【経験別・種類別・業界別】営業職への転職理由を例文付きで徹底解説!注意点もあわせて紹介

【経験別・種類別・業界別】営業職への転職理由を例文付きで徹底解説!注意点もあわせて紹介

目次
  1. はじめに
  2. 【営業職への転職理由の例文】営業職の基本知識
  3. 【営業職への転職理由の例文】志望動機を書く際の4つのポイント
  4. 【営業職への転職理由の例文】経験別の志望動機の書き方
  5. 【営業職への転職理由の例文】営業の種類別の志望動機の例文
  6. 【営業職への転職理由の例文】業界別の志望動機の例文
  7. 【営業職への転職理由の例文】志望動機のNG例
  8. 【営業職への転職理由の例文】営業への転職は転職エージェントがおすすめ
  9. 【営業職への転職理由の例文】まとめ

はじめに

転職先を探して行く中で、新しい職種として営業を考えている人は多いのではないでしょうか。

しかし、実際に営業にはどのような仕事があり、どのような手法の営業があるのか、具体的なイメージが湧いていない人がいるかと思います。

また、営業への転職にあたっては志望理由をどのように書くべきなのかや、どういったポイントをアピールすれば転職が成功する確率が上がるのか、知りたいという人もいるでしょう。

この記事では、営業の転職に必要な知識や、転職活動に使える志望理由の例文について紹介します。

営業の種類別や業界別の例文を紹介するので、あなたの転職活動に活用してください。

【営業職への転職理由の例文】営業職の基本知識

営業への転職について掘り下げる前に、まずは営業とはいったいどのような仕事なのかを知っておきましょう。

仕事内容に対する理解があるかどうかで、転職活動の成功の可否は大きく変わります。

仕事内容を知っておかないと、自分が本当にその業界に就職したいのかがあやふやなままになってしまいますし、そのような状態では、良い志望理由を書き上げることもできません。

営業一つとっても、どの業界のどの会社に応募するべきかを判断するために、営業の仕事内容を詳しくしておきましょう。

営業職は大きく分けて2つ

営業は個人消費者や取引先の企業に対して、自社の商品の魅力を提示して販売することが、基本的な仕事となります。

取り扱っている商材に応じてその販売方法はさまざまですが、一般的に営業が販売を行う商品は高額であるか、あるいは取引内容が大規模であることが多いです。

また、その場での販売だけでなく、商品購入後のアフターサポートの窓口となるのも営業の仕事となります。

そのため、セールス能力だけでなく、顧客とのコミュニケーション能力がスキルとして必要です。

こうした特徴から、一般に営業は以下のように分けられます。

営業職の主な2つの種類
  • 個人営業
  • 法人営業

個人営業

個人消費者を相手に、自社のサービスや商品を販売するのが個人営業となります。

自社の商品を検討している顧客とアポを取ったり、店舗に来店した顧客に応対したりと、商談のケースはさまざまです。

商品を売り込み、契約を交わした後にアフターフォローまで請け負う点では、個人営業が取り扱うどの商材もほぼ共通しています。

取り扱う主な商品は、自動車や不動産などの有形商材から、保険といった無形商材まで多種多様です。

個人営業の仕事は、商談を行う顧客自身が商品購入の決定権を持つため、商談から契約までのスピードがとても短くなります。

法人営業と比較すると、一契約当たりの売上は大きくありませんが、契約の数を重ねることが可能です。

法人営業

自社商品販売の取引を行う相手が、企業などの団体になるのが法人営業です。

自社の商品を必要とする可能性がある担当部署へ、電話やメールなどでアプローチをかけてアポイントを獲得し、解決したい問題やそのための予算などを聞き取ってプレゼンを行ないます。

取り扱う商品の内容は、オフィスで使用する事務用品や社用車などの備品、あるいは保険などの無形商材です。

商品を売り込むという点では、個人営業とやることはそれほど変わりません。

取り扱う商品の数や売上の規模がとても大きいですが、法人営業の場合、顧客の担当者を納得させたとしても、相手企業の中で稟議が通らなければ最終的な契約には至らないです。

そのため、契約が締結されるまでに時間が掛かることが、個人営業との違いとして挙げられます。

手法別の営業職の種類

営業を分類する要素は、顧客が法人か個人かだけではありません。

顧客に対して、どのような手法でアプローチをするかによっても分けられます。

営業が顧客に対してアプローチをする方法は多種多様です。

自社と顧客との関係性や、取り扱っている商材によっても最適なアプローチ方法が変わります。

そしてアプローチをする方法によって営業に求められるスキルは微妙に異なるため、一般的にはそれぞれのアプローチ方法で分けて営業が分類されるようになりますが、アプローチの手法による営業の分類は以下のとおりです。

手法別の営業職の種類
  • 新規営業
  • ルート営業
  • 企画営業
  • 内勤営業(インサイドセールス)
  • カウンター営業

新規営業

新規営業とは、過去に自社との取引実績がない顧客が企業相手に対してアプローチをかけて、新たな取引先を開拓する営業です。

新規営業は個人法人問わず必要とされていて、多くの企業で求められていますが、ひと口に新規営業といっても、最初のアプローチ方法で二つの種類に分類されます。

1つはプッシュ型で、顧客に対して自ら。

働きかけて自社の商品を提案するものです。

いわゆる飛び込み営業と呼ばれるのがこのスタイルとなります。

もう1つのプル型は、広告やSNSなどによる情報発信によって、顧客側からのアプローチを促すものです。

どちらも一度顧客との接触に成功した後は、自社の商品・サービスの売り込みを行ない、契約へとつなげていきます。

ルート営業

ルート営業とは、過去に自社との取引実績がある顧客に対して。

追加で商品やサービスを売り込む営業です。

ルート営業の場合、すでに購入してもらっている商品のアフターフォローを名目として訪問することが多いです。

何度も訪問を重ね、そのたびに担当者とのコミュニケーションを交わして信頼関係を築き上げることが、成約率の向上へと結びつきます。

大切なのは、自社が売り込みたい商品を売り込むばかりではなく、顧客が新たに抱えている悩み事をしっかりとヒアリングすることです。

その内容に対して適切な商品やサービスを提案することが、双方の関係性を良好なまま継続させることにつながります。

安定した売上を出し続けることも可能です。

企画営業

企画営業とは、顧客が抱えている問題や、求めているニーズに応じた商品の企画開発まで関わり、商品を販売する営業手法です。

こうした特徴から、個人相手の営業ではなく、法人相手の営業に多く見られる手法となります。

一般的な営業では、すでに自社で製造販売している商品の売り込みを行いますが、顧客の悩みをヒアリングすると、既存の商品ラインアップによっては顧客が求めているニーズに応えることができません。

そのような状況に直面した際、企画営業では、顧客のニーズに対して直接働きかけられるような商品の企画開発から進めていきます。

そのため、商品を販売する能力だけでなく、商品の企画立案のスキルまで求められるのが特徴です。

内勤営業(インサイドセールス)

一般的な営業は自社のオフィスから外に出て取引先を訪問し、営業活動を行うものですが、インサイドセールスでは、自社のオフィスの中にて営業活動を行うことが特徴です。

インサイドセールスの場合も、顧客に対して積極的に働き掛けるのと、顧客からの問い合わせに答える二つのケースに分けられます。

顧客に対してアプローチをする場合は、ターゲットとなる顧客に対して電話やメールでアポイントを取り、顧客からのアプローチに対応する場合、自社が運営するオウンドメディアやSNS、あるいは広告を目にした顧客からの問い合わせに応対するという手法です。

いずれの場合も、アポイントを取った後は、オンライン会議ツールなどのテレビ電話でクロージングを掛けるという流れになります。

カウンター営業

カウンター営業とは、自社の商品を販売している店舗にて商品を提案する営業手法です。

広義で言えばインサイドセールスの一種にもなりますが、店頭のカウンターで応対する営業手法であることから、明確に区別して呼ばれています。

カウンター営業は一般消費者が目にする機会がとても多く、旅行代理店やカーディーラー、携帯ショップなどが主な例です。

商材にもよりますが、店頭では、新規営業と既存顧客に対するアフターフォローの両方を実施します。

新規顧客に対しては、自社の商品の魅力や購入するメリットを明確に伝えることが重要で、既存顧客に対してはメンテナンスメニューの販売や商品の買い替えなどを積極的に提案することが必要です。

営業職に求められるスキルと資質

営業に求められるスキルや支出を簡単にまとめると。

以下のようになります。

ヒアリング力

営業は顧客が欲している商品を提案することが重要ですから、まずは顧客が何を解決したいかを把握し、求めているものを聞き取る力が必要です。

提案力

ここでの提案力とは、単に自社の商品の魅力を伝えるプレゼン力だけではなく、顧客が商品を購入することによって、どのようなメリットを得られるのかを的確に伝える能力です。

トラブルへの対応力

営業はアフターフォローも重要な仕事となりますが、これに応対するためには、顧客からの急な連絡に対して即座に対応できるような力が求められています。

必要なときに必要な場所へ赴くフットワークの軽さも重要です。

目標達成に対するモチベーション

営業では多くの企業で一ヶ月単位の目標を定めています。

この目標が達成できるかどうかで営業としての評価は大きく分かれます。

粘り強さ

新規営業でアポイントを取れなかったり、商品の提案をしても顧客から断られたりしても、へこたれない粘り強さが営業には求められています。

自社商品・サービスの知識

商品知識は商品のプレゼンを行うときだけではなく、アフターフォローのときに迅速なトラブル解決へ導くためにも必要です。

【営業職への転職理由の例文】志望動機を書く際の4つのポイント

転職活動を成功させるためには、質の良い志望理由を書き上げることが重要です。

そのためには、応募者が入社後に役に立ってくれる人材であることや、応募者が入社に対する熱意を強く持っていることを、採用担当者に感じさせるように書き上げる必要があります。

どのようなポイントに気をつければ、採用担当者の目に留まるような志望理由を書けるのか、そのためのポイントを4つ紹介します。

なぜその企業を志望するのか

志望理由で欠かせないのが、なぜその会社に入りたいと思っているのかです。

この部分があいまいなままだと、書類選考を通過することはとても難しくなります。

給料がいいとか、働き方が魅力的だとか、他の企業でも当てはまるようなことを理由として挙げるのは、避けておきましょう。

そのような理由では、本当にこの会社に入社したいと思っているのかどうか、採用担当者の視点からだと分かりません。

その企業に入社したい理由は、その企業でなければならない理由を全面的に押し出すことが有効です。

企業の公式サイトや採用ページなどを隅から隅まで目を通し、その企業の理念や事業内容をきちんと把握しましょう。

特に営業であれば、その企業が展開している商品についても知識を深めておくと、営業の素質もアピールする機会へとつなげられます。

なぜ営業職を選んだのか

営業といっても、取引をする相手や商談のために行う営業手法は、さまざまな種類があります。

営業の転職では、営業の種類や手法の特性を理解した上で、志望理由を作成することが必要です。

新規営業には、新規営業の、ルート営業にはルート営業に適している志望理由を用意しましょう。

志望理由の内容と、実際に応募先企業が取り入れている営業手法が食い違っては、仕事の内容を充分に理解していないと思われてしまいます。

また、自分の性格や強みと絡めて志望理由を書き上げる際にも、注意が必要です。

応募先の企業がどのような営業手法を取り入れているのかをあらかじめ調べておき、それが自分のやりたい営業の仕事とマッチしているかどうかを判断しましょう。

自身の強みと実績をアピールする

転職活動における応募書類は、自分という人間を採用担当者に知ってもらう手段の一つです。

そのため、自分という人間をどれだけ相手に売り込めるかが、転職活動の成功を左右させています。

志望理由の欄でも自分の強みを存分に伝えましょう。

そしてその自分の強みが、どのような面で営業に向いているのかを伝えてみてください。

また、過去に営業としての経験がある人は、自分がどのような実績を重ねてきたかも付け加えましょう。

注意が必要なのか、自分の強みは自分の実績は、あくまで応募先企業のニーズにマッチするような内容にすることです。

ルート営業の求人に対して、新規営業での実績ばかりをアピールしても有効ではありません。

入社後の貢献をどのように考えているか

企業の採用担当者は、企業に対して利益をもたらす人材を求めています。

自分が求められている人材であることをアピールするためには、入社後に企業の利益に対して貢献できることを伝えましょう。

志望理由において、自分が入社後にやりたいことを書くことは悪くはないのですが、自分がやりたいことばかり書き連ねるのは、自分本位な志望理由になってしまい、応募先企業に対して自分を入社させるメリットを伝えることはできません。

応募先企業に対して貢献することをアピールするためには、自分を入社させることによって生じるメリットという形で、アピールするのが有効です。

自分の強みや経験がどのように活かされて利益をもたらすことになるのか、具体的に絡まらせて記載できれば有効です。

【営業職への転職理由の例文】経験別の志望動機の書き方

志望理由の書き方は、自分のこれまでのキャリアによって細かい部分で異なります。

応募書類に記載する内容には嘘偽りはあってはいけません。

営業の経験がない場合は、ないと書かなければなりませんし、異業種からの転職であることも包み隠さず記載することが必要です。

一見するとネガティブ要素に見えるかもしれませんが、書き方次第では採用担当者に好印象を与えることができ、内定獲得へとつなげられます。

どのようなポイントに注意して書けば良いのか、例文とポイントを交えて解説します。

営業経験者の場合

営業経験者であれば、まず全面的に押し出したいのは、過去の自分の実績です。

どのような営業手法を用いて、どれだけの実績を獲得したのかを詳しく紹介してください。

その上で、その実績を入社後も存分に生かして、利益の拡大に貢献したいことを伝えましょう。

可能であれば、自分のキャリアプランについても一言添えておければ、応募先企業での就労意欲がより強く伝えられます。

例文

私は、貴社の〇〇という製品・サービスに強い魅力を感じており、その価値を多くのお客様にお伝えすることで、更なる飛躍に貢献したいと考えたため、貴社の営業として入社することを志望致しました。

前職では、新規営業を担当しており、5年間で売上〇〇万円増加、新規顧客獲得数〇〇件という実績を達成しました。

顧客との信頼関係構築を重視した営業活動を心がけていて、その結果、既存顧客のリピート率を〇〇%向上させることに成功しています。

貴社への入社後も、これまでの経験と培ってきたスキルを存分に発揮し、新規顧客獲得や売上拡大に貢献したいと考えております。

未経験者の場合

営業未経験者の場合、まず必要なのが現職から営業へのキャリアチェンジを決断した理由です。

キャリアチェンジは、キャリアプランの中では大きなチャレンジの1つですから、そこに明確な理由があることが望ましいです。

具体的なエピソードがあれば、それも交えつつ、まずは営業を志した理由を書きましょう。

その上で、なぜ応募先企業でなければならなかったのかの理由も添えてください。

転職後のキャリアプランとして、5年後や10年後にどのような人材になっておきたいかを書いておくのも有効です。

例文

私は、前職で培ってきた経験とスキルを活かし、貴社の営業として更なる成長を目指したいと考え、志望いたしました。

前職では、事務職として働いておりましたが、自身のキャリアプランを再考する中で、より多くの人々と関わり、世界に出られるような仕事に就きたいと強く思うようになり、営業へのキャリアチェンジを決意いたしました。

貴社を選んだ理由は、アジアを中心としてグローバルな事業展開に強い魅力を感じているからです。

入社後は、徹底した顧客目線と積極的なコミュニケーションで、新規顧客獲得と売上拡大に貢献いたします。

5年後には、海外でチームをけん引できる営業として活躍し、10年後にはマネジメント職として更なる成長を目指したいと考えております。

異業種からの転職の場合

異業種からの転職では、自分が培った前職での経験が、応募先企業でどのように発揮できるのかを中心に志望理由を組み立てましょう。

応募先企業の事業内容や販売している商品、それらのターゲット層などを踏まえ、前職との共通点を絡められると、自分のそれまでのキャリアも含めて強くアピールできます。

大切なのは、自分の経験がどのように活かされて、応募先企業の利益に寄与するかです。

この部分はできるだけ具体的に述べられるようにしてください。

例文

前職では、保険営業に携わっており、人に寄り添う視点を活かして、顧客との信頼関係構築に注力し、新規顧客獲得と売上拡大に貢献してきました。

貴社の事業内容である製造業に強い魅力を感じ、有形商材も取り扱ってみたいと強く願ったことで、貴社を志望することに致しました。

前職で培ったコミュニケーションのノウハウを活かして、貴社の製品・サービスを個人のお客様へ提案することで、新規顧客獲得と売上拡大に貢献できると確信しております。

また、前職で培ってきたスキルを活かして、顧客との信頼関係構築にも貢献したいです。

入社後は、持ち前の向上心と努力で、一日でも早く戦力になれるよう精進いたします。

【営業職への転職理由の例文】営業の種類別の志望動機の例文

営業への転職のための志望理由は、入社後にどのような種類の営業に入るかによっても、注意するべき内容が異なります。

求人の内容や、応募先企業の事業内容と噛み合わないような志望理由を書いても意味がありません。

営業の種類別の、仕事の特性などを踏まえ、過去の経験や強みがどのように生かされるのか、あるいはどのような理由があって、その営業を志望することにしたのかを、具体的に書けるようにしてください。

法人営業

法人営業への志望理由を書き出す際には、まず自分が持っている特性や強みを伝え、それが法人営業の仕事にどのように役に立つのかを書いてください。

課題を見つけ出すスキルやロジカルシンキングなど、法人営業に求められるスキルの内、どのスキルが自分の強みに合致するのかを具体的に紹介しましょう。

長期間に亘る大きな商談のプロジェクトに関わっていた経験も有効です。

それらを生かして、応募先企業の利益に貢献したいと考えていることを伝えてください。

例文

私は、前職で培ってきた課題発見力とロジカルシンキングを生かし、貴社に勤める営業として更なる成長に貢献したいと考えて応募いたしました。

前職では、主に新規のお客様を担当し、売上拡大に貢献してきました。

顧客の課題を徹底的に分析し、最適なソリューションを提案することで、長期的な商談プロジェクトを成功に導いた経験が複数ございます。

貴社は、業界をけん引する企業であり、常に革新的な取り組みを進めております。

私も、これまで培ってきたスキルと経験を生かし、貴社の更なる成長に関わっていきたいと考えております。

顧客の課題を深く理解し、最適な提案を行うことで、会社の成長と事業の拡大に貢献いたします。

また、長期的な視点から見据えた提案を行うことで、顧客との信頼関係構築にも努めてまいります。

個人営業

個人営業は営業に求められている基本的なスキルの中でも、人とのコミュニケーション能力に長けている人が求められます。

特に、社交的な人や活動的な人、細かいところまで気を配れる人が、個人営業に強く向いている人材です。

そうした要素が自分の中にあると考えている人は、コミュニケーション能力に関する強みを存分に伝えてみましょう。

そのことを踏まえた上で、応募先企業で働きたいと考えた確固たる理由や入社後に会社に貢献したいと考えた話を、具体的なエピソードを交えて記載してください。

例文

私は相手にわかりやすく伝える力と顧客への対応力を生かし、貴社の個人営業として多くのお客様に笑顔をお届けしたいと考えて、貴社を志望いたしました。

前職では法人営業で働いておりましたが、その結果担当者様からの絶賛の声も多く、高い評価を頂戴しておりました。

法人同士の大規模な契約の成立という経験を通して、お客様のニーズを的確に把握し、最適な商品を提案するために必要なスキルを磨きました。

貴社の商品・サービスは、個人の生活を豊かにする力があると確信しております。

お客様との丁寧なコミュニケーションによってニーズを深く理解し、最適な商品・サービスを提案いたします。

また、アフターフォローも充実させ、お客様との長期的な信頼関係を築いてまいります。

新規開拓営業

新規営業では、まずコミュニケーション能力を全面的に押し出して伝えてみてください。

初対面の人と問題なくコミュニケーションを交わせるような人材であれば、新規営業に向いている人材を求めている企業のニーズにマッチします。

また、新規営業では制約を獲得する前に非常に多くの相手から営業を断られるため、精神的なタフさが求められるので、精神的な粘り強さもとても重要な要素です。

これらのポイントを踏まえて、入社後はどのように会社に貢献したいのかを含めて書いてください。

例文

私は、前職ではルート営業による既存顧客からの売上拡大に積極的に取り組み、年間目標を3度達成するなど、高い成果を上げてきました。

その中で、初対面となった新たな担当者様ともすぐに打ち解けて信頼関係を築くことができ、多くのお客様から新規案件を受注いただきました。

この経験から、新規営業に挑戦しようと考えて、貴社を志望致しました。

貴社の国内の地盤からより良いものづくりという理念に強い魅力を感じ、より多くのお客様に貴社の商品を手に取ってもらいたいと考えました。

入社後は、持ち前のコミュニケーション能力と開拓力を生かして、新規顧客を積極的に開拓し、売上拡大に貢献いたします。

ルート営業

ルート営業は、既存顧客との関係性が重要な営業です。

そのため、人間関係の構築や維持に関して、どのような強みがあるのかを伝えましょう。

そしてその強みを、ルート営業の仕事のどのような部分に絡めて発揮するのかを書いてください。

顧客との信頼関係を築き上げ、取引を継続してもらえるために必要なポイントやスキルを中心にまとめて、それを生かせる仕事として、ルート営業の仕事を志望したと記載しましょう。

応募先企業の事業内容と具体的に絡められれば、採用担当者の目にも留まりやすいです。

例文

私が貴社を志望する理由は、仕事を通じてさまざまな企業の担当者様と良好な人間関係を構築しながら、貴社の魅力をより深く伝えていきたいと考えたからです。

私は人間関係の構築と維持に強みがあり、前職ではクライアントと信頼できる関係を築くことで売上を向上させました。

ルート営業では、既存顧客との長期的な関係が重要であり、私のコミュニケーションスキルと問題解決能力が役立つと確信しています。

貴社の高品質な製品を通じて、クライアントの満足度をさらに向上させ、継続的な取引を確保するために貢献したいと考えています。

これまでの経験を生かし、貴社のために働いていきたいと考えています。

内勤営業(インサイドセールス)

インサイドセールスに求められる営業としてのスキルは、他の営業とそれほど大きく変わりません。

そのため、インサイドセールスを志望する志望理由は、なぜインサイドセールスでなければならないのかが重要なポイントです。

インサイドセールスそのものの特色よりも、応募先企業が展開している事業内容と、それに絡めたインサイドセールスの特徴を中心に志望理由を書き上げることをおすすめします。

例文

私が貴社を志望した理由は、貴社の革新的なソリューションとその市場における影響力に魅力を感じたからです。

特に営業の基幹となるインサイドセールスは、リモートでの顧客対応やデータ分析を駆使して効率的に成果を上げる点で、自分の相手にわかりやすく伝える力と分析力を最大限に生かせると思います。

貴社の製品を深く理解し、顧客のニーズに的確に応えることで、信頼関係を築き、売上向上の面で貴社に貢献したいです。

【営業職への転職理由の例文】業界別の志望動機の例文

営業はさまざまな業界で必要とされている職種ですが、それぞれの業界によって志望理由を細かく見直して書いておくことが有効です。

業界によって扱う商材はさまざまですし、営業手法一つとっても適しているものとそうではないものがあります。

そのような業界別の実情にどれだけ自分が熱意を持って対処できるかや、どれだけ貢献したいという思いを強く持っているのかを、存分にアピールできるような志望理由を書きましょう。

IT・Web業界

IT関連の業界の営業を目指すのであれば、まず重要なのがITに関する理解力です。

IT関連の用語やシステムには複雑なものが多く、顧客となる相手の中には、IT関連のサービスに対する詳しい説明を求める人たちがいることが予想されます。

そうした相手に自社の商品を分かりやすく説明し、契約まで結びつける能力が営業には必要です。

ウェブ業界に対する理解力や、これまでウェブ関連のサービスを使用してきた経験などを交えて、入社意欲と貢献できる要素を伝えましょう。

例文

私が貴社を志望したのは、元々IT業界に深い関心があったことに加え、前職での経験を生かして働きたいと考えたからです。

前職では製造関連の営業でしたが、技術的な説明を求める顧客に対して、分かりやすく説明し契約に結びつけた経験を何度も重ねました。

貴社の先進的なITソリューションを通じて、顧客の課題を解決し、ビジネスの成長に貢献したいと考えています。

これまでウェブ関連のサービスを多く使用してきましたので、複雑なITシステムや用語の理解には自信があります。

そうした知識と経験を生かし、貴社の発展に尽力したいです。

製造業(自動車、電子機器など)

製造業界の営業に求められているのは、自社の製品に対する理解力と、それをどれだけ顧客に対して分かりやすく説明できるかのプレゼン能力です。

特に自動車や電子機器関連の製造業となると、常に最新の技術がふんだんに盛り込まれる商品が開発されていくため、それが従来の製品とどう違うのかや、導入することによるメリットを的確に相手に伝えるスキルが必要になります。

そうした仕事に対してやりがいを感じていることや、最先端の技術に絡んだ仕事をやりたいという意欲を交えて、志望理由を書き出してみましょう。

例文

私が貴社を志望したのは、最新技術に興味があり、製造業界の営業に挑戦したいと考えたからです。

自動車や電子機器の製造業では、製品の技術的な優位性を理解し、顧客に分かりやすく説明するプレゼン能力が求められます。

前職で培ったプレゼンテーションスキルと技術理解力を生かし、貴社の最先端製品の魅力を顧客に伝え、導入のメリットを的確に説明することで、ビジネスの成長に貢献したいと考えています。

不動産業界

不動産と一口に表現しても、それが賃貸物件なのか、投資用マンションなのかなど、取り扱う物件の種類によって求められる営業のスキルが細かく異なります。

しかし、全てに共通しているのは、不動産を取り扱うという仕事に対する興味と、そのきっかけとなった出来事です。

不動産業改善そのものに興味を持ったきっかけとなるエピソードをできるだけ具体的に交えて、不動産業界で働きたいと思うようになった理由として説明してください。

例文

私が貴社に応募したのは、不動産業界で働くことに強い関心を持っているからです。

私は以前、自身の住まい探しで親身になって相談に乗ってくれた不動産営業の方に感動し、不動産業界に興味を持ちました。

不動産は人々の生活の基盤であり、重要な役割を果たすことに魅力を感じています。

貴社の多様な物件を通じて、お客様に最適な住まいを提供し、満足していただけるよう尽力したいと考えています。

金融・保険業界

保険や金融関連の営業では、顧客の実情に合わせて最適なプランを提案することが重要です。

そのため、顧客の現状を的確に把握するためのヒアリング能力や、その内容に合わせて商品を提案する提案力が求められています。

特に、目の前に居る相手に対する共感力を強く持っている人は、その要素を強く伝えてみてください。

また、精神的なタフさが求められる業界でもありますから、粘り強さや我慢強さを生かして長く営業を続けていく意欲も示してみてください。

例文

私が貴社を志望する理由は、貴社の商品を売り込む仕事にやりがいを感じたからです。

私は顧客のニーズに合わせた最適なプランを提案することにやりがいを感じたため、保険・金融業界の営業を志望しています。

そのような状況の中で、貴社の商品を拝見し、この会社の商品のために働きたいと思いました。

前職で培ったヒアリング能力と提案力を生かし、顧客の現状を的確に把握し、共感を持って貴社の商品を顧客の現状に応じて提供したいと考えています。

また、精神的なタフさと粘り強さを持ち、顧客との長期的な信頼関係を築きたいです。

医療・製薬業界

医療関連に関する影響では、応募先企業が取り扱う製品に対する理解力が求められます。

医療関連の製品といってもさまざまな種類がありますから、どの製品でどのような治療ができるのかを説明できる要素が必要です。

また、医療業界の営業を志したきっかけとして、自身の経験を盛り込んだエピソードを交えて、志望理由を考えてみてください。

その内容が具体的であり、自分の経験と応募先企業の事業内容がリンクすれば、採用担当者の印象により強く残りやすい志望理由が作れます。

例文

私は家族が病気を患った際、医療機器の重要性を強く感じました。

それをきっかけに医療業界への関心が高まり、貴社の製品を通じて患者さんの治療に貢献したいと考えたため、貴社を志望致しました。

医療機器の種類とその治療効果についての理解を深め、医療従事者に正確な情報を提供することで、最適な治療を支援したいです。

私の経験と貴社の先進的な製品をリンクさせ、患者さんの生活の質向上に貢献する営業として働きたいです。

【営業職への転職理由の例文】志望動機のNG例

転職における応募書類に記載する内容には、嘘偽りないことが大前提です。

しかし、全て正直に書き上げてしまっても、それが良いこととは限りません。

中には、営業への志望理由を書くにあたって、記載するべきではないような内容も存在しています。

そのことを気にせず描いてしまっては入社への熱意を正しく伝えられないばかりか、採用担当者の心証を悪くさせてしまい、書類選考を通過することができません。

自分が書いた志望理由を振り返り、NG例に触れていないかを確かめてみてください。

よくある失敗例

営業への転職活動でふさわしくない志望理由の要素は2つあります。

1つは前職に対する不満ばかりの志望理由です。

労働時間や待遇の面で不満があることも、転職を志したきっかけの1つとなりますが、それは応募先企業にとっては何の関係もないことです。

むしろ、そのようなポイントで不満を持たれたら、また転職されるのではと、マイナスなイメージが持たれます。

もう1つは目標達成意欲が低いとみられる内容です。

売り上げの目標に対する熱意がない営業は結果を出しにくく、会社に貢献しにくいとみられることから採用を見送られてしまいます。

例文

前職ではサービス残業が常態化しており、給料も上がらない一方でした。

ノルマも厳しく、そのことばかり考えながら働く日々に耐えられなくなり、そのような状況からの脱却を求めて、転職を決意しました。

貴社は社員の待遇を第一に考えているとのことで、働く上での悩みが1つでも少ない状態で働けると考えました。

今度は働きやすい職場でストレスの少ない仕事をしたいと考えています。

貴社なら、私の希望に合った環境で仕事ができると思い、応募しました。

【営業職への転職理由の例文】営業への転職は転職エージェントがおすすめ

転職活動を成功させるためには、採用担当者の目に留まるような質の良い志望理由が必要です。

しかし、それを完成させるためには、自分1人の力では及ばないことが多いです。

そのような場合に頼りになるのが、転職エージェントとなります。

転職エージェントは、志望理由をはじめとした書類作成のみならず、応募先企業選びや面接対策まで、転職に関する幅広いサポートを実施してくれます。

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【営業職への転職理由の例文】まとめ

営業への転職活動を成功に導く志望理由を作成するには、まず営業に対する仕事内容の理解を充分に深める必要があります。

それに加えて、応募先企業ではどのような営業が活躍しているのかや、応募先企業の事業内容もきちんと把握しておくことが必要です。

自分の現状と応募先企業の実情に合わせた志望理由の作成が、転職を成功させる重要な要素となります。

そのためのお手伝いをするのが、転職エージェントであるアゲルキャリアです。

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