【例文10選】転職で受かる志望動機のテンプレとは?書き方を紹介
志望動機をどのように書けばよいか分からない方は多いのではないでしょうか。
志望動機は、面接官が応募者の熱意や本気度を測る材料となるため、転職での重要な要素となります。
今回の記事では、転職で受かる志望動機の書き方を解説しています。
また、さまざまなシチュエーション別の志望動機例文10選も紹介しているため、これから志望動機を作成する方は参考にしてみてください。
【転職で受かる志望動機のテンプレ】そもそも志望動機はなぜ必要?
志望動機は転職を成功させるには重要な要素です。
志望動機は面接官に対して入社意欲をアピールする要素であり、面接官にとっては応募者がどれだけ本気で応募してきているかを測る判断材料となります。
そのため、面接官は履歴書のさまざまな項目の中でも志望動機を重視しなければいけません。
入社意欲を測りたいから
志望動機は、なぜその企業を選んだのか熱意を伝えることが一番の目的です。
その熱意から、面接官は入社意欲を測りたいと考えています。
入社意欲が高い人は長期的に働いてくれる可能性が高く、また業務に対しても意欲的に取り組んでくれる可能性が高いです。
熱心に業務に取り組む姿勢は、周りの人員にも良い影響を与え、企業を支える人材へと成長してくれるでしょう。
そのため、志望動機を問うことは、入社後のモチベーションや成長への期待を把握するために欠かせません。
そのため、志望動機は組織と社員との長期的な協力関係を築く上で重要な情報源となっています。
転職のリスクがないか知りたいから
志望動機は、企業が採用した後の転職リスクを最小限に抑えるためにも重要です。
なぜその業界を選び、その中でなぜその企業を志望するのかが分かるため、その人が本気でその企業で働く意欲が測れます。
本気度の高い社員は通常、入社後に活躍が期待できるでしょう。
逆に、本気度が不透明な場合、内定辞退や早期転職のリスクが高まります。
企業は、志望理由から企業のビジョンや風土との適合度を見極め、長期的にともに働けるかどうかを判断しなければいけません。
企業が求める人材と方向性が一致しているかどうかを測ることで、方向性の不一致が原因での早期離職を避けることが企業にとっての命題です。
採用担当者は志望動機を通じて、応募者が真剣にキャリアを築く意志を持っているかどうかを確認し、結果として転職リスクを低減させる効果があります。
面接官が重視している項目だから
志望動機は、応募者の意欲と熱意を測る上で重要な要素なことを解説してきました。
意欲があり、本気度の高い社員は通常、長期的に組織に貢献し、活躍してくれる可能性が高まります。
そのため、面接官は履歴書の中でも志望動機が特に重視するポイントです。
履歴書には自己PRや保有資格、学歴などさまざまな情報が含まれています。
その中でも志望動機は、応募者がどのような人物かを最も表す指標です。
志望動機にはなぜその企業を選んだのか、どのような価値観や目標を持っているのかが示されるため、採用の際にはこれを通じて個々の志向や適性を確認できます。
意欲とともに、企業への適応度や将来の成長意欲も窺えるため、志望動機は採用プロセスでの重要な判断材料です。
【転職で受かる志望動機のテンプレ】受かる志望動機を書く前に必要な準備
志望動機を書く前に必要となる準備は次の4つです。
- 企業についてリサーチする
- 転職する理由を振り返る
- 退職から転職までのストーリーを考える
- 面接官が志望動機を聞く理由をおさらいしておく
この4つのポイントを準備することで、転職で受かる志望動機の作成がしやすくなるでしょう。
企業についてリサーチする
志望動機を書く前に、企業の綿密なリサーチが欠かせません。
企業を理解せずに考えた志望動機では説得力がありません。
まず、企業の事業内容や風土を把握し、それを自分の言葉で的確に説明できるようにしましょう。
なぜその企業を選んだのか、その理由を明確に見出し、志望動機に結び付ける必要があります。
業界研究や企業研究を通して、なぜその業界を選び、その中からなぜその企業を選んだのか具体的な理由を見つけ出すことが重要です。
それを志望動機につなげて具体的かつ説得力を持たせることが求められます。
企業リサーチで得た知識は、面接での自己アピールや企業への適応度を示す材料となり、自らの適正と企業のミスマッチを防ぐ助けにもなるでしょう。
綿密な企業リサーチによって、志望動機が的確で説得力のあるものに仕上げられます。
転職する理由を振り返る
志望動機を書く前に転職する理由を振り返ることは、明確な志望動機を作成するスタートラインとなります。
転職で何を叶えたいのか、キャリアプランをあらためて整理することが不可欠です。
自分のスキルを客観的に分析し、どのような場面で活躍できると考えて転職に至ったのかを明確にしておきましょう。
転職理由を振り返り整理することで、自らの目標や価値観が浮き彫りになり、転職先でどのようなキャリアプランを描いているのかが明確に伝えられるようになります。
このプロセスを通じて、応募企業に対して自分の適性や目標を明示し、結果として志望動機が的確かつ説得力を持ったものになるでしょう。
転職の背景を理解することで、新しい環境での自らの役割や貢献度をアピールでき、成功するための一歩を踏み出す手助けになります。
退職から転職までのストーリーを考える
志望動機を書く準備として、退職から転職までのストーリーを考えることも不可欠です。
面接官は退職理由と転職理由を通じて応募者の性格や考え方を知ろうとしています。
退職理由からは組織や仕事に対する向き合い方、不満の有無などが見極められるでしょう。
同時に、転職までの経緯からは、なぜその業界や企業を選んだのかの真意や、同じ理由で早期に辞める可能性があるかどうかも判断できます。
退職から転職までのストーリーをあらかじめ考えておくことで、面接官に良い印象を与えられるでしょう。
注意点として、嘘をつく必要はありません。
ただし、ネガティブな表現にならないようにしなければいけません。
全ての要素に一貫性を持たせ、前向きな視点で自らの成長や学びを強調することが重です。
面接官が志望動機を聞く理由をおさらいしておく
志望動機を書く前に、なぜ面接官が志望動機を聞くのかをおさらいしておきましょう。
面接官は志望動機を通じて応募者の考え方や企業への理解を確認し、その人物像やモチベーションを探ろうとしています。
おさらいすることで、なぜ自分がその企業を選んだのかを再考し、仕事選びの軸を明確にできるでしょう。
軸があれば、退職から転職までのストーリーや企業選定の理由、自らの価値観などに一貫性を持たせられて、信憑性の高い志望動機を構築できます。
この準備を通じて、面接で的確かつ説得力のある回答ができ、自らの強みや適正をアピールできるようになるでしょう。
【転職で受かる志望動機のテンプレ】受かる志望動機の書き方
転職で受かる志望動機の構成と文字数を解説します。
的確な構成で、適度な文字数で書かれた志望動機は、見やすさの観点からも面接官に好印象を与えられるでしょう。
志望動機の構成
志望動機の構成は次のとおりです。
- 志望動機を冒頭に書く
- 志望動機の根拠となる具体的エピソードを書く
- 入社後に思い描いているキャリアプランを書く
冒頭に結論となる志望動機を述べます。
企業リサーチの結果を踏まえ、なぜその企業と仕事を選んだのかを自分の能力との接点を交えてアピールしましょう。
その後、根拠となる具体的なエピソードを挙げることで志望動機に信憑性を加え、熱意を伝えやすくします。
前職での成功や失敗などの経験を基に、なぜその企業を選ぶことになったのか体験談を交えることが重要です。
最後に、入社後の活躍イメージを述べ、長期的なキャリアプランを伝えることで、面接官に自分の将来像を示し、企業との一体感をアピールします。
キャリアプランは企業リサーチと一貫性を持たせ、自身の成長と企業の成長を結び付けることに注意が必要です。
これにより、結論と根拠、エピソード、そして将来の展望が一貫性を持ち、魅力的な志望動機となります。
文字数は200〜300字以内で書く
志望動機は200~300文字以内にまとめることで、コンパクトにかつ的確に伝えることが可能となります。
この文字数は、志望動機欄に調度良く収め、面接官に分かりやすく訴えるための理想的な文字数です。
見やすさを考慮し、小さい文字での敷き詰めは避け、1行当たり25文字前後で書くと読みやすさが確保されるでしょう。
また、余白を適度に設け、視覚的にも整った印象を与えることが大切です。
手書きではなくパソコンで作成する場合は、段落を適切な箇所で設け、文章の整理を心掛けましょう。
これらの工夫により、志望動機が適切な長さでありながら、見やすく、かつ印象的になります。
【転職で受かる志望動機のテンプレ】受かる志望動機の例文10選
転職で受かる志望動機の例文10選を紹介します。
次の内容です。
- 第二新卒として転職する場合
- 未経験の業界に転職する場合
- 同職種に転職する場合
- 管理職に転職する場合
- 営業職に転職する場合
- メーカーに転職する場合
- 看護師に転職する場合
- 事務職に転職する場合
- 経理に転職する場合
- 総務に転職する場合
それぞれの例文とポイントを解説します。
第二新卒として転職する場合
第二新卒として転職する際の志望動機では、早期離職を再度してしまう懸念を考慮する必要があります。
長期的な働く意欲をアピールし、前職を否定せず、ポジティブな退職理由としてストーリーを組み立てることが鍵です。
過去の経験を踏まえた上でなぜ転職するのかを明確に伝え、企業や業界に対する熱意を表現します。
長期的なキャリアプランを述べる場合は、過信を避けて謙虚な姿勢を保ち、成長と貢献の意欲を示すことが重要です。
このようなアプローチによって、将来的な組織への貢献意欲を確認させ、信頼性のある志望動機を構築します。
前職では医療業界の営業を担当しており、その中で薬価決定などの制約に直面し、個人や企業の努力だけでは利益を上げることが難しいと感じ、転職することを決意いたしました。
貴社を選んだ理由として、ウェブ広告が成長分野であり、急速な変化が求められる中、貴社はその中でも特に前進していると認識しています。
医療業界で培った知識や経験は、広告業界でも有益に活かせると考えています。
専門性の高い意見や戦略の提案ができることで、貴社のクライアントに付加価値を提供できる自信があります。
今の自分を過信することなく、日々の努力を怠らず、貴社での経験を通じてスキルの向上を目指します。
3年後には、自らがリーダーシップを発揮し、貴社の広告戦略で重要な存在となり、チームの発展に寄与できるような存在に成長したいと考えています。
未経験の業界に転職する場合
未経験の業界への志望動機では、未経験にもかかわらずなぜ応募したのかを明確に説明すべきです。
応募企業や仕事に対する具体的な興味をエピソードを交えて述べ、未経験のスキルがどのように応用できるかをアピールしましょう。
同時に、未経験のスキルを補うための現在の努力も示すことが必要です。
企業が経験やスキルよりも考え方や志向性を重視していることを理解しておきましょう。
また、どの分野にも通じるビジネスマナーの部分をアピールすることで、企業が求める人物像に近づいていることを強調します。
これにより、未経験なことを克服する姿勢や将来の成長への期待を伝え、採用担当者に良い印象を与えられるでしょう。
地域密着の企業に貢献したい思いから事務職に従事していました。
積極的に地域密着の企業を中心に周り、営業活動を通じて双方の成長に寄与している貴社に強い魅力を感じています。
前職では、ご来店いただく企業の方々と良好な関係を築くことが得意で、その経験から得たコミュニケーション能力は貴社での営業活動にも生かせると考えています。
事務職で培ったお客様に対するビジネスマナーには自信があり、これを活かして貴社の営業として貢献できることを期待しています。
同職種に転職する場合
同業種への転職志望動機では、なぜその企業でなければならないかが軸になります。
面接官は、他の企業ではなく自社を選んだ理由を重要視するでしょう。
そのため、自社で働く熱意をアピールし、企業に対する理解と共感を示すことが重要です。
前職を否定せず、ポジティブな理由で退職した経緯を説明し、自身が成長するためになぜ今が適切な時期かを強調します。
これにより、企業への真摯な志望意向が伝わり、適切な人材なことをアピール可能です。
これまでの業務では、〇〇で〇〇システムの設計、開発に携わり、社内では〇〇の賞を受賞しました。
しかし、今の会社では叶えられない希望があります。
現在のシステムは小規模事業者向けで、開発規模も小さく、使用技術もやや古いものが多いです。
そこで、大規模かつ最新技術を使用したシステム構築に携わりたいとの思いが強まりました。
貴社が展開している新規事業に触れ、その開発・運営に携わりたいと考えました。
昨年自主的に取得したセキュリティー関連の資格も活かせると感じ、貴社でのキャリアを築きたいと考えています。
今までの経験とスキルを生かし、より成長できる環境で活躍したい熱意をもって応募しています。
過去の実績を通じて培った知識や成果を、貴社でさらに発展させるために、大きなやりがいを感じる仕事に携わりたい想いがあります。
管理職に転職する場合
管理職へ転職する場合の志望動機では、経営層に近いポジションのため、企業をよく理解しておかなければなりません。
企業リサーチの結果をアピールする際は、正確な知識を保ちつつ、業界内で企業がどのような位置にあり、どのような強みを持っているかを理解し、上から目線にならないように注意が必要です。
その中で、自分がどのように携わり、企業にどのように貢献できるかをアピールします。
また、経営層に近いことから企業ビジョンへの共感と理解も重要です。
これらの要素を踏まえて、基本的な志望動機の構成に従って、具体的かつ誠実な内容を表現することが求められます。
貴社の業界シェア2位の地位にありながらも、常に新しいことにチャレンジし続ける企業姿勢に共感しています。
前職では、各部署共通で使用できる目標達成シートと能力達成シートの仕組み作りを行い、2つのシートをひも付けて相乗効果で社内全体の技術向上を実現しました。
その結果、シートの導入から3年で前職での業界1位の売上実現に貢献できた自負があります。
この経験を生かして、貴社の部長ポジションで業界シェア1位を目標に掲げている原動力になりたいと考え、目標の達成に向けて精力的に活動できる自信があります。
貴社が掲げる目標に向けて、戦略的かつリーダーシップを発揮し、営業部門の更なる発展に貢献できると確信して応募しています。
営業職に転職する場合
営業職への転職志望動機では、自身の営業に通じるスキルを確認しましょう。
その上で、応募企業の営業方式や対象層を把握し、個人向けなのか法人向けなのか、オンライン上が主体なのか、対人が主体なのかなどを考慮します。
志望企業を選んだ理由を熱意をもって伝え、過去の実績や目標達成経験を数値を交えてアピールすることが重要です。
また、コミュニケーション力を強調し、相手の要望を的確に把握できる能力をアピールすることで、自分がその企業でどのように貢献できるかを具体的に示します。
前職で培った、顧客の要望から自社製品を提案する能力を貴社の営業でも生かせると確信しています。
非接触でのオンライン営業が進む中、貴社がコロナ禍以前よりオンライン営業を先進的に進めていた先見性に魅力を感じました。
さらに、現在進めている〇〇のプロジェクトもフィンテック企業の増加を見越した取り組みと感じ、新しいことにチャレンジし続ける姿勢に共感しています。
前職では開発者との関係も強化し、顧客や技術者との間を取り持つポジションでした。
これらの経験を通じて、貴社の新プロジェクトでも顧客と技術者のコミュニケーションを円滑に図り、ともに成長できる環境での活躍が期待できると考え、積極的に応募いたしました。
メーカーに転職する場合
メーカー職への志望動機では、まず対象となるメーカーの業界リサーチを行い、その企業が業界内でどのような立ち位置にあるかを分析します。
その上で、なぜその業界を志望し、その中でもなぜそのメーカーなのかを理由を明確にしましょう。
志望企業が社会にどのように貢献しているかを具体的に調査し、その貢献度を志望理由に落とし込むことが重要です。
また、企業が提供している商品が、ターゲット層や価格帯、市場規模などで競合他社とどのように異なり、自分がどこに魅力を感じているかを伝えます。
これにより、企業に対する深い理解や魅力への共感を示し、自分の熱意や本気度がアピール可能です。
祖父を医療機器による治療が難しい〇〇で亡くした経験から、命の尊さと医療機器の重要性を実感しました。
自分の持っている〇〇の技術をベースに、貴社で人の健康に貢献できることに魅力を感じています。
また、貴社が早期診断に着眼し、関連する事業を展開している姿勢にも魅力を感じました。
家族が早期診断の恩恵を受けられていれば、祖父も救われた可能性があったと考えます。
医療機器開発で、まだ確立されていない早期診断のシステムを含む新しい技術に積極的に挑戦していき、患者の命を支える仕事に貢献していきたいです。
看護師に転職する場合
看護師への転職を希望する理由を説明する際に、自身の体験や経験を交えることで、志望動機に説得力と信頼性を与えます。
例えば、家族が入院した経験から得た感動や気付きを具体的に述べると良いでしょう。
なぜ看護師の職を選んだのか、なぜその病院を選んだのか、その理由を明確かつ具体的に説明します。
看護職に対する深い関心ややりがいを示し、なぜその病院で働きたいのかを具体的にアピールしましょう。
応募先病院の基本的な情報をリサーチし、志望動機に具体的なデータを取り入れることで、真剣な姿勢をアピールします。
具体的には、病床数や患者数、提供する医療技術や医療機器の特徴などです。
また、病院の理念や方針、特徴に触れ、それに共感している旨を述べます。
昔から人を助けることに喜びを感じ、自身の経験から看護師としての道を歩むことを決意しました。
家族が入院した際、看護師の温かいケアが心に残り、その経験から看護の仕事に対する真剣な思いが芽生えました。
なぜ看護師に転職するかは、人々の健康と幸福に貢献できるやりがいを感じ、専門的な知識やスキルを身に付け、患者さんと向き合うことに充実感を見出せるからです。
貴院を選んだ理由は、その経験から得た信頼と安心感です。
貴院は地域の中核病院として確かな地位を築いており、多様な疾患に対応できる豊富な実績があります。
また、病床数や患者数だけでなく、貴病院の理念や方針が患者中心の質の高い医療を提供することにも深い共感を覚えています。
貴院で看護のプロとして活躍し、地域社会に貢献できることを心より期待しております。
事務職に転職する場合
事務職に求められる適性を理解し、自分がその職に適していることをアピールします。
具体的なスキルや性格特性を挙げ、その職種に必要な要素と一致していることを示しましょう。
事務職はサポート業務が中心であり、他者の成果に尽力できることが求められます。
これに対する自身の意欲や貢献意識をアピールしなければいけません。
経理事務、秘書、医療事務など、事務職にはさまざまな職種が存在します。
応募する職種がどのような仕事内容かを理解し、その職種に特有のスキルや能力をアピールすることが重要です。
前職の保険会社での営業事務職では、支店の営業部門の売上情報管理を担当し、エクセルを駆使してデータ整理を行う能力を高めてきました。
この経験により、上司からの高い評価を受けながら、売上情報を簡潔かつ分かりやすくまとめるスキルを身に付けました。
この経験を通じ、経理事務に興味を抱きました。
特に、貴社の経理事務に魅力を感じており、自身のスキルや経験を活かして経理のキャリアを築きたいと考えています。
貴社のサービスにも強い魅力を感じており、特にクラウドによるグローバルなデータ管理に関する取り組みに興味を抱いています。
このような先進的で挑戦的な取り組みに携わりながら、経理事務としてのスキルを磨けると信じています。
経理に転職する場合
経理への転職を志望する際、まず簿記の知識が求められます。
資格は必須ではありませんが、基本的な簿記の理解は不可欠です。
資格を持っていなくても、事前に簿記のテキストを読んでレベルを高め、コミュニケーションがスムーズに行えるように心がけましょう。
また、エクセルやワードなどのパソコンスキルも重要なポイントです。
経理業務ではデータの整理や分析が欠かせないため、これらのスキルを有していることがアピール材料となります。
特定のソフトに限定されない汎用的なスキルが求められます。
一部の企業では独自の経理システムを使用しているため、特定のソフトの使用経験よりも、パソコン全般に強いことが重要です。
応募企業の業務環境に柔軟に対応できることをアピールしましょう。
前職では〇〇の経理を担当し、月次決算や現金出納、帳簿管理、資金管理などの業務に従事しました。
経理目線からのコスト改善を提案し、これが実行されることで年間〇%の利益改善に貢献しました。
この経験を通じて、貴社が掲げる長期的な目標の利益率向上にも積極的に貢献できると確信しています。
また、私は貴社のサービスを日常的に利用しており、その価値に深く共感しました。
貴社の商品やサービスをより多くの人に知ってもらうためにも、経理のスキルを生かし、事務としてバックアップすることが重要だと感じています。
私の経理スキルと貴社の目指す方向性が一致していることから、貴社での経理業務に貢献できる自信があります。
総務に転職する場合
総務職は多くの企業で採用を行っている職種のため、まずなぜその企業を選んだのかを明確にすることが重要です。
企業ごとに異なる事業内容や文化を踏まえ、その企業が求める総務職の役割や期待値を理解しておきましょう。
具体的な企業の特徴やニーズに焦点を当て、自身がそれにどのように貢献できるかをアピールします。
また、一般的な理由になりがちなので、他者と差別化できるようなポイントを強調することが必要です。
例えば、応募企業に特化した経験やスキル、専門的な知識をアピールすることで、他の応募者との差別化が可能です。
入社後のビジョンや期待値も示唆し、自らが会社にとってどのような価値をもたらせるかをアピールします。
これにより、企業に貢献できる熱意と将来展望を明確に伝え、総務職としての適性や意欲をアピールできるでしょう
前職での4年間の総務部門経験を通じて、社内イベントの企画や福利厚生の改善など、広範な業務を手掛けてまいりました。
貴社の総務が、人事や経理など多岐にわたる業務を担当することを知り、これまで以上に幅広い業務に携われる環境に引かれました。
特に、貴社のサービスを利用していたことがあり、その信頼性やクオリティーに深い理解を有しています。
総務の経験を通じて培ったスキルや知識を駆使して、貴社の総務業務に貢献したいと考えています。
また、自らが未経験の領域でも積極的に学び、資格取得を通じてスキルを向上させ、幅広い業務に柔軟に対応していけるよう努めてまいります。
これらの経験と意欲を通じて、貴社の総務職で新たな価値を提供し、企業全体の発展に寄与できることを期待しております。
【転職で受かる志望動機のテンプレ】NGな志望動機
志望動機として、取り入れると面接官に良い印象を与えない内容もあります。
NGな志望動機につながりやすい4つのポイントを解説しましょう。
ここで紹介するポイントに注意しながら、志望動機を作成してみてください。
退職理由と志望動機につながりがない
志望動機と退職理由との関連性には整合性が必要です。
例えば、退職した理由が前職の環境に適応できなかった場合は、その経験から得た教訓を元に、応募先で解決したい課題や成し遂げたい目標を示さなければいけません。
退職理由と志望動機が矛盾していると、信憑性が低くなり、採用担当者に不安を与えてしまうでしょう。
一貫性のない志望動機は、自己PRや転職の経緯とも整合性がない可能性があります。
全体として自己のキャリアプランを細部にわたり整理し、それがなぜ今応募先に最適かを明確に伝えることが、熱意や志望度を高めるポイントです。
勉強目的
勉強目的を強調する志望動機は、慎重にアピールする必要があります。
まず、企業はプロとしての実力を求めているため、入社動機が主に個人のスキル向上や学びたいなどの点に焦点を当て過ぎると良い印象を抱きません。
これは、会社にとっては戦力として期待されている人材が、あくまで自己満足の成長だけを求めていると受け取るためです。
また、過度に勉強や成長などの言葉を使用し、それがただの抽象的な願望で終わってしまうと、採用担当者にとっては具体的な付加価値が見いだしにくい印象を与えます。
志望動機の中で自身の向上心をアピールする一方で、その成長や学びの過程が会社にとってどのような形で価値を生むかを強調することが大切です。
自分の学びを通じて企業に貢献できるポイントを具体的に示しましょう。
経営理念に共感
経営理念は経営者の考え方やビジョンを示していますが、企業理念は会社全体の目指すべき方向性や価値観を表しています。
応募者が共感すべきは企業理念であり、経営理念ではありません。
経営者が交代する可能性もあるため、より組織全体に関わる企業理念への共感が重要です。
また、共感する企業理念を伝える際には、単なる表面的な共感だけでなく、具体的なエピソードや経験を交えましょう。
理念に共感した状況やその影響を具体的に語り、それがなぜ自分にとって重要なのかを明確に示します。
応募者は企業理念を深く理解しており、それを自身のキャリアや価値観と結びつけていることをアピールすると良いです。
理念に基づいた具体的な行動や考え方を示すことで、共感が抽象的ではなく具体的なことを印象付けられます。
福利厚生重視
福利厚生に魅力を感じたことだけでは、他の企業との差別化が難しいです。
具体的にその企業の福利厚生が他社よりどう優れているのか、それが自身のキャリアや働く環境にどのようにプラスになるのかを示さなければいけません。
志望理由には、企業への貢献や仕事に対する熱意もアピールポイントとなります。
福利厚生がどのように仕事へのモチベーションや生産性向上に寄与するかを具体的に説明し、それが組織全体の良い循環を生む手段なことを示しましょう。
単に福利厚生が充実しているからなどの表層的な理由ではなく、企業の福利厚生がなぜ自身の成長や働きやすさにつながるのか、それがなぜ選択の決め手となるのか、理解を深めた上で伝えることが重要です。
まとめ
今回の記事では、転職で受かる志望動機の書き方を解説しました。
志望動機は面接官に対して入社意欲をアピールする要素であり、面接官にとっては応募者がどれだけ本気で応募してきているかを測る判断材料となります。
志望動機を書く前に、企業リサーチを行い、退職から転職に至るストーリーを考えましょう。
その際は、面接官が志望理由を重視する理由をおさらいしながら考えるとより良い志望動機を作成できます。
志望動機を書く場合は、文字数は200~300文字を目安にしましょう。
結論となる志望動機を冒頭に書き、根拠となるエピソードを続けて書きます。
最後は入社後に思い描いているキャリアプランを書く構成とすると良いです。
受かる志望動機の例文10選をさまざまなシチュエーション別に紹介しています。
また、NGとなる志望動機も合わせて紹介しているため、自分が当てはまるケースを参考にしてみてください。
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