警備員の仕事はきついって本当?仕事の概要ときついといわれる理由を解説し、警備員からのおすすめの転職先も紹介
警備員は学歴や年齢を問わず、資格不要で働ける魅力的な職業です。
一方で夜勤シフトによる生活リズムの乱れや、給料が安いイメージがあるなど、警備員の仕事はきついともいわれています。
警備員からの転職を考える方も多くいますが、きつい仕事である分、他業種でも活かせる経験やスキルも身についているはずです。
この記事では、警備員がきついといわれる理由を検証したうえで、警備員から転職するにあたって、他業種でも活かせるであろうアピールポイントを整理し、転職活動で意識するポイントと、おすすめの転職先を解説していきます。
【警備員はきつい?】そもそも警備員はどんな職業?
警備員の仕事がきつい理由を検証する前に、そもそもどんな職業なのかを整理しましょう。
普段わたしたちは、警備員の姿を街のさまざまな場所で見かけますが、彼らが働いている場所や警備する対象によって、いくつかの種類に分類が可能です。
ここではまず、警備員という仕事の概要に関して、以下の3つの項目に分けて解説していきます。
- 主な仕事内容や場所
- 就職先は大手か中小の警備会社
- 警備員にも種類がある(1号警備/2号警備/3号警備/4号警備)
主な仕事内容や場所
警備員の仕事内容や場所は、警備を担当する人や者、対象で異なるため一概にはいえません。
ショッピングモールや病院、空港といった施設では、利用者の身の安全や施設の秩序を守ったり、工事現場やイベント時においては人や車の交通整理をしたり、現金や貴重品の輸送警護やボディガードなど、警備員の仕事は多岐にわたります。
就職先は大手か中小の警備会社
警備員になろうと思ったら、就職先は大手か中小の民間の警備会社です。
大手警備会社は福利厚生が充実しており、警備業務も幅広くあるため自身に合った仕事を見つけやすいというメリットがあります。
一方で求められるスキルが高く、そもそもの倍率が高い分採用されるのが困難という点はデメリットです。
中小の警備会社の場合は、採用倍率が大手よりも低くなるため未経験でも入社しやすいことに加えて、社内の従業員も多くないため、従業員同士コミュニケーションを取りやすいという点がメリットといえるでしょう。
しかし中小企業であることで、扱える業務の幅が大手と比べると減ってしまうのと、福利厚生の手厚さは大きな期待ができないといえます。
警備員にも種類がある
すでに少し触れたように、警備員と一口にいっても警備対象によって種類はさまざまです。
大きく分けて以下の4つに分類できるため、それぞれ解説していきましょう。
- 1号警備
- 2号警備
- 3号警備
- 4号警備
1号警備
1号警備は施設警備といい、警備業務のおよそ半分を占める需要があります。
駅や空港、学校や病院、オフィスビルやショッピングモールなど、全国各地のあらゆる施設に配備されているように、警備する範囲はさまざまです。
主な業務内容は施設内における事故や事件の警戒と防止ですが、詳細な業務内容でさらに5つに分けられます。
- 施設警備
- 巡回警備
- 保安警備
- 機械警備
- 空港保安警備
施設警備はわたしたちが普段よく目にする、施設に常駐してパトロールしている警備員です。
巡回警備は施設に常駐せず、夜間パトロールを実施しています。
保安警備はいわゆる「万引きGメン」が該当し、施設内での犯罪を防止する業務です。
機械警備は監視カメラやセンサーをチェックし、異常が起きた際に迅速に現場へ急行します。
空港保安警備は、その名のとおり空港におけるテロ行為を防止するため、エックス線や金属探知機などを用いて手荷物検査を行うのが業務です。
2号警備
2号警備は交通・雑踏警備といわれ、交通事故を防止するために道路や駐車場で交通整理を行います。
また、花火大会やアーティストのライブなど、大きなイベントがある会場周辺において、混雑解消と事故防止のために、交通規制や案内・誘導などを行うのも2号警備の仕事です。
3号警備
3号警備は輸送物の警備業務です。
現金や貴金属、価値の高い美術品といった、盗難の恐れがある物を安全に輸送するために、出発地から目的地まで厳重に警護します。
4号警備
4号警備は身辺警護で、一言でいうとボディガードです。
各国の要人や各界の著名人などの周りにいる、屈強な方たちのイメージがわくと思います。
昨今では、一般市民や子供にも対象が拡大してきているほか、GPSを利用した位置情報サービスも4号警備に含まれることから、さらに需要が高まっている傾向です。
【警備員はきつい?】きついと思われがちな理由と実態は?
警備員の仕事内容についておさらいできましたが、実際に働いている中で何がきついといわれるのか、わたしたちが抱えるイメージと実際の勤務を検証しましょう。
警備員という職業全般にいえることから、一部の警備員特有の理由までさまざまです。
主な代表的な例として、以下の6つを解説していきます。
- 生活リズムが乱れそう
- 事件や事故に巻き込まれる危険がある
- 悪天候や暑さ・寒さが大変そう
- クレーム対応が発生することも
- 手持ち無沙汰な時も多い
- 決して高収入とはいえない
生活リズムが乱れそう
警備員の仕事には夜勤シフトが存在するため、生活リズムが乱れそうというイメージがあります。
百貨店やスーパーマーケットといった商業施設の夜間警備や、夜間工事に伴う交通整理など、警備員には夜間業務が多々あるのが特徴です。
夜勤が続くと昼夜逆転の生活になってしまいます。
いざ休日が来ても一日ではなかなか解消しないため、せっかくの休みを寝て過ごして終わってしまう方は多いでしょう。
また、他のスタッフの都合でシフトが回らず、夜勤と日勤が交互に入るようなシフト回りのときも出てきてしまえば、余計に生活リズムは不規則になります。
体力的にも精神的にも消耗が激しいため、夜勤があるというのは警備員の仕事における大きなデメリットです。
事件や事故に巻き込まれる危険がある
警備員として働いていると、実際に何か事件や事故が発生したときに、巻き込まれて危険というデメリットがあります。
むしろ巻き込まれるというよりも、警備員という立場を考えれば、有事の際はその場にいる誰よりも迅速に対応することが必要です。
施設警備であれば強盗犯が現れるかもしれませんし、身辺警護であれば、警護対象は身を挺して守らなければなりません。
突発的な出来事に対してとっさに的確な判断をし、臨機応変に対応しなければならず、非常に難しい業務といえるでしょう。
単純に命の危険も発生する仕事なため、きつい仕事であることは間違いありません。
悪天候や暑さ・寒さが大変そう
交通警備や雑踏警備の場合は、多くが野外での勤務になりますが、雨や雪、強風といった悪天候時の勤務は非常にきついものです。
雨具をしっかり着込んでいても、長時間雨や雪にさらされていれば体温は奪われ、体調を崩すきっかけになります。
夏の猛暑や冬の極寒でも同様、いくら対策していてもきつい環境はなかなか変わりません。
もちろん現場の状況次第で、あまりの悪天候であれば早めに勤務を切り上げることも多々あります。
とはいえ体力に自信のない方や、過去にオフィスワークしかしていなかった方などは、野外での長時間警備にきつさは感じやすいでしょう。
クレーム対応が発生することも
警備員にはクレームへの対応が発生することもあるため、精神的に負担がかかりやすいといえます。
たとえば、工事や事故の影響で道を封鎖して交通整備をしている場合、一部のドライバーから理不尽に文句を言われることは多々あります。
とはいえ、必要な場面であるため通行止めをして交通整理にあたっているわけなので、毅然としていればいいのですが、やはりマイナスの言葉をかけられるのは、精神衛生上いいものではありません。
他には商業施設などの館内警備の場合にも、お客様対応が発生することもあるため、クレームに対応する場面も少なからず出てくるでしょう。
どんな職業でもクレームへの対応は発生するものですが、メンタルに響くことも多いため、きつさを感じる方は多くいます。
手持ち無沙汰な時も多い
警備員はいつ何が起きても迅速に対応できるよう、常に気を張って、周囲を観察している必要がありますが、正直なところ手持ち無沙汰になるタイミングもあり、いわゆる暇疲れが発生してしまいます。
特に交通整備や雑踏整備として、野外に立ちっぱなしの勤務の際には、時間帯によって人も車もほとんど通らないような、警備が必要か分からないようなタイミングもあるでしょう。
変化の乏しい環境では時間の進みが遅く感じられるため、いつもよりシフトも長く感じてしまい、体力的にはもちろん精神的にも疲れてしまいます。
職業柄、いざという時すぐに対応できるよう気を抜いてはいけないのは大前提ですが、各々が暇を解消するために気分転換できる術を持っていないと、かなりきついと感じてしまうでしょう。
決して高収入とはいえない
警備員の平均年収は全職種の平均と比較すると少し上回ってはいるものの、決して高収入といえるものではないため、特に命の危険も発生するような警備環境で働いている方からすると、むしろ給与が安いと感じる方もいるでしょう。
しかし、自分次第で高収入は目指せます。
警備員の中には資格が必要な業務もあるほか、資格を持った者の配置が義務付けられた現場も存在するため、警備員として長く働きキャリアアップしたい方は、資格取得を目指すのがおすすめです。
具体的には「警備員検定1級/2級」や、「警備員指導教育責任者」資格が挙げられます。
とはいえ、資格不要で年齢・学歴不問という門戸の広さが、警備員という職業の一つの魅力ともいえるため、無資格の方が業務内容と割に合わないと思うのも理解できる話です。
【警備員はきつい?】警備員から転職したいと思うきっかけとは?
警備員の仕事がきつい理由として6つ紹介しましたが、少し見方を変えて、どんなときに警備員から転職したいと思うのか、きっかけを見てみたいと思います。
警備員として働いている方の中には、上記のような理由からくるさまざまな不満を抱えている方が多いのも事実です。
転職を検討するきっかけとして、現在の職場への何らかの不満という要素は非常に大きいものであり、解消するためには現在の勤め先よりも大手にあたる同業他社、あるいは全く異なる他の業種への転職が考えられるでしょう。
ここでは警備員から転職したいと思うきっかけとして、以下の3つのケースを紹介します。
- マンネリを解消してモチベーションを上げたい
- オフィスワークをしてみたい
- 収入をアップしたい
マンネリを解消してモチベーションを上げたい
警備員として長く働いていると、変わり映えしない業務にマンネリを感じ始めて、モチベーションが低下するということもよくあります。
そもそも警備員に限った話ではないですが、長年同じ業務に従事していれば、多少なりとも飽きてしまうことはあるでしょう。
日々の業務の中で、上手く楽しみや気分転換の方法を見つけていれば問題ありませんが、管理職に上がったり配置転換があったりと、何らかのキャリアチェンジがない限りは、同じような日々の繰り返しでマンネリ感は避けられません。
働いて収入を得るということ自体は、生きていくうえで必須なことなため、モチベーションを上げるために心機一転、転職を検討する方は多くいます。
オフィスワークをしてみたい
警備員は施設の巡回警備や交通整理、イベント時の雑踏警備やボディガードといった、いわゆる現場仕事です。
野外で立ちっぱなしということも度々発生する仕事であるため、ある種憧れのような感情もありながら、オフィスワークへの転職を希望する方が多くいます。
オフィスワークにはオフィスワークの大変さがもちろんあるものの、野外での体力仕事が多い警備員業務から見ると、室内で座りながら仕事ができるオフィスワークは魅力的に映るでしょう。
オフィスワークにもさまざまな職種があり、未経験でも働ける求人は多々あるため、警備員からの転職先の候補としてよく挙がります。
収入をアップしたい
先述のとおり、警備員は決して高収入の仕事とはいえません。
関連資格を取得して管理職に上がるなど、キャリアチェンジ次第では高収入も狙えますが、基本的には危険も伴う業務内容が割に合わないと感じる方も多い仕事です。
働くうえで収入というのはもっとも分かりやすい基準であり、日々の仕事のモチベーションを大きく左右します。
警備員では叶わない、より高い収入を目指して、他業種を中心に転職を検討する方は多くいるでしょう。
【警備員はきつい?】警備員の方が転職時にアピールできる強みとは?
ここからは、実際に転職活動で役立つ情報をまとめていきましょう。
はじめに、転職活動の際に自身の強みとしてアピールできるであろう、警備員に備わっている長所や人柄を解説します。
志望先に自身をアピールするにあたっては、あなたが企業の求めている人材であることを示さなければなりません。
たとえば、パソコンを使う機会がない職業への転職で、パソコンスキルをアピールしても効果は薄いでしょう。
志望企業に応じてアプローチを変える必要がありますが、警備員出身者が備えている以下の3つは、どんな職種でも役に立つ、汎用性の高いスキルです。
一つずつ解説していきます。
- 真面目で責任感がある
- 体力に自信がある
- コミュニケーションを取るのが好き
真面目で責任感がある
警備員は突然の事件や事故にいち早く対処しなければならず、常に警備対象の人や物、担当エリアに気を配って集中していなければなりません。
テロや強盗、交通事故や群衆事故など、人命にかかわる可能性もある重大な仕事であるため、真面目さと強い責任感が必要です。
警備員は、警備する必要があるからこそ配備されます。
長時間の勤務の中で暇に感じるタイミングや、気が抜けてしまう時もあるかもしれませんが、メリハリをつけて、いざという時の準備をしておくのが大切です。
真面目さと責任感はどんな職種にも求められますが、たとえば事務職やプログラマー、工場勤務といった、比較的単純作業をコツコツ繰り返す業務が多い職種で活かしやすいといえます。
体力に自信がある
警備員は体力がないとやっていけない職業です。
長時間野外で立ちっぱなしの勤務や、日勤と夜勤がばらばらにあるなど、生活リズムが整いにくいうえ勤務自体も過酷な面があるため、警備員出身者の方の多くが体力には自信を持っているでしょう。
体力もどんな業界であろうと、立ち仕事・座り仕事にかかわらず必要です。
たとえば営業職は一日中外回りに出たり、地方の取引先や顧客様への挨拶で新幹線や飛行機も使ったりと非常に体力を使います。
他にも、警備員同様に夜勤のシフトが存在する工事勤務やドライバーなども、かなりの体力を消耗する仕事といえるため、警備員での経験を活かせるでしょう。
コミュニケーションを取るのが好き
警備をしている中で、施設であれば施設の利用者、交通整理においては通行人やドライバーなど、人とコミュニケーションを取る機会も多いのが警備員の特徴です。
先述したとおりクレーム対応が発生することもあるため、警備員にはコミュニケーション能力も高く求められます。
クレーム対応が好きな方はいないと思いますが、少なくとも道端や施設における、ちょっとしたコミュニケーションすら嫌いな方は警備員に向いていないといえるため、ある程度の勤続年数を経て他業種へ転職する方は、コミュニケーション能力を武器にできるでしょう。
たとえば営業職や接客販売業といった、コミュニケーション能力が高く求められる職種でも活躍できるはずです。
【警備員はきつい?】警備員から転職する際のポイント
警備員が転職する際に、武器となるようなスキルや適性が分かりました。
続いてここでは、転職活動そのものの進め方として、意識してほしいポイントを3つに分けて解説します。
転職先が未経験の業種であっても、準備さえ丁寧に行えば採用されるチャンスは十分あるため、ぜひ以下を参考にしてください。
- 丁寧な自己分析でアピールできるスキルや経歴を洗い出す
- 業界・企業研究で自分に合った業種を見極める
- 一人よりもエージェントを利用するのがおすすめ
丁寧な自己分析でアピールできるスキルや経歴を洗い出す
はじめに転職活動で大切なのは、自己分析によって「あなた」という人材の解像度を上げることです。
前職での経験、ここでいう警備員での経験や実績に加え、学生時代なども含めて振り返ったあなたの長所・短所や人柄などを、可能な限り詳細に洗い出しましょう。
志望業界や企業に応じて、アピールすべき強みや経歴が異なるとすでに述べたように、数多くあるあなたの適性の中から、もっとも具体的にアピールできる強みを採用担当者に伝えることが大切です。
あなたが実際に働いている姿を採用担当者がイメージしやすいほど採用されやすくなるため、アピールポイントを肉付けするエピソードなどを話しながら、より具体的に伝えることで話に説得力が増します。
警備員として働いてきた中で、たとえば事件・事故現場に実際に遭遇して、けが人も出ることなく迅速に対応できた経験や、交通整理で通行人に感謝された経験など、ちょっとしたエピソードと一緒に自身のアピールしたい強みを伝えましょう。
業界・企業研究で自分に合った業種を見極める
自分のことが分かったら、次は志望業界・企業を研究しましょう。
あなたが持つ強みを活かせる職種はさまざまありますが、全てがあなたに合うわけではもちろんありません。
強みの部分でマッチしていても、苦手なことを避けられない職種だと結局働くことがきつくなってしまうでしょう。
興味のある業界や、強みの面でマッチしていそうな業界を一通りチェックしてから、企業研究に移行します。
企業研究では、いかに競合他社との違いを明確にできるかがポイントです。
採用担当者に熱意を感じてもらうためには、「他社ではなくなぜここなのか」という点をしっかり伝えなくてはいけません。
勉強が足りず、志望理由が薄い内容だと、「うちじゃなくてもよさそうだな」と判断されてしまい、採用は困難です。
業界研究・企業研究は、自己分析同様、しっかり時間をかけて丁寧に行いましょう。
一人よりもエージェントを利用するのがおすすめ
転職活動はエージェントの利用をおすすめします。
エージェントとは専任の担当者が一人付いて、転職活動におけるさまざまな面でサポートしてくれる存在です。
警備員として働いていたこととあなた自身の希望を踏まえ、マッチングの高そうな求人を紹介してくれるほか、志望動機の添削や面接での受け答えの練習など、充実したサポートが魅力です。
また、エージェント独自の求人があったり、一部の業界に特化したエージェントがあったりと、一人で転職活動をしていては見つけられない求人情報も扱っているため、ぜひ利用することをおすすめします。
【警備員はきつい?】警備員経験を活かせるおすすめの転職先
最後に、警備員での経験を活かして働けるおすすめの転職先を紹介します。
すでに解説した、警備員が備えている強みを踏まえて、未経験だとしてもすぐに慣れて活躍できるであろう職種を5つ挙げてみました。
ぜひ転職先の候補として、頭に入れておいてください。
- 営業職
- 接客業
- 公務員
- 工場勤務
- ドライバー
営業職
営業職は体力とコミュニケーション能力を活かせる職種です。
車移動だとしても一日中営業回りをするのは大変ですし、飛行機や新幹線を使った泊まり込みの出張も発生するなど、かなりのバイタリティーが必要となります。
また営業職といえば、顧客への丁寧なヒアリングと最適なプレゼンが必須です。
警備員でのコミュニケーションとは毛色が異なりますが、もともとコミュニケーションが好きな方であれば、営業も苦にならずにこなせるでしょう。
接客業
接客業も営業職と同様に、コミュニケーション能力を高く求められる仕事です。
また未経験でも始めやすいため、入社のハードルも高くないといえます。
仕事として立ちっぱなしでいることが多い点も、警備員での経験が活かせるでしょう。
公務員
公務員は年齢条件さえ満たしていれば資格や経歴を問われません。
雇用と収入における抜群の安定感が魅力で、転職先として人気の職業です。
警備員は強い責任感と真面目さが強みであり、社会貢献の側面が強い職業ですが、公務員こそ人々の暮らしのために直接働ける、人の役に立つ仕事といえます。
警備員のときと同様、やりがいを感じながら働けるでしょう。
工場勤務
勤務形態や必要な適性が似ているものとして、工場勤務もおすすめです。
工場勤務にも夜勤があるため、生活リズムへの適応はあまり苦にならないでしょう。
また比較的単純作業が多く、ミスが起きないように集中しながらコツコツと真面目に作業をこなすという点でも、警備員の業務と近いものがあります。
ドライバー
ドライバーも工場勤務同様、夜勤があって体力が必要な仕事です。
また、たとえばタクシードライバーであれば、近くの美味しいお店やおすすめの観光地など、乗客とのコミュニケーションが発生する場合もあるため、コミュニケーション好きな方には向いているといえます。
年齢や学歴も不問で、始めやすいのもドライバーの魅力です。
まとめ
この記事では警備員の仕事がきついといわれる理由を検証し、転職活動で役立つスキルや適性、転職活動のポイントやおすすめの転職先まで紹介しました。
警備員がきついと感じるのは事実な部分もありますが、一方で人の役に立つ素晴らしい職業であり、警備員で働いた経験は転職活動でも活かせるものが数多くあります。
真面目さや責任感、高いコミュニケーション能力と体力という、どんな業種でも活きる汎用性の高いスキルが豊富です。
スキルを活かして希望の転職先に転職できるよう、まずはエージェントに登録して、担当者のサポートを受けながら、自己分析や企業研究、各種選考対策に励みましょう。
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