未経験業界でも問題なし!転職面接で聞かれる質問6選 答え方も紹介
未経験業界への転職では面接を受けることになるでしょう。
同じ業種であれば予備知識や経験があるため、持っているものを活かしやすいですよね。
しかし未経験業種への転職は、経験がないため不利になると感じるのではないでしょうか。
企業は面接の際、未経験者に何を聞きどんなことを期待するでしょう?
今回は転職の中でも、未経験業種への転職面接に焦点を当てて解説します。
誰しも不安を感じるもの。
事前に確認事項を洗い出し、面接に活用してください。
未経験業界への転職面接の流れとは
業界経験の有無に限らず、多くの場合面接を受けることになります。
面接は応募者であれば基本的に全員同じと考えてください。
面接の対策をするにあたって、まず全体の流れをしっかり把握しておきましょう。
事前準備から面接終了まで、気を付けるポイントがたくさんあります。
転職が初めての人は特に流れが分からない人が多いでしょう。
流れをイメージすることで、スムーズな転職活動につながります。
前日までにすべき事前準備
面接は決して当日だけではありません。
事前準備の段階から始まっています。
むしろ準備をおろそかにすることで、当日結果が出せず不本意な転職活動になってしまうでしょう。
事前準備こそ転職面接のカギを握っているといえます。
必要なこととしては、応募する企業のことをしっかり調べて頭に入れておくことです。
面接を受ける時には必ず志望動機や会社でやりたいことなどを述べますよね。
もし応募する企業のことを知らなかったらどうでしょう?
やる気を示せないどころか、場合によっては失礼にあたります。
無関心だと思われ、面接で不合格になってしまうはずです。
待遇や大まかな業務内容、理念などは記憶しておきましょう。
自己紹介やPRなど話す内容を決め、練習しておく必要もあります。
当日は想像の何倍も緊張し、思わぬアクシデントの可能性もありますよね。
動揺し頭の中が真っ白になってしまえば、適切なアピールはできません。
また、面接では話し方やコミュニケーション能力も重視されます。
ハキハキと話し笑顔を作る練習もしておくとよいでしょう。
そのほかには身だしなみや持ち物の確認も絶対に行う必要があります。
髪の毛やひげを整えたり、着ていくスーツをクリーニングに出したり清潔感を意識してください。
持ち物はリストを作成し、前日に必ず確認しましょう。
忘れ物は厳禁です。
日々面接に向けて準備していくと、緊張感が高まり不安になることもあります。
そんな時は周りの人に相談してもよいでしょう。
準備不足で面接がうまくいかないのは自分の責任です。
万全の状態で面接当日を迎えられるように工夫してみてください。
来場・受付
事前準備が整ったら、面接本番です。
面接当日は、家を出る前に再度持ち物の確認をして身だしなみを整えてください。
焦って準備すると、緊張してしまいトラブルにつながります。
時間には余裕をもって行動しましょう。
現地には15分ほど前には到着しておくと安心です。
くれぐれも遅刻はしないようにしてください。
来場したら受付の人に名前を伝え、会場に入ります。
まだ面接は始まっていませんが、丁寧な態度を心がけてください。
関係者にはしっかり挨拶し、気持ちよく面接に入れるように準備しましょう。
個人面接か集団面接で面接の形は異なります。
もし他の応募者がいる場合、絶対に迷惑はかけてはいけません。
むやみに話しかけたり、自分勝手な行動は慎みましょう。
また、会場入りした段階で携帯電話の電源は切ってください。
面接まで時間がある場合は、手元の資料を確認したり頭の中で自己紹介のイメージをしたり有効活用できます。
深呼吸をして気持ちを楽にするのもおすすめです。
入室・面接
順番が来たらいよいよ面接本番です。
入室時にはドアをノックし「失礼いたします」と一言添えて入室しましょう。
面接の空間は独特な空気が流れていて、緊張するはずです。
集団面接では、他の候補者からの緊張感を感じるでしょう。
面接は一般的に、まず自己紹介を求められます。
1分程度で名前や経歴、志望動機などを面接官に伝えましょう。
自己紹介は、具体的かつ簡潔に話すことを意識してください。
自信をもって面接官の顔を見て話すことも意識しましょう。
自己紹介が終わると、資料や聞いた内容をもとに質問をされます。
経歴はもちろん、志望動機やビジョンについても深堀されるでしょう。
この質問については、後で詳しく解説していきます。
面接中は常に集中し、愛想よく丁寧な態度で望みましょう。
企業によって質問の順番や細かい内容は異なりますが、好印象な態度はどこでも変わりません。
悔いのないように、可能な限りのアピールをしていきましょう。
退室・終了
面接の終わりには、あらためて感謝の気持ちを言葉にしましょう。
深く一礼し、「本日はありがとうございました、失礼いたします。」といって面接室から退室します。
面接が終了したら、案内に従って会場を出ましょう。
受付や案内してくれる人にもしっかりと挨拶をして、気持ちよく帰路につくとよいですね。
面接本番が終わり肩の荷が下りても、会場を出るまでは気を抜いてはいけません。
悪い印象を持たれてしまうと選考結果に響きます。
社会人としてのふるまいを常に心がけ、いつも見られているような意識を持つことが大切です。
転職面接が何件も控えている場合は、次の企業面接の対策もする必要があります。
終了したら自分なりに振り返り、次に活かせることをメモしておくとよいでしょう。
数日して選考結果が通知されます。
面接は複数回にわたる場合もありますよね。
最終面接では企業の上層部が同席する可能性もあります。
内定がもらえるまでは気を抜かず、できる対策に取り組むことが重要です
面接官が転職面接で業界未経験者に質問する狙いとは
企業は転職者に何を期待するでしょうか。
もちろん、経験があり即戦力として活躍してくれることに越したことはありません。
選考でも経験者の方が有利になるケースもあります。
ですが、だからといって未経験者を求めていないとはいえません。
未経験だとしても、頭の回転やコミュニケーション能力が高い人はどの職場でも歓迎されます。
むしろ転職先で活躍するためには、必須といえるでしょう。
企業にとっては、優秀な人材を獲得するチャンスといえます。
転職をきっかけに才能が開花する人もいるでしょう。
面接ではその可能性を見極めるために、多くの質問をするわけです。
未経験者を受け入れた場合、企業はしばらくの間その人を育成しなければなりません。
技術や知識を教え、自走できるまでは時間を要します。
教育には教育者も必要で、コストがかかってしまいますよね。
言い換えれば、教えるに値する人材を探しているといえます。
面接だけで全ての能力を測ることは不可能ですが、判断材料の全てが詰まっているといっても過言ではありません。
転職は経験の有無に関係なく、企業と転職者にとって大きな転機になります。
未経験業界の面接は、その大きなチャンスを掴む入り口ととらえ万全な状態で臨みましょう。
業界未経験者が転職面接で聞かれる質問6選
転職面接ではよく聞かれる質問がいくつかあります。
面接とは応募者が企業に対しアピールする時間。
経験者であれば、予備知識や資格などを持ち合わせていることが有利になります。
未経験者はどのような姿勢で面接に臨むべきでしょうか。
未経験者でも企業にアピールできることは少なくありません。
実際に想定される質問内容と、答え方についてみていきましょう。
自己紹介や経歴の質問
まず必ずされる質問が「自己紹介や経歴の質問」です。
面接における入り口といえるでしょう。
面接の初めに簡潔に自己紹介を求められるはずです。
一通り話し終わったら、聞いた内容や履歴書に基づいて質問されるでしょう。
この時点で業界未経験であることが伝わりますよね。
面接官も必ずその点について触れるでしょう。
未経験だからといって、ここで自信のないような言い方やそぶりはマイナスです。
自信を持って堂々と話しましょう。
自己紹介には様々な役割があります。
人物の把握は言うまでもないですが、コミュニケーション能力や頭の回転などもチェックされています。
自分の経歴を簡潔にまとめられなければ、好印象は与えられません。
面接官の目を見ずに話してしまうと、不愛想な人と思われてしまうでしょう。
事前に構成をまとめ、スラスラと話せるように練習しておくことが大切です。
このような形で質問されます。
答え方としては、名前を伝え職歴を可能な限り具体的に入れてみましょう。
〇〇大学を卒業後、株式会社〇〇にITエンジニアとして〇年間勤めました。
主にデータ管理やwebデザインなどを担当しておりました」
企業名や役職も添えるとよいでしょう。
自己紹介は面接において基本材料になります。
経験の有無に関係なく、きちんと伝えるようにしましょう。
転職理由
転職面接で聞かれる質問に「転職理由」があります。
新卒者とは違い、転職に至った経緯を伝えなければなりません。
特に、業界未経験者には重要な質問になります。
なぜなら、同業種への転職という選択肢があるからです。
おそらく同業種への転職の方がスムーズに行くでしょう。
持っている資格や技術を評価してもらいやすいからです。
転職を考える理由は、決してポジティブなものだけではありませんよね。
前職への不満や、人間関係の悩みを抱えている人もいます。
能力が追いつかず、志半ばで転職せざるを得ない人もいるでしょう。
企業はせっかく転職先として応募してくれたわけですから、可能な限りよい企業であるとアピールしたいですよね。
優秀な人材であれば採用したいと考えます。
そして転職の理由がその人自身にある場合は、問題点や改善点などがないか確認する必要もあります。
性格や能力に問題があれば、ふるいにかけるでしょう。
・「転職のきっかけ教えてください」
転職理由には前職をやめる理由と、これからの未来について言及すると好印象です。
勤務中に〇〇業界の方と働かせてもらう機会が何度かあり、仕事ぶりを伺う中で魅力的に感じるようになりました。
未経験ではありますが、〇〇業界への挑戦を決意し転職活動に至っています。」
次項の「志望動機」同様、意志ややる気を感じさせる内容を最後に入れるとよいでしょう。
志望動機
「志望動機」は、転職面接でも特に重視される質問です。
未経験者にとっては「核」になる部分といえます。
業務に直接かかわるスキルや資格がない場合は、意志を示すことでアピールが可能です。
なんとなくの理由で志望しているようでは、採用は無いと考えてよいでしょう。
志望動機は、企業にとってこれからの発展や優秀な人材確保の大きな鍵になり得ます。
やる気や理解を感じた人に、会社の未来を託したいですよね。
未経験業界を志望する理由は様々あると考えられますが、最低限企業の理念や業務内容は把握しておきましょう。
志望動機を聞かれた際に、関連させると理解度の高さが示せるでしょう。
・「前職は業種が異なりますよね。この業界業種に転職を考えた理由をお聞かせください。」
回答の際には、必ず前向きな理由をお伝えしましょう。
この業種とは深い関連性があると感じ、より理解度を深めるために新たな学びとして挑戦したいと考えました。
御社での取り組みを伺い、将来的に発展の可能性を感じました。
その中で自分にできる貢献を果たし、発展の実現を目指したいと考えております。」
考えすぎはマイナスになるため、言葉遣いに気を配り素直な理由を伝えるのがおすすめです。
将来やビジョン
転職後の「将来やビジョン」についても聞かれる可能性があります。
転職は、職を変えて終わりではありませんよね。
転職して新しいスタート地点に立ちます。
はじめは右も左もわからず、ストレスを感じたり空回りしたりするでしょう。
転職時点では業界についての理解は浅く、はっきりと細かいビジョンが想像しにくいはずです。
働き方や働く理由は人それぞれ。
業界でトップを目指す人や、キャリアアップの人もいます。
給料がよいという理由でも全く問題はありません。
何か将来の目標がありそこに向かう人間には、大きな可能性とエネルギーがあります。
企業にとってよい刺激になり、周りの人間にもよい影響を与えるでしょう。
面接時にビジョンがあれば、企業からは関心をもたれます。
大きな目標であれば強い印象を与えられるでしょう。
どんなビジョンでも構いません。
将来思い描くことがあれば、必ず面接時に伝えてみてください。
労働条件や働き方
「労働条件や働き方」についても質問されることがあるでしょう。
基本的には募集要項に記載されており、応募してきた時点で同意しているとみなされます。
ここで聞かれることは、条件の確認と考えてください。
現代ではよりフレキシブルな働き方を求める人が増えています。
企業も人材獲得や発展に向け、働き方の多様化に対応してきていますよね。
面接時に応募者の希望を聞いてくれる企業もあるでしょう。
希望に沿うかは別ですが、考慮してくれる企業もあるはずです。
もし聞かれた際には、希望を伝えてみましょう。
・「希望年収はございますか?」
数字を聞かれたら具体的な数字を提示すればよいでしょう。
逆質問
一通り面接官からの質問が終わったら、応募者から企業に質問できる「逆質問」の時間があるでしょう。
逆質問と聞いて、何を聞けばよいかわからない人もいますよね。
企業側は欲しい情報は質問で集めていますが、応募者が企業に対して疑問に感じることも少なからずあります。
その疑問や不安な点を解消するためには、逆質問の時間が必要です。
基本的には疑問点があれば、積極的に質問してみましょう。
実は逆質問の時間は、企業が応募者にアピールする場でもあります。
可能な限りよい印象を持ってもらいたいのはお互い様。
他の企業に優秀な人材を取られるわけにはいきません。
ここで注意点があります。
それは既出の情報を聞かないこと、そして無意味な質問はしないことです。
すでに話題になっていることを聞いてしまうと、話を聞いていなかった・集中していなかったと思われてしまいます。
無関心と捉えられ不利になるでしょう。
同様に無意味な質問は、相手に失礼になり頭の悪さを露呈することにもつながります。
仮に聞きにくいことを質問したいときは、あらかじめその旨を伝えるとリスクを軽減できます。
・「大変恐縮ですが、再確認のためお伺いしたいことがございます。」
言葉遣いや話し方に気を配れば、企業側もしっかり答えてくれるでしょう。
逆質問は非常に重要な機会なので、疑問点は積極的に投げかけてみましょう。
未経験業界の転職面接で質問されるときの注意点
転職面接における質問例を紹介してきました。
もちろん質問に答えることも重要ですが、意識しなければならないポイントが何点かあります。
気を配ることで内定をもらいやすくなるので、面接に臨む際に必ず確認してください。
質問にははっきりと回答する
転職面接で受ける質問には、はっきりと答えましょう。
まず内容に関して、曖昧な回答は企業側に疑問点を残すことにつながります。
質問は企業が疑問を解消するために行うもの。
曖昧な回答では意味がありません。
質問の意図をしっかりと確認し、無関係な内容や曖昧な表現を避けて答えましょう。
結論を最初に伝え、追加する内容は後から簡潔に話すようにしてください。
受け答えに関しても同様です。
自信がない話し方は好印象につながりません。
同じ内容でも、ハキハキ話す人と自信なく話す人の差は歴然。
繰り返しになりますが、面接ではコミュニケーション能力や性格なども判断材料です。
話し方一つで選考に影響してしまいます。
どんなことでもはっきりと伝えるようにしましょう。
自信を示せれば、優秀な人だという印象を与えやすくなります。
面接官や他の応募者の話をよく聞く
「面接官や他の応募者の話をよく聞く」ことにも気を配りましょう。
面接は、情報開示の場でありコミュニケーションの場でもあります。
相手の話すことを聞いて、適切な返事をしなければなりません。
集団面接に至っては、自分以外の応募者が同席しますよね。
当然自己紹介や志望理由を聞くことになります。
彼らは自分にとってはライバル。
年齢や経歴はバラバラですが、立場は皆同じです。
話す内容は少なからず参考になるでしょう。
企業からの質問はもちろん、逆質問では鋭い角度で切り込む人もいます。
仲間意識を持つ必要はありませんが、吸収できることは積極的に取り入れてみましょう。
面接官の話をよく聞くことは、言うまでもありません。
質問に的確に回答すること、すでに話題になったことを話さないことが非常に必要です。
緊張して上手く話せない人もいるでしょう。
尋問のような雰囲気ではなく、面接官との言葉のキャッチボールをするイメージで臨んでみてください。
回答には一貫性を持たせる
質問の回答には「一貫性」を持たせましょう。
回答内容がちぐはぐになってしまうと、企業へのアピールが適切に行えません。
それどころか不信感すら感じさせてしまうでしょう。
事前に想定される質問への準備を万全にし、言いたいことは筋が通っているか確認してください。
その時の気分で話す人は少ないはずですが、頭が真っ白になり何を言えばよいかわからなくなってしまう場面はあります。
慌てて答えて意思とは異なる内容が伝わってしまうのはよくありません。
少し落ち着いて整理する時間はあります。
企業にアピールする内容は、必ず一貫性のあるものにしてください。
未経験業界へ転職するなら転職サービスも活用しよう
未経験業界への転職は不安や悩みが多く、特にはじめは身動きが取れないでしょう。
転職活動の経験があれば、段取りが多少把握できているはずです。
しかし、初めての転職が未経験業界という人もいますよね。
そんな人におすすめの転職サービスがあります。
それが「転職エージェント」です。
転職エージェントとは、本人に代わり転職活動の手続きやバックアップなどをしてくれる強い味方。
志望理由の書き方やスキル・キャリアの分析など幅広く対応してくれます。
未経験業界では何が評価されるか分からないですよね。
転職エージェントを利用することで、どんな悩みや疑問でも解決してくれるでしょう。
国内では転職エージェントサービスが数々展開されています。
サポート内容や対応地域などサービスごとに特徴が異なります。
特にエージェントに支払うマージン(手数料)はしっかり確認しましょう。
マージン率が高いサービスは、一般的に手厚いサポートが期待できます。
転職の始めから終わりまで、細かくサポートしてくれるでしょう。
しかしマージン率の高いエージェントだからといって、転職がスムーズにいくとは限りません。
ご自身の懐事情との兼ね合いもありますよね。
プロの転職サポートは受ける価値が高く、不安な人にこそ利用をおすすめします。
ただし、利用する際には事前に評価やサポート内容を比較して選択してください。
まとめ
未経験業種への転職は、自身の挑戦であり大きな転機となるでしょう。
不安や悩みも多くあるはずですが、新しいキャリアのスタートに希望を感じますよね。
スムーズな転職には事前準備が大切です。
面接は対策することで、有利に進められるようになります。
注意点や転職サービスについても言及しました。
記事を読んで、活用できそうなことは転職活動に取り入れてみてください。
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