留年・休学で秋卒業になっても大丈夫!9月卒業でも就活成功につながる5つのコツ

留年・休学で秋卒業になっても大丈夫!9月卒業でも就活成功につながる5つのコツ

目次
  1. はじめに
  2. 秋(9月)卒業は本当に不利?
  3. 秋卒業になる3つの理由と就活の前準備【パターン別に解説】
  4. 入社時期ごとに行うべき就活計画
  5. 9月卒業で就活を失敗させないためのポイント5選
  6. 秋卒業をメリットに変えるには?
  7. 秋(9月)に卒業する際の就活で気をつけたいポイント
  8. 9月卒業で不安が少しでもあるならまずは相談してみるのもオススメ

はじめに

「秋卒業になってしまい、周りは内定が決まっているのに出遅れてしまった。」

「留年で新卒入社のタイミングを逃してしまって、この先不安。」

という悩みを抱えていませんか?

実は、適切な準備を行い戦略を立てることで、9月卒業でも好条件の内定を掴むことが可能です。

この記事では留年や休学が原因で半年卒業がズレてしまう学生のために、今からできる就活対策や成功に向けてのポイントを詳しく解説します。

秋(9月)卒業は本当に不利?

秋卒業と聞くと、一瞬「3月卒業する就活生と比べて不利なのでは?」と感じるかもしれません。

しかし、この状況も正しい対応や知識をつけることでプラスに変えることができます。

実は10月入社でも新卒扱い

まず知っておきたいのは、多くの企業が10月入社の新卒者を4月入社と同様に受け入れているということです。

特に大手企業や外資系企業では年間を通じた採用活動が一般的であり、9月卒業予定の学生を新卒として積極的に採用しています。

様々な企業が多様性を重視し、たとえ半年卒業がズレたとしてもマイナスとして受け取らなくなったという背景から10月入社も新卒として扱われるようになりました。

秋卒業だからと言って、決して不利な条件ではありません。

近年は10月採用・通年採用の企業が増加中

さらに、近年では10月採用や通年採用を行う企業が増加しています。

これにより9月に卒業予定の学生に対しても多くの機会が提供されています。

グローバル化や多様性を尊重する企業文化を持つ企業の増加により、そのような傾向は今後も継続していくことでしょう。

特にIT業界やスタートアップ企業、クリエイティブな職種では能力とパフォーマンスを重視する傾向があり、卒業時期がずれていても全く問題視されません。

面接・書類対策を工夫することで対応可能

就職活動において面接や書類選考は避けて通れない重要なステップです。

留年や休学など秋卒業に至った経緯をポジティブに捉え、それがどのように自己成長に繋がったのか、

また、それが将来のキャリアにどう役立つのかを明確に伝えましょう。

例えば留学やインターンシップで得た国際感覚や新しいスキル、留年中に深めた専門知識など、あなた独自の経験をアピールしてください。

秋卒業になったことを後ろ向きに捉えず堂々と選考に臨みましょう。

秋卒業が就職活動において不利になるという心配は必要ありません。

むしろ独自の経験やスキルを活かし積極的にアピールすることで、多くの企業に魅力的な候補者として認識してもらうことができます。

これらのポイントを念頭に置き、計画的に就職活動を進めていきましょう。

秋卒業になる3つの理由と就活の前準備【パターン別に解説】

秋に卒業する要因として留年、留学、休学、あるいは大学院の卒業など様々な理由が存在します。

理由に応じて就活を成功させるために押さえるべきポイントやアピールできる事柄は変わってくるので、それぞれ解説していきます。

留年した場合の就活

留年したものの秋に卒業ができそうな場合は、翌年の春に就職をする前提ではなく、卒業時点で就職できるようなスケジュールがおすすめです。

理由としては、翌年だと一学年下の順当に4年で卒業する就活生と比較されて、

  • なぜ単位が取れなかったのか?
  • 真面目に学業に取り組んでいたのか?

等マイナスな疑問を持つ企業も少なくないからです。

留年は一般的には、ネガティブなイメージを持たれがちですが、留年したことが人間的な成長やスキルの習得にどのように役立ったのかを示すことで企業はあなたを逆境でも前向きに行動できる人物として評価するでしょう。

留年期間に取り組んだ学習やアルバイト経験を通じて、学んだことや成し遂げたことを具体的に伝えることが重要です。

留学・休学していた場合の就活

留学や休学をした場合も他の就活生と就職の時期がずれることが大半ですが、秋卒業になった場合も在学期間中に就活を行いましょう。

卒業後に就活を開始すると既卒扱いになり、就活で不利な状況になります。

また留学や休学を経験したことは環境への適応能力、語学力、自己管理能力などをアピールする絶好の機会です。

留学や休学中に参加したインターンシップ、ボランティア活動、文化交流イベントなどでの経験は、あなたが自発的に自己成長するための行動や他者への貢献ができるというアピールポイントになります。

自分では些細な経験だと感じていることでも、選考に有利なポイントになる可能性もあるので、利用するようにしましょう。

大学院を卒業する場合の就活

大学院は、ゼミや論文により秋卒業になることも一般的で、その前提を理解している企業がほとんどです。

焦らず学業と就活の両立を進めていきましょう。

大学院を卒業することは学部生と比べて特定の専門分野における知識と専門性を持っていることの証明になります。

大学院での研究や学びによって分析力や問題解決能力の向上につながるので、専門性を活かせる職種だとさらに新卒の中では有利になります。

学位論文のテーマ、研究成果、学会やセミナーでの発表経験などをアピール材料として活用しましょう。

この章では秋卒業になるパターンに応じての就活の進め方をお伝えしてきましたが、自身の状況を正しく理解し、効果的にアピールできるよう準備を進めましょう。

入社時期ごとに行うべき就活計画

秋に卒業する場合は他の新卒者が一斉に始める就活とは少し異なった流れで就活の計画を組むことになります。

自分の今の状況に照らし合わせながら、早めに行動をとっていきましょう。

4月入社を目指す場合の就活スケジュール

秋に卒業し、4月入社を目指す場合でも入社前年の春には就活を開始することが推奨されます。

6月ごろに本選考が開始するのでそのタイミングに合わせた準備を行いましょう。

春には企業説明会への参加やインターンシップへの応募などを積極的に行い、業界理解を深め自己分析を進めていくことが重要です。

また、秋に卒業する場合は卒業後半年間のギャップ期間をどのように過ごすかという計画を立てる必要があります。

一部の企業ではこの期間をインターン生やアシスタントとして過ごすことで実務経験を積むことができる場合もあるので、職場に慣れるためにも企業にその希望を伝えてみましょう。

10月入社を目指す場合の就活スケジュール

10月入社を目指す場合、夏から秋にかけて選考を行う企業が多いので春から夏にかけて就活準備を開始することがオススメです。

この時期になると秋に採用を行っている企業からの求人が増えてくるため、求人情報のチェックを怠らないようにしましょう。

また夏季インターンシップも募集が増え、それらに参加することで希望する業界や企業の雰囲気を直接感じることができます。

秋採用に特化した就職イベントに参加するのも良いでしょう。

また、一部の企業では入社は10月でも翌年4月までを試用期間としている場合もあるので募集要項はしっかりと確認しておく必要があります。

通年採用での内定獲得に向けたスケジュール

通年採用を行っている企業では入社時期が固定されていないため、年間を通じて柔軟に活動を進めることができます。

この場合は求人情報を定期的にチェックし、新しい求人が出たらすぐに対応できるように準備を進めておくことが重要です。

また自己PRや面接対策を徹底し、随時開催される選考に備えましょう。

通年採用では秋に卒業する就活生、既卒や第二新卒といった様々な応募者が対象となることが多いです。

新卒という条件を活かしつつ、他の就活生との差別化を行うためにも自身の経験やスキルを明確にしておくことが重要です。

9月卒業で就活を失敗させないためのポイント5選

ここまでは秋卒業する方に向けて、理由ごとの就活の流れや入社時期に合わせた解説をしてきました。

ここからは秋に卒業予定の学生が就活で失敗しないために抑えておくべきポイントをご紹介します。

参考にして手遅れにならないよう準備を進めていきましょう。

卒業時期がズレる理由を前向きに伝える

主に4月採用の企業に応募する際は卒業が遅れる理由を気にされることも多いので、留年、休学、留学などの経験を前向きに捉え、それがいかに自己成長に繋がったかをアピールすることが大切です。

例えば留学から得た国際的な視野や言語スキル、大学で深めた専門知識やアルバイトでの自己成長などポジティブなストーリーを用意しましょう。

これらの経験を言語化することで企業側から他の就活生と比較された際に、様々な経験を自己成長に変換できる人物として評価されるようになります。

これまでの経験を整理することは就活へのモチベーションを上げることにも役立つでしょう。

早い段階からの準備と計画的な行動を心がける

これまでお伝えしてきたように就活の成功には早期からの準備が欠かせません。

インターンシップへの参加や業界研究、履歴書の準備など、就活に必要な準備を早めに行うことでより多くのチャンスが得られます。

就活は長期戦のようなイメージかもしれませんが活動をしてみると意外とやることが多く、タイトなスケジュールになってくるので、単位の取得等の合間の時間は無駄にしないようにしましょう。

応募企業の募集要項と選考スケジュールの事前調査を行う

企業によって募集要項や採用スケジュールが異なるため、事前にしっかりと情報収集を行うことが重要です。

企業の公式サイトで応募企業の募集要項を把握しましょう。

サイトを見比べることで同業種の企業比較ができたり、正確なスケジュールの把握ができます。

企業によっては4月や10月入社だけでなく、学生個別のスケジュールに合わせた採用を行っている場合もあるので見逃さないようにしましょう。

求人サイトやSNS等を活用する

就職情報の収集には企業の公式サイトを見ることをオススメしましたが、一般向けの転職・就職サイトを見るとさらに多くの求人を見つけることができます。

秋採用に特化した就活サイトもあるので目を通しておくといいでしょう。

また、最近ではInstagramやXで求人情報を発信する企業も増えてきているので興味のあるジャンルの仕事を発見するのに役立ちます。

様々な媒体を活用することで自分の理想以上の求人が見つかることがあるので、念入りに情報収集を行いましょう。

就職エージェントやキャリアアドバイザーに相談する

就職エージェントやキャリアアドバイザーは、個々のニーズに合わせたアドバイスを提供してくれます。

履歴書の添削や面接対策、自分に合った職種や業界の見つけ方など、専門家からのサポートを受けることで就活の効率と成功率を大きく高められます。

また、就活サイトは3月卒業の学生向けに作られている場合がほとんどで応募したい時期に合わないという悩みが出てきますが、

転職エージェントが保有している非公開求人の紹介が受けられるので自分ひとりで探すよりも多くの求人にアクセスできます。

この章では9月に卒業する場合の就活に失敗しないためのポイントを押さえていきましたが、

  • 自身のこれまでの経験を整理しておくこと
  • しっかりと情報収集を行いつつ、早めに行動すること
  • 少しでも不安な場合は専門家に相談すること

の3つが重要な点だといえます。

秋卒業をメリットに変えるには?

さらに、秋に卒業することをアピールポイントに変えられたら就職活動での大きな武器になり得ます。

例えば海外での留学経験や大学での研究、実践的なインターンシップなど、あなただけの経験は大きな強みになります。

企業は秋卒業の学生に対して新しい視点やスキルを求めているので、あなたの経験がその企業にどうプラスになるかを考え具体的に話せるようにしましょう。

事前に企業のサイトをしっかり読んで自分がどう貢献できるかを話す練習をしておくこともオススメです。

また、入社時期にこだわりすぎず幅広く求人を探してみましょう。

自分の適正や希望に沿わない企業に入社しても、モチベーションが続かず退職してしまうということもあります。

このように、秋卒業というのは自分で入社時期や選べる会社の幅もある程度自分で調整することができるので、しっかりと準備を進めることで後悔しない就活を行うことができます。

秋(9月)に卒業する際の就活で気をつけたいポイント

最後に秋卒業の就活において気をつけたいポイントを解説します。

事前に知っておくことで就活で焦ったり弱気になったりすることを防げるでしょう。

選考スケジュールがイレギュラーになる可能性が高い

秋卒業生は通常の卒業時期とは異なるため選考スケジュールが一般的な新卒採用とは異なることが多々あります。

企業によっては秋卒業生向けに特別な採用プログラムを設けている場合もありますが、そうでない場合は通常の採用スケジュールに合わせる必要があります。

早めに就職活動を開始し、柔軟にスケジュール調整できるように計画を立てましょう。

入社時期が翌年4月になる可能性がある

多くの企業では新卒採用の入社時期として4月を基準としているため、秋卒業生は入社までの間に数ヶ月のギャップが生じる可能性があります。

この期間をどのように活用するかが重要です。

例えばインターンシップに参加して実務経験を積む、新たな資格取得に挑戦するなど、入社までの期間を自己成長の機会と捉えましょう。

留年などの理由を細かく問われる可能性がある

留年や休学をした理由は面接などでよく尋ねられる質問の一つです。

このような質問には自分がその期間に何を学んだのか、どのような経験を積んだのかを具体的に伝えることが大切です。

貴重な経験を通じて得たスキルや知識が将来の職場でどのように役立つかをポジティブにアピールしましょう。

志望する業界や企業選びを妥協しない

秋に卒業すると就職活動のタイミングが一般的な新卒と異なるため、選択肢が限られていると感じることがあります。

しかし、そのために自分の興味や適性に合わない業界や企業を選ぶべきではありません。

自分に合った業界や企業を見極めるためにはしっかりと自己分析を行い、幅広く情報収集をすることが重要です。

卒業時期のズレをネガティブに捉えない

卒業時期のズレは必ずしもネガティブな要素ではありません。

むしろ、独自の経験や学びを深めた結果であると捉えることができます。

留年や留学、休学を経験することで得られる知識やスキル、人生経験は就職活動において大きな強みとなるでしょう。

例えば留学で身につけた語学や、休学中に経験したボランティア活動などは面接などで有利に働くことがあります。

卒業時期のズレを自己成長の証としてポジティブに捉え、就活で積極的にアピールしましょう。

9月卒業で不安が少しでもあるならまずは相談してみるのもオススメ

ここまで秋卒業が決まってからの就活について解説してきましたが、これから一人でやっていけるか不安だと感じている場合、エージェントや専門のアドバイザーを利用することが重要です。

専門家のアドバイスや情報は次のような面で特に役立ちます。

  • 履歴書や職務経歴書の添削サービス、模擬面接、業界研究のための資料提供など、就職活動に役立つ様々な支援を受けることができます。
  • 非公開求人や選考に関する情報を得ることで、一人での就活よりも効率的に進めることができます。

不安や疑問を一人で抱え込まず、積極的に専門家に相談して解決していきましょう。

SHARE この記事を友達におしえる!