【例文あり】ガクチカで協調性をアピールしたい人必見!書き方や伝え方、注意点も解説
はじめに
ガクチカで協調性をアピールしようと考えている学生やそもそもガクチカで協調性を使って高い評価を受けることができるのか不安に思っている人も多いと思います。
この記事では、ガクチカをアピールする際の書き方や伝え方のコツについて紹介していきたいと思います。
「協調性」は伝え方を間違えてしまうと、伝えたいことが伝わらない可能性があるので、この記事を参考に自分の意思を正確に伝えられるようになりましょう。
【協調性をガクチカにしたい】協調性をガクチカでアピールしてもいいのか
そもそも「協調性をガクチカでアピールしてもいいのか?」と不安に感じている人もいるでしょう。
この見出しではその結論や理由、協調性を持っている人はどんな印象を持たれるのかについて解説していきます。
結論
協調性をアピールしても何も問題はありません。
企業で仕事をする際に、どんなに優秀でもすべての業務を一人で進められる人はなかなかいません。
そこで、周りと協力して、役割を分担しながら仕事を進めていく必要があります。
企業が「協調性がある人」に「入社後も問題なく馴染めそう」や「うまくコミュニケーションを取れそう」、「成長が速そう」などの印象を抱きます。
周りの人を思いやり、自分とは価値観や考え方が全く違う様々な人たちと、連携をとることができることは大きなアピールポイントです。
仕事をするうえで協調性は必要不可欠な能力なので、しっかりと伝えることができれば、採用担当者から高い評価を受けることができます。
【協調性をガクチカにしたい】なんでガクチカが聞かれるのか
この見出しでは「なんでガクチカが聞かれるのか」について解説していきます。
まず、ガクチカとは「学生時代に頑張ったこと」の略称です。
学生時代に自分が体験したことを入社後にも同じように活かせる人はなかなかいないので、学生が「どんなことに力を入れて取り組んできたのか」や「頑張って取り組んだ結果、何を学んだのか」、それを「入社後どのように活かすのか」を聞くためにガクチカを通して判断します。
企業としては、目標に向かって頑張っていける人材は目標に向かって頑張っていける人材は、仕事でも期待ができます。
その人のやる気や熱意をその人のやる気や熱意を見るためにもガクチカを見ているでしょう。
下記の見出しでは、「なんでガクチカが聞かれるのか」について具体的に解説していきます。
人柄と社風の相性を確かめるため
企業は「なんでガクチカが聞かれるのか」を確認するためにガクチカを聞きます。
応募してきた学生に自社で長期間働いてもらうためです。
せっかく苦労して入社したのに学生の人柄と社風が合わないという理由でやめてしまってはもったいないからです。
企業は新卒の採用に多額のお金を投資しています。
ですので、企業としては損失を増やしたくないので、自社で長く働いていける人材かどうかを判断するためにガクチカを聞きます。
自分の性格や人柄が企業の理念や方針に合っていることをうまくアピールして好印象を与えられるようにガクチカを書きましょう。
人柄を知るため
企業は「学生の人柄を知るため」を確認するためにガクチカを聞きます。
ESだけでは学生の人柄は判断できないので、ガクチカを聞くことで、人柄はもちろん趣味趣向などを確認します。
ガクチカで一番重要視されるのは「過程」です。
「目標達成のために何をしたのか」や「問題を解決するためにどのような行動をとったのか」などをアピールすることが大事になってきます。
この「過程」を見ることで、学生がどのように仕事に打ち込むのかを面接官は判断しています。
また、企業がどのような人材を求めているのかを調べたうえで、その要望に沿うような感じでガクチカを書くのがおすすめです。
さらに、物事への取り組み方や会社の人たちとの関わりなども書くように心がけましょう。
挑戦の結果、何を学んだかを聞くため
学生時代に「どんなことに挑戦し、その結果何を学んだのか」を知るためにガクチカは聞かれます。
素晴らしい結果を残せた人はその分評価されます。
しかし、結果を残せていなくても、その経験から何を学び、企業にどのように活かせるかを書くことが一番大切なことです。
また、挑戦の結果、壁にぶつかり挫折した際に、そこから「どのように抜け出すのか」、「逃げ出さずに立ち向かえるか」もガクチカを通して企業は見極めています。
「何を学んだか」をより具体的に書くことがいい評価に繋がります。
【協調性をガクチカにしたい】ガクチカで評価されるポイント
ガクチカを書く上で「評価されるポイント」を知ることは高い評価を受けるためにも必要なことです。
この記事を読んでいる人の中には、「ガクチカで評価されるポイント」を知らない人もいるでしょう。
この見出しでは、「ガクチカで評価されるポイント」について詳しく解説していきます。
このポイントを理解し、実践することでガクチカの完成度は高いものになり、面接官に好印象を与えることができます。
この、ポイントを参考に自分のガクチカを書いてみてください。
再現性があるかどうか
「再現性があるかどうか」がガクチカが評価されるポイントになります。
学生時代にどんなにいい経験をしていても、入社後に企業で活かせなければ意味がなくなってしまいます。
ガクチカでは経験が聞かれているのではなく、「その経験した内容をどのように再現できるか」、「どのような再現性のあるスキルを身に着けることができたのか」が評価されます。
ですので、良い結果だけが評価されるわけではありません。
入社後、自分が自分の経験から再現できることを具体的なエピソードを交えて書くようにしましょう。
伝える能力があるかどうか
「伝える能力」があるかどうかもガクチカで評価されます。
ガクチカで「伝える能力」を聞くことで、自分の言いたいことを端的に言えるかどうかを採用担当者の方は判断しています。
例えば、営業などで他者に自社の製品を紹介するときに「伝える能力」は大切になります。
うまく説明することができれば、営業がうまくいき、自社の利益につなげることができます。
面接の際、ガクチカに限らず、質問されたことに対してしっかり受け答えができれば、自分に「伝える能力」があることをアピールすることができます。
これは慣れが必要になるので普段の会話から相手を意識して話すようにするのがおすすめです。
物事に取り組む姿勢
「どのように物事に取り組むか」も評価されるポイントです。
企業は学生のガクチカで「物事に取り組む姿勢」を見ることで、自社での働き方をイメージします。
「物事へ前向きに取り組む姿勢」や「目標達成のために努力する姿勢」が学生にあるかどうかをガクチカを通して判断します。
「どのように物事に取り組むのか」を伝える上で、「協調性があることを伝えること」にもおすすめです。
会社で働く上で周りとの協力は不可欠です。
部活やアルバイトの経験をガクチカで書くのなら、周りと連携し、どのような結果を残したのかを具体的なエピソードをアピールするのがおすすめです。
【協調性をガクチカにしたい】協調性が求められる理由
前段では、「なんでガクチカが聞かれるのか」と「ガクチカで評価されるポイント」について話してきました。
これからは「協調性」について話していきます。
この見出しでは、「協調性が求められる理由」について解説していきます。
「協調性」という言葉は幅広い意味で使われます。
ガクチカで協調性をアピールする際に、企業の求めるスキルとは少し違った意味の協調性をアピールする学生も多くいます。
どのような協調性が企業に求められているのかを以下の見出しで解説していきます。
仕事を円滑に進めることができるから
会社で働く上で自分と気が合う人たちだけで仕事を行うことは不可能です。
会社には年齢や立場、考え方が自分とは違う人がたくさんいるので、仕事を円滑に進めるためにお互いに協力しなければいけません。
そこで、様々な価値観や考え方を持つ人たちの意見を尊重して仕事を行う能力が求められます。
企業は多様な考え方を持つ人たちとコミュニケーションが取れて、周りからのアドバイスを柔軟に受け入れられる人材を求めています。
協調性があれば、周りとぶつかることもなく、スムーズに仕事に取り組むことができます。
主体的に仕事に取り組めるから
「協調性」という言葉からは想像しづらい内容ですが、仕事をするうえで相手からの意見をすべて受け入れては、自分の成長にも会社の成長にもつながらないでしょう。
自分の意思を通して、主体的な発言をすることも大事になってきます。
ですので、周りを巻き込みながら、お互いに協力し、目標達成を目指すという主体的な協調性が求められます。
企業が求める協調性には先述した「仕事を円滑に進めることができる」のような受け身の協調性と、この見出しで書いたあるような主体的な協調性が求められます。
相手の意見を完全に否定するのではなく、妥協点を探ることで、お互いに気持ちよく仕事に取り組むことができます。
【協調性をガクチカにしたい】ガクチカの伝え方
「協調性が求められる理由」について理解出来たら次は、実際に「ガクチカの伝え方」について解説していきます。
協調性をアピールする際には、部活やサークル活動、ボランティア活動などのチームで何かに取り組んだ経験を題材にすることが多いです。
部活を題材にする際には、1人での成果ではなく、チーム全体で何を成したのかを説明することが大切になります。
また、面接では制限時間が設けられていたりするので、先述した、限られた時間に自分の伝えたいことをすべて伝えるという「伝える能力」も重要になってきます。
前段でも話したように、「協調性」をアピールする学生はたくさんいるので、周りの学生に埋もれないように、差別化された文章を書く必要があります。
それでは、見ていきましょう。
結果から協調性を得た伝え方をする
ガクチカで協調性を使う場合は、自分の経験から得た学びとして伝える方法があります。
ガクチカで「私には協調性があります」とだけ言う伝え方は、説得力がなくて言い伝え方とは言えません。
「協調性をアピールできるような経験」を伝えないと、再現性を感じさせる内容にはなりません。
「売上を〜%上げた」のように具体的な数字が使えない分、採用担当者に伝わりやすく、イメージしやすくなるような工夫が必要です。
5w1h((いつ、どこで、誰が、何を、なぜ、どのように)や具体的にイメージできるようなエピソードを使い、説明するようにしましょう。
ただし、先述した通り、協調性は伝え方を間違えてしまうと違った意味で伝わってしまい、ネガティブなイメージを与えてしまうかもしれないので注意が必要です。
例えば、「どんな人とでも仲良くなれる」や自分ひとりだけで残した成果などです。
協調性があるものとして伝える
「結果から協調性を得た書き方」とは別に「協調性がもともとあるものとして書く」という方法もあります。
協調性がないがために失敗してしまったり、必要性を感じた経験から、自分の協調性を発揮することで成功に繋がったなどの内容で書くとうまくアピールできるでしょう。
主体性を損なわないような言い方をする
先述したように、企業が求める協調性には、「受け身の協調性」と「主体的な協調性」があります。
協調性をアピールする際には主体性を損なわないような書き方を心がけましょう。
そうしないと、「自分の意見が言えない」「意志が弱い」などの印象を与えてしまうことになります。
それを防ぐために、自分とは異なる価値観や考え方を持つ人たちとの取り組み、お互いの利害調整をするためにとった行動について書くようにしましょう。
そうすることで、主体性を損なわず、協調性があることをアピールすることができます。
具体的には、「相手と意見がかみ合わず話がまとまらなかったが、妥協点を見つけることで意見をまとめた。」などです。
【協調性をガクチカにしたい】ガクチカの書き方
これまでは、「協調性が求められる理由」や「協調性の伝え方」について紹介してきました。
ここからは、「ガクチカの書き方」を解説していきます。
これから解説する書き方を真似して書くことで全体的に文章にまとまりが出てきて、採用担当者に伝わりやすい文章になります。
素晴らしい体験があっても、書き方次第でガクチカの評価は下がってしまうので、紹介するポイントを抑えて書くようにしてみてください。
以下の見出しではガクチカの書き方を3つにまとめたので紹介していきます。
最初に結論を書く
ガクチカを書く際はまず結論を最初に書きましょう。
最初に結論を書いておくことで、そのあとの内容が伝わりやすくなります。
逆に、結論を最初に書かないと、自分の言いたいことが採用担当者に伝わりづらくなってしまいます。
「私が学生時代に力を入れたことは~です。」や「私のガクチカは~したことです。」のように結論を最初に書きましょう。
その次にガクチカの背景などを書き、具体的なエピソードなどを書く、という流れで書くことを心がけましょう。
具体的なエピソードを書く
結論を最初に書くことができたら次は、ガクチカに関する具体的なエピソードを書きましょう。
具体的なエピソードを交えてガクチカを書くことはとても重要です。
そうすることで、採用担当者に自分のガクチカの内容をイメージしてもらいやすくなります。
具体的には、いつ、どこで、誰が、なにを、なぜ、どのようにのような「5w1h」を使って話すようにしましょう。
そうすることで、自分が「どのように課題に取り組んできたのか」をより鮮明に伝えることができ、他の学生との差別化に繋がります。
自分の経験を入社後どう活かすか
次に「自分の経験を入社後どう活かせるのか」を書くようにしましょう。
経験して終わりでは、企業からしたら何も意味がないので、その経験をどう活かすかを書くことは重要です。
学んだこと、経験をどう活かすかを話さないと、入社後どのように会社に貢献できるかが全く伝わりません。
ガクチカを書く際は、話に再現性を持たせて書くようにすると高い評価を受けることができます。
【協調性をガクチカにしたい】おすすめの構成
前段の見出しで「書き方」が理解できたら、次は「ガクチカの構成」について解説していきます。
これから紹介する構成でガクチカを書くことで、伝わりやすく、より高い評価を得られるガクチカにすることができます。
以下の構成でガクチカを書くのがおすすめです。
2.目標・課題を書く
3.改善・行動を書く
4.何を学んだのか
5.学びを入社後どう活かすか
2と3を書く際には具体的なエピソードを入れて書くのがおすすめです。
【協調性をガクチカにしたい】例文紹介
この見出しでは、協調性をガクチカにした例文を紹介していきます。
今まで話してきたことを確認しながら読んでみてください。
例文1
アルバイトを始めてから約1年後、新人を教える立場になりました。
自分の強みである協調性を活かして、自分が教えてもらった時に分かりづらかったところを改善して教育することを目標に取り組みました。
私はまず、口で説明するだけではなく自分がお手本となって教えたり、説明をする際には、仕事の話だけではなく、世間話もすることでコミュニケーションを大切にしました。
少しでも仲良くなることで仕事がしやすくなると思ってもらえると考えたからです。
結果、私は新人の研修期間を短く抑え、仕事にいち早く取りかかってもらうことでアルバイト先に貢献しました。
入社後は、この協調性があるという強みを活かし、周りとのコミュニケーションを大切にしながら仕事を円滑に進めていきたいと考えています。
例文2
私は、剣道部の部長を任されていました。
自分が部長になったからには、結果を残したいと思い、団体戦で県大会出場を目標に活動しました。
部長として活動していく中で、部活をまとめる難しさを課題に感じました。
そこで私は、部員とのコミュニケーションを大切にしながら、活動しました。
部活には一番最初に行き、全員と話す機会を作ったり、部員の意見を取り入れながら、みんなが活動しやすいような部活づくりを意識しました。
そうすることで、以前よりも部員全員が団結して、積極的に部活に取り組むことができました。
結果、最後の大会では団体戦二位に入賞することができました。
私はこの部長としての経験から協調性を得ることができました。
この協調性を活かして入社後は、組織として団結し大きな目標を達成するために取り組みたいと考えています。
【協調性をガクチカにしたい】まとめ
この記事では、ガクチカで協調性をアピールする際の書き方や伝え方を紹介してきました。
協調性の伝え方の大切さがわかったと思います。
協調性は伝え方を間違えてしまうと、企業が求めている人材には当てはまらなくなってしまうことがあるので、「伝え方」には特に注意して書くようにしましょう。
「伝え方」のおさらいとして「結果から協調性を得たという伝え方をする」、「協調性があるものとして伝える」、「主体性を損なわないような伝え方をする」があります。
今回解説してきた内容や例文を参考に自分のガクチカ製作に取り組んでみてください。
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