
フィールドセールスに向いている人の特徴は?仕事内容や特徴も解説
- はじめに
- フィールドセールスとは
- 【フィールドセールスに向いてる人とは】フィールドセールスの仕事内容
- 【フィールドセールスに向いてる人とは】インサイドセールスとの違い
- 【フィールドセールスに向いてる人とは】フィールドセールスに向いてる人の特徴
- 【フィールドセールスに向いてる人とは】フィールドセールスに向いていない人の特徴
- 【フィールドセールスに向いてる人とは】求められるスキル
- 【フィールドセールスに向いてる人とは】働くメリットフィールドセールスとして働くメリット
- 【フィールドセールスに向いてる人とは】フィールドセールスのデメリット
- フィールドセールスの経験で開けるキャリアパスとは
- フィールドセールスの転職で役立つ用語や意味の違い
はじめに
「フィールドセールスって自分に向いているのかな?」
「営業職に興味はあるけど、どんな人が活躍できるの?」
「未経験でもフィールドセールスに転職できる可能性はある?」
営業職、特にフィールドセールスへの転職を考えているものの、自分の適性や必要なスキルについて不安を抱えている方は多いのではないでしょうか。
この記事では、フィールドセールスの仕事内容から、向いている人・向いていない人の特徴、必要なスキル、そしてキャリアパスまで徹底解説します。
ぜひ参考にしてみてください。
フィールドセールスとは
フィールドセールスと一言でいうと、外回りの営業スタイルのことを指します。
一般的には「外勤型営業」を意味し、よく“外回り営業”や “外勤営業”と呼ばれたりもします。
主な仕事内容は、顧客訪問による商談、ニーズや課題のヒアリング、解決策の提案、そして契約締結です。
インターネットの普及や新型コロナウイルスをきっかけに、後から解説するインサイドセールスの台頭が目立ちましたが、顧客と直接対面で提案や商談をして受注までを担当しています。
フィールドセールスの強みは、対面でのコミュニケーションを通じて顧客の表情や反応からニーズを読み取り、その場で柔軟に提案内容を調整できる点です。
【フィールドセールスに向いてる人とは】フィールドセールスの仕事内容
フィールドセールスの主な仕事内容の特徴として、従来の営業と比べると比較的業務内容が限定されていることが挙げられます。
ひと昔前までの営業では、新規の顧客獲得やリストの作成からアポイント取り、商談、クロージングまでを一気通貫で1人で担当するのがスタンダードでした。
ですが、フィールドセールスでは担当する業務範囲が凝縮され、提案・商談・クロージングに注力することができます。
営業の上流から下流までを1人で担当するのではなく、細かく役割分担することにより、業務効率化を図ることが狙いだとされています。
成約や受注率を上げるために、より専門性の高い部分をフィールドセールスは担っているということですね。
【フィールドセールスに向いてる人とは】インサイドセールスとの違い
フィールドセールスとインサイドセールスの違いはいくつかありますが、1番わかりやすい違いはそれぞれが訪問型と内勤型であることです。
フィールドセールスは顧客先に直接訪問して対面での商談を行うのに対し、インサイドセールスは社内から電話やメール、オンライン会議ツールを使って非対面で営業活動を行います。
また、フィールドセールスとインサイドセールスではそれぞれの目的や役割も異なります。
ここでは、フィールドセールスとインサイドセールスの役割の違いを解説します。
フィールドセールスと役割
フィールドセールスの主な役割は、インサイドセールスが育成した購買意欲の高い見込み顧客に対して、製品・サービスの提案からクロージングまでを担当することです。
顧客のオフィスや自宅を訪問してプレゼンテーションを行い、製品の魅力や導入後のサポートなどを説明します。
フィールドセールスの強みは、顧客と対面することで表情や反応からニーズを読み取り、その場で柔軟に提案内容を調整できる点にあります。
また、ヒアリングした情報をもとに新提案し、顧客の課題を自社サービスで解決できる提案も必要です。
フィールドセールスは単に製品を説明するだけでなく、顧客との信頼関係を構築しながら、顧客の課題解決をサポートするパートナーとしての役割を担っています。
成約率を高めることに焦点を当て、顧客を支援することがフィールドセールスの本質です。
インサイドセールスの役割
インサイドセールスの主な役割は、マーケティングとフィールドセールスの間に立ち、見込み顧客との信頼関係を構築しながら購買意欲を高め、商談機会を創出することです。
マーケティングから獲得したリードに対して「見込み顧客の選定(リードクオリフィケーション)」と「見込み顧客の育成(リードナーチャリング)」を行い、購買意欲が高まった顧客をフィールドセールスへ引き継ぎます。
インサイドセールスの強みは、移動時間や交通費をかけずに多くの顧客にアプローチできる効率性にあります。
また、顧客情報の整理やコミュニケーション履歴の記録など、データ管理も担当します。
企業によっては、商談や契約締結までを担うケースもあり、特にオンライン商談が一般的になった現在では、インサイドセールスの役割範囲は拡大しています。
効率的な営業プロセスを実現するために、マーケティング部門やフィールドセールスと連携が重要です。
【フィールドセールスに向いてる人とは】フィールドセールスに向いてる人の特徴
フィールドセールスは誰にでも向いている仕事ではありません。
顧客先に直接訪問し、対面での商談を通じて信頼関係を構築しながら成約に導くには、さまざまなスキルが求められます。
営業未経験者や第二新卒の方が「自分はフィールドセールスに向いているのか」と考える際の判断材料として、フィールドセールスで活躍している人に共通する特徴を紹介します。
提案力や説明力がある人
営業職において外せないのが「提案力」と「説明力」です。
営業が成果を上げるためには、顧客やクライアントに自社の商品やサービスの内容を理解してもらい、その商品を「良い」と思ってもらったり必要を感じてもらったりすることで、契約・受注に繋がります。
どれだけ自社の商品やサービス自体の内容が優れていたとしても、その営業担当者の提案や説明が分かりにくかったり、伝えきれなければ受注率は上がりません。
ですので、要所やポイントをしっかり把握して提案ができる人や、相手に何かを理解してもらうための説明が得意な人であればフィールドセールスに向いていると考えて良いでしょう。
顧客目線で物事を考えられる人
無意識に顧客目線で物事を捉えたり考えたりできる人も、フィールドセールスに向いていると考えられます。
フィールドセールスは顧客が抱えている課題や悩みを一緒に解決していくことが役割とされており、その役割を果たすために顧客目線で考えるのは必要不可欠な要素です。
自分目線でしか考えられない人や視野が狭い人、こだわりが強い人は逆にフィールドセールスの仕事は難しいかもしれません。
フィールドセールスにおいて結果や成果を最大化させるためには、顧客が置かれている立場や状況を正しく把握した上で、どんな方法が良いのかを考えていくことがとても重要です。
きちんと相手の話に耳を傾けられるのか、どこまで顧客のことを考えられるのかがポイントになってきます。
ですので、自然と顧客目線で物事を考えられる人はフィールドセールスにおいても活躍できる可能性が高いと言えますね。
マルチタスクが得意な人
マルチタスクをこなせる人もフィールドセールスには向いているとされています。
記事の冒頭部分で、フィールドセールスの主な業務範囲は提案・商談・クロージングが中心になると解説しましたが、その他にも細々とした作業や業務は多数発生します。
例えば複数の顧客を抱えていると、顧客ごとの進捗や商談内容、状況の把握・管理が必要ですし、受注率を上げるために資料も顧客ごとに用意することだって必要だったりします。
また、複数の業務を効率良く進めるためにタイムマネジメントのスキルもフィールドセールスには求められます。
今例に挙げただけでもフィールドセールスは同タイミングで複数のタスクを抱えていることが分かりますよね。
1つのタスクや業務に注力するというよりかは、複数のタスクをバランスよく進められる人がフィールドセールスの仕事においては重宝されます。
柔軟性や臨機応変に対応ができる人
続いて解説するフィールドセールスに向いている人の特徴は、柔軟性があり、あらゆる物事や事象に臨機応変に対応ができることが挙げられます。
フィールドセールスにおいて予期せぬ事態が起こることも多く、その場の状況次第でアクションを変えられる力が必要です。
なんでも計画的にやりたい、マニュアル化された内容をルーティーンワークとして回していきたいと考えている人はフィールドセールスは不向きかもしれません。
商談内容や提案方法ももちろん顧客ごとに違いますし、会話の広げ方、話し方、表情の作り方など、自分の正解を探すことも大切ですが、その場面で最適は何かを常に考える必要があります。
このようにその場その状況で、対応を変えられる人こそフォールドセールスの仕事においても成果を上げることができると考えられますね。
丁寧さと真面目さがある人
最後に解説したいのが、丁寧さと真面目さがある人です。
顧客との信頼関係を築いていくためには、人として信頼を勝ち取る必要があります。
信頼を得るためには連絡を早くしたり、当たり前ですが納期を守ったり、細かい作業にも誠実に向き合い顧客のことを最優先に考えられる人がフィールドセールスにはピッタリです。
返事がなかなか返ってこなかったり、納期期限を守れなかったりすると、営業としてはもちろんですが人としても信頼を得ることはできませんよね。
顧客やクライアントと良好な関係を築いて継続させていくためには真面目さ、丁寧さといった人間的な部分もしっかり兼ね備えていることが求められます。
【フィールドセールスに向いてる人とは】フィールドセールスに向いていない人の特徴
逆にフィールドセールスに向いていない人の特徴についても解説していきます。
営業は想像以上にタフで体力的にも精神的にも体力が必要な仕事になります。
ですので、転職を考えている方は自分が本当にその仕事に向いているのか向いていないのかを考えておく必要があります。
この段落ではフィールドセールスに向いていないとされている人の特徴を3つ解説します。
個人プレーの方が好きな人
自分1人だけで仕事がしたい!個人プレーの方が好き!という方は残念ながらフィールドセールスには不向きかもしれません。
営業で成果を上げるためには、営業以外のさまざまな部署の人たちとの協力が必要不可欠です。
会社の組織体制にもよりますが、営業が関わる部署として、次のような部署が挙げられます。
見込み客を獲得するためにはマーケティング部門や、アポイントを獲得するインサイドセールス部門、そして商談や提案を経て受注に繋げるフィールドセールス。
その後に解約率の低下や顧客満足を担保するカスタマーサクセスなど、営業は1人では完結がなかなか難しく各々が連携することが大切なんですね。
決断力がなく優柔不断な人
決断力がなく、優柔不断な人もフィールドセールスには向いていないとされています。
フィールドセールスは顧客と直接対面でコミュニケーションを取るため、営業マンのちょっとした迷いや自信の無さは雰囲気や言動から伝わってしまいます。
ですので、フィールドセールスとして働くのであればクヨクヨ迷ったり、決断を先延ばしにしてしまうのではなく自分の営業に自信を持ちましょう。
リスクを怖がって何も決められないかよりは、トライしてみて失敗から学び、PDCAを回していくことこそが営業にとっても重要なポイントです。
このような理由もあって、自分で決断することが苦手な人や優柔不断でよく迷ってしまう人はフィールドセールスには不向きだと考えられます。
我流の営業をしたい人
営業職の中には、自己流の営業を貫きたい!という考えを持っている人もいるのですが、結論からいうと我流の営業にこだわりがある人もフィールドセールスの働き方には向いていません。
なぜなら、フィールドセールスにおいての重要なポイントの1つに、顧客目線で考えられるかどうかがあるからです。
つまり、顧客の意見を尊重することがとても大切なフィールドセールスにとって、我流の営業にこだわりがあるのは障壁になってしまうんですね。
顧客ごとに提案内容や方法を柔軟に変えていくことが求められる中で、我流の営業を続けているとなかなか成果に繋がりません。
我流の営業をしたい方は分析〜受注後のコンサルまで全部1人で担当できるような営業であれば働きやすいかもしれませんね。
【フィールドセールスに向いてる人とは】求められるスキル
フィールドセールスでは、さまざまスキルが求められます。
未経験からフィールドセールスに挑戦する場合でも、スキルを磨くことで、営業としての成長ができるでしょう。
もちろん、最初からすべてのスキルを完璧に持っている必要はありません。
自分の強みを活かしながら、足りないスキルを補強していく姿勢が大切です。
ここでは、フィールドセールスで求められる5つのスキルを解説します。
これらのスキルを理解し、自己分析の参考にしてみましょう。
コミュニケーション能力
コミュニケーション能力は、フィールドセールスにおいて最も重要なスキルのひとつです。
顧客と対面して商談を進めるため、高いコミュニケーション能力が求められます。
商品やサービスの魅力を効果的に伝えるトーク力と、顧客のニーズを引き出す聞く力の両方が必要だからです。
コミュニケーション能力の高い営業担当者は、顧客との何気ない会話から重要な情報を引き出し、競合他社との差別化につながる提案ができます。
また、難しい商談の場でも場の雰囲気を読みながら柔軟に対応し、顧客の本音を引き出すことで、成約率を高めることができるのです。
プレゼンテーション力
フィールドセールスでは、自社の製品やサービスの特長や利点を顧客に分かりやすく伝え、興味を持ってもらうためのプレゼンテーション力が必要です。
製品の特徴を明確に説明し、その製品が顧客のニーズや課題をどのように解決するかを解像度高く示すことが重要なのです。
顧客先に訪問してプレゼンテーションを行う際、製品の技術的な側面や導入後のサポートについて説明をする場面で活躍します。
また、複雑な製品やサービスの価値を顧客に伝える際には、情報を明確に整理し、伝えなければいけません。
プレゼンテーションは、単に製品説明をするだけでなく、顧客の課題解決につながるストーリーを構築し、顧客が「このサービスを利用したい!」と思わせる説得力を持つことが重要です。
論理的思考
論理的思考とは、物事を筋道立てて考え、複雑な情報を整理してシンプルに伝える能力です。
フィールドセールスの主な仕事は、商品の魅力やポイントを伝え、顧客に「購入する価値がある」と思ってもらうことであり、そのためには論理的な説明が必須となります。
例えば、顧客が抱える課題に対して自社商品が競合他社より優れている点は何か、導入によってどのような効果が得られるのかを論理立てて説明するシーンで活躍します。
また、商談中に顧客から予期せぬ質問や反対意見が出た際に、その場で情報を整理し、筋の通った回答ができるかどうかも論理的思考力の見せどころです。
論理的思考力が高いセールスパーソンは、顧客の納得度を高め、受注確率を上げることができます。
MECE(ミーシー)の考え方を活用して情報を漏れなく整理したり、トップダウンアプローチで全体像から詳細へと説明を展開したりすることで、顧客の信頼を獲得し、成約へと導くことができるでしょう。
関係構築力
関係構築力とは、顧客との信頼関係を築き、長期的なパートナーシップを形成する能力です。
フィールドセールスでは、単なる一度の商談で終わらず、継続的な取引を目指すため、相手の立場に立って考え、心を開いて歩み寄る姿勢が不可欠です。
初回訪問時に顧客の業界知識や課題に関する理解を示すことで関係性を築くシーンで活躍します。
また、契約後も利用状況の確認や追加提案を行う際に、単なる営業ではなく「頼れるビジネスパートナー」として認識されることで、アップセルやクロスセルの機会もできるでしょう。
関係構築力の高い営業は、顧客の本音を引き出し、表面的なニーズだけでなく潜在的な課題も把握できるため、競合他社との差別化を図り、受注率を高めることができます。
協調性
フィールドセールスでは、社内メンバーとの連携、特にインサイドセールスとの細かな情報共有が商談の成否を左右します。
インサイドセールスは顧客の悩みや関心度を探り、顧客のニーズや特徴を把握しているため、この情報を活用することで効果的な商談が可能です。
インサイドセールスから引き継いだ顧客情報を基に訪問準備を行い、顧客の課題に対する解決策を提案するシーンで協調性が活きてきます。
また、商談後の情報をインサイドセールスと共有することで、次回のアプローチをより効果的にできるケースもあります。
さらに、プロジェクト型の提案では、技術担当者や他部門と連携して総合的な提案を作り上げる場面でも協調性が必要です。
チームワークを重視し、他のメンバーと協力することで、単独では難しい大型案件の獲得や、長期的な顧客関係の構築が可能になります。
フィールドセールスにおいて協調性は、個人の成果を超えた企業全体に求められるスキルといえるでしょう。
【フィールドセールスに向いてる人とは】働くメリットフィールドセールスとして働くメリット
フィールドセールスの仕事内容や、インサイドセールスとの違い、将来性についてを知っていただいた上で、続いてはフィールドセールスとして働くメリットについても解説します。
ここではフィールドセールスで働くメリットを4つ紹介しますね。
商品やサービスの魅力を伝えられる
商品やサービスそのものの魅力を伝えることができるのは、フィールドセールスならではのメリットです。
フィールドセールスは対面ですので、有形商材を扱っている営業であれば実物を見せたり、顧客に体感してもらいながら提案できます。
トークスキルにプラスして商品やサービス自体の魅力を伝えることで、成約率がグッと上がることもあります。
優秀なセールスマンであれば自分自身のトークスキルと商品、サービスの魅力をうまく融合させていい成績を上げることだってできますね。
信頼関係を深められる
フィールドセールスのメリットとして、顧客やクライアントとの間の信頼関係を深めやすい点が挙げられます。
インサイドセールスだと直接会うことがないので、その人の人柄や雰囲気などが掴みにくい部分もあり、信頼関係を構築するのが難しいです。
ですが、一方のフィールドセールスでは直接会っての商談になるので顧客からの信頼や関係を築きやすい営業スタイルだと言えますね。
商談以外の前後の会話や雑談も、お互いのことを知れる大事なコミュニケーションの時間です。
何気ない世間話や共通点を見つけたりと、話すことが好きな人や顧客と深く関わりたいと思っている人はフィールドセールスの仕事を考えられてみてはいかがでしょうか。
課題解決力が身に付く
次に解説するフィールドセールスとして働くメリットは、課題解決力が養われる点です。
フィールドセールスはインサイドセールスや他の職種と比較すると、臨機応変に状況に応じて行動することが求められる仕事です。
初めの方は難しいかもしれませんが、想定外のことまでにしっかり対応できる力を身につけることはキャリア形成においても非常に重要なポイントです。
対応力に加えて、今顧客が抱えている問題や課題をどう解決していくかを一緒に考えるのもフィールドセールスの役割の1つです。
解決の糸口を考え、仮説を立てつつ、解決に導いていく中で、課題解決力をも養うことができますよ。
活躍できる業界の幅が広がる
最後に解説したい、フィールドセールスとして働くメリットは “活躍できる業界の幅が広がる”ということです。
メーカーや小売、サービス、不動産業界など、営業職はどの業界においても重要なポジションであり、ニーズがある職種となっています。
またオンラインやビデオツールを用いたインサイドセールスも重要視されていますが、まだまだ日本の営業の大部分は顧客の元に直接足を運ぶフィールドセールスだとされています。
ですので、フィールドセールスでの経験や知識、実績が伴ってくるとさまざまな業界に挑戦できるチャンスが増えると考えていいでしょう。
もちろん、業界によってフィールドセールスとの相性の良し悪しはありますが、大手企業も多い金融やメーカー、不動産などはフィールドセールスを採用している会社も多いですよ。
【フィールドセールスに向いてる人とは】フィールドセールスのデメリット
フィールドセールスのメリットを知っていただいたところで、デメリットについても言及していきます。
インサイドセールスとの比較も用いながら、どんな点がフィールドセールスのデメリットとされているのかも含めて解説していきますね。
この段落ではフィールドセールスのデメリットを4つ紹介していきます。
交通費などコストがかかる
フィールドセールスの大きなデメリットは時間とコストがかかってしまうことです。
インサイドセールスであれば、最初の顧客へのアプローチから商談までを全てオンライン上で完結できるので「その場に行く」という工数がかかりません。
つまり商談場所に行くための交通費と、移動にかかる時間がそもそもないということになります。
また、インサイドセールスが誕生した背景には人手不足の影響が大きいことが考えられるのですが、人手不足の影響はフィールドセールスにおいても同じです。
「訪問する」という業務にかなりの人的リソースを割かなければなりません。
フィールドセールスはインサイドセールスに比べて、さまざまな部分で手間と工数がかかってしまうことがデメリットになります。
商談数の数に限りがある
商談数が限られ効率性の悪いというのもフィールドセールスのデメリットの1つです。
1つの商談、1人の顧客に対してしっかり時間をかけられるかもしれませんが、裏を返せば1つの商談に時間や工数を割きすぎてしまっているとも捉えられます。
実際、インサイドセールスであればオンライン上で商談をするので、1つの商談を終えて次の商談に入るのにほとんど時間はかかりません。
パソコン上での商談になるので、商談が終わった後すぐに別の商談に参加することさえできてしまいます。
ですが、フィールドセールスは対面であるが故にその場に出向く必要があるので移動時間がかかりますよね。
1日単位で見た時の商談実施数を見ると一目瞭然で、商談数そのものがインサイドセールスに比べて少ないので効率が良い営業スタイルとは言い難い部分もあります。
提案力だけでなく雑談力が必要
フィールドセールスのデメリットの3つ目に紹介したいのは、提案力だけあれば良いという訳ではないということです。
上段のフィールドセールスのメリットを解説した際に、信頼関係の事例をあげましたが、裏を返せば会話力や雑談力が必要になるんですね。
インサイドセールスであれば直接会わないので、商談が始まるとすぐに提案に入っていくのが一般的です。
加えて提案方法や営業スタイルもマニュアル化されていることが多く、いわゆる “アドリブ”的な部分があまりありません。
一方のフィールドセールスでは提案の前後の会話や雑談が必要になってきます。
想像してみましょう。
顧客の企業を訪問し、まずは受付に向かい要件を伝えます。
その後担当者が会議室など商談場所まで連れて行ってくれるのが普通です。
ここでも会議室に移動する時間に担当者とのコミュニケーションが発生するのがお分かりいただけますね。
この商談前後の雑談や会話は「アイスブレイク」なんて呼ばれたりしますが、フィールドセールスとして働いていく中で必要になってくるスキルです。
商談の詳細部分が見えにくくなる
最後に解説するデメリットは働く上ではなく、企業側目線でのデメリットにも触れておきたいと思います。
フィールドセールスはオフラインであるのでログや記録が残らないという特徴があります。
インサイドセールスであれば画面録画などで商談の様子や営業担当者がどのような営業をしているのかを可視化できます。
ですが、フィールドセールスでは対面であるので営業担当者がどのように商談をしているのかが、企業側からするとブラックボックス化されてしまっているんですね。
企業や他の営業担当者や上司も内容を把握できないとなると、今の状況やステータスが見えにくく認識のズレが生じるリスクが避けられません。
だからこそ、フィールドセールスを導入している企業はツールや体制を整えて、それぞれの営業担当者の営業を “見える化”させることが求められているんですね。
フィールドセールスの経験で開けるキャリアパスとは
顧客との対面営業で培われるコミュニケーション能力、提案力、課題解決力は、多くの職種で高く評価されるスキルです。
フィールドセールスを経験することで、営業部門の管理職への昇進はもちろん、フリーランスとしての独立や営業コンサルタントへの転身などさまざまなキャリアパスが開けます。
ここでは、フィールドセールスの経験を活かせるキャリアについて解説します。
営業部門の管理職
営業部門の管理職とは、フィールドセールスマネージャーや営業部長など、営業チーム全体の成果に責任を持つポジションのことです。
個人の成果を追求するフィールドセールスとは異なり、チーム全体の目標達成や人材育成に焦点を当てる役割へと変化します。
フィールドセールスで培った顧客との信頼関係構築力や提案力は、部下の育成指導に直接活かせます。
商談同行時に部下の提案内容を的確にアドバイスしたり、顧客の反応から改善点を見出したりする場面で、自身の経験が大いに役立つでしょう。
また、データ分析力や問題解決能力も重要です。
チーム全体の営業パイプラインを見ながら、「どの案件に注力すべきか」「どのメンバーをサポートすべきか」を判断することが求められます。
フリーランスとして独立
フリーランスとは、特定の企業に属さず、自身の営業スキルや業界知識を武器に複数のクライアントから仕事を請け負う働き方です。
フィールドセールスで培った営業力、顧客との信頼関係構築力、提案力などを直接収益に結びつけることができます。
フリーランスとして成功するには、顧客志向のマインドセットと高いコミュニケーション能力が重要です。
特定業界での深い知識と人脈を活かして営業代行を行ったり、営業プロセスの改善提案やセールストレーニングを提供したりするケースも出てくるでしょう。
フリーランスとして独立する際は、まず企業での経験を十分に積み、営業ノウハウを蓄積してから始めることをおすすめします。
営業コンサルタントへの転職
営業コンサルタントとは、企業の営業戦略の立案や改善、営業組織の強化などを支援する専門家です。
フィールドセールスで培った実践的な営業スキルと顧客理解力を基に、より戦略的な視点から企業の営業活動全体をサポートする役割を担います。
フィールドセールスの経験者が活かせるスキルとして、問題解決力、分析力、プレゼンテーション力が挙げられます。
自社の営業プロセスを分析して効率化した経験は、クライアント企業の営業改善提案に直接応用できるでしょう。
また、顧客との信頼関係構築力は、コンサルタントとしてクライアントの本質的な課題を引き出す際に重要です。
営業コンサルタントへの転身は、営業の第一線から一歩引いて、より戦略的な視点で営業活動全体を俯瞰したいと考える方におすすめのキャリアパスです。
フィールドセールスの転職で役立つ用語や意味の違い
フィールドセールスの転職活動や求人情報を見る際、似たような営業職でも細かな違いがあることに気付いている人も多いかもしれません。
「企画営業」「営業企画」「法人営業」「個人営業」など、一見似ているようで実は業務内容や求められるスキルが異なる職種が数多く存在します。
ここでは、フィールドセールスの転職活動で頻繁に目にする用語の違いを解説します。
企画営業と営業の違い
企画営業と一般的な営業の違いは、単に商品やサービスを販売するだけでなく、顧客の課題解決のための企画提案までを担う点です。
企画営業は、顧客のニーズを深く理解し、自社の商品・サービスを活用した解決策を企画・提案します。
一方、一般的な営業は既存の商品・サービスの販売に重点を置き、価格や機能の説明が中心となります。
企画営業では、リサーチ力と企画力が特に重要です。
また、顧客の潜在的な課題を見つけ出すコミュニケーション能力、市場動向を分析する力、そして創造的な企画立案能力が求められます。
これらのスキルを活かすことで、顧客との長期的な信頼関係を構築し、競合他社との差別化を図ることができるのです。
法人営業と個人営業の違い
法人営業と個人営業の最大の違いは、取引相手との商談プロセスにあります。
法人営業はB to Bと呼ばれ、企業や団体を対象に営業活動を行います。
一方、個人営業はB to Cと呼ばれ、一般消費者を対象としています。
主な違いは、取引規模、決裁プロセス、必要なスキルの3点です。
法人営業は取引金額が大きく、複数の決裁者が関わるため契約までの期間が長期化します。
個人営業は比較的小規模な取引が多く、顧客自身が決裁者であるため即決が可能です。
法人営業では論理的思考力とプレゼンテーション力が重要です。
企業の課題を分析し、ROIを示しながら提案書を作成して複数の決裁者を説得するシーンで活躍します。
一方、個人営業では信頼関係構築力と柔軟な提案力が求められます。
顧客の表情や反応から真のニーズを読み取り、その場で提案内容を調整して即決を促すことが必要となります。
どちらの営業スタイルも、自分の強みや性格に合わせて選択することで、キャリアの可能性を広げることができるでしょう。
まとめ
この記事では、フィールドセールスに向いている人の特徴から必要なスキル、キャリアパスまで幅広く解説してきました。
未経験からフィールドセールスに挑戦する場合でも、これらの特性やスキルを意識的に磨くことで、営業職としての成長が期待できます。
最初からすべての要素を完璧に持っている必要はなく、自分の強みを活かしながら足りない部分を補強していく姿勢が大切です。
フィールドセールスでの経験は、営業部門の管理職やフリーランス、営業コンサルタントなど、多様なキャリアパスへの足がかりとなるでしょう。
営業職への転職を考えている未経験者や第二新卒の方は、自分の適性や目標に合わせて、フィールドセールスという選択肢を検討してみてください。
対面での顧客とのやり取りを通じて得られる経験は、あなたのキャリアを大きく広げる可能性を秘めていますよ。
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