未経験からの介護職転職はきつい?研修やキャリアアップの流れ

未経験からの介護職転職はきつい?研修やキャリアアップの流れ

目次
  1. 介護士になるためのステップ|研修はきつい?
  2. 介護士になるまでがきつい?各資格の研修内容
  3. 介護士の仕事内容|きつい研修を経た後に得られる恩恵
  4. 介護士のキャリアアップ|きつい研修はまだまだ続く?
  5. 未経験から介護職に就くための次の一手
  6. どうしてもきつい場合は研修中であっても転職しよう
  7. まとめ

介護の仕事は「きつい」「大変そう」というイメージを持つ人も多いことでしょう。

入浴介助をしたり送迎で車いすの介助をしたりと、とにかく体力を使う仕事というイメージが定着していると思います。

世間がイメージしている通り、介護の仕事は楽ではありません。

しかし、少子高齢化が進んでいる今の日本では社会的価値が高い職業であり、世の中から重宝されている職業であることには違いありません。

これから介護業界への転職を考えている人は、介護職員初任者研修などの資格取得を経て長期的にキャリアアップをしていくと思います。

今回は、介護職員が研修からどのようにしてキャリアを積んでいくのか、キャリアアップの流れを解説します。

介護士になるためのステップ|研修はきつい?

介護業界で働くためには、転職前の段階から資格が必要なわけではありません。

もちろん、介護初任者研修を経て転職活動をした方が有利にはなりますが、未経験で無資格からでも介護業界に挑戦することは可能です。

ただし、未経験者は有資格者や介護系学校の学生よりも少し厳しい条件のある道を歩まなければなりません。

未経験者が介護士になるまでの一般的な流れを説明するので、介護系学生・有資格者との違いも含めて知っておきましょう。

 

【介護士になるためのポイント】

  • 介護職員初任者研修(旧ヘルパー2級)を取得していれば転職がしやすい

  • 無資格OKの職場であれば未経験でも転職がしやすい

  • 福祉系の学校を出た人は高度な資格が取りやすい

介護士になるまでの流れ|未経験者

介護業界未経験かつ無資格の人が介護士になるには、無資格でも働ける環境で実務に携わりながら資格を取得することが一般的です。

  1. 転職サイトで「無資格OK」の介護施設を探す

  2. 実務に携わりながら介護職員初任者研修を受ける

無資格OKで求人をしている介護施設は多くはありませんが、最近は介護業界の深刻な人手不足により資格がなくても働けるポジションを用意している施設も増えています。

ただし、有資格者に比べると携われる業務範囲が狭いため、給与水準も低い傾向にあります。

無資格者ができることは次のような業務です。

無資格者ができる業務

  • 身体援助業務(有資格者の同伴が必要)

    • 入浴介助や着脱介助など、利用者さんの体に触れる行為は有資格者の指導のもとでないと携わることができません。

  • 生活介助業務

    • 食事のサポートやベッドメイキング、洗濯、掃除などは利用者さんの体に直接触れる行為ではないので、無資格者でも業務が可能です。

  • 自動車での送迎

    • 自動車免許を所有していることが前提です。

  • その他雑務

    • その他、事務所での事務作業や備品発注など雑務をすることもあります。

これらの業務に携わりながら知識と技術を身につけていき、同時に介護職員初任者研修を受けて「介護士」として業務の幅を広げていくことが一般的です。

なお、職場によっては介護職員初任者研修の受講費用を負担してくれるところもあります。

早めに資格が取りたい人は、求人を探すときに費用負担してくれるかどうかも着目すると良いでしょう。

介護士になるまでの流れ|介護系学生

大学や専門学校で既に介護について学んできた人は、新卒で社会福祉法人などに入社して介護士として働くのが一般的です。

介護系学生は学生時代にすでに介護職員初任者研修や介護福祉士の資格を取得していることが多いため、未経験で無資格の人よりも幅広い業務に携わることが出来ます。

介護士になるまでがきつい?各資格の研修内容

次に、未経験者が介護士としての全般的な業務に携われるようになるために受けておきたい研修や資格について説明します。

介護業界で役立つ資格は20種類以上存在しますが、未経験者が比較的早い段階で受けられる資格は次の3つです。

介護士の基本的な研修・資格はこの3つ

  1. 介護職員初任者研修(旧ヘルパー2級)

  2. 実務者研修

  3. 介護福祉士

この3つについて、資格取得までのステップを解説します。

介護職員初任者研修(旧ホームヘルパー2級)

介護職員初任者研修は、介護職に携わるときに最初に受けるべき資格です。

介護についての基礎的な知識と介護業務の技術を身に着けることができます。

資格を取得するためには、約130時間にわたる研修(講義・演習)を修了したのちに修了試験に合格する必要があります。

時間的な問題から「きつい」と言われることが多いですが、受講する内容は介護に関する基礎知識です。

普段生活している中で知っている知識もいくつか存在するので、約130時間の受講内容をゼロから全て覚える必要はありません。

また、介護職員初任者研修は学歴や実務経験問わず誰でも受けることができます。

未経験者が受けておくことで「有資格者」として業務の幅が広がるだけでなく、介護知識と技術を身につけることで実務がよりやりやすくなることもメリットです。

介護職員初任者研修の概要

対象者

学歴・経験問わず誰でも受けることができる

受講科目数

9科目(130時間)

受講内容

  • 職務の理解(6時間)

  • 介護における尊厳の保持・自立支援(9時間)

  • 介護の基本(6時間)

  • 介護・福祉サービスの理解と医療との連携(9時間)

  • 介護におけるコミュニケーション技術(6時間)

  • 老化の理解(6時間)

  • 認知症の理解(6時間)

  • 障害の理解(3時間)

  • こころとからだのしくみと生活支援技術(75時間)

  • 研修内容振り返り(4時間)

合格率

ほぼ100%

資格取得までに

必要な勉強時間

130時間の研修を受ける内容のため特になし(働きながら実務で知識を積んでおく程度で良い)。

介護福祉士実務者研修

介護福祉士実務者研修は介護職員初任者研修を受けた次のステップとして受けるべき資格で、介護福祉士の試験を受験をする条件として必須の資格です。

研修内容は介護職員初任者研修で受講した内容の上位互換といったイメージで、高度な知識と技術を身につけることができます。

また、実務者研修を修了させておくと「サービス提供責任者」になれることもメリットです。

サービス提供責任者は、利用者さんとケアマネージャーおよびヘルパーの間のやりとりを調整をする役割を担います。

ケアマネージャーが指示したケアプランに基づいて訪問介護計画書を作成したり、計画書に基づいてヘルパーさんに指示を出すことが仕事です。

介護福祉士の資格を取得するまでには実務経験が3年以上必要なので、その間にキャリアアップしておきたい人は早めに取得しておくことをオススメします。

実務者研修の概要

対象者

学歴・経験問わず誰でも受けることができる

受講科目数

20科目(450時間)※初任者研修修了者は11科目(320時間)

受講内容

  • 人間の尊厳と自立

  • 社会の理解Ⅰ

  • 社会の理解Ⅱ

  • 介護の基本Ⅰ

  • 介護の基本Ⅱ

  • コミュニケーション技術

  • 生活支援技術Ⅰ

  • 生活支援技術Ⅱ

  • 発達と老化の理解Ⅰ

  • 発達と老化の理解Ⅱ

  • 認知症の理解Ⅰ

  • 認知症の理解Ⅱ

  • 障害の理解Ⅰ

  • 障害の理解Ⅱ

  • こころとからだのしくみⅠ

  • こころとからだのしくみⅡ

  • 介護過程Ⅰ

  • 介護過程Ⅱ

  • 介護過程Ⅲ

  • 医療的ケア

※初任者研修修了者は上記科目のうち9科目が免除されます。

合格率

ほぼ100%

資格取得までに

必要な勉強時間

研修を受ける内容のため特になし

介護福祉士

介護福祉士は、数ある介護系資格の中でも貴重な国家資格の一つです。

初任者研修や実務者研修修了者よりも基本給与が高く設定されている傾向にあることもメリットです。

また、介護に関わる業務全般に携わることができることに加えて、より高度な資格である「社会福祉士」「ケアマネージャー」の資格取得を目指すこともできます。

この業界でキャリアアップしたりキャリアの幅を広げるためには絶対にとっておいた方が良い資格です。

介護福祉士試験の受験概要

対象者

実務経験3年以上かつ実務者研修修了していること

※養成施設および福祉系学生は一定の単位を取得していること

受験科目数

4領域12科目

出題範囲

  • 領域:人間と社会

    • 人間の尊厳と自立

    • 人間関係とコミュニケーション

    • 社会の理解

  • 領域:介護

    • 介護の基本

    • コミュニケーション技術

    • 生活支援技術

    • 介護過程

    •  
  • 領域:こころとからだのしくみ

    • 発達と老化の理解

    • 認知症の理解

    • 障害の理解

    • こころとからだのしくみ

  • 領域:医療的ケア

    • 医療的ケア

  • 総合問題

  • 実技試験

合格率

約70%

資格取得までに

必要な勉強時間

250時間程度

介護士の仕事内容|きつい研修を経た後に得られる恩恵

介護福祉士の資格取得には時間がかかりますが、介護職員初任者研修さえ修了してしまえば実に様々な職場で働くことができます。

転職してキャリアアップしたり、大きな社会福祉法人に所属している人は業態の違う施設で働くチャンスが得られたりもします。

きつい研修を経験した分得られる恩恵は、この業界で活躍できるチャンスの数です。

頑張った分だけ高度なキャリアとやりがいが手に入れられるので、安心して飛び込んでみてください。

参考までに、介護職員初任者研修終了後に携われる仕事を、業態ごとにまとめました。

介護事業の運営業態は様々な形がありますが、代表的な3つの業態をご紹介します。

通所型施設(デイサービス)

通所型施設は、利用者さんが毎日もしくは週に数回通う施設で「デイサービス」とも呼ばれています。

提供しているサービスは、要介護の認定を受けた利用者さんが日常生活を送れるようにサポートすることです。

主に入浴や食事補助や機能訓練などをサポートしていますが、施設によっては歌を歌ったり折り紙をしたりと、色々な方法で利用者さんが楽しめる工夫をしています。

また、日帰りでの施設のため職員も日中のみの仕事になります。

夜勤が難しい人やワークライフバランスを整えたい人にはオススメです。

通所型施設でできること

  • 食事介助

  • 入浴介助

  • 排泄介助

  • 服薬介助

  • 口腔ケア

  • 施設のイベント企画・実施

  • 来所時の健康チェック

  • 送迎・乗務

など

通所型施設での仕事が向いている人

  • イベントやレクリエーションが好きな人

  • チームワークが好きな人

  • ワークライフバランスを大事にしたい人

  • マルチタスクが得意な人

入所型施設

入所型施設は利用者さんが施設に入所することで24時間介護が受けられる施設で、いわゆる「有料老人ホーム」のことを指します。

一定数の職員が24時間体制で常駐している必要があるため、介護職員は交代でシフトを回しており、働く環境としては「きつい」と感じる人もいるかもしれません。

しかし、夜勤などもあるため給与水準は通所型施設職員に比べるとだいぶ高い傾向にあります。

通所型施設よりも要介護レベルが高い利用者さんが大半であるため実務で学べる知識と技術も多く、介護士としてキャリアアップをするには最適の環境でもあります。

入所型施設でできること

  • 食事介助

  • 入浴介助

  • 排泄介助

  • 服薬介助

  • 口腔ケア

  • 入居者さんの見回り

  • 消灯後の居室巡回

  • 施設のイベント企画・実施

など

入所型施設での仕事が向いている人

  • 高度な介護知識と技術を実践で学びたい人

  • 夜勤に抵抗がない人

  • 一人一人に親身な向き合い方がしたい人

  • 認知症ケアなど専門的な知識を身につけたい人

訪問介護

訪問介護は、利用者さんが自宅にいながら介護を受けることができるサービスです。

決まった曜日や時間帯に訪問介護士が訪問して、施設同様のサービスを提供しています。

訪問介護士はだいたい2名一組で行動することが多く、移動手段は車です。

そのため、交代で運転ができるように運転免許を取得しておく必要もあります。

訪問介護でできること

  • 食事介助

  • 入浴介助

  • 排泄介助

  • 服薬介助

  • 口腔ケア

  • 通院・外出時の同行

  • 就寝時の介助

  • 着替え介助

など

訪問介護の仕事が向いている人

  • フットワークが軽い人

  • 一人一人に時間をかけたケアがしたい人

  • 副業として介護職がやりたい人

その他|様々な形式の介護

ご紹介した3つの業態以外にも、様々な介護サービスが存在します。

将来的にキャリアの幅を広げるために、以下もぜひ参考にしてみてください。

短期入所生活介護

通所型と入所型の間をとったような業態です。

入所型施設(特別養護老人ホームなど)に短期間入所した利用者さんに、入浴介助や食事介助をはじめとした全般的なサービスを提供します。

介護福祉用具貸与

車椅子などの介護福祉用具を貸与する仕事です。

機能訓練において最適な用具を提案するので、コミュニケーション能力が求められます。

グループホーム

介護を必要とする人が共同生活を送ることで、日常生活により近い環境で介護サービスを提供しています。

介護士や看護師が交代で常駐している必要があるため夜勤も発生しますが、利用者さんとより親密な関係性で生活を共にできるので、やりがいを感じやすい環境です。

介護士のキャリアアップ|きつい研修はまだまだ続く?

介護士としてキャリアアップしていく過程では、介護士になってからもきつい研修を受けるシーンが増えていくことでしょう。

新たな資格を取得するたびに研修を受けなければなりませんし、職場単位でも定期的な職員研修があります。

ここからは、介護士になってからキャリアアップのために受ける研修や資格についてご紹介します。

介護に関わる研修・資格

介護に役立つ研修と資格は30種類程度存在します。

これらを全て取得することはかなり難しいので、自分が最終的にどういう仕事に就きたいかによって優先順位をつけて取得を目指してください。

以下は現場で役立つ代表的な資格21種類と概要をまとめた表です。

やりたいことが増えれば増えるほど色々な研修や資格試験を受ける必要があるので、キャリアアップ計画を立てるためにどのような資格があるのかを知っておきましょう。

 

研修・資格

概要

介護職員初任者研修

介護士として働くために最初に取得する資格で、介護の基礎知識と技術を学びます。

介護福祉士実務者研修

介護職員初任者研修よりも高度な介護の知識と技術を学びます。

また、介護福祉士の試験を受けるために必要な資格です。

介護福祉士

介護の資格の中で唯一の国家資格です。

介護福祉士の資格を取得していればその他専門資格を受ける条件がクリアできます。

介護支援専門員

(ケアマネージャー)

介護のケアプラン計画の作成を行うケアマネージャーになるための資格です。

認定介護福祉士

介護福祉士の資格の上位に位置する資格です。

社会福祉士

老齢介護だけでなく福祉全般の業務に携わることができる資格です。

認知症介護基礎研修

認知症ケアのための基礎的な知識を学びます。

認知症介護実践者研修

認知症ケアの業務に携わるために必要な研修です。

認知症介護実践リーダー研修

実践者研修の上位に位置する研修です。

認知症ケアの業務においてはマネジメントスキルが養えます。

認知症ケア専門士

認知症ケアの専門的な知識を有していることを証明する資格です。

介護食アドバイザー

介護食の知識と調理技術があることを証明できる資格です。

サービス介護士

(ケアフィッター)

高齢者に限らず介護を必要としている人に対して全般的なサポートができる資格です。

ガイドヘルパー

(移動介護従事者)

視覚障害者や聴覚障害者の移動時に介助する際の知識を有していることが証明できる資格です。

レクリエーション介護士

介護施設でのレクリエーションの企画に役立つ資格です。

喀痰吸引等研修

喀痰吸引やその他医療的なケアができる資格です。

作業療法士

リハビリが行える資格です。

理学療法士

理学療法を用いたリハビリが行える資格です。

福祉用具専門相談員

福祉用具の選定や詳細な機能について学べる資格です。

介護予防運動指導員

要介護になることを予防するための運動の指導ができる資格です。

重度訪問介護従事者養成研修

重度の障害などで介護施設に行けない人に対して訪問介護でサポートできる仕事です。

介護事務管理士

介護事業所の事務手続き等に役立つ資格です。

その他にも様々な資格が存在しますが、介護職員初任者研修や介護福祉士の資格を派生させて取得しやすい資格は以上です。

働いている施設によっては資格取得のたびに昇給や手当がもらえる場合もあるので、取れば取るほど有利に働くことは間違いありません。

資格取得のたびに研修が必要

介護に関わる様々な研修・資格をご紹介しましたが、これらの中には初任者研修と同等の時間をかけて取得しないといけないものもあります。

例えば認知症介護実践リーダー研修では40時間ほどの研修時間が必要ですし、介護支援専門員(ケアマネージャー)の試験は年に1回しかチャンスがないため日頃から勉強しておく必要があります。

介護士になったら「常に学ぶ仕事である」という大きな心持ちで構えておかないと、余計にきついと感じてしまうかもしれません。

職場単位でも研修がある

職場によっては職員のモチベーションアップやスキル向上のために定期的な研修をしているところもあります。

大型の社会福祉法人では昨今のAI技術と介護の協同についてなど時代の最先端をいく介護事業などについても研修していたり、小規模事業所ではモチベーションアップのためのキックオフミーティングなどをしていたりもします。

一概に「きつい」とは言えませんが、このような研修は知識を磨くだけでなく人間力を養う上でも良い機会です。

未経験から介護職に就くための次の一手

最後に、未経験の人が介護業界に転職をするためのオススメの方法をご紹介します。

今からお伝えすることはすぐにでも始められることなので、ぜひ資格取得と同時進行で挑戦してみましょう。

専門性のある転職サイトへ登録

介護職は専門職であるため、「介護士専門」「福祉業界専門」などの業界限定の転職サイトを利用することをおすすめします。

有名な大手転職サイトでも介護の案件はたくさんありますが、無資格でも応募条件にクリアしているかどうかが載っていないケースが多く、探すときに手間がかかります。

介護職専門の転職サイトなら、介護業界ならではのポイントを抑えて募集要項がまとめられているので、サクサクと良い職場を探すことができます。

未経験者が介護系求人を探すコツ

  • 「無資格OK」もしくは「未経験OK」のワードを検索する

  • 研修制度が整っている大きめの規模感の職場を探す

  • 資格取得費用負担の福利厚生のある職場を探す

介護職専門のエージェントに登録

効率よく優良な求人に出会うためには転職エージェントに相談することもおすすめです。

介護職専門の転職エージェントなら、無資格の人や未経験の人に合わせて相性の良さそうな職場を紹介してくれます。

また、未経験からの転職につきものな書類選考対策や面接対策まで総合的にサポートしてくれることも、転職エージェントならではの魅力です。

優良な転職エージェントのポイント

  • 担当エージェントとの面談は電話やメールだけでなく「対面(オンライン含む)」で対応してくれる

  • 待遇交渉もしてくれる

  • 面接対策などのアドバイスもしてくれる

知り合いづてで紹介してもらう

もし知り合いに介護業界従事者がいれば、紹介してもらうという手もあります。

紹介の良いところは、採用されやすいというところです。

最近では積極的にリファラル採用をしている会社も増えてきたので、もしかしたら知り合いの勤務する施設でも積極採用をしているかもしれません。

また、公には有資格者しか採用していない企業でも、「この程度の範囲なら無資格者でも採用するよ」と柔軟に対応してくれる可能性もあります。

どうしてもきつい場合は研修中であっても転職しよう

介護の資格は一生涯役立つものですが、研修と資格取得の難しさに「どうしてもきつい…」と感じている場合は異業種への転職もおすすめです。

介護に携わった経験のある方なら、コミュニケーション能力を活かして様々な業界でチャンスがあるはずです。

例えば、以下のような業界・職種は介護職を経験してから転職している人も多いので、ぜひ参考にしてみてください。

業界

職種

特徴

不動産

営業

インセンティブが大きいので成果次第で1年目の年収が500万円以上になることもあります。

人材

営業

求人広告や人材派遣の営業は色々な業種と関わる機会が多く、社会と経済の知識が高まります。

小売

販売

接客だけでなく店舗の売り上げ拡大のための企画など多岐にわたるお仕事に携われます。

飲食

ホールスタッフ

大手飲食チェーンなら店長、スーパーバイザー、経営企画までキャリアアップ制度が整っています。

まとめ

今回は、介護業界に転職するために必要な研修の概要と「きつい」と言われている理由をご紹介しました。

確かに研修によってはきついと感じる内容のものも多く存在しますが、それを経て得られるものの大きさに勝てるものはありません。

少子高齢化が続く世の中ですから、介護の資格を持っている人は今後重宝されていくことは間違いありません。

また、介護の有資格者が活躍できる場所は施設の現場だけではありません。

公的機関やその他福祉に携わる様々な職場で役立つので、長く安定して働くためのパスポート的な役割を果たしてくれることでしょう。

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