キャリアアドバイザーは激務ってホント?キャリアアドバイザーについてまるっと解説!
【キャリアアドバイザーは激務か】はじめに
キャリアアドバイザーという仕事について調べると「激務で大変」といった意見を目にするかもしれません。
もちろん大変なこともありますが、どんな仕事にもそういう側面は必ずあります。
そして、もちろんどんな仕事にもやりがいはあります。
【キャリアアドバイザーは激務か】激務といわれる理由
「キャリアアドバイザーは激務」という声を耳にする人は少なからずいるでしょう。
しかしこれはすべての、キャリアアドバイザーの仕事が当てはまるわけではありません。
実のところ、企業による部分が大きいです。
なかなか見極めるのが難しい点ではありますが、やりがいのある仕事なので、すべてのキャリアアドバイザーが激務ではないことを覚えておいてください。
それではキャリアアドバイザーの中でも、激務であると考えられる企業の特徴を紹介します。
①残業が長い
激務であると考えられる特徴として、残業が長いことをあげられます。
求職者や企業からの要望に応えるため、突発的な仕事になることが多いです。
また、届くメールや問い合わせの量が多いのも特徴です。
1人あたりのスタッフに与えられる仕事量が多すぎる場合は、残業が長くなります。
また、「働きながら仕事を探したい」という人も多いので、求職者との面談は多くが18時以降です。
面談はキャリアアドバイザーのもっとも重要な業務の1つなので、おろそかにできません。
ヒアリングで得る情報は、今後の仕事のためにも非常に重要です。
そうした相談に乗っていると、思っていたよりも長く時間がかかってしまうこともあります。
これによって残業時間が増える可能性はあります。
②ノルマがきびしい
実はキャリアアドバイザーには、営業の一面もあります。
営業においてきつい一面といえば、ノルマがきびしいということです。
キャリアアドバイザーのノルマに設定されるのは、どんな項目でしょうか。
まず、どれほどの求職者が仕事に就けたかなどの最終目標達成数です。
そしてそれに至るまでのプロセス達成数も、ノルマに課される場合があります。
たとえば、どれくらい面談をしたか、自分が企業に推薦した人はどれくらいかなど、企業によってノルマの種類はさまざまです。
このノルマ設定が高すぎると、プレッシャーを感じやすく、仕事がきびしいと感じてしまうでしょう。
企業によってノルマ設定の仕方は異なりますが、このノルマ設定が極端に高すぎる企業は、激務になる可能性が高いです。
③業務が多い
キャリアアドバイザーの仕事は、求職者の対応だけでなく企業と求職者の双方への対応をしなければなりません。
また、求職者の対応だけでも転職や就職についての相談を受けたり、その人に適した職種を紹介したりと多岐にわたります。
企業へ向かう求職者に付き添ったり、企業側との打ち合わせに参加したりすることもあるでしょう。
夜遅くまで対応業務がある場合もあり、残業を強いられるキャリアアドバイザーも数多く存在します。
そのため「激務である」と言われてしまうのも、無理はないでしょう。
【キャリアアドバイザーは激務か】離職率が高い理由
激務な企業は一部ではあるものの、離職率が高いのも事実です。
基本的に対人の仕事が多く、不本意に残業時間が延びてしまったり、人間関係がうまくいかなかったりすることもあるでしょう。
どんな仕事でも合う合わないはあります。
転職を考えるのは仕方がありません。
就いた職場が自分には合っていなかったという人もいるでしょう。
しかしキャリアのステップアップの踏み台にするという、ポジティブな理由で離職する人もいます。
それでは、なぜ離職率が高いのか、その理由を詳しく紹介します。
①入社の目的が実績を積むためであった
そもそもキャリアアドバイザーの仕事を始めたきっかけが、経験や実績を積むことであった人は一定期間働いたのちに転職を考えます。
経験や実績は、就職活動を優位に進めるための武器になります。
キャリアアドバイザーとしてある程度の実績を得たら、大手企業の営業職や人事担当者に転職するパターンが多いです。
また、独立して企業に所属せず、自分で会社を設立して転職支援をする人もいます。
つまり、長く務めることが目的でないため、離職率が高くなってしまいます。
先述した通り、彼らの入社目的がステップアップであるためです。
これは離職率が高い理由のうちでも、ポジティブな側面の1つと考えられます。
キャリアアドバイザーは、経験や実績を積むのにおすすめな職業です。
②会社が合わなかった
先述したように、ポジティブな理由で離職する人もいれば、ネガティブな理由で離職する人ももちろんいます。
残業が長い、ノルマがきびしいというような激務である企業に就職してしまうと、転職を考えるほかありません。
会社の雰囲気が合わなかったり、人間関係でうまくいかなかったりする場合も同様です。
こうしたネガティブな結果にならないように、入社前の見極めが大切です。
入社してみないとわからないことも多いので、もしも合わないと感じたのであれば、早めに転職を考えるのも重要かもしれません。
会社に相談することで、解決できる可能性があるのであれば、相談してみるのも1つの手です。
【キャリアアドバイザーは激務か】仕事内容
それではキャリアアドバイザーという仕事について、その魅力やきびしい点、どんな人に向いているかなどを詳しく紹介していきます。
仕事によってさまざまな形があり、自分にとって一番適しているものを探さなければなりません。
キャリアアドバイザーの仕事内容は主に2つです。 想像しやすいのは仕事を探している人から、相談を受けることでしょう。
ただ相談を受けるだけではなく、さまざまなサポートもします。
こうした求職者への対応業務は、基本業務の1つです。
もう1つは、人材を探している企業から相談を受けることです。
求めている人材が見つからない企業や、これから求人を出そうと考えている企業のサポートをします。
求職者と企業の橋渡しをするのが、キャリアアドバイザーの基本業務といえます。
①求職者への対応業務
キャリアアドバイザーという名前の通り、主な業務の1つは求職者の相談を受けることです。
求職者の面談、就職活動における面接対策や、職務経歴書などの書類添削など、就職に関わる多種多様なサポートを担います。
また、求職者が内定をもらったあともサポートをするのが基本です。
たとえば、年収や待遇の交渉、入社日の調整などのアフターサポートがあげられます。
求職者の方が不安なく仕事に就けるよう導くことが、キャリアアドバイザーの基本業務です。
②求職者を募集する企業への対応
求職者からの相談を受けるだけではなく、人材を求めている企業からの相談も対応します。
まず企業がどんな人材を求めているのか、ヒアリングをします。 そして待遇や年齢層・募集人数などの求職者が求める情報を聞き出すことも仕事の1つです。
また、求人を出しているのにもかかわらず、求めている人材が見つからないと悩む企業のサポートを担うこともあります。
企業が出している求人を見て、どうしたら求めている人材が見つかるのか、何か足りないことはないかを考えるのが仕事です。
加えて、現在相談を受けていて、仕事を探している人の中に適した人がいないか考え、当てはまる人がいれば紹介します。
ここで当てはまる人材がいれば、求職者と企業の橋渡しができます。
【キャリアアドバイザーは激務か】やりがいを感じる瞬間
「仕事にはやりがいを求めたい」という方は多いと思います。
就いた仕事を長く続けるためにも、自分にとってやりがいがあるかどうかは重要なポイントです。
もちろんキャリアアドバイザーの仕事もつらいことばかりではありません。
人のサポートが主の仕事のため、達成感ややりがいを感じる瞬間がしっかりあります。
やはり求職者を良い転職に導けたときには、達成感があるものです。
どんな瞬間にやりがいを感じるのか、より詳しく紹介していきます。
転職者が希望通りの企業に転職した瞬間
キャリアアドバイザーの仕事は、転職活動の最初から最後までをサポートします。
そのため、多くの時間をかけて求職者と向き合うことになります。
ときには親身になって、求職者の悩みを聞いたり、他愛のない会話したりすることもあるでしょう。
そうして、時間をかけてサポートした人が希望通りの企業に転職できたときは、達成感ややりがいを感じる瞬間の1つです。
相談に時間をかけてきた人ほど、自分のことのように転職の成功を喜べるでしょう。
転職者から感謝されたとき
最後まで転職をサポートして、求職者が無事、仕事に就いたとします。
すべてが終わったあとに、相手から感謝された際は、やりがいと共に大きな喜びを感じるでしょう。
やはり感謝されるのは誰しもがうれしいものです。
そして長い時間をかけてサポートしてきたからこそ、最後まで気持ちよく付き合えるのは、とても喜ばしいことだと思います。
物事を最後まで導き、お互いにすっきりと終わることができるというのは、仕事でなくても非常に達成感があります。
【キャリアアドバイザーは激務か】向いている人
仕事の向き・不向きは自分で把握しておいて損はありません。
どんな仕事に就くかを選ぶ際にも、それを判断基準として活かせます。
まずキャリアアドバイザーの仕事は、対人で進めていくのが基本です。
求職者と長い間関わったり、企業から相談を受けたりするのが仕事なので、人と関わるのが好きな人は向いているでしょう。
キャリアアドバイザーの仕事が向いているのはどのような人が当てはまるのか、以下で5つのポイントを紹介します。
①頼られるのが好きな人
人から頼られるのが好きな人は、キャリアアドバイザーの仕事を楽しめると思います。
アドバイザーと名のつく仕事なので、人に対して助言をするのが仕事です。
求職者は就職活動に悩んで、キャリアアドバイザーを頼りに来ます。
また、人材を探す企業も同じように、何かに悩んで相談をしに来ます。
頼られるのが基本なので、それが苦にならない人はおすすめの仕事です。
人の相談に乗ったり、支援したりするのが好きな人は、キャリアアドバイザーに向いているといえます。
②情報を整理できる人
キャリアアドバイザーは、求職者や企業から得る多くの情報を整理しなければなりません。
悩みを解決するためにも必須のスキルです。
その悩みや課題をつかみ、解決に結びつけるためには、会話から得た情報を自分で整理する必要があります。
このスキルがないと、アプローチ方法に迷ったり、時間がかかったりしてしまいます。
情報の整理が得意な人はパズルのように情報を組み合わせて、問題を解決に導くことができるでしょう。
情報整理の得意な人には、キャリアアドバイザーの仕事が向いています。
③人に寄り添うことができる
人から相談を受けてサポートするためには、相手の立場に立って考えられるスキルが必要です。
キャリアアドバイザーの仕事は、人に寄り添って話せるスキルのある人が求められます。
話しやすい空間や雰囲気を作ることができる人であれば、問題解決のためのヒントを得やすいです。
人が悩みを抱えて相談にくるときには、まずは「この人なら頼っても大丈夫だ」という安心感を与える必要があります。
細かな気づかいができたり、相手の話や悩みに共感したりできる人は、キャリアアドバイザーに向いているといえます。
言い換えれば、それができない場合は悩みの解決の糸口が見えず、苦労するかもしれません。
人から悩み相談を受けるのが苦手な方や、同調しすぎて自分も落ち込んでいってしまうような人は、仕事がストレスになる可能性があります。
④スケジュール管理ができる
求職者や、さまざまな企業から相談を受けるキャリアアドバイザーの仕事量は、比較的多いと思います。
さらに求職者との面談は、先述の通り18時以降になるパターンが多いでしょう。
円滑に、無理なく仕事を進めるためには、スケジュール管理の能力が求められます。
面談のない昼間は何をするのか考えたり、夕方は可能な限り面談を受けられるように考えたりする必要があります。
行き当たりばったりで進めていると残業が積み重なったり、問題が山積みになったりしてしまい、大きなストレスを感じてしまうかもれしません。
⑤相手の意見を否定しない
悩みを抱えて相談にやってくる求職者の中には、ネガティブな理由で離職した人も多いはずです。
そこで相手の話を聞いて寄り添うのではなく、否定してしまうとどうなるでしょうか。
自信を失っている人もいるので、相手を否定してしまうとさらに追い打ちをかけてしまうことになります。
相手のキャリアや人柄について否定をせず、まずは受け入れていく姿勢が必要です。
最初から相手の意見を否定してしまうことが多い人には、難しい仕事かもしれません。
一度相手の意見を飲み込んで、解決するためにはどうしたらいいのか考える忍耐力が必要です。
キャリアアドバイザーは、たとえどんな相手でも相談を受け、相手の求める理想に近づけるため、現在可能なアプローチを提案していくという仕事です。
【キャリアアドバイザーは激務か】向いていない人
キャリアアドバイザーに向いている人がどのような人か理解していただけたかと思います。
やはり、人と関わることが苦にならず、求職者に対してスムーズな対応ができる力は必要でしょう。
向いている人のポイントで紹介した特徴に当てはまらない人は、キャリアアドバイザーの仕事をこなすのは非常に難しいです。
人と関わることが苦手な人にとって、キャリアアドバイザーの業務がとても過酷なものになるかもしれません。
今度は、どのような人がキャリアアドバイザーに向いていないのか、以下で3つのポイントを紹介しましょう。
マルチタスクが苦手
マルチタスクが苦手で、複数の仕事を効率良くこなすのが難しい人はキャリアアドバイザーに向いていないでしょう。
求職者の対応、企業との打ち合わせや営業とたくさんの仕事がある中、多忙なスケジュールを管理していかなければなりません。
また、資料を作ったり情報を整理したりする時間も確保しなければならず、そのなかで求職者から悩みの相談を受けることもあるのです。
そのため、マルチタスクが得意でなければ、大きな苦労をしてしまうことが予想できます。
コミュニケーションが苦手
キャリアアドバイザーの仕事は、求職者のみならず企業側の方や自社の上司など、多くの人と関わる仕事です。
したがって、人とのコミュニケーションが苦手な人は、向いていない職種といえるでしょう。
キャリアアドバイザーは、円滑に対話するだけでなく、求職者に仕事をすすめたり、企業に人材を紹介したりする営業も含まれる仕事です。
営業の力については、入社してからの経験で培っていけるかもしれません。
しかし、基本的なコミュニケーション力にも自信がない人は、人一倍難しく感じるでしょう。
売り上げのみを重視する
キャリアアドバイザーは、あくまで営業の仕事なので売り上げを重視しなければなりません。
求職者の内定が決まることで売り上げを得ているため、より多くの求職者に内定を獲得してもらうことが必要です。
しかし、売り上げを重視しし過ぎて求職者から不満が出てしまうと、企業の評価が落ちてしまうことにもつながります。
内定率が高くても、求職者からの不満や、良くない評価が多いキャリアアドバイザーに、転職の相談をしたいと思う人はあまりいないでしょう。
多くの内定者を出すことだけでなく、求職者の志望も尊重し仕事を紹介することが大切です。
【キャリアアドバイザーは激務か】転職エージェントを活用しよう
キャリアアドバイザーの仕事が、激務かどうかは実際のところ、企業により差があるでしょう。
キャリアアドバイザーに向いている人の特徴に当てはまる人でも、企業との相性が合わず、後悔する人もいます。
良い企業に入れなければ、残業が多かったり業務に見合った収入が得られなかったりと、不満を感じることがあるかもしれません。
優良企業を目指すなら、転職エージェントを利用するのがおすすめです。
転職エージェントは、優良企業が多く紹介されており、相性の良い企業と出会えるでしょう。
おすすめの転職エージェント
キャリアアドバイザーへ転職を希望している方は、より良い転職エージェントを利用し、さらに優良な企業を探すことが大切です。
転職エージェントにも、相性や良し悪しがあるため、きちんと選んで利用する必要があります。
高いコミュニケーション力やマルチタスクの力を求められるキャリアアドバイザーは、その業務内容だけでも簡単な職種ではありません。
しかし、残業も比較的に少なく、福利厚生も充実した優良企業に入れば、より仕事にやりがいを感じられるでしょう。
キャリアアドバイザーなどの営業職に強い転職エージェントは数多く存在しますが、そのなかでもより優れた転職エージェントを紹介します。
以下のURLから、もっともおすすめの転職エージェントのサイトを利用できるので、さっそくチェックしてみてください。
まとめ
キャリアアドバイザーという仕事は人と向き合うことがメインの職業です。
毎日人と関わることになるので、ときには疲れてしまうこともあるかもしれません。
しかし、人と向き合うということでしか得られないやりがいが、間違いなくあります。
また、人と向き合うというのは、実は鏡を見ているようなもので、自分が気づかぬうちに成長していることがあるものです。
多くの人のキャリアを見る機会が得られるのは、この仕事ならではだと思います。
この記事を読んで、自分にキャリアアドバイザーが向いているかもしれないと思ったのであれば、ぜひ挑戦してみてください。
SHARE この記事を友達におしえる!