【新卒向け】営業の短期インターンの実態をまるっと解説!
はじめに
すでに就活準備を始めたはいいけれど、今何をすべきかで悩んでいる人もいるかもしれません。
今後、本格化する就活のためにできることはさまざまですが、その1つに短期インターンがあります。
さまざまな職種や企業で開催されており、1日で終わるものもあります。
学校の課題などで忙しい人も気軽に参加しやすいのではないでしょうか。
そこで、今回は営業職に興味をもっている就活生の皆さんのために、営業の短期インターンについてご紹介します。
【営業の短期インターンとは】営業の短期インターンの内容
短期インターンとは、インターンの中でも1日から10日程度の期間で行われるものを指します。
短期間なので、営業職についての概略や、自社についての説明で終わることも多くあります。
内容は企業によってさまざまなので、応募時に内容についてもご確認ください。
営業職や自社の説明以外の形式だと、セミナー形式で開催されることもあれば、ワークショップやディスカッションなどの形式もあります。
長期インターンとの違いは、営業の実践は少ないところです。
もしあったとしても、社員を相手に実際に営業活動をする、社員の営業に同行させてもらう形式が大部分を占めます。
実践的な内容というよりは、体験をメインにしっているのが短期インターンの特徴です。
短期インターンと長期インターンの違い
長期インターンは、その名前のとおり、長期間にわたるインターンです。
先述したように、短期インターンは1日・1週間・1ヶ月などの期間で実施されます。
一方、長期インターンの場合は数ヶ月~数年にかけて行われるのが一般的です。
短期間の場合は、実際に働くのではなく、企業の事業内容の紹介や質疑応答など、会社説明会の形式に近いものが多いです。
しかし、長期インターンの場合は社員と同様に仕事を与えられて、周りと協力しながら長期的に業務に取り組みます。
そのため、実際に給与が出るケースも多く、長期インターンは学生のうちから社会人の仕事ぶりを経験できるものになっています。
いずれも参加することに大きな意義があるため、積極的に応募するようにしましょう。
【営業の短期インターンとは】短期インターンとは
短期インターンでは、1日だけや数日間、1週間などの短い期間で企業の仕事を行うことになります。
期間が短いため、売上に直結するような仕事を任せてもらうことはほとんどありません。
その代わり、企業が考えるさまざまな問題に取り組むなど、普段はできない体験ができます。
期間が短いとはいえ、企業に出向いて何かしらの貴重な体験ができることには変わりがありません。
学校の授業や研究で就職活動に時間が取れない学生でも、こうした短期インターンであれば参加しやすいのではないでしょうか。
実際に、「長期インターンは厳しいけど、短期インターンなら参加できる」と考える方は決して少なくありません。
インターンへの参加は、企業研究・業界研究をより深められる良いきっかけになるでしょう。
【営業の短期インターンとは】企業が短期インターンを開く目的
企業はなぜ短期インターンを開催して自社に学生を呼ぶのでしょうか。
もちろんアルバイトではないので、実際に業務をさせたいわけではありません。
企業が学生を集めて短期インターンを実施するのは、学生に自社や業界への理解を深めてもらうためです。
もちろん短期インターンで、自社や業界のすべてを紹介できるわけではありません。
しかし、実際に学生の目で現場を見てもらい、自社や業界そのものに興味をもってもらうことに意味があります。
新卒採用につながる場合も
企業が短期インターンを開くのは、自社業界についての認知度をただ上げるためではありません。
実際に参加した学生のうち、「これは」と思った学生に個別に声をかけることも目的の1つです。
短期インターンで優秀な学生を見つけ、確実に採用するため、早いうちから囲い込み、特別ルートで採用を行っている企業が多い傾向にあります。
企業は短期インターンを通じて、面接だけではわからない学生の適性をはかり、適性のありそうな学生には、個別の選考ルートを用意する場合もあるのです。
【営業の短期インターンとは】短期インターンのメリット
長期インターンも実施されている中、短期インターンを選ぶのも、業界研究や経験という面で大きなメリットがあります。
短期インターンに参加するメリットについては、以下の「【営業の短期インターンとは】営業の短期インターンにおすすめな人」で解説していますので、気になる方は参考にしてみてください。
【営業の短期インターンとは】営業の短期インターンにおすすめな人
では、短期インターンへ参加した方が良い人の特徴について、参加することで得られるメリットに触れながら紹介していきます。
営業は、企業の利益を左右する大切な仕事なので、学生のうちから経験しておいて損はありません。
次の項目に当てはまる人や、営業の仕事に興味を持つ人は積極的に参加してみましょう。
①短期間で営業職について学びたい人
「営業職を短期間で学びたい」と考える人は、短期インターンがおすすめです。
自分一人で企業研究や業界研究を進めている人もいるでしょうが、企業のパンフレットやホームページを見るだけでは限界があります。
企業へ出向き、より詳しく営業職について学べること、さらに短期間のため学校と両立しても支障が出にくいことが、短期インターンの強みです。
業務内容を具体的に把握できれば、「実際に営業職に就くとどんな仕事を行うことになるのか」をイメージしやすくなるでしょう。
②いろいろなインターンに参加してみたい人
短期インターンは数日〜1週間程度で実施している企業が多いため、長期インターンと比べ、多くのインターンに応募が可能です。
営業職といっても、企業ごとにその業務内容は若干異なります。
そのため、短期インターンを募集している企業にたくさん参加することで、企業研究をより深く進めていくことができるようになるでしょう。
気になっている企業が短期インターンを募集していた場合は、参加してデータを収集すると良いでしょう。
参加した企業がイメージや理想とかけ離れていても、短期間でそれを見極められるのは有益と言えます。
③就職したい企業が決まっている人
すでに志望する企業が決まっていて、なおかつその企業が短期インターンを募集していたら積極的に参加しましょう。
いくら志望度が高い企業であっても、入社後のギャップに苦しみ、就職後に後悔してしまう人が多いのが現状です。
特に営業職は厳しいノルマを課せられることが多く、早期に離職する可能性もゼロではありません。
実際の雰囲気を知ることができれば、「この企業は自分とは合わないな」と気づくことができ、早期離職という事態を避けることができます。
④早期選考に進みたい人
一般的な採用スケジュールに比べ、比較的早い時期に選考活動を行う「早期選考」を実施している企業も少なくありません。
この早期選考に進みたい人は、インターンに参加することをおすすめします。
長期・短期に関わらず、インターンへの参加は企業側の人事や役員へのアピールにもなります。
面接の場でインターンに参加したことを話せれば、ほかの就活生と差をつけることができるでしょう。
志望する企業がインターンを募集している場合は、積極的に参加するようにしましょう。
【営業の短期インターンとは】長期インターンをおすすめする人
続いて、長期インターンをおすすめする人の特徴を紹介します。
短期インターンと比べてもかなり期間的には長くなりますが、だからこそ得られるリターンも大きく、参加するメリットは大いにあります。
以下の項目に当てはまる人は、ぜひ長期インターンに参加してみましょう。
①実務を通して営業職について深く学びたい
実務経験をしっかりと積ませてもらえるのは、長期インターンの特徴です。
営業職の場合、現場で実際の仕事ぶりを見て学ぶ方が、得られるものは多いです。
基本的な営業のマナーや訪問時の話の進め方、契約を結ぶ段階で行うクロージングのコツなど、さまざまなことを社員に教えてもらいながら必要なスキルを身につけられます。
実際に経験してみることで大きな学びを得られるため、仕事について深く学びたい方は、短期ではなく長期インターンに参加すると良いでしょう。
②働き方を学びたい
実務を通して学べるということは、すでに働いている先輩社員の仕事ぶりを間近で確認できるということです。
具体的にどのようなスケジュールで働いているのか、社会に出たらどの程度忙しいのか、先輩達の仕事を直接見て学ぶことができます。
また、働くうえで苦労している点やそれを改善する方法など、先輩が工夫している点を探して吸収すると、より大きな学びを得られます。
さらに、先輩社員と交流を深め、より詳しく話を聞くのもおすすめです。
③時間にある程度余裕がある
学生の本分は勉強なので、日々の授業をおろそかにするのは好ましくありません。
しかし、うまく両立できるのであればぜひ長期インターンに参加してみてください。
企業研究や業界研究が捗るため、ライバルに差をつけることができます。
営業の仕事は奥が深いため、長期インターンに参加して知識を身につけておくことは、今後のキャリアプラン形成にも役立ちます。
学校の授業やゼミなどが落ち着いていて、時間に余裕がある人は長期インターンに参加すると良いでしょう。
【営業の短期インターンとは】営業の短期インターンにおすすめな人
以下に、短期インターンに向いていると思われる人の特徴をあげます。
①短期間で営業職について学びたい人
営業職についての説明を聞けます。
②いろいろなインターンに参加してみたい人
営業にこだわらずいろいろな企業を見てみたい人にもおすすめです。
③就職したい企業が決まっている人
志望企業があれば積極的に参加しましょう。
④早期選考に進みたい人
短期インターンで適性があると判断されれば、特別ルートでの採用があるかもしれません。
以上のように就活を始めたばかりの学生や、もうすでに就職準備が万全で、次のステップに進みたい学生にもおすすめといえます。
ただし、短期インターンで給与が出ることはほとんどありません。
交通費は自費の場合もあるので注意しましょう。
長期インターンの方が合っているかも?
以下であげた条件に当てはまる人は、長期インターンの方が適しているかもしれません。
①実務を通して営業職について深く学びたい
実務は長期インターンでなければ、なかなか経験できません。
②働き方を学びたい
長期インターンでは実際に社員について業務を行うので、先輩の働き方を直接見て学べます。
③時間にある程度余裕がある
時間に余裕があるのならば、より深く営業の仕事や企業について学べる、長期インターンの方が役に立つでしょう。
この3つの条件に該当する人は、短期よりも長期のインターンがおすすめです。
時間を無駄にしないためにも、自分に適したタイプのインターンに参加しましょう。
営業の長期インターンに興味がある人は、こちらも合わせてご覧ください。
%%related_306118%%
【営業の短期インターンとは】おすすめの営業の短期インターンを探す方法
営業の短期インターンに参加したくなったら、どうすれば良いのでしょうか。
短期インターンの開催情報を調べる方法はいくつかあります。
ご自分の合った探し方を選んでも良いですし、複数の方法で探せば、より自分に適した短期インターンが見つかる可能性も高くなるでしょう。
短期インターンに参加するためには、選考を受ける必要がある企業もあります。
また、夏休み中は参加希望者が増えることも覚えておきましょう。
特に人気企業では参加希望者が毎年殺到しています。
企業の公式サイト
すでに志望企業が決まっている場合、特におすすめなのは、志望している企業の公式サイトを見て探す方法です。
短期インターンを開催していても、就活サイトで募集をしていない企業もあるので、公式サイトであれば確実な情報を調べられます。
定期的にHPなどをチェックして、情報を逃さないようにしましょう。
また、公式サイトの採用ページはインターンの情報以外にも、就活に必要な情報がたくさん掲載されています。
志望している企業があれば、すみずみまで目を通しておいてください。
大学のキャリアセンター
各企業のインターンの開催情報は、大学のキャリアセンターにも入って来ます。
大学のキャリア支援センターのおすすめポイントは、職員にインターンだけでなく、就活全般について相談しやすいということです。
インターンの参加についても、いろいろな情報やアドバイスをくれるでしょう。
また、インターンの選考のために面接練習をしてもらうことも可能です。
空きコマなどで時間ができたら、大学のキャリアセンターに行って情報収集をしてはいかかがでしょうか。
就活サイト
就活サイトの多くは、インターンの募集情報を多数掲載しています。
就活サイトのメリットは、情報収集から応募、そして応募後の企業とのやり取りまでを、1つのサイトですべて行えるということです。
また、一気に複数の企業に応募することもできます。
複数企業のインターンに応募したい場合もおすすめです。
ただ、インターンに応募するには、就活サイトへの登録が必要なこともあります。
就活サイトは就活に有益な情報が満載ですので、ぜひ登録してみてください。
【営業の短期インターンとは】営業の短期インターンに参加する際の注意点5点
無事に営業の短期インターンへの参加が決まっても、そこで気を抜いてはいけません。
参加にあたって、いくつか注意点があるので、それをここで押さえておきましょう。
前述したように企業が開催する短期インターンには、職種や会社の紹介以外にも、優秀で適性がありそうな学生を探す目的が含まれている場合もあります。
その場合は、すでに選考がスタートしていると考えた方が良いでしょう。
まだ短期インターンだからといって、気を抜かないようにしてください。
①服装に注意しよう
はじめて短期インターンに参加する場合は、ほかの学生がどんな服装で参加するかわからず、不安になる人もいるでしょう。
企業側から服装に関して指定がある場合は、もちろんそれに従ってください。
指定がない場合は、例年はどうだったのかネットで調べたり、企業に直接電話やメールで質問したりしてみても良いでしょう。
ただ、やはり短期インターンに参加するならスーツが無難です。
その理由としては、短期インターンは新卒入社を考えている企業研究の場、という認識が強いということがあげられます。
就活と同じような重みがある分、フォーマル度も高いと考えると良いでしょう。
服装の指定がないのであれば、自分の真剣度をアピールするという意味でも、スーツがおすすめです。
②目的をもって参加しよう
営業の短期インターンに参加するのであれば、何かしらの目的をもって参加しましょう。
ただ参加しただけで、目的意識がなければ時間の無駄になってしまいます。
「周りの人が行っているから」といった、安直な理由で目標ももたずに参加するのはおすすめできません。
インターン先を決める際は、その内容をよく確認したうえで「どのような知識を身につけたいのか」などある程度目標を決めて参加してください。
そうすれば、あなたにとって大変有意義な経験となるはずです。
メモや筆記用具の持参がおすすめ
営業の短期インターンに参加したら、メモや筆記用具を持参するようにしましょう。
必要な情報などはメモを取って、あとで見返せるようにするためです。
インターン参加時には質疑応答など、担当者に質問をする機会があるかもしれません。
そのときすでに説明された内容をまた聞いてしまうと、二度手間になってしまい、企業とほかの参加者に迷惑がかかってしまいます。
また、積極的に質問することで企業にアピールできます。
志望度の高い企業ほど、質問するためにメモを活用しましょう。
何かを説明してもらったら、聞き漏らしのないようにメモを取るのは社会人としての常識です。
営業の短期インターンに参加する際には、メモや筆記用具は必須アイテムといっても過言ではありません。
③最低限のマナーを守ろう
営業の短期インターンに参加するのあれば、最低限のマナーを守りましょう。
訪問先企業の方に挨拶をする、敬語で話しかけるのは必須マナーです。
もし欠席や遅刻してしまう場合は、必ずインターン先の会社の担当者に連絡し、無断で欠席することだけは避けましょう。
欠席する場合はできるだけ前日、遅刻する場合は、遅刻することがわかった時点で連絡を入れてください。
短期インターンでも、インターン先企業から交通費が支給される場合もあります。
その際、公共交通機関の遅延で遅れるようであれば、遅延証明書を受け取っておいた方が良いでしょう。
ただ、欠席も遅刻もしないに越したことはありません。
体調を整える、時間に余裕をもって行動するなどの努力はしましょう。
まとめ
営業の短期インターンは、仕事と企業の紹介が目的です。
それに加えて、適性のある学生を見つけるという、いわゆる青田買いの側面もあります。
期間が1日から10日程度なので、長期インターンより参加しやすいことも特徴です。
興味がある人は、ぜひ積極期に参加してみてください。
どの企業で開催されているかは、企業HP・就活サイト・大学のキャリア支援センターなどで調べられます。
実際に参加が決まったら、就活の一部だと思って目的意識をもち、主体的に取り組んでください。
SHARE この記事を友達におしえる!