大学院卒者が技術職に転職する方法|メリット・強み・有利な業界を解説
はじめに
理系大学院卒者の技術職について耳にしたことはありますか?
第二新卒の若い転職者は、転職しやすいと言われるなかで、技術職としての転職を検討している人は不安に思ってしまいますよね。
技術職のなかでも高度な専門知識と研究経験を持つ大学院卒者は、技術職において大きな可能性を秘めています。
しかし、転職を考える際には様々な不安や疑問が生じるかもしれません。
本記事では、理系大学院卒者が技術職に転職する際の可能性や課題、そしてそれを成功させるためのポイントについて詳しく解説します。
大学院卒の転職の現状
文部科学省が実施した令和4年度の学校基本調査によると、修士課程修了者の就職率は76.1%という結果が出ています。
これは学部卒者が74.5%という数字に対し、比較的就職状況が良いことがいえます。
さらに、前年から0.3ポイント上昇しています。
この数字から、大学院卒だと就職が困難になりやすいとは言い難いことになります。
ただし、大学院卒者の転職には独自の課題も存在します。
一般的に、大学院卒者は学部卒者と比べて年齢が高く、また専門性が高いため、企業側のニーズとのマッチングが難しい場合があります。
また、研究職から技術職への転換を図る場合、実務経験の不足が懸念されることもあります。
それでも、多くの企業が大学院卒者の持つ高度な分析力や問題解決能力を評価しており、適切な準備と戦略を立てることで、技術職への転職は十分に可能です。
大学院卒の転職を不利に感じる理由
大学院卒者が転職を考える際、いくつかの要因により不利に感じることがあります。
- 年齢面が影響してしまう
- 専門的な知識があることが逆にマイナスに捉えられる
- 大学院卒に対する期待値が高くなりすぎている
それぞれの項目についてくわしくみていきましょう。
年齢面が影響してしまう
大学院卒者は学部卒者と比べて2〜3歳ほど年齢が高くなります。
日本の採用市場では、学部制の新卒採用が主流であるため、この年齢差が不利に働く可能性があります。
とくに20代後半から30代前半の転職者は、同年代の社員と比較されることがあり、キャリアの遅れを指摘される懸念もあるでしょう。
しかし、近年では年齢にとらわれない採用も増えてきており、むしろ大学院での経験を評価する企業も多くなっています。
年齢を気にするよりも、自身の強みや専門性をアピールすることが重要です。
専門的な知識があることが逆にマイナスに捉えられる
大学院で培った専門知識は、ときに「オーバースペック」と捉えられることがあります。
企業によっては、高度な専門知識を持つ人材を適切に活用できない可能性を懸念し、採用を躊躇することが往々にしてあるのです。
また、専門分野に特化しすぎているため、他の分野への適応力が低いと判断されてしまう可能性もゼロではありません。
しかし、これは誤解であることが多く、大学院での研究経験は様々な分野で応用可能なスキルを育てています。
選考では、この誤解を解くべく、自分の持つスキルや柔軟な対応力をアピールすることが重要です。
大学院卒に対する期待値が高くなりすぎている
大学院卒者に対しては、高い専門性と即戦力としての活躍が期待されることが多々あります。
この期待値の高さが逆にプレッシャーとなり、転職への躊躇につながることもあるでしょう。
また、企業側も大学院卒者に対して、採用活動段階で過度な期待を抱くことがあり、それが採用の障壁になることもあります。
企業が評価する大学院卒のメリット
大学院卒者には、企業から高く評価される特徴があります。
これらの特徴について詳しくみていきましょう。
即戦力としてみてもらえる
大学院での研究経験は、多くの企業にとって魅力的です。
とくに理系の大学院卒者は、最新の技術や研究手法に精通していることが多く、即戦力として期待されます。
たとえば、データ分析や機械学習の分野では、大学院で培った統計学や数学の知識が直接的に業務に活かせます。
また、研究を通じて身につけた問題解決能力やプロジェクト管理能力は、どの業界でも高く評価されます。
さらに、大学院生は通常、学会発表や論文執筆の経験があり、これらのスキルはビジネス環境でのプレゼンテーションやレポート作成に直結してくるでしょう。
専門性を評価してもらえる
大学院で深めた専門知識は、特定の業界や職種において大きな強みとなります。
たとえば、工学分野の大学院卒者は、自動車や製品開発メーカーでの技術開発職に適しています。
とくに新しい技術やイノベーションが求められる分野では、大学院卒者の専門知識が企業の競争力向上に直接貢献しやすいです。
さらに、専門性の高さは、企業内でのキャリアアップにも有利に働くと考えて良いでしょう。
特定分野のエキスパートとして認められることで、プロジェクトリーダーやマネージャーへの昇進など、新しいキャリアを築く機会につながる可能性が高いです。
大学院卒で技術職に転職する際の強み
大学院卒者が技術職に転職する際には、独自の強みがあります。
これらの強みは、学部卒者とは異なる経験や能力から生まれており、多くの企業から高く評価されています。
大学院卒者の主な強みは以下の通りです。
- 専門的な知見
- ロジカルシンキング
- 問題解決力と分析力
それぞれの項目について詳しくみていきましょう。
専門的な知見
大学院での研究活動を通じて培われた専門的な知見は、技術職への転職において大きな武器となります。
大学院では、学部レベルよりもさらに深い専門知識を学び、最新の研究動向にも触れる機会が多くあります。
たとえば、情報工学分野の大学院卒者は、機械学習やAIなどの最先端技術について深い理解を持っています。
このような専門知識は、IT企業やデータサイエンス関連の職種で即戦力として評価されます。
また、材料工学や生命科学などの分野でも、大学院での研究経験が直接的に技術職での業務に活かせることが多いです。
さらに、専門分野における論文の読解力や実験技術の習得は、企業の研究開発部門で高く評価される能力です。
これらのスキルは、新製品開発や技術革新において重要な役割を果たします。
ロジカルシンキング
大学院での研究活動は、ロジカルシンキング能力を大きく向上させます。
研究テーマの設定から仮説の立案、実験計画の策定、結果の分析と考察まで、すべての過程で論理的思考力が求められます。
このロジカルシンキング能力は、技術職において非常に重要です。
たとえば、システム開発やプロジェクト管理では、複雑な問題を論理的に分解し、効率的な解決策を見出す必要があります。
大学院卒者は、こうした思考プロセスに慣れているため、技術職での問題解決に強みを発揮します。
また、ロジカルシンキングは、技術的な課題だけでなく、ビジネス上の意思決定にも活用されます。
データに基づいた論理的な提案や説得力のあるプレゼンテーションは、大学院卒者の強みとして評価されるでしょう。
問題解決力と分析力
大学院での研究活動は、高度な問題解決力と分析力を養います。
未知の課題に直面した際に、適切な方法で情報を収集し、分析し、解決策を見出します。
これらの能力は、技術職において非常に重要です。
製造業での品質管理や生産性向上の課題に直面した際、大学院卒者は研究で培った分析手法を活用して、問題の本質を見極め、効果的な解決策を提案することができます。
また、データサイエンスの分野では、大量のデータから有意義な洞察を導き出す能力が求められますが、これも大学院での研究経験が直接活かせる部分です。
さらに、研究活動を通じて培われた粘り強さや忍耐力も、複雑な技術的課題に取り組む際に大きな強みとなるでしょう。
長期的な視点で問題に取り組み、試行錯誤を繰り返しながら最適な解決策を見出す姿勢は、多くの企業から高く評価されるといって過言ではありません。
大学院卒が有利に働く業界業種
大学院卒者の専門知識と研究経験は、特定の業界や職種において有利に働きます。
経験を活かして働きたいならば、有利とみてもらえる業界や業種を選ぶことが重要です。
大学院卒が有利に働く業界や業種は、下記の通りです。
- メーカー
- エンジニア
- 研究・開発職
それぞれについて詳しくみていきましょう。
メーカー
メーカーの製造業は、大学院卒者の専門知識と研究経験を最大限に活かせる業界の一つです。
多くのメーカーでは、製品開発や品質管理、生産技術の改善などに高度な専門知識が必要とされます。
たとえば、電機メーカーでは、半導体や電子デバイスの開発に物理学や電子工学の専門知識が不可欠です。
また、自動車メーカーでは、材料工学や機械工学の知識を活かして、新素材の開発や車両設計の最適化に取り組むことができます。
さらに、製薬会社や化学メーカーでは、生命科学や化学の専門知識を持つ大学院卒者が重宝されます。
新薬開発や新素材の研究など、高度な専門性を要する分野で活躍の機会が多くあります。
エンジニア
エンジニアリング分野は、大学院卒者の論理的思考力と問題解決能力が高く評価される職種です。
ソフトウェア開発やシステムエンジニアリングの分野では、大学院で培った高度な数学的知識やアルゴリズムの理解が直接的に業務に活かせるでしょう。
さらに、AI開発やビッグデータ解析の分野では、機械学習や統計学の専門知識が重宝され、クラウドコンピューティングやIoTなどの最先端技術を扱う職場では、大学院で学んだ最新の技術動向や研究成果が大きな武器となります。
エンジニアリングコンサルタントや技術営業といった技術的知識とビジネススキルの両方が求められる職種でも、大学院卒者の論理的思考力とコミュニケーション能力が高く評価されやすいです。
研究・開発職
研究・開発職は、大学院卒者の専門知識と研究経験が最も直接的に活かせる職種です。
研究や開発を行っている企業の多くは、自社の研究開発部門に大学院卒者を採用しようと積極的に動いています。
たとえばIT企業の研究開発部門では、コンピュータサイエンスや情報工学の専門知識を持つ大学院卒者が、次世代のソフトウェアやハードウェアの開発に携わっています。
また、バイオテクノロジー企業では、生命科学や分子生物学の知識を持つ大学院卒者が、新しい医薬品や診断技術の開発に取り組んでいます。
他にも国立研究所や公的機関の研究部門でも、大学院卒者の専門性は重宝される傾向があります。
大学院卒で技術職に転職する際のポイント
大学院卒者が技術職に転職する際には、書類上の経歴だけではなかなかうまくいきません。
院卒という経験をとっても、選考の中で、自身の強みを最大限にアピールし、同時に企業側の懸念を解消することが重要です。
転職を成功させるための具体的なポイントは下記の通りです。
- 院卒であることをプッシュする
- 院卒に対するネガティブな印象を解消する
- 専門性を活かせる業界を選ぶ
- 社会人経験をアピールする
- 転職理由を明確にする
これらのポイントを押さえ、より効果的な転職活動を行っていきましょう。
院卒であることをプッシュする
大学院卒であることは、技術職への転職において大きな武器となります。
面接や履歴書では、大学院での研究経験や習得した専門知識を具体的にアピールしましょう。
たとえば、研究テーマとその成果、使用した最新技術や分析手法、学会発表や論文執筆の経験などを具体的に説明することで、自身の専門性と能力をアピールできます。
また、大学院で培ったスキルが、どのように企業の業務に活かせるかを明確に示すことも重要です。
データ分析のスキルが製品開発や市場分析にどう応用できるか、研究で使用した最新技術が企業の技術革新にどう貢献できるかなど、具体的な例を挙げて説明することで、企業側の理解を深めることができます。
院卒に対するネガティブな印象を解消する
一部の企業では、大学院卒者に対して「理論は得意だが実務能力に欠ける」「柔軟性がない」といったネガティブな印象を持っていることも少なくありません。
これらの印象を解消するためには、自身の適応力や実践的なスキルを積極的にアピールすることが重要です。
そこで大学院での研究活動を通じて培った問題解決能力や、チームでの共同研究経験を通じて身につけたコミュニケーション能力などを具体的に説明しましょう。
また、インターンシップやアルバイトなどの実務経験があれば、それらの経験を通じて学んだことや成果を強調することで、実務能力をアピールできます。
さらに、新しい分野への挑戦や、異分野の知識を融合させた研究経験などがあれば、それらを紹介することで柔軟性や学習能力をアピールすることができるでしょう。
専門性を活かせる業界を選ぶ
大学院で培った専門性を最大限に活かすためには、自身の専門分野と関連の深い業界や職種を選ぶことが重要です。
たとえば、材料工学を専攻した場合は、素材メーカーや自動車メーカーの研究開発部門が適しているでしょう。
情報工学専攻であれば、IT企業やAI関連のスタートアップなどが良い選択肢となります。
専門性を活かせる業界を選ぶことで、即戦力として評価される可能性が高まります。
また、自身の研究テーマと企業の事業内容や技術開発の方向性との関連性を明確に示すことで、より説得力のある志望動機を提示することができます。
業界研究を十分に行い、自身の専門知識がどのように企業の課題解決や事業発展に貢献できるかを具体的に説明できるようにしておきましょう。
社会人経験をアピールする
転職の場合、社会人経験もしっかりとアピールしましょう。
新卒とは異なるキャリア採用のメリットは、基本的なビジネススキルが身についている即戦力を雇用するという面です。
この部分を最大限に活かすためにも、社会人経験も合わせてアピールすることが重要です。
たとえば、前職での業務内容や成果、身につけたビジネススキルなどを具体的に説明することで、実務能力や社会人としての基礎的なスキルをアピールできます。
また、社会人経験と大学院での研究経験を組み合わせることで、理論と実践の両面を兼ね備えた人材であることをアピールすることができます。
社会人経験を通じて学んだことや、どのように成長したかを具体的に説明することで、社会人としての基礎的なスキルをアピールできます。
もしも実績があるのならば、前職での実績を数字を用いて具体的に示すとより効果的です。
転職理由を明確にする
大学院卒者が技術職に転職する際、その理由を明確に説明することは非常に重要です。
単に「研究職より技術職の方が自分に合っている」といった漠然とした理由ではなく、具体的かつ説得力のある転職理由を準備しましょう。
たとえば、「大学院での研究成果を実際の製品開発に活かしたい」「最先端の技術を用いて社会課題の解決に貢献したい」といった、自身の専門性と企業の事業内容を結びつけた理由を説明することが効果的です。
また、企業の技術開発の方向性や将来ビジョンに共感し、そこに自身の専門知識で貢献したいという思いを伝えることも良いでしょう。
大学院での研究経験を通じて気づいた自身の適性や、キャリアビジョンの変化などを説明することで、より説得力のある転職理由を提示することができます。
転職理由を明確に説明することで、企業側に自身の意欲と将来性をアピールすることができるでしょう。
転職活動の流れ
大学院卒者が技術職への転職を成功させるためには、計画的かつ戦略的な転職活動が不可欠です。
大まかな流れとしては下記の通りです。
- 自己分析する
- 企業研究をする
- 応募書類を作成する
- 面接対策をする
ここからは、それぞれのステップについて説明します。
各ステップを丁寧に進めることで、自身の強みを最大限に活かし、希望の職場への転職を実現することができるでしょう。
自己分析する
転職活動の第一歩は、自己分析です。
大学院での研究経験や専門知識、獲得したスキルなどを客観的に評価し、自身の強みと弱みを明確にしましょう。
たとえば、研究テーマとその成果、使用した技術や分析手法、学会発表や論文執筆の経験などを整理します。
また、キャリアの方向性や価値観、働き方の希望なども深く掘り下げて考えることが重要です。
「なぜ技術職に転職したいのか」「どのような環境で働きたいのか」など、自身の本当の希望や目標を明確にすることで、より的を得た転職活動が実現しやすくなります。
大学院で培った専門性以外の能力も細かく言語化してあげましょう。
たとえばプレゼンテーション能力やプロジェクト管理能力なども、技術職で活かせる重要なスキルです。
自分の思いや経験を棚卸しして、次のアクションに向かうことは、より良い転職活動につながります。
自己分析は欠かさずに行いましょう。
企業研究をする
自己分析の次は、企業研究です。
自身の専門性や希望するキャリアパスに合致する企業を幅広く調査しましょう。
企業研究の方法としては、企業のウェブサイトや求人情報、業界ニュースなどを通じて、各企業の事業内容、技術開発の方向性、企業文化などを詳しく調べることがおすすめです。
自身の研究分野や専門知識が直接活かせる企業や部署を見つけることが、技術職としての転職を成功させるカギとなります。
たとえば、材料工学を専攻した場合は、新素材開発に力を入れている製造業や、材料関連の研究開発部門を持つ企業などをリストアップします。
また、企業の成長性や将来性、技術者のキャリアパスなども重要な調査ポイントです。
転職の目的に応じて条件の優先順を決めつつ、自身のキャリアビジョンと企業の方向性が合致しているかを慎重に検討しましょう。
応募書類を作成する
企業研究を経て応募する企業が決まったら、応募書類の作成に取り掛かりましょう。
履歴書やエントリーシートは、自身の強みや専門性を効果的にアピールする重要なツールです。
大学院での研究内容や成果を強みにする場合は、その内容を簡潔かつ分かりやすく説明することが重要です。
専門用語を多用せず、研究の意義や応用可能性を企業の事業内容と関連付けて説明するよう心がけましょう。
また、前職での経験も忘れずにアピールしましょう。
数字で表現できる成果があるならば、その数値を用いてどれくらい貢献したかを記載できると、より効果的です。
これまでのスキルや知見が、どのように企業で活かせるかを簡潔かつ明確に盛り込むことで、より説得力のある応募書類を作成できます。
面接対策をする
面接は、自身の専門性や意欲を直接アピールできる重要な機会です。
むしろどんなに素晴らしい経歴や成果があっても、面接での印象が悪ければ、なかなか内定をもらうことは難しいでしょう。
大学院での研究内容や成果、そこから得られたスキル、前職での経験などを分かりやすく説明できるよう準備しましょう。
とくに、研究内容と企業の事業や技術開発との関連性を明確に説明することは、より効果的なアピールにつながります。
自身の専門知識や研究経験が、どのように企業の課題解決や事業発展に貢献できるかを具体的に説明することで、入社後の活躍のイメージを採用担当者に持ってもらいましょう。
また、「なぜ研究職ではなく技術職を選んだのか」「大学院で学んだことをどのように活かせるか」といった質問にも備えておくことが大切です。
自身のキャリアビジョンや転職の動機を明確に説明できるよう、事前対策は必ず行ってください。
悩んだ時は転職エージェントへ相談を
大学院卒者の技術職への転職は、一般的な転職とは異なる課題や困難があるかもしれません。
そんな時は、転職エージェントの利用を検討してみましょう。
最近では理系専門の転職エージェントも存在します。
大学院卒者の強みや課題を理解しており、適切なアドバイスを提供してくれるはずです。
さらに、転職エージェントは、企業の非公開求人情報へのアクセスや、履歴書・職務経歴書の添削、面接対策など、転職活動全般をサポートしてくれます。
また、大学院卒者の転職に理解のある企業を紹介してくれることもあります。
自身の専門性を活かせる職場を見つけるのに役立つでしょう。
ひとりで転職活動を進めることが不安な場合は、エージェントの活用もぜひ検討してみてください。
さいごに
大学院卒者がもつ高度な専門知識と研究経験は、技術・開発セクションをもつ企業で高く評価されています。
そのため大学院卒者の技術職への転職は、十分に可能であり、大きなチャンスといえるでしょう。
しかし、成功のためには戦略的な転職活動が不可欠です。
自己分析を通じて自身の強みを明確にし、それを活かせる企業を丁寧に研究することが重要です。
また、大学院での経験を企業のニーズと結びつけて効果的にアピールすることで、より転職が成功しやすくなるでしょう。
転職活動中に不安や疑問が生じた場合は、転職エージェントに相談するのも良い選択肢です。
自身の可能性を信じ、粘り強く活動を続けることで、きっと理想の職場に出会えるはずです。
大学院で培った知識と経験を活かし、新たなキャリアでの成功を目指してください。
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