【転職】1月入社のメリットとデメリットは?業界別・年齢別のポイントも紹介
はじめに
自分のペースで一区切りさせた後、新たな会社でのスタートを切りたいという人もいるのではないでしょうか。
そうした人が選択肢として考えるのが、1月入社の転職です。
しかし、一般的な入社時期とは異なる1月というタイミングですから、本当に大丈夫なのかと不安に思っていることと思います。
もう少し入社の時期をずらして、4月入社にするべきかどうか、判断に迷うところでしょう。
そこでこの記事では1月入社にスポットを当て、メリットやデメリット、1月入社がおすすめとなる人の特徴を紹介します。
1月入社成功のためのポイントも抑えてありますから、最後まで目を通して、思い通りの時期に入社できる転職を目指しましょう。
1月入社のメリット5つ
1月入社が注目されているのは、その時期に入社するからこそ得られるメリットがあるからです。
そのメリットの中身を知らないままでいると、転職活動から現職の退職、そして新しい職場への入社後にやるべきことが明確になりません。
メリットによる恩恵を逃すことにもつながりますから、1月入社のメリットをしっかりと把握しておくようにしましょう。
どのようなメリットがあるのか、代表的な5つを紹介します。
年末年始を準備期間に活用できる
新しい職場へ入社をするに当たり、事前に準備しなければならないことは多々あります。
必要な物を購入したり、定期券を購入したり、事前に頭に入れておく必要のある知識について勉強したりする必要がありますが、これらを入社までに終わらせるには時間が必要です。
他の時期ではまとまった時間を確保することは難しく、有休消化がない限りは、退職の翌日から入社といった形になります。
しかし1月入社であれば、退職日の翌日にいきなり入社ということにはなりません。
前職の退社は年末休みの前になりますし、入社の日は正月明けになるのが一般的です。
その年末年始休みの期間に転職に必要な準備をしながら過ごすことができます。
年末年始にやっておくことをあらかじめまとめておけば、有意義な時間を過ごしながら1月の入社を迎えられます。
仕事の区切りがつけやすい
仕事の区切りが付けやすいことも、1月入社のメリットの1つとして数えられます。
仕事内容にもよりますが、ある程度の期間を設けて取り組んできた仕事は、年末か年度末を目処に一区切りさせることが多いです。
そのタイミングでの退職となるため、区切りが付けやすくなります。
抱えていた仕事に区切りを付けられるということは、退職に当たって引き継ぎが必要な仕事を減らすことにもつなげられますし、年度末までも間がないため、前倒しで終わらせるなどしてやり残したことを最小限にすることも可能です。
気分の上でも、これまで取り組んできたことの区切りをつけやすい時期ですから、気分的な流れを気にしたい人にとっては良い退職の時期になります。
新年の気分で心機一転スタートできる
年末とは反対に、入社の時期は年が明けてすぐの仕事始めとなりますから、新しい環境で新しい仕事を始めるタイミングとしても、1月入社は有効です。
年末年始の休暇が明けた時期と重なるため、社内全体の雰囲気も気持ち新たにしていて、新しい人材を受け入れやすくなります。
年度末に向けて忙しくなる前の落ち着いた時期でもあり、新年会などのイベントもありますから、自分のペースで職場になじんでいけることも利点の1つです。
新年は仕事面以外でも、気分をリフレッシュさせ、その年の目標を立てて歩み始める時期となります。
新しい環境や仕事に向けての気持ち作りもしやすいですから、転職先での仕事を始めるタイミングとして優れている時期です。
職場に馴染みやすい環境
新しい環境になじみやすい条件がそろっていることも、1月入社のメリットとなります。
職場が新しい人材を受け入れやすい時期であることも理由の1つではありますが、そうなっているのは、1月入社のタイミングで転職する人材が多いからです。
気分を新たに仕事を変えたいという人や、冬ボーナスを満額受け取ってから退職した人が転職先で入社するのが、ちょうど1月からになります。
そうした事情もあって同期入社の人材が多いことも、1月入社が会社になじみやすい理由です。
会社全体としても、新年会などのイベントが開催されたり、新年から発足するプロジェクトの顔合わせなどがあったりして、所属部署以外の社員と知り合うタイミングが増えます。
そうした場面もあるため、1人でも多くの社員と顔なじみになり、会社に溶け込みやすいです。
冬のボーナスを受け取ってから転職ができる
1月入社のタイミングで転職するメリットとして押さえておきたいのが、冬ボーナスとの関係です。
一般的に、冬ボーナスの支給月は12月になります。
そのため、1月入社の転職であれば会社の退職は12月の末日となるため、冬のボーナスが支給されてから退職の意思を示すことも可能です。
金銭面でも、新しい職場への気持ちの切り替えや必要な道具などを購入するためのお金として利用できます。
注意が必要なのが、ボーナスに関する就業規則です。
ボーナス支給前に退職の意思を示した場合、ボーナスが減額されるおそれがあります。
退職の意思は、ボーナス支給からしばらく経ってから伝えるようにしましょう。
また、ボーナス支給日や支給条件についても確認が必要です。
1月入社のデメリット3つ
1月入社によるメリットがいくつかあったように、デメリットもいくつか存在しています。
完全に解消することが不可能なデメリットもありますが、事前に対策しておくことで、被る可能性がある不利益を、最小限にすることも可能です。
代表的な3つのデメリットを紹介します。
あらかじめ、どのようなメリットが想定できるかをしっかりと把握して、退職の意思を示す前に対策できることは、しっかりと対策できるようにしておきましょう。
引継ぎのスケジュール調整が必要
元の職場を退職するに当たり、担当していた業務を全て後任に引き継ぐ必要があります。
年内に終わるプロジェクトであれば引き継ぎの問題はありませんが、担当顧客へのあいさつや、来年以降も続くプロジェクトは引き継がなければいけません。
そのスケジュール調整は自分で行う必要があるため、早めに段取りを組んでおく必要があります。
12月は年末の忙しい時期ですから、後任とスケジュール調整しなければなりません。
しかし、別の仕事で忙しかったり、早めに休暇に入ったりする場合はスケジュールがシビアになります。
取引先へのあいさつでは先方のスケジュール調整も必要ですが、同じように年末で時間が作れない可能性も考慮しておかなければいけません。
稼働日数もやや少なめで、全体的にスケジュールがタイトであることを心得ておきましょう。
夏ボーナスの影響があるかも
1月入社の場合、新たに入った会社でボーナスを満額受け取ることは難しくなると覚えておきましょう。
入社した会社で最初に受け取るボーナスは、その年の夏のボーナスです。
そのボーナスの査定期間ですが、一般的に前年の10月からその年の3月までとされていて、1月入社の場合、入社日までの分は受け取ることができません。
就業規則にもよりますが、その年の夏のボーナスを満額で受け取ることは諦めましょう。
仮に、転職先の方がボーナスの支給額が多い場合、1月入社を諦めて、前年かその年の10月入社を目指すことになります。
1月入社によるメリットは受けられませんから、自分が何を優先させたいかによって決めるようにしてください。
年末年始の休みが潰れる
通常の年末年始であれば、親戚が一堂に会して新年を祝ったり、初詣に出かけたり家でゆっくりしていたりするなど、休暇を満喫するスケジュールになります。
しかし、正月明けに新しい会社への入社が決まっているならば、そのための準備に時間を割かなければなりません。
身だしなみを整えるとか、必要な道具を買いそろえるとか、入社までに覚えておくようにと言われたことがあればそちらの勉強にも時間を割く必要があります。
会社にもよりますが、転職先への初出勤を控えた年末年始の休暇は、潰れるものと心得ておきましょう。
ただ、使える時間は確保できます。
自分の頑張り次第で時間を作り出せるため、心身をリラックスさせられるよう、頑張りましょう。
1月入社がおすすめできる人
転職に適している時期は、求職者が抱えるそれぞれの事情によって異なります。
どの時期にもメリットとデメリットが存在していて、全ての恩恵を都合良く受けることができないからです。
従って、1月入社の転職をおすすめできる人とできない人もいることになります。
では、1月入社をおすすめできる人材とは一体どのような条件に当てはまる人なのか、主な3つの例を紹介しましょう。
キャリアチェンジを考えている人
転職する理由の1つに、これまで携わってきた仕事から一転して新しいキャリアを積み上げることがあります。
このようなキャリアチェンジを狙っている人に向いている時期の1つが、1月入社のタイミングです。
一般的に、新しい業界の仕事を始めるのに区切りが良い時期と考えられているのは4月入社ですが、中途採用の場合は必ずしもそうとは限りません。
また、業界によっては新年に入った直後のタイミングから動きが活発になる所もあります。
そうした業界においては、キャリアチェンジを果たし、新しいスタートを切るのに1月はちょうど良いタイミングです。
自分が狙っている業界の年間スケジュールを調べておき、1月入社は都合が良いのかどうかを見ておきましょう。
年始から新しい環境で働きたい人
新しい環境で働く時期として、年始を選びたいという人も、1月入社がおすすめできる人です。
気持ちを切り替えて、新しい環境で挑戦をするのにちょうど良い時期が年始であると考えている人にとって、1月入社は最適なタイミングであるといえます。
世の中も次の1年に向けて、目標を立てたり挑戦を始めたりと、新しい動きを始める流れが強い時期です。
そうした流れに乗って、新しい環境での勤務でスタートダッシュを決めたい人に、1月入社はおすすめです。
現職の区切りをつけたい人
転職するにあたって、前の職場でやり残した仕事は1つでも終わらせておきたいところです。
年末年始はそうした区切りをつけやすい時期でもあるため、前の仕事にしっかりと区切りを付けたい人にとって、年末に退社して年明けに入社するのはおすすめの時期となります。
業界にもよりますが、長期間に亘って取り組んできたプロジェクトを一段落させる時期として設定されているケースがあるのが年末です。
仕事の区切りが見えていれば、後任に引き継ぐ必要も生じないため、スケジュールに余裕を持たせて退職に向けての行動が取れます。
今自分がいる業界の仕事が年末に区切りを迎える人は、1月入社の転職を狙ってみてください。
1月入社に向けた転職活動のスケジュール
転職活動を成功させるためには、入社時期から逆算してスケジュールを組み、行動を始めなければなりません。
これは1月入社も同様で、適切な開始時期を選ぶ必要があります。
スケジュールを決めておけば、〇月までに何を終わらせておく必要があるかの確認がしやすいです。
1月入社の転職を確実に果たすためには、前年の何月からスタートさせる必要があり、年末までに何を済ませておく必要があるのかを紹介します。
きちんと確認して、希望通りのスケジュールで入社できるようにしましょう。
いつから始めるべきか
1月入社のための転職活動を始めるべき時期は、前年の9月下旬から10月上旬にかけてとなります。
1月入社を狙うためには、12月の末日にはすでに内定を獲得し、退職しておくことが絶対条件です。
しかし、有休消化や後任への引き継ぎのことも考慮しなければならないため、12月末に内定を獲得するのでは1月入社に間に合いません。
余裕を持ったスケジュールを組むならば、11月末までには内定が出ていることが望ましいです。
そのために、9月から10月にかけての時期から転職活動を始めるようにしましょう。
詳しいスケジュールは、1月入社の求人を出している企業の選考日程にもよりますが、書類選考から面接、合否の発表まではそれほど間延びしません。
9月頃から転職先候補となる企業のリサーチを進めておけば、求人が掲載されたタイミングで適切なエントリーができるようになります。
月別の行動プラン
転職活動における動きを本格化させるべき時期は9月の下旬から10月の上旬にかけてですが、9月に入った頃から前段階の準備を始めておくことをおすすめします。
応募先を決める前にまずやっておく必要があるのが、自己分析です。
自己分析をしっかりやっておかなければ、転職先に求める条件や、自分がどのような環境で、どのような仕事をしたいのか分からないまま、転職活動を始めなければなりません。
そのような状態では、応募企業を選定することも難しいです。
自己分析や情報収集、そして応募書類の作成は、9月中に終わらせるようにしておきましょう。
10月に入ったら、いよいよ本格的に転職活動のスタートです。
自分が選定した企業へ応募して、応募書類を作成し提出します。
これと並行して、面接対策もしっかり行っておきましょう。
想定される質問への対策や、実際に面接でどのように受け答えをするのか、本番を想定した模擬面接を行ってください。
10月の末には一次面接を通過しておくことが望ましいです。
11月の上旬には最終面接まで進んでおきましょう。
中頃には内定を獲得し、退職に向けた動きに入っておきたいです。
内定を獲得したら、今の職場に退職の意思を伝え、12月の末日に退職する旨を伝えましょう。
退職の意思表示の後は、後任への引き継ぎや退職に必要な手続きを経て、退職の日を迎えます。
そして1月からは新しい職場での仕事がスタートします。
年末年始の過ごし方と準備
退職の意思表示してから、年末年始を迎えるまでの間にやっておくことはとても多いです。
まず必要なのが、後任への引き継ぎ作業です。
自分が退職するまでに終わらない仕事は、後任の担当者にしっかりと引き継がせておく必要があります。
また、自分が担当していた顧客へのあいさつも、後任の担当者を連れて行って行わなければなりません。
そのためのスケジュール管理が必要ですが、年末という忙しい時期に当たるため、スケジュールの確保は早めに進めておくようにしましょう。
年末年始は新しい職場へ入社するための準備作業に充てる時間でもあります。
新しく必要になる道具を買いそろえたり、スーツを新調したりして、新しい環境に備えましょう。
その合間に時間を作ることができれば、リフレッシュのための余暇を過ごすこともできます。
心身の両面で、新しい仕事に備えてください。
1月入社を成功させるためのポイント
1月入社を狙うためには、自分が立てたスケジュール通りに転職活動を進めていくことが重要です。
しかし、事前の準備が甘かったためにスケジュールの進行に遅れが生じてしまうと、狙った日付に入社をすることが難しくなってしまいます。
そのようなことにならないためには、転職を成功させるためのポイントをしっかりと押さえた上で、転職活動に臨むことが必要です。
1月入社を成功させるためのポイントは何か、代表的な3つのポイントを紹介します。
余裕を持ったスケジュール管理を行う
思い通りの日付に新しい会社に入社したいなら、余裕を持ったスケジュールを組むようにしましょう。
1月に転職先へ入社をするためには、転職活動における全てのプロセスを逆算して、スケジュールを決めておく必要があります。
そのスケジュールにもし余裕がない場合。
書類選考や面接で不合格になった場合などのアクシデントに対応できません。
必ずしも思い通りに行かないことを前提とした上で、スケジュールを組みましょう。
スケジュールを組む上で他に重要なポイントとして挙げられるのが、後任への引き継ぎです。
年末年始に向けて忙しくなっていく職場で、引き継ぎのためのスケジュールを確保することも難しくなる場合があります。
そのため、早めに内定を獲得し、早めに引き継ぎ、スケジュールの日程を確保できるようにすることが望ましいです。
転職エージェントを活用する
転職活動を成功させるためには、自分がどれだけ質の良い事前準備をできるかや、面接対策をしっかりと行えることが重要です。
しかし、それらの準備は自分一人ではなかなか進めることができません。
転職に向けての活動ですから、今の会社の同僚を頼ることも不可能です。
転職を勧める際の心強い味方として転職エージェントを活用しましょう。
転職エージェントのアゲルキャリアでは、求職者に合う最適な企業を選定し、長く勤めていける職場をマッチングさせます。
スピード感が日本一早い転職サポートを実施しており、登録から内定の獲得まで1週間という短さで実現させることも可能です。
専任エージェントによる書類の添削や、面接対策のサポートも徹底的に実施しています。
転職について少しでも考えていることがあるならば、まずは無料相談から利用してみてください。
面接対策と自己アピールに力を入れる
転職活動における選考では、どれだけ自分という人材を応募先企業にPRできるかが重要です。
そのために力を入れるべきこととして、面接対策と自己PRが挙げられます。
自己PRは自己分析をした上で浮き彫りになった自分の長所であり、それが入社後にどのようにして、企業の利益に貢献するかをPRすることが、転職活動においては必要です。
あくまで自分目線のPRではなく、企業にとって役立つ人材だと思われるようにPRしましょう。
そして自分のPRは、書類の上だけでできても意味がありません。
実際の面接で、面接官に対して自分の長所を的確に伝えられるようにしましょう。
面接でうまく話すためには、繰り返し練習する他ありません。
徹底的に練習を重ねてください。
職種別の1月入社を成功させるポイント
転職活動では、どの職種に向けて転職を進めるかによって注意すべきポイントが異なります。
特に重要になるのか自己PRのポイントで、職種によって求められるスキルが異なるため、必要とされているスキルがあることを的確にPRすることが必要です。
どのようなポイントに対するPRが必要なのか、代表的な4つの職種におけるケースを紹介します。
営業職へ転職するためのポイント
営業職では、まず自分が優れたコミュニケーション能力を有していることをPRしましょう。
ひと口にコミュニケーション能力といっても、営業職で求められるスキルは細かく分けられており、その全てを的確に理解し、保有していることをPRしなければなりません。
一般的に言われるのが。
顧客からの要望を的確に読み取るための聞く力、プレゼンテーション能力、ロジカルシンキングなどが挙げられます。
業界によって重視する比重は細かく変わりますが、一般的にこれらを持っている営業職が求められる人材の条件です。
コミュニケーション能力以外では、これから入ろうとしている業界や企業の商品に対する理解が必要です。
事務職へ転職するためのポイント
事務職の場合、応募先企業における事務職がどのような仕事を担当しているかを的確に把握して、そのために役に立つスキルをPRしましょう。
特に、事務職が経理業務を兼任する場合は、自分がどれだけ数字の取り扱いに長けているかを示すことが重要です。
このようなケースでは、求人情報の仕事内容に、どのようなスキルを持っている人材を求めているかが記されている場合があります。
その情報と自分の経験を照らし合わせて、PRするポイントを決めておきましょう。
業務を円滑に進めるために役立つスキルを持っているのであれば。
それも遠慮なくPRしてみてください。
エンジニア職へ転職するためのポイント
エンジニア職ではまず自分の専門分野やこれまで経験してきたことが、どのようにして応募先の役に立てるのかを的確にPRする必要があります。
こちらもまず、求人情報の中に記載されている仕事内容をしっかりと把握し、その仕事で応募者の中で一番役に立つのが自分であることを示しましょう。
勤務経験の中で培ってきた実績があれば、具体的な内容を応募書類に記載して面接でもそれをPRすることが有効です。
可能であれば数字で示すことのできる実績は、細かく記載してしまいましょう。
実績以外では自分が仕事を進めていく中で、どのようなことができるようになったかの成果を示すことも有効です。
マネージャー職へ転職するためのポイント
マネージャー職で求められているのは、どれだけの成果を出せるかですから、まずPRが必要なのが、これまでの自分のキャリアの中でどのような成果を叩き出したかです。
自分だけでなく、自分がマネジメントした部下も含めた成果を示すことができれば、マネージャーとしての能力をきちんと示すことができます。
実績を示すだけでなく、どのような根拠があって、そのような戦略をとってきたかも明かすことができれば、マネージャーとして大切にしていることの間接的なPRが可能です。
面接では、入社した後にどのようなことをやっていきたいかと聞かれますが、その場合も自分の過去の戦略に基づいて、根拠を示した上でどのようなマネジメント戦略を進めていきたいかPRしましょう。
年齢別の1月入社するためのポイント
転職活動では、自分の年齢によっても採るべき戦略が大きく変わります。
的確なPRができなければ、役に立つ人材として見てもらえないばかりか、これまで自分が培ってきたキャリアを評価してもらうこともできません。
20代の求職者と40代の求職者が同じようなPRをしてしまうことは避けるべきです。
年齢別にどのような戦略を採っていけば良いのかを紹介します。
20代の転職ポイント
20代はまだ経験が浅い人材が多くいるため、それまでの実績で評価されることは少ないです。
それよりも、入社に対する意欲や、入社後にどのようなことをさせたいかの意気込みによって、熱意が評価され、選ばれる傾向にあります。
20代の求職者は、将来どのような人材になって会社に貢献して行きたいのかを、重点的に練り上げるようにしましょう。
将来のキャリアプランが明確であればあるほど、その意欲も実際に持っているものと評価されやすいです。
5年後、10年後に自分がどうなっているのかを具体的に示し、そのためにはどのようにして仕事を進めていきたいのかを、具体的に書いておきましょう。
30代の転職ポイント
30代は、ある程度の経験や実績を残している人材として評価されるため、自分が即戦力としてすぐに役に立てる人材であることをPRしましょう。
これに加え、自分のライフスタイルにマッチした企業であることも、転職先選びの重要なポイントとなります。
従業員のライフスタイルに寄り添った取り組みに感銘を受けたことも、志望理由の中に組み込むことが有効です。
即戦力であることを明確に示すためには、企業の仕事内容について深く理解しておかなければなりません。
転職活動では、応募先企業の企業研究は必要不可欠ですが、どういう角度から企業研究を行うかによってPRするポイントも変わります。
30代は実際に働いている人たちの働き方を、見逃さないように研究しましょう。
40代以上の転職ポイント
40代以上の場合、これまで自分が培ってきたキャリアや経験、実績が重視されます。
自己PRをする際は、そうした自分のこれまでのキャリアの全てを洗い出し、転職先へPRするのに有効となる実績を示すようにしましょう。
その上で新しい会社で働くことに対する意欲を示すことも必要になります。
単に新しい会社で働きたいとか、自分の新しいキャリアを積みあげたいとかだけの理由では評価されにくいです。
新しい職場で挑戦するのに加え、自分がこれまで培ってきた経験をどのように生かせるかを、自信を持ってPRすることが必要です。
実績と挑戦意欲の両方を、バランス良くPRしましょう。
1月入社に関するよくある質問(FAQ)
1月入社の転職を目指す人からよく寄せられる質問を、いくつかピックアップして紹介します。
中には、知らないまま転職活動を続けていくと、後から大変な思いをしなければならないことも含まれています。
返答の内容を隅々まで確認して、必要な作業に漏れがないようにしましょう。
Q:源泉徴収票は必要?
1月入社の場合の源泉徴収票ですが、前の会社の給料の支払いが1月中に行われる場合は、源泉徴収票の提出が必要です。
1月入社の転職活動でスケジュールに余裕がある人は、給料の締め日に退職し、その月の給料日で、前の会社における給料を全て受け取り完了することが可能です。
しかし、年末ギリギリまで前の会社に所属している場合、締め日以降に発生した給料については、年が明けてから支払われることが一般的です。
前年の12月の給与締日以降もその会社に所属している場合は、必要であると思っておきましょう。
Q;具体的な入社日の書き方は?
転職先への具体的な入社日ですが、基本的には求人情報に書かれていた日付に従うか、あるいは内定を獲得した際に担当者とのやりとりによって決めることが一般的です。
1月入社で想定されるケースとしては、年末年始が明けてすぐの日付になります。
年によって仕事始めの日が何日になるかは変わることもありますから、分からない場合は、必ず担当者に連絡するようにしましょう。
仮に年末年始開けてすぐの入社が難しい場合は、早めに交渉しておいてください。
Q:健康保険や年金の切り替えはいつ?
健康保険や年金の切り替えは、退職してから入社までの空白期間がある場合とない場合で、対応が異なります。
空白期間がない場合、しかるべき手続きを行っておけば、退職日と入社日を境に新しい健康保険組合の保険証が使えるようになり、厚生年金も新しい会社から継続加入することが可能です。
空白期間が生じてしまう場合、どちらも所定の手続きを自分で行わなければなりません。
健康保険の場合は、空白期間内だけ国民健康保険に加入するか、家族の扶養に入るかが必要です。
また、最長2年までであれば、これまでの健康保険の任意継続ができます。
年金についても、厚生年金から国民年金への一時的な切り替えが必要です。
いずれの場合も、新しい会社に入社したタイミングで、それぞれ新しい健康保険組合の加入と、厚生年金加入の切り替えが行われます。
まとめ
1月入社の転職には、年末年始を挟むことによるメリットがいくつか存在しています。
その分、スケジュールは綿密に計画して立てる必要があるため、事前の準備と円滑な転職活動の遂行が必要です。
しかし、事前の対策を的確に行っていれば、スケジュール通りに転職活動を進めることもできます。
新しい年を機に新しいチャレンジをしてみたい人は、積極的に1月入社の転職を進めてみてください。
今回紹介したポイントを元に、理想どおりの転職を進めていきましょう。
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