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【ゆるブラック企業とは】ブラックじゃないけどしんどい会社は辞めるべき?

【ゆるブラック企業とは】ブラックじゃないけどしんどい会社は辞めるべき?

目次
  1. はじめに
  2. ゆるブラック企業とは
  3. ホワイト企業やブラック企業との違い
  4. ゆるブラック企業の特徴
  5. ゆるブラック企業が辛い理由
  6. 辞めるかどうかの判断基準
  7. ゆるブラック企業で働き続けるリスク
  8. 辞める以外にできること
  9. ゆるブラック企業がつらいかは人それぞれ
  10. まとめ

はじめに

「残業もないし、有給も取りやすい。でも、なぜか働くのがしんどい…」

こんな会社、あなたの周りにありませんか?

近年、こうした会社を指して「ゆるブラック」という言葉が話題になっています。

ゆるブラック企業とは、一般的なブラック企業のような劣悪な労働環境ではないものの、やりがいや成長の実感がなく、モチベーションが上がらない状態が続く職場のことです

働き方改革によってワークライフバランスが改善された一方で、昇給やキャリアアップの見通しが立たない職場環境に悩む人も少なくありません。

本記事では、ブラック企業やホワイト企業との違いや「ゆるブラック企業」の実態、その対処法について解説します。

ゆるブラック企業とは

株式会社社認学のゆるブラック”に関する調査によると、20 代~50 代の会社員の37.8%が「ゆるブラック」と感じています。

つまり、2~3人に1人が「ゆるブラック」と感じながら働いていることになります。

ゆるブラックと感じる人は非常に多く、多くの人が自分自身の職場に何らかの不満を抱えながら働いていることがわかります

ここからは、ゆるブラック企業の定義と、ブラック企業やホワイト企業との違いについて解説します。

参照:株式会社社認学┃【ゆるブラック”に関する調査】

ゆるブラックの定義

「ゆるブラック企業」とは、一見すると働きやすそうな会社のことを指します。

残業はほとんどなく、有給も取りやすい、ワークライフバランスは良好…そんな環境です。

しかし、働く上でのやりがいや成長の実感が得られず、昇給やキャリアの見通しも立たないため、結果的に社員のモチベーションが下がってしまう状態が続いています

労働環境は良いものの、「働いても成長や報酬につながらない」といったストレスが溜まる会社のことです。

ホワイト企業やブラック企業との違い

一般的なホワイト企業とブラック企業との違いを表にまとめました。

この項目に当てはまるからといって、必ずしも該当するわけではありませんが、自分の職場が当てはまるかどうか判断する際の参考にしてみてください。

項目 ホワイト企業 ブラック企業 ゆるブラック企業
労働時間 適切、残業ほぼなし 長時間労働が当たり前になっている ほぼなし、または少ないが一部の社員に負担が集中することもある
給与・昇給 適正、昇給・昇進あり 低賃金、昇給・昇進が難しい 平均的な給与、昇給やキャリアアップがしづらい
仕事のやりがい 適度に挑戦できる 業務量が多く、やりがいも感じにくい 挑戦機会が少なく、成長した実感が薄い
評価制度 明確で公正 不明確、主観的 曖昧で評価されにくい
離職率 低い〜適度 高い 低いが、優秀な社員はすぐに辞める
ワークライフバランス 実現可能 ほぼ不可能 実現可能
社内文化 意見を言いやすい パワハラや同調圧力あり 上司への相談や提案が通りにくい
スキル・キャリア形成 研修制度や資格取得支援をしている ほとんどなし 制度が整っておらず、成長しづらい

ブラック企業は、職場環境の悪さが比較的わかりやすいですが、ゆるブラック企業はそれほど悪くないように見えます。

しかし、その「見えにくさ」がゆるブラックの特徴とも言えます。

働きやすそうに見える環境でも、実際には成長ややりがいが得られず、知らず知らずのうちにモチベーションやキャリアに影響を与えてしまうのです

それでは、ブラック企業とホワイト企業の違いをそれぞれ詳しく解説します。

ブラック企業との違い

ブラック企業は、長時間労働やサービス残業、過酷なノルマ、理不尽な上司によるパワハラなどがあることが特徴です。

働く人は身体的・精神的に追い詰められ、休むヒマもないことが多いです。

一方、ゆるブラック企業は、残業がほとんどなく、ワークライフバランスも整っています。

人間関係も比較的穏やかで、精神的な圧力は少ないです。

しかし、明確な目標や成長の機会が少なく、昇給やキャリアアップも見込めないため、「働いても意味があると感じられない」というストレスが続きます。

つまり、ブラック企業は過酷な労働が原因で辛いのに対し、ゆるブラック企業は成長ややりがいの無さが原因で辛いのです

ホワイト企業との違い

ホワイト企業は、残業や休日出勤があっても適正な給与や待遇が保証されており、努力すれば成長や昇給につながります。

人間関係も良好で、チームワークや適度な競争があり、従業員は自分のキャリアに希望を持ちながら働くことができます。

一方で、ゆるブラック企業は、労働条件自体はホワイト企業に近いですが、成長ややりがいの面で差があります。

成果を出しても給与やキャリアに反映されにくく、仕事を通じてスキルや経験を積む機会も少ないため、長期的にはモチベーションの低下やキャリアの停滞につながります。

つまり、ホワイト企業は働きやすく成長もできる環境があり、ゆるブラック企業は働きやすいが成長できない環境だと言えます

ゆるブラック企業の特徴

一見すると働きやすそうに見える会社でも、実は長く働くうえでさまざまな問題を抱えていることがあります。

こうした会社には共通する特徴があります。

ゆるブラック企業は、外から見ると悪い環境には見えませんが、実際には本人の成長を妨げていることが多いです

そのため、周囲に転職の相談をしても、驚かれたり止められたりすることがあり、転職に踏み切れない人も少なくありません。

ここからは、ゆるブラック企業に共通する特徴を紹介します。

自分や社員の働き方を見直す際の参考にしてみてください。

残業が少ない

ゆるブラック企業では、基本的に残業がほとんどありません。

ワークライフバランスを実現しやすい一方で、仕事に打ち込みたい人にとっては成長の機会が少ないと感じることがあります。

企業によっては、定時になると自動的にパソコンの電源が切れるシステムや、一分単位で残業時間を管理する仕組みを導入している場合もあります。

ワークライフバランスを重視する人には理想的ですが、中には「成長のためにもっと働きたいのに制限されている」と感じる人もいるでしょう

さらに、一部の社員にだけ残業が集中し、業務に偏りが出ることがあります。

これが長期的なストレスの原因になることも少なくありません。

離職率が低い

一見すると離職率は低く、安定しているように見えます。

一般的にブラック企業と呼ばれるような、長い残業時間・低賃金・パワハラがある訳ではありません。

そのため、退職に踏み切れない人や、むしろその環境が合っている人もいます。

しかし、優秀な人材は短期間で離職する傾向があります

優秀な人材は、より良い給料や評価・働きがいを求めて転職することが多く、その結果、残された社員の仕事の負担が増えたり、チームの雰囲気が変わったりすることで、社員全体のモチベーションが低下しやすくなります。

昇給が見込めない

昇給やキャリアアップの機会がほとんどないのも、ゆるブラック企業の特徴です。

同世代が高い給料をもらっているのを見ると、自分自身との差を感じてしまいます。

昇給が見込めない環境では、将来の貯金や住宅購入、結婚などの計画が立てにくくなり、転職を考えるきっかけにもなります

また、決まった業務をこなすだけの仕事が中心になる場合が多く、努力や成果が給与に反映されにくいことが多いです。

そのため、優秀な社員は、より昇給や成長が見込める職場へ移ることが多くなっています。

 評価制度があいまい

ゆるブラック企業では、評価基準や昇進の仕組みが不透明で、上司も社員の仕事の進捗や成果を十分に確認していないことが多くあります

そのため、自分よりも成果を出していない社員が評価されていると感じることも少なくありません。

また、上司に相談しても「大丈夫じゃない?」など曖昧な返答で終わり、自分の成長や成果が正当に評価されている実感を持てない場合もあります。

評価制度の改善を提案することもできますが、なかなか受け入れてもらえないこともあります。

仕事にやりがいを感じられない

ゆるブラック企業では、目標や挑戦的な業務が少なく、仕事の幅も限られています。

また、毎日決まった業務だけを行うこともあります。

そのため、スキルや経験を積む機会が少なく、成長している実感を得られません。

結果として、やりがいを感じられず、モチベーションが低下しやすくなります。

ゆるブラック企業が辛い理由

将来への不安

昇給やキャリアアップの見通しが立たないと、将来の生活にも不安が生まれます。

たとえば、貯金や住宅購入、結婚などのライフイベントを考えたとき、「このままで大丈夫か」と心配になる人も少なくありません。

自分の市場価値が下がってしまうのではないか、将来のキャリア選択肢が狭まるのではないかと不安に感じることもあります。

モチベーションの低下

やりがいの少ない仕事や評価されにくい環境では、仕事への意欲やモチベーションが低下しやすくなります。

周囲の同僚や優秀な社員がどんどん辞めていくのを見ると、ますますやる気が削がれることもあります。

辞めるかどうかの判断基準

ゆるブラック企業を辞めるかどうかの判断基準はたった1つです。

それは、「改善の余地があるかどうか」です

それでは、どのように判断すればよいか解説します。

改善の余地はあるか?

会社の評価制度や昇進の仕組みが曖昧だと、「頑張っても評価されない」「努力が給料に反映されない」と感じることがあります。

まず考えたいのは、自分の行動や努力で改善できる部分があるかということです

たとえば、

上司に具体的な評価基準や目標を確認する

自分の成果を数値や資料で見える化する

定期的に1対1でフィードバックをもらう

こうした工夫で、自分の評価が正しく伝わるようになる場合もあります。

改善できる余地があれば、今の職場で成長するチャンスになります。

また、評価制度や仕事内容自体に不満がある場合は、別の部署や業務に異動してみるのも一つの方法です

仕事内容や上司が変わることで、評価されやすくなったり、成長を実感しやすくなることがあります。

しかし、会社の文化や制度自体が変わらず、部署や業務を変えても改善が難しい場合は、自分の努力だけでは評価が正しく反映されません。

この場合、長期的にモチベーションが下がったり、スキルやキャリア形成に影響が出る可能性があります。

重要なことは、「自分の努力で変えられるか」「部署や仕事を変えれば改善できるか」「会社全体を変えるのは難しいか」を見極めることです。

改善の見込みがない場合は、転職を検討しましょう。

ゆるブラック企業で働き続けるリスク

スキル・市場価値の低下

毎日同じ作業だけをこなしていると、新しい知識や技術を身につける機会が少なくなり、自分の成長を実感しにくくなります。

この状態が続くと、将来的に転職やキャリアチェンジを考えたときに不利になる可能性があります

例えば、応募できる職種や企業が限定されてしまったり、同年代の人よりも経験やスキルが少ないことで、給与やポジションが低めに評価されてしまうことがあります。

また、スキルが十分でないまま時間が経過すると、未経験分野への挑戦がさらに難しくなり、「あの時もっと挑戦しておけばよかった」と後悔することもあります。

社会人初期の経験は、後のキャリアに大きく影響するため、単調な業務だけで時間を過ごすリスクは意外と大きいのです。

そのため、単調な作業ばかりの環境にいる場合は、社内で新しいプロジェクトに挑戦したり、資格取得や副業でスキルを磨くなど、自ら成長の機会を作ることが重要です。

転職のタイミングを逃す

ゆるブラック企業で働き続けると、転職のチャンスを逃してしまう可能性があります。

特に未経験分野への挑戦やポテンシャル採用を狙う場合、スキルや経験がまだ少ない20代ののタイミングで動くことが非常に重要です。

若手のうちは、少しの経験でも「ポテンシャル」として評価されやすく、将来的な成長を見越した採用が多くあります。

単調な業務ばかりでスキルや経験を積めない環境にいると、履歴書に書ける実績が増えず、応募できる企業や職種の幅が狭まってしまいます。

また、社会人経験が増えるにつれて、未経験分野への転職は難しくなります。

企業側は即戦力や専門スキルを重視する傾向が強くなるため、「もっと早く挑戦しておけばよかった」と後悔することも少なくありません。

さらに、転職のタイミングを逃すと、次第にキャリアチェンジの選択肢だけでなく、給与やポジションの選択肢も限定されてしまいます。

たとえば、今は「未経験OK・ポテンシャル採用」の募集が多くても、3〜5年後には経験者優遇の求人が増え、転職のハードルが上がります

そのため、スキルや経験が足りないと感じる人こそ、早めに行動して転職先を探すことが大切です。

若いうちに自分の市場価値を高める経験や、挑戦できる環境に移ることで、将来のキャリアや成長の幅を大きく広げることができます。

辞める以外にできること

ゆるブラックでストレスを感じている場合、転職をする以外の選択もあります。

ここからは、辞める以外でできることを紹介します。

社内で成長する機会を作る

プロジェクトを自ら提案したり、これまで担当していなかった新しい業務に挑戦することで、社内で経験を積むことができます。

まずは直属の上司に仕事の進め方や改善点について相談してみましょう

「こういう仕事をやってみたい」「この業務で成長したい」と具体的に伝えることで、評価やフィードバックをもらいやすくなります。

相談することで、自分の成長に合わせて仕事の幅を調整してもらえることもあります。

また、部署異動の希望を出すのもよいでしょう。

別の部署で新しい業務を経験することで、視野が広がりスキルの幅も増えます。

異動は必ずしも大きなポジションや権限が伴わなくても、学べることが多く、将来のキャリアに役立つことが多いです。

自ら機会を作る姿勢が、モチベーションやスキルの向上につながります。

資格取得など自己投資や副業をする

仕事に役立つ資格の取得や勉強を通して、自分の市場価値を高めることができます。

IT系であれば「基本情報技術者」や「MOS」、ビジネススキルであれば「簿記」や「TOEIC」など、自分のキャリアに役立つ資格を選ぶと良いでしょう

また、副業に挑戦することで、社内だけでは得られない経験やスキルを積むことができます。

副業を通して新しい業務を学ぶと、自分の強みや得意分野が明確になり、将来的に転職やキャリアチェンジの選択肢も広がります。

資格取得や副業は、会社の評価制度に頼らず、自分の努力でキャリアや市場価値を高める方法です。

さらに、取得した資格や副業での成果は、社内での評価や昇進にもアピール材料として使えることがあります。

自分から積極的に行動することで、今の職場でもモチベーションを保ちながらキャリアを形成できます。

評価制度の見直しを提案する

評価制度が曖昧な場合は、改善を提案することも一つの方法です。

まずは直属の上司に相談の時間をお願いし、評価や昇進の仕組みについて率直に話せる機会を作りましょう

事前に、これまでの実績や成果を数字や資料で整理し、自己評価や改善したい点をまとめておきましょう。

自分なりの改善案も併せて伝えることで、すぐに受け入れられなくても、自分の努力や成果を明確にするきっかけになります。

ゆるブラック企業がつらいかは人それぞれ

ここまで説明したように、ゆるブラック企業は一見働きやすく、残業も少なく有給も取りやすい環境です。

しかし、その環境が「つらい」と感じるかどうかは人によって違います

例えば、仕事に打ち込み成長したい人にとっては、目標ややりがいの少ない環境はストレスや不安につながります。

一方で、ワークライフバランスを優先したい人にとっては、残業が少なく働きやすいゆるブラック企業は理想的な職場かもしれません。

つまり、ゆるブラック企業が合わないかどうかは本人の価値観やキャリアの希望によって変わります

ネットで「ゆるブラック企業」と書かれているから辞める、という判断は必ずしも正解ではありません。

大切なのは、自分にとってその会社の環境が本当に適しているかを見極めることです。

まとめ

ゆるブラック企業は、残業が少なくワークライフバランスを実現できることが多いです。

一方で、昇給やキャリアアップの見通しが立たず、成長ややりがいを感じにくい環境でもあります

そのため、モチベーションの低下や将来への不安が生まれやすく、優秀な社員は短期間で離職する傾向があります。

ブラック企業は過酷な労働が原因でつらさを感じますが、ゆるブラック企業は「成長ややりがいのなさ」が原因でつらさを感じる点が特徴です。

ホワイト企業と比べると、労働条件自体は似ていても、キャリア形成やスキルアップの面で差があります。

しかし、ゆるブラック企業がつらいかどうかは人それぞれです。

仕事に打ち込み成長したい人にとってはストレスになる一方で、ワークライフバランスを重視する人にとっては理想的な環境かもしれません。

重要なことは、周囲の意見に流されず、自分にとってその環境が本当に適しているかを見極めることです

また、辞める以外にも社内で成長機会を作る、資格取得や副業で自己投資をする、評価制度の改善を提案するなど、自分自身で状況を変える手段もあります。

自分に合った働き方を見つけて、理想の生活を送っていきましょう。

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