【例文あり】飲料メーカーの営業の志望動機!志望動機の評価点や構成などについて詳しく解説!

【例文あり】飲料メーカーの営業の志望動機!志望動機の評価点や構成などについて詳しく解説!

目次
  1. はじめに
  2. 【飲料メーカーの営業の志望動機】飲料メーカーの動向
  3. 【飲料メーカーの営業の志望動機】飲料メーカーのこれからの課題
  4. 【飲料メーカーの営業の志望動機】志望動機のどこが見られる?
  5. 【飲料メーカーの営業の志望動機】志望動機の構成
  6. 【飲料メーカーの営業の志望動機】志望動機のポイント
  7. 【飲料メーカーの営業の志望動機】飲料メーカーの営業で求められる人物像
  8. 【飲料メーカーの営業の志望動機】志望動機の例文
  9. 【飲料メーカーの営業の志望動機】飲料メーカーの営業に就職したいなら就活エージェントの利用がおすすめ!
  10. おわりに

はじめに

大学3年生にもなると就職を控え、自分も周囲も少しずつ就職に向けて動き出します。

エントリーシートの志望動機を書き始めたという方もいらっしゃるのではないでしょうか。

今回は、飲料メーカーの営業職を目指している方に向けて、志望動機の書き方やポイントを解説します。

【飲料メーカーの営業の志望動機】飲料メーカーの動向

志望動機を書くには、業界や企業の動向についての下調べが必要です。

近年の飲料メーカーは、どのような状況下に置かれているのでしょうか。

ここでは、新型コロナウイルスが飲料業界にもたらした影響と、日本国内の勢力図についてご説明します。

新型コロナウイルスの影響

新型コロナウイルス感染拡大の影響で、2020年は自販機やコンビニでの売上が減少しています。

外出の機会が減ったおかげで、レジャーにおける飲料の需要も同様に縮小傾向が見られました。

自宅で過ごす方が増えて小型ペットボトル飲料があまり売れなくなった一方、大型ペットボトルの売上は安定した上昇傾向にあります。

2021年になってからは、夏に天候の良くない日が続いて飲料需要が微増した程度でしたが、秋になってからは、経済再開の影響から需要が回復しつつあるのが現状です。

国内の勢力図

2021年から2022年において、国内で一番の売上高を誇っているのはサントリーHDです。

そこに、コカ・コーラやヤクルト、大塚HDなどの企業が追随しています。

シェア率では、コカ・コーラも負けてはいません。

そこにサントリー・キリン・アサヒなどのビール系メーカーが続き、海外のミネラルウォーターもそこに食い込んでおり、厳しいシェア争いになっています。

今後は業界内競争の激化とそれに伴う再編により、飲料業界の勢力図が塗り替えられていくでしょう。

【飲料メーカーの営業の志望動機】飲料メーカーのこれからの課題

飲料メーカーが抱える今後の課題は、大きく分けて2つあります。

それは、国内需要の減少への対応と食品など他分野への挑戦です。

どの飲料メーカーも、従来どおりの売上を保つこと自体が難しくなると予想されますが、売上が減少した部分をほかの部分で補填しなければなりません。

国内需要の減少

将来的には人口が減少していき、これに伴い需要も少なくなると考えられています。

そのため、残った需要を各社で取り合うことになり、さらに企業間の競争が激しくなっていくでしょう。

生き残るだけでも難しくなるため、売上を伸ばしたり、シェアを拡大したりすることは困難を極めるようになるはずです。

国内市場だけに特化していては将来淘汰されてしまうおそれがあるため、海外展開はどの飲料メーカーにとっても急務であるというべきでしょう。

海外展開において主軸となるのがアルコール飲料です。

国内産のアルコール飲料はバラエティに富み、品質の評判も高い傾向があります。

すでに海外でも認知度が高い国産ウイスキーに続いて、ほかのアルコール飲料も海外に進出させていくことになるでしょう。

他分野への挑戦

少子高齢化により市場の縮小は避けられないため、飲料だけでなく他分野へ積極的に挑戦していかなければ生き残れない時代がそのうち到来します。

いくら新しい飲料を開発しても、需要の減少による穴が埋められない時代がすぐそこまで来ているのです。

例えば、すでに飲料メーカーとして培ったノウハウを活かして、飲料と深く関連している食品分野に進出した企業もありました。

同様に、飲料開発で蓄積されてきた知識を応用して、医薬品分野に進出した例も挙げられます。

このように飲料業界での生き残りをかけて、他分野へ挑戦する企業はこれから続出するはずです。

国民全体の健康への意識が薄れる気配もなく、とくに健康食品や医薬品の分野への進出は、飲料メーカーにとって大きな商機となるでしょう。

【飲料メーカーの営業の志望動機】志望動機のどこが見られる?

就活におけるESや面接で必ず質問される志望動機ですが、いったいどのようなところが見られているのでしょうか。

人事担当者の目にとまるような志望動機にするためには、そもそもどこに着眼点が置かれているのかを知っておく必要があります。

志望度の高さ

人事担当者が志望動機に目を通すとき、まず評価するのは志望度の高さです。

少ない採用枠に多くの学生が集まるため、どうしても応募者を選考によってふるいにかけなければなりません。

当然志望度が高いと判断された応募者のほうが採用されやすいため、志望度が高いと評価される志望動機を作成する必要があるのです。

志望度の高さは「飲料業界を志すきっかけ」や「どのくらい企業研究を行って自社への理解を深めているか」などの要素から判断されます。

ご自分の志望度がどれほど高いのか伝えられるような内容の志望動機にしましょう。

そのためには、HPや会社案内などのすみずみまで目を通して、企業の方針などに対して自分なりに意見を述べられるぐらいまで理解を深めておかなければなりません。

価値観

人事担当者は、応募者が持つ価値観についても志望動機から読みとろうとしています。

仕事をするうえでどういったことを大切にしているのかは、一緒に働く方たちにとって円滑に業務を進めていくうえで非常に重要です。

もちろん社内にはたくさんの社員がおり、全員が同じような性格をしているわけではありませんが、同じ目標のもと一丸となって業務を進めなければなりません。

しかし、どうしても受け入れられない考え方や価値観の社員がいたら、社員同士の足並みがそろわなくなります。

そのため、一緒に働きたいと思える人材であるかどうかは大変重要な項目なのです。

採用担当者はたくさんの志望動機に目を通しながら、一緒に働きたいと思わせる人材を探しています。

企業適性

企業適性も、人事担当者が必ずといって良いほど確認する項目です。

せっかく複数回の選考を経て採用した人材でも、入社してからミスマッチが判明して、早期退職してしまうことがあります。

そんなことになってしまえば、採用した企業にとってはもちろん、退職するほうにも良いことはまったくありません。

ですから、ミスマッチによる早期退職を防ぐために志望動機の段階で学生の人柄を知り、企業の理念・価値観・社風などとマッチしているのかをチェックするのです。

いくら学歴や保有資格などで優れていても、自社への企業適性がない学生は採用しないようにしています。

志望動機は、その企業の社風や理想とする社員像を調べ、自分のどういった面にそれがマッチしているのかを意識しながら書くようにしましょう。

【飲料メーカーの営業の志望動機】志望動機の構成

人事担当者をうならせる志望動機を書くためには、その構成に十分気を遣わなければなりません。

立派なことが書いてあっても、構成が良くなければ採用選考に合格できません。

自分のことを知らないほかの人が読むことを肝に銘じて、構成を考えましょう。

結論

志望動機は、結論から先に書く「結論ファースト」を必ず守ってください。

自分がなぜその企業に入りたいのかという結論から、その根拠に論旨を展開していきましょう。

なお、志望動機の結論部分は、企業を選ぶ際の基準である「就活の軸」から導入すると、非常に書きやすくなるためおすすめです。

「就活の軸」とは、ご自分が就活を行ううえでの行動の針や企業選びの基準のことです。

会社選びで絶対に譲れないところがあるのならば、それがご自分の就活の軸であるといえます。

就職先として飲料業界を選ぶのであれば、どうして飲料業界でなければならないのかを説明できなければなりません。

志望動機の書き出しは結論であり、就活の軸を導入に使うと読み手にわかりやすく、かつ書きやすくなります。

根拠

志望動機は結論から書き始めますが、結論の次にくるのが根拠です。

根拠とは、先に述べた就活の軸を形作る要因となったエピソードなどを指します。

さらに簡単にいうと、飲料業界やその企業を志望することになった「きっかけ」です。

企業は、なぜ応募者が自社を目指すようになったのかという根拠の部分を非常に重視しています。

そこで、根拠に具体的なエピソードを織り込むと、さらに説得力が増すのです。

飲料業界にもたくさんの企業がひしめいているため、なんとなくでエントリーした方はなぜその会社を選び出したのかを説明できません。

選んだのが同業他社ではなくそこだった根拠は、具体例を交えながら説明するとさらにアピール力が高まります。

また、エピソードは出来事の紹介にとどまらず、ご自分がそのときどう思ったかも書くようにしましょう。

展望

結論・根拠と書いたら、最後の展望を最後に続けて志望動機が完成します。

就活は、内定を獲得して就職先が決まったらそれでおわりではありません。

内定はゴールではなく、単なるスタートなのです。

ですから、志望動機には入社するまでのことだけでなく、入社した後のことまで視点を広げる必要があります。

「入社後にはどのようなことを成し遂げたいのか」「企業に対してどのような貢献ができるのか」など、今後の展望も先に述べた結論と根拠と同様に重要です。

その企業が業界内でどういった強みを持っているのかを前提とした内容になっていると、企業研究がしっかりできていることのアピールにもなります。

入社させれば自社にとってプラスになると、人事担当者に思わせましょう。

【飲料メーカーの営業の志望動機】志望動機のポイント

ここからは、飲料メーカーの営業の志望動機を作成する際に押さえておきたいポイントをご紹介します。

飲料業界で働きたいという意欲を見せるのは、志望動機の作成において重要なことです。

また、論旨に一貫性がないと良い評価はもらえません

なぜその業界なのか

数ある業界の中から、なぜ飲料業界を選んだのかには触れておいたほうが良いでしょう。

企業の独自性に触れながら志望動機を作成することはありますが、なぜその業界なのかという視点が抜けていることも多いです。

なぜ飲料業界なのか、ほかの業界との違いに注目した志望動機を書きましょう。

ご自分が飲料業界に興味を持つきっかけとなった原体験などを組み込むと、書きやすくなります。

例えば、似たような業界に食品業界がありますが、食品でなく飲料を選んだのはなぜか、論理的な文章で説明してください。

さらに「その企業の商品のファン層を広げたい」など、なぜ営業職志望なのかも同時に伝えられると、志望度の高さを自然に伝えられるためおすすめです。

一貫性を見失わない

志望動機を考えると、結論と展望で自然と主張が異なってしまうことがあります。

例えば、結論で「新商品を生み出す魅力」について語っておきながら、展望で「既存の商品の販売経路を増やしたい」と書いたとしましょう。

この2つには一貫性がなく、目を通した人事担当者は違和感を覚えるのではないでしょうか。

一貫性を失わないようにするためには、就活の軸をはじめに述べ、展望でどのような形で企業に貢献して結論を達成したいのかという形で書くのがコツです。

志望動機の中に一貫性がないと、自分を良く見せようと嘘をついているのではないかと疑われ、人事担当者から信用されなくなってしまいます。

志望動機に限らず、書き終えたら一貫性があるかどうかチェックする習慣をつけましょう。

【飲料メーカーの営業の志望動機】飲料メーカーの営業で求められる人物像

それでは、飲料メーカーの営業に求められる人物像とはいったいどのようなものなのでしょうか。

営業というと対人能力がすぐに思いつきますが、飲料メーカーの営業にはほかにも求められるものがあります。

それらを以下でご紹介するので、志望動機作成の参考にしてください。

飲料に対してこだわりがある人

飲料メーカーの営業は、飲料の味や機能にこだわりがあり、製品の良さを他商品と比較しながら伝えられる人が向いています。

例えば、近年はクラフトコーヒーなど、原材料や製造方法にこだわった本格的な飲料に人気が集まっており、そういった魅力も上手く伝えられなければなりません。

また、スーパーや居酒屋への営業では、食品との相性といった面でも飲料にこだわりがあると成功しやすいです。

飲料と食品のあまり知られていない意外な組み合わせなども、提案できるとなお良いでしょう。

説明力がある人

どの業界に就職しても営業はわかりやすい説明ができなければなりませんが、とくに飲料メーカーの営業には高い説明力が求められます。

なぜなら、飲料の味には決まった表現がない中で、製品の美味しさや強みを言語化して押し出さなければならないからです。

味覚のように個人差が出やすいものも、誰にでも理解でき、納得できる表現で自社製品を売り込まなければなりません。

ただ「美味しいです」と説明しても、その商品の魅力は相手に伝わらないのです。

【飲料メーカーの営業の志望動機】志望動機の例文

初めて志望動機を書く方は、どのように書いたら良いかわからず、筆が止まってしまっても無理はありません。

また、ほかの就活生はどのようなことを書いているのか気になるという方もいらっしゃるでしょう。

ここからは、志望動機の例文を2つご紹介します。

大学で学んだことをアピールする志望動機の例文

私は飲料から社会に健康を広めたいと考え、貴社を志望しております。

大学では飲料と健康についての研究を行っており、全世代の健康増進に一役買うのは飲料であるとの結論にたどり着きました。

これは、食にはない強みであると考えています。

貴社は機能性飲料のリーディングカンパニーであり、シェア率も似たような商品の中では圧倒的です。

機能性飲料といえば、貴社の名前を思い浮かべる消費者も多いでしょう。

私は貴社の営業職として、飲料から健康を広めていきたいと考えています。

貴社の機能性飲料は飲みやすさも十分考慮されており、どのような食事とも一緒に楽しめます。

機能性飲料と健康的な食事の組み合わせも提案し、貴社の売上に貢献したいと思い営業職を志望しました。

入社後のビジョンに注目した志望動機の例文

私は日本の飲料、とくに貴社製品の美味しさを世界中の人と共有したいと考え、貴社の営業職を志望しています。

海外に留学したときに、ホストファミリーや現地でできた友人に日本の商品を紹介したところ、老若男女問わず多くの方に喜んでもらえるという経験をしました。

この経験から、話す言葉や背景にある文化、そして年齢は違えど美味しいものは共有できるとの結論に達しました。

貴社製品は、同じジャンルの他社製品よりも品質にこだわっており、ペットボトル商品らしさがなく、まるで淹れたてのものを飲んでいるような魅力があると感じています。

貴社は海外進出も考えているとのことですので、ぜひ入社して営業として働くことにより、世界中に貴社製品の美味しさを広め、たくさんの方と共有していきたいです。

【飲料メーカーの営業の志望動機】飲料メーカーの営業に就職したいなら就活エージェントの利用がおすすめ!

就活に迷いがあるならば、就活エージェントの利用がおすすめです。

就活エージェントでは、選考の対策や企業の紹介など、飲料メーカーの営業への就職に関するサポートを受けられます。

もちろん志望動機の書き方に迷ったときも、専属のアドバイザーから的確なアドバイスをもらえるでしょう。

書類選考だけでなく、面接対策も内定が出るまで繰り返し行えます。

就活を一人で進めていくのには限界もあるため、ぜひ就活エージェントをご利用ください。

おわりに

飲料メーカーの営業の志望動機は、飲料メーカーが置かれている現況を把握したうえで、結論・根拠・展望の順で構成しましょう。

人事担当者に意欲を示すためには、なぜ飲料業界なのかという視点や、一貫性を持たせることも大切です。

SHARE この記事を友達におしえる!