転職面接でのマナーは?面接官が見ているポイントとNG例&注意点

転職面接でのマナーは?面接官が見ているポイントとNG例&注意点

目次
  1. 転職面接で採用担当者が見ているマナー
  2. 【転職面接時のマナー】面接前
  3. 【転職面接時のマナー】受付・入室・退室まで
  4. 【転職面接時のマナー】面接後
  5. 【転職面接時のマナー】男女別に見る身だしなみ
  6. 【転職面接時のマナー】不採用になりやすい人の特徴とNG例
  7. 面接マナー対策は転職エージェントの活用がおすすめ

これから面接を控えている方の中で、とくに転職が初めての方は「マナー」について知っておく必要があります。

新卒で就活していた時の面接とは違い、転職はキャリアのある応募者を面接するため、ワンランク上のマナーを求められます。

そこで今回ご紹介するのは、転職面接で面接官が見ているポイントと注意点です。

話し方や態度などの基本的なマナーから、応募時の書類や電話対応のマナーなども細かく解説しています。

まだ応募が済んでいない方も、これからまさに面接を控えている方も、本記事を読んで転職時のマナーについて知っておいてください。

転職面接で採用担当者が見ているマナー

転職面接で採用担当者が見ている部分は、基本的には新卒の就活時と変わりません。

しかし、転職者はある程度のキャリアがある社会経験者ということもあり、新卒時よりも高度なマナーが求められます。

ここでは、挨拶・態度や仕草・話し方・清潔感・会話の5つの観点から、採用担当者が何を求めているのかを学んでおきましょう。

挨拶

面接がスタートしたらまずは挨拶から始まることが基本です。

学生時代の就活面接では、ある程度マニュアルに沿った自己紹介をしていた方も多いと思いますが、転職面接では少し違います。

自分は何者で、何を経験してきたのか、どういう実績があるのかを伝えます。

経歴を伝えるフェーズでは、話すことが盛り沢山ありますが、「シンプルに・わかりやすく」が基本です。

抽象的な表現をしていたり、自分の経歴を伝える時に時系列通りでなかったりすると、面接官はあなたがどういう人物なのかわからないまま終わってしまいます。

まずは名前、その次に前職、実績、志望理由を伝えると良いでしょう。

態度・仕草

態度や仕草は、普段自分では気づけないこともあるので注意したいところです。

たとえば、猫背になっていると頼りなさそうな印象を受けますし、相手の目を見ずに話す癖のある人は嘘っぽく見えます。

面接は自分の熱意を伝える場所です。

相手の目をしっかりと見て、ピンとした姿勢で堂々としていると、自分に自信があって熱意も感じられます。

態度や仕草はその人の普段の性格を如実に表します。

変な癖がついていると、自分では思ってもいなかった印象を与えてしまうことになりかねません。

話し方

話し方の抑揚の付け方や滑舌の良さもビジネスマナーの一つです。

ビジネスシーンでは、お取引先やお客様との対話はつきものです。

そのため、面接官は入社後に仕事を円滑に進められる人材かどうかの判断材料として、応募者の話し方をよくチェックしています。

自信なさげに棒読みで話していたり、早口だったりする人は、やる気がなさそうに見えてしまいます。

話し方に抑揚をつけてゆっくりとハキハキと話すことで、相手に伝えようとする努力が垣間見れます。

普段よりも緊張しやすい面接の場では、とくに話し方を意識しましょう。

清潔感

人は会って3秒で印象が決まると言われている通り、面接でも面接官に会ってからの第一印象は非常に重要です。

誰しも清潔感のない人とは一緒に仕事をしたいとは思わないでしょう。

清潔感のある人は「話しやすそう」「爽やか」という印象があり、距離を近づけたくなります。

清潔感は見た目の細かい部分に現れやすいので、日頃から気を配ると良いでしょう。

なお、仕事のできるビジネスパーソンは、日頃から身だしなみにも細かく気を配っています。

スーツにシワがないか、髪型が崩れていないかだけでなく、爪の手入れやムダ毛にも気をつかう人も少なくありません。

男性はとくに、普段美容に興味のない方も多いと思いますが、面接の1週間前は頭から爪先までの見た目を意識して整えることを意識すると良いでしょう。

会話のキャッチボール

面接という緊張する場面だと、面接官に質問された内容の回答になっていないことを伝えてしまうケースも発生します。

しかしそれでは面接官からだいぶマイナスポイントをくらうことでしょう。

ビジネスシーンでは社内でも社外でも、コミュニケーションが必要です。

コミュニケーションができないと、どんな職業であっても仕事が務まらないと言っても過言ではありません。

面接官の質問に対してトンチンカンな回答をしてしまうと、「仕事ができなさそう」という印象を持たれてしまうので、落ち着いて相手の質問を聞いた上で一つ一つ丁寧に回答できることが大事です。

【転職面接時のマナー】面接前

転職時のマナーは、面接の前からしっかり見られています。

応募書類はもちろん、電話やメール対応などが発生することもあるでしょう。

基本的には、どの会社でも学ぶようなビジネスマナーが整っていれば問題ありません。

しかし、社会人経験が長くなると初歩的なマナーを忘れてしまうこともあるので、今からご説明する3つのシーンでのマナーについて、復習のつもりで学び直しておきましょう。

応募書類のマナー

転職時に面接官が見るマナーは、応募の時から始まっています。

たとえば、応募後は書類選考から始まります。

この時に履歴書や職務経歴書の書き方に配慮が見られないと、社会人としての素質に疑念をもたれます。

基本的なことですが、以下のことに注意しましょう。

注意すべきこと

・誤字脱字がないか

・経歴の記載時に西暦・和暦いずれかで統一されているか

・字は最低限綺麗か

・添付写真のサイズは合っているか

学生時代の就活ではしっかり学んだつもりでも、社会人になるとおざなりになってしまうことも多いです。

今一度初心に帰って頭に入れておきましょう。

電話時のマナー

応募が済んで書類選考が通ったら、面接の日程調整などで電話のやりとりをすることもあります。

この時の受け答えで社会人としてのビジネスマナーがどの程度備わっているのかがわかるので、面接官はここもしっかりチェックします。

とくに面接日程の調整については、相手が調整しやすいように話を進めることが重要です。

相手が調整しやすいように複数の候補日程を出してあげたり、要所要所でお礼を伝えたりなどをする人は、相手を不快にさせずに話が進められる人の特徴です。

メールのマナー

電話だけでなくメールにももちろんマナーは存在します。

これは基本的にどんな業界の企業を経てきた人でも身についているスキルなので問題はないと思いますが、メールの時は以下に注意しましょう。

基本的なスキル

・「お世話になっております」「お世話になります」の違い *初めてやりとりする相手は後者

・結論から述べられていない

・文章が長すぎる

・署名がない

メールでも、口頭で伝える時と同様に「シンプルに・わかりやすく」が鉄則です。

【転職面接時のマナー】受付・入室・退室まで

いよいよ面接当日を迎えたら、応募先企業に足を踏み入れた時点で勝負が開始します。

企業の受付から、面接会場に通されるまでや入室・退室時まで、あらゆるところでマナーが見られます。

ここでは、受付〜退室時までに気をつけておきたいマナーを見ていきましょう。

受付

面接は受付から始まっていると考えましょう。

まず気をつけたいことが到着時間です。

予定の10分前には到着しているようにしましょう。

初めて行く企業だと、道路の混み具合や電車の乗り継ぎなどで不安なこともあると思いますが、あらかじめGoogleマップのストリートビューなどで道順を確認しておくことも重要です。

なお、到着が早すぎてもNGです。

もし不安な方は少し早めに行って近くのカフェで待機しているなども良いでしょう。

そして受付に到着したら、「名前・用件・誰宛に訪問したか」を伝えます。

すぐに面接室に通されるケースが多いので、面接室に通されたら、受付の方に誘導された席に着席します。

入室

定刻になり面接官が入ったらまず席を立って挨拶をしましょう。

この時、緊張して無表情だと悪い印象を与えてしまうので、笑顔で「本日はお時間いただきありがとうございます」と元気よく挨拶してください。

なお、先に待機室に通されて後から面接室に呼ばれるケースもあります。

その際のマナーとしては、まず入室前に3回ノックし、「どうぞお入りください」と言われたらゆっくりドアを開けます。

この時も笑顔で面接官に目を向け、挨拶をしましょう。

そして入室したらゆっくりとドアを閉めますが、この時に後ろ手に閉めるのではなく、きちんと後ろを向いて丁寧に閉めてください。

退室

面接が終わったら、まずは御礼を言いましょう。

それが済んだら速やかに退室です。

椅子から立ち上がり、椅子を元の位置に戻し、椅子の横においたカバンを片手で取ります。

この時に、少しかがんでカバンを丁寧に扱うような姿勢を見せると上品です。

立ったままカバンを取る行為は雑に見えるので、何をするにも丁寧さを意識して行動するようにしましょう。

面接室を退室する際は、ドアの手前まで来た時に改めて面接官に御礼を伝え、「失礼いたします」と笑顔で退室します。

【転職面接時のマナー】面接後

面接後に採用合否が出るまでの間は、基本的になにもしません。

しかし、お礼のメールを送ると丁寧に見えるでしょう。

そして合格となった場合は、内定承諾・辞退の連絡を入れる必要があります。

ここでは面接後〜内定が出るまでの一連の流れにおけるマナーを紹介します。

面接のお礼メールのマナー

面接後にお礼のメールを送ることは必須ではありません。

しかし、送らないよりも送った方が良い印象に見えるでしょう。

ただし、長文になると相手の読む時間をとらせてしまうので、ここでも「わかりやすく・シンプルに」を意識しましょう。

●例文

△△株式会社

××様

お世話になっております。

本日面接させていただきました××でございます。

本日は面接という貴重な機会をいただきまして

誠にありがとうございました。

××様より伺った貴社の理念や今後の展望につきまして

改めて感動いたしました。

今回私が応募させていただいた△△部署のご様子につきましても

とても楽しそうな印象を受けた次第でございます。

ますます貴社に入社したい意欲が増しましたが、

結果につきましてはご予定通りお待ちしております。

今後とも何卒宜しくお願い申し上げます。

*****(署名)

内定承諾のマナー

無事内定をもらったら、内定承諾の連絡を入れましょう。

内定通知がメールできた場合は、基本的にメールで返信をしますが、電話も入れると丁寧でしょう。

もし書面で届いた場合は書面の流れにそって承諾の連絡を入れましょう。

また、内定承諾の連絡はメールでも電話でも、「お礼→承諾する旨→お礼」です。

熱意を込めて長すぎると失礼なので、どれだけ嬉しくても長く話さないようにしましょう。

なお、連絡は内定承諾通知が届いた当日がベストです。

ただし、もし連絡を入れる時間が夜間になってしまった場合は次の日に入れてください。

この時注意したいのが、企業の就業時間内にかけるということ。

さらにいうと、午前10時〜午前11時30分頃か、午後14時30分午後17時ごろがベストです。

内定辞退のマナー

やむを得ず内定辞退をする場合も、マナーを意識してお断りの連絡を入れましょう。

「せっかく内定をもらったのに申し訳ない」という気持ちから連絡を怠る人も少なくありませんが、しっかりとお返事をすることは社会人というよりも人としてのマナーです。

連絡を入れる時は、まずは面接を受けさせていただいたことへのお礼を伝え、「大変心苦しい選択だったのですが」という前置きをした上でお断りをします。

また、内定辞退の理由を軽く伝えるともっと良いでしょう。

「大変迷ったのですが、自分の適性などを考えた上で、他の企業様へ入社することに決めました。」と偽りなく伝えてください。

【転職面接時のマナー】男女別に見る身だしなみ

続いて、身だしなみのマナーについてご紹介します。

先ほどまでご説明したのは面接時の対応についてのマナーですが、身だしなみを整えることも立派なマナーの一つです。

面接での受け答えがよくても身だしなみが整っていなければ、魅力は半分以上削られてしまうと思ってください。

ここからご紹介するのは、男女別に確認しておきたい身だしなみのマナーです。

面接前のチェック項目として参考にしてください。

男性の身だしなみマナー

まずは男性の身だしなみのマナーについてご説明します。

OKとされる身だしなみと、NG例もご紹介するので、面接前にNG項目に当てはまっていないかしっかり確認しておきましょう。

スーツ

●OK例

・スーツはおろしたてでピンとしている

・裾やパンツ丈がぴったりでジャストサイズ

●NG例

・スーツにシワがある

・ゆとりがありすぎている

・髪の毛やホコリがついている

・ポケットに小物が入っている

なお、男性のスーツは色やデザインもポイントです。

面接ではネイビーやグレーなどが推奨されているので、あまり個性的なデザインは避けましょう。

あくまで清潔感があるかどうかで選びます。

ネクタイ

●OK例

・無地もしくは目だない柄でシンプルなもの

・スーツとの相性が良い色味

・結び目が綺麗

・ネクタイピンをする場合は派手でないもの

●NG例

・細いデザイン

・柄物

・スーツとの色があっていない

・結び目が左右非対称

ネクタイの結び目はどんな形でも構いませんが、スタンダードな「プレーンノット」がおすすめです。

ネクタイ結びに慣れていない人でも簡単に結べるので、凝った結び方にするよりも無難でしょう。

ワイシャツ

●OK例

・白無地

・アイロンがかかっている

・ジャストサイズ

・袖はジャケット袖から少し見える程度

●NG例

・襟や袖に汗染みができている

・髪の毛がついている

・ゆったりとしたサイズで野暮ったく見える

ワイシャツについては基本的に白無地一択と思っておきましょう。

会社によっては入社後に色柄物がOKとされるカジュアルな職場もありますが、面接の場ではあくまで清潔感にこだわって選びましょう。

●OK例

・艶のある革靴

・色味はブラウンか黒

・靴紐がある場合は結び目が左右対象になっている

●NG例

・泥汚れがついている

・革靴に艶がない

・かかとを踏んだあとが目立つ

靴はシャツやスーツに比べると、とくに汚れに気付きにくいファッションアイテムです。

面接の3日前くらいまでには上記をチェックしておき、少しでも汚れが目立つようならしっかりと洗ってください。

もし古さによる汚れが目立つなら、これを機に買いなおしても良いでしょう。

バッグ

●OK例

・A4サイズが入る

・自立する

・片手でもつタイプ

・機能的に見える

●NG例

・リュック

・斜めがけカバン

・自立しない柔らかいタイプ

ビジネスシーンにおけるカバンのマナーは、床に置いたときに自立するかどうかがポイントです。

男性向けのビジネスカバンの場合はほとんど自立するタイプですが、軽すぎるタイプのものだと倒れやすいので、店頭で確認しておくと良いでしょう。

髪型

●OK例

・ジェルやワックスで適度に整えられている

・顔の表情が見える

・襟足がすっきりしている

・もみあげがすっきりしている

●NG例

・髪がパサついて見える

・寝癖が目立つ

・前髪が目にかかっている

・襟足が長い

・もみあげが整えられていない

なお、癖っ毛の方もいらっしゃると思いますが、癖の強い方はアイロンなどを使ってある程度ボリュームを抑えておくと良いでしょう。

生まれ持ったものでも、見る人によっては「不衛生」になることは事実です。

女性の身だしなみマナー

続いて、女性の身だしなみについてのマナーをご紹介します。

女性の場合は服装に加えてメイクなども気を配らなければなりません。

総合的に見て、服やメイクや髪型のバランスが良いかも見ていきましょう。

ジャケット

●OK例

・ジャストサイズですっきり見える

・ピンとしていてシワがない

・シングルジャケット

●NG例

・カジュアル仕様のゆったりしたジャケット

・スーツ素材でないもの

・白色やパステルカラーなど

女性のジャケットは、カジュアルなアパレル店でも購入することができます。

それにより、ビジネスマナー違反となることも考えられます。

ゆったりすぎるジャケットやホワイト系の色のジャケットは、あくまでプライベート仕様です。

可能ならスーツ専門店やオフィス服に特化したブランドを選ぶようにしましょう。

シャツ・ブラウス

●OK例

・襟付き

・白無地

・ボウタイブラウス

・スキッパーシャツ

・淡いブルー

●NG例

・フリルやリボンがついている

・ゆったりしたサイズのブラウス

・柄物

・胸元が開いている

シャツやブラウスも、ジャケット同様にカジュアルなアパレル店で購入することができますが、しっかり判断しないとカジュアルすぎて見えるものを選んでしまうので注意が必要です。

スカート・パンツ

●OK例

・膝丈のスカート

・形がタイト(もしくはセミタイト)

・パンツは膝を曲げても難なく動くサイズ感

・スーツとの色味の相性が良い

●NG例

・膝よりも短いスカート

・形がパツパツすぎる

・椅子に座ると太ももが見えるスカート丈

・ワイドすぎるパンツ

スカートの時はとくに露出が目立たないか意識しましょう。

座った時にめくれてしまうようなデザインはNGです。

髪型

●OK例

・顔の表情が見える前髪の長さ

・ポニーテール

・ハーフアップ

・斜め前髪

・色味は濃いブラウンもしくは黒

●NG例

・前髪が長すぎる

・シースルーバング

・シュシュや装飾のついたヘアアクセサリー

・明るすぎる色

女性の髪型は自由度が高い分、マナー違反になることも多いです。

基本的に意識すべきは「表情が見える」「清潔感がある」という2点です。

上品さのある髪型を工夫しましょう。

メイク

●OK例

・適度な艶がある

・血色が良い

・ナチュラルメイク

●NG例

・ファンデーションで厚塗りしすぎている

・顔と首の色が違いすぎている

・ラメを使っている

・つけまつげを付けている

・カラコンを着用している

面接におけるメイクの基本は、「健康そうに見えるか」です。

流行りのメイクはプライベートのみにして、ナチュラルでヘルシーさを意識したメイクにしましょう。

「私服でOK」と言われた場合のマナー

会社によっては「面接時は私服で構いません」と言われるケースがあります。

この時注意したいのが、言われたことをそのまま受け取らないということ。

私服でOKと言っても、ある程度のTPOは気にしましょう。

無難なのは、いわゆるオフィスカジュアルです。

例えば以下のような服装が良いでしょう。

●男性の場合

ジャケット+Tシャツ+チノパン

●女性の場合

ジャケット+ブラウス+フレアスカート

あくまで例ですが、オフィスにいて違和感のないような服装がベターです。

【転職面接時のマナー】不採用になりやすい人の特徴とNG例

ここからは、面接で不採用になりやすい人の特徴や、面接官からマイナス評価を得てしまうNG例をご紹介します。

ほんの少しでもマイナスな部分が見られると、面接全体での印象を悪くしてしまうので、細かいことにも気をつかっておきましょう。

先ほどまでご紹介したマナーとあわせてチェックしてください。

声が小さい・目を合わせない

人見知りな方に多いのが、声が小さかったり相手の目を見て話さなかったりするクセです。

声が小さいと自信がない印象になってしまいますし、そもそも面接官に聞こえないこともあります。

普段から誰かに聞き返されることが多い人は、声の大きさを少し大きめにして、トーンを上げて話すように意識しましょう。

また、目を合わせないことについてもNGです。

「人と話をする時は目を見て」と子供のときはよく言われるものですが、大人になっても同じです。

キョロキョロと目をそらしながら話していたりすると嘘をついているように見えますし、面接官との心の距離も縮まりません。

遅刻もしくは到着が早すぎる

面接会場には10分前に到着していることがマナーですが、遅刻はもちろん早すぎるのもNGです。

とはいっても、初めていく場所なので道を間違えてしまったり、気合を入れて早く着きすぎてしまう場合もあるでしょう。

そのためには事前の予防策が必要です。

例えば、遅刻しないためにマップで駅からのルートを確認しておいたり、早めに到着したら待機できるようなカフェなどの場所がないかチェックしておくことです。

匂いがキツすぎる

普段から香水をつける方はとくに注意しましょう。

ビジネスシーンで香水をつけること自体はNGではありませんが、キツすぎる匂いはマナー違反です。

香水はつけないで行くか、つける場合は半プッシュを手首にちょこんとつける程度が良いです。

また、最近では香りの強い柔軟剤もありますが、これも注意が必要です。

物によっては香水よりも香りの強い商品があるので、面接に行く服を選択する際は使用しない方が良いでしょう。

清潔感がない

清潔感には気を配っているつもりでも、実はいろいろなところで見えていないところもあります。

例えば頭皮にフケがついていたり、唇がカサついていたり。

普段あまり気にしないところでも細かいところに気を配らないと「不潔そう」というマイナスイメージが大きくなってしまいます。

挙動不審

面接官と会話をしているとき、キョロキョロとしてしまったり貧乏ゆすりをしてしまったりしては大変失礼です。

これは意外とやってしまう人は多く、普段のクセから気づけていないことに起因します。

面接でやらないようにするには、事前にロープレをするなどして対策をしておきたいところです。

面接マナー対策は転職エージェントの活用がおすすめ

今回ご紹介したのは、転職の面接での基本的なマナーについてです。

中途採用面接は新卒採用と違い、上品さや社会人として堂々としている姿勢が求められます。

改めてですが、初心に帰るつもりでビジネスマナーを見直してみると、思わぬところに盲点があるかもしれません。

ぜひ今回ご紹介した項目をチェック項目として、面接前の対策の1ページとしてご活用ください。

なお、面接マナーを改めて学ぶ機会として、転職エージェントへの登録がおすすめです。

転職エージェントは面接対策や書類添削、求人紹介、面接の取次などもサポートしてくれます。

もちろん、面接前のマナーについての相談もOKです。

求職者に金銭が発生するものではないので、ぜひ相談ベースの気軽な気持ちでご登録いただいてみてはいかがでしょうか。

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