【例文8選】転職でスキルアップを志望動機にしたい方に注意点を解説!

【例文8選】転職でスキルアップを志望動機にしたい方に注意点を解説!

目次
  1. 【転職でスキルアップを志望動機に】志望動機がスキルアップのみの場合は要注意
  2. 【転職でスキルアップを志望動機に】志望動機をスキルアップにして受かるコツ
  3. 【転職でスキルアップを志望動機に】スキルアップを志望動機にした場合の例文8選
  4. まとめ

スキルアップを目的とした転職を考える方は多いのではないでしょうか。

志望動機としてスキルアップを理由にする場合は、面接官に熱意が伝わりづらいこともあるため注意しなければいけません。

今回の記事では、スキルアップを志望動機とする場合の注意点を解説しています。

また、スキルアップを目的として受かるコツや、実際に志望動機にスキルアップを入れる場合の例文を紹介しているため、これから志望動機を考える方は参考にしてみてください。

【転職でスキルアップを志望動機に】志望動機がスキルアップのみの場合は要注意

志望動機がスキルアップのみとなる場合は注意が必要です。

自分の成長だけに目が向いている人の印象を与えてしまう可能性があります。

また、スキルアップのみに焦点を当てると、入社したい意欲や入社後の可能性が見えません。

現職で学べることはないと断定してしまうような表現にも気を付けましょう。

自分の成長だけに目が向いていると思われる

志望動機でスキルアップに焦点を当てること自体は悪いことではありませんが、注意が必要です。

将来の成長に向けてスキルを磨く姿勢は素晴らしく、転職でスキル向上の機会を得る考え方も理解できます。

しかし、志望動機が単に自己成長だけに絞られると、会社への具体的な貢献が面接官に伝わりません。

面接官は、応募者がスキルアップすることは評価しますが、それ以上に会社にどのように貢献できるのかを知りたいと考えます。

スキルだけでなく、そのスキルをどのように生かして業績向上や問題解決に寄与できるのかが重要です。

転職の場合は、即戦力として期待されることもあり、現在のスキルセットや経験もきちんと伝えましょう。

将来の成長と会社への貢献の両方をアピールすることが求められます。

志望動機で面接官が見ているのは意欲と可能性

志望動機がスキルアップのみに焦点を当てる際、重要なのは面接官に対して自らの意欲と可能性を伝えることです。

志望理由には、なぜその企業で働きたいのか、そして自身がどのように貢献できるのかを具体的に示す必要があります。

企業ビジョンに共感し、自身のキャリアプランを通じて企業目線での考えをアピールすることが重要です。

スキルアップのみの志望理由では、自身の利益のみが強調され、企業への貢献が伝わりません。

面接官は応募者からの会社への価値提案を期待しており、企業が抱える課題や目指す未来に対してどのように貢献できるのかが重要なポイントです。

志望者は自分目線だけでなく、企業目線で考え、熱意や可能性を前面に押し出すことで、より魅力的な応募となるでしょう。

現職で学べる物はもうないと伝えると印象ダウン

志望動機がスキルアップのみで、現職で学べるものがないと主張することは慎重さが必要です。

現職の環境を否定する発言は、面接官に対して応募者が環境を言い訳と見なして新しい挑戦に取り組んでいない印象を与えかねません。

このような断定的な発言は、応募者の視野が狭く、会社全体の事業に対する理解が不足していると受け取られる可能性があります。

印象をダウンさせないためには、具体的な事実や経験を交えて志望理由を説明することが重要です。

例えば、異動や新たなプロジェクトへの参加を模索することで、現職の環境下での新たな挑戦が可能でないかと指摘されることをあらかじめ想定して面接対策を行うこともよいでしょう。

また、転職を検討する理由で、その背後にある具体的な課題や目標を丁寧に説明することで、面接官に対して理解を得やすくなります。

【転職でスキルアップを志望動機に】志望動機をスキルアップにして受かるコツ

志望動機をスキルアップにして受かるコツとして、事前準備段階に必要なポイント3つと、面接で実際に伝える際のポイント4つを解説します。

スキルアップを志望動機として伝えることで、長期的に企業へ貢献していくこともアピールできるため、解説するコツを参考にしてみてください。

事前準備

スキルアップを志望動機とするにあたっての事前準備は次の3つです。

スキルアップを志望動機とするにあたっての事前準備
  • 前職ではスキルアップできない理由を考える
  • 企業をリサーチして求められていることを明確にする
  • スキルアップの目標を明確にする

それぞれの内容を解説します。

前職ではスキルアップできない理由を考える

スキルアップを志望動機とする際の事前準備として、前職でのスキルアップが難しかった理由を具体的かつポジティブに伝えることが重要です。

前職でのスキルアップが難しかった背後にある理由をネガティブに表現せず、転職の必要性を明確に示しましょう。

上司への愚痴や仕事への不満は避け、具体的な事実を挙げることが必要です。

前職でどのようなスキルアップの機会を求めたか、それに対してどの程度取り組んだか、そしてどの部分で限界を感じたのか具体的に述べることで、面接官は納得します。

スキルアップを通じて自身をより良くするために転職を検討していることを、仕事に対する真摯な向き合い方として表現します。

その上で、前職で得た経験やスキルを将来の目標にどう結びつけるかを具体的に示し、新たな環境での成長を期待していることを伝えましょう。

企業をリサーチして求められていることを明確にする

志望動機では、企業をリサーチし、その企業でなければいけない理由を明確に伝えなければいけません。

企業リサーチはホームページだけでなく、関連書籍や会社説明会、OB・OG訪問なども含め広く行うべきです。

具体的なエピソードを交え、実際に得た情報からなぜその環境でスキルアップが期待できると考えたのかを整理しておくと信憑性が高まります。

企業リサーチを通して求められるスキルや価値観に焦点を当て、それが自身のスキルアップにどのように寄与するかを把握しておきましょう。

企業リサーチから得られた情報を具体的に提示することで、面接官に対して応募者が企業を理解し、なぜその環境が成長の場と捉えているのかを明確に伝えられます。

スキルアップの目標を明確にする

スキルアップを志望動機とする際、目標設定を通じてキャリアプランを明確にすることも重要です。

目標設定があることで、面接官に対して長期的な関係構築のイメージを提供します。

長期的なキャリアプランを策定し、逆算して必要なスキルアップを考えることで、具体性が増し、志望動機がより説得力を持つでしょう。

同時に、これらのスキルアップが会社にどのように貢献していくかも伝えることが必要です。

目標設定があることで、応募者の自己成長と会社への貢献を結び付け、継続的な成長意欲をアピールできます。

面接での伝え方

事前準備で考えた内容を、実際に面接で伝える際のポイントを解説します。

ポイントとなるのは次の4点です。

実際に面接で伝える際のポイント
  • 応募先の企業での生かし方を伝える
  • 応募先の企業だからこそスキルアップできることを伝える
  • スキルアップのために勉強していることを伝える
  • スキルアップした後に退職しないことを伝える

それぞれの内容を解説します。

応募先の企業での生かし方を伝える

スキルアップを志望動機とする際、自身のスキルアップが応募先企業でどのように生かせるかを面接で伝えることが重要です。

自身のスキルアップの内容が応募先企業の目指す方向性と一致することをアピールすることで、企業リサーチを十分に行った印象を与えられるでしょう。

企業ビジョンや将来性を考慮した上で、自身のスキルアップの目標や長期的な視野を具体的に提示することが効果的です。

応募先企業が求める価値観や目標にスキルアップが寄与する方法を具体的に説明し、自身が企業の成長にどのように貢献できるかを面接官に伝えられます。

応募先の企業だからこそスキルアップできることを伝える

スキルアップを志望動機とする場合、応募先企業が自らの成長に最適な場と面接で伝えるには、その企業でなければいけない理由、競合他社との違いを明確に伝えなければいけません。

そのためには、緻密な企業リサーチが欠かせません。

自身のキャリアプランとスキルアップの目標がその企業で叶えられる理由を説明し、応募先企業との整合性を示すことで、面接官には長期的な関係の構築が期待できると印象付けられます。

整理された説明は、応募者が企業の独自性を理解し、その中での成長を望んでいることを明確に伝え、企業との相性を示す効果的な手段となるでしょう。

スキルアップのために勉強していることを伝える

スキルアップを面接で伝える際、単に将来のスキルアップの希望だけでなく、現在からどのような勉強を進めているかを伝えることも重要です。

どの分野でどれだけの進捗があるか具体的に示すことで、企業は即戦力としての価値も感じやすくなります。

自主的に学ぶ姿勢は、応募者が努力と熱意を持ってスキルアップを追求していることをアピールできるでしょう。

また、すでに土台を築いていることが伝われば、転職先でのスキルアップへの真摯な意欲が明確に伝わります。

自身の主体的な学習姿勢を強調することで、企業側に良い印象付けを行い、成長を踏まえた将来を示せます。

スキルアップした後に退職しないことを伝える

スキルアップを面接で伝える場合、面接官としては、スキル向上後に退職する可能性に不安が生じることがあります。

この不安を解消するためには、自身のスキルアップの目標が企業の将来性と一致し、長期的なビジョンが共有されていることを伝えなければいけません。

具体的に、自身のスキルアップが企業に対してどのように貢献し、将来的な展望にどのように寄与するかを明確に説明することで、退職を考えていないことを強調できます。

自身の働く意欲や長期的な視野をアピールすることで、企業に対して将来的な価値を提供し続ける姿勢が伝わり、信頼感を構築できるでしょう。

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【転職でスキルアップを志望動機に】スキルアップを志望動機にした場合の例文8選

スキルアップを志望動機とする場合の例文を次の8選で紹介します。

スキルアップを志望動機とする場合の例文
  • 営業
  • 事務
  • エンジニア
  • マーケター
  • 経理
  • 企画
  • SE
  • 人事の責任者
  • 同業界・同職種

それぞれ例文とポイントを解説します。

営業

前職で培った営業スキルや経験を具体的に説明し、転職した場合にどのようなスキルアップを考えているかを述べましょう。

例文  

具体的なスキルアップの目標を設定し、それが企業にどのように貢献するかを明確に伝えます。

特に営業職では、最終的な目標値を営業成績に結び付けることで、企業への貢献度が明確に伝わりやすいです。

営業成績向上を通じて企業のビジョンや目標達成に寄与する姿勢を強調し、自身の成果が会社全体にどのように影響するかをアピールすると効果的です。

前職ではIT関連の営業に従事し、成約率向上のために顧客ニーズに応じたセールストークのスキルを磨きました。

貴社では、これらの経験を生かし、法人向けの営業に特化したスキルをさらに向上させ、3年後には社内営業成績トップを目指します。

その後は業界内で貴社がトップシェアを取れるよう努力し、企業の成長に寄与したいと考えています。

営業成績向上を通じて企業目標の達成に貢献し、自身のスキルアップを通して長期的な関係を築きたい意欲があります。

事務

事務職は一般事務、営業事務、医療事務、金融事務など多岐にわたり、それぞれに必要なスキルが異なります。

応募先企業が求める事務職を把握するためには、企業リサーチを徹底して行わなければいけません。

そして、自身のスキルアップを伝える際には、その事務に特化したスキルを強調し、応募先企業に対する具体的な貢献をアピールすることが重要です。

企業の業務効率向上や特定業務の改善を通じて、スキルアップが企業にどのように価値を提供できるかを具体的に示すことが求められます。

 例文

前職では営業事務として受発注の管理や必要書類の作成などに従事し、その過程でパソコンスキルが向上しました。

積極的なスキルアップを追求し、〇〇の資格を取得するなど自己成長に努めています。

現在、個人的に金融取引に興味を抱いています。

その中で貴社のサービスに魅力を感じ、金融関係の知識を磨くためにファイナンシャルプランナー資格を目指し、3級を取得できました。

貴社に入社し金融関係の業務に従事しつつ最終的には1級取得を目指します。

これにより、金融事務としてのスキルだけでなく、専門的な知識も兼ね備え、貴社のサービスを俯瞰的にサポートできると考えています。

金融分野でのスキルアップが企業に与える価値を理解し、長期的に貴社に貢献できることを心から願っております。

エンジニア

エンジニアは前職でもスキルアップが可能なことが多く、なぜその企業でないといけないのかを明確に説明することが重要です。

企業ごとに独自の技術やプロジェクトがあり、それに関連する新しいスキルを身に付けられることを強調すると良いでしょう。

また、技術面だけでなく、チームマネジメントなどの分野にも視野を広げ、将来的なリーダーシップやプロジェクトの成功に寄与するためのスキルアップも検討することが重要です。

企業独自の文化やプロジェクトに適したスキルを身に付け、自身の成長と企業の発展を結び付けることが、エンジニアとしてのスキルアップ志望動機を力強く伝えるポイントとなります。

例文 

前職では叶わなかった大規模なプロジェクトのマネジメント業務に携わりたく、転職を希望しております。

前職では5人前後の小規模なプロジェクトマネージャーを経験し、その中で培ったスキルをさらに発展させるために貴社への挑戦を考えました。

貴社のシステムは、私が前職で担当していた技術を使用していることもあり、これまでの経験がプロジェクトマネージャーとしての役割で生かせると確信しています。

貴社がエンジニアをまとめるマネージャーを公募していることを伺っており、大規模なプロジェクトの成功に貢献したいと思っております。

私は技術面だけでなく、チームマネジメントでも積極的にスキルアップを図り、貴社の成長に寄与できると信じており、そのための挑戦を心から望んでいます。

マーケター

前職で培ったスキルがマーケティングにどのように生かせるかを具体的に説明しましょう。

たとえ直接的な経験がなくても、関連するスキルや視点を示し、それがマーケティングにどのような価値をもたらすかを強調します。

入社後は、マーケターとしてのスキルアップを具体的にどのように考えているかを説明し、それが企業にどのように貢献するかをアピールしましょう。

マーケティング分野は常に進化しているため、最先端の知識を取り入れ、常に学び続ける姿勢を強調することも重要です。

企業の成長に寄与するために、柔軟かつ積極的に新しいトレンドや手法を取り入れ、常に前向きなスキルアップを続けることで、自身がどれだけ価値を提供できるかをアピールします。

例文 

ウェブマーケティングに強い興味を抱き、学生時代には自己資金でECサイトを立ち上げ、SNS広告やSEOを活用したウェブ戦略に携わりました。

前職では経理を担当しつつ、現場からの要望を社内イントラネットに展開し、業務改善を促進していました。

これらの経験から、顧客要望を反映させたサイト構築のスキルがウェブマーケティングでも生かせると確信しています。

入社後はウェブマーケティングに特化したスキルアップを積極的に行い、貴社のウェブサイトの改善に貢献し、業界内での立ち位置向上に寄与したいと考えています。

常に最新のトレンドやテクノロジーを取り入れながら、柔軟で創造的な発想でウェブマーケティング領域での成果を上げ、貴社のビジョンを共有できる一員として活躍したいと思います。

経理

前職でなぜスキルアップが難しいと感じたのかを説明が必要ですが、この際に前職を批判することを避け、状況や環境の違いを中心に述べましょう。

転職先では経理としてどのようにキャリアプランを描いているかを長期的な視点で説明します。

経理の分野でのスキルアップは簿記検定や会計士などの資格取得を通じて行うこともあるでしょう。

その際、なぜその資格が企業に貢献できるかを具体的に説明し、経理業務でより高度な専門性を発揮できることをアピールします。

これにより、資格取得が単なるスキルアップだけでなく、企業にとっても付加価値のある結果につながることをアピール可能です。

長期的なキャリアプランを描き、資格取得を通じて自らの成長と企業への貢献を両立させる姿勢を強調しましょう。

例文 

前職ではジョブローテーションを行う企業でさまざまな職を経験できましたが、その中で専門性の向上が難しいと感じました。

経理の職を経験した際には、データ整理や会計業務が自分の性格に合っていることを発見しました。

現在は、簿記検定1級を目指し勉強を続けており、貴社に入社した際には会計士の資格取得を目指し、学んだ知識で貢献したいと考えています。

この資格取得が経理業務でより高度な専門性を提供し、貴社での経理基盤を支える一翼を担うことを希望します。

貴社のロードマップに共感し、〇年後の大規模な事業拡大の際には経理として会計基盤を支える一員になりたいと希望を抱いています。

企画

企画に必要なスキルは企画力やプレゼンテーション力、コミュニケーション力など多岐にわたりますが、なぜそのスキルアップを目指すのかを明確にしましょう。

これにより、志望者が強化したいスキルに熱意を持って取り組んでいる姿勢が伝わります。

そのスキルが応募先企業の企画業務にどのように影響し、長期的に企業の利益につながるかを具体的に述べましょう。

企画スキルの向上が企業のビジョンや戦略にどのように寄与するかをアピールし、自身の成長と企業の発展を結び付けます。

さらに、前職での経験が企画に生かせる点があれば、それをアピールポイントとして挙げることも重要です。

前職で培った経験が、新しい企画立案で独自の視点やアプローチを提供できる可能性を示しましょう。

 例文

前職ではカーナビゲーションシステムのソフトウエアエンジニアとしてリーダーを担当し、企画部門との緊密な連携を築いてまいりました。

さまざまな製品仕様の検討を通じて、商品の売上げに直結する企画部門の仕事に魅力を感じ、転職を考えるようになりました。

貴社の新規事業での企画部門でのキャリアを希望し、ソフトウエアエンジニアとしての経験を生かし、開発部門との綿密なコミュニケーションを通じて、より優れた商品提案ができると確信しています。

私は関係者へのプレゼンテーションを通じて商品を広く取り扱ってもらうスキルも重視しており、プレゼンテーション力の向上にも積極的に取り組んでおります。

これにより、貴社の新規事業では、ソフトウエアエンジニアとしての技術力と企画部門としての洞察力を融合させ、革新的で市場価値の高い商品の企画立案に貢献できると考えております。

SE

エンジニアの中でもなぜSEへの転職を考えているのかを具体的に説明することが重要です。

SEに求められるスキルや責任を理解し、それに対する意欲を示しましょう。

自身の経験や具体的なエピソードを挙げ、なぜSEとしてのスキルアップが必要かを具体的に説明します。

これによって、志望動機が抽象的でなく、具体的な理由に基づいていることが伝わります。

入社後のスキルアップとしてどのようなキャリアプランを描いているかを整理しておきましょう。

例えば、技術的な資格取得から始め、将来的にはプロジェクトマネジメントなどのマネジメント業務も視野に入れていることを示すことが重要です。

また、入社後のスキルアップが企業にどのように貢献できるのかを理解し、それに対する自身の意欲を伝えることも必要となります。

例文  

私はエンジニアの中でもシステムエンジニアとしての専門性に魅力を感じています。

前職での経験から、コードの設計やプログラミングによる問題解決が得意なことを自覚しました。

特に〇〇プロジェクトでは、複雑な課題に対してコストを抑えたソフトウエアからの解決策を提供し、プロジェクトの成功に貢献しました。

転職を考えるに至った経緯として、貴社の業務を通じて、SEとしての広範なスキルを身に付けたい意欲があります。

具体的には〇〇資格の取得やマネジメント業務のスキルアップを通じて、プロジェクト全体を俯瞰し、戦略的な意思決定ができるようになりたいと考えています。

入社後は、貴社が掲げるビジョンに共感し、SEとしての技術力をさらに高めつつ、プロジェクトのリーダーシップを発揮できるよう努めます。

人事の責任者

人事のスキルは他の業種で得ることが難しく、専門性が重要です。

自身が持つ人事に関連する経験や資格、知識は積極的にアピールしましょう。

少しでも人事に関連するスキルや経験がある場合、それを強調してアピールします。

他の業種で培った能力が、人事の仕事にどのように活かされるかを具体的に伝えなければいけません。

例えば、組織全体の風土作りや新人育成など、経験があればそれをアピールします。

人事の役割は組織文化の形成や従業員の成長に深く関わるため、その経験が貢献できる要素となります。

例文 

前職では10人規模のプロジェクトのリーダーシップを担当し、毎年の新入社員教育プログラムの策定も手掛けました。

新入社員だけでなく、組織全体の基盤を底上げする方法を考え続け、OJTや集合研修などさまざまな研修手法を試行錯誤しました。

これらの実践が、組織全体の風土形成や社員成長で重要なスキルを磨く過程となりました。

貴社は優れた社員が育つ環境を提供していることを認識し、今後の事業拡大に伴い新入社員の採用が増えることを見据え、大規模な事業を支える人事としての役割に挑戦したいと考えています。

具体的なスキルアップのための研修を取り入れ、貴社の技術力向上に寄与することが期待できます。

人事としての経験と、さらなる自身のスキルアップを通じ、貴社の発展に貢献できる自信を持っています。

 

同業界・同職種

同業界・同職種では特に退職した理由を面接官は気にします。

そのため、前職での退職理由をポジティブに説明することが重要です。

例えば、専門的なスキルや経験を積むために新たな環境でチャレンジしたいなどのポジティブな理由を挙げましょう。

これにより、スキルアップへの意欲も伝えられます。

また、前職でのスキルアップが難しかった理由も説明が必要ですが、これは会社批判にならないよう注意しなければいけません。

例えば、前職では業務の多忙さから新しいプロジェクトやトレーニングに十分な時間を割けなかったなど、状況を客観的に示し、それを克服するために転職を望むアプローチが良いでしょう。

例文 

前職では執筆業務に従事してきましたが、業績悪化に伴い外部委託が増加し、自身のスキルアップの機会が制約される中、貴社に転職の魅力を見出しました。

前職で培った執筆スキルと資格取得の経験を生かし、貴社の執筆部門の拡大・発展に貢献できると考えています。

貴社は私が専門とする執筆部門で、今後も事業を拡大していくロードマップを描いています。

私はそのビジョンに共感し、自身のスキルアップを通じて貴社の成長に貢献できると確信しました。

具体的には、執筆業務に関連する資格の取得や専門的なスキルの向上を目指しています。

これにより、貴社の執筆部門を一段と強化し、事業拡大で一役買える存在になりたいと考えています。

まとめ

今回の記事ではスキルアップを志望動機とする場合の注意点を解説しました。

志望動機がスキルアップのみとなる場合、自分の成長だけに目が向いている印象を与えてしまう可能性があります。

また、入社したい意欲や入社後の可能性が志望動機から見えにくいです。

志望動機をスキルアップとする場合は、徹底的な企業リサーチを行い、なぜ前職ではスキルアップができず、応募先企業ではスキルアップが叶えられるのか整理することが重要となります。

スキルアップの目標を定めて長期的な目線で志望動機へ落とし込みましょう。

面接では、長期的なスキルアップをどのように企業で生かすのかを伝えます。

また、スキルアップのために現在も勉強を続けていることや、スキルアップが達成しても退職をするつもりはないことを明確に意思表示することが必要です。

職種別に、スキルアップを志望動機とする場合の例文を紹介しているため、これから志望動機を考える方は参考にしてみてください。

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