看護師の転職面接で使える逆質問例8選!NG例や面接マナーも解説

看護師の転職面接で使える逆質問例8選!NG例や面接マナーも解説

目次
  1. 【看護師の転職面接でする逆質問】看護師の転職面接において『逆質問』は重要
  2. 【看護師の転職面接でする逆質問】転職面接の逆質問でアピールすべき3つのポイント
  3. 【看護師の転職面接でする逆質問】看護師の転職面接を成功させる『逆質問』の5つのポイント
  4. 【看護師の転職面接でする逆質問】看護師の転職面接で使える『逆質問』の例文8選
  5. 【看護師の転職面接でする逆質問】看護師の転職面接で避けるべきNG質問4選
  6. 【看護師の転職面接でする逆質問】逆質問が思いつかない場合の対処法3選
  7. 【看護師の転職面接でする逆質問】転職面接で逆質問以外に用意するべき質問は?
  8. 【看護師の転職面接でする逆質問】看護師の転職面接を成功させる準備とは?
  9. 【看護師の転職面接でする逆質問】転職面接で押さえておくべき基本マナー6選
  10. 【看護師の転職面接でする逆質問】看護師の転職面接の『よくある質問』
  11. まとめ:看護師の転職面接を成功させる逆質問作成のコツ

「看護師の転職面接で逆質問は何を言えばいい?」

「看護師の逆質問でのNG回答は?」

など、看護師の面接対策に困っている方も多いのではないでしょうか。

特に「最後に何か質問はありますか?」という逆質問は、どういった対策をすればいいのか悩みますよね。

そこでこの記事では、看護師の転職面接における『逆質問』について、回答のコツや注意点を紹介していきます。

ぜひこの記事に最後まで目を通して、転職面接を成功させてくださいね!

【看護師の転職面接でする逆質問】看護師の転職面接において『逆質問』は重要

看護師への転職面接において「最後に何か質問はありますか?」という、いわゆる『逆質問』は非常に重要な要素と言われています。

なぜなら、逆質問は転職面接においてほぼ必ず聞かれる質問であるためです。

面接官にとっては「求職者の不安を払しょくする」とともに、企業や業界への興味・関心があるかどうかを見極める目的もあります。

また、逆質問をされたときに戸惑ってしまったり、「特に質問はありません」と答えてしまったりすると、面接官にマイナスの印象を与えかねません。

そのため、逆質問は事前に準備しておき、入社に向けた不安を払しょくするとともに、転職への熱意をアピールするように心がけましょう。

次の章からは、逆質問のコツや注意点を解説していくので、ぜひ参考にしてみてください。

【看護師の転職面接でする逆質問】転職面接の逆質問でアピールすべき3つのポイント

転職面接で逆質問をする目的は、疑問を解消するだけではありません。

質問の仕方次第でアピールにつながります。

質問内容を吟味して、面接官に積極的にアピールしていきましょう。

看護師の転職面接での逆質問で内定につながるアピールポイントを3つ紹介します。

企業理解

1つ目は「企業理解」です。

企業理解をアピールすることで、やる気や熱意が伝わります。

志望動機や目標などでもやる気はアピールできますが、逆質問でより深く売り込んでいきましょう。

具体的には、病院・クリニックについて聞く質問が効果的です。

労働環境や業務内容、待遇や研修についてなどその現場独自の項目について疑問に感じることを聞いてみましょう。

受けた説明をふまえてより踏み込んだ質問をすることで、クリニックや病院のことを理解し志望していることが伝わります。

キャリアデザイン

2つ目は「キャリアデザイン」です。

看護師として入社しても長期的に働くとは限りません。

レベルアップして大きな現場に転職したり、看護師という仕事を通して得た経験をキャリアに活かしたいと考えたりするケースもあります。

入社後のビジョンや目標に関連づけながら、自分のキャリアデザインが分かるような逆質問を投げかけてみましょう。

例えば実際に働いている人のキャリアを聞いてみたり、医療の知識を高める勉強会について聞いたりすることがおすすめです。

逆質問で入社後の未来に目が向いていることをアピールして、採用後のキャリアをイメージしてもらいましょう。

仕事への姿勢

3つ目は「仕事への姿勢」です。

看護師に転職するにあたって未経験の人もいるでしょう。

経験値が無い人は経験以外のことでアピールする必要があります。

やる気や熱意にも通じますが、仕事への姿勢をアピールすることで実際に働いている姿をイメージしてもらいやすくなります。

未経験でも仕事に熱心な人は採用したいと思いますよね。

業務に必要なスキルや資格、教育制度や人事評価などについて質問することでアピールできます。

逆質問は、質問の裏の意図を面接官に汲み取ってもらうことが真の目的です。

説明したことを参考に逆質問でのアピールをしていきましょう。

【看護師の転職面接でする逆質問】看護師の転職面接を成功させる『逆質問』の5つのポイント

看護師の転職面接で逆質問を行うことは、自分自身の考えや価値観をアピールするための有効な手段の1つです。

看護師の転職面接を成功させるための「逆質問」のポイントは以下の通りです。

「逆質問」のポイント

1. 事前にいくつか逆質問を準備しておく

2. 自分自身の考えや価値観を表現する

3. 会社に対する興味や関心をアピールする

4.他の病院やクリニックと比較する

5.言葉遣いやNG質問に注意する

事前にいくつか逆質問を準備しておく

転職面接を成功させるためには、逆質問は事前にいくつか準備しておくのがポイントです。

逆質問を1つか2つしか用意していない場合、面接で既に説明されてしまうことがあります。

「最後に何か質問はありますか?」と聞かれた際に、既に説明されていることを質問すると「説明を聞いてなかったのかな?」と思われてしまう可能性があるため、事前に4〜5個の逆質問を用意しておく必要があります。

面接前に、会社や職場について調べ、その職場の特徴や今後の展望などを把握しておきましょう。

また、自分自身のキャリアや強み、転職理由などについても整理しておくことが大切です。

自分自身の考えや価値観に基づいた質問をする

転職面接の逆質問では、自分自身の考えや価値観に基づいた質問をするのがおすすめです。

考えや価値観に基づいた逆質問をすることで、面接官に自分自身の考えを伝えることができます。

例えば、「前職では〇〇の勉強に力を入れてきました。その他、活躍するために取得したほうが良いスキルや知識はありますか?」のように、自分の考えを元に逆質問を考えるといいでしょう。

会社に対する興味や関心をアピールする

逆質問では会社に対して興味があることをアピールできる機会でもあります。

質問の中で、会社や職場の特徴や今後の展望について触れることで、自分自身がその会社や職場に適した人材であることをアピールしましょう。

例えば、「この職場で働く看護師の中で、特に優秀な人はどのような能力を持っていますか?」など、働く意欲を示す逆質問が有効でしょう。

他の病院やクリニックと比較する

看護師への転職であれば、他の病院やクリニックに応募している人も多いでしょう。

事前にリサーチして得た情報や、実際に面接を受けて感じたことがありますよね。

逆質問では他の病院やクリニックと比較する基準にすることができます。

待遇や労働環境などは特に比較対象になるでしょう。

その病院やクリニックのことを聞くだけでなく、「他はこうだったけどここはどうか」という角度で質問すると参考にしやすいです。

転職先を選ぶときに優先することがありますよね。

比較したい事項を事前にピックアップして、逆質問を通して比較材料を集めてみるとよいでしょう。

言葉遣いやNG質問に注意する

逆質問では質問のしかたそのものに気を配る必要があります。

何でも聞いてよいのではなく、必要なことに絞って質問しなければいけません。

特に言葉遣いやNG質問には注意しましょう。

汚い言葉や失礼な言い方は面接マナーの観点でNGです。

NG質問とは、給与や報酬などの金銭面を深く聞いたり働いている人の個人的なことや企業のあらさがしをするような質問などが考えられます。

アピールするはずが、かえって減点につながってしまうでしょう。

基本的なマナーを心がけ、前向きなことがアピールできるような質問を投げかけましょう。

【看護師の転職面接でする逆質問】看護師の転職面接で使える『逆質問』の例文8選

では実際に看護師の転職面接で使える逆質問を8つ紹介します。

それぞれの質問の意図やポイントもあわせて解説するので、趣旨を理解して面接で使ってみてください。

「一日のスケジュールを教えてください」

看護師の業務に関する質問です。

説明会や事前リサーチだけでは、細かい一日のワークスケジュールが分からないこともありますよね。

季節や曜日ごとで変わることも考えられます。

キャリアを重ねて新人の枠から抜ければ、またスケジュールにも変化があるでしょう。

もしスケジュールに関する細かい説明が無かった場合は、スケジュールを聞く質問がおすすめです。

働くイメージができるだけでなく、仕事に熱が向いていることもアピールできるでしょう。

「働いている方の年齢や勤続年数はどのくらいですか」

病院やクリニックでどんな人が働いているかは気になりますよね。

病院の規模によっても変わりますが、労働環境のイメージがしやすくなるため気になる人は聞いてみましょう。

人間関係の構築やキャリアのイメージもしやすくなりますね。

職場にどんな人がいるか分かれば、働きやすさの点で他との比較ができます。

質問しても聞いてマイナスなことは無いため、不安な人は質問してみましょう。

「研修や勉強会はどのように行いますか」

教育やキャリア支援に関する質問です。

特に新人や未経験の人には重要項目のため、事前に詳しい説明がなかった場合は質問してみてください。

やる気やキャリアデザインなどのアピールにもつながるため、社員の支援関係は聞いておきましょう。

入社前に研修や勉強会のことが分かれば、入社後のスキルアップや業務への適応がイメージできます。

教育制度はやる気がある人は積極的に活用すべきなので、ぜひ聞いておきましょう。

「最も重要なスキルや能力は何ですか」

資格や能力を深掘りする質問です。

質問の回答には面接官の主観が入る可能性があるため、必ずしも正解であるとは限らないことは理解しておきましょう。

面接官が考える最も重要なスキルを聞いておけば、入社後に身につけるべきスキルの優先順位が分かります。

看護師は一日を通して忙しく、患者様に少しでも心地よさを感じてもらうために高い能力が求められるでしょう。

転職後は職場に慣れることに精一杯でスキル取得は難しいはずです。

ですが目標として設定しておくことで、業務への向き合い方に違いが生まれます。

その病院やクリニックに貢献するために、取得すべき能力は聞いておくべきです。

「働いている方はどのようなキャリアを歩みますか」

キャリアデザインに関する質問です。

同じ看護師のキャリアを聞いておくことで、自分のキャリアプランの参考にできたり未来を見据えていることを面接でアピールできたりするでしょう。

様々な年齢や経験を持っている人がいれば、参考になる材料が増え選択肢が広がります。

同じようにする必要はありませんが、似ている境遇の人がいれば転職後のイメージもしやすくなりますよね。

キャリアという長い目線で質問することで、転職だけでなくその先まで考えているという印象が伝わります。

前向きな姿はプラス材料といえるでしょう。

転職後のキャリアデザインに迷っている人や不安を感じている人は、キャリアについて聞いてみましょう。

「医療知識を深めることはできますか」

自己成長やキャリアアップについての質問です。

看護師の業務を行う上で医療知識があることに越したことはありません。

しかし医師ではないため、より専門的な知識を深める機会は多くないでしょう。

あくまで患者様に寄り添って、体だけでなくメンタルケアもしてあげるのが看護師の仕事。

業務に追われて勉強時間や体力を確保することは簡単ではありません。

看護師をしながら医療知識を深めることで、業務の質が上がったりキャリアアップにもつながる可能性は十分にあります。

勉強会などが開催されている場合は、詳細を聞いてみてもよいでしょう。

やる気やキャリアデザインのアピールにもつながります。

「職場の雰囲気や人間関係はいかがでしょうか」

志望する病院やクリニックの現場に関する質問です。

働く可能性のある現場の雰囲気が分かれば、安心感につながりますよね。

人間関係について正直に答えてくれるかどうかは疑問ですが、答え方によってよいか悪いかの判断材料にできます。

入社後のイメージがしやすく、アルバイトの面接でもあるような基本的な質問です。

あまり踏み込んで聞きすぎると印象が悪くなるため、参考程度に聞いておくとよいでしょう。

「看護業務以外の仕事はありますか」

業務内容についての質問です。

基本的な看護師の業務内容は事前に説明があるはずですが、それ以外の業務や例外については説明がないこともあります。

勤務時間や能力などの問題も関係するので、看護師の業務以外のことも聞いておいてマイナスなことは無いでしょう。

特殊な業務がある場合は、研修やスキルについても追加で聞いておくことが重要です。

入社前に聞かされておらず、入社後にトラブルになることもあります。

行う可能性のある業務については、細かく質問して情報を集めておきましょう。

【看護師の転職面接でする逆質問】看護師の転職面接で避けるべきNG質問4選

看護師への転職面接における逆質問では、注意するべき以下のNG質問があります。

NG質問

1. 業務や職場と関連がない内容

2. 自己中心的な要望に捉えられる内容

3. 既に説明されている内容

4.質問が無いことを伝える内容

NGな逆質問は、面接官にマイナスの印象を与えてしまいかねません。

自分自身の評価を下げてしまわないためにも、避けるようにしましょう。

業務や職場と関連がない内容

業務や職場、面接と関係のない逆質問はしないように注意しましょう。

職場や業務に関係のない質問は、面接官にとって意味がなく、無駄な時間を費やすことになってしまいます。

例えば、自分自身の趣味やプライベートに関する質問は避け、業務についての質問に絞りましょう。

看護師とは関係のない逆質問ばかりをしてしまうと、面接官に「看護師に対して熱意をもっていないのでは?」と悪い印象を与えかねません。

自己中心的な要望に捉えられる内容

「給与はもっと上げられないのか?」「もっと働きやすくならないのか?」など、自己中心的な要望に捉えられる逆質問は控えましょう。

転職において給与や待遇は気になるところではありますが、極端な要求をする質問は面接官にマイナスな印象を与えかねません。

金銭面や待遇面の逆質問をする際には、無理な要求と捉えられないように注意しましょう。

既に説明されている内容

既に説明されている内容を逆質問しないように注意しましょう。

事前に面接で聞かれた内容を質問することは、「理解力がないのでは?」「話を聞いていなかったのでは?」など面接官からの印象を悪くすることがあります。

既に説明されていることを逆質問しないためにも、面接では相手の話をよく聞くことが大切です。

また、既に説明されている内容について深掘りしたい場合は「先ほどの内容についてもう少し詳しく聞きたいのですが、」などの言葉を加えると、印象が良くなるでしょう。

質問が無いことを伝える内容

逆質問で最も避けるべきことは、質問をしない・特にないと答えることです。

これにはいくつかのデメリットが存在します。

まず疑問に感じることや必要な情報が引き出せない事です。

説明会や事前リサーチだけで全ての情報を集めることは不可能です。

疑問を解消するために逆質問の時間が用意されているにも関わらず、有効活用しないという選択はメリットがありません。

また逆質問ではアピールも可能であることを説明しましたよね。

質問をしなければアピールができないだけでなく、意欲が感じられないという印象を持たれる可能性があります。

職場の雰囲気や必要な能力など、基本的なことを聞くだけでもデメリットはケアできます。

緊張で聞きたいことが浮かばない可能性もありますが、質問しないという選択だけは絶対にやめましょう。

【看護師の転職面接でする逆質問】逆質問が思いつかない場合の対処法3選

看護師の転職面接では逆質問が求められる場合が多いため、いくつか考えておくことが望ましいです。

ですが、どうしても逆質問が思い浮かばない場合もあるでしょう。

万が一逆質問がない場合は以下のようなアプローチが考えられます。

逆質問がない場合

1. 自己分析をしてみる

2. 企業研究をしてみる

3. 面接で聞かれた内容を深掘りする

自己分析をしてみる

逆質問が思い浮かばない場合、自己分析をして自分自身の価値観や思考を明確にするのがおすすめです。

自分自身のキャリアプランや、職場に求める条件などを事前に考えておくことで、面接官に向けた質問が思いつきやすくなるでしょう。

例えば、「この職場にはどのようなスキルや経験を積むことができますか?」や、「この職場での成長につながる取り組みはありますか?」などが考えられます。

自己分析をしていれば逆質問以外にも、さまざまな質問に回答しやすくなるので、面接の前に完了させておくのがおすすめですよ。

企業研究をしてみる

逆質問がない場合、企業研究をして逆質問を考えるのがおすすめです。

面接前に職場についての情報を調べておくことで、面接時に逆質問をしやすくなります。

ホームページやSNS、口コミサイトなどから、職場の特徴や雰囲気、取り組んでいることなどを把握しておきましょう。

少しでも気になる点が見つかれば、そこから深掘りして逆質問を作成することができるでしょう。

面接で聞かれた内容を深掘りする

面接中に逆質問が思い浮かばない場合、面接の内容を思い返して、その内容を深掘りするのがおすすめです。

例えば、「○○さんは職場の特徴について△△とおっしゃっていましたが、具体的にどんなエピソードがありますか?」など、面接官が話した内容に関連する質問をすることができます。

「逆質問がない」ということはあまり好ましくないため、面接の内容から深掘りしたいことを逆質問するといいでしょう。

【看護師の転職面接でする逆質問】転職面接で逆質問以外に用意するべき質問は?

看護師の転職面接では、逆質問以外にもさまざまな質問がされます。

ここでは、逆質問以外にも対策しておくべき以下の質問を紹介していきます。

逆質問以外にも対策しておくべき質問

1. 自己紹介

2. 転職(退職)理由

3. 志望動機

4. 性格や人物像

自己紹介

面接のはじめでは、ほぼ確実に『自己紹介』を求められます。

基本的には履歴書の順序で回答していけば問題ありませんが、端的に1〜3分程度でまとめるのが理想です。

用意した履歴書を元に以下の内容で自己紹介をしましょう。

自己紹介の構成

・名前

・学歴

・職歴

・簡単な転職理由と志望動機

最後に「本日はよろしくお願いいたします。」と挨拶し、自己紹介を終えましょう。

転職(退職)理由

「なぜ転職を考えているのですか?」「なぜ前職を退職されたのですか?」など、転職(退職)理由についての質問も面接では必ず聞かれます。

転職理由に関する質問は、面接官が「入社後にすぐに辞めてしまわないか」「また同じ理由で辞めないか」を見極めるためにあります。

そのため、ネガティブな回答は控え、次のステップに進むための前向きな回答を意識しましょう。

志望動機

「なぜ弊社を志望したのですか?」など、志望動機に関する質問も頻出です。

志望動機に関する質問は、仕事に対する熱意をアピールするチャンスですので、事前にしっかりと回答を練っておきましょう。

志望動機を回答するポイントは企業研究です。

ホームページやSNSで企業について調べ、企業理念やビジョンに共感していることをアピールしましょう。

性格や人物像

「あなたの長所を教えてください」「あなたは友人からどのような人だと言われますか?」など、あなたの性格や価値観についての質問もよく聞かれます。

性格や価値観についての質問に対しては、できるだけ客観的な回答を心がけると説得力を与えることができます。

例えば、「私はコミュニケーション能力に自信があります」と答えるよりも、「私はコミュニケーション能力を評価してもらえることが多いです」と回答するほうが説得力が増すでしょう。

周りの人からよく言われることや、評価されることが多いことを思い返し、エピソードを交えつつ、自分自身の性格を客観的に分析しましょう。

【看護師の転職面接でする逆質問】看護師の転職面接を成功させる準備とは?

看護師への転職面接において、さまざまな質問に対応するためには以下のような準備をすることが重要です。

看護師の転職面接を成功させる準備

1. 企業研究をする

2. 自己分析をする

3. 相手のニーズを推察する

転職面接に向けて念入りな準備をすることで、質問に対してスムーズで論理的な対応ができますので、ぜひ実施してみてくださいね。

企業研究をする

企業研究をすることで、面接官から出されるさまざまな質問に対して、適切に答えることができます。

なぜなら、面接官は企業に対する理解が深い人材を求めているため、企業研究をしっかりと行うことが求められるためです。

「企業のホームページを読み込む」「ニュース記事などを読んで、企業の最新情報を収集する」など、情報収集を行いましょう。

企業の特徴や事業内容、ビジョンなどを知ることで、自分自身がその企業に適した人材であることをアピールできるだけでなく、自分自身がその企業に関心を持っていることもアピールできます。

自己分析をする

自己分析を行うことで、自分自身が持つスキルや強み、キャリアプランなどを明確にし、面接官から出されるあらゆる質問に対して適切に答えることができます。

自己分析を通して自分自身がどのような人材かを理解し、職場での役割や仕事内容についてのイメージを持つことができるため、強みやスキルをアピールしやすくなるでしょう。

「自己分析をどうやればいいのかわからない!」と悩んでしまう場合は、自分自身の「得意なこと」「興味のあること」「大切な価値観」の3つを分析することを目標にするのがおすすめです。

上記3つを明確にできれば、ほとんどの転職面接での質問に答えることができるでしょう。

自己分析は逆質問の作成のみならず、応募する企業の選定など転職の方向性を決めていくことにも役立つので、転職活動をする際は早めに完了させておくのがおすすめです。

企業のニーズを推察する

企業のニーズを推察することで、面接官が求めている人材像や企業の要求に対して、的確にアピールすることができます。

求人企業が抱える課題や目指す方向性を理解することで、自分自身が求める職場かどうかを見極めることにもつながります。

企業のHPや採用サイト、SNSなどの情報を集め、どんな人物を求めいているのかを推察することで、その企業に刺さる逆質問を作成できるでしょう。

自分自身がその求める人材像に合致していることをアピールすることで、面接官の印象を良くし、採用につなげることができます。

【看護師の転職面接でする逆質問】転職面接で押さえておくべき基本マナー6選

「せっかく逆質問を用意したのに、他の項目で落選した」と後悔しないように、看護師の転職面接におけるマナーも押さえておきましょう。

看護師の転職面接におけるマナー

・面接当日の持ち物を準備する

・面接にふさわしい服装・髪型にする

・時間に余裕をもって行動する

・面接のマナーを確認しておく

・面接ごとに振り返りを行う

・企業や面接官への感謝の気持ちを持つ

面接当日の持ち物を準備する

一般的に、転職面接に必要な持ち物は以下の通りです。

転職面接に必要な持ち物

・履歴書

・職務経歴書

・履歴書・職務経歴書を入れる封筒(角A4または角2)

・筆記用具

・スケジュール帳

・スマートフォン・携帯電話

・腕時計

・交通費

・ハンカチ・ティッシュ

・カバン

直前になって慌てて準備をすると、忘れ物をしてしまう可能性があるため、前もって準備しておくことが大切です。

特に、「履歴書の証明写真」や「職務経歴書の記載」は忘れてしまいがちですので、余裕をもって完成させておきましょう。

他にも、日程調整をするためのスケジュール帳や、面接会場にたどり着くためのスマホ、交通費などは必須です。

企業によっては身分証明書や印鑑の持参を求められる場合もあるので、企業からの持ち物の連絡メールがないかも、事前に確認しておきましょう。

転職面接にふさわしい服装・髪型にする

面接当日は身だしなみを整えるのも社会人としてのマナーです。

転職面接では第一印象で合否が左右される場合もあるため、清潔感のある身だしなみを心がけて面接官に好印象を持ってもらえるようにしましょう。

身だしなみのチェックポイント

・服装:指定がない場合はスーツ。シワや汚れのないようにする。

・髪型:派手な髪色・髪型は避け、前髪は目や耳にかからないようにする。

・その他:整っていないヒゲ、派手なメイク・ネイルは避ける。

時間に余裕をもって行動する

当日は時間に余裕をもって行動し、遅刻をしないようにしましょう。

面接会場への到着は一般的には10分前の到着が理想とされています。

遅すぎても早すぎても相手に迷惑をかけてしまう可能性があるので、早く着きすぎてしまった場合は、近くのカフェなどで最後の面接対策を行うのがおすすめです。

また、万が一遅刻をしてしまいそうな場合は早めに面接官に連絡しましょう。

面接の遅刻は印象を下げる可能性が高いですが、必ずしも落とされるわけではありません。

遅刻しそうな場合も、誠意をもって落ち着いて対応することが大切です。

面接時のマナーを確認しておく

面接時のマナーも確認し、面接官に失礼のないようにしましょう。

面接時のマナー

・ハキハキとした挨拶や受け答えを心がける

・良い姿勢を心がけ、手は膝の上に置いて座る

・面接官の目を見てコミュニケーションを取る

・聞く姿勢にも意識を向け、アイコンタクトや相槌を打つ

特に「足を組んでしまう癖がある」「つい猫背になってしまう」「言葉遣いが砕けてしまいがち」といった癖がある人は注意しましょう。

面接ごとに振り返りを行う

転職面接は複数回に及ぶことがほとんどです。

一次面接から最終面接まで行い、必要な人材を見極めていきます。

人によっては複数社に応募してそれぞれの企業で複数回の面接を行う人もいるでしょう。

つまり転職活動中に面接を受ける機会は多くあることを意味します。

質問の回答だけでなく、振る舞いやマナーなど改善点があるはずです。

面接を受けて終わりではなく、面接ごとに振り返りを行いましょう。

上手くいかなかったことは、メモに残して次に活かせば問題ありません。

良かったこともあげておくと、心理的にポジティブな状態が保てます。

企業や面接官ごとに対応は異なるため、柔軟に対応できるようにフィードバックや振り返りを必ず行ってください。

企業や面接官への感謝の気持ちを持つ

企業や面接官に感謝の気持ちを持つことは極めて重要です。

転職志望者のために、時間や場所を提供してくれているわけです。

面接が無ければアピールする機会は限られるため、貴重な機会だと心得て存分に活用しましょう。

感謝の気持ちがあれば、面接中の対応にも自然と現れます。

言葉遣いや振る舞いが丁寧になり、結果としてプラス評価につながるでしょう。

入室や退室時にお礼を述べるとより効果的です。

合否連絡の際にはお礼に連絡も必ず入れてください。

感謝の気持ちは面接マナーの最も基本的なことといえるでしょう。

【看護師の転職面接でする逆質問】看護師の転職面接の『よくある質問』

ここでは、看護師への転職面接における逆質問でよくある質問に答えていきます。

適切な逆質問が思いつかない場合はどうすればいい?

逆質問は事前にいくつかの質問を用意しておくことが大切です。

ですが、いざ面接になると、用意していた質問内容を忘れてしまう場合や、事前に説明されてしまう場合もあるでしょう。

そんなときは、面接中に話題に上がったことに対して、その場で深掘りするような質問をするのがおすすめです。

また、それでも逆質問が思い浮かばない場合は、面接の場を設けていただいたことへの感謝や、面接では伝えきれなかったPRを伝えるといいでしょう。

逆質問で「特にありません」は言ってはいけないの?

原則として、逆質問に対して「特にありません」と答えるのは避けるべきと言われています。

なぜなら、逆質問をすることで面接官に「企業に関心がある」「コミュニケーション能力がある」ということをアピールできるためです。

逆に、逆質問をしない場合は、企業に対して興味を持っていないように捉えられてしまい、イメージが悪くなる可能性があります。

ただし、どうしても思い浮かばない場合は無理にいくつも逆質問をする必要はありません。

無理に絞りだして、面接とは関係のない逆質問や、金銭面・待遇面など悪印象を与えかねない逆質問をすると逆効果です。

逆質問はあらかじめ用意しておく必要がありますが、どうしても思い浮かばない場合は「特にありません」と言いましょう。

企業研究が不十分で逆質問が思い浮かばない場合はどうすればいい?

転職面接においては、事前に企業研究をしっかりと行うことが大切です。

ですが、いくつもの企業に応募していたり、本業が忙しくて転職活動に時間が取れなかったりすると、どうしても企業研究が不十分になってしまうことがありますよね。

企業研究が不十分になってしまう場合は、転職エージェントなど、転職活動をサポートしてくれるサービスを利用するのがおすすめです。

転職エージェントを利用することで、企業研究のポイントや逆質問のコツなど、転職活動におけるさまざまなサポートをしてくれます。

また、転職面接時には面接官から簡単な企業説明がある場合も多いので、企業研究が不十分なときは面接での会話をよく聞き、気になる点を逆質問していきましょう。

マイナスイメージを与えてしまう逆質問はある?

逆質問では企業に対する熱意や理解をアピールすることもできますが、内容によって面接官にマイナスなイメージを与えかねません。

特に、「給料は上げられないか?」「もっと休みがほしい」など、金銭面や待遇面に不満があるように捉えられる逆質問は回避するのが大切です。

事前に逆質問をいくつか準備し、質問が失礼や不適切でないかを確認するようにしましょう。

看護師の面接ではどんなことをアピールすればよい?

看護師の面接でアピールできることは以下の通りです。

看護師の面接でアピールできること

・看護師としての経験やスキル

・コミュニケーション能力

・チームワーク

・協調性

・責任感

・自己成長意欲

面接では看護師としての経験やスキルだけでなく、コミュニケーション能力や、評価されることが多い強みをアピールしましょう。

また、上記以外にも、自己分析や企業研究を通じて、アピールできる強みや企業が求めているニーズを把握し、エピソードを用いてアピールするのがおすすめです。

まとめ:看護師の転職面接を成功させる逆質問作成のコツ

今回は、看護師の転職面接を控えている人に向けて、逆質問のコツを紹介してきました。

看護師の逆質問は、事前準備で自己分析と企業研究をすることで対策がしやすくなります。

ぜひこの記事の内容を参考にして、看護師の転職を成功させてくださいね!

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