【文字数別例文3選】ガクチカの文字数を調節する際のポイントは?減点されないガクチカを作成しよう!
はじめに
就活に向けてESを作成する方は、ガクチカの作成も必須です。
同じ職種で複数社にエントリーする場合は、ガクチカはどうしたらいいでしょうか?
アピールするポイントが同じでも、文字数が変わるとどのように調整したらいいでしょうか。
今回は、ガクチカの文字数を調整するためのポイントについて解説します。
文字数別の例文も紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
【ガクチカの文字数】ガクチカを書く際のポイント
ガクチカを書く際には、気をつけるべきポイントがいくつかあります。
これらのポイントを意識せずに書くと読みにくく、内容が分かりづらい文章になることがあります。
これから紹介するポイントに注意しながら、作成を進めましょう。
①文字数の指定がない場合は400字が目安
文字数は指定されている場合が多いと思いますが、特に指定がない場合については、おおよそ原稿用紙1枚分である400文字を目安に書くと良いです。
指定される場合も、400文字が多いため文字数に慣れておくと良いでしょう。
②指定の文字数の8~9割は書く
レポートの提出などと同じように、指定文字数の8割以上は記載した方が良いです。
理想は9割以上をしっかりと書き込むことです。
極端に少なすぎる文字数や、逆に大幅に超過する文字数では、どちらも「指示を守れない人材」としてマイナス評価になる可能性があります。
文字数を削る・増やす際のポイントは後述しますので、参考にしてください。
③結論を先に述べる
ガクチカを作る際には、最初に結論を述べた方が良いでしょう。
結論を先に述べることで、相手に自分の主張を確実に伝えることができ、その後の内容も理解されやすくなります。
また、結論部分についてはできるだけ簡潔に書いた方が良いです。
長々と説明すると内容が伝わりにくくなるため、簡潔に伝えることが重要です。
「私が学生時代に力を入れたことは◯◯です」くらい短く伝える意識で大丈夫ですので、端的に結論を伝えましょう。
④PREP法で書く
文章の構成を考える際には、PREP法を使って書くのが有効です。
PREP法とは「結論(Point)→理由(Reason)→具体例(Example)→結論」の順番で話を展開していく方法です。
この通りに文章を構成していくだけで、要点をつかんだ簡潔な文章になり、読みやすく分かりやすい文章の作成が可能です。
⑤ありのままの自分を伝える
印象や評価を高めるために、嘘の内容を伝えたり、話を盛ったりしたくなりますが、おすすめはできません。
その後の面接で整合性が取れなくなる恐れがあります。
また、もし入社できたとしても、業務上で嘘のために困ってしまう場合も考えられます。
嘘がばれてしまったり、そのために不利になってしまうことも考えられますので、ありのままの自分を伝える方がいいでしょう。
【ガクチカの文字数】営業職に求められる力
ガクチカを作成するにあたり、自身が志望する職種に必要な能力は理解しておくべきです。
これらを理解した上で作成することで、ガクチカの完成度も高くなります。
今回は営業職で必要なスキルを6点に絞って紹介します。
①コミュニケーション能力
最近では営業の手法もさまざまにありますが、やはり顧客と会って商談することが基本です。
商談での雑談も含めたコミュニケーションを通じて、相手との良好な関係を築いたり、相手の話す内容を理解し、要求事項を的確に探ったりすることで、契約獲得につなげます。
これらを実現するためには、高いコミュニケーション能力を持っていることが重要です。
②傾聴力
商談では、一方的に話をし、自社の商品やサービスの売り込みばかりして、相手の話を聞けない営業担当は成果を上げることができないでしょう。
相手の話をよく聞き、何が必要であるかのニーズをつかんで適切な商品やサービスを提供することが重要です。
このためには傾聴力が必要であり、相手の話をよく聞く能力が必要です。
③論理的思考
営業の現場では、たくさんの人と商談を行うため、顧客の課題が今まで経験のないタイプである可能性もあります。
また、経験のない問題が発生し、適切な対応が分からない場合もあると思います。
このような場合でも、直感で思いついた回答を主張するのではなく、論理的に情報を整理して回答しなければ、顧客の信頼は失ってしまいます。
営業の仕事では、論理的思考が求められる場面が多くあります。
④課題発見力
営業の仕事では、顧客の抱える課題の中に商談のヒントがあります。
顧客の課題をしっかりと突き止めて、それに対して適切な提案を行うことで、商品やサービスの販売につながっていくのです。
このため、課題を発見する力がなければ、提案内容もピントがずれてしまい有効な商談はできないですし、思うような成果をあげることもできません。
⑤課題解決能力
営業の仕事は商品やサービスを販売する仕事ですが、販売の契機は課題解決にあります。
多くの人が商品を購入するきっかけは、自身の課題を解決するためです。
つまり、営業の仕事は常に顧客の課題を発見し、解決することが、商品やサービスの販売につながっていきます。
このため、課題解決能力がなければ、営業の仕事が成り立たなくなってしまうほど重要です。
⑥ストレス耐性
営業の仕事では、数字を追いかけるため成果が問われます。
思うような成果があげられなければ、そのプレッシャーからストレスを感じることも多くなります。
ストレスを引きずっていると、良いパフォーマンスを発揮できないため、次の仕事にも影響し、さらに成果が上がらないなどの負のループになる可能性もあります。
ストレスに耐性があれば良いのですが、日ごろからため込まないようにすることが重要です。
【ガクチカの文字数】文字数を削る際のポイント
ガクチカでは文字数が指定されている場合が多く、指定がなければ、前述のように400文字程度で記載するのが良いとされています。
超過してしまった場合は、文字数を削る作業が必要になりますが、どのように行ったら良いでしょうか。
文字数を削るポイントを4つに分けて紹介します。
①必要のない部分を削る
まず、一番最初にできることは必要のない部分を削る作業です。
できあがった文章を良く読み返し、削除しても問題がない部分を探し出し削っていきます。
特に前後の文の補足になっているような部分は削っても問題ありません。
また、文書を削ることで、余計な情報がなくなり、読みやすく主張が伝わりやすい内容になるといった利点もあります。
②単語を言い換える
次に、言い換えることのできる単語がないかを探してみましょう。
特にカタカナで書かれた文章などは、文字数が多くなってしまう原因の一つです。
同じような意味で置き換えられる言葉や、短い単語に言い換えられないかを探していきます。
これらの作業は自力では難しいため、同意語や類義語の辞典などを使って調べるのがおすすめです。
③接続詞を変える
文字数の削減に役立つポイントとして、接続詞の変更も有効です。
接続詞は同じ役割や意味合いでも複数個存在する場合などがあります。
たとえば「しかしながら」のような接続詞は、「だが」に変更することが可能です。
こうすることで、全体の意味を変えずに文字数を減らすことができます。
接続詞をまとめているサイトなども多くありますので、参考にすると良いでしょう。
④漢字への変換漏れがないか確認する
最後のポイントは漢字への変換ができないかを確認します。
漢字へ変換することで文字数を減らすことができます。
ただし、常用漢字でない漢字を含む当て字や副詞、副助詞、接続詞、指示語などひらがな表記の方が望ましい場合もあるので注意が必要です。
以下に一例を示しますので、確認してみてください。
<当て字の例>
×出来る 〇できる
×兎に角 〇とにかく
×素敵 〇すてき
×無駄 〇むだ
×何時 〇いつ
<副詞・副助詞の例>
×何故 〇なぜ
×何れ 〇いずれ
×遂に 〇ついに
×先ず 〇まず
×等 〇など
<接続詞の例>
×或いは 〇あるいは
×尚 〇なお
×拠って 〇よって
<指示語の例>
×貴方 〇あなた
×此方 〇こちら
×其方 〇そちら
×其れ 〇それ
×何れ 〇どれ
【ガクチカの文字数】文字数を増やす際のポイント
ガクチカの作成では、文字数を削る場合もありますが、当然その逆の増やすことが必要な場合もあります。
完成したガクチカが規定の8割にも届かない文字数であれば、増やす作業が必要です。
以下に3つのポイントに分けて、文字数を増やす方法を紹介します。
①当時の感情を書く
事実の内容を羅列するだけではなく、その時に自分はどう感じたのかといった感情の部分を描写することで、文字数を増やすことは可能です。
文字数を増やすと同時に、より具体的な内容にできます。
また、企業側も応募者の当時の考え方や、感情の変化などは知りたい内容ですので、良い評価を得ることができます。
②より具体的に書く
取り上げた経験やエピソードをさらに深掘りしてより具体的に書くことで、文字数を増やすことができます。
特に物事に立ち向かう姿勢であったり、考え方の部分については、応募者の性格が伝わるため具体的に書くと良いでしょう。
また、数字を使って表現することも分かりやすくなるため、効果的です。
特に営業職では、数字で業績を管理していたり、顧客への提案で数字を用いて商品の効果を伝えることも多くあります。
数字を使って表現することで、担当者に伝わりやすくするだけではなく、就職後の職務で活かすこともできます。
このため、普段から数字を使って具体的に説明する練習をしておくと良いでしょう。
③ガクチカから得た学びについて詳しく書く
文字数を増やす方法として、3つ目はガクチカから得た学びについて詳しく書くことです。
まとめの部分で、ガクチカの経験から得た学びを今後の仕事でどう活かしていくかを伝えることで文字数を増やすことが可能です。
このことは、企業側でも応募者の入社後の働く姿が想像しやすくなるため、知りたい情報でもあります。
積極的に記載するのが良いでしょう。
【ガクチカの文字数】文字数別の例文
次にガクチカの例文を紹介します。
同じエピソードを使用して、200文字、400文字、600文字の3つのパターンでの例文を紹介します。
文字数の違いによる、内容の変化を確認して、自分でガクチカを作成する際の参考にしてください。
200文字の場合
学生時代、サッカーに打ち込んできました。
ワールドカップがきっかけで始め、すぐにのめり込みました。
大学の部活では、目的が異なる人が混在していたため、様々な問題の原因となっていました。
解決のため全員で集まり、意思統一を行い大会上位を目標にしました。
その後は地区代表になることができました。
この経験で、目標と協調の重要性を学びました。
将来は、リーダーシップで、会社に貢献したいと思います。
400文字の場合
学生時代、サッカーに打ち込んできました。
始めたきっかけは、小学生の時に見たワールドカップで日本が戦う姿を見たことでした。
すぐに競技の面白さに気づき、自らのめり込んでサッカーが好きになりました。
大学時代は多くの課題にぶつかりました。
主に、チーム内の問題と私自身の問題です。
「遊びで参加する人」と「真剣に競技をしたい人」が混在しており、練習の質や人間関係に大きな影響を及ぼしていました。
すぐにチームメンバー全員を集め、意識の統一を図りました。
地区大会優勝という目標の意思統一ができました。
私自身の問題は腰を痛めたことでした。
私の問題は、日々筋トレに励み着実に緩和していきました。
その後は質の高い練習ができ、腰痛も改善しました。
結果として、地区代表になることができました。
この経験で、目標と協調の重要性を学びました。
将来は、リーダーシップを活かし会社に貢献できる人材になりたいと考えています。
600文字の場合
学生時代、私は部活のサッカーに打ち込んできました。
幼いころに見たワールドカップで、日本代表が戦う姿に刺激を受け、憧れで始めたのがきっかけです。
最初は憧れで始めたサッカーですが、すぐに競技の面白さに気づき、自らのめり込んで行くと同時にサッカーが好きになっていきました。
大学時代のサッカーは課題の連続でした。
1つはチーム内の問題で、もう1つは自身のけがの問題です。
チームの問題では、当初は目的がバラバラなために起こりました。
単に好きで参加しているメンバーと大会上位を目指すメンバーが混在しており、まとまりがなく練習や人間関係がうまく行かないことが多くありました。
また、自身の問題は痛めた腰の影響です。
チームの問題を解決するため、私は全員を集めたミーティングを行いチームでの意識の統一を目指しました。
結果的に数名が辞める残念な選択もありましたが、大会上位を目指して練習する方向で意思統一することができました。
また、自身の問題については、主治医と相談し腰付近の筋力アップで痛みを緩和する方向でまとまりました。
その後は質の高い練習ができるようになり、自身の問題も筋トレで回復することができました。
結果として、インカレの地区代表になることができました。
この経験は、私に目標の必要性とチームワークの重要性を教えてくれました。
社会人になってからも、リーダーシップを発揮し会社に貢献できる人材になりたいと考えています。
【ガクチカの文字数】より良いガクチカにするには
ここまでガクチカを作成する際のポイントや文字数に応じた対応方法を紹介してきました。
最後に、さらにガクチカを良くするためには何をすれば良いのかを紹介します。
3つに分けて紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
①自分の強みをしっかりアピールする
ポイントの一つ目は、自分の強みをしっかりとアピールすることです。
自己分析をしっかりと行うことで、自身の強みが理解できるでしょう。
この強みを理解し、ガクチカに反映することで単に「頑張った」のではなく、どのように頑張ったのかといった部分が表現できます。
自己分析を行い、自身の強みをしっかりと表現することで、他の人との差別化ができるガクチカが完成します。
②他の人のガクチカを参考にする
他の人のガクチカを参考にすることは、より良いガクチカを作成するための第一歩です。
先輩や同級生のガクチカを参考にして、自分のガクチカに足りていない部分がないかを確認してみましょう。
特に、自分が目指している業界や職種、可能であれば同じ企業を受けた人や、受ける人のガクチカを見るとより参考になるはずです。
③第三者に添削してもらう
上記で他の人のガクチカを参考にすると記載しましたが、第三者からの刺激はとても重要です。
自分のガクチカにばかり集中していると、頭が固くなり、方向性が固まってしまう可能性があります。
こうなると、柔軟な発想ができにくくなるため、同じような文章しか書けなくなってしまいます。
この状況を改善するためには、添削してもらうことで第三者の視点を入れることです。
自分では、気づくことができなかった点なども指摘してもらうことができるため、より良いガクチカにブラッシュアップできます。
まとめ
ここまで、ガクチカの作成でのポイントや文字数の増減への対応方法などを解説してきましたがいかがでしたでしょうか?
上記でも述べましたが、最終的に完成したガクチカは添削してもらった方が、さらに内容を良くできます。
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