就職のご経験はありますか?
結論から言います:証券会社の営業はきついです。でも「辞めるべきかどうか」は別の話です
まず、最も重要なことをお伝えします。
証券会社の営業が「きつい」というのは、紛れもない事実です。長時間労働、厳しいノルマ、テレアポの連続——これらはすべてリアルな話です。
ただし、私がキャリア支援の現場で10年間見てきた経験から言わせていただくと、「証券会社の営業がきつい」という言葉には、まったく性質の異なる2種類のきつさが混在しています。
① 環境の問題によるきつさ
→ 会社・上司・職場文化が原因。転職することで解決できる可能性が高い。
② 職種の問題によるきつさ
→ 証券営業という仕事そのものが合っていない。転職ではなく、キャリアチェンジを検討すべき状態。
この2つを混同したまま動くと、転職しても同じ苦しさを繰り返します。
本記事では、あなたのきつさがどちらの種類なのかを診断しながら、証券営業からの転職・キャリアチェンジの判断軸をお伝えします。現在、証券会社に勤めていて限界を感じている方、あるいは転職先として証券会社を検討している方は、ぜひ最後まで読んでみてください。
そもそも証券会社の営業って、何をする仕事なの?
まず、最も重要なことをお伝えします。証券営業には大きく2つの種類があり、どちらに就くかによって「きつさの種類」がまったく異なります。
① 個人営業(リテール営業)
個人の富裕層・投資家に対して、株式・投資信託・債券などの金融商品を提案・販売する。新規顧客の開拓(テレアポ・飛び込み)が中心で、離職率が高いのはほぼこの部門。
② 法人営業(ホールセール営業)
企業・機関投資家に対して、資金調達・M&A・社債発行などを提案する。個人営業より激務度は低いが、高度な金融知識と折衝力が必要。
本記事で「きつい」と言われる多くのケースは、個人営業(リテール営業)を指しています。以下の解説はリテール営業を中心にお読みください。
%%related_306007%%
具体的に何がきついの?きつさの理由を「環境」と「職種」に分けて解説
まず、最も重要なことをお伝えします。証券営業がきついと感じる理由は、「環境の問題」と「職種の問題」の2種類に分けられます。自分がどちらに当てはまるかを確認しながら読んでみてください。
1
労働時間が長い【環境の問題】
証券会社では、朝は始業前に相場確認・資料準備、夜は残務処理・報告と、1日の実働が10〜12時間を超えることが日常的です。
厚生労働省「令和6年雇用動向調査」によると、金融・保険業の3年以内離職率は約29.3%(令和6年)。これは全産業平均を大きく上回る水準です。(出典:厚生労働省・令和6年)
【環境の問題】に分類される理由:労働時間の長さは、会社ごとに大きく差があります。同じ証券業でも、ネット証券・IFA(独立系ファイナンシャルアドバイザー)・外資系などに移ると、残業時間が大幅に改善するケースがあります。
2
ノルマが厳しい【環境の問題】
新規開拓件数・預かり資産総額・手数料収入など、複数のノルマを同時に追い続けなければならないのが証券営業の実態です。さらに「過去の成績は評価されない」という文化が多く、毎月リセットされる数字のプレッシャーがかかり続けます。
【環境の問題】に分類される理由:ノルマの厳しさは会社・部署によって大きく異なります。同じ証券営業でも、ノルマ文化が薄い職場へ移ることで解決できる場合があります。
3
テレアポ・飛び込みで相手にされない【職種の問題】
1日100件電話をかけてアポが1〜2件、そのうち契約になるのはゼロという日も珍しくありません。門前払い・怒鳴られることも日常茶飯事です。
【職種の問題】に分類される理由:新規開拓型の営業スタイルは、証券リテール営業という職種の本質的な部分です。会社を変えても、リテール営業に就く限りこの構造は変わりません。「断られ続けることがどうしても無理」という場合は、キャリアチェンジを検討すべきサインです。
4
常に勉強が必要【職種の問題】
株式・債券・為替・世界経済——市場は土日祝日も止まりません。業務時間外にも情報収集が必要で、資格取得(証券外務員・FPなど)の勉強も求められます。
【職種の問題】に分類される理由:金融の勉強を「苦痛」と感じるか「楽しい」と感じるかは、証券営業の向き・不向きを分ける根本的な分岐点です。「勉強自体がつらい」という場合、これは環境を変えても解決しない職種的な問題です。
📣 支援事例①
私が支援してきた転職者の中に、大手証券会社のリテール営業を3年務めた28歳の男性がいました。「毎朝のテレアポがつらい」「断られ続けることへのストレスが限界」と相談に来られた方です。
詳しく話を聞くと、「営業そのものは好き。ただ、押しつける感じの金融商品販売が自分には合わない」ということがわかりました。彼のきつさの正体は「職種の問題」ではなく、「環境の問題(会社の営業スタイルとの不一致)」でした。
その後、法人向けのソリューション営業職へ転職。現在は年収を100万円以上アップさせ、「やっと営業が楽しいと思えるようになった」とおっしゃっています。
じゃあ証券営業の「良いところ」は何なの?メリットも正直に伝えます
まず、最も重要なことをお伝えします。証券営業はきつい仕事ですが、続けた人間が得られるリターンは業界トップクラスです。きつさだけで判断せず、メリットもフラットに見てください。
年収が高い
証券会社の平均年収は約513万円で、業種別ランキングでトップ3に入ります。(出典:マイナビ転職エージェント調査)大手証券では30代で年収1,000万円超えも珍しくなく、インセンティブ制度によって20代のうちから高収入を狙える環境です。
・新卒〜3年目:400〜550万円(基本給+賞与)
・5〜10年目(成績次第):700〜1,200万円
・大手30代管理職:1,000万円超えも
(出典:doda・2025年、マイナビ転職エージェント調査)
金融知識が身につき、転職市場での価値が上がる
証券営業で培った金融知識・営業力・富裕層対応スキルは、転職市場で高く評価されます。M&A仲介・外資系保険・IFA・フィンテック企業など、証券出身者を積極的に採用する業界は多数あります。
成果が数字ではっきり見える
プロセスではなく結果で評価される世界なので、「頑張ったのに評価されない」という理不尽が起きにくい構造でもあります。結果を出した分だけ給与・昇進に直結するため、成果主義が合う人には非常にやりがいのある職場です。
証券営業に向いているのってどんな人?チェックリストで確認しよう
まず、最も重要なことをお伝えします。「向いている・向いていない」を感覚で判断するのではなく、以下のチェックリストで客観的に確認してみてください。
以下のうち、5つ以上当てはまる方は証券営業への適性が高いといえます。
- □ 断られても引きずらず、すぐに気持ちを切り替えられる
- □ 数字やデータを読むのが好き、または苦にならない
- □ 経済ニュースや株式相場が自然と気になる
- □ 富裕層・経営者と話すことに萎縮しない
- □ 結果で評価される環境にやりがいを感じる
- □ 勉強・資格取得を継続できる自制心がある
- □ 体力に自信があり、長時間労働にも対応できる
コミュニケーション能力が高い人
話す力だけでなく「聞く力」が重要です。顧客の資産状況・ニーズ・不安を引き出すヒアリング力が、契約につながる最大の武器になります。
向上心が高く自ら学べる人
毎日の相場確認・資格取得・知識のアップデートを「義務」ではなく「楽しみ」と感じられる人は、証券営業で長く活躍できます。
精神的にタフな人
断られること・怒鳴られること・ノルマのプレッシャー——これらを「仕事の一部」として受け入れられるメンタルの強さが、長期的なパフォーマンスを支えます。
ZZ
「辞めるべき?残るべき?」——判断の基準はここにあります
まず、最も重要なことをお伝えします。「きつい=辞めるべき」ではありません。きつさの原因が「環境の問題」なのか「職種の問題」なのかで、取るべきアクションはまったく違います。
【環境の問題】→ 転職で解決できる可能性が高い
✔ 上司・チームの雰囲気が合わない
✔ 残業が多すぎて体が持たない
✔ ノルマの設定が理不尽に感じる
✔ 会社の営業スタイルが自分の価値観と合わない
【職種の問題】→ キャリアチェンジを検討すべき
✔ 断られること自体がどうしても慣れない
✔ 金融商品の勉強が苦痛でしかない
✔ 人のお金を扱うことに責任の重さを感じすぎる
✔ そもそも「営業」という仕事が自分に合っていない
📣 支援事例②
私が支援してきた転職者の中に、地方の証券会社で5年間リテール営業をしていた31歳の女性がいました。「毎日がつらくて、もう証券会社はもちろん、営業職自体を辞めたい」という状態で相談に来られました。
話を深掘りすると、「金融の知識を活かして人の役に立ちたい気持ちはある。ただ、ノルマのために顧客に不必要な商品を売らされることへの嫌悪感が限界」というのが本音でした。
これは職種の問題ではなく、会社の販売文化という「環境の問題」。その後、IFA(独立系ファイナンシャルアドバイザー)に転職し、現在は「お客様のために本当に必要なものだけを提案できている」と充実した日々を過ごしています。
「辞めるべきか、続けるべきか」——この判断を一人で抱え込む必要はありません。アゲルキャリアでは、LINEで24時間無料相談が可能です。面談時間は10時間以上、最短1週間での内定実績もあります。まずは「自分の市場価値がどのくらいか」を確認するだけでも構いません。
証券営業を辞めた人は、どこに転職しているの?
まず、最も重要なことをお伝えします。証券営業で培ったスキルは、多くの業界で高く評価されます。辞めてしまったら何も残らないのではと心配する必要はありません。
① M&A仲介会社
証券営業出身者が最も多く転職する先のひとつ。金融知識×高い営業力が直接活かせる職種で、年収アップを狙いやすい。
② 外資系生命保険
富裕層向けの保険提案は証券営業と親和性が高く、完全歩合制で高収入を狙える。独立志向の強い人に人気。
③ IFA(独立系ファイナンシャルアドバイザー)
特定の証券会社に縛られず、顧客本位のアドバイスができる。「会社の都合で商品を売らされることへの嫌悪感」がある人に向いている転職先。
④ 法人向けソリューション営業
IT・人材・コンサルなど、証券以外の法人営業職へのキャリアチェンジ。証券営業で鍛えられた「数字への強さ」「タフなメンタル」が評価される。
⑤ フィンテック・金融系スタートアップ
金融知識+ベンチャー環境を求める人に人気の選択肢。成長市場のため、若いうちからキャリアの幅を広げたい人に向いている。
今すぐやるべきことは何ですか?
この記事を最後まで読んでくださったということは、現状に何かしらの引っかかりを感じているのだと思います。
繰り返しになりますが、「きつい=今すぐ辞めるべき」ではありません。ただ、「きつさの正体」を明確にしないまま時間だけが過ぎていくのが、一番もったいない状態です。
まず、自分の市場価値を確認してください。転職するかどうかの判断は、その後でいい。
LINEで24時間いつでも相談可能
面談時間は10時間以上(業界最長水準)
最短1週間での内定実績あり
完全無料・強引な勧誘なし
「転職するかどうかを決める前に、まず話を聞いてほしい」という方も大歓迎です。
よくある質問(FAQ)
証券会社の営業は何年続ければ一人前と言われますか?
一般的には3〜5年が目安とされています。1〜2年目は新規開拓の基礎を叩き込まれる時期で、3年目以降から既存顧客の深耕や大型案件の担当が増えてきます。ただし、入社3年以内の離職率が非常に高い業界でもあるため、「3年続けられるかどうか」がひとつの分岐点です。
証券営業の残業時間はどのくらいですか?
会社・部署によって大きく異なりますが、大手証券のリテール営業では月40〜100時間の残業が発生するケースが多いとされています。繁忙期(月末・IPO時期など)にはさらに増える場合もあります。一方、ネット証券やIFAに転職すると残業が大幅に減る傾向があります。
証券会社の営業を辞めたいのですが、転職は難しいですか?
証券営業出身者の転職市場での評価は非常に高いです。数字に強い・精神的にタフ・富裕層対応ができるというスキルセットは、M&A仲介・外資系保険・法人営業など多くの職種で評価されます。「辞めたら何も残らない」という心配は不要です。
証券営業は未経験でも転職できますか?
可能です。証券外務員(一種・二種)の資格は入社後に取得できる会社がほとんどで、金融知識ゼロからスタートする中途採用者も多くいます。ただし、体育会系の文化が残る会社が多いため、営業経験・コミュニケーション能力・精神的なタフさは問われます。
証券会社に向いていないとわかったら、どんな仕事に転職すべきですか?
「営業自体が合わない」という場合はキャリアチェンジが有効です。証券で培った金融知識を活かすならファイナンシャルプランナー・銀行の資産運用担当・フィンテック企業などが選択肢になります。「営業は続けたいが金融商品の押し売りが嫌」という場合は、法人向けソリューション営業や人材業界への転職が向いています。
証券会社の営業職のやりがいは何ですか?
最も多く挙げられるのは「顧客の資産が増えたときの喜びを一緒に感じられること」です。また、経営者・富裕層など普段出会えない人たちと深い関係を築けること、金融知識が自分の資産形成にも活かせること、成果が給与に直結することなども、証券営業ならではのやりがいとして挙げられます。
簡単な10問の質問に答えるだけであなたの適職と強みがわかる!
「今の仕事、合ってる?」そのモヤモヤ、1分で解消しませんか?
毎日頑張って働いているけれど、ふとよぎる「このままでいいのかな」という不安。 もしかすると、あなたの才能がもっと輝く場所は、別の職種にあるかもしれません。簡単な10問の質問に答えるだけで、AIがあなたの適性を分析し、自分に向いている職種をズバリ判定します!
簡単な10問の質問に答えるだけであなたの性格タイプと強みがわかる!
自分を動物に例えると…? 1分でわかる「性格」診断!
職務経歴書や面接対策で必ず聞かれる「あなたの強み」。 いざ言葉にしようとすると、「本当にこれが強みと言えるのかな?」「自分に合った仕事ってなんだろう?」と迷ってしまうことはありませんか?難しい記述は一切なし。たった10問の質問に答えるだけで、あなたのビジネスにおける性格タイプを動物に例えて診断します。
話題沸騰中の人気診断ツール
今の仕事、本当にあなたに合っていますか?
転職活動で最も避けたい「ミスマッチ」。 失敗しないキャリア選びの第一歩は、自分自身の特性を客観的に把握することから始まります。「64タイプ性格診断」X 「適職診断」。後悔のない転職のために。まずは自分の適性を確かめてみませんか?
SHARE この記事を友達におしえる!


