【転職相談】誰にする?おすすめの相談先と転職相談前に準備するべきこと
はじめに
転職に興味はあるものの、誰に相談すればよいのか分からない。
そもそも転職をするべきかどうか迷っている。
このような悩みを抱えている方は、多いのではないでしょうか。
新卒の就職活動では、学校のキャリアセンターや友人、家族など、気軽に相談できる環境が整っていた方も多いはずです。
一方で、転職における転職相談は、相手選びを間違えると周囲からの評価が悪くなったり人間関係に悪影響を及ぼす場合があります。
また、転職をすることが、必ずしも正解とは限りません。
本記事では、転職相談を誰にするべきかについて、おすすめの相談相手から、絶対に相談すべきではない相手、さらに転職相談をする前に整理しておきたいポイントについて解説します。
転職について誰かに相談したいと考えている方や、今後のキャリアに悩んでいる方は、ぜひ最後までお読みください。
そもそも転職相談はするべき?
結論からいうと、転職については第三者に相談するべきです。
たしかに、転職は転職サイトや企業の採用ページから直接応募すれば、一人で完結させることも可能です。
しかし、転職後すぐに再び転職を繰り返してしまう人が多いのも事実です。
株式会社マイナビの調査によると、転職経験者のうち「9.5カ月以内」に離職を経験している人は40.8%にのぼっています。
つまり、転職者のおよそ2〜3人に1人が早期離職を経験していることになります。
このような結果からも分かるように、転職は「内定がゴール」ではありません。
第三者に相談することで、自分では気づけなかった視点や課題に気づくことができ、転職後のミスマッチを防ぐことにつながります。
また、自分自身について「分かっているつもり」でも、他人から見ると強みや適性がまったく違って見えることも少なくありません。
転職について第三者に相談することは、客観的な意見を取り入れながら、より納得感のあるキャリア選択をするための重要なステップだといえるでしょう。
転職相談をするべき相手
転職の相談をする相手の候補としていくつか挙げられます。
- 家族や恋人・友達
- すでに転職した人
- ハローワーク
- 転職エージェント
ここからは、それぞれの相手に相談するメリットとデメリットについて解説します。
家族や恋人
転職に限らず、家族や恋人は、自分自身の悩みについて最も相談しやすい相手でもあるでしょう。
家族を持っている場合は、家族の生活に関わることもあるので、転職をすると決めた時点で一度、相談するべき相手です。
家族や恋人に相談するメリットとデメリットを以下の表にまとめました。
| メリット | デメリット |
|---|---|
| 親身に話を聞いてもらえる | 感情論になりやすい |
| 不安や悩みを正直に話しやすい | 客観性に欠けることがある |
| 生活面(収入・勤務地など)を考慮してもらえる | 安定志向で転職に否定的になりがち |
| 精神的な支えになる | 業界・転職市場の知識が少ない場合が多い |
| 信頼関係がある | 反対されると転職しづらくなる |
転職について本音で相談しやすいのは、家族や恋人でしょう。
また、転職を応援してもらえる場合は、転職活動中の精神的な支えとなります。
しかし、生活や将来に直結する話題であるため、否定的な意見をもらうこともあります。
その場合、転職の意思が揺らいだり、決断しづらくなったりすることもあるでしょう。
また、転職についての知識も少ないため、家族や恋人の意見は参考程度にとどめ、最終的な判断は慎重に行うことが大切です。
友達
友達に転職相談をする最大のメリットは、同世代の意見を聞けることです。
転職市場は10年前と比べて大きく変化しており、家族に相談すると世代間の認識の違いから、話が噛み合わないことも少なくありません。
その点、友達であれば年齢や立場が近く、同じような悩みを抱えている場合も多いため、共感を得やすいでしょう。
友達に相談するメリット・デメリットを、以下の表にまとめました。
| メリット | デメリット |
|---|---|
| 気軽に相談できる | 主観的な意見になりやすい |
| 年齢・立場が近く共感してもらいやすい | 経験や知識が偏っていることがある |
| 本音を話しやすい | 無責任なアドバイスになりがち |
| 実体験を聞けることがある | 自分と状況が違う場合が多い |
友達や周囲の実体験を聞くことで、転職後のイメージをより具体的に描くことができます。
自分と似た環境や状況の話は、判断材料として参考になる場合も多いでしょう。
しかしながら、友達の意見はどうしても主観的になりやすく、経験や知識が限られていることがあります。
また、「なんとかなる」「やってみればいい」といった無責任なアドバイスに流されてしまう可能性もあります。
友達に相談する際は、あくまで一つの意見として受け止め、情報の正確性や自分に合っているかを冷静に判断することが大切です。
すでに転職した人
自分の会社から転職した人の実体験は、立場や環境が近いという点で非常に参考になります。
特に、同じ職種やポジションで働いていた人であれば、どのようなスキルが評価されやすいのか、転職後にどんなギャップがあったのかを具体的に知ることができるでしょう。
すでに転職した人に相談するメリット・デメリットを、以下の表にまとめました。
| メリット | デメリット |
|---|---|
| リアルな体験談が聞ける | 成功・失敗体験に引っ張られやすい |
| 転職の流れを具体的に知れる | 自分に当てはまるとは限らない |
| 注意点や失敗談を知れる | 業界・職種が違うと参考になりにくい |
| 精神的に背中を押してもらえる | 意見が断定的になることがある |
自分と似た境遇から転職した人の体験談は、友達から聞く話よりも、より現実的で具体性があります。
連絡を取れる相手がいる場合は、一度話を聞いてみるのもよいでしょう。
その際に注意するべきことは、その人の成功体験や失敗体験が、必ずしも自分に当てはまるとは限らないということです。
状況やタイミング、求められるスキルが異なるにもかかわらず、意見を鵜呑みにしてしまうと、本来取るべきだった選択肢を狭めてしまう可能性もあります。
すでに転職した人の意見は参考になりますが、あくまで一例として受け止め、自分の状況に照らし合わせて判断することが重要です。
ハローワーク
ハローワークとは、厚生労働省が運営する公的な就労支援機関で、仕事を探している人に向けて、無料で職業相談や求人紹介を行っています。
転職活動が初めての人や、費用をかけずに相談したい人にとって、利用しやすい相談先といえるでしょう。
| メリット | デメリット |
|---|---|
| 無料で相談できる | 求人の質にばらつきがある |
| 公的機関で安心感がある | キャリア相談の専門性は担当者次第 |
| 地元求人が多い | ハイクラス・専門職は少なめ |
| 書類添削など基本的なサポートがある | 転職市場の最新情報は弱いことがある |
公的機関であるため、安心して相談できる点は大きなメリットです。
また、地域密着型の求人が多く、地元で働きたい人に向いています。
定期的にセミナーや講習会が開催されている点も魅力の一つです。
しかし、相談員の専門性や経験には個人差があり、必ずしも転職市場やキャリア設計に精通しているとは限りません。
そのため、長期的なキャリアプランについては、十分なアドバイスを得られない場合もあります。
また、求人内容には幅があり、自分の希望条件やスキルによっては、選択肢が限られてしまうこともあるでしょう。
ハローワークを利用する際は、他の相談先と併用しながら情報を見極めることが大切です。
転職エージェント
転職エージェントは、企業紹介から選考対策、内定後のフォローまでを無料で受けられる転職支援サービスです。
担当者は転職市場や業界動向に詳しく、求職者一人ひとりの経歴や希望を踏まえたうえで、キャリアについてのアドバイスを行っています。
自分では気づきにくい強みや適性について客観的なアドバイスがもらえることや、最新の転職動向を踏まえた提案が受けられることは、転職エージェントならではの特徴といえるでしょう。
転職エージェントに相談するメリット・デメリットを以下にまとめました。
| メリット | デメリット |
|---|---|
| キャリアのプロに相談できる | 担当者との相性に左右される |
| 自分に合った求人を紹介してもらえる | 転職を急かされることがある |
| 非公開求人を知れる | 希望と違う求人を勧められる場合も |
| 選考対策〜内定後までサポートがある | 求人を断ると対応が雑になる |
転職エージェントは企業と直接やり取りをしているため、求人票だけでは分からない仕事内容や、求められている人物像、社風などの情報を教えてもらえることがあります。
一方で、担当者との相性によって満足度が左右される場合があります。
また、エージェントは企業から成功報酬を受け取る仕組みのため、担当者によっては転職を急かされたり、希望と異なる求人を勧められたりするケースもあります。
ただし、こうしたデメリットの多くは、対応が不十分な一部のエージェントによるものです。
優良な転職エージェントであれば、無理に転職を勧めることなく、求職者の意向を尊重したうえで提案を行います。
転職エージェントを利用して違和感を覚えた場合は、すぐに担当者の変更を依頼したり、利用を中止したりしましょう。
絶対NG!転職相談をすべきではない相手
職場の同僚や上司に転職の相談をすることは、基本的におすすめできません。
転職の意思を伝えることで、引き止めにあったり、人事評価や周囲の見方に影響が出たりする可能性があります。
直接的に評価が下がらなくても、「辞めるかもしれない人」という印象を持たれる場合があります。
上司には、転職を決めた後に報告するのが無難です。
報告のタイミングは、転職先が正式に決まってからにしましょう。
一方で、現在の仕事内容そのものに不安や悩みがある場合は、業務上の相談として直属の上司に話すとよいでしょう。
業務内容の調整や、別の部署を提案してもらえる可能性があります。
転職相談をする前に整理しておきたいこと
転職相談をする相手によって、さまざまな意見が得られるでしょう。
もちろん、相談の段階で考えが整理できていなくても問題はありません。
しかし、あらかじめ相談したい内容を整理しておくことで、より的確で質の高いアドバイスをもらいやすくなります。
今いちばん不安に感じていること
まずは、自分が何に悩み、どのような不安を感じているのかを整理してみましょう。
ここでは、転職を考える際に多くの人が不安に感じやすいポイントをまとめました。
| 不安の種類 | よくある内容 |
|---|---|
| 仕事 | 仕事内容が合わない |
| 労働時間 | 残業が多すぎる |
| 人間関係 | 職場の人間関係がうまくいかない |
| 評価 | 成果を出しても評価されない |
| 社風 | 社風が合わない |
| スキル・能力 | 自分に強みや市場価値があるのか不安 |
| お金 | 給料が低く、昇給も見込めない |
| 転職 | 転職して後悔しないか不安 |
| 情報 | 転職に関する情報が多すぎて判断できな
い |
仕事内容が合わない、あるいは入社後に想像していた内容と違うと感じることは、決して珍しくありません。
また、人間関係に悩みがあると、どれほど仕事内容が好きでも、働くこと自体が辛くなってしまいます。
一般的なハラスメントに該当しない場合でも、いわゆる「ブリリアントジャーク」のような有害な社員がいる職場では、居心地の悪さを感じやすいでしょう。
理想のキャリアプラン
まずは、「将来どのような働き方をしたいのか」を大まかに整理してみましょう。
最初から明確なキャリアプランを描く必要はありませんが、いくつかの視点から考えておくことで、自分に合った選択肢が見えやすくなります。
以下のポイントを参考に、無理のない範囲で考えてみてください。
「完全に別の仕事」ではなく、「業務内容を少し変える」だけで満足できる場合もあります。
働き方・労働時間
残業時間はどの程度までなら許容できるのか、在宅勤務やフレックス制度の有無は重視するかなど、働き方の優先順位を考えてみましょう。
収入・待遇面
希望する年収や、昇給・賞与の有無など、将来的にどのくらいの収入を目指したいかを考えます。
生活費やライフイベントを踏まえて考えるのも一つの方法です。
スキルアップ・成長環境
新しいスキルを身につけたいのか、専門性を高めたいのかなど、成長の方向性を整理しておきましょう。
研修制度や教育体制を重視するかどうかもポイントです。
将来のキャリアの広がり
その会社で長く働きたいのか、将来的に別のキャリアにつなげたいのかを考えてみましょう。
次の転職やキャリアアップを見据えた選択かどうかも重要です。
本当に転職すべき状況かどうか
今抱えている悩みは、本当に転職をしなければ解決できないものなのか、一度立ち止まって考えてみましょう。
転職は人生における大きな決断の一つです。
周囲の意見や勢いに流されて決めてしまうのはおすすめできません。
まずは誰かに相談する前に、自分自身の状況や不安の原因を整理してみることが大切です。
転職エージェントに相談するメリット
転職エージェントは、ただ企業を紹介するだけでなく、自分自身のキャリアについてプロからアドバイスをもらえたり、内定までのサポートをしてもらえたりします。
転職エージェントに相談するメリットを簡単に紹介します。
- 自分のキャリアについてプロからアドバイスがもらえる
- 自分に合った求人を紹介してもらえる
- 書類選考~面接対策・内定後までサポートしてもらえる
自分のキャリアについてプロからアドバイスがもらえる
転職エージェントに相談することで、自分のキャリアについて客観的な視点からアドバイスを受けることができます。
興味のある業界や職種について、業界動向や最新情報を踏まえた説明を受けられる点も特徴です。
また、自分では気づきにくい強みや適性をもとに、実は向いている仕事や職種を提案してもらえることもあります。
自分に合った求人を紹介してもらえる
転職市場は活発である一方、労働環境が劣悪な求人が含まれていることも少なくありません。
また、残業が多くても高収入を重視したい人もいれば、定時退社やリモート勤務など、ワークライフバランスを重視したい人もいます。
価値観や希望条件は人それぞれ異なるため、理想の求人を効率よく探すには、企業の内部情報を把握している転職エージェントに相談するのがおすすめです。
書類選考~面接対策・内定後までサポートしてもらえる
転職エージェントを利用すると、求人紹介だけでなく、書類選考から面接対策、内定後のフォローまで一貫したサポートを受けることができます。
履歴書や職務経歴書についても、企業ごとに評価されやすいポイントを踏まえた添削をしてもらえるため、選考通過率の向上が期待できるでしょう。
また、面接対策では想定質問や回答の方法だけでなく、企業ごとの面接傾向や重視されるポイントについて、具体的なアドバイスを受けられます。
さらに、給料や勤務地の交渉や入社時期の調整など、自分では言い出しにくいことを代わりに行ってもらえる点も大きなメリットです。
転職活動に関する不安や悩みをいつでも相談することができるので、安心して転職活動を進めることができるでしょう。
転職エージェントに関するよくある質問
ここからは、転職エージェントに関するよくある質問をまとめました。
転職エージェントの利用に不安がある方は、ぜひ一度読んでみてください。
相談したら必ず転職しないといけない?
転職をしようか迷っている場合も、転職エージェントに相談することができます。
実際、転職エージェントに相談した結果、今の会社でスキルアップしてから、転職をする決断をした方もいます。
転職をすることだけが正解ではありません。
一方で、相談してみることで、転職をするという選択肢を見つけることができます。
選択をひろげることで、今の仕事についてより客観的な視点でみることができるでしょう。
行きたくない企業に斡旋することがある?
転職エージェントは、求職者が希望しない企業に無理に斡旋することはありません。
求職者が気づいていない、より適した職種や企業を提案することはありますが、希望しない企業へ勝手に応募されることはありません。
ただし、悪質なエージェントの中には、担当者の利益のために希望しない職種や企業を強要する場合があります。
その場合は、すぐに利用を中止しましょう。
本当に完全無料?
転職エージェントの利用は、基本的に完全無料です。
エージェントから料金を請求されることは一切ありません。
ただし、転職活動に伴う費用(履歴書の作成費用や交通費など)は自己負担となります。
まとめ
転職を考える際の相談相手としては、家族・友人・すでに転職した人・ハローワーク・転職エージェントなどが挙げられます。
それぞれに相談するメリットとデメリットを理解したうえで相談しましょう。
一方で、職場の上司や同僚に転職の相談をするのはおすすめできません。
職場での人間関係に影響を与える可能性があるため、十分注意してください。
転職エージェントに相談すると、転職のプロからアドバイスを受けられるだけでなく、内定まで無料でサポートしてもらえます。
転職をするか迷っている段階でも相談が可能です。
自分自身のキャリアに悩んでいる人は、まずは気軽に相談してみてください。
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