きつい仕事TOP10!転職できつい仕事を避ける方法も紹介します
今の職場からの転職を考えるとき、どうしても避けたいと思うのはきつい仕事の多い職場ではないでしょうか。
現状においても不満を抱えているからこそ転職を検討していても、新たに入社した先でも同じようにつらい思いをするのは避けたいですよね。
この記事では、きついといわれている仕事をランキング形式で紹介するとともに、きつい仕事の特徴やそういった職場をさけるポイントを紹介します。
企業選びを進める前に、避けるべき職場の共通点や避ける方法を覚えておきましょう。
【きつい仕事ランキング】TOP10を紹介
きつい仕事が多い職場への転職を回避するためには、まずどういった仕事がきついのかを知っておく必要があります。
これから紹介する業界に転職したいと思っている人は、なぜきついのかを把握しておかないと、転職後に理想との差に悩まされて失望してしまいます。
そのようなことにならないためにも、きついといわれている仕事とその理由を知っておきましょう。
1位:飲食店の社員
飲食店での仕事は、精神的にも肉体的にもかなりハードです。
特に長時間営業している飲食チェーンの正社員にもなると、長時間労働や休日が取れないこともあって、とてもきついと感じやすくなります。
アルバイトと違い、正社員はお店の営業や利益のために奔走しなければなりません。
アルバイトが不足している分は自ら穴埋めしなければなりませんし、近隣店舗で人手が足りないと応援に出向く必要があります。
深夜や朝方まで営業しているお店になると、勤務時間が不規則になって心身両面への負担も大きいです。
こうした労働条件に加え、本部からの指示への対応やクレーム処理にも追われることによる精神的な疲弊も重なります。
土日祝日は書き入れ時ですから、家族や友人と予定を合わせられないというストレスも、きついと感じる要因の1つです。
2位:保育士
保育士も、精神的・肉体的にたいへんきつい仕事といわれています。
勤務時間の多くを未就学児の世話に充てる仕事ですが、その間は預かっている子どもの安全にも注意しなければなりません。
しかしながら、小学校に上がる前の子どもは、想像し得ない行動に出ることも多く、ちょっと目を離した隙に事故が起きてしまうといったことも想定されることです。
僅かな時間でも気を緩められない仕事な上に、保護者の対応も必要になります。
中にはクレーマー気質な保護者が理不尽な要求を呑むように迫るケースもあるなど、気苦労の耐えない仕事です。
これらに加え、勤務日が不規則になりがちなことや、業界全体で給料が低い傾向にあること、保育士はきつい仕事だといわれています。
3位:工場勤務
精神的・肉体的に負荷を感じやすい仕事としては、工場勤務も該当します。
特に工業製品や食品などを生産する工場における、いわゆるライン工といわれる仕事が、きついと感じる条件に当てはまりやすいです。
多くのケースでは、作業中ずっと立っている必要があり、それだけでかなりの体力を消耗します。
また、重い部品を何度も持ち上げなければならない現場もあり、そうした小さな疲労が蓄積し続けた結果、1日が終わった頃には非常に疲れている状態になることも珍しくありません。
機械が発する音が大きいとか、工場内の環境が悪くて調子が崩れてしまうことも考えられます。
単純作業の繰り返しとなれば、それだけでも精神的な重荷です。
こうしたことから、工場勤務でもきついと感じる仕事に該当することになります。
4位:介護福祉士
介護福祉士は、利用者の生活に密着する仕事です。
施設入居型や訪問介護など、職場によって介護の形態はまちまちですが、その日1日の活動に寄り添う点では共通しています。
身体を起こしたり、排泄や入浴の世話などをしなければならないため、精神的・肉体的な疲労がたまりやすいです。
中にはちょっとしたことで罵声を放つ利用者や、理不尽なクレームをいう家族がいる場合もあります。
そうした人への対応で苦痛に感じるために、介護職を離れる人も少なくありません。
介護施設での勤務では、夜勤のシフトに入る必要もあります。
そのため生活リズムもシフトによっては不定期となり、身体の調子も崩れやすいです。
こうした就労環境ではありますが、給与面では決して恵まれているとはいえず、仕事のきつさに拍車をかけています。
5位:アニメーター・イラストレーター
アニメーターやイラストレーターの仕事は、とにかく納期までに仕事を終わらせる必要があります。
そのため作業の量も必然的に増大し、一般的な労働時間内に仕事が終わるケースが少ないです。
徹夜での作業を要するなど、長時間労働が常態化しています。
絵の完成度が次の仕事に直結し、逆に完成度が低いと次の仕事につながりません。
そのため納品物の品質を下げるようなことはできず、品質を上げるために細かな作業まで必要になります。
長時間労働が必要になっている背景には、そのような実情があることも考えられます。
そしてそうした労働条件である割には、給料の額も多くありません。
こうしたことから、精神的・肉体的にたいへんきつい仕事だといわれています。
6位:引っ越し業者
肉体労働は総じて肉体面できつい仕事ばかりですが、特に引っ越し業者の仕事は精神面でもたいへんに気を遣うため、きつい仕事の上位に入ります。
引っ越し業者が扱う荷物は大小さまざまですが、大型家具の運搬では大きな体力を要します。
特に白物家電や仏壇など、輪をかけて重い荷物を運ぶと、それだけできついです。
荷物の角をぶつけて、家と家具の両方を損傷させてしまうことになりますから、それだけでも精神的な圧迫感を覚えることになります。
こうした作業を、多い時期では1日3件分回らなければならず、現場の位置関係によっては拘束時間がとても長いです。
給料の面では多少恵まれている部分はありますが、それでも長く続けられる人が少ないことが、引っ越し業者の仕事のきつさを物語っています。
7位:自衛隊
警察や消防など、市民の安全に直結する仕事は総じてきついですが、そうした仕事の中でも特にきついのが自衛官です。
自衛官は有事の際には最前線で任務に就かなければならないため、日々厳しい訓練を実施しています。
自然災害が発生した際の、被災地での救助活動や復興のための作業に従事することも仕事です。
こうした災害派遣の折には二次災害との危険も隣り合わせですから、精神的な疲れものしかかります。
万が一の際には、銃火器を使用しなければならないというプレッシャーもあるような仕事ですから、肉体的・精神的の両面でたいへんきつい仕事であることは間違いありません。
8位:コールセンター
コールセンターは一見すると、座ったまま電話応対を繰り返すだけの仕事に見えますから、肉体的なつらさは内容に思えます。
しかしながら、コールセンター業務の大半は顧客からのクレーム対応となりますから、精神的なきつさが大きくのしかかる仕事です。
これが数日に1件程度であれば気持ちの切り替えも簡単にできるでしょうが、一日中顧客からの問い合わせやクレームに応対し続けなければならず、しかもそれが毎日続くとなれば、精神がまたたく間に削られてしまいます。
1つでも応対の内容を間違えてしまうと、さらに大事となってしまうというプレッシャーもかなりのものです。
そのような職場環境でありながら、給料が上がる見込みは薄く、やりがいを感じられないつらさも上乗せされるので、たいへんきつい仕事となります。
9位:土木関係の作業員
土木関連の工事作業員の仕事は、一日中屋外で行う肉体労働です。
重量のある荷物の運搬作業や重機などを扱う仕事であるため、肉体面でのきつさはとても大きくなります。
1つ間違えれば命を落とすような危険性のある現場では、常に安全第一の緊張感もあいまって、精神的な疲労も無視できません。
土木関連作業員の仕事をさらにきつくさせているのは、就労環境です。
道路工事などでは、音の大きい機械が動き続けるため、聴覚の面から不調をきたす可能性があります。
そして夏と冬では、それぞれ厳しい暑さや寒さと戦わなければなりません。
体調管理や水分補給、体温の調整ができなければ、それだけで命に関わることにもなります。
そうした面から見ても、土木関連の工事作業員はとてもきつい仕事です。
10位:ホテル
ホテルのスタッフ業は、求められる接客サービスの質や長い勤務時間といった要素から、きつい仕事としてみられています。
朝から昼にかけては前夜から宿泊していたお客のチェックアウト後に部屋や館内の清掃、夕方から夜は当日の宿泊客を出迎える業務と、忙しい時間が絶えません。
夜中は宿泊客から呼び出しがあった際には迅速に対応する必要があり、気が抜けない時間が続きます。
このようなスケジュールですから、昼過ぎしかゆっくりと休める時間は確保できません。
シフトによっては何日も泊まっての業務にもなりますから、生活リズムは不規則になりがちです。
こうした要素の積み重ねにより、肉体的・精神的な疲労が重なりやすく、仕事がきついと感じやすくなります。
【きつい仕事ランキング】きつい仕事の共通点
一般に、きついといわれている仕事には一定の共通点があります。
これから紹介する共通点に合致する職場は、肉体面・精神面のどちらか、あるいはその両面でのストレスを積み重ねやすいです。
そのために仕事がきついと感じ、最終的には離職などに追い込まれることになります。
そのような状況を避けるためには、どのような条件に当てはまると仕事がきついと思うのかを把握しておきましょう。
仕事に見合った給与がもらえない
仕事の内容が比較的楽で、人間関係も良好な職場であっても、仕事に見合った給料がもらえていないと、きついと感じやすくなります。
人が働く理由の多くを占めるのは、労働の対価として受け取る給料です。
その給料があるからこそ頑張れるという人も多いほど、給料は働く上でのモチベーションの柱ともいえます。
しかしながら、その柱となる給料の額が少ないとモチベーションは一気に下がりますから、仕事に身が入りません。
安い給料で働かされているという意識が強まり、ただただ仕事がきついとしか思わないようになります。
このポイントを考える際は、毎月の給料だけでなく、ボーナスや残業代についても仕事内容に見合った金額が支給されているかを見定めるようにしましょう。
肉体労働の仕事
身体的なつらさが強い仕事を代表するのが、肉体労働です。
一日中動き回る疲れに加え、重い荷物を運ぶといった作業に力を要する仕事は疲労がたまりやすく、きついと感じやすくなります。
1日の間で休憩時間が確保されている場合はまだ良いですが、労働時間が長時間に及ぶなど、疲れが取れなくなるときつさは増大するばかりです。
また、傷を付けられない物を運ぶような作業や、一歩間違えればけがや事故に直結するような仕事では、精神的な疲労も積み重なります。
常に気を張っていなければならないのは、想像以上に疲れの蓄積が大きいです。
そうした疲労を放置すると、逆にけがや事故のリスクも増すという負の連鎖が生じますから、肉体労働のきつさには注意しなければなりません。
仕事量が多い
少人数の部署やチームに与えられる仕事の量が多いと、1人当たりの仕事量も増加しますから、それだけでつらく感じます。
その仕事を時間内に終わらせないといけないというプレッシャーや、終わるかどうかへの不安、責任も増大するため、精神的にもきついと思いやすいです。
仮に時間内に仕事が終わらなければ、時間外労働などで対応する必要もありますから、肉体的な疲労はさらに積み重なります。
人手不足が深刻な企業では、このような状況での労働が常態化していることが問題です。
仕事がきついと思う従業員が後を絶たず、入社しても短期間で離職するという悪循環に陥ってしまっています。
パワハラが横行している
仕事における精神的な苦痛の大半を占めているのが、職場での人間関係です。
特に上司と良好な関係を築き上げられないために、離職に追い込まれるケースは少なくありません。
話しづらい関係ならまだしも、上司から理不尽な罵声を浴びせられるといった強いパワハラを受けていると、精神的なダメージは増加するばかりです。
パワハラを回避したい一心でのびのびと仕事ができず、常にミスを恐れ続けるようになってしまいます。
昨今では社会的にパワハラに対する見方が厳しさを増していますが、それでもパワハラを完全に抑止するまでには至っていません。
特に閉鎖的な環境になりやすい、昔ながらの風土が根強く残る企業ではその傾向が強くなる可能性が高いです。
昇進できる可能性が薄い
仕事に対して前向きに取り組み続けられるかどうかは、その仕事によって見いだせる将来性が大きく左右します。
給料が上がったり、昇進して出世できたりする見込みがある職場ならば、将来に向かって仕事を頑張ることが可能です。
しかしながら、何年経っても給料が上がらなかったり出世できそうになかったりすると、その分将来への不安が増大してしまうため、仕事がきついと思うようになります。
昇進できるかどうかは、自分の上のポストが開くかどうかにもよるため、直属の上司の状況が重要です。
自分の上司が何年経っても昇進しないままでは、自分がそのポストに座る順番が回ってきません。
そのような場合、自分が昇進する可能性もゼロに等しく、希望を見いだせないためにきついと思うままになってしまいます。
残業時間が長い
仕事量の大小にかかわらず、残業時間が長いと疲れを感じやすくなり、きついと感じるようになります。
仕事中の拘束時間は、無意識の内に気を張り続けているものです。
それだけ精神的な疲れが蓄積することになり、いつの間にかストレスがたまっているということも珍しくありません。
また、残業時間が長くなると自分の生活リズムが不規則になりがちですし、プライベートな時間が削られてしまいます。
家族と過ごしたり、趣味に充てたりする時間もなく、ストレス解消もできなくて、疲れきったまま翌日を迎えることにもなりかねません。
残業時間が長いということは、そうしたリスクと隣り合わせであることへの認識が必要です。
【きつい仕事ランキング】転職できつい仕事を避ける方法
きつい仕事から抜け出す確実な方法の1つが、他の職場への転職です。
転職に成功できれば、理想に近い労働環境を実現させることができて、きつい仕事を続けることによるリスクを回避できます。
しかしながら、転職における注意点を把握しておかなければ、また仕事がきつい職場に入ることになりかねません。
きつい職場から抜け出す方法について紹介します。
業界ごとの平均給与を調べておく
きつい仕事を回避するための指標として、その業界や会社の平均給与が大きな指標となります。
あらかじめ調べられることは調べておきましょう。
肉体的疲労や人間関係の面で優れている職場に入社できたとしても、給料が低いままではいずれ待遇に対する不満が顕在化してしまいます。
給料に対する不満からの転職を繰り返さないためにも、転職先の候補として挙げている業界や企業の平均給与を確認することがおすすめです。
また、求人サイトに記載されている仕事内容に対して給料が高い企業も注意しましょう。
厳しいノルマや長時間労働が常態化しており、そのために給料が上がっている可能性も考えられます。
企業に関する情報を集めておく
転職に失敗し、仕事がきつい会社に入ってしまうことを避けるには、あらかじめ転職先の候補として挙げた企業の研究を念入りに実施しましょう。
企業研究は転職を成功させるために必要な作業ですが、同時に自分が働きやすい企業かどうか判断するための材料としても重宝するものです。
企業の公式サイトや採用ページ、求人サイトに掲載されている口コミなどの情報は隅々まで目を通しましょう。
そして疑問に思ったことを書き出して、それを転職エージェントに相談したり、面接での質問のときに聞いてみたりして、解決させてください。
もし希望する条件に少しでも合致しないポイントがあるまま入社してしまった場合、間もなく仕事がきついと思うようになり、次の転職を考えるようになってしまいます。
希望する仕事をしている人へインタビューする
転職を希望する業界や企業に関する情報を念入りに調査しても、どうしても分からない部分はあるものです。
そうしたポイントを解決するためには、実際にその企業で働いている人から話を聞くことをおすすめします。
現役で働いている人が望ましいですが、接触が難しいのであれば過去に経験していた人でも構いません。
ですが、なるべく直近の情報を聞ける相手を選ぶようにしてください。
実際に働いている人からの話を聞くことで、公式サイトや求人サイトに載っている情報では分からないような、仕事のやりがいやきついと感じるポイントの収集が可能です。
特に繁忙期の有無や忙しさ、長時間労働の実態について聞けると、有意義な情報収集といえます。
儲かっている業界に転職する
きつい仕事を避ける上での儲かっている業界とは、優れたビジネスモデルによって効率よく収益をあげている業界のことです。
そうした業界に属している企業は、従業員が働く時間を最小限にしていても稼げています。
つまり、無駄な長時間労働や厳しいノルマを課せられる可能性も低いということです。
給料も平均以上であることが多く、労働時間も少ないため、従業員のストレスも最小限に留まっています。
ストレス解消に割ける時間も確保できている環境ですから、ストレスに起因する悪い人間関係からも解放されている可能性が高いです。
そうした企業は名前が知られている有名企業であることが多く、倍率も高いことが予想されるので、転職できる難易度は並大抵の高さではありません。
しかしながら、そうした企業に挑戦する意義は十分にあります。
自分の好きなこと・得意なことを仕事にする
仕事がきついと感じる原因の1つに、自分が得意なことや気質と合わない業務内容であることが挙げられます。
こうした仕事を避けるには、自分が好きなことや得意なことで働ける職場を探すことです。
好きなことは仕事の時間そのものへの楽しさが見いだしやすく、仕事上で何らかの挫折が生じたときも無理なく解決に向けて動くことができます。
得意なことが仕事にできれば、他の人よりも優れた技能を発揮する機会に恵まれ、より効率よく仕事を進めることが可能です。
仕事にできるような、得意なことがない人はいません。
どうしても分からないという場合には、過去の自分を振り返ってみてください。
転職において、やりたい仕事を見つけるためには、自分を見つめ直すことが成功への近道となります。
スキルを身につけて市場価値を高める
きついと思いにくい仕事の多くは、専門的な知識やスキルを要する内容です。
そうした仕事に就きたいと考えるのであれば、就きたい仕事で求められるスキルを磨き上げましょう。
希望する条件で働ける職場の選択肢が大きく広がります。
また、スキルの内容によっては雇用される働き方以外の選択肢も視野に入るため、より理想とする働き方に近づくことも可能です。
自分で会社を立ち上げる他、フリーランスとして働けるようになれば、働く場所や時間にも縛られることがなくなり、職場での人間関係に関する悩みからも解放されます。
仕事がきついと感じる要因の大半を排除できますから、そうした選択肢を選べるようになるためにも、専門性の高いスキルは積極的に獲得するようにしましょう。
【きつい仕事ランキング】今の仕事がきつい場合の対処法
今の職場がきつく、転職したいと考えていたとしても、すぐに会社を辞めるわけにはいきません。
転職活動が長引く可能性を考慮すると、次の職場が決まるまでは今の職場を辞めるのはリスクが高いことです。
また、これ以外にどうしても今の職場を離れられない理由がある場合は、今の職場で何とかできることを施さないといけません。
転職以外で仕事がきつい場合の対処法には、どのようなものがあるのかを紹介します。
まずはしっかりと休みをとる
仕事がきついと感じている間は、心身の両面で酷く疲れている可能性がとても高いです。
まずは一度仕事から距離を取るためにも、思い切って休むことも考えましょう。
有給休暇を取得して、日常生活から離れた時間を過ごすのも、良いリフレッシュになります。
休暇を取りづらいような空気感の職場で働いているという人もいるでしょうが、有給休暇の取得は労働者に正式に認められている権利ですから、遠慮する必要はないです。
仮に有給休暇の取得を上司が認めようとしない場合は、一切ためらうことなく然るべき機関に相談しましょう。
休むことを悪と捉えがちな職場が多いのが日本の就労環境ですが、自分の心や体が壊れてからでは遅いということを考えて、遠慮は捨ててください。
無理に仕事をつめこまない
働いている中で、自分のキャパシティーを超える仕事を請け負ってしまうと、それだけで肉体面・精神面の両方で疲弊してしまいます。
自分がこなせる仕事量をしっかりと把握した上で、その範疇を超えるような仕事を依頼されたらはっきりと断るようにしましょう。
同等の立場の人からの依頼なら断ることは難しくありませんが、上司からの依頼であれば簡単には断れません。
ですがそのような場合でも、無理だと思ったら断る勇気を持ちましょう。
無理して引き受けたとしても、納期をオーバーしてしまうか大きな失敗を犯してしまうおそれもあり、最終的には内外のあらゆる人に迷惑をかけてしまう可能性があります。
そうなった後の方がつらいと感じますから、できないと思ったことはしっかり断ってください。
上司に相談して仕事量を減らしてもらう
どうしても仕事がきついと感じることが多く、1つ1つの要因に対して自分で解決できなかったとしても、上司に相談することは可能なはずです。
順序立てて説明をして、きついと感じる要因を解決できないかを模索してみましょう。
仕事の量が多くてきついと感じるのであれば、仕事量の融通を利かせてもらうか、納期を少しでも延ばしてもらうかして、自分の負担を少しでも軽減できないかを交渉してみましょう。
人間関係の面でつらい思いをしているのであれば、仲裁に入ってもらうなどの対応をお願いしてみてください。
上司としても、仕事が円滑に進まない問題であれば解決しない理由はありません。
何らかの行動を起こしてくれる可能性が期待できます。
人間関係が悪いなら配置換えをお願いする
どうしても仕事上の人間関係による問題が解決しないのであれば、思い切って上司に配置換えをお願いしてみましょう。
転属や異動が実現できれば、つらい人間関係から解放される可能性も高まります。
自分や上司による働きかけがあったとしても、どうしても簡単に解決できないのが人間関係です。
相手もいることですから、相手の感情が変わらないことには解決できない問題も多く、自分の方が折れてしまうといったことも珍しくありません。
しかしながら、仕事がきついと感じる環境はどうにかして変える必要があります。
そうした場合の最終的な手段として用いることになるのが配置換えです。
ただし、ただの頼み方では納得してくれる上司も多くはありません。
今の仕事に及ぼしている悪影響や、配置換え後であれば仕事がもっとできるようになることを、客観的に見ても納得できるように示す必要があります。
まとめ
仕事がきついと感じる職場環境は、長く働き続けるためにはどうにかして変える必要があります。
同じ職場内でどうにかできればそれで問題ありませんが、どうしても改善の見込みがない場合は転職を視野に入れて検討してみてください。
転職先を探すときは、今と比べてきつい仕事なのか、仕事内容の条件や職場環境について徹底的に調べることがおすすめです。
自分が理想とする環境で働けるためにも、きついと感じないような環境の職場を探してみてください。
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