【転職】保険営業を成功させるコツとは?商談やアポ取りの注意点など徹底解説!
保険営業をしていると、契約を増やせずに成果が出ないこともあります。
そのようなときは一体どうしたらよいのでしょうか。
成果が出ないことに焦って、闇雲に営業をかけてもあまり意味はありません。
それよりこれまでのやり方に問題はなかったのか、改善点はないのか一度立ち止まって考えてみる必要があるかもしれません。
そこで、今回は成果がふるわないときの保険営業に関するコツを説明します。
ぜひ営業活動の参考にしてお役立てください。
【保険営業のコツ】保険営業で知っておくべき前提
保険業で営業する上で必要なことは、まずアポ取りです。
アポイントを取れれば、お客様に直接営業ができるため、契約につながりやすくなります。
言い換えれば、アポイントを取れなければ、保険営業の仕事は必ず行き詰まってしまいます。
しかし、アポ取りをする際は事前に知っておくべきことがあります。
それは、アポ取りの成功率やお客様の心理状態です。
これから紹介する前提をしっかりと理解して、アポ取りの成功率を高めていきましょう。
アポ取りの成功率は3%〜10%
保険営業のアポ取りの成功率は、高くても10%ほどしかないといわれています。
テレアポの経験年数や習熟度によって数値も変わり、初心者の場合だと不慣れな点も多いため、成功率は低くなってしまいます。
テレアポの成功率は高くても10%、低ければ3%程度であることは、しっかりと念頭に置いておきましょう。
また、断られた際に自信をなくしてしまうと、次のトークにも影響がおよんでしまい、さらに成功率を下げてしまいます。
以上のことから、断られても落ち込む状況を作らないように意識していきましょう。
また事前にアポ取りの成功率を把握していると覚悟も違ってきます。
したがって、成功率の低さは知っておくべき前提だといえるのです。
お客様にとって保険営業は面倒
保険会社はご自身が勤めている企業だけではありません。
そのため、お客様に対してアポを取ろうとしてくる企業は数多くあります。
また、その影響でお客様は保険営業を何回も受けている可能性が高く、面倒に感じている方も少なくありません。
これを理解しておくことで、営業を掛ける姿勢や対策を考えられます。
例えば、お客様が「面倒くさい」と思っているのにもかかわらず、粘って営業をしたとします。
その際、一度身を引いたほうがその場で成約しなくても、後日成約になる可能性が高い傾向です。
粘って営業しても、お客様も感情的になってしまうため、今後一切保険に入らない可能性もあります。
このように、最初からお客様が保険営業は面倒だと思って対応すると、成約率も上がるでしょう。
お客様は警戒心を抱いている
お客様が営業を受けるのは、保険商品だけではありません。
ときに、他業種からも営業を受けることがあります。
なかには悪徳業者もいるため、お客様は「何かを売りつけられるのではないか」と警戒心を抱いているのです。
警戒心を抱いたまま、保険契約に踏み切るお客様は存在しないでしょう。
もし仮に存在しても、極わずかでしょう。
つまり、警戒心を解くようなコツやトークを考えなければならないのです。
また、多くの保険商品は高額な商品です。
「トーク内容に問題はないか?」「ハキハキと話して、快活な印象を与えられているか?」などを事前にしっかりとチェックして、お客様が警戒しないトーク術を身に付け、成約率を高めていきましょう。
保険の成約は月平均に何件なのか
保険営業のノルマが月平均に2件なことを把握しておく必要があります。
ただし、月平均2件は容易な任務ではありません。
その理由として、多くの人々はすでに生命保険に加入しているため、新たな顧客を見つけることが困難なことが挙げられます。
さらに、成約率が2%と仮定すると、100件のアポイントメントが必要になります。
このため、ノルマ達成のためには何件のアプローチが必要なのかを逆算し、行動に反映させなければいけません。
月に必要な成約件数が平均2件なことを把握しておくことで、適切な数のアプローチが行えるため、成約につながる可能性が高まります。
ノルマ達成には計画と努力が必要であり、営業担当者は熟練したセールステクニックと市場の動向を把握する能力を持ち、成約率の向上を目指していかなければなりません。
【保険営業のコツ】保険営業で成果を上げるコツ
保険営業で成果を上げるには次の6つのコツがあります。
- 見込み客探しに先入観をもたないようにする
- 見込み客探しだけではなく、見込み客を育てる意識をもつ
- 見込み客の生命保険への関心度を高める
- 雑談を取り入れて話を聞いてもらえる環境を作る
- ヒアリングシートを活用する
- クロージング時に、保険に加入するとどうなるかを具体的に伝える
まず、見込み客探しでは、先入観をもたないようにし、あらゆる人にアプローチする姿勢が重要となります。
見た目や経済状況にとらわれず、誰もが潜在的な顧客となり得る可能性を意識しなければいけません。
見込み客を育てる意識も忘れてはいけません。
見込み客を見つけただけでは成果に結びつかないことも多いため、見込み客を育てて、関係構築や信頼の構築を行うことが重要です。
定期的なコミュニケーションや情報提供などを通じて、顧客のニーズに対応し続ける意識を持ちましょう。
見込み客が生命保険に関心を持つようにすることも必要です。
適切な情報や資料を提供し、保険のメリットや将来のリスクへの備えの重要性を伝えましょう。
見込み客とのコミュニケーションでは、雑談は重要な要素です。
相手の関心や興味を引く話題を見つけ、リラックスした雰囲気の中で話を進められます。
相手が話しやすい環境を作り出し、信頼関係を構築しましょう。
効果的なヒアリングには、ヒアリングシートの活用が役立ちます。
必要な情報を整理し、見落としの軽減が可能です。
顧客のニーズや要望を正確に把握し、適切な提案を行うために、ヒアリングシートを使いこなしましょう。
最後に、クロージング時には、見込み客に保険に加入することの具体的なメリットを伝えることが重要です。
例えば、保険に加入することで将来のリスクに備えられる安心感や家族の経済的な安定、医療費や教育費のカバーなどの具体的な金額を説明します。
【保険営業のコツ】テレアポのコツ
保険営業は顧客数と一人一人の契約金額に応じて給与が左右されますから、まずは顧客数を獲得するためのテレアポからスタートします。
テレアポはお断りされることも多く、メンタル的にもきついと感じやすい業務ですが、ここでめげていては将来稼げる保険営業になることはできません。
そのためにまずはテレアポのコツを知って、効率よく顧客を獲得していきましょう。
なお、テレアポのコツとして抑えておきたいことは以下7つです。
・常にお客様に寄り添う姿勢を見せること
・不快感を与えない話し方を意識すること
・話はできるだけ簡潔に&わかりやすく伝えること
・最初から保険を売り込まないこと
・アポ取りの時期を見極めること
・電話中は会話内容のメモを取ること
・クロージングのタイミングを意識すること
以上を踏まえて、トークスクリプトを3つほどご紹介します。
ぜひ次のテレアポで実践してみてください。
トークスクリプト1
顧客「少しだけなら大丈夫ですよ。」
営業「今回ご紹介させていただきたいのが◯◯というプランなのですが、今ご加入の保険よりも掛け金がお安くなる可能性がございます。掛け金などコストについてのお悩みはございませんか?」
顧客「正直少し高いとは感じていますが。」
営業「でしたらぜひお話聞かせてください。ちなみに、今の保険をお選びなさったポイントは何だったのでしょうか?」
顧客「知り合いに勧められたのでなんとなく加入しました。」
営業「では具体的なプランについては、お知り合いの方が全てプランニングされたということでしょうか。でしたら、一度お見直しから始めてみてはいかがでしょうか。もちろん、見直しをした上で無理にご加入をおすすめするつもりはありません。30分程度お時間いただければ金額とプランがご提案できると思うので、ぜひお時間くださいませ。」
電話営業はだらだらと話されることに嫌気が差しているお客様が多いので、「短い時間で大丈夫ですよ」という姿勢で伝えるとイエスがもらいやすいです。
トークスクリプト2
顧客「そうなんですね。」
営業「はい。このようなケースは実はたくさんありまして、万が一の時に多額の医療費を払うことにならないよう、皆様に負担額の少ない範囲でおすすめしている医療保険がございます。それが◯◯というプランで、お客様のご状況に合わせて負担の少ないプランからご提案しているので、一度ご提案の機会をいただけませんでしょうか。
顧客は保険に対して「高い」「無理に進められる」というイメージを持っているものの、万が一の時に絶対に失敗したくないという気持ちが強いことは事実。
失敗事例を出すときは、できるだけその顧客と近い年齢の方の事例を出すとわかりやすいです。
トークスクリプト3
顧客「なんとなく聞いていますがどういうご用件ですか?」
営業「ありがとうございます。実は、先日◯◯様のお話をお伺いしたところ、◯◯様も同様のお悩みがあると伺いまして、医療保険の掛け金と入院時のサポート内容についてお悩みとのことで。」
顧客「そうですね。内容が薄いわりには少し高いと感じています。」
営業「それではぜひ内容のお見直しから始めてみませんか?お求めの内容にに応じて、できるだけ負担が少ないプランでご提案できるようにいくつかプランをお作りいたします。30分ほどお時間いただければ幸いなのですが、来週や再来週あたりでご都合のよろしいお日にちはございますでしょうか。」
先に紹介者の名前を出した方が、ガチャ切りされてしまうリスクも無くなります。
アポ取りの注意点2つ
見込み客を作った後はアポ取りが必要になります。
アポイントメントの場でどれだけアピールできるかが成約率を上げるカギとなるでしょう。
アポ取りの注意点を2つ紹介します。
いずれもアポイントメント前の事前準備として必要な内容のため、アポ取り後に忘れずに対処するように心がけましょう。
リマインドを必ず行う
アポ取りのポイントとして、リマインドは重要です。
リマインドは、アポイントメントの確認や再確認をするために連絡を行うことです。
まず、アポイントメントの確認では、相手に対して予定の日時や場所を再度伝えることで、双方が約束を覚えておけるほか、ミスコミュニケーションや勘違いを防ぐ効果もあります。
メールなどの形に残る手段で確認をしておきましょう。
また、アポイントメントの直前には、再確認のリマインドを行うとより確実です。
相手にアポイントメントが控えていることを再度伝え、相手がアポイントメントを忘れることを防げるため、双方の時間や労力が無駄になりません。
効果的なリマインドのポイントは、内容が明確に伝わることと、適切なタイミングでのリマインド、相手のスケジュールや優先事項に配慮することです。
自社の強みを把握しておく
アポ取りの注意点として、事前に自社の強みを把握しておかなければいけません。
保険商品は競合他社が多く、商品ごとの違いが分かりにくい傾向です。
そのため、アポイントメントの場で自社の独自性や強みを明確に伝える必要があります。
自社の強みを明確にするためには、保険商品の特徴や提供する価値を徹底的に分析しましょう。
自社の商品が他社と異なる点や、他社よりも優れた点は何かを特定します。
それにより、顧客に対してなぜ自社の保険商品を選ぶべきかの説明が可能です。
さらに、自社の強みを具体的な数値やデータで裏付けることも重要です。
具体的な数値や統計データを活用して、自社の保険商品がどれほどのメリットを提供できるのかを示しましょう。
自社の強みを把握しておくことは、アポ取りの成功に直結します。
顧客は選択肢が多い中で、保険商品の選定理由を明確にしたいと考えています。
自社の独自性や優位性を明確に伝えることで、顧客の関心を引き、信頼を築けるでしょう。
【保険営業のコツ】商談のコツ
商談率を上げてトップ営業を目指したい方は、事前準備からクロージングまで綿密な商談設計を立てることをおすすめします。
保険商品は人生を左右する大事な選択と言っても過言ではありません。
そのため、お客様は少しでも不安があると契約の決定には至らないでしょう。
だからこそ保険営業は不安のないスムーズな商談ができるように商談設計を立てておくべきなのです。
巧みなトーク術よりも、成約までどういうストーリーで提案していくかシナリオを作るイメージで準備を徹底することの方が重要です。
ここからご説明するのは、商談設計について。
一つ一つのフェーズで大事にしていただきたいところをまとめたので、ぜひ参考にしてください。
事前準備の徹底
保険営業で成果を出すには、入念な事前準備が不可欠。
有能な営業パーソンは事前準備をお怠りません。
先ほどもご説明した通り、お客様は少しでも不安が残ると契約を決めることができません。
円滑に商談をして早い段階で「イエス」がもらえるようにするには、事前準備を徹底することから始まります。
以下、保険の営業にはどのような事前準備が必要なのかを解説していきます。
自社の商材と競合の商材を研究する
まず、自分が販売する保険商品への理解は必須事項です。
お客様から何かを質問されたときは必ず、質問された内容にはっきり回答し、答えに詰まるようではいけません。
自分が販売している保険に関する商品知識が足りないのであれば、保険の営業としては勉強不足としか言いようがないでしょう。
また保険商品の特徴は、競合他社から似たような商品がたくさん出ている点です。
自社の保険商品と、競合他社との違いから自社の魅力を伝えられれば、相手も自社の商品を魅力的に思うはずです。
実際に客先を訪問する前に、自社の保険商材と競合他社の商材の特徴や違いを徹底的に研究してください。
お客様には、競合他社と比較することで自社の魅力を知ってもらいましょう。
顧客に保険のメリットを感じてもらう
お客様が保険に加入するのは、お客様にとってメリットがあると感じているからです。
メリットがないと思われてしまうと、契約まで商談を進められません。
しかし保険商品は、少し説明されただけではどういった利点があるのか分かりにくいものです。
自社の保険商品の特徴を研究した上で、保険に加入すると顧客が得られるベネフィットを提示しましょう。
このとき提示するベネフィットが具体的でなければ、顧客はなかなか自分のこととして考えられません。
そのため、医療費や給料・保険で受け取れる金額を具体的に提示してください。
具体的な金額を提示すれば、顧客も自分が保険に入ることで得られるベネフィットを理解でき、納得してもらえるはずです。
商談の準備を徹底的にする
実際にお客様が契約してくれるかは、商談がどれだけスムーズに進むかにかかっています。
商談をうまくまとめるためには、徹底的な準備が不可欠です。
お客様にお見せする資料は、不足がないようにしっかり準備しておかなければなりません。
また商談の内容に関しても、どのような質問をされてもいいように入念な準備が必要です。
そして、商談は最初から最後まで保険の話をしているわけではありません。
最初はアイスブレイクといって、その場の緊張をほぐすような軽い雑談から始まります。
商談をうまく進めていくためには、アイスブレイクの準備も欠かせません。
有能な営業パーソンは、商談の前には徹底的に準備することでお客様からの信頼を得て、契約を勝ち取ります。
先輩や同僚とロープレをする
保険営業の最前線はやはり商談です。
しかし、商談は経験を積んだ者でもまったく緊張せずに進めていくのは難しいでしょう。
保険の営業を始めたばかりで、商談に慣れていない人であればなおさらです。
今は有能な営業パーソンであっても、最初から商談で成果をあげていた人などほとんどいません。
商談で成果を上げるには、コツコツ練習することが一番の近道です。
そのためには、先輩や同僚の力を借りてロープレをすることがおすすめです。
ロープレで実際の商談の流れをつかみましょう。
ロープレに参加した先輩や同僚からは、自分では気が付かなかった問題を指摘してもらえるかもしれません。
地道な練習を繰り返して、商談の流れを確認し、成果をあげていけるようにしましょう。
【保険営業のコツ】保険営業で成果を出すためのコツ【初回訪問編】
自社と競合他社の研究や商談の準備が終わったら、いざ初回訪問です。
しかし、ここで結果を出そうと焦ってはいけません。
1回目の訪問では営業トークを控えておきましょう。
前もって準備したのですから、どんどん営業をかけていきたい気持ちも分かりますが、最初から営業トーク全開でいくのはおすすめできません。
それは、お客様との信頼関係がまだできあがっていないからです。
初回訪問では営業トークをせずに、顧客との信頼関係を築くことに専念しましょう。
売り込みはタイミングを見極める
お客様と会ったら、すぐにでも営業活動を開始したい気持ちは理解できます。
しかし、会ってすぐは売り込みをかけないようにしましょう。
なぜかというと、顧客との信頼関係を作り上げる前に営業トークをしても、相手には不信感しか残らないからです。
もし仮に自分が顧客だったとすれば、会ってすぐに営業トークを始めるような人はあまり信頼できず、保険を契約する気にはなれないでしょう。
営業で成果を出すのに一番大切なことは、顧客との信頼関係を構築することです。
そのため、最初は営業トークを封印して、お客様に信用していただけるまではぐっと我慢しましょう。
最初はアイスブレイクから始めることがおすすめです。
アイスブレイクとは、お客様と打ち解けるために雑談から始めることです。
個人のお客様なら以下のような話から始めると良いでしょう。
・お子様のいるお客様…お子様とっても可愛いですね!私にも同じくらいの姪っ子がいまして〜。
・既存顧客からの紹介の場合…◯◯様とはゴルフのつながりと聞きました。一緒にやられて長いんですか?
このように、相手が答えやすい内容であればなんでも構いません。
ただし、政治・宗教・野球関連の話はビジネス界ではタブーとされているので避けましょう。
雑談から顧客の潜在的なニーズを引き出す
先ほどご紹介したアイスブレイクが重要であるというように、お客様と保険営業の人間関係は雑談から始まります。
最初は、天気やその街の情報など、ほんのささいな雑談しかしてもらえないかもしれません。
しかし、お客様が次第に営業パーソンに気を許すようになると、自分自身やご家族の話なども出てきます。
お客様がご自分やご家族の話をしてくれるようになったら、顧客の潜在的なニーズを引き出すチャンスです。
子どもが生まれた、周囲に大きな病気やケガをした人がいた、そういった普通の雑談のなかに顧客の潜在的なニーズが隠されているかもしれません。
お客様が自分やご家族のことを話してくれるのは、保険の営業パーソンを信用し始めている証拠でもあります。
顧客の雑談をよく聞いて、潜在的なニーズを見つけましょう。
お客様の意見を尊重する
商談の鉄則として覚えていただきたいことが、まずは相手を肯定するということです。
お客様と信頼関係を築くためには、相手の選択に対して否定してはいけません。
誰でも自分の選択を否定されたら、嫌な気持ちになります。
特に家族や友達でもない保険の営業パーソンに否定されたら、もう個人的なことは何も話してくれなくなるかもしれません。
それほど自分の選択を否定されるのは、嫌なものかもしれないです。
しかし、お客様の選択に対して否定的な発言をしなければ、相手は気分が良くなるでしょう。
営業パーソンに対してさらに打ち解けて、自分のことを話してくれるようになる可能性もあります。
まずは肯定して話を聞いた上で、「プラスアルファこういう提案もあるのですが」と別案として営業側の意見を伝えてあげるとスムーズです。
顧客のライフプランをコンサルティングする
保険とは、契約したお客様やその家族の人生を左右する可能性が十分にあります。
そのため対話を重ねるうちに、相手の人生に踏み込んだ内容を話すことも十分に考えられます。
お客様に最適な保険商品を紹介するためには、相手のライフプランに関する念入りなヒアリングが必要となるからです。
顧客のライフプランをコンサルティングするときは、保険の営業パーソンは顧客の人生に本気で向き合わなければなりません。
あなたが本気で対応したことに満足すれば、信頼関係構築の一助となるのです。
お客様の数だけ、それぞれのライフプランがあります。
そのお客様一人ひとりに、自分の家族や友人に対するのと同じくらい真摯に対応してください。
【保険営業のコツ】保険営業で成果を出すためのコツ【訪問2回目編】
1回目の訪問では、営業トークは控えなければなりませんでした。
ここからは訪問2回目の保険営業に関するコツを紹介します。
まず、ようやく営業トークができるようになっても、決して相手に無理強いしてはいけません。
お客様が本当にその保険商品に興味をもっているのか確かめる必要があります。
興味のないものをいくらすすめても契約には至りません。
クロージングの段階に入っても、無理に契約をすすめないようにお客様の様子を見て判断しましょう。
トークの組み立てを意識する
クロージングとは契約を結ぶことと、そこに至るまでのプロセスのことを指しますが、クロージングは早い段階でおこなってはいけません。
なぜなら、あなたの営業トークで保険に興味をもっても、二つ返事で契約してくれるようなお客様はいないからです。
どのようなお客様であっても、保険の契約までには相当悩むはずです。
しかし、契約しようかどうか悩んでいるお客様に無理矢理クロージングをするのは逆効果になるでしょう。
悩んでいるお客様に対する猛プッシュは売り込み感が出てしまい、お客様はあなたのことを信頼しなくなってしまうおそれもあります。
無理強いするのではなく、あくまでもお客様を契約まで誘導し、お客様自身の意志で契約したと思ってもらえるようにしましょう。
「契約させられそうだ」と思われたら、そこで信頼関係は崩壊してしまいます。なお、お客様が悩んでいる間の”テストクロージング”についてはやっておいた方が良いでしょう。
テストクロージングは、最終クロージングの前にテスト的に行うものです。 例えば「ご提案していたAとBのプランなのですが、強いていうならどちらが良いですか?」など、最終決断を求めないクロージングです。
これを行っておくことで、お客様側は「どっちにしようかな」と、いずれかに決める可能性が高くなります。
お金の話は控えめにする
保険契約は大金が動きます。
だからといって、お金の使い道に言及してはいけません。
保険の使い道は、夢にあふれたワクワクする内容であるかもしれませんが、全ての場合がそうだとは限らないです。
お客様にとってワクワクすることではない場合もあります。
そのようなときにお金の使い道に言及されてしまったら、お客様としては逆に購買意欲をダウンさせてしまう可能性があるでしょう。
保険には「不幸なことが起きたときのための準備」のイメージがあるかもしれません。
しかし、本来はお客様の人生を守るものです。
お客様の人生を守り、夢を実現するための助けになるのもまた保険といえるでしょう。
お客様には、お客様自身の夢をクロージングすることが大切です。
他社とフェアな比較をする
何度も繰り返してきたように、保険の営業で一番大切なのは顧客との信頼関係です。
自社の保険商品を契約してもらうことだけがゴールではありません。
そのため、お客様の保険商品を紹介するときも自社の保険だけでなく、他社の保険商品もフェアに比較検討しましょう。
その結果、他社のほうがよければそちらをおすすめしてください。
お客様にとってベストな保険をおすすめするのが、保険の営業パーソンの務めです。
営業での一番の目的は顧客との信頼関係の構築なので、信頼してもらうにはあえて他社をおすすめするのが良いケースもあるでしょう。
他社の商品をすすめられたお客様は、本当に自分のことを第一に考えていてくれるのだと感じ、今後も信頼してくれるかもしれません。
潜在客のリストを作成しよう
見込み客を作る方法として、潜在客のリスト化があります。
潜在客をリスト化することで、営業活動の効率的な展開が可能です。
まず、潜在客から見込み客になるまでを段階的にランク分けします。
興味の度合いやニーズの具体性などを考慮して、優先度やポテンシャルに基づいてランクを付けましょう。
次に、ランクを含めた職業や家族構成などの情報に基づいて、潜在客をリスト化します。
顧客管理システムやExcelなどのツールを使用して、顧客情報を整理・管理しましょう。
リスト化した後は、ランクやそのほかの情報に基づいて、アプローチ方法を考えます。
ランクの高い潜在客には直接の面談や個別の提案を行い、関心度を高めるなどのアプローチがあるでしょう。
リストは常に更新されるべきであり、営業活動を継続的に行う上で重要となります。
新たな情報や動向を把握し、見込み客との関係を深めるために、リストを定期的に更新しましょう。
【保険営業のコツ】保険を売るのが難しい4つの理由
「保険を売るのは難しい」と言われることが多い傾向です。
なぜなら、保険業界も数多くの企業があり、競い合っているからです。
また、通常の商品と比べ、劣化することや消耗することもありません。
それ以外にも、保険商品を売るのが難しい理由は、複数存在しています。
しかし、保険営業の仕事をしている以上は、保険を売っていかなければいけません。
ここでは、保険を売るのが難しい理由と対策を、くわしく紹介していきましょう。
保険の仕組みが難しく面倒だから
保険には生命保険や火災保険などいろいろな種類があることに加え、詳細や金額などもさまざまです。
それにより、保険の必要性を感じていても仕組みが分かりにくく「考えるのが面倒であるため、購入しない」という人も多くいます。
ここで重要なのは、「できるだけ分かりやすく保険を解説する」ことです。
お客様が求めている保険なのか、予算に問題はないかなど、お客様が求める保険を分かりやすく解説することで成約につながりやすくなります。
最初から保険の仕組みを説明するのではなく、見込み客を育てることを意識して、少しずつ保険の重要性を理解してもらうことが必要です。
他社との差別化が図りにくいから
保険とは手に取ることもできなければ、形を見ることもできない商品です。
つまり、保険は他社との差別化を図りにくいため「売るのが難しい」と言われています。
そのため、顧客が自社の保険を成約してくれるための理由を作らなければ、保険は売れません。
ここで必要なことは、同業他社との違いを把握しておくことです。
保険の内容だけではなく、加入後の対応やサービスなど、他社との違いを幅広く把握して理由を見つけましょう。
また、お客様が「ほかの保険会社と何が違うのか」とたずねた際に、明確な返答ができると成約率も上がります。
このときにあいまいな返答をしてしまうと、お客様も加入してくれません。
保険営業とは「常に他社商品の研究が欠かせない職業」です。
クロージング時に、他社との差別化を具体的な金額面で説明することで、より成約率が上がる可能性があるため、意識しておく必要があります。
信頼されないと売れないから
保険は、日常生活で起こるさまざまな問題へ備えるために必要なものです。
問題には生命に関わることもあり、費用も長い年月支払っていくため、保険会社選びは非常に重要です。
そのため、顧客は保険会社に安心感や信頼性を求めてくるでしょう。
また、商品の差別化をしにくいからこそ「信頼できる人のところで契約したい」という人も多くいます。
したがって、信頼を得るには、営業トークで顧客の心をつかむことが重要です。
また、普段から雑談を積極的に行い、顧客とのプライベートな関係を構築しておくことも重要となります。
もし、顧客の心をつかめなければ契約も取れません。
つまり、ほかの営業パーソンとスキルの差があれば、そのまま営業成績の差につながってしまいます。
信頼できるトーク術を学び、お客様の心をつかめるようにしていきましょう。
常に新規顧客を確保しなければならないから
常に新規顧客を獲得しなければならないことも、保険を売るのが難しい理由の一つです。
保険営業は、人々にとってうっとうしいものと思われていることが多い傾向があります。
保険に関する情報やプランの理解には時間がかかり、手続きも煩雑です。
そのため、人々は保険営業を避ける傾向があります。
新規顧客の獲得は、多くの人にうっとうしいと思われていることを承知の上で営業しなければいけません。
また、新規顧客との信頼関係を築くためには、何度も足を運ぶ必要があります。
保険は人々の人生や将来の安全を守る重要な要素ですので、顧客は自身や家族の利益を守ってくれる信頼できる保険担当者を求めます。
そのため、営業担当者は新規顧客を獲得するために接触を重ね、顧客のニーズや状況を理解するために労力と時間を費やさなければなりません。
【保険営業のコツ】うまくいかない時に取るべき7つの行動
保険営業をしていて、なかなか成約につながらず上手くいかない時があるはずです。
お客様の需要に沿えないだけでなく、自分自身に問題があることも考えてみましょう。
対策すれば精神的に楽になり仕事の質も向上するはずです。
上手くいかない時に取るべき7つの行動を紹介していきます。
音声やノートに記録を残す
営業の仕方を改善することで成約につながりやすくなります。
「音声やノートに記録を残すこと」を実践してみてください。
毎回自分の話し方やお客様の様子を記録に残しておけば、振り返りがしやすく改善につながります。
上司や成績のいい営業マンに記録を見せてみると、フィードバックをもらえたり実践的なアドバイスが期待できます。
自分では気づかないこともあるはずなので、毎回記録を残すようにしましょう。
営業先を厳選する
「営業先の厳選」も重要です。
事前リサーチを徹底して営業先を見定めることで、無駄足や余計な手間を大幅に削減できます。
成約率を上げるためには、数をこなすことよりもなるべく成約してくれそうな相手に営業をかけることが重要です。
市場や今までの営業データを分析して傾向を把握し、無謀な営業活動にならないように工夫しましょう。
上司や同僚に質問する
営業で上手くいかない場合は「上司や同僚に質問すること」も効果的です。
仕事でうまくいかない事だけでなく、何か抱えている悩みや疑問を仕事仲間に質問してみてください。
アドバイスがもらえて悩みが解決したり、視野が広がって余裕が出たりするはずです。
1人で考え込んでいては答えに辿り着けないこともありますよね。
参考にするくらいのカジュアルな気持ちで気軽に質問してみましょう。
悩みや課題が共有できれば、チームワークの向上も見込めます。
表情や話し方を練習する
営業は印象次第で成績が変わります。
「表情や話し方を練習する」ことで、営業活動中の印象を変えることが可能です。
笑顔が少なかったりトーンが低かったりすると、お客様もあまりいい気持ちにはならないですよね。
話すときはトーンを高めにして感じよく話すことで、お客様も安心して話を聞いてくれます。
説得力向上にもつながるので、鏡を見たり他の人に協力してもらったりしながら繰り返し練習してみてください。
保険商品やサービスを勉強する
「保険商品やサービスを勉強すること」も成約率アップにつながります。
自社商品・他社商品に詳しくなれば、お客様に正確な情報を伝えられますよね。
商品の特徴を知ることで、需要との関連性も分析できます。
営業の際には自信を持ってプレゼンできるので印象アップにもつながるはずです。
勉強不足を感じている場合は、取り扱う商品について深く勉強してみましょう。
焦らずスキルアップすることに集中する
上手くいかない時は何をすればよいか分からなくなってしまう人もいるでしょう。
その場合は、目の前の仕事ややるべきことに集中してスキルアップするという意識を持ってみましょう。
今成績が上がらないのは単に自分の能力不足であるということも考えられますよね。
経験を積むことでスキルは徐々に向上します。
焦ってもメリットはなく、できることを確実にこなしていくことが最短経路です。
勉強や振り返りなどを活用して、確実にスキルアップをしていきましょう。
休みやリフレッシュを大切にする
上手くいかない時はストレスを感じますよね。
「休みやリフレッシュを大切にすること」も需要です。
仕事以外の時間に仕事のことで悩むことは望ましくありません。
むしろ完全に忘れてリフレッシュすることで、いいアイディアが浮かんだり仕事の生産性が上がったりします。
楽しいことをしたりリラックスタイムを積極的に取り入れたりしながら、ストレスを溜めないように工夫してみてください。
エージェントを利用しよう
転職を考えている方は、営業転職エージェントを利用しましょう。
登録は無料で、簡単に登録を行えます。
専門のアドバイザーが専属で相談に真摯に乗ってくれて、不安を改善できるだけでなく、ミスマッチを防げます。
面接もしてもらえて、選考に向けていい準備ができます。
本番のような面接の練習は滅多にできないので、非常に有意義です。
このほかにも転職する方に向けの情報が多く掲載されており、多くの疑問や不安を解消してくれます。
まずは簡単な登録を済ませて、一度確認してみましょう。
まとめ
保険の営業で一番重要なことは、顧客との信頼関係を築くことです。
そのためにはいくつかのコツもありますが、お客様と信頼関係が築けるまでは営業活動に移ってはいけません。
最初は雑談から始めて、営業トークは控えましょう。
商談のなかで、お客様の人生に踏み込むこともありますが、信頼を得るためには本気で向き合ってください。
また、無理に保険をすすめない姿勢も大切です。
あくまでも契約を決めるのはお客様ですので、無理なクロージングは避けましょう。
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