一生懸命勉強して入った大学を中退することは、決してポジティブな出来事とは言えないでしょう。
中退したばかりだと「これからどうやって社会で生きていこう」と不安になる方が大半です。
大学中退者の学歴は高卒ですから、社会に出る前に不安になるのは当然です。
就活市場では大学卒が有利ですし、新卒でもない大学中退者は通年採用をしている企業への就活でキャリア人材と同じフィールドで戦うことになります。
しかし、大学中退者でもキャリアを成功させている人はたくさんいます。
収入面でも不自由なく暮らしているハイクラスな会社員も少なくありませんので、就活の仕方さえ上手にできればあとはキャリアをひたむきに歩むだけ。
今回の記事では、大学中退者がキャリア人材に負けないくらい高収入を得ながらキャリアアップするための就活のコツをまとめています。
社会経験のない大学中退者が最初の就職先としておすすめの業種やそれぞれの平均年収もご紹介しているので、ぜひ本記事を読んでポジティブな気持ちで就活にのぞんでください。
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【大学中退者の就職】中退者の年収
大学を中退したばかりでこれから社会に出る人がまず気になることは、年収についてでしょう。
収入は安定した生活を送る上で必要不可欠ですから当然のことです。
厚生労働省が発表している「令和4年賃金構造基本統計調査 結果の概況」によると、20〜24歳までの大卒者の平均月給は23万3,600円でした。
これを年収に換算すると約280万円ですが、大抵の場合は賞与が加算されるのでおおよそ350万円程度が平均年収と考えられるでしょう。
一方、大学中退者の最終学歴でもある高卒者の20〜24歳の平均月給は20万5,200円であることがわかります。
年収に換算すると約246万円なので、大卒者と比較すると40万円近くも低い金額になります。
さらに、30歳以上になってくると高卒者と大卒者で平均年収が大きく変わってきます。
30〜34歳の大卒者の平均月給が30万4,900円ですが、高卒者は24万8,500円と20代とほぼ変わらない月給です。
この差は年齢を重ねるごとに大きく開いていき、40代を迎える頃には月給に10万円ほどの差が出てきます。
年収に換算すれば100万円以上ですから、かなり大きな差があることがわかりますね。
ただし、これはあくまで平均値です。
入る会社や選択する職業によって差が出てくるので、高い年収を得たいなら就活を正しい道のりで慎重に歩いていきましょう。
他の学歴との年収の差
同データによると高卒者と大卒者では年収に大きく差が出ることがわかりますが、他の学歴はどうでしょう。
参考までに、20〜39歳までの平均年収をまとめてみたので比較してみましょう。
なお、下記の図は厚労省のデータを元にした、1ヶ月の平均賃金をもとに年収換算した各年代・学歴別の収入です。
これに賞与がプラスされると考えて参考にしてください。
(引用:厚生労働省 令和4年賃金構造基本統計調査 結果の概況 (3)学歴別にみた賃金https://www.mhlw.go.jp/toukei/itiran/roudou/chingin/kouzou/z2022/dl/03.pdf)
こうしてみると、学歴が上がれば上がるほど平均年収が高くなることがよくわかりますね。
ただし、大卒者や大学院卒者は医師や弁護士など高難易度の国家資格を有するような人材や研究者が参入してきますから、平均年収が上がるのは当然のことです。
大学中退者は「高卒だから年収が低いことは当然」と落胆せず、職業選びからよく検討してみましょう。
この記事の最後には大学中退者におすすめの高収入な職業をまとめているので、ぜひ最後までお読みください。
【大学中退者の就職】中退者の生涯年収
「生涯年収」というワードを聞いたことがあるでしょうか。
生涯年収とは、一生涯働いたことで得るお金のことです。
前項でご説明したとおり学歴によって年収が大きく異なるので、その分生涯年収にも差が出ます。
独立行政法人労働政策研究・研修機構の「ユースフル労働統計 2022」によると、60歳までの退職金を含めない生涯年収に学歴別で大きく差があることが分かりました。
男性高卒者の平均生涯年収は2億4,570万円ですが、男性大学卒者の場合は2億7,990万円と3,000万円以上もの差が開いています。
この差は企業規模によっても大きく異なるようで、例えば従業員数1,000人以上の企業の男性高卒者の平均生涯年収は2億7,080万円、男性大卒者は3億620万円と1億円近くもの差が生じます。
これから社会で大卒者と同じフィールドで働く中退者の皆さんは、いかにキャリア人材に追いつかなければならないかが分かるでしょう。
他の学歴と生涯年収の差
同データによると、高卒者と専門・短大卒者の平均生涯年収にさほど差がないことがわかります。
先ほどの厚労省のデータだと高卒者の方が平均賃金が低いことがわかるため、この2つのデータから考察すると専門職ほど賞与など臨時収入が少ないことが考えられるでしょう。
高卒者は一般企業で多く働いていますが、専門卒の場合は美容院や介護施設などのサービス業に従事する人も多くいます。
これらの業界の場合、歩合制だったり賞与が少なかったりするケースも多いため、生涯年収で換算すると平均が低くなってしまうのでしょう。
やりがいも感じやすく手に職をつけて一生働ける専門職ですが、高収入を得て成功している人は少数派とも言えます。
【大学中退者の就職】中退者の年収が低い理由
前項までのデータからお分かりの通り、大学中退者の最終学歴である高卒者は年収が低い傾向にあります。
その理由は日本はまだ学歴社会であることが拭いきれていないから。
「学歴は関係ない」と言われつつある現代でも、まだまだ多くの会社では学歴フィルターによって採用する人材を区別していたり、初任給に差を設けていることが現状です。
もちろん学歴に関係なく実力で勝負できる会社が増えつつありますが、古くからある会社の場合はまだ学歴によって優秀人材かどうかを判断していることもあります。
次の3つは、大学中退者の年収が低いと言われている具体的理由です。
これらをあらかじめ把握しておき、就活の参考にしておきましょう。
就職先が限られるから
国内では様々な企業が求人情報を出しており、働き手は就職先が選び放題とも言われています。
少子高齢化に伴って働き手よりも求人企業が多い現状ですから、贅沢さえしなければ就職先は簡単に見つかるのです。
しかし、大卒者に負けないくらいの年収を得てキャリアアップするには就職先を吟味したいもの。
待遇や労働環境の良いホワイト企業に入社したい人がほとんどでしょう。
ただし、人気のホワイト企業は倍率が高いがゆえに学歴フィルターを設けていることが少なくありません。
求人情報では「応募資格:大卒以上」というワードが散見されます。
年収が高くホワイトな企業ほど、学歴フィルターに引っかかってしまい、大学中退者は就職先として選ぶことができません。
大手企業への就職が難しいから
大手企業のほとんどは新卒採用に注力しており、中途採用枠を設けていないこともあります。
大学中退者は当然ながら新卒枠で応募することができないため、中途採用枠のある中小企業を中心に応募するしかないのです。
中小企業は大手企業に比べて平均賃金が低い傾向にあり、それゆえに高収入を目指すことが難しくなるのです。
平均賃金は大手企業でもかなりの差がありますが、たとえば国内三大商社の社員の平均年収は1,000万円超えと言われています。
メガバンクや大手ゼネコンなどの人気企業でも20代で700〜800万円以上の年収を得ている人も多く、そのほとんどが大卒者です。
また、大手企業で中途採用をすることもありますが、大半は大卒以上でなければ応募できません。
大学中退者が大手企業に入ろうとすると、かなりのビジネススキルと実績を持って引き抜きにでも合わなければ夢のまた夢というわけです。
高卒扱いで初任給が低いから
公務員や古い体制の会社だと、学歴ごとに初任給に差を設けていることがあります。
当然ながら高卒者は一番低い初任給で、同じ年齢の大卒者よりも不利に働くのです。
厚生労働省が調査した学卒者の初任給によると、令和5年3月卒業の初任給は大卒者が21万2,500円、高卒者が18万3,300円でした。
なんと賃金に3万円ほど、年間にすると36万円も初任給に格差が生じているのです。
もちろん、初任給が低くても実力に応じてインセンティブが多くもらえたり昇給したりと、入社してから年収を上げる方法はたくさんあります。
しかし年功序列の体制が残っている会社の場合はそうもいかず、高卒扱いの大学中退者は入社してからずっと大卒者の同僚の年収を超えられないまま頑張るしかないのです。
そんなみじめな思いをせずに済むよう、大学中退者は実力で評価してくれる企業を就職先として慎重に選びたいところです。
今の状態から年収を上げるためには?
「大学中退という状態からでも、年収を上げたい…」
「学歴を気にしない業界で活躍したいけど、どの業界がいいんだろう…」
これまで、中退者の年収が低い理由についてお話ししてきましたが、このようなお悩みをお持ちの方も多いのではないでしょうか?
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【大学中退者の就職】おすすめの職業と平均年収
これまで大学中退者がいかに年収を上げることが難しいかをお伝えしましたが、諦める必要はありません。
世の中には学歴に関わらず高収入を得られる職業がたくさんあるのです。
ここからご紹介するのは、大学中退者が年収を上げるのにおすすめしたい職業と、それぞれの平均年収です。
仕事が板につけばスキルをどんどん吸収して実力で勝負できる世界なので、就職先の業界や職業が見つかっていない方はぜひ参考にしてください。
不動産営業職
不動産の営業職は大手企業でも募集していることが多く、そのほとんどの応募資格は高卒以上です。
「きつい」と言われている職業だからこそ、学歴ではなくポテンシャルの高さや人柄的な魅力で採用されることが多く、大学中退者も多くのチャンスが眠っています。
なお、不動産営業職の年収が高い理由は、インセンティブの高さにあります。
とくに不動産売買や住宅販売の営業だと、1棟あたりの売り上げが数千万〜数億円と高いため、営業に入るインセンティブも高額です。
20代前半でも1,000万円近くの年収を得る優秀な営業マンも多く、高収入を得てビジネススキルを学ぶならもってこいの環境といえます。
平均年収
求人ボックスの「不動産営業の平均年収・時給・給料」によると、正社員の不動産営業の平均年収は422万円ということがわかりました。
日本の社会人全体の平均年収が400万円台なので、平均だけ見ると可もなく不可もなくという印象です。
しかし、不動産営業はまさに実力社会で、売れている営業とそうでない営業の格差が非常に激しい業界です。
なぜなら、売れている人には多くのインセンティブがつくため。
例えば毎月コンスタントに売買物件を販売して目標を達成し続けているトップ営業は年収1,000万円以上得ていることもある一方、失注が多く目標も未達続きな営業は基本給のままで年収350万円程度にとどまる人もいます。
不動産営業職を選んだからといって稼げるわけではなく、入社したらかなりの努力と学びが必要です。
保険営業職
保険営業職はフルコミッション制の業務委託営業マンだと高収入を得られるチャンスが多くあります。
フルコミッション制の場合、自分に入る給与は担当顧客数と契約金額に応じて決められます。
顧客が多ければ多いほど、そして契約商品が多ければ多いほど給与が高くなり、天井はありません。
そのため、顧客を上手にフォローすることができれば、保険営業職として長年続けることで年収が着実に上がっていきます。
なお、歩合率は保険商品によって異なりますが、がん保険や医療保険の場合は5割程度、終身保険の場合は4割程度と言われています。
毎月5,000円の医療保険に加入している人が顧客だった場合、2,500円が保険営業の歩合報酬として入ってくるわけです。
また、個人向け保険は歩合単価が低いですが、法人向け保険の場合は超高額です。
20万円の保険に加入する法人がいた場合10万円が保険営業の歩合報酬なので、取引先顧客を3社も見つければ30万円を余裕で超える計算になります。
これに様々なオプションをつけることでさらに報酬が高くなるので、稼ぎたいなら法人に目をつけてアタックしていくのが吉です。
平均年収
求人ボックスの「保険営業の仕事の年収・時給・給料」によると正社員の平均年収は364万円でした。
日本の社会人の平均年収よりも低いことがわかります。
ただしこれはあくまで”正社員”での話。
高収入を得たい人におすすめなのが業務委託での保険営業職ですが、国内大手保険会社の場合は年収400〜500万円が相場です。
新人営業は1年目が基本給のみのため年収300〜350万円ほどにとどまることが大半ですが、2年目3年目で顧客がついてくれば実力次第で大きく伸びあがります。
前述したように、法人顧客を獲得すれば年収1,000万円超えも夢ではありません。
高収入を得たいなら、フルコミッション制の営業マンとしてチャレンジしてみるのも良いのではないでしょうか。
システムエンジニア
システムエンジニアは、ソフトウェアの設計や開発を行うIT専門職です。
プログラミングなどの技術が求められる職業ですが、実はIT業界は急激な発展により人手不足が加速しており、未経験人材でも採用していることが多いのです。
システムエンジニアとして高収入を得るためにはできる技術を増やしていく必要がありますが、大学を中退したばかりの若い人材なら会社が一から教えてくれることも。
まずは先輩のエンジニアのサポート業務から始まり、教えてもらいながら技術を身につけていきます。
できることが増えていけばプロジェクトの規模もどんどん大きくなっていき、その都度昇給していくこともあるでしょう。
先ほどあげた営業職のように人と接する職業ではありませんが、職人気質でデスクワークが向いている人ならやりがいを感じられるはずです。
平均年収
求人ボックスの「システムエンジニアの仕事の年収・時給・給料」では、SEの正社員の平均年収が496万円と全体平均よりも高い傾向にあります。
今最もと言って良いほどニーズが高い業界でありながら人手が足りていないため、1人の社員に与えられる給与額は高額です。
ITベンチャーのシステムエンジニアでも初任給30万円近く提示していることも多く、ハードワークで専門知識が必要なゆえにその分大きな収入が得られます。
また、大手企業のシステムエンジニアの場合は平均年収700〜800万円ほどであることも少なくないため、キャリアアップ転職してどんどん年収を上げていくのも良いでしょう。
サービスエンジニア
サービスエンジニアとは、機械の保守やメンテナンスを行なう職業です。
OA機器メーカーやその代理店で活躍していることが多く、コピー機やパソコン、サーバーなどの保守・メンテナンスを担当しています。
入社する資格はとくに必要なく、ポテンシャルの高さやコミュニケーション能力が求められます。
顧客側で機器の故障が発生した際に出向き、その場で解決することが仕事であるため、基本的には外回りです。
フットワークが軽く、人と接する仕事がしたい方におすすめです。
平均年収
求人ボックスの「サービスエンジニアの仕事の年収・時給・給料」によると、サービスエンジニアの正社員の平均年収は504万円と高い傾向にあることがわかります。
先述した通り、サービスエンジニアはOA機器メーカーに所属していることが大半であるためであることが考えられます。
代理店の場合は平均年収が下がる傾向にありますが、メーカー直属なら会社に入るマージンが高いため、安定した労働環境のもとで着々と昇給していけるでしょう。
また、メーカーの場合は賞与が高いことも期待できます。
当然、業績によって左右されますが、給与2〜3ヶ月分の賞与を与えるメーカーも少なくありません。
選ぶ会社次第で年収が大きく左右されるので、年収を上げたいならできるだけ大元のメーカーに属するサービスエンジニア職を選ぶと良いでしょう。
公務員
公務員は新卒以外でも採用活動をしており、基本的には30歳まで受験可能です。
大学中退者にも当然チャンスがあるので、長期的に安定した収入を得たいなら目をつけておいて損はありません。
また、公務員には地方公務員と国家公務員の2つの種類が存在します。
自治体の役所などで働く職員は地方公務員、各省庁の職員や自衛隊員などは国家公務員に分類されます。
いずれも大学中退者が選ぶことができる公務員ですが、興味のある分野がどちらに属しているかで決めると良いでしょう。
地元に貢献したい人や福祉に興味がある人は地方公務員として役所勤務をおすすめしますし、国民全体に関わる仕事がしたい人は国家公務員にチャレンジするのも良いでしょう。
平均年収
総務省の「職種別職員の平均給与額」によると、全地方公共団体の一般行政職の平均基本月給は 31万5,093円であることがわかりました。
年収に換算すると378万1,116円です。
基本月給には扶養手当や地方手当など諸々の手当が加算されるため、平均月給は34万円ほど、平均年収は408万円程度ということが考えられます。
会社員よりも平均年収こそ高くないものの、退職金制度が整っているため生涯年収を考えると魅力的です。
地方公務員の退職金は約2100万円ほどと言われており、「年金2000万円問題」をゆうにカバーできる金額です。
今の生活の安定をそこそこに、将来的にも大きな安心感が欲しいなら公務員は非常におすすめと言えます。
【大学中退者の就職】年収&キャリアアップのコツ
大学中退者が高い年収を得て仕事をするには、先述したように選ぶ仕事や業界に着目するのが吉です。
ただし、その職業を選んだからといって長期的にキャリアアップできるかは自分次第。
ここからご説明するのは、年収を着々と上げながらキャリアアップし続けるために心得ておきたいことです。
大学を中退したばかりでまだ若いみなさんは、これから40年50年とキャリアを歩まなければなりません。
幸せな将来を迎えるために、キャリアプランを考えておきましょう。
一つの職業を極める
職を転々とするより、一つの職業を長く続けてスキルを極めることに注力しましょう。
なぜなら、職を転々としていると年収が上がらない傾向にあるためです。
一つの職業に挑戦して飽きが来て、また別の職業に…というサイクルを繰り返していては、いつまで経っても未経験入社を繰り返して基本給のまま昇給できません。
昇給して年収を上げるには、その会社でできることや実績を増やして認められる必要があります。
そうして着実に積み重ねていくと出世しやすくなりますし、昇給も賞与もアップしやすくなります。
副業も検討する
昨今では副業をOKとする企業も増えています。
社会経験が浅いうちでも、ぜひ副業に挑戦しましょう。
副業をしていれば年収も上がりますし、副業で学んだ技術が本業で役に立つこともあります。
副業と本業のそれぞれのスキルを活かしながらキャリアアップしていけば、ビジネスパーソンとしての成長も早いでしょう。
なお、副業は何でも構いませんが、キャリアに役立つ職業がおすすめです。
最近では営業やマーケティングなどの職業で副業人材を募集していることが多く、これらのスキルは幅広い業界で役に立つでしょう。
副業が上手くいけば自分で独立させて仕事を進めることもできますし、フリーランスとしての収入を得ることも可能です。
資格を取得する
選択した職業において役立つ資格があればどんどん取得しましょう。
会社によっては資格取得に応じて昇給させてくれるところもありますし、資格による昇給制度がなくても学んだことが実務に役立ちます。
資格を取得すればできることが増えてくるので、キャリアアップ転職をしたり独立したりしてさらなる高い年収を目指すこともできるでしょう。
一つの会社で長期的に出世する
先ほどもあげた通り、職を転々としていてはなかなか年収が上がりません。
まずは選んだ会社で長く働きながら出世を目指してみましょう。
もちろん、早期退職は悪いことではありませんし、入社早々に転職する若者は3人に1人程度いることも事実。
しかし現実は厳しいもので、世間は早期退職をした人にあまり良いイメージをもちません。
転職しようとしても、早期退職をしたことを懸念されがちですし、実績がないことで不採用になる確率も高くなります。
昇給したり出世をすることで年収が上がっていくことも日本企業の特徴なので、まずは長く働くことに重きをおいてください。
実績ができたら転職する
会社である程度実績ができたら、キャリアアップ転職をするのもおすすめです。
キャリアアップ転職とは、今のスキルをさらに成長させられる職場に転職をすることでキャリアアップすることです。
例えば、代理店の営業マンとして実績を積んだら、次はメーカーの営業としてさらに高いスキルが求められる職場に転職するなど。
実績次第では転職先でも高い給与を提示してくれるので、最終的に大手企業を目指して段階的に転職をするのも良いでしょう。
【大学中退者の就職】就活のコツ
ここからは、大学中退者が就活を進める上で有利に働くコツをご紹介します。
就活は焦ってただがむしゃらに進めていても、結果が伴いません。
自分に合った会社に早く出会ってキャリアをスタートできるよう、事前に覚えておきましょう。
早めの行動が吉
大学中退者で就職先を探している人はあなただけではありません。
足踏みして行動できていない間に、他の誰かに良い会社の内定が取られてしまいます。
就活はやろうと思った日を境にスタートしましょう。
就活準備には様々なフェーズがあります。
就活のためのスーツやバッグを用意したり、レジュメを書いたりと大忙しです。
多くのことを一度にやろうとすると一つ一つが煩雑になってしまうので、時間に余裕がある今しっかりと進めましょう。
中退の理由を明確にしておく
大学中退者が就活の面接でほぼ100%聞かれることが、中退した理由です。
「中退」は決してポジティブなことではありませんので、中退してしまったことに懸念を持つ採用担当者も多くいます。
ここで明確な回答ができないとさらに懸念を持たれて不採用確率が上がってしまうので、できるだけポジティブな回答に変換できるような答えを用意しておきましょう。
「早く社会に出て家族のサポートがしたかった」「やりたいことが見つかったから実務を先に身につけたかった」などの理由だとあまり悪い印象を持たれないので、自分なりにプラスにとらえられる理由を考えてみてください。
就職・転職エージェントのサポートを受ける
就活は一人で進めようとすると難航しがちです。
とくに大学を中退したばかりの人は、就活自体が初めての経験でしょう。
新卒の場合は周りの友人と同時に進行し、学生センターでもサポートしてくれることが当然です。
しかし大学中退者の場合は一緒に就活する同期もいなければ支援機関もありません。
そこでおすすめなのが就活支援をしてくれるエージェントを使うことです。
就職・転職エージェントは個別面談からあなたにぴったりの就職先を見つけてくれますし、レジュメの添削や面接対策のサポートまでしてくれます。
就活が初めての人にとっては非常に心強い存在になるでしょう。
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経験不問の求人を探す
大学中退者が就職先を見つけるとなると、当然ながら未経験の状態で入社することになります。
求人案件を探すときは、「経験不問」「学歴不問」などのワードに着目して探しましょう。
大半の求人サイトには、検索設定で未経験OKの案件に絞り込んで探す機能が存在します。
間違えてキャリア採用の案件に応募して無駄な行動をとってしまわないよう、優先順位を決めて検索しましょう。
資格を取得する
今取れる資格はできるだけ多くとっておくことをおすすめします。
大学中退者の場合は経験がないため、ポテンシャルや人柄で勝負するしかないからです。
それに加えて資格があれば、採用担当者はプラスの印象を持ってくれて採用されやすくなります。
ぜひ行きたい業界で役に立ちそうな資格があれば探してみましょう。
まとめ
大学中退者の就活は決して楽とは言えませんし、いきなり高い年収を得て働くことは至難の業です。
しかし、初任給は大卒者よりも低くとも、その後の仕事の質やスキルに応じて年収を上げ続けることは可能です。
良い会社に入社さえしてしまえば、あとは実力次第であなたなりのキャリアを歩むことができます。
今回ご紹介した内容を参考に、ぜひ明るい未来を目指して就活に取り組んでください。
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