【例文あり】未経験転職で履歴書の志望動機で書くべきことを解説!NGな志望動機も紹介
「未経験職種の志望動機は何を書けばいいの?」
「転職の志望動機で書くべきことはなんですか?」
「志望動機がどうしても思うつかない場合の対処法は?」
このように悩んでいる人も多いでしょう。
本記事では未経験転職が履歴書の志望動機を書くときのポイントをまとめました。
後半では、例文も紹介しているため、参考にして自分オリジナルで考えられます。
この記事を読めば、未経験でも転職に有利な志望動機が書けるでしょう。
また、志望動機が思いつかない場合でも、今回紹介するステップさえおこなえば誰でも書けるようになります。
【未経験転職者の履歴書の志望動機】企業が未経験転職者に求めること
志望動機を書く前に、企業は未経験者に何を求めているのでしょうか。
- 成長意欲や熱意があるか
- 新しい視点やアイデアを持っているか
- 基本的なビジネスマナーがあり即戦力になるか
企業が求めていることを把握しておくと、志望動機も書きやすくなるでしょう。
志望動機を書く前の大切な知識なので、しっかり理解してください。
それぞれ解説していきます。
成長意欲や熱意があるか
企業は今後の伸びしろや熱意に期待して未経験者を採用する場合も多いです。
例えば、営業職経験者を採用した場合、扱う商材の違いはありますが仕事内容自体は大きくは変わりません。
営業経験者を採用しても、これまでの成績と似た結果になる可能性も高くなります。
逆に未経験者であれば、本人の素質や育て方を工夫すると、経験者より高いパフォーマンスを発揮するかもしれません。
結論、前職の固定観念にとらわれず、仕事ができることもメリットといえるでしょう。
また、未経験で挑戦する意欲も高く評価されることも多いです。
前向きでチャレンジ精神がある人と仕事をすると、企業自体が前向きになり周りにも良い影響を与えるでしょう。
そのため、未経験者であっても熱意や成長意欲があれば、企業から採用されることもあります。
新しい視点やアイデアを持っている
別業界の経験を活かせる人は新しい視点やアイデアも幅広いため、企業も採用したいと考えています。
未経験者を採用して、企業に新しい風を取り入れたいと考える企業も多いです。
例えば、新規事業の立ち上げや新しいサービスの展開など、社内として雰囲気を変えたいシチュエーションはいくつもあります。
今までにない新しい発想をもっている人を採用したくて、未経験者を募集していることもあるでしょう。
これまでの経験を活かせる仕事であれば、未経験でも転職できます。
基本的なビジネスマナーがあり即戦力になる
新人教育や研修を終えている若手であれば、教育コストや時間も削減でき、基本的なビジネスマナーが備わっているため重宝します。
年齢が若い転職は、低コストで長く働いてもらえるメリットがあります。
未経験業界、職種であっても、即戦力として活躍することを期待できるでしょう。
企業によっては、若くて前職に染まっていな人を採用したいと考えています。
前職に染まっていると、なかなか企業の文化に馴染めず辞める原因になる可能性があります。
そのため、前職を早くに辞めた人は、業界経験を重視されない職種において採用されやすいです。
また、求人内容で第二新卒や業界未経験者歓迎としている企業へは、未経験者でも比較的採用されやすいでしょう。
【未経験転職者の履歴書の志望動機】未経験転職で志望動機を書くときのポイント6つ
未経験転職で志望動機を書くポイントを6つ紹介します。
- 転職の目的を明確にする
- 転職先にマッチするスキルや能力を明確にする
- 積極性や適応力をアピールする
- 具体的な経験や目標を盛り込む
- 未経験転職に向けて、取り組んでいることをアピールする
- 志望動機の文字数は150~200文字程度におさえる
未経験転職に挑戦するときは、志望動機を魅力的に書くように意識しましょう。
魅力的に書くには、今から紹介する6つのポイントを理解して、実践するようにしてください。
転職の目的を明確にする
ポイントの1つ目は、「なぜ未経験業種・職種に転職しようと思ったのか」の目的を明確にしておくことです。
未経験転職の場合は、どのような目的やビジョンで転職したいのかという点は企業側の重要な判断材料だからです。
そのため、「なぜ転職したいのか」「なぜこの企業なのか」「なぜこの職種・業種なのか」などを具体的にまとめておきましょう。
また、転職したい理由と応募先の企業を選んだ理由が論理的に結びつくようにするといいです。
より説得力のある志望動機になるからです。
転職先にマッチするスキルや能力を明確にする
ポイントの2つ目は、転職先に適しているスキルや能力があるかどうかを明確にしましょう。
基本的なビジネスマナーや今までの経験やスキルは未経験でも活かせることがあるからです。
また、業種の知識は入社したあとに身につくため、気にしなくていいです。
しかし、スキルや能力が転職先にマッチしていなければ、強みとして活かせません。
企業が求めているのはどのような経験やスキルなのか、企業研究をおこないそれにマッチしたアピールをしましょう。
活かせるポイントが企業のどのような場面で活用できるのか、を明確にすることで採用担当者が魅力的に感じる志望動機になります。
積極性や適応力をアピールする
ポイントの3つ目は、積極性や適応力をアピールすることです。
未経験者は企業の適性が高い人材だとアピールするために、積極的な行動や知識をつけたい意欲があると伝えましょう。
また、「新しい環境や仕事に馴染むのが早い」「コミュニケーション能力が高い」などもアピールポイントとして有効です。
未経験の転職は、熱意ややる気をアピールすると企業に好印象です。
自発的に行動したいことを、今までの経歴から具体的に説明できればいいでしょう。
具体的な経験や目標を盛り込む
ポイントの4つ目は、具体的な経験や目標を盛り込むことです。
未経験の転職で大切なのは、今までの経験の活用方法をみつけて、新しい業種や職種でどのような目標を掲げているのか具体的にアピールすることです。
前職をネガティブな理由で辞めた場合は、自己分析を徹底的におこない、今までに得たスキルや能力の棚卸しをしておきましょう。
ポジティブな理由を志望動機に書ければ、好印象を与えられます。
未経験転職に向けて、取り組んでいることをアピールする
ポイントの5つ目は、未経験転職に向けてなにか取り組んでいることをアピールすることです。
未経験でも転職できるとはいえ、業種や職種に活かせる専門スキルやキャリアがないことはデメリットでもあります。
デメリットをメリットに変えるために、転職したい業種や職種に向けて、勉強をしたり資格を取る準備をしたりとアピールするといいでしょう。
何かに向かって取り組んでいる前向きな姿勢は、企業としてもプラスになりますし、採用したいと思ってもらえる要素の1つです。
志望動機の文字数は150~200文字程度におさえる
ポイントの6つ目は、志望動機を書く際は150~200文字程度の文字数におさえることです。
転職する目的やアピールするポイントが整理できれば、実際に書く場合でもPCの場合でも150~200文字程度にまとめましょう。
志望動機は書類選考で重要視される項目です。
あまりにも志望動機が短いと、「自社に興味ないんじゃないかな」と転職意欲がないと判断され不合格になってしまいます。
「面接でも話すから短くていいか」と考えている人は大きな間違いです。
履歴書の志望動機は企業に伝えたい要点をまとめて、面接では履歴書の志望動機+補足を説明できるようにしておきましょう。
【未経験転職者の履歴書の志望動機】未経験転職の志望動機で書いてはいけないこと5選
未経験転職の志望動機でありがちな書いてはいけないことを5つ解説します。
- 熱意ややる気だけをアピールする
- ネガティブな退職理由から転職理由につなげる
- 教えてもらうことを前提に書く
- 待遇面しかみていない
- 立地条件の良さで判断している
書類選考を通過するには、企業が魅力的に感じる志望動機を書く必要があります。
志望動機で書いてはいけないことを理解しておくと、アピールした方がいいことが絞られてうまく志望動機を書けるようになります。
熱意ややる気だけをアピールする
熱意ややる気だけをアピールしないようにしましょう。
未経験転職において熱意や向上心は重要ですが、決してそれを理由にしてはいけません。
やる気や熱意があっても入社すると、入社前とのギャップですぐに辞める可能性もあります。
そのため、「なぜ入社したいのか」などの根拠となる理由を用意しておく必要があるでしょう。
前職で身につけたスキルや能力をうまくアピールし、転職したい理由を明確にしておきましょう。
ネガティブな退職理由から志望動機につなげる
退職理由がネガティブな場合は、志望動機もネガティブになる可能性もあります。
志望動機がネガティブになれば、企業は採用しません。
例えば、人間関係が悪くて退職した場合の志望動機は、人間関係が良い職場やコミュニケーションが取りやすい職場のようになります。
「人間関係が悪い職場が嫌だからこの企業にしました」や「今よりも環境がいい企業を探しました」などと、前職を非難するような理由ではいけません。
転職をしたい理由がネガティブならポジティブに言い換えるようにしておきましょう。
人間関係が悪い→周りと連携をとりながらチームワークで仕事をしたい
ノルマがきつい→顧客の1人1人を大切にしたい
残業が多すぎる→効率的に仕事をして、成果を上げたい
転職したい理由がネガティブな人はポジティブに言い換えて企業に印象がいい人と思ってもらうようにしましょう。
教えてもらうことを前提に転職する
未経験転職だと、教えてもらうことが前提で企業を選ぶ人も多いでしょう。
志望動機を書く際に、「成長させてくれるから貴社を応募しました」このようなすべて企業任せの言い方だと、失礼になるので注意が必要です。
志望動機ではどのように貢献するかが大切です。
未経験で貢献できることがないと感じている人は、もう一度これまでの経験やスキルを見直しましょう。
また、どの仕事にも共通するスキルがあることも認識しておきましょう。
ポータブルスキルはどの仕事でも共通するスキルのことで、例として以下のようなスキルが挙げられます。
- 協調性
- コミュニケーション能力
- 論理的思考
- 問題解決能力
以上のようなスキルはどの仕事でも活かせるため、アピール材料として認識しておきましょう。
待遇面しかみていない
待遇面が良いことは転職でも大きな判断材料ですが、志望動機には書いてはいけません。
「給与がよくなるから」「年間120日以上休日があるから」など待遇面しかみていない、企業は「自社の取り組みには興味ないのか」や「もっと条件の良い企業があれば、他の企業に行ってしまう」という印象を与えてしまいます。
応募するかしないかは、待遇面だけをみて判断しないようにしましょう。
立地条件の良さで判断している
「家から近かった」「都会で働いてみたかった」など、立地条件が良いという志望動機はやめておきましょう。
働く場所は大事です。
転職先を選ぶうえで働く場所を絶対条件に入れている人もいますが、それは「この企業で働きたい」という志望動機にはなりません。
企業の仕事内容や事業に関係する動機をみつけることで、企業に良い印象を与えられます。
決して「地元で働きたかった」などの立地条件で志望動機を書かないようにしましょう。
【未経験転職者の履歴書の志望動機】書類通過しやすい志望動機の書き方
未経験転職でも書類通過しやすい志望動機の書き方を教えます。
- 自分の魅力をアピールする
- 応募した企業に転職したい理由を明確に書く
- 応募企業へどのように貢献するかを書く
- 前職の経験や成績を数字を用いて書く
すべての書き方をマスターできれば、書類通過も通るでしょう。
また、1つでも取り入れると、採用率もグッと上がるのでぜひ参考にしてください。
自分の魅力をアピールする
書類通過するためには、自分の魅力的な部分をアピールしていきましょう。
加えて、応募企業や応募職種に対しての熱意も伝えれば、企業へ入社したい意欲を汲み取ってもらいやすくなります。
自分には魅力がないと思う人は、友人や家族に聞いてみるのもいいでしょう。
自分では気づけなかったことに気づくかもしれません。
応募した企業に転職したい理由を明確に書く
どのような理由で企業に応募したのか、企業に興味をもった理由を明確に記載する必要があります。
企業は「多くの企業のなかからなぜ自社を選んだのか」を知りたいものです。
どの企業にも当てはまるような志望動機だと、企業は評価しません。
例えば、「経営理念に共感しました」「企業の取り組みがすばらしいと思いました」など抽象的な理由は控えましょう。
以上の場合は、どの経営理念に共感したのかや企業の取り組みがすばらしいと思った理由を答えるといいでしょう。
そのため、複数の企業に応募する際も志望動機の使い回しは、基本的にNGです。
各企業に合った魅力を伝えるために、1社ずつ企業の詳細を理解して志望動機を作成しましょう。
応募企業へどのように貢献するかを書く
志望動機に企業にどのように貢献するかを書きましょう。
志望した理由を書くのは当たり前ですが、併せて採用したあとのメリットを伝えることも大切です。
転職したあとに自分が取り組みたいことや、キャリアビジョンが企業とマッチしているかを考えましょう。
キャリアビジョンが企業とマッチしていれば、企業に貢献できるための行動は明確になります。
企業に貢献するためには、自身のスキルや今までの経験を活かさなければいけません。
転職する前に、自己分析してスキルや能力の棚卸しをおこないましょう。
自己分析の内部リンク
前職の経験や成績を数字を用いて書く
志望動機に前職の経験や成績を具体的に示すと、信憑性のある内容になります。
例えば、「前職の営業で1日に10人の新規顧客を獲得」や「5人の教育担当をして、半年で独り立ちさせました」などです。
数字を用いて説明すれば、前職の活躍を具体的に知れるため、企業で活躍するイメージがもたれやすいです。
また、数字を用いて具体的に説明できる時点で好印象を持たれます。
そのため、志望動機を書く際は、できるだけ数字を用いて説明できるようにしましょう。
【未経験転職者の履歴書の志望動機】未経験転職の志望動機例文6パターン
未経験転職の志望動機の例文を6つ紹介します。
- 営業職
- 事務職
- マーケティング・企画職
- 製造業
- 販売・接客業
- IT系
自分に合った例文を参考に、自分オリジナルの志望動機を作成するようにしてください。
営業職
お客様の年齢層はさまざまであり、家電を求める理由もそれぞれ異なります。
その中で、お客様との会話のなかから生活における悩みを明確にし、最適な品を選択することが求められます。
営業職は未経験ですが、お客様のニーズに的確に答える点では前職と同じと考えております。
前職で身につけた、お客様との会話のなかで悩みを聞き出す力は、営業でも活かせると考えています。
事務職
接客のほかに、商品の発注や在庫管理、売上管理などPCを使用しデータを扱う事務作業も行っていました。
在庫管理や売上管理などは、職場用のフォーマットを作成し、簡単に計算でき視認性にも優れております。
職場仲間にも喜ばれ、事務作業が得意で強みを活かせる分野だとわかりました。
これまでの職場の経験とPCスキルを活かして、貴社の事務作業の効率化を図りたいと考えております。
マーケティング・企画職
お客様のニーズに応える商品を手に届かせたいと思い、マーケティング職の転職を決めました。
また、貴社が掲げている「必要なものを必要な人に」という経営理念に共感しました。
必要としていないものを手に取れば不要なものになります。
人それぞれに合った商品でなければいけないという思いは、貴社と同じです。
また前職の営業で学んだニーズ分析をもとに、企画を提案し5つの企画が採用され売り上げに貢献しています。
前職で培った、ニーズ分析力の高さはマーケティング職で活かせるスキルだと考えております。
製造業
大学時代に材料工学を受けてから、これまでの知識を活かして製造業界の営業を担当していますが、モノづくりの分野を深く理解するにつれて、設計に関わりたいと思い転職を決意しました。
貴社の化粧品を多くの人が利用するモノづくりの業務に魅力を感じ、志望しています。
大学で学んだ知識を活かして、多くの人に合う化粧品を作れるように貢献したいと考えています。
販売・接客職
そのような機会に対応の素晴らしさにお客様や職場仲間から驚かれ、直接お客様と関われる販売員に転職すると決意しました。
貴社は2年連続トップの売り上げを生み出していることから、接客対応などの素晴らしさに魅力を感じました。
販売員としての経験はありませんが、これまでの接客経験やお客様に気持ちよく買い物してもらうことを念頭に置き、貢献したいと考えております。
IT系
エンジニアの経験はありませんが、学生時代からjavaやHTMLでプログラミングを組み、思い通りに動かすことが好きでした。
さまざまなクオリティの高いゲームアプリをリリースしている貴社には、年齢や勤続年数に関係なく、意見を出し合って開発ができる体制が整っていると知りました。
素晴らしい環境の中で、世の中の人が絶対にダウンロードしているようなアプリを開発したいと考え、貴社を志望いたしました。
志望動機が思いつかない場合の対処法
例文を紹介しましたが、うまく自分に合った志望動機が思いつかない時もあるでしょう。
そのような場合は、今から紹介5つを実践してみてから志望動機に取り掛かってください。
- 自己分析をもう一度おこなう
- 企業の良いところを箇条書きする
- 企業と自分が当てはまることを考える
- 企業がメリットに感じる内容を書く
- 友人や家族に相談してみる
志望動機が書けない場合は、自分の特徴も企業の特徴も分かっていないのが原因です。
志望動機を書けるように1から考えていきましょう。
自己分析をもう一度おこなう
志望動機が思いつかない場合は、まず自己分析をもう一度おこないましょう。
自己分析は今までの経験やスキル、能力を棚卸しすることです。
それに加え、やっていて楽しいことや苦痛に感じることを振り返りましょう。
仕事やプライベートの両方で考えることが大切です。
仕事やプライベートで楽しかったことや嫌々仕事をした経験など、小さなことでも書き出すようにしてください。
以下に例を挙げました。
- 友達とゲームをすることが好き
- 旅行をすることが好き
- PCの操作が楽しい
- 人前で話すのが苦手
- 手先が器用(釣りが好き)
- 1人作業が好き
自分の好きなことや嫌いなことが明確になるはずです。
挙げたものを仕事に当てはめてみましょう。
- 友達とゲームをすることが好き→コミュニケーションが高い
- 旅行をすることが好き→出張があっても苦じゃない
- PCの操作が楽しい→事務系の仕事が向いている
- 人前で話すのが苦手→商談や報告が苦手
- 手先が器用→なにか組み立てることが得意
- 1人作業が好き→チームで動く仕事は苦手
以上のように、まとめることができれば向いている仕事、向いていない仕事が明確になってきます。
自己分析について詳しく知りたい人は以下の記事を参考にしてください。
自己分析を徹底できれば、転職活動でも有利になるでしょう。
内部リンク
企業に共感することを箇条書きする
応募する企業に共感することを箇条書きにすることも重要です。
志望動機を書く際は、企業の良いところに共感するからこそ応募する決断をします。
例えば、企業の「チームで1つの課題に向かって解決まで行きつく」という取り組みに共感できたとすれば、チームで働きたいと思っている証拠です。
以上のように、企業に共感する内容がいくつあってもいいと思うので、箇条書きで書き出しましょう。
企業と自分が当てはまることを考える
自己分析で自分の特徴や強みが明確になったと思います。
企業に共感する部分をとめたあとは、企業に共感した部分と自分の強みやスキルを当てはめてみましょう。
例えば、企業のチームワークを大事にする経営理念に共感したのであれば、自分の強みであるコミュニケーション能力を活かせる場面があります。
つまり、共感した部分と自分のもっているスキルや能力が活かせるかどうかが判断できます。
当てはまらなかったら応募しないほうがいいのかというと、実はそうでもありません。
興味があったり挑戦したいことがあれば、それが実現できそうな企業を選ぶといいでしょう。
その場合は、「なぜ興味があるのか」「なぜ挑戦したいのか」を明確にする必要があります。
友人や家族に聞いてみる
自分1人で志望動機が思いつかない場合、友人や家族に客観的な意見を聞くようにしましょう。
理由は、自分では気づかない強みや特徴がわかるからです。
初めて知る自分の特徴を確認できれば、自分の特徴を活かした志望動機を作成できます。
また、できるだけ多くの人に聞くようにすると、他人の目線で共通するものが発見できる可能性もあります。
簡単に自分の特徴を知れるため、志望動機を書く前におこなっておくといいでしょう。
【未経験転職者の履歴書の志望動機】よくある質問
履歴書の志望動機によくある質問を回答していきます。
- 志望動機は何割書けばいいの?
- 自己PRと志望動機の違いは?
- 「正社員になりたいから」と書いてもいい?
志望動機は何割書けばいいの?
基本的に9割は書いたほうがいいでしょう。
400文字の志望動機であれば360文字程度書ければ問題ありません。
文字数が少なすぎると「本当に入社したいの?」と熱意に欠けることになるため、注意しましょう。
逆に書ききれなかった場合は、もう一度内容の優先順位をつけてください。
どうしてもはみ出る場合は、職務経歴書に続きを記入し履歴書のほうに「別紙職務経歴書をご参照ください」と一言添えるようにしましょう。
しかし、枠内におさめないと「決められた範囲でまとめられないのか」とマイナス評価を受けることもあるため、注意してください。
自己PRと志望動機の違いは?
自己PRと志望動機の違いについては以下のようになります。
自己PR |
志望動機 |
自分を採用することで、企業が得られるメリットを話す |
入社したい理由を企業の魅力とともに伝える |
自分にはどのようなスキルや能力があるのか説明する |
「なぜその企業なのか」という理由を明確に伝える |
自己PRで志望動機になるようなことを回答する人もいますが、まったく聞かれている意図が違うため、理解しておきましょう。
「正社員になりたいから」と書いてもいい?
「正社員になりたいから」という転職理由で志望動機に書いてもいいでしょう。
しかし、正社員になりたい理由が、「長期的に活躍したい」理由や、他社ではなくその企業を選んだ理由を記載するようにしてください。
まとめ
結論、未経験転職でもアピールポイントが的確だと転職は可能です。
書類選考をまず突破するために、今回は履歴書の志望動機について解説しました。
企業が採用したいと思う志望動機を書くために、いくつかポイントを挙げましたが、どれも大切なことなので理解しておきましょう。
最後に、志望動機を書く時のポイントをおさらいします。
- 転職の目的を明確にする
- 転職先にマッチしたスキルや能力を明確にする
- 積極性や適応力をアピールする
- 具体的な経験や目標を盛り込む
- 未経験転職に向けて、取り組んでいることをアピールする
- 志望動機の文字数は150~200文字程度で9割埋める
SHARE この記事を友達におしえる!