転職面接で聞かれる質問の流れは?面接前に準備すべきことと質問の流れ・回答例を徹底解説
はじめに
「面接の質問の流れを知りたい」「質問の流れがわかれば準備できるのに」「質問で面接官に刺さる回答をしたい」
面接を受けるときの質問の流れがわかれば、事前に準備ができ自信を持って転職活動に挑めます。
本記事では、面接の質問の流れや回答のポイントや例文、後半では転職面接におけるマナーやNG行動を解説します。
転職面接の質問の流れ
転職面接の質問の流れは以下のとおりです。
- 自己紹介・自己PR
- 職務経歴の説明
- 志望動機
- 退職理由・転職理由
- キャリアプラン
- 企業の業務内容・条件の説明
- 逆質問
一般的な面接は以上のような流れですが、企業ごとに順番は異なるので、注意しておきましょう。
また、「あなたの長所と短所を教えてください」と予測できない質問が来ることもあるので、のちほど紹介します。
(3章の転職面接で用意すべき質問と回答)
最近では、オンライン面接を行う企業も増えてきてますが、対面でもオンラインでも上記の質問の流れは大きく変わることはないです。
質問の意図などを一つずつ解説していきます。
1.自己紹介・自己PR(自己紹介の流れを箇条書)
入室してあいさつが終われば、自己紹介や自己PRが求められます。
- 応募者の人柄を知る
- 簡潔に話すスキルがあるか
- コミュニケーション能力はあるか
自己紹介・自己PRでは、簡単な経歴や人柄、趣味などを伝えましょう。
自己紹介の準備をしっかりしておくと、面接官に冒頭から好印象を与えることができるので、アピールしたい要素を盛り込んでおくといいでしょう。
自己紹介・自己PRのポイント
ポン
- 事前に説明する内容を整理しておく
- 1~3分程度でまとめる
- 今までの経歴やスキルを簡単に伝える
自己紹介は、応募者の緊張をほぐすためのアイスブレイクもかねているので、面接冒頭は緊張してしまいますが、なるべくリラックスして挑みましょう。
2.職務経歴の説明
自己紹介が終われば、現在の仕事や今までの業務経験の職務経歴を質問されるでしょう。
- 業務内容
- 簡潔でわかりやすい説明か
- 社員として、業務内容を理解できているか
職務経歴を説明するときは、事前に提出した職務経歴書に沿って説明します。
そのため、面接で話す内容と職務経歴書に記載した内容に差異がないか、しっかり確認しておきましょう。
また、職務経歴を聞かれた際に、どのような思いで業務をおこなっているかなどの心情も聞かれるかもしれません。
仕事に対する熱意もアピールしておきましょう。
職務経歴のポイント
ポン
- 職務経歴書を確認しておく
- 簡潔に答えられるように整理しておく
3.志望動機
次に、志望動機の質問がくるでしょう。
- 志望理由が納得できるものか
- 一緒に働いていける人材なのか
志望動機では「同じような企業の中からなぜ弊社を選んだのか」「弊社に入社したら、どのように活躍するのか」などを聞かれます。
採用担当者に、入社したい本気度や応募した企業でないといけない根拠を伝えるのが重要です。
「その志望動機だったら、弊社じゃなくても大丈夫なのでは?」とならないように、企業研究を行い、企業独自の理由を用意しておきましょう。
志望動機のポイント
ポン
- 入社したあとの目標や意欲を考えておく
- 企業独自の理由を用意しておく
- 自分の目標と企業の特徴が合致しているか確認する
4.退職理由・転職理由
「なぜ退職したいのですか?」「転職する理由を教えてください」などの退職理由・転職理由は必ず聞かれます。
- 原因は本人ではないか
- 転職理由は安易ではないか
- 今後長く働けるのか
退職理由などは必ず聞かれますが、ネガティブな理由や自己中心的な理由の場合、不合格になる確率が上がります。
面接官が共感できる退職理由でないと、「入社しても、また退職するリスクがある」と判断されてしまうからです。
退職理由・転職理由のポイント
ポン
- 誠実な理由を考えましょう
- ネガティブな理由の場合、ポジティブに言い換えておきましょう
- 自分に原因があれば、改善したことを正直に伝えましょう。
5.キャリアプラン
キャリアプランの質問は、応募先の熱意や働き方を確認するために行います。
ただキャリアプランは、上記の志望動機や転職理由と同時に聞かれることもあります。
だからといって用意しなくてもいい訳ではないので、回答は用意しておきましょう。
- 今後の働き方をイメージできているか
- 企業で活躍できるか
キャリアプランを説明するときは、ただ「出世がしたい」「成長したい」と漠然な答えではいけません。
企業に貢献できるように「3年後にリーダーとなり育成に回りたい」、「5年後にはマネージャーとして新規事業を立ち上げ会社を大きくしたい」など具体的な目標が望ましいです。
ポン
- 入社したあとの活躍しているイメージをもつ
- 自分自身の課題解決のプランを考える
また、キャリアプランではなく、自分自身の課題を質問されることもあります。
自己分析を徹底的に行い、自身の課題の解決を用意しておきましょう。
6.企業の業務内容・条件の説明
企業の業務内容や条件は、求人票をもとに説明されます。
企業の応募内容をしっかり聞かないと、無事に入社したあとに「イメージと違う」「こんな業務内容だっけ」とミスマッチが起こります。
企業の説明は確実に聞いておきましょう。
- 応募内容を見てきているか
- しっかり聞いているか
ポン
- 求人内容や企業ホームページを事前に見て把握しておく
- 不明点があれば質問する
7.逆質問
一通り質問が終われば、「何か質問はありますか?」と必ず最後に聞かれます。
- 弊社の入社意欲は高いか
- お互いのマッチ度を確認したい
必ず何か質問しておきましょう。
質問しないと入社意欲が低いと思われ興味がないと判断されるからです。
さらに注意しておきたいことは、質問内容が待遇面や福利厚生であることです。
勤務条件に関する質問ばかりすると、仕事内容ではなく条件を重視する人と誤解されてしまう可能性があります。
逆質問の内容は、2章で例文をつかって紹介しているので確認しましょう
逆質問のポイント
ポン
- 事前に質問を準備しておく
- 待遇面、福利厚生の質問は避ける
転職の面接でよくある質問の回答例
上記で説明した流れの通りに、質問に対する回答例を紹介します。
事前に回答を用意しておけば、自信がつき当日の面接をスムーズに進められるでしょう。
面接で必ず聞かれる質問なので、回答例を参考にして自分オリジナルの回答を用意してください。
1.自己紹介・自己PRをお願いします
本日は貴重なお時間をいただき、ありがとうございます。
○○(氏名)と申します。
私は△△大学卒業後、□□社で3年間法人営業をしておりました。
主に従業員200名の中小企業へ自社商品の紹介、プロモーションや促進活動の企画提案をおこない年間15~25社程度の新規顧客を獲得しました。
新規顧客を獲得するのにこだわった理由は、顧客に寄り添い課題を解決することにやりがいを感じていたからです。
御社はクライアントごとにニーズに寄り添うことを大事にされていると拝見し、これまでの信頼関係や課題解決を行ってきた経験を活かせると考えております。
本日は、よろしくお願いいたします。
自己紹介や自己PRは簡潔にまとめましょう。
経歴やアピールポイントを3分程度にまとめることで、面接官にストレスなく自分をアピールできます。
また、応募先がメリットに感じるアピールができると、面接官に刺さる自己紹介となり興味を持たれるでしょう。
2.これまでの職務経歴を教えてください
法人営業を5年間続けてきました。
入社して2年目で上司から受け継いだクライアントを中心に営業を行い、ニーズ分析や課題解決、商品の紹介などを行ってまいりました。
3年目以降は、新入社員の育成を任され、日々の業務サポートや目標達成までの計画立案を行いフォローしてまいりました。
仕事内容を並べるだけでなく、実績やどのような行動をしたのか簡潔にまとめましょう。
面接官は会社からの評価を聞きたいからです。
2年目で上司の仕事を受け継いだと伝えれば、信頼されていて仕事ができることをアピールできます。
現職の実績や行動を振り返り、企業が求める人材であることをアピールしましょう。
3.なぜ弊社を選んだのか志望動機を教えてください
「リサーチ結果の報告だけで終わりません」という御社の特徴に共感しました。
私はもともと、企業の課題を解決することにやりがいを感じていました。
ニーズ分析やリサーチだけで終わってしまっては、企業の課題を解決しているのかわからないです。
リサーチを行い、企業の課題に向けてどのようにアプローチするのかPDCAを回し考え抜くことができる御社は、私の課題解決能力を活かすことができ、貢献できると考えています。
企業のどの部分に魅力を感じたのか、どのように貢献したいかを自分自身の体験談を踏まえて伝えましょう。
志望動機は企業研究を行い、目的や目標を理解し具体的な理由を話すことができれば、面接官に好印象を与えられます。
他の志望動機の例文を参考にしたい方は、下記の記事を参考にしてください。
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4.なぜ退職・転職をするのですか?
現職では個人プレー重視だっため、チームで仕事ができる環境に私は合っている思ったからです。
4年間の新規顧客開拓の経験を通して、商品の提案や効果的なアプローチ方法などの個人スキルは身につきました。
ですが、企業の課題解決のために周りと意見交換しながら、最適な改善策をチームで話し合うことができれば、営業の幅を広げられると考えたからです。
退職・転職理由で大事なことは、ポジティブな理由であることです。
「キャリアアップのために」「チャレンジしたい」など、前向きな理由を用意しておきましょう。
人間関係や福利厚生の不満などのネガティブな理由を伝えると、印象が悪くなるので避けましょう。
5.入社した後のキャリアプランを教えてください
私は、御社でプロジェクトのチームリーダーを担当し、クライアントの課題解決に取り組みたいと考えています。
それまで、1年ほどチームリーダーの補佐として積極的に勉強し、2年目からリーダーとして課題を解決したいと考えています。
リーダーとして経験を積んだ後は、マネジメント経験を積むことが目標です。
キャリアプランは、目標に向かって具体的な行動を計画できているかが大事です。
面接官に、入社したあとどのように活躍するかを想像させることが重要なので、数字を使って具体的な理由を用意しておきましょう。
6.最後に何か質問はありますか?
- 入社したあとは、どのような案件を担当しますか?
- 今後、もっとも力を入れたい事業を差し支えなければ教えてください。
- 入社までに勉強しておくことはありますか?
- 私と同世代の方が活躍されているとおっしゃっていたのですが、具体的にどのプロジェクトで活躍されたのですか?
- 仕事でもっとも大事にしていることはなんですか?
逆質問では、必ず何か質問をしましょう。
仕事への熱意を伝えるために大事だからです。
ただし、待遇面や福利厚生などの質問は避けましょう。
逆質問をもっと詳しく知りたい方は、以下の記事を参考にしてください。
営業職の面接でおすすめの逆質問15選!逆質問でみられているポイントと質問例を一挙に解説
転職面接で用意すべき質問と回答【例文】
転職の面接で基本的な質問以外でよくある質問を紹介します。
- 長所を教えてください
- 短所を教えてください
- 転職先を選ぶときに重視するポイントを教えてください
- 他に受けている企業はありますか?
- 内定が出た場合、いつから入社できますか?
転職ならではの質問もあり、対策しておかなければ回答できないものもあります。
しっかり回答を用意して、面接で答えられるようになりましょう。
1.長所を教えてください
長所を答えるときは、まず結論から伝えましょう。
次に、結論を裏付ける具体例を挙げましょう。
仕事や企業とマッチする長所を答えると、面接官は「採用するメリットがあるな」と思ってもらえます。
ポン
- 結論→具体例→企業にどう活かすのか
- 仕事や企業にマッチする内容にする
私の長所は、コミュニケーション能力が高い点です。
初対面の人に、積極的に話しかけ良好な人間関係を築けるように笑顔で接するようにしています。
現職場でも、社内外問わず話しかけやすい雰囲気をつくり、笑顔で接することを意識しているとともに、レスポンスを早くすることを意識しています。
その結果、営業先やお客様から一緒に仕事をしたいと言っていただいて、主要取引先として成果に繋がっています。
私の長所を活かして、御社では新規顧客の開拓に力を入れていきたいと考えております。
2.短所を教えてください
短所を伝えるときも、まず結論から答えて最後に改善している努力を伝えましょう。
ポン
- 最後に改善していることをアピール
- 「短所はありません」はNG
私の短所は心配性な点です。
疑問に思ったことは必ず周りに確認しないと不安になってしまい、先日仕事の質問で先輩の時間を多く奪ってしまったことがありました。
改善するために、疑問に思ったことはまず自分なりの答えと理由を決めてから相談し、質問される側の負担を減らすことを意識しました。
その結果、自分で判断して仕事を進められるようになり、質問の回数も大幅に減らすことができました。
これからも短所を克服できるように改善を続けたいと思います。
2.転職先を選ぶときに重視するポイントを教えてください
転職先に求めるポイントについて回答しましょう。
転職理由や志望動機などに関連づけると、転職理由の一貫性を持たせられます。
ただし、残業時間や給与などを理由にすると、マイナス評価につながるので気を付けましょう。
ポン
- 志望動機や転職理由に関連性をもたせる
- 何を実現したいのか伝える
- 福利厚生や待遇面はNG
お客様第一であることです。
営業職として多くの商品を売ることは大事ですが、本当によい商品をお客様に届けるためには、お客様との良好な関係を築くことが大切です。
ですので、お客様を第一に考えるかどうかを重視しています。
3.他に受けている企業はありますか?
選考状況は正直に答えましょう。
ポン
- 選考した企業数、企業名は正直に答えてOK
- 企業選びの軸を同時に答えると、一貫性があり信憑性がある
前職の営業を活かせる人材サービスを中心に、3社すでに受けております。
企業名は自ら言わなくてもいいですが、面接官から質問があれば答えるようにしましょう。
4.内定が出た場合、いつから入社できますか?
転職活動を在職中におこなっている場合は、1~2ヵ月後と伝えるのが一般的です。
「すぐに働けます」と答えると、不信感を抱かれる可能性があります。
逆に、3ヵ月以上だと遅すぎてマイナス評価につながるので注意しましょう。
ポン
- 現職の雇用契約書や就業規則をみて、退職までの流れを把握してから面接に挑むと「入社予定日までに辞められない」事態を防げる
- 1~2ヵ月後と答えるのがベスト
現職の退職手続きや業務の引き継ぎの状況から、内定をいただいて1~2ヵ月後には入社可能です。
転職面接で好印象を与える方法
転職の面接で好印象を与えると、通過率がアップします。
そのためには、好印象を与える方法を知っておかなければいけません。
以下が面接官に好印象を与える方法です。
ポン
- 入社後のキャリアプランを明確にする
- 企業研究を徹底した熱意を伝える
- 質問に対する回答はまず結論から
それぞれ解説します。
入社後のキャリアプランを明確にする
一つ目は入社後のキャリアプランを明確にすることです。
面接官は一緒に長く働ける人材を求めています。
そのため、入社したあとの働き方やキャリアプランをしっかり考えている人材は好印象となるでしょう。
実際にキャリアプランを考えるときに、企業研究は欠かせません。
企業に入社して貢献できる点や将来なりたい姿をイメージし、面接当日で伝えられるようにしましょう。
また、キャリアプランは転職理由や志望動機と同時に話すことが多いので、積極的に貢献できることをアピールするのが大事です。
企業研究を徹底した熱意を伝える
企業研究をしてきた熱意をうまく伝えることで、面接官に好印象を与えられます。
面接官にうまく伝えられれば、企業に必要な人材だと認識してもらえるので、採用の確率がアップするからです。
企業研究は企業の基本理念や事業内容、面接形式などを徹底的にリサーチします。
以下のような方法で調べましょう。
ポン
- 企業ホームページ
- 求人票(複数)
企業ホームページはすべて目を通してください。
そして、求人情報や応募条件などが記載されている求人票にも必ず目を通しましょう。
また、複数サイトの求人票をリサーチすると、記載されていない情報が載っていることもあります。
企業研究をすると、企業が求める人物像がわかるので、自身の志望動機や転職理由との一貫性をもって伝えられます。
「自分はこのようなスキルや経歴があるので、御社に必要な人材です」と企業にアピールできれば、好印象を与えられるでしょう。
質問に対する回答はまず結論から
面接で話す時は「結論→理由→具体例」の順番で話すとよいでしょう。
だらだらと話していると面接官からすると「結局何が言いたいの?」と感じてしまうからです。
面接官によっては、「論理的に話すことができない」「お客様や会議で同じように話されたら困る」と印象が悪くなってしまいます。
話し方ひとつで印象が悪くなってしまうと、内容が良くても意味がないです。
そのため、面接で話す内容が決まれば、「結論→理由→具体例」の順番で話せるようにしておきましょう。
面接前日に確認すべき4つのこと
面接当日に初歩的なミスをしてしまうと、面接の質問を事前に用意したのにもったいないです。
面接前日に確認すべき4つのことを紹介します。
- 面接時間と場所
- 履歴書の内容
- 持ち物
- 面接の流れ
面接日が近づいて不安や緊張で押しつぶされそうな方は、今から紹介する準備や確認をしっかり行いましょう。
1.面接時間と場所
面接前日にあらかじめ面接時間と場所を確認しておきましょう。
面接当日に遅刻や早く着きすぎるのはNG行動です。
当日に面接場所がわからなくなり遅刻する可能性もあります。
遅刻をする時はわざわざ電話する必要があり、「事前に確認できない」「用意できない」と判断され、面接前から不利です。
面接時間や場所がわからなければ、当日の時間通りに面接場所に行ってみて事前に確認しておくとよいでしょう。
公共交通機関を使用する場合は、発着時間や乗り換える方法を調べておくことが重要です。
事前確認できれば、当日わからなくなり焦る必要がなくなります。
2.履歴書の内容
履歴書や職務経歴書を再度確認しておくことも重要です。
面接時に履歴書や職務経歴書の記載と異なる話しをすると、「一貫性がない」と面接官にマイナスな印象を与えます。
面接の質問に対する回答は、準備した回答と履歴書や職務経歴書の内容が一貫しているか確認しておきましょう。
3.服装と持ち物
当日の服装と持ち物を前日に必ず確認しておきましょう。
当日に準備すると、持っていかないといけないものを忘れたり、家にネクタイがなかったりと当日焦って準備しなければいけません。
以下を参考にして、前日の服装と持ち物を準備しておきましょう。
- スーツやシャツに汚れやシワがないか
- カバンや靴に汚れはないか
- 髪型や髪色は適切か
- 爪は伸びてないか
- ネクタイはあるか
- 応募書類(履歴書、職務経歴書をコピーしたもの)
- 筆記用具
- ノート
- 身分証明書
- 印鑑
- ティッシュとハンカチ
- スマートフォン
- 予備のストッキング(女性のみ)
- 指定があるもの
髪型に関しては黒髪のショートカットが望ましいですが、目にかからない程度の髪型で落ち着いたヘアセットで問題ないです。
持ち物で指定があるものがあれば、必ず前日・当日に確認しておきましょう。
4.面接の流れ
面接の始まる時間と終わる時間を確認しておきましょう。
また、面接だけなのかも確認する必要があります。
今回紹介した質問の流れも確認しておくと、多少の緊張も和らぐはずです。
面接の流れを確認しておくと、当日焦らずに落ち着いた行動がとれます。
転職面接のNG行動4つ!事前チェック必須事項
転職の面接に失敗しないためにも、NG行動を知っておきましょう。
転職の面接当日にやってはいけないNG行動を紹介します。
- 到着時間が早すぎる・遅刻
- あいあさつをしない
- 清潔感がない服装と身だしなみ
- 言葉遣いが悪い
面接は回答だけが評価ポイントではなく、言動から行動まで隅々まで見られていることを理解しておきましょう。
一つずつ紹介していきます。
1.到着時間が早すぎる・遅刻
到着時間に遅刻しても早すぎてもいけません。
時間厳守は社会人であれば、できて当然のことです。
社会人として大事な会議や取引先との打ち合わせで、時間管理ができていなければ会社のマイナス評価につながり、一人の遅刻で台無しになることもあります。
そのため、遅刻は1分でも5分でも同じなので、遅刻しないように到着時間から逆算しておきましょう。
また、指定の時間より早く着くのはよいですが、企業側にも準備や都合があるため、5~10分程度前に受付ができるように準備しておきましょう。
2.あいさつをしない
社会人としてあいさつは当然ともいえるマナーです。
面接で自らあいさつができないと、会社の方からの印象が悪くなってしまいます。
必ず、自ら「本日はよろしくお願いいたします」「おはようございます」と元気よくいえるようにしましょう。
相手からのあいさつを待たないように気を付けてください。
また、あいさつをしても相手に聞こえなければ意味がないので、相手の目を見てハキハキとあいさつすることを意識してください。
面接が終わった後は気が抜けてあいさつを忘れることもあります。
最後まで気を引き締めて「本日はありがとうございました」と言えるようにしましょう。
3.清潔感がない服装と身だしなみ
清潔感がない服装と身だしなみには注意しましょう。
人は第一印象でイメージを決めるからです。
それに、第一印象は外見で決まるので、最初に目がいく服装や身だしなみを清潔にしておくことが重要です。
例えば、あなたが面接官だとして面接に来た方が、寝ぐせを直さずにシワだらけのスーツを着てきたらどう思いますか。
おそらく「やる気あるのかな?」と印象が悪い状態で面接はスタートするでしょう。
以上のように印象が悪くならないためにも、面接前日から清潔感のある服装なのかを確認し、出かける前に鏡で髪型や身だしなみが整っているかを確認しましょう。
または、家族や友達に確認してもらうのも一つの手です。
4.言葉遣いが悪い
言葉遣いには注意しましょう。
言葉遣いが悪いと相手に失礼になるからです。
学生時代や最初に入社した会社が一人作業や同僚が多い職場だと、敬語をつかう機会が少ない場合もあります。
それでも、面接の大切な場面で友達と話すような言葉遣いをしてしまうと、印象が悪いです。
転職先が営業職や接客業であれば、顧客を相手にする仕事なので、正しい言葉遣いができているのかも評価基準になる場合もあるので、注意しましょう。
ネガティブな理由 | ポジティブな理由 |
上司が高圧的な態度 | 自分の意見やアイデアを積極的に発信したい |
仕事にやりがいがない | お客様へ貢献できる仕事がしたい |
キャリアップが見込めない | 御社だからこそ経験できる業務を通じて、専門性を磨きたい |
人間関係が悪い | 周りと連携を取りながらチームワークよく働きたい |
会社が遠くて通勤がつらい | 仕事にもっと打ち込みたい |
給与が低すぎる | 努力や成績を正当に評価してくれる会社で働きたい |
サービス残業が多い | 努力や成果に見合う評価をしてほしい |
言葉遣いが合っているのか不安な方や言葉遣いを直したい方は、面接当日に向けて練習をすることも有効です。
具体的には、家族や友人に模擬面接をやってもらうとよいでしょう。
模擬面接を行うと、多少の緊張感もあり言葉遣いも直せるので、非常に効果的です。
もう少し、リアルな面接で練習したい方はアゲルキャリアに登録してアドバイザーと練習しておくとよいでしょう。
アドバイザーは転職のプロなので的確な指摘ができ、面接通過率を上げることができます。
転職面接の流れにおけるマナー
転職面接ではマナーに気を付けなければいけません。
特に以下の4つは練習しておかないと、実践できないものもあるので必ず確認してから面接に挑みましょう。
- 受付時
- 待機時
- 入室時
- 退室時
ひとつずつ解説していきます。
1. 受付時
まずは面接会場にいって受付をします。
その時に気をつけるべきマナーは以下のとおりです。
- 約束の5~10分前に到着
- コートなどはビルに入る前に脱ぐ
- 携帯電話の電源はOFF
- 身だしなみをチェック
受付では、用件や名前を名乗る必要があります。
以下のように受付の方に伝えましょう。
「本日〇時に面接のお約束をいただいております、〇〇(氏名)と申します。人事ご担当の〇〇様にお取り次ぎをお願いいたします。」
伝え終われば、指示に従いましょう。
大体は、待合室に案内されるので、携帯電話や本などを読まずに、静かに待っておきましょう。
2. 待機時
企業によっては面接準備のために、応接スペースや控室に案内される場合もあります。
もし先客がいるなら迷惑をかけないように静かに席に着きましょう。
携帯電話をみたり本を読むのはNGです。
また、キョロキョロすると落ち着きないとマイナス評価につながる可能性があるので注意しましょう。
3. 入室時
名前を呼ばれたら以下のような手順で入室しましょう。
- ノックをする(3回)
- 入室
- 最初のあいさつ
- 着座
基本的に、ドアがしまっている状態から面接はスタートするのでノックは必要ですが、いらない場合もあります。
面接準備が終わり、そのまま案内される場合です。
ドアはすでに開いているので、ドアの前で「失礼します」と断り入室しましょう。
名前を呼ばれたらドアを3回ノックし、返事があれば「失礼します」と断り入室しましょう。
扉を閉める際は、ドアの方を振り返り静かに閉めましょう。
席の横まで進み、自ら「本日はお時間ありがとうございます。〇〇(氏名)と申します。よろしくお願いいたします。」と元気に言いましょう。
面接官に「どうぞ、おかけになってください」と言われたら、席に着くようにしてください。
カバンやリュックなどは椅子の横に置きましょう。
面接スタートです。
4. 退室時
面接終了後は、席を立ち「ありがとうございました」とあいさつしましょう。
退室時は、ドアの前まで進み面接官に向かって「失礼いたします」と言って、ドアを静かに閉めて退室しましょう。
転職面接でよくある質問Q&A
転職面接でよくある質問は以下のとおりです。
- 面接の所要時間はどのくらい?
- 本音で話してもいいですか?
- 自分に強みがない場合は面接でどうアピールしたらいい?
- 1時間の面接であればどのくらい質問されますか
- 面接が1回しかない理由は?
それぞれ詳しく解説します。
面接の所要時間はどのくらい?
基本的な転職の面接時間は、30~1時間とされています。
しかし、10~20分と面接時間が短時間の企業も多くあります。
逆に、1~2時間近くかかる企業も珍しくありません。
「面接時間が短かったから落ちた」と時間で合否を判断しないようにしましょう。
本音で話してもいいですか?
基本的に転職理由は本音であるほうがよいです。
ただ、現職の不満や悪口を言ってしまうとマイナス評価となります。
例えば、「上司と合わない」「残業が多い」など、転職理由がネガティブなら採用担当者は企業ではなくあなたに問題があると疑ってしまいます。
そのため、ネガティブな理由で退職した場合は、ネガティブな言葉をポジティブに言い換えて転職理由にしましょう。
以下が例です。
ネガティブな理由 | ポジティブな理由 |
上司が高圧的な態度 | 自分の意見やアイデアを積極的に発信したい |
仕事にやりがいがない | お客様へ貢献できる仕事がしたい |
キャリアップが見込めない | 御社だからこそ経験できる業務を通じて、専門性を磨きたい |
人間関係が悪い | 周りと連携を取りながらチームワークよく働きたい |
会社が遠くて通勤がつらい | 仕事にもっと打ち込みたい |
給与が低すぎる | 努力や成績を正当に評価してくれる会社で働きたい |
サービス残業が多い | 努力や成果に見合う評価をしてほしい |
以上のように言い換えて、転職理由を考えましょう。
自分に強みがない場合は面接でどうアピールしたらいい?
転職活動をする上で、「自分の強みがわかない」方は多くいます。
ただ、「強み」は誰にも何かしらあるはずです。
強みがわからない方は3つの原因が考えられます。
- 強みに気付かない
- 長所を強みとして認識しない
- 強みをすごいスキルと勘違い
基本的に、自分の強みは自己分析をするとわかるでしょう。
自分があたり前に考えていることや普通にできることが、他の方にはできない場合があります。
そのため、自分の強みがわからない方は自己分析から始めてみましょう。
以下の記事で詳しく解説しているので、参考にしてください。
【転職成功】自己分析とは!超簡単にできるやり方から本格的な方法まで徹底解説
1時間の面接であればどのくらい質問されますか?
企業によって異なりますが、10個程度の質問がくると考えておきましょう。
面接も「雑談形式」「一問一答形式」など企業ごとで違います。
ただし、面接官が見ているポイントはほとんど一緒なので、基本的な質問に対する回答は必ず用意しておきましょう。
以下の記事で基本的な質問は網羅しているので、ぜひ参考にしてください。
面接が1回しかない理由は?
基本的に面接は1回しかない企業もあれば、2~3回行う企業もあります。
どちらも、珍しいことではありません。
面接が1回しかない理由は以下のようなものが多いでしょう。
- 人間性が重要な職種
- 従業員が少ない
- 求職者のレベルが高い
もしも1回しかない面接で落ちた場合は、企業とマッチしなかっただけなので、落ち込む必要はありません。
徹底的に自己分析を行い自分の強みや特徴を活かせる企業を選択していきましょう。
初めての転職で不安なら転職エージェントを利用しよう
本記事で紹介した質問の流れがわかれば、事前に面接の準備ができ採用される確率もアップします。
ただ、面接を実際に練習したい方やもっと詳しく知っておきたい方もいるでしょう。
そのような方は、アゲルキャリアの転職エージェントをおすすめします。
営業就活ドットコムであれば、営業に特化しているので営業職に響く質問に対する回答を用意できます。
業界を深く知っているので、一人ひとりに合った転職先を紹介してもらえるでしょう。
転職したいものの、自分に自信がない方はアゲルキャリアを利用してみてください。
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