営業の転職面接を完全攻略!志望動機作成をジャンル別で例文を紹介
- はじめに
- 営業職の転職面接において『志望動機』は重要
- 営業職の転職面接を成功させる『志望動機』作成の準備
- 【営業職に転職】面接や履歴書では何を見られている?
- 営業職の転職面接を成功させる『志望動機』作成の3つのコツ
- 営業職の転職面接の志望動機を作成する際の3つの注意点
- 営業職の転職面接を成功させる『志望動機』のアピールポイント
- 営業職の転職面接を成功させる『志望動機』の例文
- 営業職の転職面接において志望動機がない場合の対処法は?
- 営業職の転職面接において志望動機以外に用意するべき質問は?
- 営業職の転職面接における『よくある質問』
- 【営業職に転職】まとめ:営業の転職面接を成功させる志望動機作成のコツ!
はじめに
転職面接で採用を左右するといわれている大切な要素のひとつは、志望動機です。
企業が求める人物像かどうかが不明な場合でも、面接官の心に訴える志望動機を伝えれば採用される可能性が高まります。
営業への転職を希望している場合、面接での志望動機をどのように準備すればよいのでしょうか。
この記事では、ジャンル別の例文を紹介します。
面接で見られるポイントにも注意を払うことが重要です。
例文を参考にしながら、オリジナリティーあふれる魅力的な志望動機を作成しましょう。
営業職の転職面接において『志望動機』は重要
営業職への転職面接において『志望動機』は非常に重要な要素の1つとされています。
なぜなら、志望動機は転職面接においてほぼ必ず聞かれる質問であり、面接官が熱意や適性を見極めるのに適切な質問のためです。
志望動機は、応募先企業で働きたいと思う理由や、営業職に適している理由を説明する機会となるため、面接をパスするためにも大きな役割を占めます。
次項目以降で解説する志望動機の作成のコツや注意点を解説していくので、ぜひ参考にしてみてください。
営業職の転職面接を成功させる『志望動機』作成の準備
営業職への転職面接で志望動機を作成する際には、以下のような準備をすることが重要です。
2.自己分析をする
3.相手のニーズを推察する
少し面倒に感じるかもしれませんが、念入りな準備により、スムーズで論理的な志望動機を作成できますので、ぜひ実施してみてくださいね。
志望動機作成の準備1. 企業研究をする
企業や面接官に効果的な志望動機を作成するためには、企業研究を行う必要があります。
なぜなら、面接を受ける企業の業績や特徴、ビジョンなどを調べておくことで、企業が求める人物像を理解でき、効果的な志望動機を作成できるためです。
その企業のHP(ホームページ)や求職者向けのサイトには、企業の理念やビジョン、求める人物像などが掲載されています。
特に「理念やビジョンへの共感」は転職面接において大きなアピールポイントとなるため、志望動機を作成する前にあらかじめ確認しておきましょう。
志望動機作成の準備2. 自己分析をする
志望動機を明確にするためには、念入りに自己分析を行うことが大切です。
自己分析により、自分の考えや長所を明確に言語化でき、面接時に的確な自己PRができます。
「自己分析と言っても、何をすればいいのか曖昧で分からない」と悩んでしまう場合は、自分自身の「得意なこと」「興味のあること」「大切な価値観」に関する分析を目標にするのがおすすめです。
上記3つを明確にできれば、例えば「自分はコミュニケーションが得意で」「不動産に興味があり」「自己成長を大切にしたいので貴社に志望しました」と、自然と志望動機が完成します。
また、どうしても自己分析が進まない場合は「友人や家族に聞いてみる」など、第三者の視点を取り入れてみましょう。
自己分析は志望動機の作成のみならず、応募する企業の選定など転職の方向性を決めていくことにも役立ちます。
そのため、転職活動をする際は早めに完了させておくのがおすすめです。
志望動機作成の準備3. 企業のニーズを推察する
企業側がどのような人材を求めているのかを理解して志望動機作成の準備をしましょう。
企業のホームページ・採用サイト・SNSなどの情報を集め、求めている人物像を推察していけば、面接官に訴える志望動機を作成できます。
特に営業職は顧客のニーズを把握し、それに応じた提案やアドバイスを行うことが求められるため、企業側が求める人物像やニーズに関する推察や理解が重要です。
【営業職に転職】面接や履歴書では何を見られている?
転職を成功させるためには、事前の準備が欠かせません。
面接や履歴書では、どのような点に注目されるのかを意識しておけば、面接官に仕事に対する意欲をアピールできます。
昨今は、中途採用に積極的な企業が増加傾向です。
自信を持って転職面接に臨めるよう、覚えておきたいポイントを前もってチェックしておきましょう。
即戦力になる人材かを見極める
新卒とは異なり転職希望者は、何かしらの経験やスキルを持ち合わせていると考えられます。
企業が中途採用を実施する目的は、これまでに培った経験・知識・スキルを自社の業務で生かし、即戦力として活躍してくれる人材を探すことです。
即戦力となる人材の特徴とはどのようなものでしょうか。
一般的な着目ポイントは、下記の6点です。
資格をもっているか
業界・業種により異なるものの、実用的な資格を保有している人は即戦力がある人とみなされます。
資格を取得している事実は、知識を持ち合わせている証拠です。
多くの企業は、自社の利益拡大を目指し競合他社と渡り合える人材の育成に努めているため、新人研修にさほど時間を割かなくてもよいと判断される人は重宝します。
営業への転職は、基本的に資格は必要ありません。
しかし、営業士やマイクロソフトオフィススペシャリストなどの検定を受けている実績があれば、仕事に対する意欲を示せます。
志望動機にも説得力が増すため、可能であれば資格取得を目指しましょう。
明確な将来像を持っているか
自分のキャリアビジョンや将来像を明確にしている人は、仕事に対するモチベーションが高い人とみなされます。
明確な将来像があれば、立てた目標に向けて意欲的に努力するためです。
例えば「入社後〇年目までに役職に就きたい」「〇〇のスキルを〇歳までに身に付けたい」などの将来像を、面接で聞かれた際にすぐに答えられるように準備しておきましょう。
営業職であれば、新規獲得顧客数や売上額など、具体的な成果目標を立てられます。
面接前に、応募先企業の事業内容や方向性を確かめ、どのような将来像が評価されるかを検討するのも一つの方法です。
転職理由は、将来像を交えたポジティブな表現で述べるよう工夫しましょう。
専門知識や実務経験はどれくらいか
応募先企業の事業内容にマッチした専門知識や実務経験があれば、即戦力になる人材として評価されます。
一から教える必要がないためです。
同業界・同業種に転職する場合は、前職での実務経験に関する情報を志望動機に織り込むと実務経験があることをアピールできます。
特定分野での専門知識も同様です。
売上目標を達成したり、何かの賞を受賞したりした経験もエピソードとして話せます。
また、専門知識や実務経験がある人は、能動的に業務を遂行してくれるとの期待されるケースも少なくありません。
指示待ちの姿勢ではなく、自発的に目標達成および課題改善のために行動できる人とみなされる可能性が高くなります。
コミュニケーション能力は高いか
どの職種でも、コミュニケーション能力が高い人は、好印象を持たれます。
特に、人との関わりが深い営業職では、コミュニケーション能力は重要なスキルです。
基本的に、コミュニケーション能力が高い人は、報告・連絡・相談をスムーズに行います。
そのため、連絡ミスや誤解が生じるケースがさほどありません。
社内外を問わず、円滑に業務を遂行できます。
面接では、志望動機や自己PRなどでの表現や説明の仕方が見られるケースが一般的です。
面接官が話す際の傾聴力や疑問点を尋ねる際の質問力なども、コミュニケーション能力の有無に関する判断材料とされます。
前職のやり方に固執していないか
転職面接では、前職でどのような働き方をしていたのかに興味を持たれる場合があります。
専門知識や実務経験がある場合は、特に前職のやり方に固執するのではないかが危惧する点です。
高い専門知識や貴重な実務経験がある場合でも、周りの人や新しい環境に合わせられない人は即戦力とはなりません。
自分のやり方に固執する人とは協力して働くのが難しい、と感じる人は多いのではないでしょうか。
応募先企業の方針や業務体制などを理解し、共感する態度を示しているかどうかが面接官が重視するポイントです。
前職を退職した理由を聞かれる場合もあります。
営業職でも協調性や柔軟性は必要なため、自分の性格を分析してみましょう。
会社の理念や社風に合うか
協調性や柔軟性とも関係がありますが、会社の理念や社風をどのようにみなしているかも即戦力となり得るかどうかの判断材料です。
企業理念に疑問を抱いていたり、社風が合わないと感じている人は、たとえ業務内容自体が好きな場合でも長続きしません。
業務内容は、企業ごとに掲げられている理念に調和した目標が立てられることが一般的です。
企業理念に疑問を抱いている場合は、立てた目標に向かって社内一致団結して努力するとの姿勢に共感できない可能性があります。
社風に関しても、自分に合わない環境での業務は苦になるのではないでしょうか。
面接官は、入社後にミスマッチに気づき、早期退職されるのを防ぎたいと思っています。
転職面接時には、前職の退職経験を踏まえ、企業理念や社風に対する自分の考え方を整理してみましょう。
一緒に働くイメージができるか
転職面接の際には、即戦力の他に、一緒に働きたいと思える人材かどうかも見られるポイントです。
履歴書・職務経歴書の内容から、ある程度応募者の人物像を想像しています。
加えて面接時には、身だしなみ・話し方・考え方などから、応募者が入社して一緒に働くイメージができるかどうかが着目点です。
大抵の場合、面接官が注目する考え方とは、物事をポジティブに受け取るかまたはネガティブに捉えるかを指します。
応募先企業の社風が関係するため、どちらが良いとは一概にはいえません。
企業が掲げる理念や社風に調和した考え方ができる人が望ましい人材です。
面接の短い時間で判断するのは難しいものですが、経験豊かな面接官であれば直感で分かるといわれています。
営業職の転職面接を成功させる『志望動機』作成の3つのコツ
営業職への転職面接で志望動機を作成する際には、以下のポイントを押さえましょう。
2.端的にまとめる
3.自信を持って伝える
志望動機作成のコツ1. 具体的なエピソードを用いる
志望動機を作成する際には、具体的な事例を用いることが大切です。
抽象的な表現をしてしまうと客観的な視点がなく、信ぴょう性が低い志望動機になってしまいます。
そのため、例えば「過去の営業経験でどのようにお客様とのコミュニケーションを図っていたか」「強みを活かしてどのような成果を得たのか」などのエピソードを交えて志望動機を作成しましょう。
エピソードは前職での経験以外だけでなく、学生時代の勉学や部活動などのエピソードでも問題ありません。
「具体的なエピソード」と聞くと華やかな実績でなければならないと感じるかもしれませんが、「自分なりに頑張ったエピソード」「自分なりに強みを活かせたエピソード」であれば問題ありません。
自分自身の主張に沿ったエピソードであることが大切です。
志望動機作成のコツ2. 端的にまとめる
志望動機は、できるだけ簡潔にまとめることが望ましいとされています。
長過ぎる志望動機は、面接官に与える印象が悪くなる可能性があるため、重要なポイントを押さえて、簡潔にまとめるように心がけましょう。
また、転職面接においては「結論から伝える」ことも重要です。
特に営業職はコミュニケーション能力や論理的思考力が求められます。
面接の場では端的に要点を伝えられることをアピールするためにも、志望動機は簡潔にまとめるように心がけましょう。
志望動機作成のコツ3. 自信を持って伝える
志望動機を伝える際には、自信を持って伝えることが重要です。
自分自身がその企業に貢献できるという自信を持って、明るく前向きに伝えるようにしましょう。
自信がないような伝え方をしてしまうと、良い印象を与えることはできません。
また、営業職ではポジティブ思考や明るい態度が求められる場合も多いため、面接の場では自信を持って志望動機を伝えましょう。
営業職の転職面接の志望動機を作成する際の3つの注意点
営業職への転職面接で志望動機を作成する際の注意点は、以下のようなものがあります。
2.営業職とは関係ない志望動機
3.客観的な視点がない志望動機
志望動機の注意点1. 金銭的な理由での志望動機
給与やボーナスなど、金銭的な理由で転職を考えていることをアピールするのはできるだけ避けましょう。
営業職は、お客様との信頼関係を築くことが重要なため、お金だけが動機となっていると思われると、信頼を損ねる可能性があります。
「前職からさらなるキャリアアップをしたい」「より責任のあるポジションで仕事をしたい」など、他の言葉に言いかえて伝えるようにしましょう。
志望動機の注意点2. 営業職とは関係のない志望動機
「大企業だから」「給料が良いから」など、営業職とは関係のない志望動機のみになるのは避けましょう。
営業職とは関係のない志望動機ばかりを伝えてしまうと、面接官に「営業職に対して熱意をもってくれないのでは?」と悪い印象を与えかねません。
営業職はコミュニケーション能力などが求められるため、自分自身が営業職に適している理由や、志望する理由を具体的に説明する必要があります。
「なぜ営業職に転職したいのか?」を明確にして志望動機を練りましょう。
志望動機の注意点3. 客観的な視点がない志望動機
客観的な視点がない自己中心的な志望動機は避けるようにしましょう。
自己中心的な志望動機は説得力に欠けるだけでなく、「説得能力がない人材」「客観視できない人材」という悪印象を与えてしまう可能性があります。
具体的なエピソードを盛り込んだり、友人や家族からのフィードバックを取り入れたりしながら、できるだけ客観的な志望動機を作り上げましょう。
営業職の転職面接を成功させる『志望動機』のアピールポイント
営業職への転職面接時に行う志望動機のアピールポイントには、以下のようなものがあります。
2.コミュニケーション能力がある
3.向上心や自己成長の意欲がある
4.業界への理解や興味がある
5.企業理念に共感している
志望動機のアピールポイント1. 営業職としての経験やスキルがある
営業職として働いた経験は、志望動機の大きなアピールポイントです。
経験者と未経験者では、志望動機の説得力が大きく異なります。
営業職への熱意・営業職としての適性・培った能力や適性・得られた実績など、転職先で活躍できることをアピールしましょう。
また、未経験であっても、自分自身の経験やスキルを生かせることをアピールすることが重要です。
接客業や販売業でのコミュニケーション力や交渉力など、自分が持つスキルや経験を具体的に伝えることにより、営業職に適していることをアピールすることができます。
志望動機のアピールポイント2. コミュニケーション能力がある
営業職への転職ではコミュニケーション能力が求められます。
そのため、転職面接では、コミュニケーションを苦手としていないことが志望動機のアピールとして有効です。
前職でコミュニケーション能力を発揮したエピソードや、積極的にコミュニケーションを取ったエピソードなどを用いてアピールしていきましょう。
また、「話すことはそんなに得意じゃない」という人は、”聞き上手”であることもアピールポイントとしておすすめです。
相手の話をしっかり聞いて理解することができるということを志望動機に入れ込みましょう。
志望動機のアピールポイント3. 向上心や自己成長の意欲がある
営業職の転職面接において、自己成長の意欲や向上心のアピールは非常に有効です。
学習や自己啓発に対する意欲、新しいことへのチャレンジ精神があることをアピールしましょう。
過去に自分がどのような困難に直面し、それをどのように克服したか、あるいはどのように自分を成長させたかに関する具体的な説明により、自己成長への意欲をアピールできます。
また、「読書習慣がある」「ニュースなどで最新情報を仕入れている」など、自己成長を常に心がけている具体的なエピソードを交えると非常に効果的です。
また、営業職は常に新しい挑戦がある職種のため、新しいことにチャレンジしたいという意欲のアピールは大切です。
志望動機のアピールポイント4. 業界への理解や興味がある
営業職の転職面接では、業界への理解や興味があることも志望動機として効果的です。
営業職は、その業界や商品に関する深い理解が必要とされるため、自分自身が興味を持ち、業界に対して知識を深めていることが重要とされます。
「資格を取得した」「業界のイベントやセミナーに参加した」など、業界に対して興味や理解がある具体的なエピソードを用いて志望動機を作成しましょう。
業界の特徴や市場動向などを把握していることのアピールが大切です。
志望動機のアピールポイント5. 企業理念に共感している
営業職では、志望動機のアピールポイントとして、「企業理念やビジョンに共感していること」が有効です。
企業理念やビジョンへの共感は、その企業に入社してからのモチベーション維持や、企業との共通の目的を持てることが期待されます。
具体的なアピール方法としては、企業のホームページや採用情報などから、企業理念やビジョンをしっかりと把握しておくことが大切です。
そして、面接で「企業理念やビジョンに共感している」ということを具体的な例を挙げて伝えましょう。例えば、「貴社は、社会に貢献するための取り組みが素晴らしく、その中で自分が働くことで自分自身も成長できると感じました」のように、具体的な取り組みや自分自身の成長について言及すると良いでしょう。
そのため、事前に企業の情報を調べ、志望動機に反映させることが重要です。
営業職の転職面接を成功させる『志望動機』の例文
ここでは、営業職の転職面接を成功させるための志望動機の例文を「未経験者」「経験者」に分けて紹介していきます。
志望動機の例文【未経験者の場合】
未経験から転職する場合、営業職に関心や興味がある旨熱意を込めて伝えることが大切です。
営業職への意欲をアピールするとともに、数値目標を達成する必要性への理解が伝わるよう表現に工夫します。
大抵の企業で、営業職にノルマを課している場合は珍しくありません。
ノルマを課されてもめげずにやり遂げる姿勢を伝えるなら効果的です。
前職での経験をどのように活かせるかもアピールしましょう。
前職の経験では、営業は業務の範囲外でしたが、社内の営業職を見て興味を持ちました。
コミュニケーションを通じて、お客様に価値を提供する業務にやりがいを感じている姿を見ていたためです。
やりがいを感じられる営業職に転職して、直接価値を提供する経験を積みたいと考えました。
販売や接客などの経験から得たコミュニケーション能力を生かして、貴社で活躍できると感じ応募しました。
志望動機の例文【経験者の場合】
経験者の場合は、前職で得た経験や実績を織り込みつつ、営業職に必要な基本スキルを身に付けていることをアピールしましょう。
面接官は、なぜ同業種間で転職するのか疑問に思う場合があります。
前職では自分のキャリアプランが一致しなかったことや、応募先企業の企業理念に共感していることを伝えると効果的です。
熱意を持って貢献したい気持ちを伝えましょう。
結果として売上を伸ばすことができるやりがいを感じられるからです。
前職の○○株式会社では、顧客管理や新規顧客獲得、交渉などの業務を任されていました。
部署内で立てた目標に向かって努力する姿勢にやりがいを感じ、年間売上目標を達成した経験があります。
しかし、今後のキャリアプランを考慮した結果、貴社のビジョンや扱っている商材、業務の遂行方法に共感し、ともに働きたいと強く思いました。
積極的に営業活動を行いながら、会社の成長に貢献していきたいと考えています。
志望動機の例文【法人営業の場合】
営業の種類は、個人営業と法人営業に分けられます。
営業対象の違いにより、求められるスキルも変わってくるため、前職で法人営業に携わっていた場合は経験した業務内容を具体的にアピールしましょう。
個人の顧客とは異なり、法人はビジネスのために必要な製品・サービスにニーズがあることが一般的です。
顧客となっている法人の事業内容および経営戦略に通じていなければなりません。
顧客が属している業界全体の動向に関する理解も必要です。
貴社のホームページより、貴社が社会の動向に敏感で、課題解決を目指し積極的に取り組んでいる様子を拝見しました。
前職では、貴社とも関連がある○○会社の法人営業として従事していました。
○○の商材がクライアントの課題解決にどのように役立つかを常に考え、変化するニーズにも対応できるよう努力を重ねてきました。
科学的根拠も参考にしたリサーチなどにより、昨年度の月平均受注金額は〇万円を達成できました。
同じ業界の貴社でも、これまで培った経験やスキルを生かし、業績拡大に貢献してまいりたいと思います。
志望動機の例文【個人営業の場合】
応募先企業が個人営業担当を募集している場合、経験の有無を正直に伝えるようにしましょう。
個人営業の経験がある場合は、即戦力として期待されます。
未経験にもかかわらず、経験があるような誤解を招く表現は、入社後に期待外れと感じられ、ミスマッチが起きる可能性があるため避けましょう。
未経験でも、面接前に業界に関する知識を深めておけば、営業職への転職意欲を面接官に伝えられます。
お客様の抱える課題やニーズの変化に敏感にあるように努めて商品を開発し、感謝され喜んでいただくことにやりがいを感じる業務でした。
開発業務にやりがいを感じていたものの、もっとお客様から生の声を聞いたり、商品やサービスを販売したりしてみたいと強く思うようになりました。
将来のキャリアプランを検討した結果、自分のスキルアップを目指し、貴社の営業職に応募いたしました。
商品企画とは異なる分野での仕事ゆえに未熟な点が多々あるものの、開発業務で培った経験を生かして、お客様のために働くことを忘れずに営業面で精進していきたいと考えております。
志望動機の例文【ルート営業の場合】
営業職の業務内容を大きく分けると、ルート営業と新規開拓営業の2種類に分けられます。
ルート営業は、すでにつながりがある既存の顧客が営業対象です。
これまでのつながりを大切にして信頼関係を構築していかなければ、契約を解除される恐れがあります。
一方、うまく信頼関係が築ければ、アップセル・クロスセルにつなげることが可能です。
面接官は、ルート営業担当にリレーションシップ構築能力を求めています。
経験者の志望動機例文は、下記のとおりです。
前職では、○○株式会社で、〇年間ルート営業を担当していました。
○○エリアの小売店を中心に、自社商品のシェアアップを図ったり新商品を提案したりする業務です。
長年のお客様が多かったため、ある程度企業との信頼関係は築かれていました。
しかし、時代やニーズの変化に伴い、お客様の心が離れてしまわないよう、さらなる信頼関係の構築に努める必要があると考えて努力を重ねました。
例えば、小まめな訪問や天候・人の流れなどによる需要予測を意識しました。
その結果、担当期間中は解約事例がほぼありませんでした。
貴社の企業理念や営業スタイルに共感を持ち、今後のキャリアプランを考えた結果、これまで培った業界知識を生かしつつ貴社で活躍できればと考え応募いたしました。
志望動機の例文【カウンター営業の場合】
企業によっては、外回り営業だけでなく、カウンター営業(内勤営業)部門があります。
基本的に社外に出ることなく、電話・メールなどに対応したり、店舗で来客者に対応したりする業務です。
例えば、カウンター営業の代表業種には、旅行代理店・保険会社・不動産業などがあります。
自社が扱っている商品やサービスの内容に通じていなければならず、お客様の利益になる提案が必要です。
情報収集力や提案力などが求められます。
内勤営業の経験や業界に関する知識がない場合でも、求められているスキルを自分が持ち合わせていることをアピールしましょう。
私は、日頃から貴社の○○商品を愛用しています。
使いやすさにこだわった開発がなされていることにいつも感動しています。
自分が好きな商品をもっと多くの人にも紹介したいと常々考えていたところ、貴社の内勤営業募集に目が留まり応募しました。
前職では、○○会社の店頭で接客販売をしておりました。
さまざまなお客様と会話し、それぞれが必要としているニーズに応えることにやりがいを感じていました。
私の強みは、会話を通してお客様の課題やニーズを見極められるヒアリング力や提案力ではないかと自負しております。
これまでの経験で培ったスキルを生かし、貴社に貢献していきたいと思います。
志望動機の例文【海外営業の場合】
海外営業とは、海外の企業・個人をターゲットに自社の商材を販売・提案する営業活動です。
現地に駐在するケースと日本の販売代理店やエージェントを通じて業務を遂行するケースがあります。
現地・国内にかかわらず、新規開拓・市場動向調査・プロモーション展開・販売計画などが主な業務内容です。
日本とは異なる文化や習慣を持つ人がターゲットになるため、語学力に加え、柔軟性・タフさ・事務処理能力が必要とされます。
未経験者の場合は、自分のスキルをどのように海外営業に生かせるかに重点を置いて、志望動機を作成しましょう。
私は、貴社のホームページを拝見し、○○の企業理念の下、真摯に製品を開発し海外への事業展開に向き合っている姿勢に感銘を受けました。
常々、日本の良さや技術を海外に発信する仕事に就きたいと思っていたため、貴社の海外営業部門で働きたいとの思いが強くなり応募しました。
前職では、貿易事務を担当していました。業務上、多くの外国人とコミュニケーションを取る機会が多くありました。
また、ワーキングホリデーを利用し、海外で働いた経験もあります。
語学力や柔軟性には自信があります。
ぜひ自分のスキルを生かし、貴社の商材を海外に広めることに貢献したいと思っています。
志望動機の例文【企画営業の場合】
自社商材の販売に関する営業戦略を企画・推進する業務を担っているのが、企画営業です。
実際に外回りに行くよりも、営業職に対して戦略面で立案・策定のサポートを行います。
提案資料および営業支援ツールを整えたり、インセンティブの導入を検討したりして営業職のモチベーションアップを図るのも企画営業の業務です。
情報収集力・分析力・発想力などが求められます。
企画営業が未経験の場合は、過去の職歴を整理し、該当するスキルを洗い出してみましょう。
保有スキルが伝わるような具体的なエピソードや実績を織り込むと説得力が増します。
○○エリアを中心に、一日平均〇件を訪問していました。
入社〇年後からは、クライアントから販促アイデアを求められるようになりました。
顧客に満足してもらえるよう観察力や分析力を駆使した結果、顧客店舗の売上高前年比〇%アップに貢献できました。
この経験により、販促や宣伝企画の仕事が自分に向いているのではないかと思うようになりました。
貴社の業務内容や実績などを拝見し、ぜひ企画営業の面で貢献したいと思い応募しました。
営業職の転職面接において志望動機がない場合の対処法は?
面接で志望動機が求められる場合は、なるべくしっかりと考えて準備しましょう。
しかし、どうしても志望動機が思い浮かばない場合もあります。
万が一志望動機がない場合は以下のようなアプローチを行えます。
2.企業研究をしてみる
3.面接官に率直に伝える
志望動機がない時の対処法1. 自己分析をしてみる
志望動機がない場合、自己分析ができていない可能性が高いと考えられます。
自分自身の長所や短所、やりたいことや興味を持っている分野などを整理してみましょう。
時間を取って整理すれば、何が自分にとって魅力的な職種や企業かを見つけられます。
自己分析がなかなかできない場合は、自己分析ができるサイトや、自己分析に関する書籍を用いてみるのもおすすめです。
志望動機がない時の対処法2. 企業研究をしてみる
志望動機がない場合、企業研究をした志望動機を作成するのがおすすめです。
企業のホームページやSNS、業界誌などを調べてみましょう。
その企業がどのようなビジョンを持っているか・どのような商品やサービスを提供しているか・どのような人材を求めているかを確認し、自分がその企業で働きたいと思えるポイントを見つけます。
少しでも共感できる部分が見つかれば、そこから深掘りして志望動機を作成可能です。
志望動機がない時の対処法3. 面接官に率直に伝える
自己分析や企業研究をしても万が一志望動機が見つからない場合は、率直に面接官に「志望動機がないこと」を伝えるのが最終手段です。
その際には最低限、どのような経緯でこの企業を知り、なぜ応募したかや、この企業に興味を持ったポイントなどを伝えるようにしましょう。
ただ、「志望動機がない」ということはあまり好ましいことではありません。
できるだけ具体的な志望動機を考えておく努力が重要です。
営業職の転職面接において志望動機以外に用意するべき質問は?
営業職の転職面接では、志望動機以外にもさまざまな質問がされることが一般的です。
ここでは、志望動機以外にも対策しておくべき以下の質問を紹介していきます。
2.転職(退職)理由
3.性格や人物像
対策しておくべき質問1. 自己紹介
面接の初めには、基本的に自己紹介を求められるため、自己紹介文は用意しておく必要があります。
基本的には履歴書の順序で回答していけばOKですが、長くなり過ぎずに1~3分程度でまとめるのが理想です。
用意した履歴書を基に、以下の内容を伝えましょう。
・学歴・職歴
・経験・実績・スキル
最後に「本日はよろしくお願いいたします。」とあいさつし、自己紹介を終えるのが一般的です。
対策しておくべき質問2. 転職(退職)理由
「なぜ今転職を考えているのですか?」「なぜ前職を退職されたのですか?」など、転職理由や退職理由についての質問も頻出です。
転職理由についての質問は、面接官が「入社後にすぐに辞めてしまわないか」を見極めるためにされます。
そのため、曖昧な回答やネガティブな回答ではなく、次のステップに進むための前向きな回答を意識しましょう。
対策しておくべき質問3. 性格や人物像
「あなたの長所と短所を教えてください」「あなたは友人からどのような人だと言われることが多いですか?」など、あなたの性格や価値観についての質問もよく聞かれます。
性格や価値観についての質問に対しては、できるだけ客観的な回答を心がけましょう。
なぜなら、主観的な回答よりも客観的な回答のほうが説得力があるためです。
例えば、「私はコミュニケーション能力があります」と答えるよりも、「私はコミュニケーション能力を評価してもらえることが多いです」と答えるほうが、説得力がありますよね。
そのため、「よく周りの人にこんな人だと言われる」「こんなことを評価されることが多い」といったエピソードを交えつつ、自分自身の性格を客観的に分析しましょう。
営業職の転職面接における『よくある質問』
ここでは、営業職への転職面接における志望動機でよくある質問に答えていきます。
営業職の業務内容は?
営業職は、企業の商品やサービスを顧客に提供し、売上を伸ばす業務を担当します。
営業職には主に以下の6種類があります。
・「個人営業」:個人顧客に対する営業
・「代理店営業」:商品やサービスを提供する企業の代理店として営業すること
・「ルート営業」:すでに取引関係のある企業を定期的に訪問する営業のこと
・「新規営業」:新規顧客を獲得するための営業
・「反響営業」:顧客からの問い合わせに対する営業
営業職は、コミュニケーション能力や説得力が求められる仕事です。
顧客候補の選定や提案・見積もり・アフターケアなど、顧客への価値提供をします。
営業職の仕事が向いている人は?
営業職の仕事に向いている人の特徴は以下のとおりです。
・責任感が強い人
・粘り強さや忍耐力がある人
営業の仕事はコミュニケーションが肝です。
そのため、「コミュニケーションが好き」「人と接するのが楽しい」という人に向いています。
また、営業の仕事は粘り強く契約を勝ち取らなければならないため、忍耐力がある人に向いている職種です。
営業職の面接ではどんなことをアピールすればよい?
営業職の面接でアピールできることは以下のとおりです。
・業界への知識・理解
・プレゼン能力
・顧客志向
・協調性
・成長意欲
・企業理念への共感
企業によって求める人物像や能力は異なるため、自己分析と企業研究を基に、適切なアピールを心がけましょう。
転職理由が不明瞭で志望動機が作れない場合はどうすればいい?
「前職が嫌で辞めたので、転職理由が浮かばない」「報酬が理由で転職するため、説得力に欠ける」など、志望動機が曖昧な人も多いのではないでしょうか。
ただ、「志望動機がない」のは面接官に良くない印象を与えかねないため、面接までに志望動機を固める必要があります。
営業職への転職理由が不明瞭で志望動機が作れない場合は、以下の対処法があります。
・業界や企業に関して調べ、興味を持てるポイントを探す
・給与や待遇が理由の場合、「自己成長」「キャリアアップ」などポジティブに言い換える
転職活動では「相手を知り、自分を知ることが大切」といわれています。
自己分析と企業研究を行い、応募先企業に転職したい理由を明確にしましょう。
また、給与や待遇が志望動機の場合は、そのまま回答するのではなく「キャリアアップしたいから」「自己成長したいから」などのポジティブな言葉に変換できます。
未経験でも営業職に転職できる?どうアピールすればいい?
営業職は、特別なスキルや知識がなくても転職しやすい分野のため、未経験でも転職することは可能です。
営業職に必要なコミュニケーション能力や成長意欲を、前職での具体的なエピソードを用いてアピールできます。
また、未経験からの転職が不安な場合は、業界の知識や営業の知識を事前に勉強しておけば、転職面接の場で「営業職の転職に向けて○○を勉強しています」とアピールができるためおすすめです。
【営業職に転職】まとめ:営業の転職面接を成功させる志望動機作成のコツ!
転職面接では、どの業界・業種に転職したいかをまず決めておけば、志望動機作成の方向性が分かります。
業界・業種ごとに、求める経験やスキルが異なり、面接官の着眼点が変わってくるためです。
営業職に転職したいと思う場合は、営業職に求められる基本的なスキルを念頭に置きましょう。
前職の経験を営業職でどのように活用できるかを織り込むことにより、自分らしい魅力あふれる志望動機が完成します。
不安な場合は、転職エージェントの活用を検討してみましょう。
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