
【回答例あり】転職面接で必ず聞かれる質問とその対策を徹底解説!
はじめに
転職の面接では、企業が求職者の適性を判断するために、多様な質問を投げかけます。特に「自己紹介」「志望動機」「転職理由」は頻出項目であり、十分な準備が求められます。
この記事では、面接でよく聞かれる質問の特徴と、それに対する効果的な対策をわかりやすく解説します。また、避けるべき回答例や、印象を良くする伝え方のポイントについても紹介。さらに、業界ごとの質問の傾向やWeb面接で意識すべき点についても触れているので、万全の準備を進めていきましょう。
【転職面接の質問対策】転職面接の流れ
面接を成功させるためには、基本的な流れを理解しておくことが不可欠です。主なステップは以下のとおりです。
- 会場への到着
- 挨拶と自己紹介
- 質疑応答
- 退室
面接の開始時間より10分前に到着するのが望ましいです。早すぎる訪問は企業の業務を妨げる可能性があり、遅刻は厳禁。万が一、公共交通機関の遅延などで時間に間に合わない場合は、早めに連絡を入れましょう。
入室する際は、ドアを3回ノックし、面接官に案内されたら「失礼いたします」と声をかけます。ドアを静かに閉め、椅子の横に立って指示を待つのがマナーです。
自己紹介や挨拶では、「本日はお時間をいただき、ありがとうございます」とお礼を述べ、明るくはっきりした話し方を意識しましょう。清潔感のある態度を心がけることで、第一印象が良くなります。
質問に答える際は、簡潔で論理的な説明を意識し、冗長にならないよう注意しましょう。面接官の質問の意図を正しく理解し、適切に応答することが重要です。
面接が終了したら、「本日はありがとうございました」と感謝の気持ちを伝え、一礼して退室します。最後まで丁寧な振る舞いを心がけることで、好印象を残すことができます。
【転職面接の質問対策】主な質問と解答例一覧
転職の面接では、事前準備が非常に重要です。まずは自身の強みや実績を整理し、企業研究をしっかり行いましょう。また、頻繁に聞かれる質問を想定し、スムーズに答えられるよう練習しておくことで、本番でも自信を持って対応できます。ここでは、面接でよく出される質問と、それに対する適切な回答例を紹介します。
質問例 | 回答例 |
自己紹介をお願いします。 | 初めまして、〇〇と申します。これまで〇〇業界で〇年間、営業職として勤務しておりました。新規顧客の開拓に注力し、売上目標を大幅に達成した経験があります。現在はチームリーダーとして後輩指導にも携わっております。本日はどうぞよろしくお願いいたします。 |
現職・前職の仕事内容を教えてください。 | 前職では、企業の事業拡大を支援するコンサルタント業務を担当しておりました。主にM&A戦略や新規市場の開拓に関わり、データ分析を活用しながらプロジェクトを推進。結果として、企業の業務改善率を前年比〇%向上させた実績があります。 |
なぜ当社に応募したのですか? | 貴社の〇〇に対する取り組みに魅力を感じ、共感したため応募しました。特に、顧客満足を最優先する企業理念に惹かれ、自身の〇〇のスキルを活かしながら貢献できると考えています。 |
希望する職種を選んだ理由は何ですか? | 学生時代に〇〇を学び、以前から関心を持っていた分野でした。新卒では営業職を経験しましたが、より専門的な知識を活かせる環境で働きたいと考えるようになりました。営業で培ったコミュニケーション能力を活かしながら、〇〇分野でのキャリアを築いていきたいと考えています。 |
転職するにあたり、一番求めている条件は何ですか? | 自分のスキルを活かしながら成長できる環境を求めています。前職では〇〇業務に従事し、顧客のニーズを深掘りする力を養いました。今後は貴社でさらに専門性を高め、事業拡大に貢献していきたいと考えています。 |
転職(退職)理由は何ですか? | 前職では〇〇に携わり、多くの経験を積みました。しかし、今後はより幅広い業務に挑戦し、〇〇スキルを高めたいと考えています。成長の機会を求めて、転職を決断しました。 |
入社したらどのようなことをやりたいですか? | 貴社が〇〇に注力していると伺っております。これまでの〇〇の経験を活かし、プロジェクトの推進に貢献したいと考えています。また、チームとの協力を大切にしながら、業務をスムーズに進めるサポートもしていきたいです。 |
あなたを採用するメリットはありますか? | 〇〇業界で培った〇〇のスキルが強みです。前職では〇〇の業務で高い成果を上げており、貴社の〇〇分野でも即戦力として貢献できると考えています。 |
キャリアプランを教えてください. | 貴社の〇〇分野に関心があり、今後は〇〇の業務に積極的に関わりたいと考えています。3年以内に〇〇を担当し、新たな市場開拓に貢献できるよう努力していきます。 |
あなたの強みは何ですか? | リーダーシップと問題解決力です。〇〇プロジェクトではチームを率い、業務改善を行うことで売上〇%向上に貢献しました。現場での課題解決に積極的に取り組む姿勢を大切にしています。 |
仕事においてやりがいを感じるのはどんな時ですか? | 目標達成に向けた努力が実を結んだ瞬間に、大きなやりがいを感じます。新規顧客開拓の施策を立案・実施し、前年比〇%の売上増を実現した際には、大きな達成感を得ました。 |
転勤が発生した場合は対応できますか? | 必要に応じて柔軟に対応可能です。異なる環境での経験を積むことは、自身のスキル向上につながると考えています。 |
希望年収はいくらですか? | 現在の年収は〇〇万円です。これまでの経験とスキルを活かし、貴社に貢献できるよう努めますので、同等またはそれ以上の条件を希望いたします。 |
(転職回数が多い場合)転職が多いのはなぜですか? | 新しい環境で挑戦することを重視してきましたが、今後は腰を据えて長期的に成長できる環境を求めています。特に、チームのマネジメントにも力を入れたいと考えています。 |
(仕事にブランクがある場合)ブランクがある理由を教えてください。 | 体調管理のため一時的に休職していましたが、現在は問題なく働ける状態です。その間、〇〇の資格取得を目指し、自己研鑽に努めました。 |
前回、転職した際はどのような理由でしたか? | 〇〇の業務に関心があり、転職を決意しました。現職では業務バランスを意識しつつ成果を出すことを重視しています。 |
他の会社を受けていますか? | 貴社を最優先で検討しております。内定をいただいた際は、前向きに入社を考えたいと思っています。 |
現在の会社で不満に感じていることはありますか? | 評価制度が個人の成果重視で、チームで協力する機会が少ない点を課題と感じています。チームワークを活かせる環境で働きたいと考えています。 |
当社の商品・サービスはどこを改善したらいいと思いますか? | 国内市場では高いシェアを誇りますが、海外展開の余地があると考えています。国際市場でのプレゼンスを強化することで、さらなる成長が期待できるでしょう。 |
最後に何か質問はありますか? | 入社後のキャリアパスについて、もう少し詳しくお伺いしてもよろしいでしょうか? |
【転職面接の質問対策】質問の流れ(絶対に聞かれる質問)
転職の面接では、以下に関する質問が頻発します。
- 自己紹介
- 志望動機
- 転職理由
- 将来のプラン
- 逆質問
上記の質問は、応募者の人柄やスキル、企業への適性を判断する重要な要素です。それぞれの質問に対して的確な回答を準備することで面接官に好印象を与え、内定に近づけるでしょう。
絶対に聞かれる質問1.自己紹介
面接の冒頭で、ほぼ必ず求められるのが自己紹介です。面接官は自己紹介を通じて応募者の緊張を和らげながら、経歴やスキル、さらには人柄を把握しようとしています。
自己紹介では、名前や感謝の言葉、職歴・スキルを端的に伝えることが大切です。
〇〇と申します。本日はお時間をいただき、誠にありがとうございます。現在、〇〇工業にて10年間勤務し、現場責任者を務めております。
〇〇および〇〇の資格を取得しており、これらのスキルを御社でも活かせると考えております。本日はどうぞよろしくお願いいたします。 |
上記の形で、簡潔かつ明瞭に伝えるのが望ましいでしょう。
NG回答例1.自己紹介
自己紹介では、学生時代の話は控えたほうがよいでしょう。面接官が知りたいのは、社会人としての経験やスキルであり、過去の学生生活のエピソードではありません。
また、長々と話すのも避けるべきです。情報を端的にまとめられないと、整理能力に欠けると判断される可能性があります。転職面接では、社会人になってから培った経験やスキルを中心に伝えるのがポイントです。
例えば「学生時代にサッカーをしており、チームワークの大切さを学びました。この経験は社会人になっても役立っており、御社でも活かせると考えています」といった内容は、適切とは言えません。
絶対に聞かれる質問2.志望動機
志望動機は、自身の熱意と企業との適性をアピールできる重要な場面です。応募者がどれほど志望しているのか、また企業の理念や社風に合致しているかを重視します。
現職の〇〇工場で培った技術を、より多くの人々に届けたいという思いを抱いていました。そのため、現在の職場のように限られた分野での活動にとどまらず、幅広い視野を持ち、挑戦を重視する御社の社風に魅力を感じ、志望いたしました。
入社後は、これまでの経験を活かしながらも新たな知識を吸収し、成長を最優先に考えて取り組んでいきます。そして、将来的には技術の普及に尽力し、御社の売上向上にも貢献したいと考えております。 |
上記のように、これまでの経験、企業を選んだ理由、入社後の展望を具体的に示すことで、熱意がより伝わりやすくなります。
NG回答例2.志望動機
志望動機では、給与や福利厚生を理由に挙げるのは避けるべきです。
「求人情報を見た際に上場企業で給与水準が高く、残業も少なめでワークライフバランスが良さそうだと感じたため志望しました」という回答では企業への熱意が伝わりにくく、不採用の要因となる可能性があります。
志望動機は、業務内容や社風、企業のビジョンを軸に構成するのが望ましいでしょう。
絶対に聞かれる質問3.転職理由
転職には必ず何らかの理由があり、それを採用担当者は確認しようとします。特に「入社後すぐに辞める可能性があるか」を見極める意図も含まれているため、慎重に答えることが重要です。
「あなたが転職を考えたきっかけは何ですか?」と問われた際に「現職の職場環境が悪く、残業が常態化しており、毎日22時まで働いていたため、体力的に厳しく転職を決意しました」といった回答は避けるべきです。繁忙期には残業が発生する可能性もあり「すぐに辞めてしまうのでは?」という印象を与えてしまうかもしれません。
また、もうひとつ気をつけたいのが「現職を否定的に語らないこと」です。たとえ事実であっても、できるだけポジティブな表現を心がけることが大切です。「現職で培った経験を活かし、さらにキャリアアップを図りたいと考え、転職を決意しました」といったように前向きな理由を伝えるのが望ましいでしょう。
他にも「これまでの経験やスキルが他の環境でも通用するか試してみたかった」「新たな環境で再挑戦し、自分の可能性を広げたい」といった前向きな理由を考えておくのも効果的です。転職理由は、できる限りポジティブに伝えることを意識しましょう。
NG回答例3.転職理由
現職の悪口や人間関係の不満を面接で話すのは避けるべきです。面接官は、その発言から「この人自身に問題があるのでは?」と疑念を抱く可能性があります。
上司から嫌われていて、常に監視され、できないことがあると怒鳴られていました。この環境では仕事を続けられないと判断し、転職を決意しました。 |
上記のような発言は、転職先でも同じような問題が生じるのではないかと懸念を持たせる要因になりかねません。
転職理由を伝える際は、ポジティブな視点を意識することが重要です。「より成長できる環境を求めて転職を考えました」や「これまでの経験を活かし、新たなチャレンジができる職場で貢献したいと考えています」といった前向きな表現を選び、面接官に好印象を与えられるようにしましょう。
絶対に聞かれる質問4.将来のプラン
将来のプランを明確に語ることは、入社後のキャリアビジョンを示すうえで重要です。面接官は、応募者が自己分析を基にキャリアプランを描けているか、また企業とのミスマッチがないかを確認しようとしています。
前職で培った経験を活かしつつ、まずは現場で基礎から学び直したいと考えています。その中で知識やスキルを磨き、現場責任者へのステップアップを目指します。
さらに経験を積みながら成長を重ね、将来的には会社の中核を担う人材として貢献できるようになりたいです。 |
上記のような形でこれまでの経験・目標・計画性を具体的に示すと、面接官に好印象を与えられます。
明確なビジョンを持っていることを伝えることで入社後の成長意欲が伝わりやすくなり、面接官の評価も高まるでしょう。
NG回答例4.将来のプラン
独立を視野に入れた発言や、業務に関係のない資格取得を目標にするのは避けたほうがよいでしょう。面接官は、応募者が入社後すぐに退職するのではないかと懸念するためです。また、志望動機と矛盾する内容もNGとされます。
面接では企業への貢献意欲をしっかり示し、一貫性のある回答を心がけることが大切です。「御社のスキルアップ制度を活用し、自分のスキルを高めて将来的には独立を目指します」といった回答では企業への貢献意欲が伝わらず、不採用につながる可能性があります。
入社後の成長意欲を伝える際は「業務を通じて専門性を高め、将来的にはチームやプロジェクトを牽引できる存在になりたい」など、会社に長期的に貢献する姿勢を示す表現が望ましいでしょう。
絶対に聞かれる質問5.逆質問
面接の終盤でほぼ必ず投げかけられる「最後に何か質問はありますか?」の問いには、明確な目的があります。採用担当者は応募者の志望度や意欲を測るだけでなく、コミュニケーション能力を確認し、社風や業務内容への理解を深めてもらう意図も持っています。
志望度の高い企業であれば、事前にリサーチを重ねているため、自然と質問が浮かびやすくなるでしょう。反対に、逆質問がまったくないと、企業への関心が低いと判断される可能性もあるため注意が必要です。ただし、質問の多さが評価基準になるわけではないため、無理に数を増やす必要はありません。
また、逆質問の目的は、企業の雰囲気や仕事内容をより深く理解し、自分に合っているかを見極めることです。さらに、入社後のミスマッチを防ぐための不安解消の場としても重要な役割を果たします。
より充実したやり取りをするためにも事前に企業研究を行い、少なくとも三つほど質問を準備しておくとよいでしょう。
NG回答例5.逆質問
待遇に関する質問ばかりをしたり、調べれば分かる内容を尋ねたりするのは避けたほうがよいでしょう。面接官に「この人は仕事よりも条件面を重視しているのでは?」と受け取られ、意欲を疑われる可能性があります。
- 残業は少ないですか?
- 有休はどのくらい取得できますか?
- 社内の飲み会はありますか?できるだけ参加したくないのですが
上記の逆質問は、企業への関心が低いと判断されかねません。
逆質問をする際は、企業研究をしっかり行ったうえで業務内容やキャリアパスについて具体的に掘り下げるものを準備すると、より好印象につながります。
【転職面接の質問対策】状況別質問
転職の面接では、応募者のスキルや経験だけでなく、企業との相性や将来性も重視されます。そのため、どのような質問がされるのかを事前に把握し、適切な回答を準備しておくことが欠かせません。
面接官が質問をする意図を理解し、自身の経験や強みを効果的に伝えられるよう、各質問への対策をしっかりと練りましょう。準備が整えば、面接の場で自信を持って自分をアピールできるはずです。
1.未経験での転職で聞かれる質問
未経験の職種に応募する際、高確率で聞かれる質問があります。
「なぜ異業種である当社を志望したのですか?」
上記の質問には、大きく分けて2つの意図があります。
1つ目は「仕事への定着性」です。
異業種への転職では、業務内容を一から学ぶ必要があります。採用担当者としては、途中で辞めることなく長く働いてくれるかどうかが重要なポイントになります。そのため、明確な回答ができないと「この人は本当に続けられるのだろうか」と不安を抱かれる可能性があります。
2つ目は「活躍できる可能性」を見極めるためです。
未経験者であっても、入社後にどのように活躍できるかを企業側は注視しています。自己PRやこれまでの経歴からも可能性は探れますが、異業種の転職に関する質問への答えを通じて、どれだけ適応力や成長意欲があるかを判断しようとしているのです。
2つの意図を理解したうえで、しっかりと回答を準備することが大切です。
また「未経験でも問題なくやっていけますか?」や「未経験ですが、不安はありませんか?」などの質問にも、自信を持って答えられるように備えておきましょう。
2.業界に関する質問
「なぜこの業界を選んだのか?」
転職活動において、頻繁に聞かれる質問のひとつです。しっかりと準備しておくことが重要になります。
業界に関する質問には、大きく分けて2つの意図があります。
1つ目の意図:なんとなくの理由で応募していないかを確認するため |
単に「〇〇食品の〇〇ラーメンが好きだから応募しました!」と答えるだけでは、採用担当者を納得させるのは難しいでしょう。もちろん、好きであることは大切ですし、情熱を持てる仕事に就くのは理想的です。しかし、それだけでは「なぜこの業界で働きたいのか?」という本質的な問いには答えられていません。
2つ目の意図:前職への不満から転職を決めたのではないかを見極めるため |
業界選びの理由が単なる現職への不満によるものではないかを、採用担当者は慎重に判断します。そのため、前向きな姿勢を伝えられるような回答を準備することが大切です。
では、どのように答えれば説得力が増すのでしょうか。
効果的な回答のポイントは以下の3つです。
- 業界や業務への理解を持ち、仕事内容をある程度把握していることを伝える
- 前職で培ったスキルや経験が活かせることを示す
- 足りない知識や経験は入社後に積極的に学び、成長していく意欲を伝える
上記3つを組み合わせて回答すれば、採用担当者の納得感が格段に高まります。業界への理解や自己成長の意欲をしっかり伝えられるように、事前に回答を整理しておきましょう。
3.他社の選考に関する質問
転職活動では、一社に絞らず複数の企業に応募するのが一般的です。そうなると、採用担当者が気にするのが「他社の選考状況」です。
面接の終盤で「差し支えなければ、現在の他社の選考状況を教えていただけますか?」と質問されることがあります。
他社の選考に関する質問には、3つの意図があります。
<志望度の確認>
応募者がどの程度自社を志望しているのかを見極めるために聞かれます。選考状況によっては、他の応募者への案内を調整することもあります。例えば、志望度が高いと判断されれば、他の候補者への連絡を控えたり、逆に低そうであれば引き続き募集を続けるといった対応を取ることがあります。
<今後の選考対応の調整>
企業が応募者を本気で採用したい場合、他社よりも先に内定を出そうとすることがあります。そのため、選考状況を把握したうえで、面接日程を前倒ししたり、早めに内定を出すこともあります。もし、企業側から面接の前倒しや早期内定の打診があれば、それはあなたに対する関心が高いと考えてよいでしょう。
<志望業界や企業、転職の目的の把握>
応募者がどのような業界や企業に関心を持ち、転職の目的が何なのかを知ることで、自社とのマッチ度を確認する意図があります。この情報をもとに、合否の判断をすることも少なくありません。
4.第二新卒の方が聞かれる可能性がある質問
第二新卒の転職活動では、新卒やキャリア採用とは異なる視点で質問されることがあります。
まず、企業側が確認したいのが「早期退職の可能性」です。
「入社後のキャリアプランはどう考えていますか?」「5年後、10年後にはどのようになっていたいですか?」といった質問を通じて、長く働く意志があるかどうかを見極めようとします。
「入社後は〇〇の部署で現職の経験を活かしながら、まずは現場で実務経験を積んでいきたいと考えています。将来的には会社を支える存在になれるよう努力していきます」といった形で、長期的なキャリアプランを伝えるとよいでしょう。
また、「転職の目的」についても確認されることが多いでしょう。
採用担当者は、応募者が転職の軸を明確に持っているかを見極めています。例えば、「周りが転職しているから」「なんとなく環境を変えたかった」「時代の流れに合わせて」といった曖昧な理由では、企業にとって不安要素となります。
「どのような仕事に就きたいのか」「将来的にどのようなキャリアを築きたいのか」を事前に整理し、転職の目的を明確にしておくことが大切です。
5.答えにくい質問
面接では、時に「これは答えにくいな」と思うような質問が投げかけられることがあります。あえて答えにくい質問をすることで、採用担当者は素の部分を見極めると同時に、コミュニケーション能力や瞬時の対応力をチェックしています。
「現職でストレスに感じた出来事は何ですか?」という質問は、答えづらいものの例です。以前の職場についてネガティブな発言は避けるべきですが、この質問では何かしら答えなければなりません。
しかし、ストレスを感じた経験をどのように解決したかまで話せれば、好印象につながります。以下の回答例を参考にしましょう。
現職では部署間のコミュニケーションが不足し、商品の欠品が頻発していました。その影響で職場の雰囲気が悪くなり、それがストレスに感じることもありました。
しかし、部署間の情報共有をスムーズにするため、毎週の会議を提案し、実施しました。その結果、需要と供給のバランスが取れるようになり、欠品問題も解決へとつながりました。 |
ネガティブな経験を単に語るのではなく、問題解決のために行動し、成果を出したエピソードを含めることで、採用担当者にプラスの印象を与えられます。
事前にいくつかのエピソードを準備しておけば、どんな質問にも自信を持って対応できるでしょう。
6.時事的な内容の質問
時事問題に関する質問は、社会への関心や知識を示すと同時に、自分の考えを伝える絶好の機会です。面接官は、応募者が世の中の出来事にアンテナを張り、自分なりの意見を持っているか確認したいと考えています。
日頃からニュースをチェックし、気になるトピックについて自分の考えを整理しておきましょう。特に、最近の経済動向や業界のトレンドについて、自分なりの視点を持つことが大切です。
時事的な内容の質問に対する回答例は以下のとおりです。
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7.経営方針・事業に関する質問
経営方針・事業に関する質問がきたら、以下のように回答しましょう。
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企業の経営方針や事業に関する質問は、企業理念への共感や事業内容への理解を示す絶好のチャンスです。面接官は、応募者が企業のビジョンに共感し、実現するために貢献できるかを見極めようとしています。
そのため、企業理念や事業戦略を事前にリサーチし、自分のスキルや経験がどのように活かせるのかを具体的に説明できるよう準備しておくことが重要です。企業のWebサイトやIR情報を確認し、経営戦略や事業計画を把握しておきましょう。
【面接対策】面接に関するQ&A
現職の仕事を続けながら転職活動を進める人が多いため、思いがけない悩みやトラブルに直面することもあります。ここでは、転職活動中に不安を感じたケースやトラブルになりかねないケースを、対処法も交えて解説します。
1.面接の日程が重なってしまった場合
複数の企業から面接のオファーがあると、日程がかぶってしまうこともあります。先に予定を確定していた企業を優先し、後から日程調整を依頼された企業には、スケジュールの変更をお願いしましょう。
そもそもダブルブッキングを避けるために、スケジュール管理を徹底することが重要です。手帳やスケジュール管理アプリを活用し、日程をしっかり把握しておきましょう。
2.突然の仕事で面接に行けなくなった場合
原則として、面接の直前でのキャンセルや変更はNGですが、やむを得ない事情で行けなくなった場合は、すぐに採用担当者へ連絡を入れましょう。理由を簡潔に伝えたうえでお詫びし、改めて日程調整をお願いすることが大切です。
社会人としてのマナーが試される場面でもあるため、誠意を持った対応を心がけましょう。
3.面接は進むものの、毎回不採用になってしまう場合
何度も面接を受けて結果が出ないと、気持ちが落ち込むこともあるでしょう。しかし、面接は企業と応募者の相性を確かめる場であり、採用に至らなかったからといって能力を否定されたわけではありません。
不採用になった場合でも「この企業とは合わなかっただけ」とポジティブに捉えることが重要です。むしろ、入社後にミスマッチが起こらなかったと前向きに考え、次の面接に向けて改善点を見つけるチャンスにしましょう。
【転職面接の質問対策】基本マナーも把握
面接では、スキルや経験だけでなく、ビジネスマナーも重要な評価ポイントです。面接官は企業の一員として適応できるか、取引先や社内で円滑にコミュニケーションを取れるかを確認しています。適切なマナーを身につけ、面接で好印象を与えましょう。
身だしなみ
服装や髪型は、面接官に与える第一印象を決定づける要素です。清潔感のあるスタイルを意識し、社会人らしい身だしなみを整えましょう。
<服装のポイント>
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<女性の身だしなみ>
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<その他のチェックポイント>
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持ち物
忘れ物があると、焦りにつながります。以下を参考に必要なものを事前に準備し、落ち着いて面接に臨みましょう。
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時間
時間に余裕を持って到着することは、社会人としての基本的なマナーです。遅刻は厳禁なので、計画的に行動しましょう。
<理想的な到着時間>
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<交通機関の遅延対策>
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受付・入室
受付や入室の際の態度も、面接官の評価に影響を与えます。礼儀正しく、落ち着いて行動しましょう。
<受付での対応>
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<入室の流れ>
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【転職面接の質問対策】Web面接と対面面接のポイント
近年、Web面接の機会が増え、多くの人が一度は経験しているのではないでしょうか。
仕事でもWeb会議やオンラインミーティングを活用する機会が多くなり、今や一般的な面接スタイルとなっています。しかし、何度経験しても慣れにくいと感じる人もいるかもしれません。
一方で、対面での面接は減少傾向にありますが、久しぶりに受けるとなると緊張することもあるでしょう。ここではWeb面接と対面面接、それぞれの場面で意識すべきポイントを解説します。
Web面接の場合
オンライン面接では、直接対面していないため、声が聞き取りづらかったり、リアクションが伝わりにくかったりすることがあります。Web面接のポイントは、以下を参考にしてください。
声をはっきり、大きめに話す
Web面接では音声がクリアに伝わるよう、普段より少し大きめの声で、はっきりと話すことを意識しましょう。オンライン環境では微妙なニュアンスが伝わりにくいため、抑揚をつけながら話すのも効果的です。
リアクションは普段の3倍を意識する
頷きや相槌などのリアクションは、普段よりも大きめに取ることがポイントです。採用担当者がこちらの話をしっかり聞いていると感じやすくなり、スムーズなコミュニケーションにつながります。
面接の環境を整える
自宅でWeb面接を行う場合、家族がいると少し気恥ずかしいと感じることがあるかもしれません。しかし、仕事モードにスイッチを切り替え、面接に集中できる環境を整えることが重要です。
対面面接の場合
対面面接では声の聞こえにくさや、表情が伝わりにくいといった点に注意が必要です。
最初の「失礼します」をはっきり伝える
面接で最も重要なのが、最初の一言です。ドアをノックし「失礼します」と言う際には、普段よりも声量や滑舌を意識しましょう。
第一声でしっかりと声を出すことで、自分自身のスイッチを入れ、面接モードへと切り替えられます。反対に、最初に小さな声しか出せないとその後も萎縮してしまい、声がどんどん小さくなるでしょう。
表情に気を配る
緊張すると表情がこわばりやすいため、目元の表情や姿勢を意識して、明るく見えるよう心がけましょう。
まとめ
転職面接では、事前の準備が結果を大きく左右します。頻出質問の対策だけでなく、基本マナーやWeb面接・対面面接のポイントを押さえることで、面接官に好印象を与えやすくなります。
答えにくい質問への対応や状況別の対策を知ることで、どんな場面でも落ち着いて受け答えができるようになるでしょう。しっかり準備を整え、自信を持って面接に臨み、理想の転職を成功させましょう。
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