4月入社だと有給はいつ付与されるの?「面倒な新人」だと思われないための知識と伝え方を解説
はじめに
「有給はいつもらえるの?」
「入社したばかりだけど有給を使いたい」
上記のように有給について使い方を迷っている人は多いでしょう。
有給休暇の取得は、労働基準法で認められた働く人の正当な権利です。
心身をリフレッシュさせたり、新しいキャリアのために時間を使ったりすることは、あなたがより良く働くために大切なことです。
本記事では、有給の権利を賢く活用しながら、職場の仲間とも良い関係を保つ休み方のコツをご紹介します。
有給が初めて付与されるタイミング
有給が付与されるタイミングは以下の3つに大きく分けられます。
- 入社から6ヶ月後
- 入社日
- 基準日に一斉付与
有給がいつから使えるようになるのかは企業ごとに異なります。
一般的な付与タイミングを理解しておくことでスケジュールが組み立てやすくなります。
詳しく知りたい人は、あなたの契約内容と照らし合わせながら確認してみてください。
入社から6ヶ月後
最も一般的なルールでは、有給が付与されるのは入社から6ヶ月です。
労働基準法で定義されている有給は入社した日から数えて6ヶ月後に付与されます。
たとえば、4月1日に入社した方であれば、半年後の10月1日が初めての付与日です。
10月1日までに、全労働日の8割以上出勤していることが条件になります。
体調不良などで数日休んだ程度であれば問題なく付与されるので安心してください。
10月1日のタイミングで一気に有給が10日分使えるようになります。
つまり、入社から6ヶ月後にリフレッシュや自分磨きの時間を作れるようになります。
まずは10月1日をひとつの目安として、仕事のペースを掴んでください。
入社日
入社日に有給を付与する企業もあります。
企業が福利厚生を充実させるためです。
法律の基準よりも早く有給を支給する前倒し付与制度を取り入れています。
入社日に付与される場合、入社した日から数日間の有給が使えるようになります。
付与される日数は3日だったり、5日だったりするので注意してください。
入社日の付与は「新しい環境で緊張も多いだろうから、早めにリフレッシュしてほしい」という会社側の温かい配慮の表れです。
取得のルールは企業ごとに細かく決まっているため、入社時にもらった雇用契約書や就業規則をチェックしてみてください。
もし入社日に付与されているなら、GW明けの体調管理などにもさっそく活用できる心強い味方になります。
基準日に一斉付与
個人の入社日に関わらず、全社員に対して同じタイミングで有給休暇を付与する一斉付与という仕組みを採用している企業もあります。
たとえば、毎年4月1日に全社員へ付与するといった基準日が設けられているケースです。
4月に入社したばかりの人でも、会社が定めた基準日に合わせて数日分がすぐに付与されることがあります。
一斉付与のメリットは、チーム全体で休みの管理がしやすいため、休暇の相談がスムーズに進みやすい点です。
中途採用や同期が多い職場などでよく見られるルールです。
就職先の基準日がいつに設定されているか、社内規定を確認してください。
基準日が6ヶ月以上先になる場合、6ヶ月時点で有給が付与されるので安心してください。
有給が2回目に付与されるタイミング
有給が2回目に付与されるのは、原則として初回の付与日から1年後です。
継続して働くことで毎年新たに付与されるものです。
2回目以降の付与タイミングについても正しく知っておきましょう。
2026年4月1日に入社した場合、半年後の10月1日に初めての有給が付与されます。
この場合、2回目の付与日は2027年10月1日です。
2回目の付与では11日間の有給が新たに付与されます。
有給は、1年ごとに付与される日数が少しずつ増える仕組みです。
もし1年目に使い切れなかった有給があれば、翌年に繰り越して使うことも可能です。
計画的に活用することで、キャリアアップのための勉強時間を確保したり、長期旅行でリフレッシュしたりできます。
有給が付与される条件
有給はすべての労働者に一律で付与されるものではありません。
付与されるためには以下の2つをクリアする必要があります。
- 入社日から6ヶ月勤続している
- 全労働日の8割以上出勤している
有給の付与が入社日や基準日に一斉ではない場合、6ヶ月の勤務が求められます。
また、欠勤が多すぎる人は有給付与の対象外です。
体調不良で1日や2日休んだ程度では影響しないため安心してください。
有給の付与は正社員だけでなく、条件を満たせばパートやアルバイトの方も同様です。
あなたが条件を満たしているか確認することは、自分のキャリアを大切に守るための第一歩になります。
出勤日数が気になる人は労務に確認してみましょう。
有給を利用する場合の流れ
有給を利用する場合、以下の流れに沿って進めてください。
- 就業規則を確認する
- 有給の意思を上司やチームに伝える
- 勤怠管理システムなどで有給を申請する
有給は労働者の権利です。
しかし、利用の流れを理解しておかないと業務に悪影響が出ます。
職場の雰囲気や人間関係にも支障が出るかもしれません。
有給をスムーズに利用したい人は本章の解説を参考にしてください。
就業規則を確認する
有給を利用する前に、まずは就業規則を確認してください。
会社ごとに「いつまでに」「誰に」「どうやって」伝えるかが決まっているからです。
たとえば「利用の1週間前までに申請する」といった期限があります。
さらに、専用システムを使うのか、書類を提出するのかといった方法もあります。
承認までの流れを事前に把握しておくことで、直前になって慌てることはありません。
会社のルールを守ることは、周囲から「丁寧でしっかりした人だ」と信頼されることにつながります。
もし、就業規則の場所がわからなければ、先輩や総務の方に「念のため確認しておきたくて」と言ってみましょう。
ほかにも、会社のフォルダに格納されていることもあるのでチェックしてください。
有給の意思を上司やチームに伝える
就業規則の確認ができたら、次は上司やチームに休む意向を伝えてください。
早めに共有しておくことで、チーム全体で仕事の調整がしやすくなり、あなた自身も心置きなく休めるようになります。
「〇日はお休みをいただきます。ご不便をおかけしますが、よろしくお願いします」と一言添えるだけで、周囲も快く送り出してくれるはずです。
共有が漏れてしまうと、当日急な連絡が来たり、トラブルの原因になったりします。
有給を利用する理由は「私用のため」と伝えれば十分です。
正確な理由を伝える義務はないので安心してください。
有給を利用する際、相手を思いやるコミュニケーションを心がけることで、当日や出勤時に爽やかな気持ちで過ごせます。
勤怠管理システムなどで有給を申請する
最後は、会社の勤怠管理システムや指定の申請書を使って、手続きを完了してください。
口頭での報告だけでなく、きちんと記録に残しておくことが大切です。
「上司に伝えたからOK」と思っていると、上司が忘れてしまう可能性があります。
システムに入力しておくことで、上司もあなたの有給を正確に把握できます。
最近はスマホやPCから簡単に申請することも可能です。
もし操作に不安があれば、早めに確認しておくと安心です。
記録に残る形でしっかりと手続きを終えることで、誰に気兼ねすることなく、有意義な休日を過ごせます。
評価に影響させない有給の取得方法3選
評価に影響させない有給の取得方法は以下の3つです。
- 前もって日時を伝える
- 相談ベースで話してみる
- 引き継ぎ資料や業務を明確にする
有給の利用を理由に評価を下げることは法律で禁止されています。
しかし、「周りの目が気になる」という人も多いでしょう。
職場の雰囲気を大切にしつつ、あなたも周囲も気持ちよく過ごせるコツを3つ紹介します。
前もって日時を伝える
有給を取りたい日が決まったら、できるだけ早い段階で上司やチームに共有してください。
早めに伝える最大のメリットは、周囲に「心の準備」をしてもらえることです。
直前に伝えられると周りは慌ててしまいます。
しかし、余裕を持って伝えておくことで、チーム全体のスケジュール調整が簡単です。
有給当日に出勤する人も快く送り出せるでしょう。
また「この人は計画的に仕事を進めているな」という安心感を与えられます。
結果、責任感があるというポジティブな印象を与えることも可能です。
早い段階でカレンダーに登録したり、打ち合わせのついでにサラっと伝えてください。
当日は仕事を気にすることなくリフレッシュや自分磨きの時間に専念できます。
相談ベースで話してみる
有給の報告を相談ベースにしてください。
伝え方を報告から相談ベースに変えるだけで、印象が柔らかくなります。
たとえば「〇日は休みます」と断定する言い方ではありません。
「〇日に私用でお休みをいただきたいのですが、よろしいでしょうか?」と一言添えてみてください。
相手に配慮した言い方にすることで、上司も「自分の状況を尊重してくれている」と感じ、快く承諾しやすくなります。
丁寧なコミュニケーションは、職場での信頼関係をより深めるきっかけにもなります。
形式上は相談の形を取りますが、あなたの「権利」を大切にしながら、お互いが気持ちよく仕事を進めるための魔法のフレーズとして活用してください。
引き継ぎ資料や業務を明確にする
有給当日に仕事が止まらないよう、事前に準備を整えてきましょう。
引き継ぎ資料や業務を明らかにすることは「できる社会人」のさりげない気遣いです。
あなたが不在の間にお願いしたい業務や現在の進捗状況を共有してください。
さらに「〇〇資料はここにあります」「急ぎの連絡は〇日以降に対応します」と明確にしておくことで、残されたメンバーの不安が解消されます。
一工夫があるだけで、職場の雰囲気はぐっと良くなり、評価が下がるどころか「配慮ができる人だ」と信頼感が高まります。
業務に支障が出ない仕組みを作っておけば、あなた自身も「連絡が来るかも」と心配する必要はありません。
有給を伝える際の例文
有給を伝える際の例文を3パターンに分けて紹介します。
「有給を利用したいけど、なんと伝えればいいの?」と言い方に迷う人もいるでしょう。
本章ではすぐに使える例文を解説します。
そのまま利用しても問題はありません。
しかし、より詳細な内容にしたい人はあなたの職場の雰囲気やマナーを意識した言い方に変えてください。
早い段階から場合
お疲れ様です。
〇月〇日(曜)に、私用のため有給をいただきたいと考えております。
その週の業務は早めに進めておく予定です。
また、現在進行が遅れている業務もありません。
この日程で調整してもよろしいでしょうか?
「早めに進めておく」という一言を添えることで、責任感を持って仕事に向き合っている姿勢が伝えられます。
かなり余裕を持った連絡なので、上司も「この時期なら調整しやすいね」と快諾しやすくなります。
また、最後に「よろしいでしょうか?」と問いかけることで、チームの状況を尊重している印象を与え、より円滑にコミュニケーションが進みます。
1週間前に伝える場合
来週の〇月〇日(曜)に、有給をいただきたくご連絡いたしました。
担当している〇〇の業務については、前日までにキリの良いところまで進めておきます。
不在の間、何か急ぎのことがあれば〇〇さんに共有しておきますので、よろしくお願いいたします。
1週間前は、具体的な業務の進捗が見えている時期です。
「キリの良いところまで進める」「〇〇さんに共有する」といった具体的なアクションを示すことで、周囲の不安を先回りして解消させることが可能です。
「不在時の備え」をセットで伝えると、周りも安心してあなたを送り出せます。
当日に伝える場合
おはようございます。
今朝から発熱があり、本日は受診のためお休みをいただきたく存じます。
急なご連絡となり、ご迷惑をおかけして大変申し訳ありません。
本日予定していた〇〇については、〇〇さんに進捗をお伝えし、お願いいたしました。
しっかり休んで、明日からまた頑張ります。
急なお休みの際は、「申し訳なさと感謝」を簡潔に伝えることが大切です。
また、メールやチャットだけでなく、可能であれば電話など会社のルールに合わせた手段を選びましょう。
最小限の引き継ぎを済ませたことを伝えつつ、「明日からまた頑張る」という前向きな言葉を添えることで、周囲も「ゆっくり休んでね」と温かい気持ちで受け止めてくれます。
有給が取れない場合の対策方法3選
有給が取れない場合、以下の対策方法を試してください。
- 上司に相談する
- 業務効率を改善する
- 公的な窓口に相談する
有給は労働者の権利です。
しかし、職場環境や人手によっては取りにくい可能性があります。
とくに忙しい職場であれば、利用の意思を打ち明けにくいでしょう。
本章ではあなたが持つ権利を適切に行使するための方法を解説します。
上司に相談する
まずは上司に相談してみましょう。
あなたの気持ちを共有することで、案外OKをもらえるからです。
「仕事が溜まっていて休めない」と感じている時は、思い切って上司に相談してください。
1人で抱え込まずに今の状況を伝えると、上司が業務の優先順位を整理してくれます。
たとえば、ほかのメンバーへ仕事を分散させたり、期限を延長してくれたりします。
上司としても、あなたが無理して体調を崩すよりも、適切に休んでパフォーマンスを維持してくれる方が嬉しいです。
「◯日までに△△業務を終わらせたいので、調整を手伝っていただけませんか?」と前向きに相談してください。
有給取得がしやすい環境に変わるかもしれません。
業務効率を改善する
日々の業務を見直し、少しずつ余裕を作れるよう工夫してみるのも1つの方法です。
業務の効率を改善することで有給を受け入れる余白が生まれるからです。
たとえば、定型的な作業を自動化する新しいツールを導入したり、意味のない会議や資料作成がないか見直したりしてください。
「この業務は本当に必要かな?」と疑問を持つことが、あなただけでなくチーム全体の「休みやすさ」につながります。
結果、業務上の無駄が減り、成果が出るようになります。
周囲も「成果を出しているから、休んでもらおう」というポジティブな空気に変わります。
効率化によって生み出した時間を自分のために使うことで、転職の準備やスキルアップに充てることが可能です。
有給が取れない人は、業務効率に注目してください。
公的な窓口に相談する
公的な窓口の存在も覚えておきましょう。
労働に関する法律のプロに相談することで専門的なアドバイスがもらえるからです。
労働に関するお悩みを受け付けている専門の相談員が、あなたの状況を丁寧に聞き取り、適切なアドバイスやサポートをしてくれます。
たとえば、各地の労働局や労働基準監督署にある「総合労働相談コーナー」では、予約不要・無料で相談に乗ってもらえます。
1人で悩み続けると心も体も疲れてしまいます。
しかし、プロの意見を聞くことで「自分の状況は変えられるんだ」という希望が見えるはずです。
公的なサポートを賢く活用することは、あなた自身の権利とキャリアを守るための正当で前向きな行動です。
有給を取得する際の注意点
有給を取得する際、以下の2点に注意してください。
- 有給は2年経つと消滅する
- 時期によっては有給が取得できない
有給を使うことであなたの生活にゆとりが生まれます。
しかし、有給にはさまざまな条件が存在します。
正しく理解し、効果的に活用したい人は本章の解説を参考にしてください。
有給を計画的に利用してあなたの趣味や転職など有意義に利用しましょう。
有給は2年経つと消滅する
有給は2年経つと消滅します。
有給には有効期限が存在するからです。
せっかく付与された大切な休暇も、付与日から2年が経過すると時効になります。
たとえば、1年目にもらった10日間のうち、5日分を使い切らずに翌年へ持ち越したとします。
持ち越した5日分は、さらにその翌年(付与から2年後)には消えてしまうのです。
そのため、古い有給から順番に消化していくのが、賢い使い方です。
有給はあなたが勤続を重ねてきた証になります。
定期的に有給の残り日数と期限をチェックして、リフレッシュや転職のための時間として、有効活用してください。
有給が消える前に使い切るように心がけてみましょう。
時期によっては有給が取得できない
有給は時期によっては取得できません。
会社には「時季変更権(じきへんこうけん)」という権利が認められているからです。
時季変更権は、社員が希望した日に休むことで「事業の正常な運営に大きな支障が出る」場合に限り、会社が有給の取得日の変更をお願いできる仕組みです。
時季変更権と聞くと「断られたらどうしよう」と不安になるかもしれません。
しかし、安心してください。
時季変更権が認められるのは「その人以外にどうしても代わりがきかない」「同じ日に全員が休んで仕事が回らない」といった非常に限られたケースのみです。
「忙しいから」という理由だけでは、会社は拒否できません。
基本的には労働者の権利が優先される仕組みになっています。
有給を効果的に利用する方法
有給を効果的に利用したい人は以下の方法を試してください。
- 有給は自分への投資だと考える
- 有給の使い方をシミュレーションする
- もしもに備えて有給を残しておく
有給は単なる休みではありません。
あなたの人生をより豊かにし、理想のキャリアへと近づけるための貴重な資産です。
あなたの資産を最大限に活用して、仕事とプライベートを両立できるようにしましょう。
有給は自分への投資だと考える
有給は自分への投資だと考えてください。
有給を使うことであなたの人生がより豊かになり、理想を実現できるからです。
有給を取ることに少し抵抗を感じる方もいるかもしれません。
しかし、有給を取得することは労働者の正当な権利です。
ゆっくりと心身を休ませたり、大好きな趣味に没頭したりする時間は、あなたの感性を磨き、次の仕事への活力を生み出してくれます。
「自分が休んだら迷惑かも」と考えるのは避けてください。
「しっかりリフレッシュして、さらに輝く自分になるための時間だ」とポジティブに捉えてみてください。
心が満たされることで、新しいアイデアが浮かんだり、今の仕事の悩みが小さく感じられたりします。
有給の使い方をシミュレーションする
有給が付与される前から、「休みが取れたら何をしようかな」と楽しくシミュレーションしておくのがおすすめです。
未来に向けて楽しい想像を重ねることで日々の仕事にメリハリが生まれます。
たとえば「行きたかったカフェを巡る」「少し遠出して温泉で癒やされる」「理想のキャリアのために気になる業界をリサーチする」などです。
普段の休日ではできないことをリスト化してみましょう。
目標があることで、仕事の効率も自然に上がります。
仕事に疲れた日や緊張する会議も乗り越えることが可能です。
結果として周囲からも「メリハリを持って働いているね」と好意的に見られるでしょう。
当日を有意義にするためにも前もって計画を立てることを覚えておいてください。
もしもに備えて有給を残しておく
有給を楽しく使う一方で、数日分は「もしもの時のお守り」として残しておくと安心です。
当日の欠勤を有給でカバーできるからです。
たとえば突然の体調不良や急用、あるいは「どうしても今日は心が追いつかない」という日もあるでしょう。
自由に使えるお休みが手元にあるだけで、精神的なゆとりが生まれます。
すべてを遊びの予定で埋めてしまうのではなく、数日間の予備を持っておくことで、「何かあっても大丈夫」という安心感があなたを支えてくれます。
心の安全地帯があるからこそ、普段の仕事にも安心して取り組むことが可能です。
計画的に楽しみながらも、自分を守るための余白もしっかり確保しておきましょう。
賢く有給を使うことで、あなたらしい健やかなキャリア形成を支えてくれます。
意外と知らない有給のルール
有給=休日と認識している人は多いでしょう。
しかし、有給には休日にはないルールがいくつか存在します。
有給の仕組みを正しく理解しておくことで、日々の業務に対しての気持ちが楽になります。
有給をこれから初めて使う人や新卒で使い方をきちんと把握できていない人は、ぜひ参考にしてください。
有給は時間単位で取得できる
有給は時間単位で取得することが可能です。
1日単位で休むのが基本ですが、「時間単位年休」と呼ばれる制度で、時間単位で細かく取得できることもあります。
たとえば、午前中だけ通院や役所に行きたい時、あるいは転職活動の面接のために1〜2時間だけ早く上がりたい時などに便利です。
ただし、時間単位年休を利用するには、会社で労使協定という取り決めが交わされている必要があります。
すべての会社で導入されているわけではありません。
まずは、あなたの会社で時間単位の取得が可能か確認してください。
1日休むほどではないけれど、少しだけ自分の時間が欲しい時に利用できます。
有給の最大保有数は40日である
有給の最大保有日数は40日です。
有給は使い切れなかった分を翌年に繰り越すことが可能です。
有給の日数はいくらでも貯めておけるわけではありません。
一般的に、保有できる最大の日数は40日と決まっています。
有給の時効が2年であるためです。
1年間の最大付与分(20日)と前年の残り(20日)を合わせて40日となる計算です。
もし、40日を超えてしまった場合、古い分からどんどん消滅します。
有給は「いつか使おう」と貯めておいても気がついた時には消えています。
あなたの有給日数をこまめにチェックし、40日に近づいてきたら「自分へのご褒美」として積極的に休みを取ってみましょう。
有給の取得理由は私用で問題ない
有給の取得理由は私用で問題ありません。
有給を申請する際、「理由を詳しく聞かれたらなんと回答しよう」と不安になる人は多いでしょう。
しかし、不安に思う必要はありません。
有給は法律で認められた権利であり、利用目的は自由です。
「旅行に行きたい」「趣味を楽しみたい」といった理由での理由は問題ありませんし、具体的な理由を伝える義務はありません。
会社に伝える際は一言「私用のため」と書くだけで十分です。
もし、上司から詳しく聞かれたとしても、無理に話す必要はなく、「プライベートな用事がありまして」と笑顔で答えれば大丈夫です。
休む理由によって取得が制限されることはありません。
あなたの時間を大切にするために、堂々と自由な理由で申請してください。
有給は年間5日は利用しなければならない
有給は年間5日は利用する必要があります。
2019年4月の法改正により、年間に10日以上の有給休暇が付与される労働者に対しては、会社は必ず「年間5日」の有給を取らせるというルールができました。
法律の改正は、働く人の健康を守るために国が設けた法律です。
「忙しくて休みづらい」という職場であっても、会社側は法律を守る義務があります。
むしろ、積極的に休むことが会社を助けることにもつながります。
もし自分で取得日を決められない場合、会社が時季を指定して休ませることも可能です。
「年5日の義務化」のおかげで、以前よりも休みを取りやすい環境が整っています。
有給のルールを味方につけて、あなたらしく働くための休息時間を確保してください。
有給に関するFAQ
本章では有給に関するFAQを解説します。
FAQを読むことで、有給に関する「ちょっとした疑問」や「聞きにくい悩み」を解消できます。
制度の仕組みを正しく知ることは、単に休めるようになるだけでなく、あなたの権利を守り、理想の働き方を実現するためのお守りになります。
よくある質問への答えを事前にチェックしておけば、上司やチームへの相談もしやすくなるでしょう。
大型連休中に有給を取得してもいいですか?
結論からお伝えすると、大型連休(GWや年末年始など)の前後に有給を組み合わせて、さらに長い連休を作ることはまったく問題ありません。
有給を利用するタイミングを決めるのは、働く人の自由な意思に任されているからです。
基本的に、会社側が「連休だから」という理由だけで有給を拒否できません。
むしろ、長期休暇で心身をしっかりリフレッシュさせることは、休み明けのパフォーマンスを高めることにもつながります。
大切なのは、あなたの「もっと自分の時間を充実させたい」という気持ちです。
連休を活用して旅行に行ったり、じっくりと将来のキャリアを考えたりすることは、自分を大切にするための素敵な選択です。
大型連休での有給取得は可能なので、安心してください。
有給を使う新人は生意気に見えませんか?
入社したばかりで有給を使うことに、不安を感じる必要はありません。
普段から目の前の仕事に誠実に取り組んでいれば、有給を取得したからといって「生意気だ」と思われることはまずありません。
周囲の人があなたをどう見るかは、休暇の有無ではなく、日頃の姿勢やコミュニケーションで決まります。
「いつも頑張っているから、ゆっくり休んでね」と思ってもらえるよう、普段の挨拶や報告・連絡・相談を丁寧にしましょう。
計画的に休みを取り、自分をアップデートし続ける姿は、むしろ「自己管理ができる自立した新人」として、ポジティブな印象を与えるはずです。
あなたの権利を大切に使いながら、新しい環境での成長を楽しんでください。
周囲の人が有給を利用しないので取得しにくいです
職場の誰も有給を取っていないと、自分だけ申請するのは勇気がいりますよね。
しかし、有給休暇の利用はあくまで個人の判断に任されており、周囲の状況に合わせて控える必要はありません。
あなたが先陣を切って有給を楽しく使うことで、ほかのメンバーも「自分も休んでいいんだ」と安心できます。
職場全体の雰囲気が良くなるきっかけになることもあるでしょう。
もし、どうしても取得しづらいほど雰囲気が硬い場合は、信頼できる上司や労務担当者に相談してください。
外部の視点を取り入れることで、より働きやすい環境へ変わる可能性があります。
あなたの理想とする働き方を実現するために、周囲の視線を気にしすぎず、自分のペースを大切にしてください。
有給が何日あるか知りたいです
「自分の有給が今何日残っているか」を正確に把握することは、キャリアを賢くマネジメントするための第一歩です。
有給の残日数は、多くの企業で導入されている「勤怠管理システム」の個人ページから、いつでも簡単に確認できます。
もしシステムがなかったり、見方が分からなかったりする場合、給与明細を確認するか、労務・総務の担当者に尋ねてみましょう。
「現在の有給の残日数を確認していただけますか?」と聞けば教えてくれます。
自分の持ち時間を知ることで、「いつ、どんな目的で休もうか」と前向きな計画を立てることが可能です。
有給の残日数という「自分の資産」をしっかり把握して、理想のキャリアを描くための準備に役立ててください。
まとめ
本記事では4月入社の方にいつ有給が付与されるかについて解説してきました。
有給は8割以上出勤していれば入社から半年後に付与される制度です。
ただし、企業によっては制度が異なるため、利用前に就業規則を確認してください。
認識が誤っていると有給が利用できず困ってしまう可能性があります。
また、上司やチームとの共有も忘れずにしましょう。
有給の利用はあなたの権利です。
しかし、人間関係をおろそかにすると今後の業務に悪い影響が出ます。
有給はあなたらしい生活を実現するために欠かせないものです。
趣味や旅行、転職など好きに活用し、理想の人生を歩んでください。
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