「転職活動をおこなうけど、マナーや対策など全然知識がない」

上記のようなお悩みを抱えていませんか？

転職活動は学生の就職活動と異なり、社会人としての中身も見られています。

そのため、最低芸のマナーやエチケットなどの理解ができていないと、社会人として印象が良くないように映るかもしれません。

そこで今回は、面接での逆質問やメモの取り方などのマナーについて紹介します。

当記事で理解できることは、以下の通りです。

上記の内容を理解して、効率よく転職活動を進めていきましょう。

転職者必見！面接時に必ず押さえておきたい4つのマナー

転職での面接では、マナーを押さえることで通過率の向上につながります。

マナーと聞くと当たり前なことに感じますが、逆にできていないと面接官への評価につながりにくいでしょう。

ここでは面接時に必ず押さえておきたい4つのマナーを紹介します。

ここで紹介する面接時のマナーは、以下の通り。

上記のポイントを押さえて、面接を有利に進めていきましょう。

第一印象で決まる！押さえておきたい身だしなみのポイント

面接は実際に話す前から、評価は始まっています。

面接官が候補者を一番最初に見るポイントは、身だしなみです。

身だしなみを整えるだけでも、面接官からの評価が高くなる可能性はあるでしょう。

しかし、どのような部分を面接官が見ているか分からないですよね。

そこで、ここでは身だしなみで押さえておきたいポイントを3つ紹介します。

清潔感ある外見を意識する

清潔感は、人に好印象を与える大きなチャンスポイントです。

人は外見を見て、その人の5割程度を判断してしまうからです。

この法則は「メラビアンの法則」といわれるもので、視覚55％・聴覚38％・言語力7％と定められています。

これにより、外見にあたる清潔感が損なわれていると、2人に1人は見た目だけで合否を決めているかもしれません。

また、企業勤めということは、人と関わる機会が増えます。

そのため、清潔感が損なわれている人材と一緒に働きたいと思う面接官は少なく、選考の通過率が下がることは間違いありません。

清潔感は、選考の通過率に大きく関わる部分と押さえておきましょう。

緊張が伝わらない姿勢で対応する

面接中は、緊張が伝わらないよう堂々とした姿勢で臨みましょう。

面接官に緊張が伝わると、候補者に対して「本当に活躍できるのか？」「この子は大丈夫なのか？」という懸念を抱かれる可能性があるからです。

採用側は候補者が自社で活躍できる姿をイメージしています。

しかし、緊張で自分の魅力が発揮できないと、企業で活躍できるイメージが面接官にとって見えにくいことでしょう。

また、緊張すると貧乏ゆすりや目がうつろになるといった方も。

これらの態度は緊張から来ることが多く、面接官に悪い印象を与えることにつながります。

緊張感を与えない対策や場数を踏み、面接官に堂々とした姿勢で対応しましょう。

匂いや持ち物に注意する

面接の日には、匂いや持ち物に注意してください。

面接日にも関わらず、最低限のエチケットができていないと、「社会人としてふさわしくない」といった人格を疑われることにつながるからです。

強い匂いを放つ香水をつけて面接に臨むと、面接官が匂いに気がいってしまい、有意義な時間になりません。

面接当日では匂いが強い香水を控えたり、臭いの強い料理を食べた後なのであれば消臭剤を振りかけるなどをしましょう。

また、カバンなどの面接当日に持っていくものは、椅子の横に立てかけるなど、マナーよく過ごすことが大切です。

このように、匂いや持ち物の扱いには最低限の配慮をおこなうようにしましょう。

面接のマナーを押さえる！好印象を与える態度・受け答えの方法

面接ではマナーを最低限押さえないと、受け答えが立派でも高評価にはつながりにくいでしょう。

面接官は候補者の内面を見ているので、マナーが押さえられていないと、「自社で働いた場合に大丈夫なのか？」という疑念を抱きます。

このようなことにならないためにも、ここからは面接時におけるマナーについて詳しく紹介します。

最低限のマナーを理解して、面接官に良い印象を与えましょう。

言葉遣いに気をつける

面接中は、最低限の言葉遣いには気をつけましょう。

面接がおこなわれる際は、候補者より年齢が高い可能性が高いからです。

状況やシーンに合った言葉遣いができないと、面接官からは社会人としての判断が厳しいものとなる可能性があります。

そのため、面接前には言葉遣いや敬語の使い方などを確認しておき、コミュニケーションの部分で悪印象を与えないようにしましょう。

また、中途面接では幅広い年齢の候補者がいるため、自分よりも年齢が低い面接官が対応する場合もあります。

年齢が自分より低いと確認したとしても、面接官は候補者の「人」という部分を見ているので、上からの発言は避け面接官を敬う言葉遣いを意識しましょう。

表情や語気は明るく

面接で好印象を与えるために、表情や語気の明るさは欠かせません。

表情や語気は候補者の内面的な部分を表しているからです。

面接官の質問に対して、自信なさげな暗い表情で答えてしまうと、「この人、本当にそう思っているのかな？」と面接官は疑問を抱いてしまいます。

面接でのコミュニケーションは、候補者がアピールする場です。

自分が用意した答えに自信をもって伝えることで、面接官に熱意や信頼などを与えられるでしょう。

適当な時間に到着するように逆算する

面接当日は、開始時間に合わせて適切な時間に到着できるよう逆算しておきましょう。

適切な時間に到着できることで、面接に余裕をもって臨めるからです。

面接開始時間ギリギリに到着してしまうと、身なりの乱れや精神の落ち着き、質問に対する頭の整理など、面接に悪影響を及ぼす可能性があります。

具体的な悪影響は、以下の通り。

上記のような悪影響が考えられ、面接官は良い印象を抱かないことでしょう。

また、時間に余裕を持つがあまり、面接開始時間から30〜1時間程度早く到着してしまうことも、かえって逆効果です。

企業はお仕事の間で面接時間を設けているので、企業側が想定している時間よりも早く到着してしまうと、手間をかけることになります。

このように、自分や面接官のためにも、程よい時間に到着できるよう逆算しましょう。

質問に対して正しく答える

面接での受け答えに関して、質問に正しく答えることが重要です。
面接官がする質問に対して正しく答えないと、面接官が欲しい情報が得られず採用につながりにくくなります。

また、コミュニケーション能力が低いと判断されても、おかしくありません。
質問に対して正しく答えるコツとして、「PREP法」というコミュニケーション方法が有効です。

具体的なPREP法の意味は、以下の通り。

上記の流れで質問に答えると、説得力がありながら質問に正しく答えられます。

ポイントとしては、答える冒頭で結論を伝えることです。

例えば、「志望動機を教えてください」という質問に対して、「私は～～という部分に惹かれ、御社を志望します。」というイメージで答えます。

この後に、動機の理由を伝えたり理由に対する過去の経験などを伝えたりする流れでおこなうと、納得感ある答えが可能です。

面接官の質問に対して結論を先に述べ、後から肉付けしていくことで、質問に正しくこたえられるでしょう。

明るい挨拶で好印象を得る

面接官とのファーストコンタクトで、明るい挨拶は重要なポイントとなります。

なぜなら、明るい挨拶をおこなうだけで、面接官にはやる気の高さや好印象を与えられるからです。

挨拶を明るくおこなうことで、面接官に与えられる好印象のポイントは以下の通り。

上記のように挨拶一つだけで、ポジティブな印象を面接官に与えてくれます。

一方、挨拶はするものの暗い挨拶をしてしまうと、上記で挙げた逆の印象を与えてしまうことも。

面接において「人間性」という部分は面接官の心を動かす大切な部分なので、明るい挨拶で良いファーストコンタクトをおこないましょう。

面接の通過率アップ？効果的な逆質問のポイント

面接の通過率を上げるためには、逆質問が効果的です。

逆質問は企業への関心をアピールする最大の場面で、逆質問の時間を有効に利用することで、面接の通過率も大きく変わることでしょう。

しかし、ただ逆質問をするだけでは、面接官から高い評価は得られません。

そこで、ここでは効果的な逆質問のポイントについて紹介します。

HPや面接中に触れていたことを質問しない

逆質問では、面接中に質問された内容に近いことを聞くことは避けましょう。

なぜなら、面接官が同じような内容を繰り返し説明することになると、印象を悪く持たれる可能性があるからです。

面接官は、一日に多くの候補者と面接をおこなっています。

そのため、同じような内容を繰り返さなければならなくなると、疲れてしまい苦労がかかる人材と思われることも。

また、HP内で分かるような逆質問もNG。

実際に他企業へ営業する際、事前に下調べをおこなってから出向くことがほとんどです。

面接の逆質問も同じで、HP内で理解できる内容を聞いてしまうと、「下調べもできない人材」と認識されるかもしれません。

このように、逆質問の際は、同じことや事前に分かるような内容を聞かないことがベターです。

面接官に合わせた質問をする

逆質問では、面接官の役所に合わせた内容を聞くようにしましょう。

なぜなら、役職によっては逆質問の内容に答えにくい場合があるからです。

企業の規模が小さい場合だと、採用担当者が企業の内情を理解していることがあります。

しかし、企業の規模が大きくなるとそうもいきません。

規模が大きくなると役職や部署が異なり、すべてを細かく理解している可能性は低いでしょう。

また二次・最終面接などで役員・社長クラスの方が面接官ですと、企業のことは深く理解していても、現場についてはあまり理解していない場合もあります。

このように、役職・面接官にあった逆質問をすることで、お互い有意義な時間が過ごせるでしょう。

メモに書いて逆質問することもアリ

逆質問の際は、あらかじめ用意したメモを利用してもOKです。

企業のデータや細かなミッションなどは、面接で多くの時間を過ごしていると忘れてしまうこともあるでしょう。

そのようなリスクを避けるためにも、あらかじめ逆質問用にメモを用意することで、濃い逆質問の時間が過ごせます。

また、面接に対して事前準備をおこなってきたという点で、面接官に評価されることもあるでしょう。

しかし、メモをとる際は面接官にあらかじめ許可を取ってから利用してください。

メモを利用する断り方は、当記事の下部に詳しく記載していますので、ぜひ参考にし面接官に好印象を与えましょう。

転職の面接中にメモを持参するのはあり？

転職での面接では、メモを持参することは好ましいのでしょうか？

メモを利用することで、面接に不安なく臨めるでしょう。

しかし、実際にメモを面接中に利用することは、どのようなイメージを面接官に持たれるのでしょうか？

ここからは、転職の面接中にメモの持参について紹介します。

基本的に事前に準備する

面接は基本的に「会話」が大切です。

そのため、メモありきで面接に臨もうとすると、面接官との濃いコミュニケーションがとりづらくなります。

面接前の準備で、「どのような質問が想定されるか」「どのように答えるか」を頭の中で整理すると、面接がスムーズに進められるでしょう。

しかし、質問の答えを整理する際に、すべてを暗記することは避けるのがベターです。

なぜなら、すべて暗記してしまうと、万が一頭から抜けた際に何も答えられない可能性が高まります。

面接ではメモに頼りきらず、面接官とのコミュニケーションを意識して、自分をアピールしましょう。

勤務地や条件面に関してはOK

面接中のメモ利用はふさわしくありませんが、勤務地や条件面を聞く際でのメモは利用可能です。

なぜなら、勤務地や条件など頭で覚えながらも忘れてしまった際、入社後に予期せぬトラブルを引き起こす可能性があるからです。

このような支障をきたさないためにも、勤務地や条件面についての話になる際は遠慮なくメモを取りましょう。

しかし、メモを取る際は、面接官に一言断りを入れることが大切です。

その際は「重要事項かと思いますので、メモをとってもよろしいでしょうか？」と一言入れるだけで、面接官に好印象を与えられます。

反対に、重要事項でありつつも面接官に断りを入れずにメモを取ってしまうと、面接官に余計な疑念を抱く原因となるでしょう。

このように、面接中に入社に関する重要事項のメモは、あらかじめ面接官に断りを入れて利用しましょう。

番外編：WEB面接で好印象を与えるポイントとは？

面接では対面以外にも、WEB面接の対策もしなければなりません。

なぜなら、コロナ禍の影響からWEB面接が普及し、一次・二次面接ではWEB対応をおこなう企業も多いからです。

そのため、対面での面接に加えてWEB面接でも好印象を与えるポイントを押さえる必要があります。

しかし、対面とWEBでは好印象を与えるために、どのような違いがあるのでしょうか？ ここからはWEB面接で好印象を与えるポイントを紹介します。

ポイント①｜マイクやカメラの位置など事前準備をおこたらない

WEB面接前には、マイクやカメラなどの事前準備をしっかりとおこないましょう。

WEB面接が始まってから「マイクの調子が悪い」「カメラが正常に映らない」などの状況に陥ると、自身の精神的な安定につながらないからです。

面接は採用の有無が決まることから、多くの人が緊張を感じる時間です。

通常通り面接がおこなわれるだけでも緊張を抱えるのにも関わらず、器材の不調で面接に支障をきたすとさらなる不安に襲われることでしょう。

また、WEB面接で利用されるツールは、事前に設定が可能です。

カメラの明るさやマイクの音量、相手への聞こえ方など、設定項目はさまざま。

このような事前準備をしっかりおこなうことで、お互いにストレスなく気持ちの良い時間が過ごせることにつながります。

ポイント②｜メモに頼らないようにする

WEB面接では、メモに頼らないことがベターでしょう。

対面で面接をおこなわないことから、簡単にメモを見ながら対応できるようになりましたが、メモを活用して面接に臨むと不自然な印象になります。

では、メモを活用することで、面接官にどのような印象を与えるのでしょうか？

ここからはメモに頼ってはならない理由を3つ紹介します。

今回紹介する理由は、以下の通り。

ここで紹介する理由を頭にいれておき、好印象を与えるWEB面接にしていきましょう。

理由①：熱意が伝わりにくい

メモに頼りすぎると、面接官の質問に対して熱意がこもった答えがしにくくなります。

なぜなら、メモを見ながら話すことで、メモに書いてあることを読むことで必死になるからです。

面接での質問に関する内容を頭に入れることも、重要な面接対策の一つです。

質問に対する内容を頭に入れることで、面接官に熱意を持ってアピールできます。

メモを見て「言わされている」のか、自ら「言っている」のかでは熱意に差が生まれ、選考に大きく関わることでしょう。

理由②：内容を忘れると頭が真っ白になる

メモの内容を忘れてしまうと、頭が真っ白になる可能性があるでしょう。

メモを作成して臨む人は、メモを頼りに面接に挑みます。

メモを作成している際は伝えたい内容が頭に入っていますが、いざ本番となった際にメモに書いてある内容が理解できないと、面接の際に手こずる可能性が非常に高まります。

このようなトラブルを防ぐためにも、あらかじめ面接練習をしたり質問に対する答えの整理をおこなったりするなど、本番でのトラブルを未然に防ぐ対策が大切です。

理由③：面接官は「目線」を見ている

メモに頼りすぎてしまうと、面接官にバレる可能性があります。

なぜなら、面接官は候補者の「目線」を見ており、メモを見ながら話すと目線が必ず合わなくなるからです。

面接は本来正面を向いてコミュニケーションをとるもので、目線がズレ続けていると面接官は不自然に感じてしまいます。

そのため、「緊張しているのでは？」「メモを見ているのでは？」などの不信感を抱き、選考の通過に影響することも。

仮にメモを見て面接をおこないたい場合は、あらかじめ面接官にメモの使用の確認を得てから面接に臨むことで、不自然に目線がズレることに比べて印象は良いでしょう。

ポイント③｜予期せぬトラブルに冷静に対応する

WEB面接ではWEBツールを利用するため、予期せぬトラブルが起こりやすいです。

面接で緊張していることから、トラブルに対して冷静に対処できないということもあるかもしれません。

万が一のトラブルが起こっても、冷静に対処することが大切です。

WEB面接中に予期せぬトラブルが起こった際は、チャット機能を上手く利用し面接官とコミュニケーションを取りましょう。

トラブルが起こっただけで「不採用」になることはないので、面接官からの指示を冷静に従うことで面接にスムーズに復帰できます。

冷静にトラブルを対処できることで、面接官にトラブルの対応力もアピールできるでしょう。

転職時でよくある質問

ここからは、転職活動時によくある質問について紹介します。

転職は就職活動と少し異なるので、学生気分では採用されることが難しいでしょう。

ここで紹介するよくある質問を理解して、転職に関しての深い知識を身に着けることが大切です。

面接と面談の違いは？

面接と面談では一見同じようなものに見えますが、選考の重要度に大きく差があります。

具体的な違いは、以下の通りです。

上記が主な違いです。

上記の内容だけを見ると、面談は選考に影響しないから楽な気持ちで臨めると考えた方もいるのではないでしょうか？

しかし、面談担当者は候補者の言葉遣いや姿勢などを見ていることがあるので、悪い印象を持たれないように臨むことがベターです。

面接官がメモをすると「不採用」？

面接官がメモを取ったからといって、不採用とされることはありません。

面接官は転職候補者がどのような人物かを記録として残しているため、必ずしも「不採用」とは言えないからです。

面接官によって異なりますが、面接で取ったメモを参考に、企業の社風や求めている人材化などの判断材料にします。

そのため、ポジティブな内容はもちろん、ネガティブな内容がメモされてることも事実。

しかし、面接官がメモを取ったことだけで一喜一憂せず、面接だけに集中する気持ちが大切です。

メモを取るときにはどのように断りを入れればよい？

どうしても面接中にメモを見て答えたい場合は、一言断りを入れることが大切です。

その際に、「メモを見てもよろしいでしょうか？」といった断りを入れましょう。

一般的に、面接中にメモを見ることはNGですが、何も断りを入れずにメモを見る方が印象が悪く映ります。

面接官に印象が悪く映ってしまうと、面接の通過に大きく影響するので、面接官の目をしっかり見ながらストレートに断りを入れることが大切です。

まとめ

転職時の面接では、社会人としてのマナーや逆質問をおこなうなど、人間性を魅力的に見せることが大切です。

今回紹介した内容を、簡単にまとめます。

転職活動での準備は、特別難しいものではありません。

面接官にどのように見えているのかを客観的に把握することで、転職活動がスムーズにおこなえることにつながるでしょう。