【これで合格】IT転職の面接でよく聞かれる質問と解答例を徹底紹介!

【これで合格】IT転職の面接でよく聞かれる質問と解答例を徹底紹介!

目次
  1. IT転職における面接の流れと意図
  2. IT転職の面接でよくある質問と回答の考え方
  3. IT転職の面接の質問へうまく答えるポイント
  4. IT転職の面接の準備方法
  5. まとめ

IT企業への転職活動において最も重要なのは「面接」です。

どんなに企業と相性が良くても、それを100%伝えることができなければ、優れた実績や職歴があっても選考漏れする可能性があります。

とはいえ、「どうやって面接の準備をすればいいんだろう」「何を聞かれるのかわからない」と悩んでいる人は多いのではないでしょうか?

そこでこの記事では、IT転職の面接でよく聞かれる質問と解答例を徹底解説していきます!

この記事を読めば、IT企業の面接対策はバッチリです。

ぜひ最後まで読み、参考にしてみてください。

IT転職における面接の流れと意図

まずは、IT転職における選考過程の全体像を把握しておきましょう。

多くの場合、IT企業への転職活動は以下のような流れで進みます。

書類選考
一次面接
二次面接
最終面接

各段階において、企業側がチェックしているポイントは異なります。

それぞれの意図について順番に説明していきますね。

一次面接・二次面接でチェックされるポイント

一次面接・二次面接は、部署のマネージャークラスや人事によって行われます。

見られるポイントは主に以下の点です。

基本的なビジネスマナーの有無
基準以上のスキルの有無
基本的なコミュニケーションスキルの有無

書類面接に通過できている時点で、過去の経歴・職歴に大きな問題はありません。

ここからはビジネスマンとしてのレベルや人柄を見られます。

現場の上長と面接することが多いので、「この人と一緒に働きたい!」と思ってもらえるかが、選考通過の大きな分かれ目となるでしょう。

最終面接でチェックされるポイント

最終面接は、経営陣・役員によって行われます。見られるポイントは「自社への熱量」です。

最終面接まで通過しているということは、経験やスキルは基準を満たしています。

あとは「その企業への熱量」や「長い期間定着してくれそうか」といった部分をチェックされます。

採用にはかなりのお金がかかります。

エージェント経由の場合、一人を採用するのに100万円以上かかることも珍しくありません。

それだけのお金をかけて採用した人が、入社してすぐに辞めてしまったらもったいないですよね。

ですので、最終面接で会社とのマッチ度を見極めるわけです。

IT転職の面接でよくある質問と回答の考え方

IT転職の面接で聞かれることは、ある程度決まっています。

企業は年に何十回も面接を行なっているので、いちいちオリジナルな質問を用意することは大きな手間になるからです。

そこでここからは、IT転職の面接でよくある質問10個を紹介していきます!

①自己紹介をお願いします
②弊社を志望した理由はなんですか?
③あなたの強み・弱みはなんですか?
④前職を退職した理由はなんですか?
⑤前職のプロジェクトで意識したこと・頑張ったことを教えてください。
⑥使用経験のある技術やツールを教えてください
⑦働く上で最も重視していることはなんですか?
⑧印象に残っている挫折経験はなんですか?
⑨3年後の展望を教えてください
⑩何か質問はありますか?

①自己紹介をお願いします

面接は自己紹介から始まることが多いです。

自己紹介では、自分の名前と職歴を1〜2分で簡潔に伝えましょう。

職歴の詳細は後でじっくりと深掘りしていくので、この段階ではざっくりで構いません。

具体的には、以下の順番で説明することをおすすめします。

名前
出身地
前職の仕事内容
前職のポジション
転職先業界の経験

自己紹介の時点では、実績までは踏み込まなくてOKです。

数分以内で簡潔に答えましょう。

②弊社を志望した理由はなんですか?

志望理由は、100%聞かれる質問です。

答え方のポイントは、自分の大事にしている価値観と会社の魅力がマッチしているのを強調することです。

会社の魅力だけをたくさん語ってしまう人が多いですが、魅力だけでは志望理由になりません。

その魅力がなぜあなたを惹きつけたのかまで説明しないと、ただの会社紹介になってしまいます。

「自分が転職先に求めているものと、御社の魅力がガッチリとマッチしています!」と伝えられるよう、答えを考えてみてください。

基本的には、以下の流れで答えを組み立てれば大丈夫です。

1.志望した理由(一言で簡潔に)
2.転職で実現したいこと・求めていること
3.会社の魅力
4.自分と会社のマッチ度を強調

未経験業界に転職する場合は、志望理由の前に「違う業界に転職しようと思った理由」を簡潔に述べると、面接官の理解の助けになるでしょう。

③あなたの強み・弱みはなんですか?

「あなたの強み・弱みはなんですか?」という質問も鉄板です。いわゆる「自己PR」ですね。

強み・弱みともに、面接先の企業に関わりのあるものをピックアップしましょう。

たとえばWEB広告の運用を行う企業の面接で、「営業で培った度胸が武器です!」とアピールをしても効果は薄いでしょう。

広告運用の業界で、度胸が重要になる場面がイメージできないからです。

広告運用なら、「データ分析力」や「情報収集能力」、パーソナリティなら好奇心の強さなどをアピールするのが良いでしょう。

逆に弱みを選ぶ際は、「その会社であれば強みになりえる特徴」をアピールするのが良いです。

たとえば「飽きっぽい」という短所は、さまざまなクライアントと関わる職種においては「いろいろな物事に興味を持てる」という強みになるかもしれません。

また、弱みを改善しようとしていることも伝えられると好印象ですね。

④前職を退職した理由はなんですか?

前職の退職理由は、「すぐに会社を辞める人ではないか」という不安を払拭するために質問されます。

理由はなんであれ、前向きな印象を感じる伝え方をするのがポイントです。

たとえば「残業時間が長かった」という退職理由でも、以下の2つの伝え方ではかなり印象が違いますよね。

残業時間が長く、プライベートの時間が取れなかったので退職しました。
残業時間が長く、スキルアップのための時間が取れなかったので退職しました。

嘘の退職理由を考える必要はありません。

理由はそのままに、ポジティブに表現することを意識してみてください。

また、退職に至った課題を、面接先の企業で解決できるかどうかも重要です。

先ほどの例の場合は、面接先の企業が残業の少ない社風であることが前提です。

⑤前職のプロジェクトで意識したこと・頑張ったことを教えてください

前職での具体的な実績を問われることも多いです。

特に、職務経歴書に記載した、過去関わっていたプロジェクトについては、かなりの確率で聞いてくるはずです。

ここでおすすめなのが、「STAR」と呼ばれるフレームワークを用いて、過去の経験を説明すること。

STARは以下の4つの要素を指します。

S(状況):担当していたポジションとプロジェクトの概要
T(課題):自身の目で見つけた、プロジェクトにおける問題点や課題
A(行動):課題解決のために起こしたアクション
R(結果):アクションの成果

この順番に話していけば、面接官の知りたいことを自然に伝えられます。

ぜひ試してみてください。

⑥使用経験のある技術やツールを教えてください

IT業務の経験者(特にエンジニア)の場合、使ったことのある技術やツールについて聞かれます。

使用経験のあるプログラミング言語や分析ツールなどを事前に棚卸ししておきましょう。

プログラミング言語を答える場合は、その言語を選んだ理由までセットで説明できると効果的です。

ITのトレンドをしっかりと考慮していることをアピールできるからです。

⑦働く上で最も重視していることはなんですか?

転職先の企業に求めている、最重視している要素を答えましょう。

転職の軸となる部分ですので、極めて重要度の高いポイントです。

回答例としては、以下のようなものが考えられます。

「プライベートとのメリハリ」
「スキルアップ」
「ハードで緊張感のある環境」

前職の退職理由と同じく、ポジティブに聞こえる表現を選ぶのがポイントです。

たとえばプライベートとのメリハリを重視している場合、「残業時間がなるべく少ないと嬉しい」と答えると、働く意欲が低そうに感じられてしまうことも。

企業にとって価値があるような伝え方を意識してみましょう。

⑧印象に残っている挫折経験はなんですか?

過去の挫折経験は、困難にぶつかったときの粘り強さ・耐久力をチェックするために聞かれます。

新卒の場合は学生時代の経験を話すと思いますが、転職面接の場合は前職でのエピソードを話しましょう。

基本的には先ほど紹介したフレームワーク「STAR」を使えば、過不足なく情報を伝えられます。

念の為再掲しておきますね。

⑨3年後の展望を教えてください

将来のキャリアプランも頻繁に聞かれる質問の一つです。

これから達成したいことを、この会社で実現できるのかを確認するために聞かれます。

キャリアプランが明確ではない人もいるかもしれません。

しかし、「特にありません」と答えても、プラスな印象を与えることはないので、なんらかの答えは用意しておきましょう。

困ったときは、「マネジメントができるよう、自身のスキルを磨いていきたい」という旨を伝えましょう。

マネージャー職への興味を示すことで、長い期間働くつもりであることをアピールできます。

⑩何か質問はありますか?

最後に逆質問です。

「特にありません」と答えても大きな問題はないものの、熱量をアピールできる場面なので、2〜3個は答えを用意しておきましょう。

いくつか質問例をあげます。

入社までに勉強しておいた方がいいことはありますか?
御社で活躍している方の共通点はなんですか?
仕事の1番のやりがいはなんですか?

また、面接内で触れた話題について掘り下げるのも効果的です。

IT転職の面接の質問へうまく答えるポイント

よく聞かれる質問に対する答えを用意しておくことは、面接を突破する上で効果的な対策です。

しかし、答えが面接官に刺さらない内容だと、いくら完璧にフレーズを暗記していても意味がありません。

そこでここからは、IT転職の面接の質問へうまく答えるポイントを3つ、以下の順番で解説していきます。

1.具体的なエピソードを交えて話す
2.実績を答えるときは数値化する
3.会社の方向性とマッチした回答を選ぶ

具体的なエピソードを交えて話す

自分の考えを伝える際は、具体的なエピソードとセットで話すようにしましょう。

エピソードがないと、何を言ってもありきたりな答えに聞こえてしまいます。

たとえば自己PRで、「私の強みは素直さです」と言いたいときは、素直さを象徴するエピソードを添えることで、主張の説得力が増します。

加えて、その強みが会社で活かせるかも判断しやすくなるでしょう。

実績を答えるときは数値化する

「営業で新規顧客をたくさん獲得し、売上を伸ばしました」

「たくさん」「売上を伸ばす」という表現は主観的なので、人によって受け取り方が変わります。

実績は数字で表現することで、前職について詳しくない人にも凄さが伝わるでしょう。

前述の例の場合なら、「営業で新規顧客を、同期の平均の2倍獲得して、売上を150%向上させることに貢献しました」のように修正すれば、実績が伝わりやすくなります。

答えに副詞や形容詞がなるべく入らないように意識しましょうね。

会社の方向性とマッチした回答を選ぶ

実績や自分の強みは、会社の方向性にマッチしたものをピックアップしましょう。

どんなに際立った長所を持っていても、それが会社に求められていない強みでは意味がないからです。

たとえば「ハードワークに耐えられるタフさ」を強みとしても、マイペースで働くことを重視するホワイト企業には刺さらないかもしれません。

そのため、まずは会社が求める人物像を明らかにしてから、それに沿って自分の強みや特徴を選んでいくと良いでしょう。

IT転職の面接の準備方法

IT転職における面接の具体的な準備方法を、以下の順番で3つ紹介します。

1.職歴の棚卸しをする
2.声に出して回答の練習をする
3.WEB面接の場合は実際の画面を使って練習する

職歴の棚卸しをする

職歴については面接で必ず質問される上、職務経歴書にも詳しく書く必要があります。

何を聞かれても即答できるよう、準備しておきましょう。

具体的には、以下の3つを詳細に答えられれば問題ありません。

過去に経験した業務と役割
業務上の課題に対してどのようなアクションを取ったか
実績はあるか

できれば、紙に書き出して整理するのをおすすめします。

頭で考えているだけでは思い出せないエピソードが浮かぶことがあるからです。

声に出して回答の練習をする

「答えを用意しても、いざ面接になったら緊張してうまく喋れなくなる」という人も多いのではないでしょうか。

面接における緊張を和らげるには、たくさん練習をするほかありません。

椅子に座って背筋を伸ばし、実際に声を出しながら面接の練習を繰り返しましょう。

淀みなく喋れるようになるまで、何度も何度も練習してください。

面接練習を繰り返すことで、「これだけやったから大丈夫」と自信を持てるので、本番での緊張も和らぎます。

WEB面接の場合は実際の画面を使って練習する

WEB面接の場合は、実際のミーティングツールを使って練習をしましょう。

たとえばZoomを使うなら、実際にZoomで自分だけの部屋を作り、自分の顔を映して練習をします。

というのも、実際にZoomを使うことで「表情が暗く見えるな」「もう少し画面を高くしよう」といった気づきがあるからです。

回線不良や画質の悪さで印象を下げるのはもったいないので、必ず実際の状況を再現して練習しましょう。

まとめ

ここまで、IT転職の面接について詳しく解説してきました。

面接において最も重要なのは、結局のところ熱量です。

どんなに素晴らしい回答を用意したとしても、その会社に本気で入りたい気持ちがなければ面接官には刺さりません。

まずは、本気で働きたいと思える会社を見つけるところから始めましょう。

その上で、本記事で紹介したことを参考に、面接対策を行なってみてください!

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