【営業職】新規開拓営業とは？メリット・デメリットや向いている人を徹底解説！

はじめに

営業職に関心のある就活生であれば、「新規開拓」や「ルート営業」といったワードを耳にすることも多いでしょう。

営業スタイルはさまざまですが、ほとんどの場合において新規開拓は必要になってきます。

ここでは新規開拓営業について、そのやり方や業務内容、新規開拓営業のメリット・デメリットについて考えていきます。

さらにどのような人が向いているのかという適性も紹介するので、参考にしてみてください。

新規開拓についてはこの記事を読めばしっかり理解できるはずです。

【営業職】新規開拓営業ってなんだ？

一言で営業職といっても、手法はたくさんあり企業や扱う商品サービスによってもやり方が異なります。

ルート営業と呼ばれる手段などがほかに見られ、さらに個人をターゲットにするものと法人客が相手になる営業とに分かれます。

いわゆる「BtoB営業（法人営業）」と「BtoC営業（個人営業）」です。

昔は「飛び込み営業」と呼ばれる方法が目立ちました。これは新規の客を探すために、一軒一軒叩いて回るというやり方です。非常に原始的ですが、この営業方法と新規開拓は似ている部分もあります。

すなわち顧客でない相手に顧客になってもらうために、営業活動を行うわけです。まずは新規開拓営業について、詳しく以下に見ていきましょう。

法人個人営業やルート営業についてさらに深く知りたい人はこちらの記事をご覧ください。

%%related_305993%%

%%related_305995%%

新規開拓営業とは

ルート営業の場合は、すでに取引のある顧客を訪問して回る形態です。

ただし会社によっては、ルート営業でも新規客をどんどん取らなければいけない営業スタイルのところも見られます。

新規開拓営業は、すなわちまったく初めましての個人や法人企業に商品サービスを売り込んで顧客になってもらうやり方です。 新規客を増やす営業方法と言えるでしょう。

新規開拓方法にはアウトバウンド型とインバウンド型があります。

アウトバウンドの場合は飛び込みや電話営業アポを取って、こちらから売り込みをしていく形です。

一方のインバウンドは、売り込みではなくイベントや問い合わせに答えるといった形式です。その中で顧客になってもらえるように営業していきます。インバウンドも奥が深く営業マンの実力が試されます。

新規開拓のメリット

なかなか勇気も要る新規開拓ですが、こうした営業手法を取ることで得られるメリットにはどのようなものがあるのでしょうか。

大きく、成果が現れやすいという点と失敗しても影響が少ないという点が挙げられます。

実力が成果として現れる

新規開拓営業を取り入れている会社では、給与に関しても売上によって報酬が増えるインセンティブシステムも目立ちます。

新規客を取ることができれば数字にも顕著に表れて、会社にも認めてもらえて報酬もアップするわけです。

このことからモチベーションが上がり社員の意欲も高まるというメリットがあります。

事務職などは頑張ってもあまり目に見えては成果がわからず、周りにも頑張りが伝わりにくいかもしれません。

それに比べると新規開拓営業は、非常に成果がはっきりしています。その分やりがいも感じやすいのではないでしょうか。

実力勝負ではありますが、できる人にとってはますます頑張りたくなる仕事と言えそうです。

失敗が許される

すでに決まっている取引先や顧客と接するルート営業などは、万が一ミスをするとその顧客を失ってしまう可能性があります。

自分の失敗が顧客損失につながると、それは自分だけの問題ではなく会社にとっても大変です。失敗が大損へと結びつくリスクがあるわけです。

しかしながら、新規開拓の場合は、うまくいかなくともはじめから顧客ではないので、そこまで会社への影響はありません。

自分自身も、気を取り直して次へと進めば良いことです。

ある程度の失敗は何事にも影響せず、大きな損害も生まれないのは新規開拓営業の気が楽なところです。

厳しさや大変さもありますが、ミスしても次があります。

新規開拓のデメリット

何事も、メリットもあればデメリットがあります。新規開拓営業に関して、デメリットについて考えてみましょう。

やはり強いメンタルやノルマを達成するプレッシャーなどは避けられません。

強いメンタルが必要

営業全般に共通して言えることですが、新規開拓の場合は特に相手は話さえ聞いてもらえないケースも多いです。

なんといっても初対面なので、営業というだけで警戒されてしまいます。

話を聞いてもらえなさそうでもなんとか明るくコミュニケーションを取って、前向きにやっていくメンタルの強さは欠かせません。

さらに断られても落ち込むのではなく、気持ちを切り替えて次へと行かなくては顧客は増えないでしょう。

うまくいかなかったからといってその都度その都度へこんでいたのでは、営業は務まりません。

暗い顔で次を当たってもうまくいかないので、常に明るくテンションを上げることも大切です。めげない心が必要な仕事であることは間違いないと言えます。

ノルマが課される

ノルマが与えられてインセンティブによる報酬制は、うまくいっているときは良いのです。

乗りに乗って契約が取れているときは、給与も上がる一方で意欲も高まります。

問題は、うまくいかないときです。新規開拓は、実力ある営業マンでも必ずしも成功するとは限らないのです。

ダメなときが続くと、課せられたノルマがプレッシャーに感じてどんどんしんどくなってしまいます。

仕事量も増えて、心身ともにきつくなりがちです。 新規開拓営業はルート営業よりも、ノルマ数値が課される傾向が高いのは否めません。

それをやりがいと取るか厳しさと取るか、その点にその人の向き不向きが表れるとも言えそうです。

【営業職】新規開拓に必要なスキル

新規開拓はなかなか難しそうに感じる人もいるでしょう。

数をこなすうちに身につくスキルもありますが、適性があるのも確かです。

新規開拓営業に必要な能力やスキルについて見ていきましょう。

粘り強さ

頑張って顧客を取ろうとしても断られることが多い仕事のため、あきらめずにコツコツと継続する粘り強さが求められます。

すぐにあきらめてしまっては、なかなか契約へは結びつかないでしょう。

目標達成に向けて、地道ながらも努力し続ける粘り強さこそが、新規開拓成功のカギを握っていると言えます。

以下は実際の営業職の方の粘り強さが活きた経験談です。

行動力

営業のおもしろさは、自分でいろいろなやり方を試すことができる点でもあります。

つまり考えた方法を行動に移してトライしてみる姿勢が重要ということです。行動力は新規開拓で顧客を増やすために必要不可欠です。

以下は実際の営業職の方の行動力が活きた経験談です。

【営業職】新規開拓に向いている人

新規開拓営業に必要な能力がわかったところで、次にどのような人が向いているのかを解説します。

適性を知ることで、自分に合った仕事かどうかを考えるきっかけにもなることでしょう。

努力し続けられる人

営業はすぐには成果が出ないことも多いです。

断られて嫌な気分になっても、そこであきらめてしまうのではなく努力し続けなくてはなりません。

結果を焦るあまりに急いでも、客もこちらを向いてはくれないでしょう。

どんな状況であっても、目標に向かってコツコツ努力していける人は、新規開拓に向いています。

営業は失敗はつきものなので、落ち込んでやる気を失ってしまうのではなく粘り続ける努力家であればいつか必ず報われるはずです。

打たれ強い人

ストレス耐性のある人は、新規開拓に適した性格と言えます。

「営業は断られて当たり前」というくらいの気持ちで、真面目に考えすぎて落ち込まないことがコツなのです。

断られたことを深く反省するよりも、断られるのが営業だと思って笑い飛ばせるくらいの気楽さがあれば良いでしょう。

きついことを言われてもあまり気にせず、流すことができる人は営業向きです。

打たれ強く、うまくいかないほど燃える人、なんとかして見せると根性のある人は新規開拓営業で燃えるのではないでしょうか。

まとめ

どんな仕事も実際に現場に出てみなければわからない点は多いです。

しかしながら、新規開拓営業においても、どのようなものかある程度把握しておかなければ、果たしてその仕事が自分に合っているのか不安になります。

この記事で、新規開拓営業についての理解が深まれば何よりです。

そして適性が自分に向いていると感じたならば、やりがいのある営業職にぜひ応募してみましょう。達成感があるおもしろい仕事であることは間違いありません。