既卒で営業職ってどうなの?営業の業務内容や向いている人を徹底解説!

既卒で営業職ってどうなの?営業の業務内容や向いている人を徹底解説!

目次
  1. はじめに
  2. 【既卒で営業職】営業職とは
  3. 【既卒で営業職】既卒で営業職ってどうなの?
  4. 【既卒で営業職】なぜ既卒に営業職はオススメなの?
  5. 【既卒で営業職】営業職の業務内容
  6. 【既卒で営業職】営業職に向いている人
  7. 【既卒で営業職】営業職として働くメリット
  8. おわりに

はじめに

大学3~4年次に就活をして、卒業と同時に新卒として就職するのが一般的ですが、さまざまな理由から在学中ではなく、大学を卒業した後で就職活動をする人も決して少なくはありません。

しかし、既卒で就活となると、新卒よりも間口が狭くなるのは事実です。

そんな中、営業職なら募集が多くあるから、内定が出やすいという話を聞いたことはありませんか。

営業職について詳しい業務内容や、適性がある人などあらゆる角度から説明していきましょう。

【既卒で営業職】営業職とは

営業職は、企業に利益をもたらす花形の職種です。

そのために、営業職とは自社のサービスや商品を売り込まなくてはなりません。

当然「買ってください」と言うだけでは、商談は成り立たないのです。

契約を取るためには、まずアポイントを取り、顧客の潜在的なニーズを見つけ、その課題の解決案を提案しなければなりません。

営業職は、対企業の「BtoB」と対個人の「BtoC」が存在します。

またルート営業や飛び込み営業、電話でアポイントだけを取り付ける「テレアポ」や電話やメールだけで契約につなげる「インサイドセールス」など、さまざまな種類の働き方が存在するのが特徴です。

また、基本給に契約の数を加味して、歩合で給料が加算されるケースも目立ちます。

【既卒で営業職】既卒で営業職ってどうなの?

結論からいうと、既卒の方に営業職はおすすめの職種です。

就職サイトには営業職の求人が多くあり、多くは「経歴不問」や「未経験歓迎」とされています。

そのため、既卒フリーターの立場であっても、正社員採用されやすい職種だといわれています。

広告・不動産・人材・メーカー・IT系などさまざまな業界で募集をしており、営業職がない業界は存在しないといっても過言ではないほどに重要な職種です。

しかし、その反面「ノルマ達成などストレスを抱えそう」「激務でやめるから募集が多いのではないか」などマイナスイメージがあり、尻込みしてしまう求職者が多いのも事実です。

募集が多いからといって、応募して後悔することはないのでしょうか。

【既卒で営業職】なぜ既卒に営業職はオススメなの?

既卒の就活は、新卒に比べてハンディキャップを抱えていることは否めません。

卒論や病気の療養などのまっとうな理由があったとしても、新卒ではないというだけで状況は厳しくなります。

そして、既卒で就活をするならば営業職がおすすめとみんなが口をそろえていう理由はなぜなのか、その答えは2つあります。

1つは単純に分母が多く採用されやすいということ、もう1つは特別なスキルが必要ないことです。

これら2つを、詳しく説明していきましょう。

営業の求人は多くあるから

単純に、営業の募集が他の職種に対して多いことが理由として挙げられます。

なぜなら、営業職は企業にとって必要不可欠であり、業績を伸ばしたい、新しい事業を立ち上げるなどの企業の方針があれば必ず雇用が生まれるからです。

また既存の契約がずっとあるとは限らず、いつ切られても新規開拓をしていかなければ、業績の維持すら難しいために毎年採用活動が行われます。

そして次に、離職率が高いことも挙げられます。

営業の仕事は接待やノルマもあり、勤務時間を取引先に合わせるため不規則な時間になるなど、精神的にも肉体的にもハードな職種なことは否めません。

そのため、数年内の離職を視野に入れて、人数を多く採用している企業が多いのです。

営業職は経験やスキルをあまり必要としないから

営業職は他の職種に比べると、資格や経験、スキルをあまり必要としないのも大きな理由の1つです。

営業職は、必要とされる能力はたくさんありますが、結局は「数字を取る」などの結果が全てでしょう。

そして、「売れる営業」になるためには、資格をたくさん取る、多くの経験を積むこともある意味必要ではありますが、それ以上にセンスや実力がものをいう世界です。

たとえ合宿やセミナーをしてノウハウを叩き込んでも、売れない人は売れませんし、売れる人は最低限のスキルさえ身に付ければどんどん契約を取れます。

そして、新人でも数字を多く取れば年次を超えて評価されますし、実力主義のベンチャー企業ではすぐに役職者になることも十分に考えられます。

そのため、仕事に就いていない既卒でも、やる気とポテンシャルがあると判断されれば、就職することが可能です。

【既卒で営業職】営業職の業務内容

営業職の仕事は企業に利益をもたらすことを紹介しましたが、具体的にどのような業務を毎日しているか分からない方も多いでしょう。

先ほど述べたように、営業には個人向けか企業向けかで営業スタイルが異なります。

またさまざまな営業手法があるために、営業の業務はこうだと一概には言い切れません。

しかし、業務の形態を問わず大きく2つに分けるとしたら、新規の顧客開拓と既存の取引先への営業になるでしょう。

それぞれを具体的に説明していきます。

新規顧客開拓

新規顧客開拓とは、今まで取引のなかった見込み顧客に対して、営業をかけることを指します。

ビジネスを成長させるためには、新規顧客の獲得は極めて重要です。

営業の手法は、一定の地域を定めて飛び込みで資料を持ち込む飛び込み営業や、手元のリストを基に電話をかけて営業するテレアポ、メール営業、問い合わせフォームを使用する、セミナーや勉強会を利用するなどさまざまです。

また、近年ではSNSの普及に伴い、SNS上に公開されている顧客のプロフィールからメッセージを送り、アポイントを獲得する方法も浸透してきました。

しかし、門前払いをされたり、電話を何十件もかけてまともに話を聞いてもらえなかったりするなど、断られるケースの方が多いため、精神的に負担を感じることもあるかもしれません。

既存取引先への営業

新規開拓営業と並ぶ代表的な営業手法の1つに、ルート営業があります。

新しい顧客を獲得するための新規開拓営業に対し、既存顧客に対する営業活動をルート営業と呼んでいます。

商品の魅力を売り込むだけではなく、既存顧客の課題やニーズを把握して、その上で商品や戦略の提案をしていく業務スタイルです。

具体的には、以前提案した商品やサービスの現状確認や点検、また必要に応じてオプションや新作の提案などを行うケースが目立ちます。

顧客の課題解決や提案の際の企画・資料の作成、見積書作成や注文処理、社内向けの報告書などの事務仕事も含まれます。

長期的に、顧客と取引を結ぶための信頼関係が築けるか否かが重要視される業務です。

【既卒で営業職】営業職に向いている人

営業職は、結果が重要視される職種ではありますが、ただ単にモノやサービスを売ればいいわけではありません。

顧客の意思を無視して無理に売りつければ、後からクレームになる可能性もありますし、不手際があれば今までの契約が白紙になるおそれもあります。

そのため緊張感を持って、最大限相手に配慮して業務に臨まなければなりません。

企業の顔の営業職に適性があるのは、一体どのような人なのでしょうか。

5つに分けて紹介していきましょう。

コミュニケーション能力が高い人

まず、営業職とは人を相手にする職種のため、コミュニケーション能力は必須です。

コミュニケーション能力と聞くと、誰とでも打ち解けられる能力と思うかもしれませんが、ビジネスで求められるコミュニケーション力は異なります。

まず、論理的かつ具体的に説明する提案力も大切ですが、それ以上に相手の潜在ニーズを聞き出すための傾聴力が重視されます。

顧客のニーズを引き出せなければ良い提案ができず、受注には結びつかないからです。

また、相手の理解度や気持ちを察する勘の良さも求められます。

提案中に顧客が不安そうな表情を見せたら、「ここまでで何かご質問はありませんか?」と手を差し伸べる、また相手に不快な気持ちが見えたら速やかに察知し、気分を害したことを詫びるなどの行動力も求められます。

常にアンテナが高い人

情報感度が高く、常にアンテナを張りめぐらしている人は営業に適性があります。

目くるめく速さで情報が更新され、情報の溢れている現代で、私たちは無意識のうちに莫大な量の情報に対峙しています。

そこで、いかに効率良く情報を集められるか、瞬時に必要か不必要な情報かの取捨選択ができるスキルがある人を、情報感度が高いと表現するのです。

効率良く質の高い情報を手に入れられる人は、先手を打って行動できることにより仕事の質が高く、業務を進めるスピードも速い傾向があります。

日々さまざまな事柄に関心を抱き、情報収集の仕組みを確立しているため、常日頃から情報収集をしている人は優れた営業になるポテンシャルを秘めているでしょう。

ストレス耐性がある人

ストレス耐性とは、ストレスに耐えて適応し、対処できる能力の度合いを指します。

営業職は、飛び込み営業やテレアポを断られる、気合を入れて商談したのに受注できない、順調に見えたのに商談の途中でひっくり返され失注するなどが日常茶飯事であり、ストレスフルな職種なことは間違いありません。

1つ1つのことに落ち込み続けていては、業務に支障が出てしまいます。

そのため、どのようなひどい対応を受けても、すぐに切り替えて前向きに仕事ができる人は適性があります。

「断られても当たり前」と思える気楽さを持ちながら、また苦しい環境がある程度続いても耐えられる忍耐力もあり、仕事には集中して帰宅後や休日はリフレッシュや趣味に徹するなど、切り替え上手な人はストレス耐性に長けているといえるでしょう。

【既卒で営業職】営業職として働くメリット

既卒でも比較的就職しやすい営業職ですが、「離職率が高い」「きつそう」などのマイナスイメージが拭いきれず、応募に踏み出せない方も多いでしょう。

確かに、顧客のペースに合わせながら毎月のノルマを達成しなければならないので、きつい職種なことは否めません。

しかし、営業職で働くことで得られるメリットは、デメリット以上にあります。

営業職で働く上で感じられるメリットを、6つに分けて話していきましょう。

どの企業でもその経験が活きる

営業職のメリットの1つに、一度働いてノウハウを身に付ければ、転職しても応用が利くことが挙げられます。

営業職で身に付くスキルは、どの業種でも必要不可欠なものです。

クライアントと文書や対面で会話する際の基本的なビジネスマナーは、自然に身に付けていきます。

また、企画やマーケティングなどさまざまな職種と関わるため、企業全体がどのように動いているか俯瞰な視線で理解できるようになっているでしょう。

さらに、数字を取れる営業職はどの企業でも優秀な成績を収められるので、優秀な営業はヘッドハンティングなどを通して好待遇で引き抜かれることも珍しくはありません。

企業とのミスマッチを感じたら、転職しやすいことはメリットの1つといえるでしょう。

能力次第で収入がアップする

「とにかく稼ぎたい」「頑張ったぶんの見返りがほしい」と考えている方に、営業職は非常におすすめです。

営業職では多くの場合、通常の給与に対して+αで支払われるインセンティブが設けられます。

企業によっては、「歩合給」「出来高給」「業績手当」などの呼び名で表現されることもあります。

 企業によって制度は異なりますが、契約件数やノルマを上回ったぶんに対して、一定の割合で支給されるケースが多いようです。

つまり、年次や役職にかかわらず、頑張れば頑張るほど給料が高くなります。

基本給が少ない場合も多く、成績が良くなければ給与水準が一気に下がってしまうという一面はありますが、仕事に対して金銭面でやりがいを感じたいというハングリーさを持ち合わせている方には、営業職はうってつけです。

人脈を増やせる

営業活動をしていく中で、社外で人間関係が形成されるのは大きなメリットです。

自分と担当顧客とのつながりだけでなく、別の社員が持つ顧客とのつながりなど、自分や他の社員を含めた見込み顧客との接点が営業での人脈といえるのです。

営業での人脈の広さは、顧客と契約ができる可能性とイコールになります。

人脈が広ければ、ノルマ達成が厳しい月に思わぬ角度からアプローチができるといったこともあり、リスクヘッジにつながるでしょう。

また、営業転職を考えるときに手助けをしてくれる可能性もあります。

ただ日常の業務をこなすだけではなく、異業種交流会やセミナーなどの集まりに顔を出す、SNSを活用して多方面とコンタクトを取るなど、自発的な行動によって人脈はおのずと広まっていきます。

おわりに

営業職は大変な側面もありますが、さまざまなスキルが身につき、転職の際も選択肢を広められるため、一度経験しておいて損はない職種です。

既卒の募集は新卒に比べて圧倒的に少ないため、在学中の就活よりも業界や職種の幅を広げて応募しなければならないという声を多く聞きます。

募集の多い営業職は激務のイメージがあるかもしれませんが、形態や働き方を吟味すれば自分にマッチする求人情報があるかもしれません。

ぜひ視野を広げて、チャレンジしてみてください。

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