「もうこの企業なら内定をくれそうだからここでいい」と、転職活動を始めた当時に掲げていた条件と大きく異なる企業に転職する人も多く見受けられます。
より良い条件を求めて転職活動をするのに、妥協して望んでいない環境に転職しては本末転倒です。
妥協してしまうと内定率は必然的に上がりますが、転職後「こんなはずじゃなかった」と後悔する場合もあります。
このような事態を防ぐために転職活動を始める前に、絶対に妥協したくない条件をリストアップしておくことをおすすめします。
あきらめてもいい条件と叶えなければならない条件をはっきり分けておく
妥協したくない条件を考えると同時に、あきらめても良い条件もリストアップしておきましょう。
誰もが、やりがいがありながらも、ワークライフバランスが取れており、高い給与を得られキャリアアップができ、人間関係が良好な職場で努めたいと考えています。
しかし、残念ながらすべてを満たす求人はほとんどないと考えて良いでしょう。
もしあったとしても、かなりの競争率の求人となるために内定を得るのは至難の業となります。
転職したい条件をすべて叶えるような求人はないという現実を受け入れないと、ずっと理想の企業に出会うことができないまま転職活動を続け年齢を重ね、どんどんと転職が厳しくなる可能性もあります。
そこに対処するためにあきらめても良い条件と叶えなければならない条件をはっきり分けることが重要です。
キャリアプランを見返し、そのために妥協できる点、たとえば通勤時間や残業時間など些細なことでも構わないので書き出してください。
そうすれば選択肢の幅は広がり、転職の成功率もアップするはずです。
客観的な目線での意見を大事にしよう
自分の意見だけで転職先を決めるのではなく、客観的な意見も考慮の材料にすることをおすすめします。
自分でしっかり自身のキャリアや、転職に対して熟考することは何よりも重要です。
しかし、一人で転職活動を進めていくと現実問題実現可能なのか、どうでないのかはっきりわからないこともありますし、悩んで煮詰まった挙句迷走してしまう可能性があります。
そのため、客観的な目線でキャリアを考えていくことも重要なのです。
家族や信頼できる同僚に、キャリアプランを聞かせたうえで転職先について話し、自分の能力や性格を考えたうえで正しい判断か相談しましょう。
自分では気付かないような、目から鱗が落ちる核心を突くアドバイスを貰えるかもしれません。
【不動産営業のキャリアプラン】転職のプロとキャリアプランの深掘りをしよう
このように、自己分析や企業研究を徹底したうえでキャリアプランを練るのはとても大切ですが、同様に客観的な目線で意見を聞くのは非常に重要です。
相談相手は、不動産業界に精通している上司や同僚等が、専門的な知識にもとづいた的確なアドバイスが貰えるため理想的です。
しかし、同僚や上司に転職活動をしていると言いづらい人も多いでしょう。
転職活動していると伝えたことで働きづらくなる可能性もありますし、転職がうまくいかなかった際には企業に居場所がなくなるのではないかなどの懸念を持つかもしれません。
そんな人には不動産営業の転職・キャリアアップに熟知した転職のプロに深掘りしてもらうことをおすすめします。
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まとめ
不動産営業のキャリアプランについてまとめました。
不動産業界は現状でさまざまな問題がありますが常に一定の需要があるために、比較的安定した業界です。
同時に、インセンティブが大きく反映される不動産営業は成果主義の厳しい面もありますがその分とてもやりがいがある職種です。
また、それだけではなく、成績や保有資格次第では独立や不動産コンサルタントとしてのセカンドキャリアも視野に入れられます。
さまざまな可能性を秘めた不動産業界の営業で、納得いくキャリアを歩んでください。
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