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飛び込み営業で成功したい人必見!訪問前の事前準備5選&営業時のテクニック12選を注意点と合わせて解説

飛び込み営業で成功したい人必見!訪問前の事前準備5選&営業時のテクニック12選を注意点と合わせて解説

目次
  1. 飛び込み営業とは
  2. 多くの営業が「飛び込み営業が苦手」と感じる理由
  3. 【飛び込み営業のコツ】訪問前の5つの準備
  4. 【飛び込み営業のコツ】訪問時の12のテクニック
  5. 【飛び込み営業のコツ】失敗続きの時にやるべき行動
  6. 【飛び込み営業のコツ】落ち込まないためのマインド
  7. 【飛び込み営業のコツ】やってはいけないNG行為
  8. どうしても「きつい」と感じたら飛び込み営業のない仕事へ転職もあり
  9. まとめ

飛び込み営業(アポなし営業)は、営業スキルを磨く絶好の機会である一方で、心理的な負担が大きく、「なかなか契約が取れない」「訪問先で門前払いされる」といった悩みを抱える方も多いのではないでしょうか。

特に営業を始めたばかりの新人営業の方は、毎日何十件も訪問しているのに思うように成果が出ず、モチベーションが下がってしまうこともあるかもしれません。

しかし、事前準備をしっかり行い、効果的な営業テクニックを活用すれば、アポ率・受注率を着実に向上させることができます

本記事では、飛び込み営業で成果を出すための「事前準備5選」と「営業テクニック13選」を詳しく解説します。

訪問前の準備から営業中のトーク術、さらに契約につなげるためのアフターフォローまで、実践しやすい具体的なコツを紹介します。

飛び込み営業で結果を出したい方は、ぜひ最後までお読みください。

飛び込み営業とは

飛び込み営業とは、事前にアポイントを取らずに企業や個人宅を訪問し、直接営業を行う手法です

電話やメールではなく、対面でのアプローチとなるため、コミュニケーション能力が問われます。

営業職の中でも難易度が高いとされる一方で、対面だからこそ相手の反応を見ながら柔軟に対応できるメリットもあります。

飛び込み営業の成功には、いくつかのコツがあります。

まず、訪問する企業や個人の情報を事前にリサーチし、最適なアプローチ方法を考えることが重要です。

また、受付で断られることが多いため、担当者と直接話せるように工夫する必要があります。

そのためには、受付の方とも良好な関係を築くことが大切です。

さらに、飛び込み営業では「第一印象」が成約に大きく影響します。

明るい表情や適切な身だしなみを意識し、相手が話を聞きやすい雰囲気を作ることも重要です。

こうしたポイントを押さえることで、飛び込み営業の成果を高めることができます。

多くの営業が「飛び込み営業が苦手」と感じる理由

飛び込み営業は営業職の中でも特にハードルが高く、多くの人が苦手意識を持ちやすい営業手法です。

その理由として、「訪問先で拒絶されること」「事前情報の不足」「受注率の低さ」「精神的・肉体的な負担の大きさ」などが挙げられます

アポなしで訪問するため、相手に話を聞いてもらえないことも多く、何度も断られることで自信を失いがちです。

また、事前情報が少ない状況では、相手のニーズを把握しづらく、会話をスムーズに進めるのが難しくなります。

さらに、飛び込み営業は成約率が低いため、努力が結果に結びつきにくく、モチベーションを維持しづらい側面もあります。

ここからは、これらの課題がなぜ生まれるのかも含めて、詳細な要因をご紹介します。

拒絶されることに対する恐怖

飛び込み営業では、突然の訪問に対して相手が警戒心を抱きやすく、「忙しい」「必要ない」と門前払いされることが少なくありません

特に、経験が浅い営業マンほど断られることに対する精神的なダメージが大きく、「また断られるのではないか」と不安を感じやすくなります。

この積み重ねが苦手意識につながり、飛び込み営業への抵抗感が生まれるのです。

事前情報が少なく会話をリードしづらい

アポイントを取って行う営業と違い、飛び込み営業では相手のニーズや関心を事前に把握するのが難しいため、適切なアプローチがしにくくなります

業界や企業によって求めるものが異なるため、相手に響く提案を即座に考えなければならず、準備不足による不安を感じる営業マンが多いです。

さらに、予期せぬ質問をされると適切に対応できず、自信を失う要因になります。

受注率が低い

飛び込み営業は、他の営業手法と比べても受注率が低いことが大きな課題です。

事前にアポイントを取っていないため、相手が営業を受け入れる準備ができておらず、そもそも話を聞いてもらえないことも多いのです

さらに、訪問先の企業や個人がすでに競合他社の商品・サービスを利用している場合、契約を切り替えてもらうのは簡単ではありません。

また、飛び込み営業は「数をこなすこと」が基本となりますが、何十件訪問しても契約につながらないと、営業担当者のモチベーションが下がりやすくなります。

努力が成果に直結しづらいため、「この営業方法で本当に契約が取れるのか?」と不安を感じる人も少なくありません。

モチベーションが悪い状態絵営業活動を行えば、契約までの道のりはさらに遠くなります。

受注率がいくら経っても上がらず、負のループに陥ってしまいやすいのです。

肉体的にも精神的にも負担が大きい

飛び込み営業は、一日に何十件も訪問しなければならず、体力的な負担が大きい仕事です

加えて、成果が出るまで時間がかかることが多く、努力がすぐに報われないことがモチベーションの低下につながります。

また、天候や季節による影響(真夏や真冬の訪問、雨の日の外回りなど)もあり、精神的にも「つらい」と感じる営業マンが少なくありません。

【飛び込み営業のコツ】訪問前の5つの準備

飛び込み営業でまずやっておきたいことが事前準備です。

事前準備が整っているかどうかで、その日のアポ率・受注率が変わると言っても過言ではありません

この項目でご紹介する5つのコツは、飛び込み訪問の前に準備しておきたいことです。

高度なスキルがいるものではなく、営業として最初に覚えるべき基本的な事前準備です。

ぜひ次の飛び込み営業から実践してみてください。

トークスクリプトの準備

飛び込み営業では、アポなしで突然訪問するため、相手の警戒心を解くことが最初のハードルとなります。

事前に話す内容を整理しておくことで、話の流れをスムーズにし、短時間で相手の関心を引くことが可能になります。

また、想定される質問や断り文句に対する回答も準備できるため、会話が途切れるリスクを減らせます。

トークスクリプト作成のコツ
    1.自己紹介と営業の目的は簡潔に伝える
    最初に「どこの誰で、何の目的で訪問したのか」を明確に伝えましょう。

    長々と話すと相手が興味を失うため、シンプルな自己紹介を心がけます。

    2.相手のメリットを強調して伝える
    商品・サービスの特徴を説明するのではなく、「相手にどんなメリットがあるか」を強調して話すことが大切です。
    例えば、「コスト削減」「業務の効率化」など、具体的なベネフィットを伝えることが重要です。

    3.想定される質問や断り文句に対する回答を準備
    飛び込み営業では「忙しい」「間に合っている」などの断り文句がよく出ます。
    これに対し、「短時間でご案内できます」「他社との違いを簡単にご説明します」といった切り返しを用意しておくことで、会話を続けやすくなります。

    4.クロージングの流れも考える
    最終的なゴールは契約の獲得ですが、飛び込み営業ではいきなり契約を求めるのではなく、まずは「次回のアポイント」や「資料送付」などの小さなステップを目指すのが効果的です。

トークスクリプトをしっかり準備することで、自信を持って営業に臨めるようになり、成約率の向上にもつながります。

飛び込み営業の成果を上げるために、ぜひ実践してみてください。

資料やタブレットの準備

飛び込み営業にはサービス資料やチラシを持っていくことが基本ですが、加えてオリジナルのペライチチラシなどを持っていくのもおすすめです

たとえば、お客様が読んで「ためになる」と感じられるような情報などです。

扱っているサービスが人材だとしたら、毎月の採用市場の推移などを持っていくなど。

採用戦略のヒントになりますし、自社の人材サービスを「やってみようかな」というきっかけにもなるでしょう。

訪問先の情報の準備

法人営業の場合は特に訪問先の企業情報を調べることをおすすめします。

ホームページなどから従業員数や業態などを把握しておけば、アイスブレイクで会話をするときにスムーズです

また、自社のサービスで訪問先企業にどう課題解決できそうかの把握をすることもできます。

もし決裁者に会えた場合、事前に調べて提案できそうな内容を想定しておけば具体的な話に持っていくこともできるでしょう。

訪問先の情報を調べるときにみておきたいポイント

訪問先の情報を調べるときにみておきたいポイント
  • 経営者の情報(SNSなどで趣味などをみておくこともおすすめ)
  • IR情報
  • 従業員数
  • 展開予定の事業について(自社サービスをどのフェーズで提案できそうかを想像すると良い)
  • 他社と差別化している実績など

アイスブレイクの準備

アイスブレイクとは、具体的な営業に入る前の軽い雑談です

いきなり営業トークを始めると相手は警戒してしまうので、アイスブレイクで場を和ませてから本題に入るというのが営業の鉄則です。

アイスブレイクの内容は、相手が興味を引きそうな話題がおすすめです。

例えば法人の場合、事前に調べた訪問先企業の情報などをもとに話すと良いでしょう。

以下のような話が無難です。

  • 訪問先企業の業界の時事ネタ
  • →「最近この業界ではこんなニュースがありましたね」

  • 訪問先企業の新サービスについて
  • →「御社ではこんな新製品が発売されましたね!広告でよく見かけますがとても力を入れて広報なさってますね!」

  • 訪問したときに目についたものを褒める(表彰状や目立つインテリアなど)
  • →「この表彰状ってxxからの表彰ですか?さすが御社はxx業界でトップクラスですもんね!」

    また、個人の場合は少しフランクにアイスブレイクしても良いでしょう。

    相手の年齢に合わせて、以下のような話をすると効果的です。

  • 自宅の広さやインテリアを褒める
  • →「とても立派なお家ですね!かなりこだわって作られたんですか?」

  • 提案するサービスに共通する話題を振る
  • →「お子様はお受験とか考えられますか?弊社のお客様でも、将来的にお受験を考えて保険に入る人がが増えてきましたよ。」

なお、アイスブレイクでNGとされている話題は、政治・宗教・スポーツ(どこのチームが好きかなど)です。

価値観の違いが思わぬトラブルに発展することもあるので注意しましょう。

身なりの準備

人は会って3秒で印象が決まると言われています。

飛び込み営業の場合はとくに第一印象の良し悪しで話を聞いてもらえるか否かが決まります

たかが見た目、されど見た目です。

次のポイントは訪問前にチェックしておきましょう。

訪問前にチェックしておきたいポイント
  • 寝ぐせがついていないか
  • 口臭は大丈夫か
  • スーツやシャツにシワや汚れがないか
  • 靴に汚れがないか
  • ネクタイが曲がっていないか
  • メイクがよれていないか
  • きつい香水を付けていないか
  • ストッキングが伝線していないか

    また、見た目を整えることに加えて、笑顔のトレーニングもしておくと良いでしょう。

    顔の筋肉が凝り固まっていると自然な笑顔が作れず、「うさんくさい」という印象を持たれてしまうかもしれません。

    1件1件の扉を開けるときに、120%の笑顔を意識できるようにしましょう。

    【飛び込み営業のコツ】訪問時の12のテクニック

    ここからは、飛び込み営業の訪問時の営業テクニックや意識したいことを12通りご紹介します。

    少し多いですが、今からご紹介する方法は営業に慣れていない新人からでも取り入れられるテクニックです

    ぜひこれを抑えて飛び込み営業の打率を上げましょう。

    1.決裁者に会える時間帯を狙う

    飛び込み営業をしても決裁者に会えなければ具体的なアプローチができません。

    相手が法人の場合は経営者、個人の場合は一家の主人がいる時間帯を想定して訪問しましょう

    細かくいうと業種や家族構成によって違うので、以下を意識して訪問時間を工夫してみてください。

    ・飲食店経営者…14〜16時の間

    ・クリニック経営者…午前と午後の診療時間の間

    ・小さなお子様がいる個人宅…15〜16時の間(保育園の迎えや家事で忙しい時間以外)

    なお、把握が難しい場合は、「個人宅は10〜11時・13〜16時までの間」「法人は10〜11時・13〜15時の間」が突然訪問しても失礼ではない時間帯なのでおすすめです。

    2.名刺獲得数にこだわろう

    飛び込み営業では、その場で受注につなげることが理想ですが、実際にはすぐに契約できるケースは多くありません。

    だからこそ、最初は名刺交換を徹底してリード顧客を増やすことが大切です

    リード顧客は「見込み顧客」とも呼ばれ、今後アプローチする価値がある契約見込みを持った顧客のことです。

    名刺を獲得できれば後からメールや電話で改めてアプローチできるため、訪問時に決裁者と直接話せなかった場合でも関係を築くチャンスが生まれます。

    また、受注率は営業フローがしっかり整っていれば、誰が対応しても一定の水準を維持できます。

    つまり、最終的な受注件数を増やすには、見込み顧客(リード顧客)の数をできるだけ多く確保しておくことが欠かせません。

    飛び込み営業では、ただ訪問件数を増やすのではなく、管理顧客を増やす意識を持ち、名刺獲得を一つの目標にすることが成果につながる鍵となるのです。

    3.笑顔で堂々と振る舞う

    飛び込み営業は第一印象の良し悪しで話を聞いてくれるかどうか左右されます。

    無表情やビクビクしながら入ってくる営業は警戒されやすいですし、断られやすい傾向にあります。

    逆に笑顔で堂々とした余裕のある雰囲気の営業は信頼されやすく、耳を傾けてくれることが多いです

    営業は、相手の事業や生活がより良くなるためのサービスを紹介しにきているわけなので、申し訳ない態度ではなく堂々と入りましょう。

    4.最初から売り込みしない

    最初からガツガツ売り込んでしまうと、「面倒くさいな」という印象を持たれてしまい断られやすくなってしまいます

    アイスブレイクで場を和ませたり、話すよりも聞く方を意識したりと、ガツガツした印象を抑えて接しましょう。

    なお、営業が顧客と会話をするときの「話す:聞く」の割合は3:7くらいが良いとされています。

    一つの話題を話したら、その2倍3倍の量を質問できるようにしておくと良いでしょう。

    5.落ち着いてゆっくりと話す

    早口の人は焦っている印象もありますし、高圧的な態度に感じられてしまいます。

    声のトーンは若干低めに、ゆっくりと落ち着いて話すようにしましょう。

    落ち着いて話す人は余裕があって安心感を与えることができます

    ただし、ゆっくりすぎても「頼りなさそう」といったイメージを持たれてしまう可能性もあります。

    適度なスピードを把握するためには、社内の先輩に協力してもらいながらロープレをしたり、トークスクリプトを話しているところを録音して聞いてみるなどして調整しましょう。

    6.質問も挟みながら話す

    営業トークで会話のキャッチボールができるとお客様は飽きません。

    営業側が話しすぎないように、ときどきはお客様へクエスチョンの話を投げかけましょう

    質問はYesかNoで答えられる内容ではなく、具体的な回答が返ってくるような内容がベターです。

    たとえば人材系の営業だとした場合、「御社ではどのような採用活動をおこなっているのですか?」など。

    具体的な回答が聞ける内容なら、課題解決できる提案をその場でできる可能性もありますし、次回のアポイントにもつなげやすいです。

    7.クローズド・クエスチョンを活用する

    飛び込み営業は限られた時間の中で提案をするため、「クローズドクエスチョン(閉じた質問)」と「オープンクエスチョン(開いた質問)」の適切な使い分けが大切です

    クローズドクエスチョンとオープンクエスチョンの違いは下記の通りです。

    1. クローズドクエスチョン

    クローズドクエスチョンは「はい」「いいえ」で答えられる質問です。

    これを使うことで、相手の関心度を素早く確認し、次の展開をスムーズに進められます。

    例えば、訪問時に「○○のサービスについてご存知ですか?」と聞くことで、相手が興味を持っているかどうかを判断できます。

    2. オープンクエスチョン

    オープンクエスチョンは自由に回答できる質問で、相手のニーズや課題を引き出すのに有効です。

    クローズドクエスチョンが選択式だとしたら、オープンクエスチョンは記述式といったイメージです。

    例えば、「現在、○○に関してどのような課題を感じていますか?」のように質問することで、相手の状況を把握し、提案につなげやすくなります。

    この2種類の質問をバランスよく活用することで、飛び込み営業の成功率を高めることができます。

    最初はクローズドクエスチョンで相手の関心度を確認しながら、状況に応じてオープンクエスチョンを採り入れると良いでしょう。

    8.資料にスパイスを加える

    資料は自社のパンフレットだけではなく、少し手の込んだものを用意しておくと良いです。

    たとえば、自社サービスの内容に絡んだ時事ネタをまとめた手作りの資料や、パンフレットに一言コメントを書くなどです

    もし決裁者に会えなくて資料だけ置いて帰ったとしても、手書きのメモが入った資料なら目を通す可能性があります。

    9.次回のアポイントを取る

    飛び込み営業は、ただ単に営業して帰るだけですと印象に残りません。

    決裁者に会えて具体的な会話ができた場合、次回のアポイントを取り付けて継続的な提案ができるように工夫しましょう

    お客様の課題が聞けた場合は、「社内に持ち帰って解決策を練ってからまた伺います。

    1週間後にまたお時間いただけませんか?」などと次回の訪問日を決めておくと、具体的な商談の場につながり、成約率が高くなります。

    10.次回訪問時までの宿題をもらう

    決裁者に会えた場合は宿題をもらうつもりで次回の訪問につなげましょう。

    具体的なヒアリングをおこなった後、「この分野に関して、何か欲しい情報はありますか?」とお客様が課題に感じている点や欲しい情報を引き出します

    次回また伺うときに解決策となる情報を持っていけば、改めて会話の時間を設けることができて商談にもつながりやすいです。

    11.訪問後のお礼メールは当日中におこなう

    名刺交換ができたお客様には、「突然のお伺いにもかかわらずお話いただいてありがとうございました」といった旨のお礼のメールを送りましょう。

    「鉄は熱いうちに打て」ということわざがあるように、当日中にメールをすればお客様も覚えてくれやすいですし、お礼メールを送る営業=丁寧といったイメージを持たれやすくなります

    もし興味を持ってくれたお客様がいたのであれば返信してくれる可能性もありますし、成約率はさらに高くなることでしょう。

    12.翌日に電話フォローをする

    訪問後のお礼メールだけだと相手の認識が薄れてしまう可能性があるため、翌日の電話フォローが非常に大切です。

    訪問時に興味を持ってもらえても時間が経つと関心が薄れることが多いため、メール送付後に追って電話することで、記憶が鮮明なうちに関係を強化できます

    また、訪問時にはできるだけ「明日、お電話でご挨拶させていただきます」と伝えるのがおすすめ。

    相手に電話を意識させることで、突然の電話にならずスムーズに会話を始められます。

    電話では、「昨日はお時間をいただきありがとうございました」と感謝を伝えた後、訪問時の話を簡潔に振り返ります。

    次に、「その後気になる点はありませんでしたでしょうか?ご検討いただけそうですか?」と相手の反応を確認し、興味がありそうなら追加の情報提供や提案を行います。

    さらに、相手が即決しない場合でも、次回のアポイントを取ることを意識しましょう。

    「改めて詳しいご提案をさせていただければと思いますが、ご都合はいかがでしょうか?」と自然に打診し、次の接点を作ります。

    この積極的なフォローが、成約率を高めるカギとなります。

    【飛び込み営業のコツ】失敗続きの時にやるべき行動

    飛び込み営業は断られることがほとんどで、高確率で失注します。

    しかし、失注が続いたからといって匙を投げることはせず、少しでも受注率を上げられるように対策をしましょう。

    実践と改善を繰り返してPDCAを回しながら行動計画を立てていくことで、精度の高い営業ができるようになります。

    ここからご紹介するのは、飛び込み営業において失敗が続く場合にやるべき行動です。

    失敗の要因分析から対策方法までどの用意行うのかをご紹介します。

    失注した理由を分析する

    まずはなぜ失注が続いているのか、その要因を紐解いていきましょう

    要因が分析できなければ、次の解決策を見つけることができないためです。

    まず、訪問先ごとに商談の流れを記録し、どの段階で相手の関心が薄れたのかを特定します。

    例えば、自己紹介の仕方が悪かったのか、商品・サービスの説明が相手のニーズと合っていなかったのか、価格や条件がネックだったのかを振り返ります。

    次に、失注の共通点を探ります。

    たとえば、特定の業種や企業規模の顧客には響きにくい傾向がある場合は、ターゲットの見直しが必要かもしれません。

    また、断られた理由を具体的に聞ける場合は、遠慮せずに質問し、今後の改善材料にするのも良いでしょう。

    その後、改善策を考え、トークスクリプトの修正や提案の仕方を工夫します。

    例えば、「高い」と言われたなら、価格以上の価値を伝える方法を模索する、または支払いプランの提案を強化するなどの対策が考えられます。

    こうした試行錯誤を繰り返し、営業スタイルを洗練させていくことで、成功率を徐々に上げることができます。

    トークスクリプトの見直し

    失注するポイントに共通点がある場合、営業トークの一連の流れで直すべき部分を見つけて改善しましょう

    トークスクリプトの見直しをして精度を上げるには、できれば自分の営業トークを録音して実際の話し方や流れを分析することをおすすめします。

    特に、顧客が興味を示さなかったポイントや、話の途中で遮られた部分を特定し、スクリプトのどこに問題があるのかを明確にします。

    次に、顧客目線に立ち、「自分がこの話を聞いたら興味を持つか?」という視点でスクリプトを再構築します。

    例えば、商品の特長を説明するのではなく、「どのような課題を解決できるのか?」というベネフィットを中心に組み立て直すと効果的です。

    また、断られたときの対応スクリプトも用意し、柔軟な切り返しができるように準備します。

    例えば、「今は必要ない」と言われた場合でも、「他社ではこういう活用例がありますが、御社の場合はいかがでしょう?」と具体的な話に持ち込む工夫をします。

    これらの改善を繰り返し、実際の営業現場でテストを行いながら調整していくことで、成功率を徐々に上げることができます。

    上司・先輩への相談

    飛び込み営業での改善策を考えるときは自分の中だけで消化せず、上司や先輩に積極的に相談することをおすすめします

    上司や先輩もあなたと同じように悩んだ経験を持っているはずですから、良いアドバイスが聞けるはずです。

    ただし、単に「うまくいきません」と伝えるだけではなく、具体的な課題や状況を整理し、解決策を引き出す質問をすることが大切です。

    失注続きの要因分析をしたデータを基に、上司や先輩に「○○の場面でこう言ったら断られましたが、どのように改善すれば良いでしょうか?」と具体的なアドバイスを求めます。

    また、先輩の成功パターンを学ぶことも大切です。

    トップ営業のトークや立ち振る舞いを観察し、ロールプレイをお願いするのも効果的です。

    可能なら先輩に同行営業を依頼して直接フィードバックをもらうのも良いでしょう。

    自分の改善点を明確にできます。

    最後に、相談した内容を基に実践と振り返りを繰り返し、改善を積み重ねることが成功への近道です。

    上司・先輩への相談は、単なる質問ではなく、成長の機会として最大限活用しましょう。

    失敗を恐れずすぐ行動する

    飛び込み営業で失敗が続くと、自信を失ったり、行動をためらったりすることがありますよね。

    しかし、営業においては「行動の量」が成果に直結します

    失敗を恐れて動けなくなると、次のチャンスを逃してしまい、さらに成果が出にくくなります。

    そのため、失敗しても引きずらずにすぐ次の行動に移ることが重要です。

    また、飛び込み営業は確率のゲームとも言えます。

    すべての顧客が興味を示すわけではなく、断られるのが当たり前の仕事です。

    成功するためには、より多くの顧客にアプローチし、経験を積むことが不可欠。

    一度の失敗で落ち込むのではなく、「この断りも成功への一歩」と前向きに捉えることで、モチベーションを維持できます

    また、すぐに次の行動を起こすことで、失敗の感情を引きずる時間が減り、営業スキルの向上にもつながります。

    断られた理由を分析し、改善しながら行動を続けることで、成約率を高めることができます。

    成功する営業マンは、失敗を恐れず素早く次の一歩を踏み出すことを習慣にしているのです。

    【飛び込み営業のコツ】落ち込まないためのマインド

    ここからは、飛び込み営業を苦痛に感じないためのポジティブマインドについてご紹介します。

    飛び込み営業は玄関先や受付でシャットアウトされてしまうことの方が多いため、精神的に苦痛を感じる人も多いことでしょう。

    しかし、考え方を変えることで落ち込みにくい強いメンタルにすることができます。

    今回ご紹介する5つのポジティブマインドをもとに、心を軽くしていただければ幸いです。

    断られることは当たり前ととらえる

    アポなしの飛び込み営業が対峙する相手は、ニーズがあるかないか分からない見込み客です。

    そのため、ニーズがなくて断られてしまうことだってたくさんあります。

    また、営業に来られることを面倒と感じる人が大半なので、ニーズがあったとしても「結構です」といった回答が返ってくることでしょう。

    しかし、断られてしまったからといっていちいち落ち込んでいてはキリがありません。

    どれだけ営業上手なトップ営業でも、飛び込み営業の現場では断られるケースだってたくさんあります。

    「普通は断られるものだ」「話を聞いてくれればラッキー」くらいの気持ちで楽観的にとらえてみましょう

    良い出会いにだけ目を向ける

    100件訪問して99件ダメだったとしても、1件の良い関係性が見つかればそれは大きな成果。

    こうしたコツコツ積み重ねることが将来の既存顧客に成長するので、ダメだった99件にばかり目を向けていてはいけません。

    「たった1件の優良顧客に出会うための活動」ととらえて、良縁を探すつもりで地道に行動を重ねましょう。

    売りに来ているのではなく課題解決の提案に来ているととらえる

    どうしても押し売りのような気がしてしまいますが、本来営業がやっている仕事のゴールは自社商品を使ってもらうことでお客様の課題を解決することです

    無理に売り込んでいく行為ではなく、お客様の利益になるような提案をする良いおこないなのです。

    煙たがられてしまうことが多いため、申し訳なさも感じてしまいますが、迷惑をかけにきているわけではありません。

    「申し訳ない」という気持ちは捨てて、ポジティブな姿勢で提案しましょう。

    何も考えない時間を作る

    「疲れたら休む」ということが営業の仕事において良好なメンタルを保つ鉄則マインドです

    ガツガツとひたすら行動する行動力は確かに大切ですが、人間誰しも疲れや不安は感じるものです。

    そのネガティブな心が蓄積されると思わぬ病気に発展してしまったりもするので、適度に休みましょう。

    飛び込み営業の合間に、コンビニやカフェで10分程度休憩をとるなどをしてみてください。

    何も考えない時間を作ると、頭がリセットされて気持ちが軽くなりますよ。

    【飛び込み営業のコツ】やってはいけないNG行為

    最後に、飛び込み営業の仕事で絶対にやってはいけないNG行為をご紹介します。

    今回ご紹介する4つのNG行為は、一歩間違えると法に抵触してしまう危険性もあります。

    一生懸命飛び込み営業に臨んでいたとしても、度を超えれば迷惑行為。

    実際に飛び込み営業から「不退去罪」や「特定商取引法」などの法律に触れてしまい、トラブルに発展してしまったケースも少なくありませんので、細心の注意を払ってのぞみましょう。

    相手の意思に反して居続ける行為

    相手が迷惑そうにしているのに、居座ってひたすら営業トークにいそしんでしまうととても迷惑です

    断られても「ぜひ買ってください」と言い続けたり、そのまま滞在し続けてしまうような行動は絶対にNG。

    飛び込み営業には粘り強さが必要ですが、「迷惑」と紙一重であることも忘れずにいてください。

    頑張りが仇となって不退去罪に発展してしまわないように注意しましょう。

    不退去罪とは

    不退去罪は、住居やオフィスから退去を求められているにもかかわらず、居座り続ける行為による罪です。

    これはれっきとした刑事罰で、悪質な訪問販売営業が不退去罪に問われたケースも存在します。

    個人宅訪問でカメラに映らない行為

    個人宅訪問への飛び込み営業の場合は、インターホンを鳴らすところから営業が始まります。

    最近ではほとんどの家庭でカメラ付きインターホンを導入していますが、このときは必ずカメラに写るように配慮しましょう

    インターホンを鳴らしたのに体や顔が見切れていたりした場合、大抵の人は警戒してしまいます。

    インターホンを鳴らしたら、まずは一礼。

    相手が出たらまた一礼して笑顔で挨拶をしましょう。

    なお、カメラごしだと表情がわかりにくくなります。

    実際に会っているときよりも無表情にみられることが多いので、自分が思っているよりも120%くらいの笑顔を作れるように意識するとベターです。

    また、声も聞こえづらい可能性があります。

    ゆっくりと落ち着いたトーンで、抑揚をつけながら話すように工夫しましょう。

    嘘の約束を振りかざす

    営業行為において嘘をつくことは絶対にNG。

    例えば個人宅で奥様が出たときに「先日は旦那様とお話しさせていただいて、本件進める方向でまたお伺いしたんです」などと虚偽の話をすることです。

    嘘をついてまで無理やり話を聞いてもらおうという行為は、詐欺と言っても過言ではありません

    法にも抵触する可能性がありますし、道徳的にも悪い行いです。

    なお、これは飛び込み営業に限らず、商談やプレゼンでも同様です。

    目先の数字にとらわれてしまうと事実に基づいて正しい方法で営業活動にのぞんでください。

    集合住宅で声が大きすぎる

    訪問先がアパートやマンションの場合、あまり大きな声で話していると迷惑ととらえられてしまいます。

    本来、飛び込み営業の場合は元気に明るく挨拶をするところから始まりますが、場所や時間帯をわきまえないとただの礼儀知らずなので気をつけましょう

    また、大きい声でマンションを順番に回っていると、「次はうちに来るかも。居留守しよう。」と構えられてしまい、インターホンを押して出てきてくれる確率も減ってしまいます。

    集合住宅に飛び込み営業をかける場合は、笑顔は保ったまま声のボリュームを少し抑えながらゆっくりめに話すと良いでしょう。

    どうしても「きつい」と感じたら飛び込み営業のない仕事へ転職もあり

    今回ご紹介した飛び込み営業のコツを実践すれば、これまでアポ率や受注率の低さに悩んでいた方も、成果を上げやすくなるでしょう。

    しかし、どんなにコツをつかんでも「大変だ」と感じる人もいるかもしれません。

    営業職には向き・不向きがあり、無理に続けるよりも、自分に合った働き方を見つけることが大切です。

    営業には、飛び込み営業やテレアポが不要な「インバウンド型」のスタイルもあります

    これは、顧客からの問い合わせに対応する営業手法で、飛び込み営業に比べて精神的な負担が少ないのが特徴です。

    また、業界や企業によって営業スタイルはさまざま。

    自分に合った環境を選ぶことで、より充実したキャリアを築けるでしょう。

    もし今の仕事に悩んでいるなら、転職エージェントの利用も一つの選択肢です。

    プロのアドバイザーが、希望や適性に合った企業を紹介してくれるため、入社後のミスマッチも防ぎやすくなります。

    自分に合った営業スタイルを見つけ、前向きにキャリアアップを目指しましょう。

    転職活動はエージェントを利用しよう

    「飛び込み営業がきつい」「けれども営業の仕事は続けたい」と考えている人は、転職エージェントで転職活動をしてみてはいかがでしょうか。

    飛び込み営業は仕事がハードなぶん、身につけられたスキルは大いにあるはずです。

    あなたのスキルを武器に転職をすれば、自分に合った環境で楽しく営業活動ができるでしょう。

    転職エージェントに登録をすると、あなたのスキルと適性をプロが判断してくれた上で適切な仕事を紹介してくれます

    営業職としてこれからどう成長していきたいか、将来的な意向もヒアリングした上で転職相談に乗ってくれるので、円滑に次のステップに進むことができます。

    特におすすめしたいのが、アゲルキャリアです。

    アゲルキャリアは営業職の求人案件を多く保有しており、大手企業や非公開求人など数ある案件の中から紹介してくれます

    また、アゲルキャリアの最大の魅力と言っても過言ではないのが、担当のキャリアアドバイザーとの面談の質です。

    キャリアアドバイザーとのマンツーマンの面談では、転職のアドバイスだけでなく、あなたの今の悩みもしっかりヒアリングしてくれます。

    あなたが今何に悩んでいるのか?人間性も踏まえてどういう職場が適しているのか?を細かくヒアリングした上でアドバイスしてくれるので、今後のキャリアプランも立てやすくなるでしょう。

    登録にも求人紹介にも費用は一切かかりません。

    「とりあえず悩みを聞いてほしい」という方も、ぜひ気軽に相談してみてください。

    まとめ

    飛び込み営業は断られることが大半で受注率が低く、決して楽ではない仕事です。

    しかし、最初はどの営業パーソンも悩んだり壁にぶつかったりするもの。

    今辛くても簡単に諦めるのはナンセンスです。

    失注してしまったら、その度に改善点を見つけて次の行動に移していくサイクルを続けることが大切です

    PDCAを回しながら解決策を見つけていくことで、いつの間にか自分なりの勝ちパターンが見えてきたりもします。

    今回ご紹介したコツを踏まえて改善していくことはもちろん、諦めない精神力を持ち続けることも大切。

    売れる営業パーソンになるためには、修行期間だと思って粘り強くやり続けましょう。

    ただし、もし精神的につらいと感じたら、転職を視野に入れるのも良いでしょう。

    飛び込み営業で養ったスキルは、他の営業職でも大いに役立つはずです。

    初見から良いインパクトを与えるコツや、端的に刺さるトークができる営業テクニックは、ルート営業など他の業態でも重宝されるものです。

    将来的に自分が成長できると判断した方向性を選択しましょう。

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