【例文アリ】高校の部活動についてガクチカで書いてもいいのか?注意点とポイントを解説
はじめに
「大学時代何もしてこなかったからガクチカに書けることがない」といった悩みを持っている方は多いのではないでしょうか。
この記事では、高校時代の部活動をガクチカで書いても良い方法をご紹介します。
ガクチカに書くことがない方やどんな事を書けば良いのか分からないという方は、参考にしてみてください。
【高校の部活動についてガクチカで書ける?】どうしても書きたい場合はガクチカで高校時代を書いても良い
「大学時代のガクチカが本当になくて困っている」、「高校時代の方が人とは違う良いガクチカが書けるエピソードがある」といった方は、もちろんいると思います。
ガクチカは大学時代のエピソードを書いた方が良いとされていますが、どうしても書きたい場合は、高校時代のガクチカを書いても良い場合があります。
その理由をご紹介します。
大学時代のガクチカがないならば書いて良い
大学時代のガクチカがない方が無理やりエピソードを絞り出しても平凡なガクチカとなってしまいます。
そうなってしまうと、反対に採用担当者から良い印象を貰えなくなってしまいます。
また、昨今のコロナウイルスの影響で大学内でのイベントなどが中止となり、行動も制限されたことによってガクチカを作ることが難しいと感じた人も多いと思います。
そのため、大学時代のエピソードが全くないと感じている方は高校時代のガクチカを書くことで、内容のあるエピソードを書くことができます。
ガクチカで採用担当者が見ているところ
ガクチカでは就活生の人柄や将来性を見ています。
そのため、過去のエピソードは求められていないのです。
ガクチカでは何を成し遂げたというよりも、自分はどのような性格や特性を持っているかを伝えることを意識しましょう。
そのため、大学時代何もできず、高校時代のエピソードを書くことになっても不安にならず、自分の人柄を最大限伝えられるガクチカを書きましょう。
【高校の部活動についてガクチカで書ける?】なぜ良くないとされているのか?
ガクチカは大学時代のことを指していることが多いです。
そのため、高校時代まで遡ってガクチカを書くのは良くないとされます。
なぜ良くないとされているのか、その理由をご紹介します。
ガクチカは大学時代を指していることが多い
ガクチカというのは「学生時代に力を入れたこと」という意味です。
そのため、小学校、中学校、高校時代でも良いのではと思う方もいるかもしれません。
しかし、採用担当者は「学生時代」とは大学時代のことであると考えている場合があります。
企業によっては、「大学時代に力を入れたこと」と指定するところもあります。
その企業であれば大学時代のガクチカを考える必要があります。
しかし、指定がない場合でも「大学時代のガクチカを求めていたのに」と思われてしまう可能性があります。
なので、なるべく大学時代のガクチカを書くようにしましょう。
大学時代に何もやっていないと思われる
上記でガクチカは基本的に大学時代のことを指していることが多いと述べました。
それにより、大学時代以前のことを書くと大学生活で何もしていない人、やる気のない人と捉えられてしまう可能性があります。
採用担当者は今の人柄を知りたいと思っているため、なるべく今に近いエピソードを書くようにしましょう。
【高校の部活動についてガクチカで書ける?】高校時代のガクチカを書く際の注意点
高校時代のガクチカはあまり良いとされていないため、書く際にはいくつか注意が必要となります。
特に大事な注意点を2つご紹介します。
高校時代のエピソードのみを書かない
高校のエピソードのみでは評価対象になる事はあまりないです。
高校時代のエピソードのみではなく、その経験から大学生活に活きていることを述べると良いでしょう。
採用担当者は今の人柄や可能性を知りたいと思っているため、高校時代のエピソードのみだと本来の自分を伝えることができません。
過去の栄光が聞きたいわけではない
採用担当者は大成功したエピソードが欲しいのではなく、就活生がどのような考えや目標からその行動を行ったのかを知りたいのです。
そのため、インパクトのある大成功したエピソードではなく、自分自身が積極的に行動できたことや失敗したことでも頑張れたエピソードを書くのが良いでしょう。
そして、その経験によって自分はどんなことを学んだのかを述べることも必要です。
【高校の部活動についてガクチカで書ける?】高校時代のガクチカを書く際のポイント
高校時代のガクチカは、評価がマイナスになるかもしれないと述べました。
しかし、書き方や話し方で評価が変化する可能性があります。
ガクチカを上手く書くためのポイントについて、ご紹介します。
大学での経験に繋げる
高校時代そのような経験をしたことで、大学生活にどのように活きたかを書きましょう。
そうすることで、大学時代のこともアピールすることができます。
大学時代のみだと他の人と差別化できないエピソードでも、高校時代のエピソードを含めればなぜそのような考えに至ったのかが明確になり、より自分の性格を採用担当者に知ってもらう事ができるでしょう。
そのため、学生時代の経験を合わせて書いておくことで、過去のエピソードから今の自分をアピールすることができます。
大学時代まで継続していることを書く
高校時代から続けていることがあるのであれば、その経験は大きなガクチカのエピソードとなります。
長年スポーツを続けている人はそこから学んだことや継続して得たことを述べることでそれまでの経験から積んだ人柄を採用担当者にも伝えることができるでしょう。
大学時代のエピソードをガクチカ以外の所で書く
自己PRやその他のアピールポイントで大学生活のことを書いていれば、ガクチカは高校生活のことを書いても良いと思います。
学生時代の経験から学んだことが重要であるため、自己PRでその学んだことを活用して自分の強みに出来ているエピソードを書くことで総合的にアピールが出来るのではないかと考えます。
よって、ガクチカ、自己PRのエピソードの一貫性を考えながら書きましょう。
【高校の部活動についてガクチカで書ける?】ガクチカを書いてみよう
ここからは、実際にガクチカを書く際の書き方や注意点をご紹介します。
フレームワークに沿った書き方をする
結論→目標・課題→行動→結果→学んだこと今後の活かし方の順番で書きましょう。
なぜこのような順番があるのかというと、文章を理論的にするためです。
ガクチカや自己PRは理論的に書くことで採用担当者に分かりやすく、簡潔に伝えることができます。
そのため、この順番は守るようにしましょう。
具体的に書く
エピソードの中で具体的な人数や時間を書ける所があったら定量的に書くのが良いでしょう。
「ただ毎日勉強しました」よりも「1日3時間勉強しました」とした方がより具体性が高く、信頼度の高いガクチカを書くことができます。
その経験を入社後にどう活かせるかをアピールする
学んだエピソードのみを書くのではなく、この学んだ経験を活かして企業でどのような働き方や業務のメリットを与えられるかを書きましょう。
また、ガクチカはそれぞれ企業に合ったことを書くと良いでしょう。
一々全て書き直すのは大変なので、最後に学んだことの活かし方を企業の業務や理念に沿ったことに書き直すのが良いでしょう。
営業職で求められる能力
営業職で求められる人材はコミュニケーション能力、課題発見力、情報収集力、ストレス耐性などです。
営業は、企業に直接利益をもたらす業務です。
よって、幅広い能力が必要となっています。
営業職の企業を受ける際はぜひ上記の能力を意識してガクチカを書いてみると良いでしょう。
しかし、企業によって求められている人材は違うため注意が必要です。
そのため、ESなどでガクチカを書く前に企業のホームページや説明会などで情報収集をしておくと良いでしょう。
【高校の部活動についてガクチカで書ける?】高校時代の部活動をアピールするガクチカの例文を紹介
例文①野球部
私が学生時代力を入れていたことは高校時代の野球部での部活動です。
私が在籍していた野球部は部員数が200名以上いました。
スポーツ推薦で入学する人も多く、なかなか試合の選抜に入ることができず、高校1年生の頃は常に補欠でした。
そこで、レギュラーメンバー入りをするという目標を立てました。
それからは、部活動の練習だけでなく家に帰ってからも筋トレなどの基礎練習を2時間毎日行いました。
さらに、コーチにお願いをしてマンツーマンで教えてもらうことで、自分のフォームを1から見直しました。
その結果、高校3年生の時にレギュラーメンバー入りをすることができました。
このことから、日々の練習の大事さや、自分自身の課題を発見する能力を身につけることができました。
貴社に入社した後も、結果が出ずに苦しむことがあると思いますが、諦めず努力し続けることができます。
例文②バレーボール部
私が学生時代に力を入れたことは、チームの士気を挙げることです。
私は高校時代バレーボール部の部長を1年間していました。
部長になったきっかけは、私が意識していた声掛けや気遣いから部員たちが推薦してくれたためでした。
最初は今までと同じ様に声掛けを意識して行っていたのですが、これだけではチームの士気は上がらないと感じました。
その理由としては、声掛けというのはその瞬間しか効力を発揮しないためです。
それからは、ミーティングの際に個人に対してフィードバックをする時間を設けたり、悪かったところがあったらどうしてそうなったのかを話し合うことにしました。
それを続けていくうちにチーム全体の士気が上がり、大会で結果を残すことはできませんでしたが部員は1人も辞めずに1年間を終えることができました。
この経験を通して、貴社に入社した際もチームの雰囲気が上手くいかないことがあったら冷静に対処をすることができます。
例文③軽音楽部
私が最も力を入れたことは高校時代の部活動です。
私は軽音楽部でベースを担当していました。
幼少期からクラリネットやピアノなどの楽器に触れていたため、自信はあったのですが実際やってみると、バンドメンバーと合わせることが難しくライブで納得のいく演奏ができませんでした。
バンドメンバーと合わせて良い演奏をライブで出来るようになるという目標を立てました。
それからは、週に3回のメンバーとの練習以外にも家に帰ってから2時間自主練習をしたり、学校が休みの日もメンバーと集まって防音室を借りるなどの練習を行いました。
その結果、3年生になる頃には息の合った演奏をすることができるようになりました。
仲間と協力する難しさと、同じ目標を共に成し遂げようと努力するやりがいを学ぶことができました。
例文④演劇部
私は学生時代は演劇部の活動に力を入れていました。
私が高校2年生の時に、演劇部の人数がわずか5人になってしまい、部活動存続の危機に陥ってしまいました。
そこで演劇部を継続するために、新入生歓迎会で良い劇を披露して演劇部の入部希望者を増やすという目標を立てました。
そこからは、どのようにしたら面白い劇ができるのかを話し合ったり、活動時間を週に3回から週5回に増やしたりすることでより洗練された劇を披露できるように試行錯誤をしました。
その結果、劇の評価は新入生から大好評をもらい、入部希望者も15人と多くの方に興味を持ってもらうことができました。
人数の少ない状態で劇を作り上げることは大変でしたが、諦めず継続するためにはどのようにすれば良いかを考える課題発見能力やチームの意見をまとめるコミュニケーション能力を身につけることができる経験をすることができました。
まとめ
ガクチカに何を書いたらいいのか分からない方は多くいると思います。
自己分析をしても何も思い浮かばないという人は、高校時代まで遡ることでガクチカに書けるエピソードがあるかもしれません。
少しでも良いガクチカが書けるよう、自分自身をしっかりと深堀をして考えてみましょう。
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