刑務官の仕事がきついときどうするべき?精神的に辛い時の対処法や転職活動のススメ
国の治安を守るために大切な機関である刑務所であり、そこで活躍する刑務官の仕事には十分なやりがいがあることも事実です。
しかし、刑務官は一日中立ちっぱなしで体力的にも負担が大きく、労働時間や環境面からみても楽な仕事ではありません。
仕事がきついと感じて早期退職してしまう人も少なくないでしょう。
今回の記事でご紹介するのは、刑務官の仕事がきついと感じた時に実践したい対処法と、どうしても辛い時に転職をする際のコツについてです。
今刑務官として活躍していて、今後のキャリアに悩んでいる方はぜひ参考にして下さい。
【刑務官の仕事がきつい】刑務官の仕事内容
刑務官は受刑者と密に接する仕事をしており、その内容は多岐に渡ります。
刑務作業中に受刑者を監視したり強制指導を行なったり、事務作業も大量にこなさなければなりません。
ここでご紹介するのは、刑務官の仕事内容についてです。
「きつい」と感じるポイントについても触れながらご紹介します。
受刑者の矯正指導
刑務官としての役割は、受刑者が出所した際に再び罪を犯さないように矯正指導することで社会貢献を行うことです。
受刑者が社会復帰をした時に健全な生活を送れるようにアドバイスをします。
たとえば、危険なドラッグに手を出してしまった受刑者を相手とする場合、出所後に再度ドラッグに手を出さないように生活指導を行います。
あくまで刑務官として厳しい態度で接する必要がありますが、時には親身になって話を聞くことも大切です。
この業務できついと感じるシーンは、受刑者に熱心に指導をしてもなかなか心を開いてくれないことです。
ときには心ない言葉を浴びせられることも少なくありません。
矯正指導は受刑者との対話が多いからこそ、慣れていない新人刑務官はとくに精神的な負担を抱えやすくなります。
刑務作業の監視
受刑者のほとんどは毎日決められた時間に決められた場所で刑務作業を行なっています。
この刑務作業の場においても、必ず刑務官が立ち会って監視しなければなりません。
また、ただ監視をするだけではなく作業に関する指導もあり、多くの受刑者とコミュニケーションをとる機会も多いです。
作業場では基本的に複数の受刑者が作業に取り掛かっているので、一人ひとりに目を向けて監視しつつ、作業が滞りなく進んでいるかも確認する必要があります。
広い視野で監視しながらも、細かいところに目を配らなければならないため、非常に神経を使う業務です。
事務作業
刑務官の仕事には事務作業も存在します。
具体的には、担当した受刑者に関する変化や気づきを日報に書いたり、報告書にまとめたりする作業です。
刑務所によっては一人の刑務官が担当する事務作業が多く、膨大な書類に目を配る必要もあります。
とくに根気のいる業務が、受刑者宛に届いた郵便物のチェックです。
手紙などは刑務官が検閲をした上で受刑者に渡されるため、郵便物が大量に届いた日には刑務官の作業も膨大な量になります。
神経を使いながらスピード感持って検閲する作業は、精神的に疲れを感じやすいでしょう。
【刑務官の仕事がきつい】きついと言われる理由
刑務官の仕事がきついと言われている理由は数多くあります。
何時間も立ちっぱなしで夜勤もあるため体力的にも厳しく、受刑者に向き合う中で精神的な負担を感じることも多くあります。
それだけでなく、転勤が多いことや労働時間が特殊であるという環境面に関しても働きづらいと感じるポイントが多くあります。
これらも含めて、刑務官の仕事がきついと言われる理由を具体的にご紹介します。
何時間も立ちっぱなし
刑務官は基本的に朝7時ごろに出勤したら、休憩時間を含めて約9時間もの間刑務所という閉鎖的な空間で業務に取りかかります。
その大半は立ちっぱなしで監視をすることであり、体力的な厳しさを感じやすいです。
受刑者が刑務作業中に監視する業務では、刑務作業中の数時間を立ちっぱなしで過ごすことになります。
一人の受刑者の作業に対してアドバイスをすることもあるため動くこともありますが、基本的には静かに立って監視しなければなりません。
また、刑務作業の監視だけではなく、何時間も監房の見回りをしたり入り口に立ちっぱなしで監視することもあります。
心を鬼にしなければならないことがある
刑務官は受刑者に情を持ちすぎてはいけません。
受刑者には必要に応じて厳しい態度を取ったり、刑罰を与えることもあるため、ときには心を鬼にしなければならないのです。
受刑者同士でトラブルがあった際は毅然とした態度で叱責しなければなりませんし、ときには一般企業では考えられないほどの高圧的な態度も必要です。
性根が優しい人の場合、パフォーマンスだとしても心を鬼にすることは難しいでしょう。
性格と真逆のことをするので、温厚で優しい人ほど「きつい」と感じることが多くあります。
また、稀なケースですが、死刑執行の際も精神的なダメージを負う人が大半です。
死刑執行は重大な罪を犯した受刑者に対して行われるものであり、国のルールにのっとって行われるといっても、一人の命を強制的に終わらせるということに変わりありません。
このときに情を持ちすぎてしまうと、執行後も長期間精神的ダメージを追い続けることになります。
閉鎖された空間が辛い
当然ですが、刑務所は罪を犯した人を収監する施設であり、閉鎖的な空間です。
そのため、そこで働く刑務官も一日中閉鎖的な空間で業務をこなしています。
一般企業のように窓から街の風景を望みながら働くことはありませんし、頑丈に守られた施設の中で窮屈な思いをしながら働きます。
ある程度慣れてくれば閉鎖的な空間も気にしなくなりますが、狭い空間や淀んだ空気はいつまでたっても慣れるものではありません。
また、常に毅然とした態度で仕事にのぞまなければならないため、事務所で和気あいあいと同僚との会話を楽しむシーンもほぼありません。
労働環境も閉鎖的であり、業務中の人間関係もある意味閉鎖的なのです。
夜勤がきつい
刑務官は基本的に夜勤がつきものです。
当然ですが、刑務所は24時間体制で監視しなければなりません。
刑務作業がある日勤とは違い、夜勤のほとんどは立ちっぱなしで監視をしたり、監房を複数回往復して見回ることです。
夜の時間帯は受刑者のほとんどが就寝しているため、会話のない静かな空間で夜通し過ごさなければならないのです。
夜勤手当が多くつくものの、体力的に厳しい夜勤はなかなか意欲的にのぞめるものではないでしょう。
休憩時間が少なく感じる
刑務官の休憩時間は、他の公務員や一般企業の会社員よりも特殊なシステムです。
勤務時間8時間のうち2時間が休憩時間ですが、1回30分の休憩が合計4回あります。
一見すると休憩時間が多く羨ましいと思われますが、実際働く刑務官は休憩時間が少なく感じるものです。
30分間の間に昼食を取らなければなりませんし、緊急で対応しなければならないことがあれば、休憩時間を削って現場に戻らなければなりません。
また、休憩時間の間に報告作業を行うのが基本なので、気を抜いてリラックスする時間はほぼないのです。
武道訓練が半強制的
刑務官は受刑者同士がトラブルを起こしたときや、作業中に暴動を起こしてしまったときに備えて必要以上に体力をつけておく必要があります。
そのために継続的に行われるのが武道訓練です。
柔道や剣道が主な訓練内容で、大抵は休日や日勤の後の時間を使って行われます。
プライベートの時間を犠牲にして行うため、せっかくの休日や日勤で早く帰れる日があってもリフレッシュしにくいのです。
なお、武道訓練は強制ではありませんが、「半強制的」ではあります。
出席率が悪ければ上層部からの評価が悪くなってしまいますし、刑務官として一定のフィジカルの強さを保つことはできません。
業務時間外に半ば強制的に訓練に参加させられることは、いくら武道経験者でも精神的にも肉体的にも疲れてしまうことでしょう。
休日出勤がある
まれではありますが、刑務官は休日出勤を求められることもあります。
これは「非常登庁」といって、急なお呼び出しをされることです。
たとえば、以下のような事態には非常登庁があります。
・受刑者が暴れ出して制圧が必要になった場合
・地震などの災害時
・火災や停電などの施設の異常時
・受刑者が逃亡を図った場合
頻繁ではないものの、近年では震災にシビアなため、地震の際に非常登庁がある場合が多いようです。
非常登庁になる地震は一定の震度に達した場合ですが、これは刑務所によって異なります。
震度3や震度4でも駆けつけなければならないこともあるため、休日も気を抜けません。
転勤の可能性がある
刑務官は国家公務員であり、国に所属する職業です。
そのため、遠方の刑務所への転勤は避けられず、とくに既婚者や家族を持っている刑務官にとってかなり負担に感じる部分です。
新人刑務官や下級刑務官など低い地位の刑務官なら8〜10年ごとに転勤があり、上級刑務官や幹部の場合は2〜3年ごとに転勤が命じられます。
大手の民間企業などでも転勤はありますが、民間企業の場合はある程度融通が効くので、強制的な転勤が避けられない刑務官からするとかなり羨ましい環境と思えるでしょう。
<補足>女性刑務官はとくに離職率が高い
刑務官は長年男性が担ってきた職業のため、まだまだ男性社会です。
そのため、女性刑務官はとくに働きづらさを感じて早期退職してしまう人が少なくありません。
仕事内容のほとんどは体力仕事であるため、男性よりも力のない女性は負担を感じやすいです。
また、元来は男性中心の業務ということもあり、男性向けに作られたルールのもと働くことになります。
とくに半強制的な武道訓練は、体力的に疲れを感じやすい女性にとって厳しいものです。
いくら武道に精通している女性でも、体の構造上男性よりも弱いため、精神的な負担も感じるでしょう。
【刑務官の仕事がきつい】刑務官に向いている人の特徴
刑務官の仕事を辞めて転職をする前に、まずは自分が刑務官に向いているかどうかを確認してみましょう。
これからご説明する4つのタイプの人は刑務官に向いているため、これからもっと活躍できるかもしれません。
苦労して取得した国家公務員の資格ですから、勢いで退職してしまう前に自分の価値と照らし合わせてよく考え直してみてください。
自主的より規律にならって働きたい人
刑務官の仕事には細かなマニュアルが存在し、厳しいルールにのっとって忠実に進めなければなりません。
一般企業のように自主性や発想力をもって業務に取り組むのは、ある意味ご法度です。
また、刑務官には階級が存在するため上下関係も厳しい環境です。
一番下の階級が「看守」と呼ばれるもので、その上に看守部長、副看守長、看守長、矯正副長、矯正長(矯正監)と段階的な階級が存在します。
下の階級の看守が上層部に指示をもらって仕事をこなすのが一般的で、上層部に意見を出すことはありません。
自主性を求められる職業より、上層部にならって忠実に淡々と仕事をこなすことで力を発揮できるタイプの方が向いているでしょう。
精神的なタフさがある人
この記事の序盤でも触れた通り、刑務官は精神的なダメージを負いやすい職業です。
受刑者が暴動したり暴言を吐いたりした時も冷静に対応する必要がありますし、厳しい労働環境に慣れる必要もあります。
さらに、上下関係が厳しい職場なので、厳しい上司に叱責されたときでも強い精神を保たなければなりません。
どんな時でも折れない精神的なタフさがなければ、刑務官として階級を上げ続けることは難しいと言えます。
体力面で自信がある人
刑務官は非常登庁が当たり前で、夜勤も存在します。
労働環境は決して楽とは言えませんので、体力面で自信がなければ長く続けることは難しいでしょう。
受刑者同士がトラブルを起こした際、万が一の時に備えて常に強い肉体でいなければならないため、鍛えておくことが大切です。
また、休日や退勤後に武道訓練に赴くことも当たり前の日常です。
ただでさえ体力を使う仕事でありながら、プライベートも気を抜けない仕事なので、体力面で自信を持っていることは大前提なのです。
正義感と倫理観が備わっている人
刑務官としての姿勢において大前提なのが、正義感と倫理観を備えていることです。
刑務所という場所は、罪を犯した人が収監される場所であり、刑務官は生半可な気持ちで受刑者に接することは出来ません。
罪をつぐなった上で社会復帰をするサポートをしているため、常に正義感を強く持っておく必要があります。
また、社会の治安を守る立場であるという倫理観も必要です。
受刑者の中には、人を傷つけてしまったり命を奪ってしまった人もいます。
刑務官は受刑者に接する上で情に流されず、人としての道徳心を持ち続けなければなりません。
どんな時にもブレずに正義感と倫理観を持てる人は、刑務官として長く活躍できるでしょう。
【刑務官の仕事がきつい】刑務官に向いていない人の特徴
ここからご紹介するのは、刑務官に向いていない人の特徴です。
今からお伝えするタイプの人は、刑務官よりも一般企業や他の公務員の方が向いているかもしれません。
これから転職をするかどうかしっかり判断するためにも知っておきましょう。
ワークライフバランス重視の人
刑務官は毎日決まった時間に出勤し、決まった時間に退勤します。
よほどの事情がない限り、遅刻や早退をすることは一般企業に比べると懸念される行為です。
また、休日に非常登庁をすることもあるため、プライベートが潰れてしまうこともあります。
「せっかくデート中だったのに、急な呼び出しで台無しになってしまった」という残念な日になってしまうことも多く、完全に仕事第一という職業です。
そのため、ワークライフバランス重視の人は柔軟性のある働き方が可能な一般企業へ転職をした方が良いでしょう。
近年では働き方改革により残業が少なくなり、リモートワークやフレックスタイムでの勤務など、自由度の高い働き方が可能になってきました。
規律正しくも時間的な縛りが多い刑務官の仕事よりも圧倒的に楽な環境で働けるでしょう。
主体性を持って仕事がしたい人
刑務官の仕事には厳しいマニュアルがあり、忠実に仕事をこなさなければなりません。
そのため、主体性やアイデアを持って働きたい人は一般企業の方が活躍できるチャンスが多いでしょう。
なぜなら、一般企業で求められる人材として大前提なのが「主体性」を持っていることだからです。
とくに中途採用の場合は、どの企業でも主体性が重視されます。
言われなくても自主的に行動したり、自分なりの仕事のスタイルを確立させて効率的に業務に取り組むことが求められるのです。
適職診断や自己分析などをして主体性や発想力があるタイプだった場合、思い切って転職してみると、思わぬキャリアプランが見えてくるかもしれません。
大雑把な人
刑務官は常に細かなことに目を配らなければならないため、神経を尖らせる必要があります。
大雑把な人だと、受刑者のほんの少しの異変にも気づけず、事態が大問題に発展してしまうことも想定されます。
仕事のスピードよりも、とにかく丁寧で細部まで気付ける繊細さが求められるため、仕事を煩雑にしてしまったり凡ミスが多い人は転職を検討してみてはいかがでしょうか。
じっとしているより動きたいタイプの人
刑務官は一日中立ちっぱなしのことも多く、閉鎖的な空間のなかで仕事に取り組んでいます。
受刑者の監視の際は数時間立ったまま神経を尖らせる必要がありますし、面会の際の立ち合いは会話の隅々まで耳を傾けなければなりません。
とにかく集中力がいる仕事なので、アクティブに動き回ったり様々なタスクを積極的にこなしたい人は、一般企業での仕事の方が向いているでしょう。
【刑務官の仕事がきつい】きつい時の対処法とは
刑務官の仕事に対して精神的にも肉体的にも「きつい」と感じている人にやってほしいことが、これからお伝えする3つの対処法です。
仕事は体が資本です。
精神的な辛さが蓄積されてうつ病や適応障害になってしまう前に、辛いと感じたときにできることを段階的に試してみましょう。
休日にリフレッシュできることを探す
刑務官は非常登庁があるため休日が潰れてしまうこともありますが、万が一お呼び出しされたときでも対処できる趣味を見つけてみてください。
例えば、自宅でできる読書や映画鑑賞などがおすすめです。
体を動かすことでリフレッシュされるタイプの人なら、ランニングや筋トレをルーチン化しても良いでしょう。
短時間でも仕事のことを考えない時間を設けることで脳がリフレッシュされ、モヤモヤした気持ちが改善できるかもしれません。
別の公務員職に転職する
刑務官の仕事にやりがいを感じることができない人は、他の公務員職に転職をするのも良いでしょう。
刑務官は国家公務員なので、一般企業とはだいぶ異なる環境で働いています。
そのため、国家公務員からいきなり民間企業へ転職をすると、思わぬギャップに苦しむこともあります。
また、公務員は年功序列で安定的に地位が上がっていき、退職金もあるため将来も安心な職業です。
そんな保証された将来を捨てることにもったいなさを感じる人は、公務員でい続ける方が安心でしょう。
刑務官としてのキャリアを活かすなら、警察官や消防士などの公務員もおすすめです。
民間企業に転職をする
厳しい規律や年功序列の上下関係に嫌気がさしている人は、民間企業への転職がおすすめです。
民間企業の場合は規律にのっとるよりも自主性を大切に仕事に取り組みます。
さらに、出世は年功序列よりも実力勝負である会社が多いです。
自分のスキルや実績に応じた正当な評価をもらえるので、キャリアアップしていく度にやりがいを感じられることでしょう。
なお、刑務官としての経験を民間企業で活かすなら、フィジカル面での強さが求められる警備員や建設作業員などがおすすめです。
タフな精神力が養われるはずなので、営業職や企画職など目標数値のある職業も良いでしょう。
【刑務官の仕事がきつい】刑務官から転職する方法
最後にご紹介するのは、刑務官から転職をする方法です。
刑務官として頑張ってきた人の多くは、転職が初めての経験でしょう。
今からご紹介するのは、主に民間企業への転職において代表的な転職活動方法です。
自分が進めやすいと感じた方法で、転職を試みてみてください。
転職サイトを活用する
転職活動中の人のほとんどが、転職サイトを利用しています。
転職サイトとは、中途採用の求人案件がまとめられたサイトです。
代表的な転職サイトでお伝えすると、リクルート社の「リクナビNEXT」やマイナビ社の「マイナビ転職」などがあげられます。
そのほかにも以下のような転職サイトが有名です。
・リクナビNEXT
・マイナビ転職
・en転職
・doda
・@Type
・ビズリーチ
これらの転職サイトに会員登録をして経歴や自己PRなどを登録することで、サイトに掲載されている求人情報に応募することができます。
応募をしたらそのあとは応募先企業と応募者がサイト内のメッセージでやりとりをして面接日などを調整します。
上記であげたメジャーな転職サイトの場合は膨大な数の求人案件を持っているため、応募社数を多く持っておくこともできます。
ハローワークを活用する
ハローワークは求人紹介や失業保険申請などをするための公的機関です。
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担当の職員と面談をしたのち、その人に適した求人案件を紹介してもらうことができます。
ただし、担当職員はプロのキャリアアドバイザーではありませんので、あなたと紹介企業の相性やスキルに応じた適職紹介まではできません。
大手転職サイトには出ていない地元企業に就職をしたい人が、転職手段の一つとして検討するくらいが良いでしょう。
転職エージェントを活用する
転職活動方法として最もおすすめなのが、転職エージェントを利用することです。
転職エージェントとは、あなたにぴったり合った求人案件を紹介してくれる人材紹介会社です。
ハローワークと似ていますが、転職エージェントにはキャリアアドバイザーが在籍しており、転職のプロの意見をもらえることが特徴です。
一対一の面談ではあなたの要望をしっかりと聞いてくれた上で、希望の職業や相性の良さそうな企業を探してくれます。
面談後は基本的に当日もしくは翌日に案件紹介が入るため、スピード感も違います。
また、転職エージェントでは求人紹介だけではなく履歴書や職務経歴書の添削、面接サポート、面接日程の調整なども行ってくれます。
転職が初めての人は、転職活動における一つ一つのフェーズに立ち止まって悩んでしまうことが多いです。
しかし、転職エージェントのサポートを受ければ細かな困りごとでもすぐに対処ができるので、効率的に転職活動を進めることができます。
まとめ
刑務官としてのキャリアに迷いや精神的な辛さを感じている人は、不安や辛さが大きくなる前に転職活動を進めてみてください。
実際に転職するかどうかは最終判断としても、キャリアに選択肢を持っておくことで精神的な負担が楽になるかもしれません。
とくに今回の記事でご紹介した「【刑務官の仕事がきつい】刑務官に向いていない人の特徴」で当てはまった人は、民間企業へ転職をすることで新しいキャリアが見えてくる可能性が高いです。
苦労して勝ち取った国家公務員の職ですが、自分が自分らしくキャリアを歩めなければもとも子もありません。
いま一度自分を見つめ直してみて、新しい道も含めて検討してみてはいかがでしょうか。
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