転職の面接でよく聞かれる10の質問【回答例と面接対策付き】
転職活動をしていると必ずといっていいほど面接を受けることになりますが、どのような質問があってそれに対してどう答えればよいのか分からないという方も多いでしょう。
そこで、本記事では転職の面接でよく聞かれる10の質問を紹介します。
質問の内容だけでなく10の質問に対する回答例とその他の面接対策(身だしなみのマナーや行動面の注意事項など)についても紹介しているので、転職の面接対策について全般的に対策をしたい方におすすめの記事です。
【転職で聞かれること】面接でよく聞かれる10の質問と回答例
さっそく転職の面接で聞かれる10の質問と回答例を紹介します。
転職の面接では必ず聞かれる質問があるので、事前に傾向と対策を知っておけば問題なくこなせるでしょう。
ここで紹介する10の質問の内容と回答例を参考にしつつ、自分なりの回答を用意するようにしてください。
1.自己紹介をお願いします
本日は貴重なお時間をいただき、誠にありがとうございます。
〇〇(氏名)と申します。
よろしくお願いいたします。
前職では、製造業の法人様向けに生産管理のITシステムを販売する営業をしておりました。
頻繁にお客様の工場を訪問し、システムの稼働状況の確認や隠れたニーズを探るためのヒアリングに力を注いでお客様に喜んでいただいた経験がございます。
お客様と信頼関係を築いて悩みをヒアリングすることでより、魅力的な提案ができたので最終的に前年比120%の売上を達成することができました。
営業としてお客様にも会社にも貢献できたと考えております。
本日はよろしくお願いいたします。
自己紹介は簡潔にまとめましょう。
氏名に加え、経歴やアピールポイントとなる内容を3分以内に収まるようにすることで面接官にストレスを与えることなく自己紹介ができます。
また、自分のアピールポイントと絡めて自己紹介するパターンや前職の経歴を絡めて自己紹介するパターンなど、複数の自己紹介文を用意しておくとどのような面接でも柔軟に対応できるようになるでしょう。
2.前職の経歴を含めて自己紹介をお願いします
〇〇(氏名)と申します。
本日は貴重なお時間をいただきありがとうございます。
前職は経営コンサルタントとして5年間働いてきました。
主に経営戦略の立案と実行支援、経営戦略に基づく組織体制の提案などに取り組み、お客様の業績アップに貢献しております。
DXによるビジネスモデル変革に力を注いでいる御社で、新しい経営戦略を構築することに貢献できると考えております。
本日は、何とぞよろしくお願いいたします。
前職の経歴を紹介すると同時に、応募先の企業のキャリアにつながるように話すことで面接官に興味を持ってもらいやすくなります。
応募する会社や職種に関係する経験やスキルに触れておくことがポイントです。
単純に自分の経歴を時系列で紹介するようなことのないようにしましょう。
面接は時間が限られているので面接官がやりたいことができなくなってしまいますし、最悪の場合は面接官に退屈な印象を与えてしまいます。
応募先の企業に関連することをピックアップして自己紹介するようにしましょう。
3.あなたの強みを教えてください
私の強みは、論理的思考力を生かしたプレゼンテーションスキルです。
営業職として配属された後お客様を訪問してプレゼンをしたのですが、いつもお客様の反応が悪く成績も上がりませんでした。
先輩社員に自分の商談内容を見てもらったところ、話が論理的でないから分かりにくいと厳しいフィードバックを受けたのです。
そこで、社内でも社外でも常にPREPで話すようにしたところ、お客様の反応が明らかに変わり成約率が30%上がりました。
また、自身の売上を上げるだけでなくPREPの話し方やプレゼン方法を後輩に伝えて後輩の営業成績(売上)を10%上げることに成功しています。
御社でもこの論理的思考を生かしたプレゼンテーションスキルで売上アップに貢献できると考えております。
自身の強みを生かして前職でどのような活躍をしていたのかを語ることでより説得力が生まれています。
特に、目標達成や過去の業績と比較して何%アップしたのかなどの実績は大きなアピールポイントになるので積極的に数字を使って表現しましょう。
4.これまでの成功体験を教えてください
私はこれまでマーケティング部署に所属して複数の部署を巻き込んでセミナーを企画&運営し、新規顧客獲得目標10件を大幅に超える20件獲得した成功体験があります。
前職では営業チームが新規顧客獲得に苦労しており、既存顧客からの継続注文でなんとか業績を維持している状態でした。
しかし、誰も新規顧客獲得のアイデアを持っておらずじわじわと業績が右肩下がりになっていたので対策として新たにマーケティングチームが新設されたのです。
マーケティングチームに配属された私は既存のお客様が記入されたアンケートを一つ一つ読み、自社の商品を最も評価してくださるお客様をベースにペルソナシートを作成してその人が興味を持ちそうなテーマで商品紹介のセミナーを企画しました。
営業チームには当時の商談の状況を細かくヒアリングしてペルソナが抱えるニーズに齟齬がないかを確認してもらい、商品開発チームには実際の商品機能と説明の内容が合っているかを確認して協力を仰いでいます。
そしてセミナーを開催したところ、ペルソナに該当するお客様から多数問い合わせがあり、一つのセミナーで20件の新規顧客を獲得することに成功しました。
単純に成功体験として実績をアピールするだけでは不十分です。
どのような背景があったのかを含めて説明することで、面接官により臨場感を感じてもらえるようになります。
エピソードとともに数字で業績をアピールすると、より面接官に良い印象を与えられるので回答例を参考に作成してみましょう。
5.あなたの短所を教えてください
私の短所は頑固なところです。
自分が決めたことに対するこだわりが強く、上司や先輩と意見が衝突することも頻繁に起こっていました。
自分の意見を主張し続けた結果、お客様に的外れな提案をしてしまうこととなり反省をしました。
その失敗から学んだことは「誰が正しいか」ではなく「何が正しいか」で判断することです。
自分の意見が常に正しいとは限らないので、お客様が求めていることや集まっているデータなどの事実をベースに客観的かつ論理的に何が正しいかを考えて誰もが納得できる意見を言えるようになりました。
ここでは、頑固という短所を取り上げました。
主張に一貫性があるのは良いことなのですが、こだわりすぎると周囲と齟齬を生む原因にもなりえます。
だからこそ、判断基準を「何が正しいか」に置き換えることでより幅広い視点で物事を考えられるようになり、主張に一貫性があるという秀でた側面を生かすことに成功しているのです。
6.これまでの仕事での失敗体験を教えてください
私は営業チームのリーダーに抜擢された際、部下との接し方を間違えた経験があります。
元々部下や後輩と接することは好きだったのですが、部下や後輩ができない仕事は私が巻き取ることが多かったのです。
そのため、リーダーとして求められる「部下や後輩の育成」ができておらず、チームの営業成績が下がってしまいました。
私ばかりが忙しく、他のメンバーは仕事がないということも。
そこで、私はメンバーに少しずつ仕事を渡していき、自分では案件や仕事を抱えないようにしました。
結果としてチーム全体が適度に稼働する状況を生み出せたため、私の負担も楽になり営業成績も前年比110%を達成できたのです。
職場のリーダーとして人材育成に関する失敗例を挙げました。
自分の役割がどのようなものを求められているのかを客観的に理解することで、目的を把握する力が身に付いたことをアピールできています。
短所は見方を変えれば長所になりえるので、乗り越えた経験を織り交ぜて長所に言い換えられるようにすれば面接官に好印象を与えられるでしょう。
7.これまでどのような仕事をしてきましたか?
システムエンジニアとして5年間働いてきました。
入社して3年間はプロジェクトチームのメンバーとしてシステム開発に携わってきた経験があります。
残りの2年間はシステム開発のチームリーダーとしてプロジェクト管理の仕事も担当させていただきました。
プロジェクトの納期から逆算してプロジェクト全体の進捗を管理し、メンバー間の仕事の調整をすることで納期順守を常に心がけた経験があります。
単純に仕事の内容を並べるだけの回答は避けましょう。
面接官はその実務経験でどのような行動をしてきたのかを見たいのです。
システムエンジニアとして稼働するだけではなくリーダーとしてプロジェクトの工程管理を担っているのを伝えることで、管理職としての能力があることをアピールできます。
経験してきた仕事内容に加えてどのような行動をとってきたかをセットで説明することで、採用担当者は求めるスキルや知識を持っているかを判断しやすくなるので覚えておきましょう。
8.なぜ転職しようと思ったのですか?
今の職場は入社当初から長時間残業が常態化しており、転職をしようと思いました。
具体的には、7:00〜23:00までの勤務時間になることが多く、私以外にも3名同じ状態の先輩や同僚がいます。
請求書発行やその他事務作業などの業務が稼働を圧迫していたため、システム導入の提案や増員のプランを提案しましたが変化を好まない社風のため却下されました。
現状の状態が続けば、DXなどに先んじて取り組む企業に市場競争で淘汰されるリスクも感じ、転職を決意した次第です。
現職の長時間労働を理由に転職する場合、具体的な労働時間を伝えるようにしましょう。
また、周囲のメンバーも同じ状況であることを併せて伝えることで能力不足ではないこともアピールできます。
なお、回答例では改善のために具体的にシステム導入や人員増の提案をしたことも記載しています。
なぜなら、そうすることで改善に取り組んだ主体的な姿勢もアピールしており、保守的な企業の姿勢とは合わなかったことをアピールできるからです。
ワークライフバランスを重視しつつも自然な流れで面接官にアピールできるので参考にしてください。
9.なぜ弊社を志望したのですか?
「システムは経営課題の解決」という御社の理念に共感したためです。
私は元々システムエンジニアとして便利なシステムを開発することにやりがいを感じてきました。
世の中で生じている長時間労働や低い生産性を改善することが楽しく開発にいそしんできましたが、それはより深掘りすれば経営課題の改善であることに気付きました。
世の中の企業ではシステム導入によるDXがトレンドですが、実際にはまだ発展途上の領域だと思っております。
私がお客様の経営課題の核となる部分を理解し、それを解決するシステム開発をすればより生産性向上に貢献できると考えております。
自分自身の体験を踏まえて応募先の企業に貢献できるという内容に一貫性があることが良い点です。
応募先の企業が目的にしていることを理解して具体的な貢献内容を話せば、面接官に良い印象を与えられるでしょう。
時間に余裕があれば、入社後の活躍する姿や将来のキャリアについても併せて伝えられるのでより説得力のある内容にすることも可能です。
10.入社後はどのようになりたいですか?
私はお客様の一番の理解者となり、お客様の声を反映した新商品開発に携わりたいと考えております。
現職の仕事内容は営業で、お客様の悩みをヒアリングして良い提案をできたときが最もやりがいを感じる瞬間です。
一方、自分で商品開発ができればもっとお客様に貢献できるのに現状はそれができていないというもどかしさも同時に感じております。
御社に入社させていただいた後は、営業活動に取り組みつつ新商品開発に携わらせていただき、よりお客様のニーズに訴求するものを作りたいと考えております。
営業活動の経験を生かしたキャリアプランを述べている回答例です。
未経験業界でも経験済みの業界でも同じですが、将来のキャリアプランと現状の職務経験がひも付いているとより説得力が生まれます。
営業職であればマーケティングや営業戦略、新商品開発などのキャリアにつなげられます。
また、未経験業界に挑戦する場合は未経験でも挑戦したいと思った理由を整理しておくとキャリアプランを考えやすいでしょう。
【転職で聞かれること】面接で回答しづらい質問の回答方法
転職する場合、面接で回答しづらい質問を受けることも多々あります。
ここでは、実際に面接で回答しづらい質問に対する回答方法を紹介します。
具体的には、以下の三つです。
・面接までにブランクがあった場合の回答方法
・過去の転職回数が多い場合の回答方法
・逆質問
それぞれ詳しく解説します。
面接までにブランクがあった場合の回答方法
前職を退職してから次の応募までに空白期間があると、面接官から勤労意欲を疑われてしまいます。
ブランクがあった場合でも、何もしないで過ごしているのと何らかの理由がある場合では与える印象が大きく異なるので注意しましょう。
なお、ブランク自体に問題はありません。
前職で長時間労働が続き、体調を崩していたため療養に専念しておりました。
現在は回復しており、問題なく仕事ができます。
なお、体調が回復してきた後になりますが次のキャリアを目指すために資格取得に挑戦しました。
売上アップに貢献する仕事がしたいと考え、マーケティング実務検定に挑戦し2級を獲得しております。
学んだ知識を生かして御社の売上向上に貢献したいと考えております。
ブランクの内容を述べるだけでなく、今後の仕事につながることを述べると面接官に好印象を与えられます。
特に、資格取得や自己啓発などに時間を費やしていたことを述べるとより良い印象を与えられるでしょう。
何もしていなかったと述べるだけでは面接官に良い印象を与えられないので、主体的に何かに取り組む姿勢をアピールすることが重要です。
過去の転職回数が多い場合の回答方法
転職回数が多い場合も注意が必要です。
というのも、過去の転職回数が多いとその理由を問われる可能性が高いからです。
過去に転職を繰り返した理由をしっかりと用意しておくことで面接官からの質問にスムーズに答えられるようになります。
もしもスムーズに答えられない場合は、面接官から「すぐに退職してしまいそう」「定着しにくい人材だ」と思われてしまうので注意が必要です。
以前は営業事務の仕事を担当しておりました。
しかしながら、与えられた役割の範囲が狭くやりがいを感じられませんでした。
営業や販売、マーケティングなどの仕事には興味があったので、営業職やマーケティング職を経験することでスキルアップに努めてきました。
集客から売上計上までの商流に関する仕事を一通り経験した結果、集客に関する仕事が最も貢献できると考え、御社のマーケティング部門を志望させていただきました。
転職の理由はただ漫然と経歴を述べるのではなく、どのような意図があってそのような行動をしたのかを説明しましょう。
また、言葉遣いも重要です。
「仕事が楽しくない」は「やりがいがない」、「職場の人間関係にストレスを抱えていた」は「よりチームワークを生かした仕事がしたい」、「残業がつらい」は「自分自身の生産性を高めてスキルアップしたい」などプラスの表現に言い換えましょう。
逆質問
面接では、逆質問を求められるケースも多々あります。
逆質問は、一次面接から最終面接のどの場面でも登場する可能性があるためしっかり準備しておきましょう。
逆質問をする理由は、主に以下のようなものがあります。
・積極的に質問する姿を見て志望度の高さを測る
・発言内容で自社に合う人材かどうかを見る
・コミュニケーション能力がどれほどかを見る
・応募者が感じる疑問点を解消する
企業研究を熱心に行ってきた応募者であれば、質問が複数思い浮かぶはずです。
「何もない」と答えてしまうと面接官からやる気のない人物だと判断されてしまう可能性が高いので、いくつか気になる質問を面接前に用意しておくとよいでしょう。
マーケティング部に配属させていただいた場合、どのような仕事を担当させていただけるのでしょうか。
マーケティングの概念は幅広いので、事前に確認させていただきたく存じます。
逆質問は、裏を返せば絶好のアピールチャンスでもあります。
自分が気になることは積極的に質問しましょう。
特に、自分が希望する仕事の具体的な仕事内容や実際に働いている社員の様子などを聞いておくと効果的です。
応募者も回答の内容から職場の雰囲気や仕事内容を具体的に想像できるようになるからです。
なお、ホームページや募集要項に書いてあるような内容を質問すると逆効果ですので避けましょう。
【転職で聞かれること】面接で好印象を与える伝え方
転職の面接ではこれまで紹介した質問内容に答えられることが最も重要ですが、伝え方も大事です。
ここでは、面接官に好印象を与えられる伝え方を紹介します。
これまでの質問に対する回答が用意できたら、伝え方も工夫することをおすすめします。
面接の通過率が上がるので積極的に伝え方を練習しましょう。
企業研究で転職の熱意を伝える
応募している企業が、同業他社と比較してどのような差別化ポイントがあるのかを知ることは重要です。
なぜなら、その企業へ転職を希望する理由が明確になるからです。
まずは業界研究から始めましょう。
その上であなたが何に興味を抱いておりどのような仕事内容に魅力を感じるのかを明らかにすることで、応募する企業を絞り込むことができます。
企業の絞り込みができたら、企業のホームページや募集要項などを詳細に確認して企業に関する情報を集めます。
より具体的に企業の情報を知りたい場合は、転職フェアやイベントに参加するとよいでしょう。
同業他社に勤める友人がいれば、企業や業界の雰囲気を聞いておけばより具体的に自分が働く姿をイメージできるようになります。
ここまで企業研究をやりこめば、その会社に入りたい理由も明確になるので転職の熱意が伝わりやすくなるのでぜひ実践しましょう。
入社後のキャリアプランを明確に伝える
転職の場合は社会人経験があるので、入社後のキャリアプランをある程度具体的にしておく必要があります。
面接官も即戦力として働いてくれることを希望している場合が多いので、入社後のキャリアプランや具体的な仕事内容を明確にしておくと好印象を与えられるでしょう。
なお、入社直後の仕事内容だけでなく、将来的にやりたい仕事も伝えるようにするとより良いです。
採用担当者にイメージが伝わるよう、明確なキャリアプランを考えておきましょう。
【転職で聞かれること】採用担当者の印象を悪くするNGな行動
続いて、面接で採用担当者の印象を悪くしてしまう行動を四つ紹介します。
具体的には、以下のとおりです。
・遅刻もしくは会場への到着が早すぎる
・口臭や香水
・自信のない言動や不適切な言葉遣いが目立つ
・相手の話をさえぎって回答する
これらの行動が目立つと、どれだけ面接の準備をしていても面接官にマイナスな印象を与えてしまうので注意しましょう。
それぞれ詳しく解説します。
遅刻もしくは会場への到着が早すぎる
面接時に遅刻もしくは会場への到着が早すぎるなどの行動は絶対に避けましょう。
遅刻は言わずもがなですが、会場への到着が早すぎるのも問題です。
というのも、採用担当者が準備できておらず、気を遣わせてしまうからです。
どちらも採用担当者の時間を奪ってしまう行為なので、迷惑行為になってしまいます。
到着時間は、面接開始の5分〜10分前になるようスケジュールを組んでおきましょう。
口臭や香水
口臭や香水の匂いがきつすぎることも問題です。
ビジネスマン以前に、人としてのマナー・エチケットに関わる問題なので配慮しておきましょう。
口臭や香水の匂いがきつすぎると、入社後もお客様の前で同じような行為をする人間だと判断されてしまいかねません。
外に出る際のエチケットとして普段から気を付けるようにしましょう。
自信のない言動や不適切な言葉遣いが目立つ
面接官と目を合わせられず、自信のない様子が分かるような態度は避けましょう。
「仕事に対する自信はありませんが、雇ってほしい」という要望が通じないのは自明の理です。
面接で緊張してしまうのは致し方ないことですが、その仕事のプロとして働くという意識を常に持つようにしましょう。
面接では、マイナスな印象を与えないよう胸を張って目線を上げ、ゆっくりとした行動や発言を意識してください。
なお、どうしても面接官と目を合わせられないという方は、話すときに相手のネクタイの結び目や額の部分を見るように意識するとよいでしょう。
また、不適切な言葉遣いはそれだけで印象を悪くしてしまうので避けましょう。
社会人経験があるにもかかわらず、言葉遣いが不適切なのは大きなマイナスポイントになります。
敬語が使えない、間違った敬語を使ってしまうなどの自覚がある方は早めに修正しましょう。
相手の話をさえぎって回答する
緊張のあまり早口になったり、相手が話し終わる前に話し始めてしまう方もいますが、面接官にマイナスな印象を与えてしまうだけなので避けましょう。
相手の話を聞くことができない失礼な人間だと思われてしまうからです。
焦っている様子が全面に出てしまうと、面接官も質問しにくくなってしまいます。
面接官が質問する前に先走って回答し、その内容が的外れだった場合は目も当てられません。
対話がうまくいかないとマイナスの評価になってしまうので、面接官の話は最後までしっかり聞いてから回答することを心がけましょう。
なお、面接官が話し終わった後に質問の意図や内容を確認するのは問題ありません。
むしろ、面接官の質問に対して誠実に回答しようとする姿勢が伝わるので好印象を与えられます。
話を最後まで聞いても、的外れな回答をしてしまえばマイナス評価になってしまうので、それを防ぐためにも質問の内容を確認することをおすすめします。
【転職で聞かれること】面接で押さえておきたいマナー
続いて、面接で押さえておきたいマナーを紹介します。
面接官に好印象を与えられるような行動を心がけ、面接の通過率を上げましょう。
入退室は冷静かつ丁寧な言動で対応する
面接は、入室時から始まっています。
慌てずゆっくりと入室するようにしましょう。
ノックの回数は2〜3回がちょうど良いです。
ノックの後は、相手の返事を待ってから「失礼します」とあいさつをして入室するとスムーズでしょう。
ドアの開け閉めも静かに行ってください。
退出時の立ち振る舞いも見られているので注意が必要です。
入室時と同様、「ありがとうございました」とお礼を言って静かに退室しましょう。
面接官の目を見てハキハキと会話する
面接官と会話する際は、相手の目を見てハキハキと会話することを意識しましょう。
面接官に自信がある様子をアピールできます。
声が小さかったり言葉遣いの歯切れが悪いと、マイナスな印象を与えてしまうのでできる限りはっきりとした言葉遣いをすると好印象です。
面接では複数の面接官と会話をすることになるケースが多いので、質問を受けたら質問をしてきた面接官に身体を向けるようにしましょう。
そうすると、自然に面接官と目を合わせて話すようになります。
面接官と対等に会話する姿勢を見せ、コミュニケーション能力の高さをアピールしましょう。
まとめ
本記事で紹介した面接の対策をしっかり行えば、転職の成功率を高められます。
しかしながら、自分なりに用意した質問の回答が問題ないか不安という方も多いでしょう。
そのような方は、アゲルキャリアの転職エージェントに相談しましょう。
アゲルキャリアは、転職希望者と採用企業をマッチさせることに秀でた転職エージェントが在籍しています。
その実績は本物で、最短1週間で内定が獲得できるほどです。
綿密なキャリア面談を行ってもらえるので、本記事で紹介した面接でよくある質問の回答内容も一緒に考えてもらえます。
しっかりとしたサポートが受けられるので、1週間のスピード内定が可能なのです。
転職をしたいものの、自分の実績に自信がない方は、ぜひアゲルキャリアに相談してスピード内定を実現しましょう。
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