【例文あり】転職における履歴書の志望動機の書き方やポイントを紹介
履歴書の志望動機は、応募書類の中でも採用担当者が重要視する項目です。
しかし、「何を書けばいいかわからない」と書き方に悩んでしまうこともあるでしょう。
履歴書の志望動機欄で効果的なアピールをするためには、ポイントや注意点を押さえることが大切です。
今回は、志望動機の書き方やポイント、注意点、例文について紹介するので、参考にしてみてください。
【転職履歴書の志望動機の書き方】志望動機とは?
転職における履歴書の志望動機とは、「応募先の企業で働きたいと思った理由のこと」です。
履歴書の他にも、職務経歴書や志望動機書に記入する場合や、面接で直接聞かれる場合があります。
企業は応募者の志望動機から自社への理解度や入社意欲、人間性などを読み取ろうとしているため、好印象を与える志望動機を伝えられるように事前準備をしっかりと行いましょう。
自己PRとの違い
志望動機と一緒によく聞く言葉として「自己PR」がありますが、自己PRは応募者が自身の強みをアピールするものです。
志望動機は応募先企業で働きたい理由のことを指し、採用担当者が聞く目的がそれぞれ異なるため、混同しないように注意しましょう。
志望動機の中で自己PRを組み込む場合もあり、場面ごとに使い分けることが大切です。
企業が志望動機を重要視している理由
志望動機には応募者の経験や熱意が記載されているため、自社にマッチしている人材かを見極めるためにも重要視している企業は多いです。
dodaの採用に関するアンケートによると、20%以上の採用担当者が「履歴書の内容で最も重視する項目」として志望動機を挙げています。
職歴やスキルは、評価を上げるために内容を変更することができません。
志望動機書は、内容次第で評価の良し悪しを変えることができるため、好印象を与えるためにも工夫が求められる項目と言えるでしょう。
参考:doda|『志望動機・志望理由の書き方【82職種の例文付き】』
【転職履歴書の志望動機の書き方】志望動機の基本構成
採用担当者に入社意欲や熱意、活かせる強みを伝えるためには、基本構成を理解してわかりやすい志望動機を作成することが大切です。
志望動機の基本構成は以下の順番通りなので、参考に作成してみてください。
- 結論(志望理由)
- 具体例(根拠となるエピソード)
- 貢献意欲(入社後のビジョン)
それぞれ詳しく解説していきます。
1.結論(志望理由)
まずは結論として、応募先企業を志望している理由を簡潔に書きます。
書き出し部分は第一印象を左右する場所のため、わかりやすく端的に伝えることが大切です。
書き出しから採用担当者の興味を惹くことができれば、その後の内容も興味を持って読んでもらえるため、印象づけることができるでしょう。
「私が貴社を志望している理由は、○○だからです。」
「私は○○をしたいと思い、貴社を志望いたしました。」
このように、応募先企業を志望した理由が一目でわかるように書き、この転職で何を叶えたいのかを明確に伝えます。
「ネガティブな退職理由を解消したい」などは書かないように注意しましょう。
2.具体例(根拠となるエピソード)
結論を伝えたら、結論に至った背景や根拠となるエピソードを書きます。
前職でのエピソードや経験、スキルなど、志望動機に結びつくような内容を伝え、志望理由に納得感を持たせることが大切です。
履歴書の志望動機欄は書く幅が限られているため、最も伝えたい内容を厳選してアピールするように心がけましょう。
また、面接に進んだ際に深掘りされても困らないように、具体的な話ができるエピソードや応募先企業ごとに合った内容を選ぶことも重要です。
内容に一貫性がないとマイナスな印象を与えてしまうため、退職理由などと一貫性を持たせるように注意しましょう。
3.貢献意欲(入社後のビジョン)
最後に、入社後にどのようなことをしたいのかなど、意気込みや貢献したい点、将来像を伝えます。
「前職での経験を活かし、貴社の成長に貢献できるよう尽力いたします。」
このように、締めくくりとして熱意をアピールする一文を書き、入社後の姿をイメージさせることが大切です。
また、企業が求めているのは企業の成長に携わってくれる人材であり、研修生ではありません。
自分がやりたいこと、挑戦したいことを伝えることも重要ですが、企業に貢献できる経験やスキルを伝えることで、「自社のために活躍してくれる人材だ」と思ってもらえるでしょう。
【転職履歴書の志望動機の書き方】志望動機を書く際のポイント
転職における履歴書で興味の惹く志望動機を書くためには、ポイントを押さえることが大切です。
志望動機は履歴書だけでなく面接の際にも聞かれることがあるため、具体的なエピソードなども同時に考えておきましょう。
ここでは履歴書の志望動機を書く際のポイントとして、以下の3つを紹介します。
- 応募先企業ならではの志望理由を伝える
- 企業とマッチする強み・経験を書く
- 文字数は200~300字程度にする
それぞれ見ていきましょう。
応募先企業ならではの志望理由を伝える
志望動機を書くうえで重要なのは、「応募先企業でなくてはいけない理由」を伝えることです。
たとえば、競合他社やどこでも叶えられるような志望動機にしてしまうと、「うちじゃなくても良いのではないか?」と思われる可能性があります。
自分の経験や価値観を踏まえて応募先企業ならではの志望理由をアピールすることで、説得力が高まり、好印象を与えられるでしょう。
また、「理念に共感した」という表現はよく使いがちですが、具体的にどんな風に共感したかを説明できなければ意味がありません。
安易に企業の理念だけを志望理由にしないよう注意しましょう。
企業とマッチする強み・経験を書く
志望理由の根拠となるエピソードを書く際に、応募先企業の求める人物像にマッチした強みや経験を伝えると高評価につながりやすくなります。
特に具体的な実績と一緒に貢献できる点を伝えれば、初めて書類を見る採用担当者でもイメージが湧きやすくなるでしょう。
もし未経験分野への転職の場合は、社会人経験で得たマナーやコミュニケーション能力、PCスキルなど、応募職種に少しでも活かせるような強みを伝えることが大切です。
自分を採用するメリットを企業に提示することで、未経験でもポテンシャルに期待してもらえるかもしれません。
文字数は200~300字程度にする
履歴書の志望動機欄では、200~300字を目安に記入しましょう。
志望動機欄のサイズによっても異なりますが、文字数が少ないと空白が目立ち、意欲が伝わりません。
反対に、熱意を伝えようとして文字数を多くすると見づらくなり、アピールしたい点が伝わりにくくなってしまいます。
短い文章でわかりやすく伝える能力も、社会人として重要な要素です。
上述で紹介した基本構成に沿って、「転職で叶えたいこと」「なぜその企業なのか」「どのように貢献できるか」を簡潔にアピールしましょう。
手書きの場合は、文字数と同時に、文字の大きさや丁寧さにも注意して書くように気をつけてください。
【転職履歴書の志望動機の書き方】志望動機を書く際の注意点
好印象を与える志望動機を作成するためには、いくつか注意点も押さえておく必要があります。
履歴書の志望動機を書く際の注意点は、以下の5つです。
- ありきたりな内容になっていないか確認する
- 給与・待遇面の志望動機は避ける
- 受け身の姿勢にならない
- 消費者目線にならない
- 退職理由と志望動機に一貫性を持たせる
それぞれ、詳しく解説していきます。
ありきたりな内容になっていないか確認する
志望動機を作成するにあたって、ありきたりな内容にならないように注意してください。
この記事でも最後に例文を紹介しますが、あくまでも例文として参考程度に留め、そのまま引用しないようにしましょう。
自分なりのエピソードを入れることでオリジナリティを出し、応募先企業ならではの志望理由を伝えることが大切です。
書類選考の際に、スキル・経験以外で他者との差別化を図るものは志望動機しかありません。
今までの社会人経験で培った価値観や転職にかける思いを自分なりに表現し、採用担当者の印象に残る志望動機を作成しましょう。
給与・待遇面の志望動機は避ける
給与や休日、福利厚生など、待遇面での志望動機は避けるようにしましょう。
転職先を決めるうえで勤務条件は大切な要素であり、志望理由の1つになっていてもおかしくありません。
しかし、志望動機としては相応しくなく、採用担当者に「仕事に対する意欲が少ない」「条件が良いところがあればすぐ転職するのでは?」とネガティブな印象を与えてしまいます。
特に履歴書の志望動機欄は書くスペースが少ないため、待遇面以外の志望理由を伝えて入社意欲をアピールすることが大切です。
制度に魅力を感じた場合でも、その制度を活用して何を成し遂げたいかを明確にし、成長意欲があることを伝えましょう。
受け身の姿勢にならない
「学ばせていただきたい」や「成長させていただきたい」は謙虚なイメージがありますが、社会人としては受け身の姿勢に捉えられてしまいます。
研修制度があったとしても、会社は働く場であり、学校ではありません。
学習意欲などをアピールしたい場合は、「知識を吸収し、積極的に〇〇に取り組みたい」と自主性を伝えることが大切です。
また、志望理由を裏付けるエピソードを伝える際にも、「周りの協力のおかげで成功した」だと他人任せに感じられるかもしれません。
自分がどんな思いを持ってどう行動したのかを伝えたうえで、周囲との協力を大切に感じたことを伝えましょう。
消費者目線にならない
普段自分が利用している商品やサービスを扱っているBtoC企業に応募する場合、消費者目線の志望動機は避けましょう。
たとえば、「使い勝手が良い」「サービスが好き」というのは、消費者としての感想にすぎず、志望動機には物足りません。
どんなところに魅力を感じ、その商品を社員としてどうしていきたいかを具体的に伝えることで、当事者意識を持っていることをアピールできます。
また自分の知識などを組み込み、課題や改善点を伝えることで、分析力があると高評価につながりやすくなるでしょう。
競合他社の情報も調べ、応募先企業の特徴を捉えることが重要です。
退職理由と志望動機に一貫性を持たせる
面接では退職理由や転職理由、転職軸を聞かれることも多いため、志望動機と一貫性を持たせるように意識しましょう。
退職理由と志望動機に一貫性がなければ、どれだけ志望企業の魅力に感じた点を伝えても説得力がありません。
「〇〇がしたくて退職した」「〇〇が叶えられるから貴社を志望する」というように、退職理由や転職理由と企業の志望動機は結びつけて伝えましょう。
また、退職理由がネガティブな理由の場合はポジティブな表現に変換し、嘘をつかないことが大切です。
今後の目標を叶えるために転職を決意したと伝えることで、マイナスな印象を与えずに納得感を持たせられます。
【転職履歴書の志望動機の書き方】志望動機のエピソードの探し方
構成やポイント、注意点を押さえたところで、志望動機を書こうと思ってもエピソードが思い浮かばないという人もいるでしょう。
ここでは、志望動機のエピソードの探し方として、以下の3つを紹介します。
- 退職理由・転職理由を整理する
- 自己分析を深める
- 業界・企業研究を徹底する
上記の方法を順番に行うことで、自然と納得感のある志望動機を作成できるようになるでしょう。
退職理由・転職理由を整理する
まずは、今回の退職理由や転職理由を思い出して、書き出しながら整理してみてください。
退職理由がそのまま志望動機として利用できる場合も多いです。
もしネガティブな退職理由の場合は、そのまま伝えるのではなくポジティブに言い換えることで志望動機として使えます。
- スキルアップをしたい
- 興味がある分野に挑戦したい
- 前職の条件が悪く改善したかった(給与や残業など)
- 人間関係が上手くいかなかった
- 結婚や介護といった家庭の事情があったから
上記の例を参考にして、自分が転職を考えたきっかけを洗い出してみましょう。
自己分析を深める
次に自己分析を深め、得意なことや前職で培った経験、スキルの棚卸しをします。
自己理解を深めることで、転職によって何を叶えたいのかという目標や優先したい転職軸が明確になる場合も多いです。
また、応募先企業と自分の強みの共通点を探すためにも、自己分析は欠かせません。
転職してから後悔しないためにも、自己分析は丁寧に行いましょう。
自己分析は自分なりに今までの経験や職歴、保有スキル、価値観を書き出しても良いですが、ツールなどを使うことで簡単に分析ができます。
客観的な要素を知りたい場合は、身近な友人や家族に自分の強みなどを聞くのもおすすめです。
業界・企業研究を徹底する
最後に、業界や企業研究を徹底し、転職を通じて叶えたいことが実現する企業を選別しましょう。
志望動機を作成するうえで大切なことは、「応募先企業ならではの志望理由」です。
自分とマッチしている企業を見つけるためにも、業界・企業研究は入念に行う必要があります。
ネットや新聞、ニュース、SNS、企業のHPなど多くの視点から情報を集め、企業ごとの特徴を捉えることで、説得力のある志望動機を作れるでしょう。
1人で調べてもよくわからないという人は、転職エージェントなどを活用し、転職のプロから詳しい情報やアドバイスをもらうのもおすすめです。
【例文】シチュエーション別の志望動機例文とポイント
最後に、シチュエーション別と職種・業界別の志望動機例文を、ポイントと共に紹介します。
まずは以下のシチュエーション別の志望動機例文です。
- 未経験職種への転職の場合
- 経験業界・職種への転職の場合
- 第二新卒での転職の場合
自分の状況に合わせた例文を参考にして、自分なりの志望動機を作成してみてください。
未経験職種への転職の場合
私は貴社の先進的な技術やツールを導入している点に魅力を感じたため、この度志望いたしました。
前職では5年間営業職としての経験を積みましたが、お客様と関係構築や課題解決に向き合う中で、データがビジネスに与える影響に興味を持つようになりました。
貴社はデータ分析や活用に積極的であり、さらに資格制度なども充実しているため、常に成長していける環境だと感じております。
今後は営業職で培った洞察力を活かしていくと同時に、資格の取得も積極的に目指し、貴社でも戦略的な提案を行い事業の成長に貢献していきたいと考えております。
未経験職種への転職の場合は、なぜその職種へ挑戦しようと思ったかを明確に伝えましょう。
さらに、未経験のあなたを採用するメリットを提示することが大切です。
学習意欲や前職での経験で活かせる点を、積極的にアピールしていきましょう。
経験業界・職種への転職の場合
私は前職で経験した採用業務での知見を活かし、よりスキルアップしたいと考え、貴社の人事職を志望いたしました。
前職では採用担当や労務担当、教育担当など、人事の中でも各業務ごとに部門が分かれており、異動も中々できない環境でした。
今後はさらに幅広い人事業務に挑戦したいと考え、少数精鋭で幅広く人事業務を手がけている貴社で成長していきたいと思いました。
人事の仕事は会社全体の核となる重要な仕事だと考えており、貴社の効率良く人事業務をこなしている点に魅力を感じております。
採用業務で一通り経験した強みを活かしつつ、現在足りない知見を補えるよう自己研鑽に励み、貴社の人事部門を支えていけるような人材になりたいと考えております。
経験業界・職種への転職の場合、前職ではなぜ自分の希望が叶わなかったのかを伝えます。
そして、応募先企業ではどうしてその希望が叶うのかを伝えることで、志望動機に納得感を持たせることが大切です。
第二新卒での転職の場合
前職では販売職でしたが、売上管理業務に携わっていく中で店舗経営に興味を持ち始めたため、貴社での経理職を志望いたしました。
学生時代には簿記2級を取得しており、前職の業務でも売上達成に向けた数字設計を積極的に行っておりました。
貴社の経理部門は、全国の店舗に関する売上を管理しており、各店舗との密な連携を大切にしながら利益の向上を目指している点が魅力に感じております。
経理の実務経験はありませんが、前職での売上管理の経験や簿記の知識を活かし、貴社の事業拡大に貢献していきたいと考えております。
第二新卒の場合は、前職での経験の他に学生時代のスキルなどを伝えても構いません。
短いスパンで転職を決めた理由や、長く働いていきたいという思いを明確に伝えることが大切です。
専門性が求められる職種への転職の場合は、資格などをアピールすることでポテンシャルに期待される可能性があります。
【例文】職種・業界別の志望動機例文とポイント
次に、職種・業界別の志望動機例文を、ポイントと一緒に紹介していきます。
ここで紹介する職種・業界は、以下の5つです。
- 事務職
- 営業職
- ITエンジニア
- 販売職
- 介護職
自分の希望業界・職種の例文を参考にして、その仕事ならではの志望動機を作成していきましょう。
事務職
私が貴社を志望した理由は、チームワークや柔軟性を重視している企業文化に魅力を感じたからです。
私は5年間、一般事務として各部署のサポートや電話応対、資料作成などを行っておりましたが、さらに新しい環境で経験を積み、スキルや視野を広げていきたいと考えております。
貴社の持つ価値観は、仕事を行ううえで重要な要素だと感じており、貴社のような規模の大きいプロジェクトで他部署と連携しながらスキルを習得していきたいと思いました。
現在はWord、Excel、Powerpointに関する資格を保有しているため、さらにマーケティングなどの知見も増やし、貴社での業務に貢献していきたいと考えております。
事務職といっても一般事務や経理事務、営業事務など、多くの分野に分かれるため、自分の経験業種や応募先の業種について触れるようにしましょう。
また、事務職を志望する理由として、向上心が読み取れるように「接客が苦手だから」などのネガティブな理由は伝えないよう注意してください。
営業職
私は機械メーカーの営業職として経験を積んできましたが、さらに専門性が高く、クライアントファーストの理念を抱えている貴社でスキルアップしたいと思い、志望いたしました。
前職では新規ビジネス開拓に携わることが多く、長くお客様と関係性を築いていくという機会が多くありませんでした。
貴社では、チーム全体で目標達成を目指す環境であり、お客様からの信頼も非常に厚く、業界においてもトップクラスの知名度を誇っていらっしゃいます。
前職で培った知見を活かし、お客様のニーズを引き出しながら長い関係構築に努め、貴社の成長に貢献していきたいと考えております。
営業職を志望する場合は、応募先企業の特徴を踏まえたうえで、自分の経験で活かせる点をアピールすることが大切です。
もし具体的な営業成績などが分かる場合は、記載してどのくらいの経験を積んだのかを明確に伝えると効果的でしょう。
ITエンジニア
私は、SIerでのシステム開発経験を積みましたが、今後は社内SEとしてスキルアップしたいと考え、貴社を志望いたしました。
システム開発をしていく中で、ユーザーの声を聞ける機会があった際にSEとしてのやりがいを感じました。
貴社では、他部署とのコミュニケーションも大切にしており、会社全体で成長していくという文化が非常に魅力的だと感じております。
今までの経験を活かしつつ、さらに幅広い知見を習得し、自分たちが開発したシステムが会社に貢献できるように日々試行錯誤していきたいと考えております。
ITエンジニア職の場合、経験したことのある業務への転職を希望する際は、今まで得た知見を最大限にアピールしましょう。
もし経験したことのない業務への転職を希望する場合は、今までの経験を新しい業務へどう活かすのかを伝え、入社後に活躍できるイメージを持たせることが大切です。
販売職
私が貴社を志望した理由は、『1人1人の人生を豊かにする』というブランドのコンセプトに惹かれたからです。
前職では店舗スタッフとして接客や商品陳列を担当しておりましたが、貴社の〇〇店に伺った際に、接客レベルの高さに感銘を受けました。
要望をヒアリングしていただいてから試着、購入に至るまで、常にお客様のニーズを満たすように行動していらっしゃっており、お店を出る時には商品を着用した今後の生活が楽しみになりました。
前職での接客経験を活かしつつ、さらに貴社のような高いレベルでお客様と向き合い、より多くの人に商品を届けたいと考えております。
販売職の場合、ブランドやサービス、商品に対する知識を身につけ、その企業で働きたいという理由に説得力を持足せることが大切です。
また、販売職はお客様ありきの仕事のため、人間性も重視されます。
価値観や熱意などをアピールして、好印象を与えられるような志望動機を考えましょう。
介護職
私は、利用者と家族が寄り添えるような温かいサービスを提供している貴施設で働きたいと思い、この度志望いたしました。
先日、祖母が訪問介護を受けるようになり、祖母の笑顔が増えている様子を見て介護の仕事に興味を持つようになりました。
介護職の経験はありませんが、現在資格取得に向けて学習を進めております。
前職で培ったコミュニケーション力も活かしつつ、貴施設で長く活躍できるように介護の知見も習得していきたいと考えております。
介護職の経験がない場合は、興味を持ったきっかけを伝え、働くために自己研鑽している旨をアピールしましょう。
また、介護職は経験しないと大変さが実感しにくい仕事のため、長く働きたいという覚悟を伝えることで、ポテンシャルに期待して採用されやすくなります。
まとめ
この記事では、転職における履歴書の志望動機の書き方について、基本構成やポイント、注意点、例文を紹介しました。
志望動機は経歴やスキルと異なり、内容次第で評価の良し悪しが変わります。
自社にマッチしている人材を採用するためにも、多くの採用担当者が志望動機を重要視しているのです。
履歴書の志望動機欄は書くスペースが限られているため、短い文でも端的に好印象を与える志望動機を作成しなければいけません。
基本構成に沿って作成し、応募先企業ならではの志望理由を明確に伝えましょう。
また、面接で具体的に質問されても困らないように、退職理由や転職理由と一貫性があるようなエピソードを探すことが大切です。
自己分析や業界・企業研究を徹底し、自分との共通点を見つけながらオリジナリティのある志望動機を作成しましょう。
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