【例文2選】秘書検定の経験をガクチカにしたい!魅力的な書き方やポイントを徹底解説!
ガクチカとして「資格」はよく見られるため、秘書検定の勉強をガクチカにしたいと考えている人は多いでしょう。
秘書検定合格のために多くの時間を費やし、勉強を頑張ってきたのであれば、確かにガクチカとしてはアピールしやすくなります。
しかし実際のところ、「本当に秘書検定がガクチカでも大丈夫?」「別の内容のほうが魅力的に感じられる?」とアピールするうえで心配している人も多いかもしれません。
そこで今回は、秘書検定をガクチカとしてアピールするときのポイントや、具体的な伝え方、文章の流れなどを解説していきます。
あわせて例文もいくつかピックアップしていくため、秘書検定をガクチカにしたうえで対策するときは、ぜひ参考にしてみてください。
【ガクチカ:秘書検定】秘書検定の経験はガクチカになる!
ガクチカを選ぶとき、秘書検定をガクチカにして良いのか悩むことがあります。
「もっとほかのガクチカのほうが良いかもしれない」「あまり魅力を感じてもらえないかもしれない」と不安を感じれば、秘書検定をガクチカにして問題ないのか気になることは多いでしょう。
実際のところ、秘書検定はガクチカとして十分にアピールできます。
合格のために何らかの工夫を凝らし、勉強に集中してきたのなら、その取り組みを伝えることで、高評価にはつながりやすくなるでしょう。
ただし、以下の点には注意しましょう。
・あまり難易度の高くない級の場合はガクチカとして不十分の可能性がある
・ただ合格した・ただ勉強を頑張ったのみで内容を終えないようにする
具体的には、秘書検定は準1級以上がガクチカとしてアピールするには望ましいでしょう。
2級以下の級はそこまで高難易度の資格ではないため、伝え方次第ではアピールに欠ける可能性があります。
また、ただ合格した・ただ勉強を頑張ったといったように、事実のみを述べるのは避けましょう。
受験した結果何ができるようになったのか、何を学んだのかわかりやすく述べ、自分自身の人柄や価値観を伝えていくことが大切です。
【ガクチカ:秘書検定】ガクチカを聞く理由
企業がガクチカを聞く理由や心理、狙いにはさまざまなことがあるため、ここではまず、企業の狙いをチェックしていきましょう。
あらかじめ企業の意図を理解しておけば、採用担当者にとって響くガクチカを作成できる可能性があります。
ガクチカの評価ポイントをもとに内容を推敲できるため、高評価を獲得しやすくなるということです。
ガクチカを聞く具体的な理由には、次のことが挙げられます。
・企業とのマッチ度
・活躍できる人材であるかどうか
・人柄
いずれも重要なポイントのため、事前に理解を深めておくことは必要です。
では、一つひとつを詳しく解説していきます。
企業とのマッチ度
多くの企業は採用活動の中で、自社とのマッチ度の高い学生を採用しています。
マッチ度とはつまり適性やその企業や業界に向いている度合いのことであり、マッチ度は企業だけでなく学生にとっても重要です。
まず、マッチ度が低ければ、学生は早々に離職してしまう可能性があります。
業務にやりがいを見いだせなかったり、現在働いている社員と良い相性が発揮できなかったりする恐れがあるからです。
早期退職はもちろん企業にとっても不利益を被るため、結局、お互いにデメリットであることがわかるでしょう。
企業はガクチカを聞くことで学生の人柄や価値観、その他スキルなどをチェックし、自社の社風や理念に共鳴できる人なのか評価していきます。
マッチ度の高さはどの企業においても重要な採用基準になるため、対策としては企業分析が欠かせないといえます。
企業分析で企業の求めている人材をつかめば、自然とマッチ度の高さをアピールできるでしょう。
なお、企業分析の方法としては、Webでのリサーチやインターンシップ参加などが挙げられます。
活躍できる人材であるかどうか
企業は自社に積極的に貢献してくれる人材を求めています。
そのため採用を考える人は、入社後の活躍イメージがわかりやすい人です
企業はただ優秀な人ではなく、学んだことを活かして積極的に成長し、活躍することで貢献してくれる人を求めているのです。
だからこそガクチカでマッチ度の高さを伝えることは重要で、企業はそのアピール内容から本人の活躍をイメージしていきます。
企業は、活躍に期待できる人を採用しない限り、すぐに倒産してしまうでしょう。
そのメカニズムを理解したうえで、自分こそがふさわしいというわかりやすいアピールをすることが重要です。
なお、活躍といっても、企業は新卒生には即戦力としてのスキルの高さを求めることはありません。
新卒生に期待する「活躍できる人材か」というポイントは、すなわち成長できることです。
成長意欲を強く持っている人はさまざまなことに挑戦し、スキルを高めることで、企業に貢献します。
このような企業の意図を理解していれば、ガクチカを通じて成長意欲の高さやチャレンジ精神などを最終的にアピールし、内定につなげられる可能性があります。
人柄
企業はガクチカを聞くことで、それぞれの人柄をチェックしています。
ガクチカでは、それぞれの考えたことや取り組みから、経験や目標達成までのプロセスがわかりやすく伝わってくるものです。
そこから企業は一人ひとりの価値観や人柄を評価し、自社への適性を判断していきます。
困難に直面したときに考えることや工夫することは、人によって異なります。
だからこそガクチカからは、人柄がそれぞれ見えてくるのです。
なお、人柄の中でも、ガクチカではやりがいや原動力などを重視される傾向にあります。
どのようなことにやりがいや興味関心を感じるのか、何を原動力として主体的に動くのか、そういった部分を評価し、企業はマッチ度を見極めていく具合です。
【ガクチカ:秘書検定】秘書検定の経験をアピールする際のポイント
秘書検定をガクチカにするときは、具体的にどのようなアピールをするべきなのか迷うところです。
ガクチカは伝え方やアピールポイント次第で、魅力的な内容になるかが大きく変わってきます。
そのためガクチカ作成の際は、アピールするときのコツや伝え方の基本を理解しておく必要があります。
秘書検定をガクチカにするときのポイントは、次のとおりです。
・何を学んだかをアピールする
・どのように活かせるかを述べる
・具体的に述べる
上記3つを意識してガクチカを伝えれば、秘書検定の取得経験をもって、自分自身の人柄や価値観、スキルを伝えるきっかけになります。
では、それぞれの重要な点を整理していきましょう。
何を学んだかをアピールする
秘書検定をガクチカにするときは、まず、何を学んだのかアピールする必要があります。
先ほども触れましたが、ただ単純に秘書検定に合格したと述べるだけではNGです。
ガクチカではその経験をもって何を得たのか、何を学んだのかが重要になります。
そのためには頑張るうえで工夫したことや積極的に取り組んだことなどを伝える必要があり、そこから「〇〇の大切さを知りました」といった流れでアピールにつなげていくことが大切です。
企業がガクチカを聞く理由を考えればわかるとおり、企業はガクチカを通じて学生の考えた行動を評価しています。
秘書検定の結果だけを伝えるのではなく、学んだことや頑張った具体的な過程を明確に伝えるようにしましょう。
どのように活かせるかを述べる
秘書検定をガクチカにする際は、その経験や学びを、結果として入社後にどう活かせるのか述べることが大切です。
そもそもを考えれば、企業にとって自分自身を採用することは、メリットのある決定でなければなりません。
したがって、ガクチカを通じて得た学びは、入社後積極的に活かせるものでなければならなくなります。
そこから自分自身こそが企業にふさわしく、働く熱意があるというアピールにつなげられます。
とはいえ、企業にふさわしいというアピールも、結局のところ企業をよく知らなければできないものです。
企業や業界を知るためには、事前に企業・業界研究を重ねておくことが大切です。
企業理念や社風を理解したうえで、どのように活かせるのか、企業のニーズを満たすかたちでアピールにつなげていきましょう。
具体的に述べる
秘書検定をガクチカにするときは、具体的に内容に触れていくことが大切です。
たとえば「秘書検定の勉強を頑張った結果、さまざまなことに苦労したが、工夫を凝らして集中したため無事合格できた」といった内容になると、肝心な部分が一切伝わってこないからです。
何が大変で、何に苦労して、具体的にどのような工夫をしたのかわからないため、結果として自分自身の人柄や価値観、スキルを採用担当者に伝えることはできなくなります。
具体的に自分の心理や感じたこと、エピソードなどを述べることで、ガクチカには深みが増し、採用担当者には人柄を理解してもらいやすくなるものです。
また、結果として何ができるようになったのか、現在はどのようなレベルにあるのかなども積極的に触れておくと良いでしょう。
内容の信憑性が上がるため、高評価にはつながりやすくなります。
【ガクチカ:秘書検定】PREP法を使おう!
ガクチカで秘書検定を取り上げるときは、PREP法という文章の構成を活用しましょう。
PREP法は、論理的に長い文章を伝えるうえで、さまざまな場面で用いられます。
就活の文章作成では、ガクチカだけでなく志望動機、自己PRにも活用できるのがポイントです。
PREP法を知っていれば社会人になったあとでも役立つシーンは多くなるため、そういった意味でも、就活のうちからわかりやすい構成で伝えたいことを伝えるのは重要といえます。
PREP法の具体的な構成は、以下の通りです。
1.P(Point・結論)
2.R(Reason・理由)
3.E(Example・例)
4.P(Point・結論)
このようにPREP法は4つの段階に分かれており、それぞれの頭文字を取ってPREP法と呼ぶのが一般的です。
では、それぞれのポイントを詳しく整理していきましょう。
P(Point・結論)
まずは、結論の部分から入っていきます。
秘書検定をガクチカとして伝える場合は、「秘書検定を頑張りました」という部分がはじめに触れるべき結論部分になります。
PREP法では、伝えたいことをわかりやすく示すために、最初から結論に触れていくのが特徴です。
はじめに結論を伝えることで、採用担当者は話の内容を把握しやすくなります。
採用担当者は自分の話に初めて触れるため、伝えたいことやテーマを先に明示してわかりやすくしておくと、スムーズにその後の内容もつかみやすくなる仕組みです。
また、就活は極度の緊張を伴うため、正直伝え方に失敗してしまうこともあります。
しかしPREP法を意識してせめて最初の結論をしっかり伝えていれば、ほかのフェーズで言いたいことがよくわからなくなってしまっても、内容は比較的伝わるものです。
そういった意味でもPREP法の構成は非常に効果的で、積極的に活用すべきといえます。
R(Reason・理由)
PREP法では、最初に結論を述べたうえで、次に理由や根拠を伝えていきます。
この理由のフェーズは結論を裏付ける最初の深掘りの部分であり、理由を伝えることで結論の説得力が増す仕組みです。
なぜその行動を取ったのかという行動の意図、きっかけなどに触れていくとわかりやすいでしょう。
秘書検定をガクチカにするときは、秘書検定を学生時代頑張ったきっかけ、頑張ろうと行動を起こした動機・理由を述べるかたちになります。
E(Example・例)
PREP法では、3つ目のフェーズとして具体例を伝えていきます。
結論をわかりやすくするために、さらに深掘りをしていく部分といえます。
例を挙げれば信憑性が高まり、再現性があることを伝えられるでしょう。
秘書検定をガクチカとして伝える場合は、苦労したエピソードやそれに対して実践した工夫などが挙げられます。
可能な場合は、具体的な数字を使い、さらにわかりやすく伝えるようにしましょう。
P(Point・結論)
PREP法では、最後に再び結論に触れるかたちになります。
最初と最後を結論で挟むことで、内容が印象に残りやすくなり、採用担当者はどのようなガクチカなのかスムーズに把握できます。
どのような人材で、どのような活躍ができるのか強調できるため、印象深かったという意味で高評価につながることも少なくありません。
なお、基本的には簡潔に伝えることが重要なため、最後は必要以上に引き延ばさないことが大切です。
【ガクチカ:秘書検定】例文
では最後に、秘書検定をガクチカとしてアピールするときに活用できる例文をチェックしていきましょう。
ガクチカを作成するときは、ポイントはわかっていても、なかなか良い表現が思いつかなかったり構成がわかりにくかったりなどで最初ははかどらないものです。
そんなときは、ガクチカの例文を積極的に参考にするのがおすすめです。
もちろん最終的にはオリジナリティのあるガクチカにすることが大事ですが、最初のうちは内容や伝え方を真似ることで、徐々に書きやすくなってくるものです。
今回ピックアップする例文は、以下の2つのパターンです。
・行動力をアピールする例文
・目標達成能力をアピールする例文
ガクチカとしてアピールしやすい内容なため、書き方・伝え方に迷ったときは、ぜひチェックしてみてください。
行動力をアピールする例文
私は学生生活の中で、秘書検定準1級の資格取得に力を入れてきました。
私は昔から緊張しやすい性格だったため、社会に出てから、大人として堂々とマナーのあるふるまいができるかとても不安でした。
そんなとき秘書検定の存在を知り、あらかじめ検定を通じてマナーを勉強しておけば緊張対策になるのではないかと考え、資格取得を目指すことにした次第です。
しかし当時私は、授業にゼミの課題、アルバイトにサークル活動とやるべきことがたくさんあったため、合格を勝ち取るには決めたことをやりきる行動力が必要だと考えました。
そこで私は友人や家族に「秘書検定に受かる」と宣言し、自分を追い込むことで勉強を続けました。
ときには中だるみしてしまいそうな時期もあったため、そんなときは勉強する時間帯を変えることで刺激を与え、マンネリを防ぎました。
結果、無事合格することができ、行動力や意思の強さを保てたことは私にとって誇りとなりました。
この経験を通じて私は、決めたことを行動に移していける行動力の大切さに気づけたため、今後も行動力を活かして経験したことのない分野にもチャレンジしていきたいと考えています。
目標達成能力をアピールする例文
私が大学生活の中で力を入れてきたことは、秘書検定1級合格のための勉強です。
私は子どもの頃から周りの人をサポートすることにやりがいを感じており、就職の際は、営業事務として営業の方がスムーズに仕事に集中できるよう、的確なサポートをしていきたいと考えていました。
そのためにはサポート役として活かせるスキルを増やしておけるのが一番だと考え、私は在学中に秘書検定1級の合格を目指すことにしたのです。
しかし勉強を進める際は、学ぶべきことが多く、さらには面接対策も必要だったため、最初は的確な進め方ができておらず集中力が続きませんでした。
そのため私は、細かく目標を定めて達成していくことが大事だと考え、1日ごとに目標を設けることで集中力アップを目指しました。
この日はテキスト〇ページまで、といったように明確な目標を立て、目標を少しずつ達成していくことでモチベーションも保ちました。
結果、毎日やるべきことがわかりやすくなり、見事資格も取得することができました。
私はこの経験を通じて、コツコツ目標を達成していくことが結果につながることを学びました。
御社に入社した際も、目標達成能力を発揮したうえでこまめにやるべきことを達成し、自分自身のスキルを高めることでより的確なサポートをしていきたいと考えています。
【ガクチカ:秘書検定】エージェントに相談しよう
秘書検定をガクチカとしてアピールする際は、伝え方や文章の流れがよくわからないので細かくサポートしてもらいたい…と困ることもあるでしょう。
そんなときは、就活エージェントに相談することがおすすめです。
就活エージェントは、書類添削や面接対策、その他企業研究や自己分析などのサポートを的確に行ってくれる就活支援のプロです。
それぞれ専任の担当者がつき、就活を徹底的にサポートしてくれるため、添削はより的確になるのが利点です。
アゲルキャリアは、年間で1,000人以上の就活を支えてきている就活支援サービスです。
何度でも実践可能な面接対策や精度の高い書類添削など、徹底的に就活生と向き合うサポートは非常に充実しています。
登録は無料なため、ガクチカの書き方も含めた就活の進め方に迷ったときは、ぜひ登録を検討してみましょう。
まとめ
秘書検定の勉強は、ガクチカとしてアピールできる経験の一つです。
ただ合格した・ただ勉強を頑張ったという事実を述べるだけはNGですが、勉強の中で工夫したことや学んだことを伝えれば、自分自身の人柄や価値観を採用担当者に伝えるきっかけになります。
それが内定を左右する評価につながることも多いため、ガクチカを作成するときは、伝え方のポイントに十分に注意が必要です。
また、内容をわかりやすく伝えるためには、PREP法を意識した論理的な文章構成も重要になります。
構成がわかりやすければ内容もスムーズに頭に入ってくるため、初めて話を聞く採用担当者でも、ガクチカの内容を把握しやすくなります。
秘書検定のガクチカの例文などもぜひ参考にしつつ、魅力的なガクチカで採用担当者に良いインパクトを残しましょう。
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